JP6412235B1 - 装飾用部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームに吊り下げられた宝石類などの被吊り下げ体が揺動可能となるフレームの傾斜角の範囲を広げ易くすることができる装飾用部品を提供する。【解決手段】装飾用部品1は、フレーム4と、フレーム4の正面側から目視可能な被吊り下げ体5と、正面側からみて隠れたフレーム4の裏側に固定されており、被吊り下げ体5を揺動可能に吊り下げる吊り下げ具6とを有する。正面側からフレーム4の表面に接する所定の仮想平面11が鉛直方向と平行になるときのフレーム4の姿勢を基準姿勢とすると、吊り下げ具6の下方湾曲部61Aと被吊り下げ体5の上方湾曲部54Aとが基準姿勢において係合する。仮想平面11から離れるにつれて下方向に向かう下方湾曲部61Aの第1下方湾曲部611は、仮想平面11から最下点62Aに向かうにつれて曲率半径が小さくなっている。【選択図】図4

Description

本開示は、様々な物品を装飾する装飾用部品に関するものである。
宝石の台座が微細に揺動するように構成されたネックレスやピアスなどの身飾品が知られている。例えば下記の特許文献に記載されるペンダントトップは、宝石が装着される台座と、台座が揺動可能に取り付けられたフレームとを備えている。このペンダントトップでは、フレームに固定された2つのリングと台座に固定された2つのリングとが係合し、フレームに対して台座が吊り下げられた状態となる。フレームに吊り下げられた台座が、使用者の動きに応じて微細に揺動することにより、宝石の輝きが強調される。
特開2013−22233号公報
図9Aは、リングを用いて宝石の台座を吊り下げる一般的な構造を示した図である。リング101A及び101Bは、ほぼ合同な円環形状を持っており、ペンダントトップなどのフレームに固定される。リング101A及び101Bは、円環形状の径方向に対して垂直な直線が各々の円環形状の中心を通るように、互いに向かい合って配置される。リング102A及び102Bは、宝石120を保持する台座100の両側部に設けられており、リング101A及び101Bと係合する。リング101Aとリング102Aとが係合部110Aを形成し、リング101Bとリング102Bとが係合部110Bを形成する。この2つの係合部110A及び110Bによって、台座100が揺動可能に吊り下げられた状態となる。
図9Aに示す構造によれば、フレームが僅かに動くと台座100に微細な揺動が発生し、宝石120が瞬くように輝く。揺動して輝く宝石120は、美観の中心になり易い。そのため、デザイン上の観点では、宝石120の正面側からみて係合部110A及び110Bが隠れるように、係合部110A及び110Bをフレームの背後に配置させることが好ましい。
また、宝石120の正面側において係合部110A及び110Bが露出していると、正面側から近づく物体が容易に係合部110A及び110Bに接触するため、台座100の揺動が阻害され易くなる。そのため、揺動機能を保つ観点においても、係合部110A及び110Bの正面側はフレームによって保護されていることが好ましい。
図9B及び図9Cは、図9AのB−B線の断面図である。これらの図において、宝石120の正面は左側を向いている。図9B及び図9Cに示す構造では、正面側(左側)からみて係合部110A及び110Bが隠れるようにするため、フレーム150の裏側(右側)の面にリング101A及び101Bが溶接されている。図9Bに示すフレーム150の姿勢を基準とすると、図9Cに示すフレーム150の姿勢はこれよりも正面側の下方向へ傾いた姿勢(前傾姿勢)となっている。
図9B及び図9Cでは、台座100のリング102Aの揺動範囲を点線で表している。図9B及び図9Cを比較して分るように、リング102Aの揺動範囲とフレーム150との距離Lは、鉛直方向に対するフレーム150の姿勢に応じて変化する。正面側下方向へのフレーム150の傾斜角αが大きくなるほど、距離Lは短くなる。従って、台座100の揺動可能な傾斜角αの範囲は、リング102Aの揺動範囲とフレーム150との距離Lによって制限される。
傾斜角αと距離Lとの関係は、フレーム150の形状に応じて様々に異なるが、一般的な傾向として、基準の姿勢(図9B)における距離Lが短いほど、台座100の揺動可能な傾斜角αの範囲は小さくなると考えられる。
