JP3041817U - 混練装置 - Google Patents

混練装置

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JP3041817U
JP3041817U JP1997000552U JP55297U JP3041817U JP 3041817 U JP3041817 U JP 3041817U JP 1997000552 U JP1997000552 U JP 1997000552U JP 55297 U JP55297 U JP 55297U JP 3041817 U JP3041817 U JP 3041817U
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bearing
kneading tank
kneading
washer
rotary shaft
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太郎 三宅
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太郎 三宅
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混練装置に関し、攪拌具に連結される回転軸
のベアリングの潤滑剤が混練槽内に侵入すること及び混
練槽の原料粉がベアリングに詰まることを防止できるよ
うにした混練装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 混練槽1の端壁2に固定され、混練槽1
の端壁2を貫通する回転軸3を端壁2に対して回転自在
に支持する軸受4と端壁2との間に座金14を介在さ
せ、この座金14の内周面の軸方向の一部を拡径するこ
とにより、前記回転軸3とこの内周面との間に緩衝溝1
5を形成する。この緩衝溝15で毛細管現象を遮断し
て、潤滑剤が混練槽1内に侵入することが防止され、原
料粉などを遠心力で緩衝溝15内に放散させて軸受4に
侵入することが防止される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、混練装置に関し、特に軸受の潤滑剤が混練槽内に侵入することを防 止できると共に混練槽内の原料粉などがベアリングに詰まることを防止できるよ うにした混練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、例えば素麺の原料粉を混練する混練装置としては、溝型の 混練槽1と、この混練槽1の両端壁2を回転自在に貫通する回転軸3と、この回 転軸3に外嵌されると共に、混練槽1の両端壁2外面に固定された軸受4と、回 転軸3の両端部をこれら軸受4の外側で回転自在に支持するフレーム5とを備え るものがある。
【0003】 この混練槽1は、ハンドル7に連結されたウオーム軸8で軸受4に固定された ウォームホイール9を回転させることより前記回転軸3の周りに起伏させること ができるようにしてあり、外部から供給される動力により、チェーン伝動機構1 0を介して回転軸3を回転させることにより、回転軸3に固定された例えばアー ム状の混練具を回転させて混練槽1内の処理物、例えば素麺原料粉などを混練す るようにしている。
【0004】 更に前記軸受4は、図4に示すように、回転軸3に外嵌されるメタル、ボール ベアリング、ローラーベアリングなどの公知の軸受からなるベアリング本体11 と、このベアリング本体11を保持し、端壁2の外面に平皿頭ボルト17及びナ ット18によって固定されるハウジング12とを備え、このハウジング12には 、給油手段から供給される潤滑剤をベアリング本体11に導く導油路13が形成 されている。
【0005】 このハウジング12の内周面と回転軸4との隙間は、混練槽1の内外を遮断す るために、できるだけ小さくすることが好ましいとされている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このハウジング12の内周面と回転軸3の外周面との隙間が狭くな ると、一種の毛細管現象により潤滑剤がその隙間に入り易くなり、この隙間を通 って混練槽1内に滲み出し易くなることが分かった。
【0007】 この潤滑油の混練槽1への滲出は、ベアリング本体11として含油メタルを用 い給油手段及び導油路13を省略した場合にも観察されている。 又、混練槽1内からは原料粉が回転軸3に連結されたパドルなどの攪拌具によ ってベアリング本体11内に押し込まれ、ベアリング本体11と回転軸3との間 の潤滑を損ね、非常に大きい抵抗を生じることが分かった。
