JP6413069B2 - 冷蔵庫の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、冷蔵庫の断熱箱体を複数の貯蔵室に区画する断熱仕切壁に関するものである。
従来の冷蔵庫において、内箱と外箱と断熱箱体と、断熱箱体を複数の貯蔵室に区画する仕切壁とを備え、仕切壁を内箱に取り付けて、内箱と外箱とからなる断熱箱体内に発泡断熱材を充填する際に、仕切壁の側面の開口部から仕切壁内にも一体に発泡断熱材を充填する技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照)
特開平11−101573号公報
しかしながら、上記従来の冷蔵庫では、仕切壁と断熱箱体を一体発泡する際に、厚みが薄くて面積が広い仕切壁の側面の開口部を介して仕切壁全体に発泡断熱材を充填させるために、断熱箱体のみを充填する際の基準密度よりも高い密度で発泡断熱材を注入する必要があり、充填発泡時に接合面から発泡断熱材が洩れ易くなるという課題を有していた。
また、仕切壁と断熱箱体を一体発泡する際に、内箱や外箱や仕切壁が発泡圧で変形しないように、発泡治具で押さえる必要があるが、仕切壁が凹凸形状の場合、確実に発泡治具で押さえられずに変形したり、あるいは確実に押さえるために発泡治具自体が複雑な構成となり、コストアップにつながるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、断熱箱体を複数の貯蔵室に区画する断熱仕切壁を備えた断熱箱体を低コストで高品質に形成することができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、外箱と内箱と発泡断熱材とを有する断熱箱体と、前記断熱箱体を複数の貯蔵室に区画する仕切壁と、前記貯蔵室の前面開口部に設けた扉と、を備える冷蔵庫の製造方法において、前記仕切壁は前記内箱に挿入する前に注入口から内部に発泡断熱材を充填した単体を形成した後、前記断熱箱体の前方開口部から背面に向かって挿入され、前記発泡断熱材の前記注入口を背面側として前記内箱に配置され、前記単体を前記内箱に配置した後、前記外箱と前記内箱との間に発泡断熱材を充填するとともに、前記単体に前記発泡断熱材の一部を接触させ接合して前記仕切壁を形成したものである。
これによって、仕切壁の成形性の自由度が高まり、断熱性および成形品質を低コストで確保することができるとともに、断熱箱体と仕切壁との接着性も高まり断熱箱体の強度も高めることができる。
本発明の冷蔵庫は、断熱性および成形品質を向上することができるとともに、断熱箱体の強度も高めることができるので、低コストで高品質な冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略斜視図 同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁取付状態を示す概略斜視図 同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁の斜視図 図3のG−G断面図 同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁に発泡断熱材を充填する際の冶具を示す概略図 同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁に発泡断熱材を充填する際の状態図 同実施の形態の冷蔵庫の断熱箱体に発泡断熱材を充填する際の冶具を示す概略図 同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁を内箱に組み込んだ状態を示す要部断面図 同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁を組み立てた状態を示す斜視図 同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁の断面図 (a)同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁の発泡断熱材注入口を示す斜視図、(b)発泡断熱材注入口の比較例を示す要部斜視図、(c)発泡断熱材注入口の他の比較例を示す要部斜視図 (a)実施の形態2の冷蔵庫の仕切壁の貫通部を示す断面概略図、(b)仕切壁の貫通部の比較例を示す断面概略図 (a)同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁の貫通部を示す断面概略図、(b)仕切壁の貫通部の比較例を示す断面概略図