距離Lを大きくするため、単純には、リング101A及び101Bの円環形状の径を大きくすればよい。しかしながら、リング101A及び101Bの円環形状の内径が大きくなると、内周部分の湾曲が緩やかになり、水平に近くなる。そうすると、この内周部分における台座100のリング102A及び102Bの係合位置が、鉛直方向の最下点からずれ易くなる。リング102A及び102Bの係合位置が最下点より正面側にずれると、距離Lが短くなり、台座100の揺動可能な傾斜角αの範囲が小さくなってしまうという不利益がある。また、リング102A及び102Bの係合位置がずれることで宝石120の位置がずれるため、美観が変化してしまうという不利益もある。
そこで、本開示は、フレームに吊り下げられた宝石類などの被吊り下げ体が揺動可能となるフレームの傾斜角の範囲を広げ易くすることができる装飾用部品を提供することを目的とする。
本開示の1つの側面に係る装飾用部品は、フレームと、前記フレームの正面側から目視可能な被吊り下げ体と、前記被吊り下げ体を揺動可能に吊り下げる吊り下げ具とを有する。前記吊り下げ具は、前記正面側からみて隠れた前記フレームの裏側に固定されている。前記正面側から前記フレームの表面に接する所定の仮想平面が鉛直方向と平行になるときの前記フレームの姿勢を基準姿勢とすると、前記吊り下げ具は、前記基準姿勢における下方向に湾曲した下方湾曲部を含む。前記被吊り下げ体は、前記基準姿勢における上方向に湾曲した上方湾曲部を含む。前記基準姿勢において、前記下方湾曲部と前記上方湾曲部とが係合する。前記下方湾曲部は、前記仮想平面から離れるにつれて前記下方向に向かう第1下方湾曲部と、前記仮想平面から離れるにつれて前記上方向に向かう第2下方湾曲部とを含む。前記第1下方湾曲部と前記第2下方湾曲部とが、前記基準姿勢における前記下方湾曲部の最下点で連続的につながっている。前記第1下方湾曲部は、前記仮想平面側から前記最下点側に向かうにつれて曲率半径が小さくなっている。
上記の構成を持つ装飾用部品によれば、鉛直方向に対する前記フレームの姿勢が前記基準姿勢に比べて正面側の下方向へ傾斜する姿勢(以下、前傾姿勢と記す。)となった場合、前記下方湾曲部と前記上方湾曲部との係合位置は前記仮想平面側へずれ易くなる。この係合位置のずれは、前記係合位置での前記下方湾曲部の曲率半径が小さいほど抑制される。前記第1下方湾曲部の曲率半径は、前記仮想平面側から前記最下点側に向かうにつれて小さくなっていることから、前記下方湾曲部と前記上方湾曲部との前記係合位置は、前傾姿勢となった場合でも、前記基準姿勢における前記下方湾曲部の最下点の近くに留まり易くなる。これにより、前傾姿勢の傾斜角が大きくなっても、前記フレームと前記被吊り下げ体との離間距離が確保され易くなり、揺動する前記被吊り下げ体が前記フレームに当たり難くなる。従って、前記被吊り下げ体が揺動可能な前傾姿勢の傾斜角の範囲を広げ易くなる。
好適に、前記第1下方湾曲部の少なくとも一部は、前記最下点を通る前記仮想平面の垂線と前記最下点から前記仮想平面へ延びた直線とのなす角度が45度以内となる範囲の外側に位置してよい。
仮に、前記吊り下げ具を円環形状のリングに置き換えたとする。すなわち、円環形状のリングの内周部分を前記下方湾曲部として前記上方湾曲部に係合させ、前記被吊り下げ体を吊り下げたとする。この場合、前記第1下方湾曲部に対応するリングの内周部分は、前記角度が45度以内となる前記範囲の内側に含まれる。そのため、上記の構成によれば、円環形状のリングを用いて前記被吊り下げ体を吊り下げる場合に比べて、前記基準姿勢における前記第1下方湾曲部の最上点が前記上方向に位置しており、前記最下点から離れる。これにより、円環形状のリングを用いる場合に比べて、前記最下点から離れた位置で前記吊り下げ具を前記フレームに固定させ易くなる。従って、前記吊り下げ具を前記フレームに固定するための加工(溶接加工など)が、前記最下点付近における前記下方湾曲部と前記上方湾曲部との係合状態に影響を与え難くなる。
好適に、前記吊り下げ具は、前記下方湾曲部を形成するように曲がった線状部材を含んでよい。
この構成によれば、前記線状部材を曲げる簡易な加工によって前記下方湾曲部が形成される。
好適に、前記線状部材は、前記フレームの前記裏側に溶接されていてよい。前記フレームと前記線状部材との溶接箇所は、前記線状部材において前記下方湾曲部を形成する部分に比べて前記仮想平面に近くてよい。
この構成によれば、前記溶接箇所が前記下方湾曲部に比べて前記仮想平面に近いため、前記フレームが比較的単純な形状であっても、前記正面側から前記溶接箇所が見え難くなる。
好適に、前記線状部材はリング状に曲がっていてよい。前記線状部材の2つの端部は、前記フレームの前記裏側に溶接されてよい。
