JP6410653B2 - 果実包装容器 - Google Patents

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本発明は、主にイチゴ果実の品質保持を目的とした果実包装容器に関する。
近年イチゴ産地では、付加価値を高める目的で良食味イチゴの導入が進んでいる。一般的に果肉が軟らかい良食味イチゴは、輸送時の果実同士の接触、果実と容器の接触等による損傷を生じやすいために輸出を含めた長距離輸送が難しい。このような背景を受け、収穫したイチゴを損傷させることなく、損傷のない状態で消費者へ提供するための新しい果実包装容器の開発が要望されている。
果実の果柄を挟持することで果実包装容器内での果実の動きを確実に抑制できるとともに、果実の容器への接触を少なくすることを目的として、本出願人は、容器本体に形成した本体側果柄挟持片と、蓋体に形成した蓋体側果柄挟持片とによって果実の果柄を挟持する果実包装容器を提案している(特許文献1)。
しかし、特許文献1で提案した果実包装容器では、果実を収容した後に、時間の経過に伴い果柄が扁平状に変形することにより、本体側果柄挟持片と蓋体側果柄挟持片との間から果柄が抜け落ちることがあった。
果柄の抜け落ちは、本体側果柄挟持片と蓋体側果柄挟持片とでの把持力を高めても、果柄の扁平度が大きくなるだけで、抜け落ちを有効に防止することはできない。
そこで本出願人は、果実の果柄を挟持することで果柄が変形することを利用して果柄の抜け落ちを確実に防止できる果実包装容器を提案している(特許文献2)。
一方、イチゴの果柄を挟持片と支持片とで支えて収容する容器が提案されている(特許文献3)。特許文献3で提案されている容器は、イチゴのヘタを下向きとし、底部材にある切れ込みに果柄を通すことでイチゴを固定し、振動などで果柄が抜けないようにしている。
特許第5610386号公報 特開2014−201341号公報 特開2014−97807号公報
特許文献1や特許文献2で提案した果実包装容器では、果実包装容器に収容したイチゴの果柄は挟持部分で挟持されているため時間経過と共に細くなる。果柄が細くなった状態でも果柄を抜けにくくするため、果柄はイチゴを収容した果実包装容器の蓋体側果柄挟持片近辺に逃がし部を設け、果柄を潰さない状態で果実包装容器の本体と蓋体を嵌合し、イチゴを収容する。果柄逃がし部で潰さないようにしたことで、時間が経過して果柄の挟持されている部分が細くなっても逃がし部に位置している果柄の太さは挟持されている果柄よりも太い状態を維持できるため抜けにくくできる。ただし、逃がし部により果柄を潰さないため、フランジ際で果柄を切断してもよいが、実際問題としてフランジ際で果柄を切断するのは注意が必要であり、その分手間がかかることからフランジ際からある程度長く果柄を残して切断することとなる。この状態で流通箱などに梱包する際には、果実包装容器から下側に飛び出している果柄のため、流通箱の内寸を果実包装容器より大きくするか、果柄が飛び出している状態で無理矢理流通箱に収容することとなる。
しかし、流通箱の内寸を果実包装容器より大きくする、または、果柄が下側に飛び出した状態で流通箱に収容すると、流通箱内で果実包装容器間に隙間が生じるため、輸送中に果実包装容器が揺られイチゴが損傷しやすくなってしまう。また、特許文献1や特許文献2で提案した果実包装容器を用いた場合、挟持力が低下しないようにはしているが、時間経過に伴って果柄が細くなり、挟持力が低下するため、輸送中の振動程度ではイチゴが果実包装容器中に落下することがなくても、流通箱を落下させたことによる衝撃が加わると果実包装容器内にイチゴが落下することも確認されている。
特許文献3で提案されている容器は、イチゴが上向きに底部材に固定され、底部材の裏は空間となっているため、果柄が突出していても容器は問題なく自立し、振動や衝撃が加わっても、イチゴが上向きに底部材に固定されていることから、問題が発生しない。
