JP6413608B2 - ミキサーの混練制御方法および制御システム - Google Patents

ミキサーの混練制御方法および制御システム Download PDF

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Description

本発明は、ゴム等の材料を混練するミキサーの混練制御方法および制御システムに関するものであり、詳しくはミキサーがゴム等の材料を連続して混練する際の工程と工程との間の待機時間に、ミキサーのシール部に供給される潤滑油の量を最小限に抑えつつ、ロータを回転駆動させるモータの駆動軸およびその軸受の損傷を防止できるミキサーの混練制御方法および制御システムに関するものである。
ゴム等の材料を混練するミキサーは、混練室内に配置されロータ軸により回転して材料を混練するロータと、この混練室とロータ軸との間のシール部に潤滑油を供給する潤滑油供給機構とを備えている。このミキサーにおいて、潤滑油の供給量を制御する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のミキサーは、潤滑油を供給するポンプ用モータの回転速度を、ロータの回転速度に連動させることでシール部への潤滑油の供給量を調整することができる。つまり潤滑油の供給量が、ロータの回転速度に比例する構成になっている。
このミキサーでは、混練されたゴム等の材料を排出し、次の混練すべき材料(次のバッチの材料)が供給されるまでの待機時間に、ロータの回転速度を低下させた状態にすれば潤滑油の供給量が低減する。しかし、この待機時間もロータは回転し続け、このロータの回転速度に応じた量の潤滑油がシール部に供給され続けるので、待機時間が長くなる程、無駄な量の潤滑油が供給されることになる。
シール部に供給される潤滑油の量が過剰となると、潤滑油が混練室内に漏れ出す不具合が発生する場合がある。混練室内に潤滑油が漏れ出すと、この潤滑油によりゴム等の材料がロータ上を滑ってしまうので、混練が十分に行われない。
一方、待機時間にロータの回転を停止させるとともに潤滑油の供給も停止すれば潤滑油の供給量を最小限にすることが可能である。しかしながら、ロータの回転、停止を頻繁に行なうとロータを回転駆動させるモータの駆動軸および軸受に多大な負荷が生じ、損傷し易くなるという問題がある。
特開平06−70156号公報
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的はミキサーがゴム等の材料を連続して混練する際の工程と工程との間の待機時間に、ミキサーのシール部に供給される潤滑油の量を最小限に抑えつつ、ロータを回転駆動させるモータの駆動軸およびその軸受の損傷を防止できるミキサーの混練制御方法および制御システムを提供することである。
上記の目的を達成するための本発明のミキサーの混練制御方法は、モータの駆動軸によりロータ軸を回転駆動し、前記ロータ軸に取り付けられて混練室内で回転するロータにより未加硫ゴムを含む材料を混練しつつ、前記混練室と前記ロータ軸との間のシール部に潤滑油供給機構により潤滑油を供給するミキサーの混練制御方法において、前記駆動軸をボールベアリング軸受により回転可能に支持し、複数のバッチの前記材料を順次、1バッチ分ずつ連続的に混練する工程中に、前記混練室内に前記材料がない場合は、前記モータの回転を停止させることにより前記ロータの回転を停止させて、これと同時またはこの時点から予め設定した時間経過後に前記潤滑油供給機構から前記シール部への潤滑油の供給を停止させる待機モードに設定し、前記混練室内に前記材料がある場合には、前記待機モードを解除することにより前記モータを回転させて前記ロータの回転を開始させ、かつ、前記潤滑油の供給を開始させて、前記材料を混練することを特徴とする。
