JP6413438B2 - 車両用ドアハンドル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両ドアに取付けられる車両用ドアハンドル装置に関する。
下記特許文献1には、車両ドアに取付けられるドアハンドル装置(以下、単に「ドアハンドル装置」ともいう)の一例が開示されている。このドアハンドル装置は、インサイドハンドルが引かれた状態であるフルストローク位置(開扉位置)から初期位置へと復帰したときに発生する打音について、インサイドハンドルをフルストローク位置まで回動させても美観を損なうことなく当該打音を低減するための構造を備えている。この構造はインサイドハンドルに割り当てられた専用の緩衝部材によって構成されている。
特開2005−76367号公報
(発明が解決しようとする課題)
ところで、この種のドアハンドル装置においては、ハンドルが初期位置からフルストローク位置まで引かれたときにハンドル側のストッパとフレーム側のストッパが直接当たることによって衝撃が生じる。ハンドルがフレーム部材から離脱しないようにいずれのストッパも強度及び剛性の高い材料によって構成されている場合には、このような衝撃がとりわけ大きくなる。その結果、過大な打音が発生したりハンドルの操作フィーリングが低下したりすることが懸念される。特に、フレーム部材が金属製のドアアウタパネルに組付けられ、ハンドルがドアアウタパネルの車外側に配置されるアウトサイドハンドルであるドアハンドル装置の場合、アウトサイドハンドルがフルストローク位置や初期位置へとストロークしたときに生じる衝撃がアウトサイドハンドルからフレーム部材を介して金属製のドアアウタパネルに伝わることで打音が増幅されて響き易くなる。
そこで、この種のドアハンドル装置の設計に際しては、アウトサイドハンドルが初期位置からフルストローク位置まで引かれたときに生じる衝撃を抑えたいという要請がある。また、その場合、部品点数を増やすことのない安価且つ簡便な構造を使用したいという要請がある。ところが、特許文献1に記載のドアハンドル装置は、インサイドハンドルがフルストローク位置から初期位置に復帰する際の打音を低減させる構造を有するのみであり、また専用の緩衝部材を必要とするため、上記の各要請に応えることができない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、車両用ドアハンドル装置において、アウトサイドハンドルがフルストローク位置まで引かれたときに生じる衝撃を部品点数を増やすことなく抑えるのに有効な技術を提供することである。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するため、本発明に係る車両用ドアハンドル装置は、車両ドアに取付けられる装置であり、フレーム部材と、アウトサイドハンドルと、シール部材と、を含む。フレーム部材は、車両ドアの外表面を構成するドアアウタパネルに車内側から組付けられる。アウトサイドハンドルは、一方端及び他方端を備える長尺状に形成され、一方端側の部位に設けられるとともにハンドル回動中心となるハンドル軸部と、他方端側の部位に設けられるとともにハンドル側ストッパを有する係合脚部とを備える。このアウトサイドハンドルでは、ハンドル軸部及び係合脚部のそれぞれがドアアウタパネルに開口形成された開口部を通じて当該ドアアウタパネルの車外側からフレーム部材に組付けられる。また、のアウトサイドハンドルは、ハンドル軸部を中心に初期位置とフルストローク位置との間で回動し且つフルストローク位置ではハンドル側ストッパとフレーム部材のフレーム側ストッパとの係合により初期位置とは反対側への回動が阻止される。シール部材は、弾性材料からなり、本体部及び延在部を備える部材である。シール部材の本体部は、ドアアウタパネルの開口部においてアウトサイドハンドルとドアアウタパネルとの間をシールする機能を果たす。シール部材の延在部は、本体部からフレーム部材のフレーム側ストッパとハンドル側ストッパとが対向する第1領域まで延在する。この場合、フレーム側ストッパは、アウトサイドハンドルがハンドル軸部を中心にフルストローク位置まで回動したときに生じる衝撃をシール部材の延在部のうち第1領域に位置する第1緩衝片を介して受ける。これにより、アウトサイドハンドルがフルストローク位置まで引かれたときに生じる衝撃を弾性を有する第1緩衝片によって緩和することが可能になる。その結果、過大な打音が発生したりアウトサイドハンドルの操作フィーリングが低下したりするのを阻止できる。特に、この衝撃がアウトサイドハンドルからフレーム部材を介して金属製のドアアウタパネル伝わることで打音が増幅されて響き易くなるのを抑えることができる。また、本来のシール機能を有するシール部材の一部を利用して衝撃緩和機能を有する第1緩衝片を構成しており、部品点数を増やすことなく衝撃緩和構造を構築できる。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、シール部材の延在部は、更にフレーム側ストッパを挟んで第1緩衝片とは反対側の第2領域に位置する第2緩衝片と、第1緩衝片と第2緩衝片とを連結する1又は複数の連結片と、を備える。