しかし、この容器は複数部材で構成されているため、コスト的にデメリットがあり、容器へのイチゴの梱包作業にも手間を要してしまう。
そこで本発明は、果柄を変形させて挟持するとともに、切れ込み部によって果実の果柄を挟むことで果柄の抜け落ちを確実に防止できる果実包装容器を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の果実包装容器は、凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、前記容器本体には、前記容器本体の前記凹部を包囲する土手が形成されるとともに前記土手の外方に本体側フランジが形成され、前記蓋体には、前記土手に当接する受け部が形成されるとともに前記受け部の外方に蓋体側フランジが形成され、前記容器本体の前記開口を前記蓋体で覆った状態で、前記容器本体内に収容した果実の果柄を挟持する挟持部を有し、前記挟持部に前記果柄を挟み込む切れ込み部を設けたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の果実包装容器の前記挟持部が前記容器本体の前記凹部周辺の1カ所に形成した本体側果柄挟持片と、前記蓋体に形成して前記本体側果柄挟持片と当接する蓋体側果柄挟持片と、前記本体側フランジおよび前記蓋体側フランジのうち挟持部付近の部分で構成されていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の果実包装容器において、前記本体側果柄挟持片及び前記蓋体側果柄挟持片において、前記本体側果柄挟持片の内方には前記本体側果柄挟持片よりも低い果柄押さえ凹部が形成され、前記蓋体側果柄挟持片の内方には前記蓋体側果柄挟持片より高い果柄押さえ突起部が形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載の果実包装容器において、前記本体側フランジ、前記蓋体側フランジの挟持部付近に、前記本体側フランジから前記容器本体の前記凹部側に出っ張った逃がし部、または前記蓋体側フランジから前記蓋体の凹部側に出っ張った逃がし部を形成したことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の果実包装容器において、前記挟持部を構成する前記本体側果柄挟持片、前記蓋体側果柄挟持片、前記果柄押さえ凹部、前記果柄押さえ突起部、前記本体側フランジ、前記蓋体側フランジ、前記逃がし部のうち、少なくとも1つに前記切れ込み部を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、容器本体および蓋体に設けた挟持部に切れ込み部を設け、前記切れ込み部に果柄を挟み込み容器本体と蓋体とを嵌合することにより挟み込んだ果柄が挟持部による挟持力、および切れ込み部への果柄の挟み込みによる挟持力による複合作用により、挟持力を向上させることができ、輸送中等に落下衝撃が発生した場合にも果実包装容器に収容した果実が容器内に落下することを防止することができる。
また、本発明によれば、容器本体側フランジ又は逃げ部に入れ込み部を設け、前記挟持部で果柄を挟持、又は挟持部に設けた切れ込み部に果柄を挟み込み、容器本体と蓋体とを嵌合し、さらに容器本体側フランジ又は逃げ部に設けた切れ込み部に果柄を挟み込み当該切れ込みに沿って折り曲げることにより、挟持部および切れ込み部への挟み込みによる挟持力を発揮することができ、果実が果実包装容器内に落下することがなくなるとともに流通箱内での座りが良くなり、運搬時の果実包装容器の振動および衝撃が防止できる。
