JP7415300B2 - 潤滑油供給装置および潤滑油供給方法 - Google Patents
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Description
見出し、本発明を完成させるに至った。
ゴム練りミキサーのローターと、チャンバーに設けられたダストシールとの摩擦部分へ潤滑油を供給する潤滑油供給装置であって、
ゴム練り中における前記ダストシールの温度を測定する温度センサと、
前記温度センサによって測定された前記ダストシールの温度に基づいて、前記潤滑油の供給量を制御する供給量制御部とを備えており、
前記供給量制御部が、
測定された温度が高い場合には、潤滑油の供給量を増量させ、
測定された温度が低い場合には、潤滑油の供給量を減量させる供給量制御部であり、
さらに、ゴム練り中における前記ローターの回転数に基づいて、潤滑油の供給量を制御し、
前記供給量制御部における潤滑油の供給量の制御が、
前記ダストシールの温度および前記ローターの回転数のそれぞれを複数の範囲に分割して組み合わせることにより、複数のゾーンを形成し、
形成された各ゾーンに対応して、潤滑油の供給量を制御するように構成されていることを特徴とする記載の潤滑油供給装置である。
前記供給量制御部が、前記温度センサによって測定された前記ダストシールの温度が、予め設定されている温度区分のいずれに属するかを判定し、判定された区分に基づいて、前記潤滑油の供給量を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油供給装置である。
前記潤滑油が、モーターの回転により供給され、
前記モーターが、インバーターによって回転数が変更できるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の潤滑油供給装置である。
ゴム練りミキサーのローターと、チャンバーに設けられたダストシールとの摩擦部分へ潤滑油を供給する潤滑油供給方法であって、
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の潤滑油供給装置を用いて、
前記温度センサによって測定された前記ダストシールの温度、および、前記ローターの回転数に基づいて、前記潤滑油の供給量を制御することを特徴とする潤滑油供給方法である。
最初に、本実施の形態に係る潤滑油供給装置が設けられるゴム練りミキサーについて説明する。
1.基本的な構成
本実施の形態において、ゴム練りミキサーは、従来のゴム練りミキサーと、基本的な構成は同様である。
(1)ゴム練りミキサーへの潤滑油供給装置の取付け
上記のような構造のゴム練りミキサー20を用いてゴムの混練りを行うと、シールリング40とローター24、25とが摺動されて摩擦が生じる。そこで、従来より、ゴム練りミキサー20に潤滑油供給装置10(図3参照)を取り付けて、摺動部であるシールリング40とローター24、25との界面に潤滑油を供給することにより、この摩擦を緩和することが図られている。
上記した潤滑油の供給に際して、従来は、ローター24、25の回転数が高い場合にはモーター12の回転数を高くして潤滑油の供給量を多くし、ローター24、25の回転数が低い場合にはモーター12の回転数を低くして潤滑油の供給量を少なくさせるという制御を行っていた。
本発明者は、潤滑油の供給量制御についての改善のために、種々の実験と検討を行った。その結果、上記のような事態の発生を確実に防止するためには、従来の潤滑油供給装置における制御、即ち、練りゴムの配合に関係なく、一律にローターの回転数に基づいて、潤滑油の供給量を制御するのではなく、練りゴムの配合によって変化するゴム練り時のダストシール(シールリング)の温度に基づいて、潤滑油の供給量を制御する必要があることが分かり、本発明の完成に至った。
そこで、本実施の形態に係る潤滑油供給装置においては、図2(b)に示すように、ダストシールとして設けられたシールリング40の端部に温度センサ50を取り付けて、ゴム練り中に変化するシールリング40の温度を測定するようにしている。そして、温度センサ50によって測定されたシールリング40の温度に基づいて、潤滑油の供給量を制御、具体的には、測定された温度が高い場合には潤滑油の供給量を増量させ、測定された温度が低い場合には潤滑油の供給量を減量させる供給量制御部(図示せず)が設けられている。
(a)ローターの回転数を加味した制御
本実施の形態において、供給量制御部は、上記したダストシール(シールリング)の温度に基づいて潤滑油の供給量を制御する制御機能に加えて、従来と同じ、ゴム練り中におけるローターの回転数に基づいて潤滑油の供給量を制御する制御機能も併せ持たせることが好ましい。このように、ダストシールの温度に加えて、ローターの回転数も加味して、潤滑油の供給量を制御、調整することにより、異常発熱や異常摩耗などのトラブルの発生をより低減して、安定したゴム練りを行うことができる。
本実施の形態における潤滑油の供給量制御は、温度センサによる測定結果に基づいて、連続的に行うことが好ましいが、小さな温度変化にも対応して、頻繁に供給量を制御することは、ゴム練りミキサーの安定的な運転を維持する面からは、好ましいこととは言えない。