【0008】 そこで、例えば0リングなどの封止部材を用いて軸受4から混練槽1への潤滑 剤の流出を防止することを試みたのであるが、回転軸3が軸受4のハウジング1 2に対して回転するので、確実に軸受4から混練槽1への潤滑剤の流出を防止す ることができなかった。
【0009】 又、原料粉のベアリング本体11への侵入は0リングなどの封止部材を用いて も阻止することができなかった。 本考案は、上記の事情を考慮してなされたものであり、軸受4に供給される潤 滑剤が混練槽1内に侵入することと原料粉がベアリング本体に侵入することとを 防止できるようにした混練装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案に係る混練装置は、前記軸受4と側壁2との 間に座金14を介在させ、この座金14の内周面の軸方向の一部又は全部を拡径 することにより、前記回転軸3とこの内周面との間に緩衝溝15を形成したこと を特徴とするものである。
【0011】 本考案によれば、緩衝溝15の部分で座金14の内周面と回転軸3との間隔が 大きくなるので、毛細管現象により回転軸3を伝って軸受4から混練槽1内に向 かう潤滑剤はこの緩衝溝15を越えて混練槽1に向かうことはなく、軸受4に供 給される潤滑剤が混練槽1内に浸入しなくなる。
【0012】 又、混練槽1側から座金14と回転軸3との間に押し込まれた原料粉はこの緩 衝溝15の部分で回転軸3の回転による遠心力で回転軸3から分離され、ベアリ ング本体11まで到達しなくなり、ベアリング本体11に原料粉が詰まって回転 抵抗が増大することが防止される。
【0013】
【考案の実施の形態】
本考案の一実施例に係る混練装置を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下 の通りである。
【0014】 図2の側面図に示すように、本考案の一実施例に係る混練装置は、U字溝型の 混練槽1と、これの両端壁2を回転自在に貫通する回転軸3と、この回転軸3に 外嵌されると共に、混練槽1の両端壁2外面に固定された軸受4と、回転軸3の 両端部をこれら軸受4の外側で回転自在に支持するフレーム5とを備える。
【0015】 この混練槽1は、チェーン伝動機構16を介して互いに連動させた左右1対の ウォーム軸8をフレーム5に回転可能に支持させたハンドル7で回転させ、これ ら左右1対のウオーム軸8で軸受4に固定されたウォームホイール9を回転させ ることにより前記回転軸3の周りに起伏させることができるようにしてある。
【0016】 又、外部から供給される動力により、別のチェーン伝動機構10を介して回転 軸3を回転させることにより、回転軸3に固定された例えばアーム状の混練具を 回転させて混練槽1内の処理物、例えば素麺原料粉などを混練するようにしてい る。
【0017】 図1に示すように、前記軸受4は回転軸3に外嵌されるメタル、ボールベアリ ング、ローラーベアリングなどの公知の軸受からなるベアリング本体11と、こ のベアリング本体11を保持し、端壁2の外面に固定されるハウジング12とを 備え、このハウジング12には、給油手段から供給される潤滑剤をベアリング本 体11に導く導油路13が形成されている。
【0018】 又、この軸受4と混練槽1の端壁2との間には座金14を介在させてあり、こ の座金14の内周面の軸方向の一部を拡径することにより、前記回転軸3とこの 内周面との間に緩衝溝15を形成している。又、この緩衝溝15の下部は通路1 9を介して下方に開放してある。
【0019】 又、座金14の中心部には例えば合成樹脂など食品衛生上安全性が問題になら ない軸受け20を設け、混練槽1の端壁2に回転軸3を挿通するために形成した 孔21と回転軸3との間をできるだけ狭く詰めるようにしている。
【0020】 なお、前記軸受4と座金14とは例えば6本のボルト22により連結され、座 金14と端壁2とは適当数(例えば6組)の平皿頭ボルト及びナットにより互い に固定される。
【0021】 さて、導油路13からベアリング本体11に供給され、更にハウジング12と 回転軸3との隙間を通って緩衝溝15に到達した潤滑剤(潤滑油)を混練槽2側 に移動させる毛細管現象はこの緩衝溝15で途切れ、この緩衝溝15を越えて混 練槽1に向かうことはなく、軸受4に供給される潤滑剤が混練槽1内に浸入しな くなるのである。
【0022】 又、混練槽1内から軸受20と回転軸3との隙間に押し込められた原料粉など は、この緩衝溝15の所で回転軸3の回転に伴って遠心力を生じ、回転軸3から 離れて緩衝溝15内に放散される。従って、原料粉などがベアリング本体11に 到達することはなく、ベアリング本体11に原料粉が詰まって回転軸3が回転で きなくなることを防止できる。