請求項1に記載の発明は、外箱と内箱と発泡断熱材とを有する断熱箱体と、前記断熱箱体を複数の貯蔵室に区画する仕切壁と、前記貯蔵室の前面開口部に設けた扉と、を備える冷蔵庫の製造方法において、前記仕切壁は前記内箱に挿入する前に注入口から内部に発泡断熱材を充填した単体を形成した後、前記断熱箱体の前方開口部から背面に向かって挿入され、前記発泡断熱材の前記注入口を背面側として前記内箱に配置され、前記単体を前記内箱に配置した後、前記外箱と前記内箱との間に発泡断熱材を充填するとともに、前記単体に前記発泡断熱材の一部を接触させ接合して前記仕切壁を形成した冷蔵庫の製造方法により、仕切壁の成形性の自由度が高まり、断熱性および成形品質を低コストで確保することができるとともに、断熱箱体と仕切壁との接着性も高まり断熱箱体の強度も高めることができ、低コストで高品質な冷蔵庫の製造方法を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記単体は上プレートと下プレートを備え、前記上プレートと下プレートの周縁にフランジを備え、前記フランジを断熱箱体に充填した発泡断熱材との接合面とし仕切壁を形成したことにより、前記仕切壁の内部に単体で発泡断熱材を充填する際の発泡断熱材洩れを簡素な構造で確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記上プレートと下プレートの周縁フランジに、それぞれ係合する突起および係合孔を設けたことにより、より簡素な構造で前記仕切壁の内部に単体で発泡断熱材を充填する際の発泡断熱材洩れを確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、前記仕切壁と前記内箱の接合部との間に空間部を形成したことにより、断熱箱体と仕切壁との接着性を確実に高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の概略斜視図、図2は同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁取付状態を示す概略斜視図、図3は同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁の斜視図、図4は図3のG−G断面図、図5は同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁に発泡断熱材を充填す
る際の冶具を示す概略図、図6は同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁に発泡断熱材を充填する際の状態図、図7は同実施の形態の冷蔵庫の断熱箱体に発泡断熱材を充填する際の冶具を示す概略図、図8は同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁を内箱に組み込んだ状態を示す要部断面図、図9は同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁を組み立てた状態を示す斜視図、図10は同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁の断面図、図11(a)は同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁の発泡断熱材注入口を示す斜視図、図11(b)は発泡断熱材注入口の比較例を示す要部斜視図、図11(c)は発泡断熱材注入口の他の比較例を示す要部斜視図である。
図1、2において、冷蔵庫1は、内箱2と外箱3との間に充填される発泡断熱材を有する断熱箱体1aと内部を複数の貯蔵室に仕切る仕切壁4と図示しない扉により構成される。そして、仕切壁4によって上部に冷蔵室5、下部に冷凍室6を備え、図示しない冷凍サイクルおよび制御機能部品等により所定の温度に冷却制御される。
ここで仕切壁4は、図3に示すように、上プレート7と下プレート8を組み合わせて側面の注入口9から内部に発泡断熱材15を充填したもので、予め発泡断熱材15を充填したものである。そして、仕切壁4は断熱箱体1aの内箱2の前方開口部側から背面に向けて挿入される。
また、図4に示すように、仕切壁4を構成する上プレート7と下プレート8の側面周縁の接合部には、それぞれ、上プレート7と一体に形成された上フランジ10と、下プレート8と一体に形成した下フランジ11とを備え、上フランジ10と下フランジ11とを接合面としている。
また、図9に示すように、上プレート7と下プレート8の係合は、下フランジ11から一体に形成した突起21と上フランジ10に形成した係合孔22とで係合固定される。なお、突起21と係合孔22は、上プレート7と下プレート8の周縁のそれぞれの側面に対して複数個所備えている。また、突起21は断面十字状に形成され、係合孔22の径とほぼ同一寸法としている。なお、突起21はテーパを設けてもよい。