上記した各区分やゾーン、および、対応した潤滑油の供給量については、種々の配合の練りゴムをテスト練りするなどして、予め、設定しておき、そのデータを練りゴムの配合と対応させる形で、供給量制御部に記憶させておくことが好ましい。これにより、ゴム練りミキサーの操作盤上にタッチパネルを配置した場合、練りゴムの配合を入力するだけで、適切な潤滑油の供給量の制御がタッチパネル上に示されて、確認することができる。そして、制御を自動で行わせることができ、必要に応じて、手動で、設定を変更するなどして、制御することもできる。
なお、本実施の形態において、潤滑油を供給するモーターとしては、インバーターによって回転数が変更できるように構成されているモーターが好ましく使用される。
本実施の形態に係る潤滑油供給方法は、上記した潤滑油供給装置を用いて、ゴム練り中に、ゴム練りミキサーのローターと、チャンバーに設けられたダストシール(シールリング)との摩擦部分へ、適切な量の潤滑油を供給するものである。
事前の検討により設定した潤滑油の供給量の制御内容、具体的には、ローターの回転数について、30rpm以下、30rpmを超え45rpm以下、45rpmを超え65rpm以下の3区分とする一方、ダストシールの温度について、55℃以下、55℃を超え85℃未満、85℃以上の3区分として、図5に示すゾーン1~ゾーン9を形成し、表1に示す各ゾーンにおける潤滑油の供給量を、予め供給量制御部に記憶させた潤滑油供給装置が取り付けられたゴム練りミキサーを用いて、ゴム練りを行った。なお、表1では、ゾーン7における供給量を100%として、各ゾーンにおける供給量を相対的に示している。
表3に示すように、事前の検討により設定した潤滑油の供給量の制御内容、具体的には、ローターの回転数が45rpmを超え65rpm以下の場合の潤滑油の供給量を100%として、45rpm以下の場合には潤滑油の供給量を80%にすることを、予め供給量制御部に記憶させた潤滑油供給装置が取り付けられたゴム練りミキサーを用いて、ゴム練りを行った。なお、表3では、表1と対比できるように、同じゾーン区分で示している。また、潤滑油の供給量100%は実施例における潤滑油の供給量100%と同じ供給量であり、実施例と同様に、インバーターによってモーターの回転数を変更させることにより、供給量を変化させた。
実施例、比較例のそれぞれから得られた練りゴムには、相違が見られず、実施例の潤滑油供給装置が取り付けられたゴム練りミキサーを用いて、ゴム練りを行った場合、潤滑油の供給量を少なくしても、従来と相違ない練りゴムが得られることが確認できた。
12 モーター
14 インバーター
16 潤滑油貯槽部
18a~18d 潤滑油供給管
20 ゴム練りミキサー
22 チャンバー
24、25 ローター
24a、25a ローター軸
24b、25b 翼
30~33 支軸
40 シールリング
50 温度センサ
C1、C2 ローターの回転軸
G 練りゴム
Claims (4)
- ゴム練りミキサーのローターと、チャンバーに設けられたダストシールとの摩擦部分へ潤滑油を供給する潤滑油供給装置であって、
ゴム練り中における前記ダストシールの温度を測定する温度センサと、
前記温度センサによって測定された前記ダストシールの温度に基づいて、前記潤滑油の供給量を制御する供給量制御部とを備えており、
前記供給量制御部が、
測定された温度が高い場合には、潤滑油の供給量を増量させ、
測定された温度が低い場合には、潤滑油の供給量を減量させる供給量制御部であり、
さらに、ゴム練り中における前記ローターの回転数に基づいて、潤滑油の供給量を制御し、
前記供給量制御部における潤滑油の供給量の制御が、
前記ダストシールの温度および前記ローターの回転数のそれぞれを複数の範囲に分割して組み合わせることにより、複数のゾーンを形成し、
形成された各ゾーンに対応して、潤滑油の供給量を制御するように構成されていることを特徴とする記載の潤滑油供給装置。 - 前記供給量制御部が、前記温度センサによって測定された前記ダストシールの温度が、予め設定されている温度区分のいずれに属するかを判定し、判定された区分に基づいて、前記潤滑油の供給量を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の潤滑油供給装置。
- 前記潤滑油が、モーターの回転により供給され、
前記モーターが、インバーターによって回転数が変更できるように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の潤滑油供給装置。 - ゴム練りミキサーのローターと、チャンバーに設けられたダストシールとの摩擦部分へ潤滑油を供給する潤滑油供給方法であって、
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の潤滑油供給装置を用いて、
前記温度センサによって測定された前記ダストシールの温度、および、前記ローターの回転数に基づいて、前記潤滑油の供給量を制御することを特徴とする潤滑油供給方法。
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