この場合、フレーム側ストッパは、アウトサイドハンドルがハンドル軸部を中心に当該アウトサイドハンドルの初期位置まで回動したときに生じる衝撃をシール部材の延在部のうち第2緩衝片を介して受ける。これにより、アウトサイドハンドルがフルストローク位置まで引かれたときに生じる衝撃を弾性を有する第1緩衝片によって緩和する一方で、アウトサイドハンドルが初期位置まで復帰したときに生じる衝撃を弾性を有する第2緩衝片によって緩和することが可能になる。この場合、シール部材の延在部は、アウトサイドハンドルの二方向のストローク動作に対応して衝撃緩和を行う2つの緩衝片を備えるため合理的である。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、フレーム部材のフレーム側ストッパは、シール部材の延在部に係合する係合構造を備える。この係合構造によれば、フレーム部材に対するシール部材の位置決めを容易に行うことが可能になる。この場合、アウトサイドハンドルが一体的に組み付けられるフレーム部材に対してシール部材が位置決めされる結果、フレーム部材、アウトサイドハンドル及びシール部材の相対的な位置を一義的に定めることができる。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、係合構造は、フレーム側ストッパが連結片が係合する係合溝を隔てて互いに分断され且つ第1緩衝片と第2緩衝片とによって挟まれた合凸部によって構成される。この場合、延在部の連結片が係合溝に係合した係合状態では、延在部は緩衝片の延在方向への移動、及び連結片の延在方向への移動が係合凸部によって規制されるため、この係合状態が容易に解除されるのを阻止できる。この場合、シール部材の延在部は、第1緩衝片及び第2緩衝片がいずれもアウトサイドハンドルの延在方向に沿って互いに平行状に延在するのが好ましい。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、係合凸部は、アウトサイドハンドルがハンドル軸部を中心にフルストローク位置まで回動したときに生じる衝撃を受ける部位から当該衝撃の作用方向に沿って延出する補強用リブを備えるのが好ましい。この補強用リブによれば、係合凸部からなるフレーム側ストッパの寸法を必要強度の確保のために大きくする必要がなく、ドアハンドル装置が大型化するのを阻止できる。
上記構成の車両用ドアハンドル装置では、補強用リブは、アウトサイドハンドルに当該アウトサイドハンドルの延在方向に沿った所定方向の荷重が作用したときに所定方向に付勢された係合脚部に当接して係合脚部からの荷重を受ける荷重受け面を備えるのが好ましい。これにより、アウトサイドハンドルが荷重の作用方向へ移動するのを補強用リブを利用して阻止することができる。
以上のように、本発明によれば、車両用ドアハンドル装置において、アウトサイドハンドルが初期位置からフルストローク位置まで引かれたときに生じる衝撃を部品点数を増やすことなく抑えることが可能になった。
図1は本実施の形態の車両用ドアハンドル装置100の構造を示す分解斜視図である。 図2は図1の車両用ドアハンドル装置100をアウトサイドハンドル120が初期位置にある状態において示す側面図である。 図3は図1中の車両用ドアハンドル装置100をアウトサイドハンドル120がフルストローク位置にある状態において示す側面図である。 図4は図1のシール部材150の斜視図である。 図5は図4中のシール部材150の延在部153がフレーム部材110に取付けられた状態を示す図である。 図6は図4中のシール部材150の延在部153がフレーム部材110に取付けられた状態を示す断面図である。 図7はアウトサイドハンドル120が初期位置からフルストローク位置まで引かれたときの様子を示す図である。 図8は図6中の延在部153の変更例にかかる延在部253を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。なお、当該図面では、車両前方及び車両後方をそれぞれ矢印X1及び矢印X2で示し、車両上方及び車両下方をそれぞれ矢印Y1及び矢印Y2で示し、車両外方及び車両内方をそれぞれ矢印Z1及び矢印Z2で示している。車両ドアに取付けられる前の状態の車両用ドアハンドル装置に対して、また車両ドアに取付けられた後の状態の車両用ドアハンドル装置に対して、これらの方向を適用することができる。
図1に示されるように、本実施の形態の車両用ドアハンドル装置(以下、単に「ドアハンドル装置」ともいう)は、車両ドア10、特に車両ドア10を構成するドアアウタパネル11に取り付けられる。ドアアウタパネル11は、車両ドア10の外表面を構成する金属製のドアパネルである。ドアハンドル装置100は、複数の構成部品が一体状に組み付けられたアセンブリ(「アッシー」ともいう)として構成されており、当該複数の構成部品にはフレーム部材110、アウトサイドハンドル120、軸受部材130、シール部材140,150が含まれている。