本発明のミキサーの混練制御システムは、モータと、このモータの駆動軸により回転駆動されるロータ軸と、混練室内に配置され前記ロータ軸により回転して未加硫ゴムを含む材料を混練するロータと、この混練室とこのロータ軸との間のシール部に潤滑油を供給する潤滑油供給機構とを備えるミキサーの制御システムにおいて、前記駆動軸を回転可能に支持するボールベアリング軸受と、前記混練室内の前記材料の有無を検知するセンサと、このセンサからの検知信号に基づいて前記ロータの回転速度および前記潤滑油の供給量を制御する制御装置とを備え、複数のバッチの前記材料を順次、1バッチ分ずつ連続的に混練する工程中に、前記センサが前記混練室内に前記材料がないと判断した場合には、前記制御装置が、前記モータの回転を停止させることにより前記ロータの回転を停止させて、これと同時またはこの時点から予め設定した時間経過後に前記潤滑油供給機構から前記シール部への潤滑油の供給を停止させる待機モードに設定し、前記センサが前記混練室内に前記材料があると判断した場合には、前記制御装置が前記待機モードを解除することにより前記モータを回転させて前記ロータの回転を開始させ、かつ、前記潤滑油の供給を開始させる構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、センサ等により混練室内に材料があるかないかを判断するので、材料がないと判断した場合は、ロータの回転を停止させ、これに伴って潤滑油の供給を停止することができる。それ故、待機時間が長くなっても潤滑油が過剰に供給されて混練室内に漏れ出すことを抑制できる。これにより混練室内の材料が、潤滑油によりロータ上を滑ってしまい十分に混練されない不具合を回避するには有利になる。また、潤滑油の浪費抑制にも有益である。
ロータを停止させる前に潤滑油の供給が停止されることがないので、シール部の発熱や焼き付きは回避される。モータの駆動軸がボールベアリング軸受によって回転可能に支持されているので、モータの回転と停止を繰り返し行なう条件下でも、これらの部品に過大な負荷が作用し難くなる。そのため、駆動軸や軸受が摩耗する等の不具合を回避できる。
本発明では、待機モードを解除する際に、潤滑油の供給を開始させると同時またはこの時点から予め設定した経過時間後にロータの回転を開始させることもできる。これにより、待機モードを解除した後のシール部の発熱や焼き付きを回避するには有利になる。
駆動軸の回転を、減速機を介してロータ軸に伝える構成にすることもできる。減速機を介在させるとモータを停止した後に再始動する際の回転負荷が増大し、駆動軸およびその軸受の摩耗や損傷等が発生し易い環境となる。そのため、本発明を適用すればこれらの不具合の発生を抑制するにはより効果的である。
混練する材料としては例えば、加硫系配合剤が混入された未加硫ゴムを対象にする。加硫系配合剤が混入された未加硫ゴム(いわゆるファイナルゴム)は、加硫系配合剤が混入されていない未加硫ゴム(いわゆるノンプロゴム)よりもロータに対して滑り易い。そのため、本発明を適用すれば滑りなく十分に混練するにはより効果的である。
本発明の制御システムが設置されるミキサーとその周辺機器を例示する説明図である。 図1のA−A断面でミキサーを例示する説明図である。 図2に示すミキサーが混練された材料を排出する状態を断面で例示する説明図である。 制御システムの概要をロータ軸およびシール部の周辺を図2のB−B断面視にして例示する説明図である。 制御システムの制御フローを例示する説明図である。 図5に示す待機モードの制御フローを例示する説明図である。 図5に示す再始動モードの制御フローを例示する説明図である。
以下、本発明のミキサーの混練制御方法および制御システムを図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1〜4に例示するように本発明の制御システム1が設置されるミキサー2は、密閉型ミキサー(いわゆるバンバリーミキサー)である。図1に例示するようにミキサー2には、減速機3を介してミキサー2に動力を伝達するモータMが併設されている。本発明ではこのモータMの駆動軸4を、ボールベアリング軸受5により回転可能に支持している。駆動軸4の回転は、減速機3を介してミキサー2のロータ軸6に伝達される。
図2〜4に例示するようにミキサー2は、ロータ軸6に支持されて混練室7内に配置されるロータ8と、混練室7とロータ軸6との間のシール部9に潤滑油を供給する潤滑油供給機構10とを備えている。