本発明の実施例1による果実包装容器の開状態を示す正面図および部分端面図 同果実包装容器の開状態を示す背面図 同果実包装容器の開状態を示す底面図および平面図 同果実包装容器の開状態を示す右側面図および左側面図 同果実包装容器の閉状態を示す斜視図 本発明の実施例2による果実包装容器の開状態を示す正面図および部分端面図 同果実包装容器の開状態を示す背面図 同果実包装容器の開状態を示す底面図および平面図 同果実包装容器の開状態を示す右側面図および左側面図 同果実包装容器の閉状態を示す斜視図 本発明の実施例3による果実包装容器の開状態を示す正面図および部分端面図 同果実包装容器の開状態を示す背面図 同果実包装容器の開状態を示す底面図および平面図 同果実包装容器の開状態を示す右側面図および左側面図 同果実包装容器の閉状態を示す斜視図 本発明の実施例4による果実包装容器の開状態を示す正面図および部分端面図 同果実包装容器の開状態を示す背面図 同果実包装容器の開状態を示す底面図および平面図 同果実包装容器の開状態を示す右側面図および左側面図 同果実包装容器の閉状態を示す斜視図 本発明の実施例5による果実包装容器の開状態を示す正面図および部分端面図 同果実包装容器の開状態を示す背面図 同果実包装容器の開状態を示す底面図および平面図 同果実包装容器の開状態を示す右側面図および左側面図 同果実包装容器の閉状態を示す斜視図 本発明の実施例6による果実包装容器の開状態を示す正面図および部分端面図 同果実包装容器の開状態を示す背面図 同果実包装容器の開状態を示す底面図および平面図 同果実包装容器の開状態を示す右側面図および左側面図 同果実包装容器の閉状態を示す斜視図 本発明の実施例7による果実包装容器の開状態を示す正面図および部分端面図 同果実包装容器の開状態を示す背面図 同果実包装容器の開状態を示す底面図および平面図 同果実包装容器の開状態を示す右側面図および左側面図 同果実包装容器の閉状態を示す斜視図 本発明の実施例8による果実包装容器の開状態を示す正面図および部分端面図 同果実包装容器の開状態を示す背面図 同果実包装容器の開状態を示す底面図および平面図 同果実包装容器の開状態を示す右側面図および左側面図 同果実包装容器の閉状態を示す斜視図
本発明の第1の実施の形態による果実包装容器は、凹部が形成された容器本体と、容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、容器本体には、容器本体の凹部を包囲する土手が形成されるとともに土手の外方に本体側フランジが形成され、蓋体には、土手に当接する受け部が形成されるとともに受け部の外方に蓋体側フランジが形成され、容器本体の前記開口を前記蓋体で覆った状態で、前記容器本体内に収容した果実の果柄を挟持する挟持部を有し、当該挟持部に果実の果柄を挟み込む切れ込み部を設けた果実包装容器であって、果実を凹部に載置した状態で、蓋体を本体に当接させ、このとき果柄を挟持部で挟持するとともに挟持部に設けた切れ込み部に果実の果柄を挟み、蓋体を本体に当接させることにより、果柄の抜け落ちを確実に防止することができる。なお、前記容器本体の凹部を包囲する土手、土手に当接する受け部の凹凸の形状についても本体側と蓋体側で逆になっても良い。
本発明の第2の実施の形態は、前記切れ込み部を設ける前記挟持部が容器本体の凹部周辺の1カ所に形成した本体側果柄挟持片と、蓋体に形成して本体側果柄挟持片と当接する蓋体側果柄挟持片と、前記本体側フランジおよび前記蓋体側フランジのうち挟持部付近の部分で構成された果実包装容器であり、このとき、本体側果柄挟持片は前記土手の一部を低くして形成し、蓋体側果柄挟持片は容器本体の凹部を包囲する土手に当接する受け部のうち、本体側果柄挟持片が当接する部分一部を高くして形成される。
なお、本体側果柄挟持片と蓋体側果柄挟持片はお互いが嵌合すればよく、図に示す凹凸の形状が本体側と蓋体側で逆になっても良い。また、前記土手の一部を高くして本体側果柄挟持片を形成し、蓋体側果柄挟持片は前記土手に当接する受け部のうち、本体側果柄挟持片が当接する部分一部を低くして形成してもよい。