フレーム部材110は、車両前後方向X1,X2に沿って長尺状に延在する部材であり、車両ドア10のドアアウタパネル11に車内側から組付けられる。このフレーム部材110は、アウトサイドハンドル120と係合することによって当該アウトサイドハンドル120を保持する機能を果たす。このフレーム部材110が本発明の「フレーム部材」に相当する。フレーム部材110の前端側の部位には開口部111が開口形成され、フレーム部材110の後端側の部位には開口部112が開口形成されている。アウトサイドハンドル120のうちフレーム部材110との係合のための係合部分は、シール部材140の貫通穴141、シール部材150の貫通穴151、ドアアウタパネル11の開口部(図示省略)及びフレーム部材110の開口部111,112を通じて車外側から車内側に突出するように構成されている。
フレーム部材110のうち開口部111の近傍において車両上下方向Y1,Y2に互いに離間して配置された一対のフレーム壁部のそれぞれには支持開口113が開口形成されている。これらの支持開口113,113はそれぞれ、軸受部材130の一対の支持軸部131,131のそれぞれを回動可能に支持する軸受として構成されている。この場合、各支持開口113は車外側に向けて開口し、且つ各支持軸部131の軸径に相当する開口幅を有するように構成されている。このため、軸受部材130の各支持軸部131を車外側(図1の上方)からフレーム部材110の各支持開口113に嵌め込むことによって、軸受部材130がフレーム部材110に対して組付け準備位置に設定される。その後、軸受部材130は支持開口113においてフレーム部材110に支持された状態で支持軸部131を中心に回動することで最終的な組付け完了位置に設定される。フレーム部材110のうち開口部112の近傍において車両上下方向Y1,Y2に互いに離間して配置された一対のフレーム壁部の内壁面のそれぞれにはフレーム側ストッパ115が設けられている。このフレーム側ストッパ115が本発明の「フレーム側ストッパ」に相当する。
アウトサイドハンドル120は、フレーム部材110と同様に車両前後方向X1,X2に沿って長尺状に延在し一方端及び他方端を備えるグリップ型のハンドル部分(「アウトサイドハンドル」ともいう)として構成される。ユーザはこのアウトサイドハンドル120を手指で把持して車両ドア10の開閉操作を行うことができる。このアウトサイドハンドル120が本発明の「アウトサイドハンドル」に相当する。
アウトサイドハンドル120のハンドル前端側の部位(一方端側の部位)にはフレーム部材110の開口部111に挿入される係合アーム121が設けられている。係合アーム121は、車両上下方向Y1,Y2に延在する円柱状のハンドル軸部122を備え、このハンドル軸部122において軸受部材130に回動可能に取付けられる。即ち、アウトサイドハンドル120の一方端側の部位に設けられたハンドル軸部122がアウトサイドハンドル120のハンドル回動中心となる。このため、軸受部材130がフレーム部材110に一体状に組み付けられた状態では、アウトサイドハンドル120は、ハンドル軸部122を中心にして初期位置とフルストローク位置との間で車両外方Z1及び車両内方Z2に回動可能となる。
一方で、アウトサイドハンドル120のハンドル後端側の部位(他方端側の部位)にはフレーム部材110の開口部112に挿入される係合脚部123が設けられている。この係合脚部123は、フレーム部材110側に向けて延出する部位であり、略L字状の断面形状を有する。この係合脚部123は、フレーム部材110に回動可能に支持されたレバー部材(カウンタウエイト)114に係合している。レバー部材114は、係合脚部123を車両内方Z2に引き込むためのコイルスプリング(図示省略)に連結され、且つ連結ロッド(図示省略)を介してドアロック機構(図示省略)に連結されている。このため、アウトサイドハンドル120がハンドル軸部122を中心にして図2に示す初期位置から図3に示すフルストローク位置まで回動した場合、係合脚部123がコイルスプリングの弾性付勢力に抗して車両外方Z1に向けて移動することによってドアロック機構がロック状態からアンロック状態に切替わる。また、この係合脚部123の延出先端領域(アウトサイドハンドル120の他方端側の部位)には、アウトサイドハンドル120がハンドル軸部122を中心に図3に示すフルストローク位置まで回動したときに、フレーム部材110のフレーム側ストッパ115との係合によりアウトサイドハンドル120のそれ以上の回動(図2に示す初期位置とは反対側への回動)を阻止するためのハンドル側ストッパ124が設けられている。詳細については後述するが、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置まで回動したときには、フレーム側ストッパ115及びハンドル側ストッパ124は、両者の間にシール部材150の一部を介在させた状態で間接的に当接するように係合する。このハンドル側ストッパ124が本発明の「ハンドル側ストッパ」に相当する。