混練室7には平行に対置された2本のロータ軸6のそれぞれにロータ8が軸支されて設置されている。混練室7の上方には材料11を投入するための投入口12が設けられていて、この投入口12から投入される材料11は混練室7内に導かれる。この投入口12から混練室7に至る経路の途中部分にはラム13が配置されていて、このラム13はラム軸14を介して昇降機構15により上下方向に移動可能な状態でミキサー2に設置されている。
図2に例示するように材料11を混練する際にはラム13は下方に移動し、混練室7を閉止して密閉状態にする。図3に例示するように材料11を投入口12から投入する際にはラム13は上方に移動し、混練室7の上方を開口状態として投入された材料11が混練室7内に移動できる状態にされている。
混練室7の下方には混練した材料11を排出するための排出口16が形成され、その近傍には排出口16を開閉する蓋体17が設置されている。この実施形態では、混練室7内の材料11の有無を検知するセンサ18が蓋体17の混練室7側の面に設置されている。
センサ18は、例えば混練室7内に向かってレーザ光を照射してこの反射光により、材料11の有無を検知するレーザセンサ18を用いることができる。このセンサ18は、蓋体17に限らずラム13の下面や混練室7の内壁面に設置することもできる。また複数のセンサ18を蓋体17やラム13等に設置することにより、材料11の有無を検知する精度を向上することもできる。このセンサ18は逐次測定を行い、混練室7内の材料11の有無を監視することができる。
図4に例示するように、ロータ軸6は混練室7の壁部19に形成される貫通孔を通じて
混練室7の内部から外部に延設され、減速機3を介してモータMの駆動軸4に連結されている。このモータMは可変速型のモータであり、混練される材料11の種類や状態に応じてその回転速度を適宜変更することができる。このモータMの回転速度の制御は、モータMに有線または無線の信号線20を介して接続されている制御装置21からの信号により行われる。
混練室7の壁部19とロータ軸6との間にはシール部9が形成され、混練室7内の材料11等が外部に漏出しないように構成されている。このシール部9には、近傍に設置される潤滑油供給機構10から発熱や焼き付きを防止するために潤滑油が適宜供給される。
この潤滑油供給機構10は、シール部9に潤滑油を供給するための注入配管22と、タンク23内の潤滑油をこの注入配管22を介してシール部9に供給するためのポンプ24と、ポンプ24を駆動するためのポンプ用モータMpとを備えている。
このポンプ用モータMpは可変速型のモータであり、ポンプ用モータMpに有線または無線の信号線25を介して接続される制御装置21からの信号によりその回転速度は制御される。ポンプ用モータMpの回転速度の制御により、シール部9に供給される潤滑油の供給量を変化させることができる。
次にミキサー2の混練制御方法について説明する。ミキサー2でゴム等の材料11を混練する場合は、まず投入口12から混練室7内に材料11が投入される。このときラム13は、図3に例示するように上昇している。尚、ゴム以外の必要な配合剤も適宜、適量、投入口12或いは別の入口から混練室7に投入される。混練室7内に材料11等が投入された後にラム13が下降し、図2に例示するように混練室7は密閉状態となる。
混練室7内に投入された材料11や配合剤等は、ロータ8の回転により撹拌、混練される。このときシール部9にはロータ8の回転速度に応じて潤滑油供給機構10から潤滑油が供給され続ける。材料11が所定時間混練された後には、図3に例示するように蓋体17を動作させて、排出口16から混練された材料11を排出させる。混練された材料11が排出された後は、蓋体17を再び動作させて排出口16を閉止する。混練された材料11の排出に伴いラム13が上昇して、次のバッチの材料11が投入口12から投入され、上記と同様にロータ8により混練される。このようにして順次、1バッチ分の材料11が混練される。
この実施形態では、混練された材料11がミキサー2から排出され、その後、新たな材料11が混練室7内に投入されるまでの間(待機時間の間)、ロータ8は回転し続ける構成としている。ミキサー2が材料11の混練を連続的に行なう上記の工程を以下通常モードという。