この構成によれば、リング状に曲がった前記線状部材の2つの端部が前記フレームの前記裏側に溶接されるため、前記2つの端部の隙間から前記被吊り下げ体の前記上方湾曲部が外れることがなくなる。
好適に、前記線状部材は、楕円形状に曲がっていてよい。前記楕円形状における長軸の一方端に対応する前記線状部材の湾曲部分は、前記長軸の他方端に対応する前記線状部材の湾曲部分に比べて前記仮想平面から離れた位置にあってよい。前記下方湾曲部は、前記長軸の前記一方端に対応する前記線状部材の湾曲部を含んでよい。
この構成によれば、楕円形状に曲がった前記線状部材を用いることにより、前記下方湾曲部に比べて前記仮想平面に近い位置で、前記線状部材と前記フレームとが溶接される。
好適に、前記吊り下げ具は、2つの前記下方湾曲部を含んでよい。前記被吊り下げ体は、2つの前記上方湾曲部を含んでよい。前記基準姿勢において、一方の前記下方湾曲部と一方の前記上方湾曲部とが前記最下点で係合可能であるとともに、他方の前記下方湾曲部と他方の前記上方湾曲部とが前記最下点で係合可能であってよい。前記基準姿勢において、2つの前記下方湾曲部の前記最下点を結ぶ直線が水平方向に対して平行になってよい。
この構成によれば、前記基準姿勢において、2つの前記下方湾曲部の前記最下点を結ぶ直線を軸として前記被吊り下げ体が揺動可能となる。
好適に、2つの前記下方湾曲部は、前記仮想平面に垂直であるとともに前記基準姿勢において鉛直方向と平行になる対称平面に関して対称であり、前記対称平面と平行な平面に沿って湾曲してよい。
この構成によれば、前記フレームの姿勢が前記前傾姿勢になっても、一方の前記下方湾曲部と一方の前記上方湾曲部との係合位置と、他方の前記下方湾曲部と他方の前記上方湾曲部との係合位置とを結ぶ直線が、水平方向に対して水平になり易くなる。これにより、前記被吊り下げ体が当該直線を軸として安定的に揺動し易くなる。
好適に、前記フレームは、前記正面側からみて前記被吊り下げ体の周囲の少なくとも一部を囲った縁を持ってよい。前記フレームの前記縁は、前記フレームの前記裏側において前記仮想平面から離れる方向に突出していてよい。
この構成によれば、前記フレームの前記縁が前記フレームの前記裏側において前記仮想平面から離れる方向に突出しているため、前記正面側からみて前記上方湾曲部と前記下方湾曲部との係合部分が見え難くなる。
好適に、前記被吊り下げ体は、板状部分と、前記板状部分に形成された孔とを含んでよい。前記孔の内側の湾曲部が、前記上方湾曲部として前記下方湾曲部と当接してよい。
この構成によれば、前記板状部分に形成された前記孔の内側の湾曲部が、前記上方湾曲部として前記下方湾曲部と当接するため、前記上方湾曲部と前記下方湾曲部との当接部分の面積が小さくなり、前記被吊り下げ体の揺動が持続し易くなる。
本開示に係る装飾用部品によれば、フレームに吊り下げられた宝石類などの被吊り下げ体が揺動可能となるフレームの傾斜角の範囲を広げ易くすることができる。
図1A〜図1Cは、本実施形態に係る装飾用部品の一例を示す図である。図1Aは正面図であり、図1Bは正面側からみた斜視図であり、図1Cは背面側からみた斜視図である。 図2Aは、本実施形態に係る装飾用部品を用いたペンダントトップの一例を示す図である。図2Bは、本実施形態に係る装飾用部品を用いた眼鏡の一例を示す図である。 図3は、本実施形態に係る装飾用部品の一例を示す背面図である。 図4は、A−A線断面図である。 図5A〜図5Bは、鉛直方向に対するフレームの姿勢が異なる場合における台座の板状部分の揺動範囲の例を示した図である。図5Aは基準姿勢の場合を示し、図5Bは前傾姿勢の場合を示す。 本実施形態に係る装飾用部品の第1の変形例を示す図である。 本実施形態に係る装飾用部品の第2の変形例を示す図である。 本実施形態に係る装飾用部品の第3の変形例を示す図である。 図9Aは、リングを用いて宝石の台座を吊り下げる一般的な構造を示した図である。図9B及び図9Cは、図9AのB−B線断面図である。 図10A〜図10Bは、本実施形態に係る装飾用部品に対する第1の比較例を示す図である。図10Aは基準姿勢の場合を示し、図10Bは前傾姿勢の場合を示す。 図11A〜図11Bは、本実施形態に係る装飾用部品に対する第2の比較例を示す図である。図11Aは基準姿勢の場合を示し、図11Bは前傾姿勢の場合を示す。
以下、図面を参照しながら本実施形態に係る装飾用部品について説明する。図1A〜図1Cは、本実施形態に係る装飾用部品1の一例を示す図である。図1Aは正面図であり、図1Bは正面側からみた斜視図であり、図1Cは背面側からみた斜視図である。図2A及び図2Bは、図1A〜図1Cに示す装飾用部品1を用いて装飾される物品の例を示す図である。図2Aは装飾用部品1を用いたネックレス等のペンダント2の一例を示し、図2Bは装飾用部品1を用いた眼鏡3の一例を示す。