また、図5、に示すように、上プレート7と下プレート8を組み合わせて側面の注入口9から内部に発泡断熱材15を充填する際には、断熱材の発泡圧により変形しないように上治具12、下治具13、前治具14で周囲を覆い、注入口9から内部に発泡断熱材15を充填する。
そして、上治具12および下治具13は前治具14側を支点として回転する構造で、上治具12と下治具13の接合面は、上フランジ10と下フランジ11との接合面と同一面としている。上記構成としているので、例えば、仕切壁4に凹部16を備えた場合でも、複雑な可動治具を用いることなく押えることができ、確実に発泡断熱材15を充填することができる。
また、図6に示すように、上治具12、下治具13、前治具14で周囲を覆い、注入口9から内部に発泡断熱材15を充填する際には、注入口9が上方になるように治具を回動配置し、上方より発泡断熱材15を充填する。これにより、仕切壁4に確実に発泡断熱材15を充填することができる。
また、図10に示すように、上プレート7と下プレート8の内面(発泡断熱材15の充填側)には、発泡断熱材15の充填後に各プレートと発泡断熱材15が剥離しないように剥離防止手段としてのビス23を別体に備えている。そして、上プレート7および下プレート8に一体成形した支持部としてのボス部24にビス23をネジ止めして係合支持している。また、ビス23にはアンダーカット部としての傘部32を備えている。
また、図11(a)に示すように、仕切壁4の注入口9は、上プレート7あるいは下プレート8の接合面のいずれか一方に設けた発泡断熱材を充填するための開口部が注入口9を形成するもので、上プレート7か下プレート8の接合面のいずれか一方からU字状の開口部としたものである。そして、注入口9としての開口部は仕切壁4の背面側で内箱2との接合部に位置するように配置している。
そして、単体で発泡断熱材15を充填した仕切壁4は、断熱箱体1aの前方開口部から背面に向かって挿入され、注入口9を背面側として内箱2に配置される。その後、図7に示すように、内箱2と外箱3からなる断熱箱体1a(発泡断熱材は未充填の状態)を内治具17と外治具18で囲った状態で断熱箱体1aの内部に発泡断熱材を充填する。
なお、断熱箱体1aの内部に発泡断熱材を充填する際には、断熱箱体1aの前面開口部を下方に向けて背面を上方として、2あるいは4箇所の背面注入口から発泡断熱材を充填する。
また、注入口9としての開口部は、前面を除いた内箱との接合部であれば、仕切壁4の側面側に配置してもよい。
また、図8に示すように、仕切壁4周縁と対向する内箱2の背面と側面には所定の間隔を有して開口部19を備えている。開口部19は、仕切壁4の上プレート7と一体に形成された上フランジ10と下プレート8と一体に形成した下フランジ11の接合面(水平方向)を上下方向に跨って形成した縦長のスリット状の開口部としている。
そして、内箱2の開口部19と対向する仕切壁4側には、空間部31を備えている。すなわち、空間部31を構成するために内箱2の開口部19部分は凸状の曲面状に成形している。さらに、空間部31の端部にはシール材20を備えている。
そして、内箱2と外箱3からなる断熱箱体1a(発泡断熱材は未充填の状態)を内治具17と外治具18で囲った状態で断熱箱体1aの内部に発泡断熱材を充填することで、断熱箱体1aを構成するとともに、開口部19を介して空間部31に発泡断熱材の一部を充填、接触させて仕切壁4と内箱2とを接合するものである。
上記構成において、以下その動作、作用を説明する。
冷蔵庫1は、内箱2と外箱3との間に充填される発泡断熱材を有する断熱箱体1aと内部を複数の貯蔵室に仕切る仕切壁4を備え、仕切壁4は、上プレート7と下プレート8を組み合わせて側面の注入口9から内部に発泡断熱材15を充填したもので、予め発泡断熱材15を充填して構成したものであり、これにより、仕切壁4の成形性の自由度が高まり、断熱性および成形品質を低コストで確保することができる。
そして、単体で発泡断熱材15を充填した仕切壁4は、断熱箱体1aの前方開口部から背面に向かって挿入し、断熱箱体1aの内部に発泡断熱材を充填する際に、内箱2の開口部19を介して空間部31に発泡断熱材の一部を充填、接触させて仕切壁4と内箱2とを接合するので、断熱箱体と仕切壁との接着性も高まり断熱箱体の強度も高めることができ、低コストで高品質な冷蔵庫を提供することができる。
また、仕切壁4を構成する上プレート7と下プレート8の側面周縁の接合部には、それぞれ、上プレート7と一体に形成された上フランジ10と、下プレート8と一体に形成した下フランジ11とを備え、上フランジ10と下フランジ11とを接合面としているので
、仕切壁4の内部に単体で発泡断熱材15を充填する際の発泡断熱材洩れを簡素な構造で確実に防止することができる。