このミキサー2に投入される材料11は、それ以前のいくつかの工程により処理されることもあるので、前工程の遅れ等により、ミキサー2に投入すべき材料11がなく、待機時間が長くなる場合がある。
本発明では、図5に例示するようにセンサ18により混練室7内の材料11の有無を検知する。混練室7内に材料11がある場合は、ミキサー2は上記の通常モードにより材料11の混練を連続して実行する。前工程の遅れ等によりミキサー2に投入する材料11が無い場合は、混練室7内に材料11がない状態となる。このときセンサ18の信号を受け、制御装置21は待機モードに移行する。
図5および図6に例示するように、混練室7内に材料11が存在しない旨の信号をセン
サ18から受けた制御装置21は、待機モードに移行し、ロータ8に動力を伝達するモータMを停止させる。即ちモータMの回転速度Nをゼロとして、これによりロータ8の回転を停止させる。
モータMを停止させた後、制御装置21はポンプ用モータMpを停止する。即ちポンプ用モータMpの回転速度NMpをゼロとして、これによりシール部9への潤滑油の供給を停止する。このときロータ8に取り付けられるロータ軸6の回転は停止しているので、潤滑油の供給を停止したとしても、シール部9の発熱や焼き付き等の不具合は発生しない。
この構成によれば混練室7に材料11がない待機時間に、シール部9への潤滑油の供給を停止できるので、シール部9から混練室7内に潤滑油が漏れ出す不具合の発生を抑制するには有利である。材料11が未加硫ゴムの場合は、ゴム材料にカーボンブラックや種々の充填剤などの非加硫系配合剤を混入して混練する工程(ノンプロ混練)や、この工程の後に硫黄や加硫促進剤などの加硫系配合剤を混入して混練する工程(ファイナル混合)などのように複数回に分けて混練される。このファイナル混合の工程における未加硫ゴム(ファイナルゴム)は、ロータ8に対して滑りやすい状態となっていることが多い。
本発明を採用したミキサー2は混練室7内に潤滑油がほとんど漏れ出さず、ファイナル混合の工程における未加硫ゴムを混練する際に未加硫ゴムが滑ることを抑制しながら混練できるので、材料11を効率的に混練するには一段と有利となる。
モータMの回転停止によりロータ8の回転を停止させた後、その時点から予め定めた経過時間後に、ポンプ用モータMpの回転を停止させ潤滑油の供給を停止させるので、シール部9に発熱や焼き付きが発生することを抑制するには有利となる。
この予め設定した経過時間は、例えば1.0〜10.0秒、好ましくは1.0〜5.0秒、さらに好ましくは1.0〜3.0秒とする。この時間が長すぎると、既に停止しているロータ軸6のシール部9に潤滑油が過剰に供給される可能性がある。
他方でモータMを停止する前に、潤滑油の供給を停止するとシール部9が高温となり焼き付き等が発生する可能性がある。そのため、モータMが停止する前に潤滑油の供給が停止される状態になることは避けている。
このロータ8を停止させるタイミングと、潤滑油の供給を停止させるタイミングとは同時とすることもできる。つまりモータMとポンプ用モータMpを同時に停止する構成にすることもできる。
このミキサー2の制御システム1は、混練室7に材料11が投入されるまでこの待機モードを維持し、ロータ8を回転させるモータMとポンプ用モータMpを停止させた状態とする。即ち、モータMの回転速度Nとポンプ用モータMpの回転速度NMpはともにゼロとなる状態に維持される。混練室7に材料11が投入されると、センサ18がこれを検知してその旨を制御装置21に伝達する。このセンサ18からの信号を受けて、制御装置21は再始動モードへ移行する。
図7に例示するように再始動モードに移行した制御装置21は、ポンプ用モータMpを回転させてこの回転速度NMpを所定の回転速度NMp1以上として、シール部9への潤滑油の供給を再開する。このとき供給される潤滑油の量は、例えば通常モード時に供給される潤滑油量と同程度とすることができる。
その後、モータMを回転させてこの回転速度Nを所定の回転速度NM1以上とする。
シール部9への潤滑油の供給を再開した後で、この時点から予め設定した経過時間後に、モータMの回転を開始させるのでシール部9の発熱や焼き付きを抑制するのに有利である。