本実施形態に係る装飾用部品1は、様々な物品の装飾に用いられる部品である。例えば装飾用部品1は、身飾品(ネックレス、イヤリング、指輪、カフス、ネクタイピンなど)を構成する部品の1つとして用いられる。図2Aの例において、装飾用部品1は、ペンダント2を構成する部品の1つである。図2Aに示すペンダント2では、装飾用部品1の背面側に背面カバー21が取り付けられている。装飾用部品1と背面カバー21からなる本体部分には、チェーン23を留めるためのチェーン留め具22が取り付けられている。
また、本実施形態に係る装飾用部品1は、身飾品以外の様々な物品(例えば眼鏡、腕時計、印鑑、かばん、財布、文房具、鍵、スマートフォン、オルゴール、置時計、おもちゃ、楽器、運動用具など)の外面に固定し、その外観を装飾するための部品として使用することも可能である。図2Bに示す眼鏡3では、レンズが固定される前枠31の隅に装飾用部品1が取り付けられている。
図3は、図1A〜図1Cに示す装飾用部品1の背面図である。図4は、図3におけるA−A線断面図である。以下の説明では、装飾用部品1の各部分の相対的な位置関係を表すため、装飾用部品1において互いに垂直な3つの方向「X」、「Y」、「Z」を規定する。また、X方向に含まれる互いに逆向きの方向を「X1」及び「X2」とし、Y方向に含まれる互いに逆向きの方向を「Y1」及び「Y2」とし、Z方向に含まれる互いに逆向きの方向を「Z1」及び「Z2」とする。Y2側は「正面側」、Y1側は「背面側」とも呼ばれる。Z方向は「縦方向」、X方向は「横方向」、Y方向は「奥行き方向」とも呼ばれる。
本実施形態に係る装飾用部品1は、図1の例において、フレーム4と、フレーム4の正面側(Y2側)から目視可能な被吊り下げ体5と、正面側からみて隠れたフレーム4の裏側に固定されており、被吊り下げ体5を揺動可能に吊り下げる吊り下げ具6とを有する。被吊り下げ体5は、例えば宝石や装飾用玉などの宝石類50を含んでおり、フレーム4の僅かな動きに応じて微細に振動する。
<フレーム4>
フレーム4は、図1A〜図1Cの例において、底部に丸みを帯びた椀型の形状を持っており、底部が正面側(Y2側)、開口部が背面側(Y1側)を向いている。フレーム4は、図1Aの例において、正面側からみてほぼ円形である。またフレーム4は、横方向からみて、楕円を長軸で切断したような形状を持つ。正面側からみたフレーム4の底部の中央には、被吊り下げ体5の宝石類50を目視可能とするための開口部41が形成されている。正面側からみた装飾用部品1は、図1Aの例において、ドーナツ状のフレーム4の中央に宝石類50が配されたような外観を呈している。
本実施形態に係る装飾用部品1では、鉛直方向に対するフレーム4の姿勢や、フレーム4の正面側に対する各部分の位置を規定するために、仮想平面11が設定される。仮想平面11は、図4の例において、正面側(Y2側)からフレーム4の表面(椀側の形状における底部の外面)に接している。この仮想平面11が鉛直方向と平行になるときのフレーム4の姿勢を、以下では「基準姿勢」と呼ぶ。Z1方向は、基準姿勢において鉛直上向きの方向(上方向)と一致し、Z2方向は、基準姿勢において鉛直下向きの方向(下方向)と一致する。
フレーム4の開口部41を形成する縁42は、図1Aの例において、正面側からみて被吊り下げ体5の宝石類50の周囲を囲っている。縁42は、正面側からみて隠れたフレーム4の裏側において、仮想平面11から離れる方向(Y1方向)に突出している(図1B及び図1C)。Y1方向における縁42の突出の高さは、概ね均等である。
<被吊り下げ体5>
被吊り下げ体5は、宝石類50を保持する台座51を含む。台座51は、円錐台に近いカップ型の容器であり、このカップ型容器の底部には孔512が開けられている。台座51は、宝石類50のパビリオン部を収容し、パビリオン部の尖端のキューレットを孔512から露出させる。宝石類50のパビリオン部を受け入れる台座51の開口部の縁には、4つの爪511がほぼ等間隔に配置されている。4つの爪511は、台座51に対して宝石類50が固定されるように、宝石類50のクラウン部を押さえる。