また、仕切壁4を構成する上プレート7と下プレート8の係合は、下フランジ11から一体に形成した突起21と上フランジ10に形成した係合孔22とで係合固定されるので、より簡素な構造で仕切壁4の内部に単体で発泡断熱材15を充填する際の発泡断熱材洩れを確実に防止することができる。
また、内箱2の開口部19と対向する仕切壁4側には、空間部31を備えているので、断熱箱体1aと仕切壁4との接着性を確実に高めることができる。
また、仕切壁4の上プレート7と下プレート8の内面(発泡断熱材15の充填側)には、発泡断熱材15の充填後に各プレートと発泡断熱材15が剥離しないように剥離防止手段としてのビス23を別体に備えているので、上プレート7と下プレート8の成形時の金型は、可動型などの複雑な構成とする必要がなく簡素化することができ、低コスト化を図りながら、仕切壁内の発泡断熱材の剥離を防止でき、仕切壁の強度を高めることができる。
また、上プレート7および下プレート8に一体成形した支持部としてのボス部24にビス23をネジ止めして係合支持しているので、成形時の金型は簡素な構造を維持しながら、剥離防止手段としてのビス23を別体で確実に上プレート7および下プレート8に係合支持することができる。
また、ビス23にはアンダーカット部としての傘部32を備えているので、より確実に仕切壁4内の発泡断熱材15の剥離を防止でき、仕切壁4の強度を高めることができる。
なお、上述した剥離防止手段を備えた仕切壁4は、単体で発泡断熱材15を充填したもので説明したが、これに限定されることなく、上プレート7と下プレート8を組み合わせた状態で断熱箱体1aの内部に発泡断熱材を充填する際に、同時に上プレート7と下プレート8の空間に発泡断熱材を充填発泡する仕様のものにも適用することができる。
また、仕切壁4の注入口9は、上プレート7あるいは下プレート8の接合面のいずれか一方に設けた発泡断熱材を充填するための開口部が注入口9を形成するもので、上プレート7か下プレート8の接合面のいずれか一方からU字状の開口部としたことにより、簡素な金型でプレートの接合面の一方に発泡断熱材を充填するための開口部を形成することができ、低コスト化を図ることができる。
すなわち、図11(b)は発泡断熱材注入口の比較例を示す要部斜視図であるが、下プレート8に注入口9aを円形に形成しようとすると、下プレート8の成形時の金型は、可動型などの複雑な構成とする必要が生じる。また、図11(c)は発泡断熱材注入口の他の比較例を示す要部斜視図であるが、上プレート7と下プレート8の接合面からそれぞれ半円形に形成し組み合わせて円形状の注入口9bとすると、成形時の金型は、可動型などの複雑な構成とする必要はないが、それぞれ個別に成形したものを組み合わせるため、接合面に構成される注入口9bの円形にズレが生じる可能性があり、発泡断熱材注入に不具合が生じる可能性がある。
したがって、本実施の形態のように上プレート7か下プレート8の接合面のいずれか一方からU字状の開口部としたことにより、簡素な金型でプレートの接合面の一方に発泡断熱材を充填するための開口部を形成することができ、低コスト化を図りながら確実に発泡断熱材を充填することができる。
また、注入口9としての開口部は仕切壁4の背面側あるいは側面側で内箱2との接合部に位置するように配置しているので、発泡断熱材15を充填するための開口部が、直接露出することを防止でき、意匠性の向上、発泡断熱材の吸水等による断熱性の低下を防止することができる。
なお、本実施の形態では、冷蔵庫1は、仕切壁4によって上部に冷蔵室5、下部に冷凍室6を備えたもので説明したが、これに限定されるものではなく、3つ以上の貯蔵室に仕切る複数の仕切壁を備えた冷蔵庫にも適用することができる。
(実施の形態2)
図12(a)は、実施の形態2の冷蔵庫の仕切壁の貫通部を示す断面概略図、12(b)は仕切壁の貫通部の比較例を示す断面概略図、図13(a)は同実施の形態の冷蔵庫の仕切壁の貫通部を示す断面概略図、13(b)は仕切壁の貫通部の比較例を示す断面概略図である。なお、実施の形態1で説明した技術思想は適用可能を前提とし、本実施の形態の特徴的な部分について説明する。
図12(a)において、上プレート7と下プレート8から構成される仕切壁4の奥側には、風路としての貫通部26を備えている。貫通部26を構成する断熱材25は、予め貫通部26を成形したものを、上プレート7と下プレート8の組立時に挟み込むように配置している。
また、発泡断熱材15と貫通部26を構成する断熱材25との境界部には上プレート7から一体に構成したリブ27を備えている。
なお、発泡断熱材15と貫通部26を構成する断熱材25との境界部に位置するリブは、図13(a)に示すように、上プレート7から一体に構成したリブ28と、下プレート8から一体に構成したリブ29とし、リブ28とリブ29を上下方向でラップさせるように配置してもよい。
上記構成において、以下その動作、作用を説明する。