上記のように、アウトサイドハンドル120では、概してハンドル軸部122及び係合脚部123のそれぞれがドアアウタパネル11に開口形成された開口部111,112を通じてドアアウタパネル11の車外側からフレーム部材110に組付けられる。これらハンドル軸部122及び係合脚部123がそれぞれ本発明の「ハンドル軸部」及び「係合脚部」に相当する。
シール部材140は、アウトサイドハンドル120の前端側の部位とドアアウタパネル11との間に介装されるプレート状の部材である。シール部材150は、アウトサイドハンドル120の後端側の部位とドアアウタパネル11との間に介装されるプレート状の部材である。これら2つのシール部材140,150はいずれも合成樹脂やゴム等の弾性材料からなり、それぞれの部材がアウトサイドハンドル120とドアアウタパネル11との間に形成される隙間をシールする隙間シール機能を有する。これにより、水や空気等がドアアウタパネル11よりも車両内方に浸入するのが阻止される。
ところで、アウトサイドハンドル120が初期位置からフルストローク位置(開扉位置)まで引かれたときやフルストローク位置から初期位置へと復帰したときに、当該アウトサイドハンドル120がフレーム部材110に直接当たることで大きな衝撃が生じる。その結果、過大な打音が発生したりアウトサイドハンドル120の操作フィーリングが低下したりすることが懸念される。この場合、アウトサイドハンドル120がフレーム部材110から離脱しないように、ハンドル側ストッパ124を含むアウトサイドハンドル120とフレーム側ストッパ115を含むフレーム部材110はいずれも強度及び剛性の高い材料、典型的には硬質の樹脂材料によって構成されている。従って、上記のような打音の発生や操作フィーリングの低下の問題がより顕著になる。また、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置や初期位置へとストロークしたときに生じる衝撃がアウトサイドハンドル120からフレーム部材110を介して金属製のドアアウタパネル11に伝わることで打音が増幅されて響き易くなる。
そこで、本実施の形態のシール部材150は、本来の隙間シール機能に加えてアウトサイドハンドル120がフルストローク位置や初期位置へとストロークしたときに生じる衝撃を緩和する衝撃緩和機能(衝撃を吸収する「衝撃吸収機能」ともいう)を有する。このシール部材150が本発明の「シール部材」に相当する。この目的のために、図4に示されるように、シール部材150は、隙間シール機能を果たすべくフレーム部材110の開口部112(ドアアウタパネル11の開口部)においてアウトサイドハンドル120とドアアウタパネル11との間をシールする環状の本体部150aと、いずれも衝撃緩和機能を果たす緩衝片152及び一対の延在部153,153を備えている。各延在部153は、緩衝片152よりも車両後方側に配置されている。一対の延在部153,153は、車両上下方向Y1,Y2について所定間隔を隔てて配置されている。ここでいう本体部150a及び各延在部153がそれぞれ本発明の「本体部」及び「延在部」に相当する。
緩衝片152は、本体部150aの前端側の開口縁に連接して設けられている。この緩衝片152は、本体部150aの外表面150bよりも車両外方Z1へ突出した係合面152aを備えている。この緩衝片152は、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置から初期位置へと復帰したときに、フレーム部材110とアウトサイドハンドル120との間に介在して、係合面152aにおいて衝撃を緩和或いは吸収する機能を果たす。
図4及び図5が参照されるように、各延在部153は、本体部150aのうち緩衝片152よりも車両後方側の開口縁に連設して設けられている。延在部153は、本体部150aからフレーム側ストッパ115とハンドル側ストッパ124とが対向する第1領域110aまで延在するように構成されている。この延在部153は、車両外内方向Z1,Z2に互いに離間し且つ車両前後方向X1,X2(アウトサイドハンドル120の延在方向)に沿って互いに平行状に延在する第1緩衝片154及び第2緩衝片155を備えている。また、第1緩衝片154と第2緩衝片155とが1つの連結片156を介して互いに連結されている。この連結片156は、車両前後方向X1,X2についての寸法が、第1緩衝片154及び第2緩衝片155の車両前後方向X1,X2についての寸法を下回るように構成されている。即ち、この延在部153は、車両上下方向Y1,Y2の側面視が略「エ」字状或いは「I」字状となるように構成されている。ここでいう第1緩衝片154、第2緩衝片155及び連結片156がそれぞれ本発明の「第1緩衝片」、「第2緩衝片」及び「連結片」に相当する。