【0023】 なお、この座金14の外形形状は、簡単な段付回転体型に形成しているので、 簡単に、かつ、安価に形成することができる。 この実施例では、座金14の内周面の軸方向の外端側の一部分を拡径して緩衝 溝15を形成しているが、座金14の内周面の軸方向の内端側、即ち、端壁2側 の一部分を拡径して緩衝溝15を形成したり、座金14の内周面の軸方向の中央 部の一部分を拡径して緩衝溝15を形成したりすることができ、又、座金14の 内周面の軸方向の全体にわたって軸受4のハウジング12の内周面よりも拡径し て端壁2と軸受4との間全体にわたって緩衝溝15を形成することもできる。
【0024】 なお、混練槽1、回転軸3、混練具、軸受4、座金14の材質は特に限定され ず、例えば鋳鉄、可鍛鋳鉄、錬鉄などを含む鉄、構造用炭素鋼、ステンレス鋼な どを含む鋼の他に、真鍮、銅、砲金、青銅、アルミニウムなどの非鉄金属、合成 樹脂など用途に対応して最適の材質を選択して用いることができ、例えば素麺原 料粉などの食品原料の混練に用いる混練装置の場合、処理物に接触する混練槽1 、回転軸3、混練具、座金14及び軸受け19などには食品衛生上適当とされる ステンレス鋼、アルミニウム、合成樹脂などを用いればよい。
【0025】 又、本考案に用いる混練具の形状は、特に特に限定されず、スクリュー型、螺 旋板型、螺旋棒型、アーム型など一般に混練具に採用される公知の形状のものを 用いればよい。
【0026】 更に、本考案は、給油手段及び導油路13を備える場合に限らず、ベアリング 本体11として含油メタルを用い給油手段及び導油路13を省略した場合にも適 用できる。
【0027】
【考案の効果】 以上に説明したように、本考案は、前記軸受と側壁との間に座金を介在させ、 この座金の内周面の軸方向の一部又は全部を拡径することにより、前記回転軸と この内周面との間に緩衝溝を形成したので、毛細管現象によってベアリング本体 から混練槽に移動する潤滑剤の流れをこの緩衝溝で遮断することができ、混練槽 への潤滑剤の浸入を防止できる効果が得られる。
【0028】 又、混練槽内の攪拌具によって回転軸の周囲に押し込まれる原料粉などは、回 転軸の回転により原料粉に生じる遠心力により緩衝溝内で回転軸から離れ、緩衝 溝内に放散されるので、ベアリング本体まで到達することがなく、ベアリング本 体に原料粉が詰まって回転軸の回転抵抗が増大することを防止できる。
【0029】 更に、本考案は、従来の構成に座金を付加するだけの簡単な構成であるので、 簡単に、かつ、安価に実施できる。 本考案において、座金の外形形状を単純な段付回転体型に形成する場合には、 座金の外形を例えば旋盤加工により簡単に、かつ、安価に形成することができ、 一層コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の要部の断面図である。
【図2】本考案の正面図である。
【図3】従来例の正面図である。
【図4】従来例の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 混練槽 2 端壁 3 回転軸 4 軸受 5 フレーム 14 座金 15 緩衝溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溝型の混練槽と、この混練槽の両端壁を
    回転自在に貫通する回転軸と、この回転軸に外嵌される
    と共に、混練槽の両端壁外面に固定された軸受と、回転
    軸の両端部をこれら軸受の外側で回転自在に支持するフ
    レームとを備える混練装置において、 前記軸受と側壁との間に座金を介在させ、この座金の内
    周面の軸方向の一部又は全部を拡径することにより、前
    記回転軸とこの内周面との間に油切溝を形成したことを
    特徴とする混練装置。
JP1997000552U 1997-02-10 1997-02-10 混練装置 Expired - Lifetime JP3041817U (ja)

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JP1997000552U JP3041817U (ja) 1997-02-10 1997-02-10 混練装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016078347A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 横浜ゴム株式会社 ミキサーの混練制御方法および制御システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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