台座51の横方向の両側部には、板状部分52A及び52Bが設けられている。板状部分52A及び52Bは、基準姿勢において仮想平面11と概ね平行であり、横方向及び縦方向の幅に比べて奥行き方向の厚みが薄い。板状部分52A及び52Bには、それぞれ円形の孔53A及び53Bが形成される。孔53Aは板状部分52AをY方向に貫通し、孔53Bは板状部分52BをY方向に貫通する。孔53Aの内側においてZ1方向(基準姿勢における上方向)に湾曲した部分は上方湾曲部54Aと呼ばれ、孔53Bの内側においてZ1方向に湾曲した部分は上方湾曲部54Bと呼ばれる。上方湾曲部54Aは、吊り下げ具6の後述する下方湾曲部61Aと係合し、上方湾曲部54Bは、吊り下げ具6の後述する下方湾曲部61Bと係合する。孔53A及び53Bの内側の湾曲部(上方湾曲部54A及び54B)には、図4の断面図において示すように、湾曲の中心に向かって尖った細い縁が形成されている。
<吊り下げ具6>
吊り下げ具6は、図1Cの例において、フレーム4の裏側にロウ付けやレーザ加熱などで溶接された2つの線状部材60A及び60Bを含む。2つの線状部材60A及び60Bは、それぞれリング状に曲がっており、Z2方向(基準姿勢における下方向)に湾曲した部分が下方湾曲部61A及び61Bを形成する。線状部材60A及び60Bの内側の湾曲部(下方湾曲部61A及び61B)には、図3において点線で示すように、湾曲の中心に向かって尖った細い縁が形成されている。
上方湾曲部54A及び下方湾曲部61Aは、それぞれ尖った細い縁であるため、両者の係合部分の面積は小さい。上方湾曲部54B及び下方湾曲部61Bの係合部分についても同様である。これにより、上方湾曲部54A及び下方湾曲部61Aの係合部分並び上方湾曲部54B及び下方湾曲部61Bの係合部分においてそれぞれ摩擦が小さくなるため、被吊り下げ体5の微細な揺動が持続し易くなる。
基準姿勢における下方湾曲部61Aの最もZ2側の点を「最下点62A」とし、基準姿勢における下方湾曲部61Bの最もZ2側の点を「最下点62B」とする。図3に示すように、基準姿勢では、下方湾曲部61Aと上方湾曲部54Aとが最下点62Aで係合可能であるとともに、下方湾曲部61Bと上方湾曲部54Bとが最下点62Bで係合可能である。また図3に示すように、2つの最下点62A及び62Bを結ぶ直線16は、基準姿勢において水平方向と平行になる。
図3の例において、2つの線状部材60A及び60Bは、対称平面12に関して概ね対称な形状を持つ。対称平面12は、仮想平面11に垂直であるとともに、基準姿勢において鉛直方向と平行になる平面である。2つの線状部材60A及び60Bが対称平面12に関して対称であることから、下方湾曲部61A及び61Bも対称平面12に関して対称である。図3の例では、フレーム4及び被吊り下げ体5を含む装飾用部品1の全体が、対称平面12に関して概ね対称な形状を持つ。下方湾曲部61A及び61Bは、対称平面12と平行な平面に沿って湾曲している。
下方湾曲部61Aは、図4の例において、仮想平面11から離れるにつれてZ2方向(基準姿勢における下方向)に向かう第1下方湾曲部611と、仮想平面11から離れるにつれてZ1方向(基準姿勢における上方向)に向かう第2下方湾曲部612とを含む。第1下方湾曲部611及び第2下方湾曲部612は、最下点62Aにおいて連続的につながっている。
下方湾曲部61Aは、線状部材60AにおいてZ2方向に窪んだ部分であって、その範囲は、接線の方向がZ方向と平行になる2つの位置P1及びP2によって規定される。下方湾曲部61Aのうち、仮想平面11に近い位置P1から最下点62Aまでの部分が第1下方湾曲部611であり、仮想平面11に遠い位置P2から最下点62Aまでの部分が第2下方湾曲部612である。
第1下方湾曲部611は、位置P1から最下点62Aまでの範囲において、仮想平面11から最下点62Aに向かうにつれて連続的に(若しくは段階的に)曲率半径が小さくなっている。
また図4の例において、第1下方湾曲部611の一部(位置P1から位置P3までの範囲)は、最下点62Aを通る仮想平面11の垂線14と最下点62Aから仮想平面11へ延びた直線15とのなす角度βが45度以内となる範囲の外側に位置する。
フレーム4と線状部材60Aとの溶接箇所64は、図4の例において、線状部材60Aの下方湾曲部61Aを形成する部分(位置P1から最下点62Aまでの部分)に比べて仮想平面11の近くにある。
線状部材60Aは、図4の例において、楕円に近い形状に曲がっている。この楕円形状における長軸の一方端に対応する線状部材60Aの湾曲部分631は、長軸の他方端に対応する線状部材60Aの湾曲部分632に比べて仮想平面11から離れた位置にある。下方湾曲部61Aは、仮想平面11から離れた位置にある湾曲部分632を含む。