本発明の第3の実施の形態は、前記本体側果柄挟持片及び前記蓋体側果柄挟持片において、前記本体側果柄挟持片の内方には本体側果柄挟持片よりも低い果柄押さえ凹部が形成され、前記蓋体側果柄挟持片の内方には蓋体側果柄挟持片より高い果柄押さえ突起部が形成さた果実包装容器であり、いずれか一方に切れ込み部を設け、当該切れ込み部に果実の果柄を挟み込むことにより、果柄の抜け落ちを確実に防止することができる。本発明によれば、果柄の抜け落ち防止ができると共に、果実包装容器に合わせ果柄を切断しても抜け落ち防止が可能となり、果実を収容した果実包装容器の見栄えが良くなる。
本発明の第4の実施の形態は、前記本体側フランジ、前記蓋体側フランジの挟持部付近に、前記本体側フランジから前記容器本体の凹部側に出っ張った逃がし部、または前記蓋体フランジから前記蓋体の凹部側に出っ張った逃がし部を形成した果実包装容器であり、本発明によると、前記本体側果柄挟持片、前記蓋体側果柄挟持片、果柄押さえ凹部、果柄押さえ突起部のいずれかに切れ込み部を設け、当該切れ込み部に果実の果柄を挟み抜け落ち防止を可能としたとき、前記逃がし部の端で果実の果柄を切断しても逃がし部内側では果柄を挟持しないことから、果実を収容してから時間が経過しても果柄が細くなることが防止でき、より抜け落ち防止機能が向上するとともに、手間がかかるが果柄をフランジ際で切断すれば、果実を収容した果実包装容器の見栄えが良くなる。
本発明の第5の実施の形態は、前記挟持部を構成する前記本体側果柄挟持片、前記蓋体側果柄挟持片、前記果柄押さえ凹部、前記果柄押さえ突起部、前記本体側フランジ、前記蓋体側フランジ、前記逃がし部のうち、少なくとも1つに前記切れ込み部を設け、当該切れ込み部に果実の果柄を挟み込むことにより、果柄の抜け落ちを確実に防止する。本発明によれば、前記本体側果柄挟持片、前記蓋体側果柄挟持片、前記果柄押さえ凹部、前記果柄押さえ突起部に切れ込み部を設け、果柄を切れ込み部に挟み込んだ場合、果柄の抜け落ち防止ができると共に、フランジ際に合わせ果柄を切断しても抜け落ち防止が可能となり、果実を収容した果実包装容器の見栄えが良くなる。前記フランジまたは前記逃がし部に切れ込み部を設け、前記本体側果柄挟持片、前記蓋体側果柄挟持片、前記果柄押さえ凹部、前記果柄押さえ突起部には切れ込み部を設けない場合は、本体側果柄挟持片と蓋体側果柄挟持片、前記果柄押さえ凹部と前記果柄押さえ突起部による挟持により、果柄が波形になり、果柄の屈折による挟持力とともに、前記本体側フランジ、前記蓋体側フランジ、逃げ部、いずれかの切れ込み部によって果実の果柄を挟んだ後に、本体側フランジの切れ込み部に沿って折り曲げることができ、複合的な挟持力を得ながら流通箱に座りよく収容ができる。また、前記挟持部を構成する前記本体側果柄挟持片、前記蓋体側果柄挟持片、前記果柄押さえ凹部、前記果柄押さえ突起部のいずれかに切れ込み部を設け、さらに前記本体側フランジ、前記蓋体側フランジ、逃げ部、いずれかの切れ込み部を設けることにより、挟持部による挟持力、切れ込み部による複合的な挟持力が発生し、高い挟持力により果柄の抜け落ち防止ができるとともに、前記本体側フランジ、前記蓋体側フランジ、逃げ部、いずれかの切れ込み部によって果実の果柄を挟んだ後に、本体側フランジの切れ込み部に沿って折り曲げることができ、流通箱に座りよく収容ができる。
以下本発明の実施例1による果実包装容器について説明する。
図1(a)は本実施例による果実包装容器の開状態を示す正面図、図1(b)、(c)は図1(a)の要部拡大正面図であり、本実施例における挟持部を示し、図1(d)は図1(b)のA−A線端面図、図1(e)は図1(c)のB−B線端面図、図2は同果実包装容器の開状態を示す背面図、図3(a)は同果実包装容器の開状態を示す底面図、図3(b)は同果実包装容器の開状態を示す平面図、図4(a)は同果実包装容器の開状態を示す右側面図、図4(b)は同果実包装容器の開状態を示す左側面図、図5は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。なお、本実施例において要部だけを実線で示し、その他を破線で示している。