この予め設定した経過時間は、上記と同様に、例えば1.0〜10.0秒、好ましくは1.0〜5.0秒、さらに好ましくは1.0〜3.0秒とする。また潤滑油の供給を再開させるタイミングと、モータMの回転を開始させるタイミングとは同時とすることもできる。
モータMを停止状態から回転させる際に、ロータ軸6とロータ8の回転に対する摩擦抵抗や慣性力等の影響により駆動軸4およびその軸受には負荷が発生するが、本発明では軸受にボールベアリング軸受5を採用しているので、過大な負荷が作用し難くなる。それ故、モータMの回転および停止を頻繁に繰り返したとしても、駆動軸4やその軸受(ボールベアリング軸受5)が摩耗する等の不具合を回避できる。
従来はモータの駆動軸の軸受にメタル軸受(すべり軸受)が採用されていた。そして、ゴム混練用のミキサーは、非常に大規模な装置であるため、モータの頻繁な回転、停止に伴い駆動軸およびメタル軸受に摩耗や損傷が発生する可能性が高かった。そのため、特に短い待機時間についてはミキサーのモータを停止させることはまったく考慮されていなかった。
そのような従来常識を打ち破って、本発明ではモータMの駆動軸4をボールベアリング軸受5により回転可能に支持することにより、モータMの駆動軸4およびボールベアリング軸受5に過大な負荷が発生することを抑制している。これにより、駆動軸4やボールベアリング軸受5に不具合を発生させることなく、モータMの回転、停止を頻繁に繰り返す制御を実現している。
駆動軸4とロータ軸6との間に減速機3が設置されている場合には、減速機3内に配置される複数の歯車等によって駆動軸4の回転に対する摩擦抵抗や慣性力等の影響はさらに大きくなる。このような一段と過酷な条件下においても本発明によれば駆動軸4やその軸受に対する不具合を回避できる。
モータMの回転を再開させた後に、制御装置21は通常モードへ移行して材料11の混練を再開する。
通常モードにおいては、制御装置21はモータMの回転速度に応じて、ポンプ用モータMpの回転速度を変化させる制御を行う。これにより、シール部9への負荷に応じて潤滑油が供給されるので、シール部9の発熱等を抑制するには有利となる。
このシール部9に温度センサを設置して、通常モードの際には制御装置21がシール部9の温度に応じてポンプ用モータMpの回転速度を変化させる構成にすることもできる。これにより、シール部9が発熱している場合は、ロータ8の回転速度に関わらず適切な量の潤滑油を供給することができる。
センサ18は、レーザセンサに限らず混練室7内の材料11の有無を検知できる機能を有していればよい。例えば、ロータ軸6に回転トルクを検知するトルクセンサを設置し、このトルクセンサの値に応じて材料11の有無を検知する構成にすることもできる。混練室7内に材料11がありロータ8が材料11に接触しながら回転する場合はロータ軸6に発生するトルクが大きくなり、材料11がなくロータ8が混練室7内で回転している場合はロータ軸6に発生するトルクは小さくなることから、材料11の有無を検知することが
できる。同様の理屈により、ロータ軸6の回転に要する電力を計測する電力計をセンサ18として用いることもできる。
また投入口12および排出口16にレーザセンサ等を設置して、材料11の通過を検知する構成を利用することもできる。排出口16から材料11が排出されたにも関わらず、投入口12を材料11が通過していない場合は、混練室7内に材料11がないと判断し、投入口12を材料11が通過している場合は混練室7内に材料11があると判断する。
この構成により、材料11が混練室7内に到達する前に材料11が供給されることを検知して、制御装置21は再始動モードに移行することができる。即ちロータ8が材料11と接触する前の段階で、モータMの回転を開始させることができる。ロータ8が材料11と接触することにより発生する回転抵抗がない状態で、モータMを始動させることができるので、モータMの駆動軸4およびボールベアリング軸受5に発生する負荷を低減することができる。
その他にも、混練室7内の材料11の有無を検知する方法が挙げられる。例えば、順次ミキサー2に投入される材料11の残バッチ数が制御装置21に入力される構成にする。そして、この残バッチ数がゼロになった際に制御装置21は混練室7内に材料11がないと判断する。或いは、残バッチ数がゼロになるとともに混練工程の停止信号が制御装置21に入力された際に混練室7内に材料11がないと判断する。このように制御装置21をセンサ18として機能させることもできる。