下方湾曲部61Bは、対称平面12に関して下方湾曲部61Aと対称であるため、下方湾曲部61Aと同様な下方湾曲部61Bの細部に関する説明は割愛する。
図5A〜図5Bは、鉛直方向に対するフレーム4の姿勢が異なる場合における板状部分52Aの揺動範囲の例を示した図である。図5Aは基準姿勢の場合を示し、図5Bは前傾姿勢(正面側が基準姿勢に比べて鉛直下方に傾いた姿勢)の場合を示す。フレーム4が前傾姿勢になると、図5Bにおいて示すように、点線で表した台座51の板状部分52Aの揺動範囲がフレーム4の縁42に近づく。しかしながら、図5Bの例では、揺動する板状部分52Aがフレーム4の縁42に当たらないため、被吊り下げ体5は揺動可能な状態にある。
図10A〜図10Bは、本実施形態に係る装飾用部品1に対する第1の比較例を示す図である。図10Aは基準姿勢の場合を示し、図10Bは前傾姿勢の場合を示す。第1の比較例では、装飾用部品1において楕円状に曲げられた線状部材60Aが円環形状のリング901に置き換えられている。第1の比較例における標準姿勢での板状部分52Aの位置は、図4に示す装飾用部品1と同じである。
円環形状のリング901は、楕円状に曲げられた線状部材60Aに比べて、板状部分52Aの上方湾曲部54Aと係合する湾曲部分の曲率半径が大きい。そのため、フレーム4が前傾姿勢になると、板状部分52Aの位置が正面側へずれ易い。従って、図10Bに示すように、板状部分52Aの揺動範囲がフレーム4の縁42の位置と重なってしまい、被吊り下げ体5は揺動不能な状態となっている。被吊り下げ体5を揺動可能な状態にするためには、フレーム4の傾斜角を小さくする必要がある。
また、図10A〜図10Bに示す第1の比較例では、リング901と上方湾曲部54Aとの係合部分が溶接箇所64に近くなるため、この係合部分が溶接加工の影響を受け易くなる。
図11A〜図11Bは、本実施形態に係る装飾用部品1に対する第2の比較例を示す図である。図11Aは基準姿勢の場合を示し、図11Bは前傾姿勢の場合を示す。第2の比較例では、第1の比較例よりも幅が太くて内径が小さい円環形状のリング902が用いられている。第2の比較例における標準姿勢での板状部分52Aの位置は、図4に示す装飾用部品1と同じである。
図11A〜図11Bに示す円環形状のリング902において板状部分52Aの上方湾曲部54Aと係合する湾曲部分は、楕円状に曲げられた線状部材60Aとほぼ同じ曲率半径を持つ。そのため、フレーム4が前傾姿勢になっても、図10A〜図10Bに示す第1の変形例のように、板状部分52Aの位置が正面側へずれ難くなり、被吊り下げ体5の揺動可能状態が維持される。しかしながら、リング902の幅が非常に太いため、図11A〜図11Bに示す第2の比較例では、図4に示す装飾用部品1に比べて重量が重くなる。
また、図11A〜図11Bに示す第2の比較例では、リング902と上方湾曲部54Aとの係合部分が第1の比較例よりも溶接箇所64に近くなるため、この係合部分が溶接加工の影響を更に受け易くなる。
(まとめ)
本実施形態に係る装飾用部品1によれば、鉛直方向に対するフレーム4の姿勢が基準姿勢に比べて前傾姿勢となった場合、下方湾曲部(61A,61B)と上方湾曲部(54A,54B)との係合位置は仮想平面11側へずれ易くなる。この係合位置のずれは、係合位置での下方湾曲部(61A,61B)の曲率半径が小さいほど抑制される。第1下方湾曲部611の曲率半径は、仮想平面11側から最下点(62A,62B)側に向かうにつれて小さくなっていることから、下方湾曲部(61A,61B)と上方湾曲部(54A,54B)との係合位置は、前傾姿勢となった場合でも、基準姿勢における下方湾曲部(61A,61B)の最下点(62A,62B)の近くに留まり易くなる。これにより、前傾姿勢の傾斜角が大きくなっても、フレーム4と被吊り下げ体5との離間距離が確保され易くなり、揺動する被吊り下げ体5がフレーム4に当たり難くなる。従って、被吊り下げ体5が揺動可能な前傾姿勢の傾斜角の範囲を広げ易くなる。