図に示すように、本実施例による果実包装容器は、凹部11が形成された容器本体10と、容器本体10の開口を覆う蓋体20とを備えている。容器材としては、透明な樹脂材、例えばポリエチレンテレフタラートを用いることが適している。
容器本体10には、容器本体10の凹部11を包囲する土手12が形成されている。土手12は、容器本体10の開口を上方とした場合に、凹部11の周囲から所定高さで立ち上がり、所定幅で外方に延出した土手面12aを形成し、前記土手面12aから下方に延出することで外壁面12bを形成している。そして、この外壁面12bの下端部には、土手12の外方に向けて本体側フランジ13が形成されている。なお、本体側フランジ13は、土手12を包囲するように全周に形成されている。本体側果柄挟持片14は、土手12の一部を低くし、本体側フランジ13の面よりも高く形成している。従って、本体側果柄挟持片14は、所定幅の平坦部で形成されている。
本体側果柄挟持片14には、本体側果柄挟持片14よりも低い果柄押さえ凹部17を形成している。果柄押さえ凹部17は、本体側果柄挟持片14の凹部11側に、すなわち本体側果柄挟持片14の内方に形成している。
凹部11は図1に示すように平面視で外形形状が六角形に形成されており、土手12及び本体側フランジ13も六角形に形成されている。また、本体側フランジ13の一部には、舌部15が形成されている。なお、凹部11、土手12、及び本体側フランジ13は、本体側果柄挟持片14が形成された側の辺を六角形の辺の中で最も長い辺として構成している。
本体側果柄挟持片14には、切れ込み部18を形成している。この切れ込み部18によって果実の果柄を挟むことができる。切れ込み部18の内方側の端部は果柄押さえ凹部17に臨み、切れ込み部18の外方側の端部は本体側フランジ13に臨んでも良いし、本体側フランジ13に達しないところで止めても良い。切れ込み部18の端部が本体側フランジ13に望んでいる場合は、より深く挟み込むことができ、挟持が確実となる。切れ込み部18を本体側フランジ13に達しないところで止めた場合、本体側果柄挟持片の面と切れ込み部18の端部で段差ができ、挟持する果柄が波形になり、果柄の屈折による挟持力と挟み込みによる挟持力の両方の効果がある。
蓋体20には、蓋体20の凹部21を包囲する受け部22が形成されている。この受け部22は、土手面12aに当接する平面22aと、平面22aから所定高さで立ち上がり外壁面12bに当接する内壁面22bによって形成され、土手12に嵌合する。そして、内壁面22bの上端部には、受け部22の外方に向けて蓋体側フランジ23が形成されている。なお、蓋体側フランジ23は、受け部22を包囲するように全周に形成されている。蓋体側果柄挟持片24は、平面22aの一部を高くして形成している。従って、蓋体側果柄挟持片24は、本体側果柄挟持片14と同様に所定幅の平坦部が形成されている。
蓋体側果柄挟持片24には、蓋体側果柄挟持片24よりも高い果柄押さえ突起部27を形成している。果柄押さえ突起部27は、蓋体側果柄挟持片24の凹部21側に、すなわち蓋体側果柄挟持片24の内方に形成している。
蓋体側果柄挟持片24の外方に位置する蓋体側フランジ23には他の箇所よりも低い逃がし部25を形成している。また、蓋体側フランジ23の一部には、舌部26が形成されている。舌部15と舌部26とは、蓋体20によって容器本体10を閉状態とした場合に、隣接する位置に設けている。
容器本体10と蓋体20とはヒンジ部30によって連接されている。
本実施例による果実包装容器は、容器本体10の凹部11周辺には本体側果柄挟持片14が形成され、蓋体20には本体側果柄挟持片14と当接する位置に蓋体側果柄挟持片24が形成され、さらに果柄押さえ凹部17、果柄押さえ突起部27を形成し、果実を凹部11、21に収容した状態で、本体側果柄挟持片14に形成した切れ込み部18に果実の果柄を挟み込み、蓋体20を容器本体10に嵌合させると、果柄を挟んだ本体側果柄挟持片14に蓋体側果柄挟持片24が噛み合うとともに、容器本体10の土手12が蓋体20の受け部22が噛み合う。本体側果柄挟持片14は果柄を挟んだことにより外側へ広がろうとするが、土手12と受け部22が噛み合うことにより本体側果柄挟持片14が広がろうとする作用を抑えることができ、結果として挟持力が増加し、果柄の抜け落ちや果実包装容器内での果実の動きを確実に防止することができる。