尚、本発明はモータMが非可変速型であっても適用できる。また、ポンプ用モータMpが非可変速型であってもよい。
1 制御システム
2 ミキサー
3 減速機
4 駆動軸
5 ボールベアリング軸受
6 ロータ軸
7 混練室
8 ロータ
9 シール部
10 潤滑油供給機構
11 材料
12 投入口
13 ラム
14 ラム軸
15 昇降機構
16 排出口
17 蓋体
18 センサ
19 壁部
20 信号線
21 制御装置
22 注入配管
23 タンク
24 ポンプ
25 信号線
M モータ
Mp ポンプ用モータ

Claims (8)

  1. モータの駆動軸によりロータ軸を回転駆動し、前記ロータ軸に取り付けられて混練室内で回転するロータにより未加硫ゴムを含む材料を混練しつつ、前記混練室と前記ロータ軸との間のシール部に潤滑油供給機構により潤滑油を供給するミキサーの混練制御方法において、
    前記駆動軸をボールベアリング軸受により回転可能に支持し、複数のバッチの前記材料を順次、1バッチ分ずつ連続的に混練する工程中に、前記混練室内に前記材料がない場合は、前記モータの回転を停止させることにより前記ロータの回転を停止させて、これと同時またはこの時点から予め設定した時間経過後に前記潤滑油供給機構から前記シール部への潤滑油の供給を停止させる待機モードに設定し、
    前記混練室内に前記材料がある場合には、前記待機モードを解除することにより前記モータを回転させて前記ロータの回転を開始させ、かつ、前記潤滑油の供給を開始させて、前記材料を混練することを特徴とするミキサーの混練制御方法。
  2. 前記待機モードを解除する際に、前記潤滑油の供給を開始させると同時またはこの時点から予め設定した経過時間後に前記ロータの回転を開始させる請求項1に記載のミキサーの混練制御方法。
  3. 前記駆動軸の回転を、減速機を介して前記ロータ軸に伝える請求項1または2に記載のミキサーの混練制御方法。
  4. 前記材料として加硫系配合剤が混入された未加硫ゴムを対象にする請求項1〜3のいずれかに記載のミキサーの混練制御方法。
  5. モータと、このモータの駆動軸により回転駆動されるロータ軸と、混練室内に配置され前記ロータ軸により回転して未加硫ゴムを含む材料を混練するロータと、この混練室とこのロータ軸との間のシール部に潤滑油を供給する潤滑油供給機構とを備えるミキサーの制御システムにおいて、
    前記駆動軸を回転可能に支持するボールベアリング軸受と、前記混練室内の前記材料の有無を検知するセンサと、このセンサからの検知信号に基づいて前記ロータの回転速度および前記潤滑油の供給量を制御する制御装置とを備え、
    複数のバッチの前記材料を順次、1バッチ分ずつ連続的に混練する工程中に、前記センサが前記混練室内に前記材料がないと判断した場合には、前記制御装置が、前記モータの回転を停止させることにより前記ロータの回転を停止させて、これと同時またはこの時点から予め設定した時間経過後に前記潤滑油供給機構から前記シール部への潤滑油の供給を停止させる待機モードに設定し、
    前記センサが前記混練室内に前記材料があると判断した場合には、前記制御装置が前記待機モードを解除することにより前記モータを回転させて前記ロータの回転を開始させ、かつ、前記潤滑油の供給を開始させる構成にしたことを特徴とするミキサーの混練制御システム。
  6. 前記制御装置が前記待機モードを解除する際に、前記潤滑油の供給を開始させると同時またはこの時点から予め設定した経過時間後に前記ロータの回転を開始させる構成にした請求項5に記載のミキサーの混練制御システム。
  7. 前記駆動軸と前記ロータ軸との間に介設される減速機を備えた請求項5または6に記載のミキサーの混練制御システム。
  8. 前記材料として加硫系配合剤が混入された未加硫ゴムを対象にする請求項5〜7のいずれかに記載のミキサーの混練制御システム。
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