第1緩衝片154は、本体部150aの内表面150cよりも車両内方Z2へ突出して第1領域110aに位置するように構成され、その突出先端部に係合面154aを有する。第2緩衝片155は、本体部150aの外表面150bよりも車両外方Z1へ突出しフレーム側ストッパ115を挟んで第1緩衝片154とは反対側の第2領域110bに位置するように構成され、その突出先端部に係合面155aを有する。この場合、第1緩衝片154は、アウトサイドハンドル120が初期位置からフルストローク位置へと引かれたときに、フレーム部材110のフレーム側ストッパ115とアウトサイドハンドル120のハンドル側ストッパ124との間に介在して、係合面154aにおいて衝撃を緩和或いは吸収する機能を果たす。一方で、第2緩衝片155は、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置から初期位置へと復帰したときに、フレーム部材110のフレーム側ストッパ115とアウトサイドハンドル120との間に介在して、係合面155aにおいて衝撃を緩和或いは吸収する機能を果たす。
尚、緩衝片152の係合面152a、第1緩衝片154の係合面154a、第2緩衝片155の係合面155aはいずれも、複数組の凹凸が所定方向(例えば、車両前後方向X1,X2)に連続して配置された凹凸構造を備えるのが好ましい。この凹凸構造によれば、所望の衝撃緩和性能を確保できる程度に緩衝片の厚みを保ちながら体積を抑えて軽量化を図ることができる。
アウトサイドハンドル120がストローク時にフレーム部材110に当たることによって生じる衝撃は、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置まで引かれたときよりもアウトサイドハンドル120が初期位置に復帰したときの方が大きいのが一般的である。そこで、本実施の形態の延在部153は、第2緩衝片155の大きさが第1緩衝片154の大きさを上回り、且つ第2係合面155aのうちアウトサイドハンドル120との接触に係る接触総面積が第1係合面154aのうちアウトサイドハンドル120との接触に係る接触総面積を上回るように構成されるのが好ましい。また、延在部153の第2緩衝片155は、アウトサイドハンドル120が初期位置へと復帰したときに生じる衝撃を和らげる(クッション性を向上させる)ための中空部154bを備えるのが好ましい。これによりアウトサイドハンドル120が初期位置に復帰したときに生じる過大な衝撃を緩和するのに効果的である。
シール部材150は、フレーム部材110への取付けのための複数の係止部を備えている。図4が参照されるように、複数の係止部には、本体部150aから延出する後側係止爪150dと、貫通穴151の開口縁部151aと、緩衝片152から延出する前側係止爪152bと、が含まれている。後側係止爪150dは、フレーム部材110に設けられた係合凹部110cに係合するように構成されている。開口縁部151aには、フレーム部材110に設けられた係止爪110dが引っ掛けられるように構成されている。前側係止爪152bは、図6に示されるように、車両内方Z2に延出した後に車両前方X1に沿って延出することによって形成された係合凹部152cを備えている。この係合凹部152cにフレーム部材110の開口部112の開口縁112aが係合する。
一方で、フレーム部材110のフレーム側ストッパ115は、シール部材150との位置決めのために各延在部153に係合する係合構造を備えている。この係合構造は、図5が参照されるように、フレーム側ストッパ115が車両前後方向X1,X2について係合溝119を隔てて互いに分断され且つ車両外内方向Z1,Z2について第1緩衝片154と第2緩衝片155とによって挟まれた第1係合凸部116及び第2係合凸部117によって構成されている。第1係合凸部116及び第2係合凸部117はいずれもフレーム部材110の内壁面から車両上方Y1或いは車両下方Y2に延出する凸状リブとして構成されている。この係合構造によれば、フレーム部材110に対するシール部材150の位置決めを容易に行うことが可能になる。この場合、アウトサイドハンドル120が一体的に組み付けられるフレーム部材110に対してシール部材150が位置決めされる結果、フレーム部材110、アウトサイドハンドル120及びシール部材150の相対的な位置を一義的に定めることができる。
この係合構造によれば、第1係合凸部116の係合壁116a及び第2係合凸部117の係合壁117aはいずれも、フレーム側ストッパ115に延在部153が係合した係合状態(係合溝119に連結片156が嵌め込まれた状態)で、第1緩衝片154に対向配置されるように構成されている。また、この係合状態では第1係合凸部116の係合壁116b及び第2係合凸部117の係合壁117bはいずれも、第2緩衝片155に対向配置されるように構成されている。第1係合凸部116は、係合壁116aと係合壁116bとの間に延在する係合壁116cを備え、第2係合凸部117は、係合壁117aと係合壁117bとの間に延在する係合壁117cを備え、これら係合壁116c及び係合壁117cによって係合溝119が区画形成されている。
係合溝119は、その車両前後方向X1,X2の溝幅が連結片156の車両前後方向X1,X2の厚みに概ね合致し、且つその車両外内方向Z1,Z2の溝長さ(係合壁116aと係合壁116bとの距離、或いは係合壁117aと係合壁117bとの距離)が連結片156の車両外内方向Z1,Z2の長さに概ね合致するように寸法設定されている。これにより、延在部153をフレーム側ストッパ115に確実に係合させることができる。また、2つの緩衝片154,155を連結するのに1つの連結片156を用いるため、緩衝片の連結のために必要な空間を小さく抑えることができる。一方で、必要に応じては複数の連結片を介して2つの緩衝片154,155を連結する構造を採用してもよい。