上プレート7と下プレート8から構成される仕切壁4の奥側には、風路としての貫通部26を備え、貫通部26を構成する断熱材25は、予め貫通部26を成形したものを、上プレート7と下プレート8の組立時に挟み込むように配置しているので、発泡時発泡圧による貫通部(風路部)の変形を防止することができる。
すなわち、12(b)の仕切壁の貫通部の比較例を示す断面概略図のように貫通部26を構成する断熱材25を用いない仕様の場合、風路となる貫通部26aの境界部が発泡断熱材15の発泡時の発泡圧により変形し、所定の開口面積を確保できない問題が生じる可能性がある。一方、本実施の形態では、予め貫通部26を成形した断熱材25を上プレート7と下プレート8の組立時に挟み込むように配置しているので、発泡時発泡圧による貫通部(風路部)の変形を確実に防止することができる。
また、発泡断熱材15と貫通部26を構成する断熱材25との境界部に位置するリブは、図13(a)に示すように、上プレート7から一体に構成したリブ28と、下プレート8から一体に構成したリブ29とし、リブ28とリブ29を上下方向でラップさせるように配置することで、リブによる沿面距離を長く確保でき、発泡時の貫通部(風路部)の変形を防止できるとともに、シール性を高めることができる。
すなわち、13(b)の仕切壁の貫通部の比較例を示す断面概略図のように、リブ間に隙間が生じる構成の場合、発泡断熱材15の漏れ防止のために、漏れ防止テープ30等の対応が必要となる。一方、本実施の形態では、上プレート7から一体に構成したリブ28と、下プレート8から一体に構成したリブ29とを上下方向でラップさせるように配置しているので、リブ28、29による沿面距離を長く確保でき、発泡断熱材15の発泡時のシール性を高めることができ、発泡断熱材15の漏れ防止を簡素な構造で実現できる。
なお、本実施の形態は、実施の形態1で説明した、単体で発泡断熱材15を充填した仕切壁4を断熱箱体1aの前方開口部から背面に向かって挿入し、断熱箱体1aの内部に発泡断熱材を充填する際に、内箱2の開口部19を介して空間部31に発泡断熱材の一部を充填、接触させて仕切壁4と内箱2とを接合する仕様に適用できることはもちろんであるが、これに限定されることなく、例えば、貫通部26を構成する断熱材25は、予め貫通部26を成形したものを、上プレート7と下プレート8の組立時に挟み込むように配置し、断熱箱体1aの内部に発泡断熱材を充填する際に、同時に上プレート7と下プレート8の空間に発泡断熱材を充填発泡する仕様のものにも適用することができる。
以上のように、本発明にかかる冷蔵庫は、断熱性および成形品質を向上することができるとともに、断熱箱体の強度も高めることができるので、発泡断熱材を充填する仕切壁を備えたあらゆる冷却機器の用途に適用できる。
1 冷蔵庫
1a 断熱箱体
2 内箱
3 外箱
4 仕切壁
5 冷蔵室
6 冷凍室
7 上プレート
8 下プレート
9 注入口
10 上フランジ
11 下フランジ
12 上治具
13 下治具
14 前治具
15 発泡断熱材
16 凹部
17 内治具
18 外治具
19 開口部
20 シール材
21 突起
22 係合孔
23 ビス
24 ボス部
25 断熱材
26 貫通部
27、28、29 リブ
31 空間部
32 傘部

Claims (4)

  1. 外箱と内箱と発泡断熱材とを有する断熱箱体と、前記断熱箱体を複数の貯蔵室に区画する仕切壁と、前記貯蔵室の前面開口部に設けた扉と、を備える冷蔵庫の製造方法において、前記仕切壁は前記内箱に挿入する前に注入口から内部に発泡断熱材を充填した単体を形成した後、前記断熱箱体の前方開口部から背面に向かって挿入され、前記発泡断熱材の前記注入口を背面側として前記内箱に配置され、前記単体を前記内箱に配置した後、前記外箱と前記内箱との間に発泡断熱材を充填するとともに、前記単体に前記発泡断熱材の一部を接触させ接合して前記仕切壁を形成したことを特徴とする冷蔵庫の製造方法。
  2. 前記単体は上プレートと下プレートを備え、前記上プレートと下プレートの周縁にフランジを備え、前記フランジを断熱箱体に充填した発泡断熱材との接合面とし仕切壁を形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫の製造方法。
  3. 前記上プレートと下プレートの周縁フランジに、それぞれ係合する突起および係合孔を設けたことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫の製造方法。
  4. 前記仕切壁と前記内箱の接合部との間に空間部を形成したことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫の製造方法。
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