本実施形態に係る装飾用部品1では、最下点(64A,64B)を通る仮想平面11の垂線14と、最下点(64A,64B)から仮想平面11へ延びた直線15とのなす角度β(図4)が45度以内となる範囲の外側に、第1下方湾曲部611の少なくとも一部が位置している。仮に、第1の比較例(図10A〜図10B)や第2の比較例(図11A〜図11B)のように、吊り下げ具6を円環形状のリング(901,902)に置き換えたとすると、装飾用部品1の第1下方湾曲部611に対応するリング(901,902)の内周部分は、角度βが45度以内となる範囲の内側に含まれることになる。そのため、円環形状のリング(901,902)を用いて被吊り下げ体5を吊り下げる場合に比べて、本実施形態に係る装飾用部品1では、基準姿勢における第1下方湾曲部611の最上点(図4の位置P1)がZ1側(基準姿勢での上方向)へずれた場所に位置しており、最下点(64A,64B)から離れている。これにより、円環形状のリング(901,902)を用いる場合に比べて、最下点(64A,64B)から離れた位置で吊り下げ具6をフレーム4に固定させ易くなる。従って、吊り下げ具6をフレーム4に固定するための加工(溶接加工など)が、最下点(64A,64B)付近における下方湾曲部(61A,61B)と上方湾曲部(54A,54B)との係合状態に影響を与え難くなる。
本実施形態に係る装飾用部品1では、溶接箇所64が下方湾曲部(61A,61B)に比べて仮想平面11に近いため、フレーム4が比較的単純な形状であっても、正面側から溶接箇所64が見え難くなる。
本実施形態に係る装飾用部品1によれば、楕円形状に曲がった線状部材(60A,60B)を用いることにより、下方湾曲部(61A,61B)に比べて仮想平面11に近い位置で線状部材(60A,60B)とフレーム4とが溶接される。従って、様々なフレーム4の形状に合わせて、下方湾曲部(61A,61B)と上方湾曲部(54A,54B)との係合位置を適切な範囲に設定することが可能となる。
本実施形態に係る装飾用部品1によれば、フレーム4の縁42がフレーム4の裏側において仮想平面11から離れる方向に突出しているため、正面側からみて下方湾曲部(61A,61B)と上方湾曲部(54A,54B)との係合部分が見え難くなる。これにより、美観が向上するとともに、正面側からの物体によって揺動機能が阻害され難くなる。
次に、本実施形態に係る装飾用部品1の変形例について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、本実施形態に係る装飾用部品1の第1の変形例を示す図である。図6に示す装飾用部品1Aは、図4に示す装飾用部品1における線状部材60Aを線状部材60A−1に置き換えたものである。線状部材60A−1は、線状部材60Aに比べて、フレーム4との溶接箇所64がZ1側に移動している。また、線状部材60A−1の2つの端部601及び602は、溶接箇所64においてそれぞれフレーム4の裏側に溶接されている。
第1の変形例によれば、2つの端部601及び602がフレーム4の裏側にそれぞれ溶接されるため、2つの端部601及び602の隙間から被吊り下げ体5の上方湾曲部(54A,54B)が外れることがなくなる。また、第1の変形例によれば、線状部材60A−1をフレーム4に固定する工程と、2つの端部601及び602の隙間を塞ぐ工程とを1つの溶接工程で行うことが可能になるため、これらを別の工程で行う場合に比べて製造が簡易になる。
図7は、本実施形態に係る装飾用部品1の第2の変形例を示す図である。図7に示す装飾用部品1Bは、図4に示す装飾用部品1における線状部材60Aを線状部材60A−2に置き換えたものである。線状部材60A−2は、横方向からみて数字の「6」に似た形状に曲がっている。第2の変形例のように、吊り下げ具6を構成する線状部材はリングと異なる形状に曲がっていてもよい。
図8は、本実施形態に係る装飾用部品1の第3の変形例を示す図である。図8に示す装飾用部品1Cは、図4に示す装飾用部品1における線状部材60Aを線状部材60A−3に置き換えたものである。線状部材60A−3は、全体的にみると円環形状に近いが、第1下方湾曲部611に対応する湾曲部分は円環形状と異なる曲率を持つ。すなわち、第1下方湾曲部611は、仮想平面11から最下点62Aに向かうにつれて連続的に(若しくは段階的に)曲率半径が小さくなっている。第1下方湾曲部611は、角度β(図4)が45度以内となる範囲に含まれている。このような第3の変形例においても、図4に示す装飾用部品1と同様に、被吊り下げ体5が揺動可能な前傾姿勢の傾斜角の範囲を広げ易くなる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々のバリエーションを含んでいる。
本実施形態における被吊り下げ体は宝石類を含むものに限られない。例えば、被吊り下げ体は、揺動に応じて光の反射が変化する宝石以外の種々の部材(ガラス、鏡面など)を含んでもよい。
上述した実施形態では、下方湾曲部と上方湾曲部との係合部分が2つ存在する場合を例示したが、下方湾曲部と上方湾曲部との係合部分は1つのみでもよいし、3以上でもよい。