また、この係合構造によれば、延在部153に作用する車両外方Z1への荷重に対しては係合壁116a,117aがともに第1緩衝片154に当接して対抗し、当該延在部153に作用する車両内方Z2への荷重に対しては係合壁116b,117bがともに第2緩衝片155に当接して対抗し、当該延在部153に作用する車両前後方向X1,X2への荷重に対しては係合壁116c,117cが連結片156に当接して対抗することができる。要するに、延在部153の1つの連結片156が係合溝119に係合した係合状態では、延在部153は車両前後方向X1,X2(緩衝片154,155の延在方向)への移動、及び車両外内方向Z1,Z2(連結片156の延在方向)への移動が2つの係合凸部116,117によって規制されるため、この係合状態が容易に解除されるのを阻止できる。
尚、係合溝119を隔てて配置された2つの係合凸部116,117からなるフレーム側ストッパ115の場合、車両前後方向X1,X2についての寸法及び車両外内方向Z1,Z2についての寸法を大きくすることなく、フレーム側ストッパ115に必要な強度を確保するのが好ましい。このため、本実施の形態のフレーム側ストッパ115では、2つの係合凸部116,117のうちの車両後方側の第2係合凸部117に補強用リブ118が設けられている。この補強用リブ118は、アウトサイドハンドル120がハンドル軸部122を中心にフルストローク位置まで回動したときに生じる衝撃を受ける部位(係合壁117a)から当該衝撃の作用方向に沿って車両内方Z2へ延出するように構成されている。この補強用リブ118が本発明の「補強用リブ」に相当する。この補強用リブ118によれば、2つの係合凸部116,117からなるフレーム側ストッパ115の寸法を必要強度の確保のために大きくする必要がなく、ドアハンドル装置100が大型化するのを阻止できる。
第2係合凸部117の補強用リブ118は荷重受け面118aを備えるのが好ましい。荷重受け面118aは、アウトサイドハンドル120に当該アウトサイドハンドル120の延在方向に沿った車両後方X2への荷重が作用したときに車両後方X2に付勢された係合脚部123に当接して係合脚部123からの荷重を受ける機能を果たす。この荷重受け面118aが本発明の「荷重受け面」に相当する。アウトサイドハンドル120に対するこのような荷重の作用は、例えばユーザがアウトサイドハンドル120を手指で把持して行う通常のドア開閉操作時において生じ得る。ここれにより、アウトサイドハンドル120が荷重の作用方向へ移動するのを補強用リブ118を利用して阻止することができる。
上記構成の延在部153の作用効果については図7が参照される。図7に示されるように、アウトサイドハンドル120が初期位置からフルストローク位置まで引かれたとき、係合脚部123のハンドル側ストッパ124は図7中の矢印方向に回動した後にシール部材150の各延在部153のうち第1緩衝片154に当接する。一方で、フレーム部材110のフレーム側ストッパ115(係合凸部116,117)は、係合壁116a,117aにおいて第1緩衝片154に当接してハンドル側ストッパ124から第1緩衝片154に作用する荷重に対抗する。このとき、ハンドル側ストッパ124が各第1緩衝片154の係合面154aを押圧することによって、各第1緩衝片154は車両外方Z1へ押し縮められるように弾性変形する。最終的に、ハンドル側ストッパ124のフルストローク位置からのそれ以上の回動(初期位置とは反対側への回動)はフレーム側ストッパ115によって間接的に阻止される。即ち、ハンドル側ストッパ124は、フレーム側ストッパ115との間に第1緩衝片154を介在させた状態でフレーム側ストッパ115と間接的に当接するように係合するため、フルストローク位置まで回動したアウトサイドハンドル120はそれ以上回動することができなくなる。
この場合、いずれも硬質の合成樹脂材料によって構成されたハンドル側ストッパ124(アウトサイドハンドル120側の要素)とフレーム側ストッパ115(フレーム部材110側の要素)との間に弾性を有する2つの第1緩衝片154,154が介在する。このため、フレーム側ストッパ115は、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置まで引かれたときに生じる衝撃をシール部材150の2つの第1緩衝片154,154を介して受けることになる。その結果、この衝撃を弾性を有する2つの第1緩衝片154,154によって緩和することができ、過大な打音が発生したりアウトサイドハンドル120の操作フィーリングが低下したりするのを阻止できる。特に、この衝撃がアウトサイドハンドル120からフレーム部材110を介して金属製のドアアウタパネル伝わることで打音が増幅されて響き易くなるのを抑えることができる。
尚、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置から初期位置へと復帰したときも同様に、アウトサイドハンドル120とフレーム側ストッパ115との間に弾性を有する2つの第2緩衝片155,155が介在する。更に、弾性を有する緩衝片152も同様にアウトサイドハンドル120とフレーム側ストッパ115との間に介在する。このため、フレーム側ストッパ115は、アウトサイドハンドル120が初期位置まで復帰したときに生じる衝撃をシール部材150の3つの緩衝片152,155,155を介して受けることになる。その結果、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置まで引かれた場合と同様に、この衝撃を弾性を有する3つの緩衝片152,155,155によって緩和することができ、過大な打音が発生したりアウトサイドハンドル120の操作フィーリングが低下したりするのを阻止できる。特に、アウトサイドハンドル120から受ける衝撃を3つの緩衝片152,155,155による三点で受けることができるため衝撃緩和効果が高まる。
上記構成のドアハンドル装置100によれば、来のシール機能を有するシール部材150の一部を利用して衝撃緩和機能を有する第1緩衝片154及び第2緩衝片155を構成しており、部品点数を増やすことなく衝撃緩和構造を構築できる。この場合、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置まで引かれたときに生じる衝撃を弾性を有する第1緩衝片154によって緩和する一方で、アウトサイドハンドル120が初期位置まで復帰したときに生じる衝撃を弾性を有する第2緩衝片155によって緩和することが可能になる。シール部材150の延在部153は、アウトサイドハンドル120の二方向のストローク動作に対応して衝撃緩和を行う2つの緩衝片154,155を備えるため合理的である。
上記構成のシール部材150では、延在部153の別の形態として、図8に示されるような形状の延在部253を採用することもできる。この延在部253は、第1緩衝片154と同形状の第1緩衝片254と、第2緩衝片155と同形状の第2緩衝片255とを備え、第1緩衝片254と第2緩衝片255の両端部同士が2つの連結片256,256によって連結されている。即ち、この延在部253は、車両上下方向Y1,Y2の側面視が略「ロ」字状となるように構成されている。この延在部253の中央領域に形成された方形の開口部257に凸状のフレーム側ストッパ115を嵌め込むことによって延在部253をフレーム側ストッパ115に係合させることができる。
この係合構造によれば、フレーム側ストッパ115の係合壁115a及び係合壁115bがそれぞれ第1緩衝片254及び第2緩衝片255に対向配置される。フレーム側ストッパ115の係合壁115c及び係合壁115dがそれぞれ各連結片256に対向配置される。そして、延在部253に作用する車両外方Z1への荷重に対しては係合壁115aが第1緩衝片254に当接して対抗し、当該延在部253に作用する車両内方Z2への荷重に対しては係合壁115bが第2緩衝片255に当接して対抗し、当該延在部253に作用する車両前後方向X1,X2への荷重に対しては係合壁115c,115dが各連結片256に当接して対抗することができる。これにより、フレーム側ストッパ115に対する延在部253の係合状態が容易に解除されるのを阻止できる。
上記構成の延在部253を用いる場合、延在部153を用いる場合と同様に、アウトサイドハンドル120がフルストローク位置まで引かれたときに生じる衝撃を弾性を有する第1緩衝片254によって緩和する一方で、アウトサイドハンドル120が初期位置まで復帰したときに生じる衝撃を弾性を有する第2緩衝片255によって緩和することが可能になる。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記の実施形態のシール部材150では、延在部153,253にアウトサイドハンドル120のフルストローク位置での衝撃を緩和するための第1緩衝片154,254と、アウトサイドハンドル120の初期位置での衝撃を緩和するための第2緩衝片155,255の双方を設ける場合について記載したが、本発明では、シール部材150の一部を利用してアウトサイドハンドル120のフルストローク位置での衝撃を少なくとも緩和する構造を実現できればよい。従って、延在部153,253では、第2緩衝片155,255自体を省略した構造や、第2緩衝片155,255の衝撃緩和機能を排除した構造を採用することもできる。また、シール部材150では、緩衝片152を省略した構造や、緩衝片152の衝撃緩和機能を排除した構造を採用することもできる。
上記の実施形態のフレーム部材110では、2つの係合凸部116,117のうちの一方に補強用リブ118を設ける場合について記載したが、本発明では、2つの係合凸部116,117の少なくとも一方に補強用リブ118に相当する部位を設けることができる。その場合、補強用リブ118の荷重受け面118aの機能を当該補強用リブ118から分離して、当該補強用リブ118とは別の部材を用いて行うようにしてもよい。