1…装飾用部品、4…フレーム、41…開口部、42…縁、5…被吊り下げ体、50…宝石類、51…台座、511…爪、512…孔、52A,52B…板状部分、53A,53B…孔、54A,54B…上方湾曲部、6…吊り下げ具、60A,60A−1,60A−2,60A−3,60B…線状部材、601,602…端部、61A,61B…下方湾曲部、611…第1下方湾曲部、612…第2下方湾曲部、62A,62B…最下点、64…溶接箇所、2…ペンダント、21…背面カバー、22…チェーン留め具、23…チェーン、3…眼鏡、31…前枠、11…仮想平面、12…対称平面

Claims (7)

  1. フレームと、
    前記フレームの正面側から目視可能な被吊り下げ体と、
    記被吊り下げ体を揺動可能に吊り下げる吊り下げ具とを有し、
    前記吊り下げ具は、前記正面側からみて隠れた前記フレームの裏側に固定されており、
    前記正面側から前記フレームの表面に接する所定の仮想平面が鉛直方向と平行になるときの前記フレームの姿勢を基準姿勢とし、
    前記吊り下げ具は、前記基準姿勢における下方向に湾曲した下方湾曲部を含み、
    前記被吊り下げ体は、前記基準姿勢における上方向に湾曲した上方湾曲部を含み、
    前記基準姿勢において前記下方湾曲部と前記上方湾曲部とが係合し、
    前記下方湾曲部は、
    前記仮想平面から離れるにつれて前記下方向に向かう第1下方湾曲部と、
    前記仮想平面から離れるにつれて前記上方向に向かう第2下方湾曲部と
    を含み、
    前記第1下方湾曲部と前記第2下方湾曲部とが、前記基準姿勢における前記下方湾曲部の最下点で連続的につながっており、
    前記第1下方湾曲部は、前記仮想平面側から前記最下点側に向かうにつれて曲率半径が小さくなっており、
    前記吊り下げ具は、前記下方湾曲部を形成するように曲がった線状部材を含み、
    前記線状部材は、前記フレームの前記裏側に溶接されており、
    前記フレームと前記線状部材との溶接箇所は、前記線状部材において前記下方湾曲部を形成する部分に比べて前記仮想平面に近く、
    前記線状部材は、楕円形状に曲がっており、
    前記楕円形状における長軸の一方端に対応する前記線状部材の湾曲部分は、前記長軸の他方端に対応する前記線状部材の湾曲部分に比べて前記仮想平面から離れた位置にあり、
    前記下方湾曲部は、前記長軸の前記一方端に対応する前記線状部材の湾曲部を含む、
    装飾用部品。
  2. 前記第1下方湾曲部の少なくとも一部は、前記最下点を通る前記仮想平面の垂線と前記最下点から前記仮想平面へ延びた直線とのなす角度が45度以内となる範囲の外側に位置する、
    請求項1に記載の装飾用部品。
  3. 前記線状部材は、リング状に曲がっており、2つの端部が前記フレームの前記裏側に溶接されている、
    請求項1又は2に記載の装飾用部品。
  4. 前記吊り下げ具は、2つの前記下方湾曲部を含み、
    前記被吊り下げ体は、2つの前記上方湾曲部を含み、
    前記基準姿勢において、一方の前記下方湾曲部と一方の前記上方湾曲部とが前記最下点で係合可能であるとともに、他方の前記下方湾曲部と他方の前記上方湾曲部とが前記最下点で係合可能であり、
    前記基準姿勢において、2つの前記下方湾曲部の前記最下点を結ぶ直線が水平方向に対して平行になる、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の装飾用部品。
  5. 2つの前記下方湾曲部は、前記仮想平面に垂直であるとともに前記基準姿勢において鉛直方向と平行になる対称平面に関して対称であり、前記対称平面と平行な平面に沿って湾曲している、
    請求項に記載の装飾用部品。
  6. 前記フレームは、前記正面側からみて前記被吊り下げ体の周囲の少なくとも一部を囲った縁を持ち、
    前記フレームの前記縁は、前記フレームの前記裏側において前記仮想平面から離れる方向に突出している、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の装飾用部品。
  7. 前記被吊り下げ体は、
    板状部分と、
    前記板状部分に形成された孔とを含み、
    前記孔の内側の湾曲部が前記上方湾曲部として前記下方湾曲部と当接する、
    請求項1乃至の何れか一項に記載の装飾用部品。
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