上記の実施形態では、ハンドル前端側の部位にハンドル軸部122を備え、且つハンドル後端側の部位に係合脚部123を備える長尺状のアウトサイドハンドル120について記載したが、ハンドル前端側の部位に係合脚部123に相当する要素を備え、ハンドル後端側の部位にハンドル軸部122に相当する要素を備えるアウトサイドハンドルに本発明を適用することもできる。この場合、ハンドル前端側の部位に設けられた係合脚部に対して、シール部材150のように衝撃緩和機能を有するシール部材を割り当てることができる。
本発明では、上記のドアハンドル装置100の本質的な構造を車両の各車両ドアに適用することができる。例えば、車両前席用の左右のドアや、車両後席用の左右のドア、更には車両後部のドア(バックドア)等にドアハンドル装置100の本質的な構造を適用することもできる。
10…車両ドア、11…ドアアウタパネル、100…車両用ドアハンドル装置、110…フレーム部材、110a…第1領域、110b…第2領域、111,112…開口部、113…支持開口、114…レバー部材、115…フレーム側ストッパ、116…第1係合凸部、117…第2係合凸部、118…補強用リブ、118a…荷重受け面、119…係合溝、120…アウトサイドハンドル、121…係合アーム、122…ハンドル軸部、123…係合脚部、124…ハンドル側ストッパ、130…軸受部材、131…支持軸部、140,150…シール部材、141,151…貫通穴、150a…本体部、152…緩衝片、152a…係合面、153…延在部、154…第1緩衝片、154a,155a…係合面、155…第2緩衝片、156…連結片

Claims (4)

  1. 車両ドアに取付けられる車両用ドアハンドル装置であって、
    前記車両ドアの外表面を構成するドアアウタパネルに車内側から組付けられるフレーム部材と、
    一方端及び他方端を備える長尺状に形成され、前記一方端側の部位に設けられるとともにハンドル回動中心となるハンドル軸部と、前記他方端側の部位に設けられるとともにハンドル側ストッパを有する係合脚部とを備え、前記ハンドル軸部及び前記係合脚部のそれぞれが前記ドアアウタパネルに開口形成された開口部を通じて当該ドアアウタパネルの車外側から前記フレーム部材に組付けられ、前記ハンドル軸部を中心に初期位置とフルストローク位置との間で回動し且つ前記フルストローク位置では前記ハンドル側ストッパと前記フレーム部材のフレーム側ストッパとの係合により前記初期位置とは反対側への回動が阻止されるアウトサイドハンドルと、
    弾性材料からなり、前記ドアアウタパネルの前記開口部において前記アウトサイドハンドルと前記ドアアウタパネルとの間をシールする本体部と、前記本体部から前記フレーム部材の前記フレーム側ストッパと前記ハンドル側ストッパとが対向する第1領域まで延在する延在部と、を備えたシール部材と、
    を含み、
    前記フレーム側ストッパは、前記アウトサイドハンドルが前記ハンドル軸部を中心に前記フルストローク位置まで回動したときに生じる衝撃を前記シール部材の前記延在部のうち前記第1領域に位置する第1緩衝片を介して受け
    前記シール部材の前記延在部は、前記フレーム側ストッパを挟んで前記第1緩衝片とは反対側の第2領域に位置する第2緩衝片と、前記第1緩衝片と前記第2緩衝片とを連結する1又は複数の連結片と、を備え、
    前記フレーム側ストッパは、前記アウトサイドハンドルが前記ハンドル軸部を中心に当該アウトサイドハンドルの初期位置まで回動したときに生じる衝撃を前記シール部材の前記延在部のうち前記第2緩衝片を介して受け、
    前記フレーム部材の前記フレーム側ストッパは、前記シール部材の前記延在部に係合する係合構造を備え、
    前記係合構造は、前記フレーム側ストッパが前記連結片が係合する係合溝を隔てて互いに分断され且つ前記第1緩衝片と前記第2緩衝片とによって挟まれた係合凸部によって構成されている、車両用ドアハンドル装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアハンドル装置であって、
    前記シール部材の前記延在部は、前記第1緩衝片及び前記第2緩衝片がいずれも前記アウトサイドハンドルの延在方向に沿って互いに平行状に延在するように構成される、車両用ドアハンドル装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドアハンドル装置であって、
    前記係合凸部は、前記アウトサイドハンドルが前記ハンドル軸部を中心に前記フルストローク位置まで回動したときに生じる衝撃を受ける部位から当該衝撃の作用方向に沿って延出する補強用リブを備える、車両用ドアハンドル装置。
  4. 請求項に記載の車両用ドアハンドル装置であって、
    前記補強用リブは、前記アウトサイドハンドルに当該アウトサイドハンドルの延在方向に沿った所定方向の荷重が作用したときに前記所定方向に付勢された前記係合脚部に当接して前記係合脚部からの荷重を受ける荷重受け面を備える、車両用ドアハンドル装置。
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