なお、実施例1においては、本体側果柄挟持片14、蓋体側挟持片24、果柄押さえ凹部17、果柄押さえ突起部27、本体側フランジ13のうち本体側果柄挟持片14付近の部分、および蓋体側フランジ23のうち蓋体側果柄挟持片24付近の部分が果実の果柄を挟持する挟持部を構成する。
また本実施例による果実包装容器は、容器本体10の凹部11と蓋体20の凹部21とによって果実の収容空間を形成し、容器本体10と蓋体20とをヒンジ部30によって連接し、容器本体10、蓋体20、及びヒンジ部30をプレス加工等によって一体成形したものである。このように本実施例によれば、容器本体10と蓋体20との双方に凹部11、21を形成することで、容器本体10だけに凹部11を形成する場合と比較して凹部11、21の深さを浅くできるため、プレス加工を容易にでき、容器本体10と蓋体20とをヒンジ部30で連接して一体成形することで、少ない加工工数で果実包装容器を製作することができる。更に、多くの果実は果肉の中央に果柄があるため、果肉の果実包装容器への接触を少なくすることができる。
以下本発明の実施例2による果実包装容器について説明する。
図6(a)は本実施例による果実包装容器の開状態を示す正面図、図6(b)、(c)は図6(a)の要部拡大正面図であり、本実施例における挟持部を示し、図6(d)は図6(b)のA−A線端面図、図6(e)は図6(c)のB−B線端面図、図7は同果実包装容器の開状態を示す背面図、図8(a)は同果実包装容器の開状態を示す底面図、図8(b)は同果実包装容器の開状態を示す平面図、図9(a)は同果実包装容器の開状態を示す右側面図、図9(b)は同果実包装容器の開状態を示す左側面図、図10は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。なお、本実施例において要部だけを実線で示し、その他を破線で示している。また、実施例1と同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
実施例1では、本体側果柄挟持片14に切れ込み部18を形成したが、実施例2では、切れ込み部19を本体側果柄挟持片14とともに、本体側フランジ13にも連続して形成している。切れ込み部19を本体側果柄挟持片14と本体側フランジ13とに連続させた場合、容器本体10の強度が下がるとともに挟持力が若干下がるが、切れ込みを入れる手間が省ける。切れ込み部19を、本体側果柄挟持片14と本体側フランジ13とに分けて形成した場合には容器本体10の強度が低下することなく挟持力が向上する。
本実施例のように、切れ込み部19を、本体側果柄挟持片14および本体側フランジ13に形成することで、本体側果柄挟持片14に形成した切れ込み部19(実施例1における切れ込み部18)によって果実の果柄を挟んだ後に、本体側フランジ13に形成した切れ込み部19に挟み、さらに本体側フランジ13に沿って折り曲げることができ、本体側果柄挟持片14に形成した切れ込み部19による挟持力と、本体側フランジ13に形成した切れ込み部19による挟持力の両方が影響し、確実に挟持力を発揮できるとともに、本体側フランジ13の外縁より果柄が突出せず、流通箱内での座りが良くなり、運搬時に容器本体10の不要な動きが防止できる。これにより、運搬時の不必要な振動も防ぐことができ、さらに流通箱内での上下運動も防止できる。なお、確実に挟持力を発揮できることから落下衝撃があった場合でも、果実包装容器内で果柄が抜け落ちることはない。
なお、実施例2においては、本体側果柄挟持片14、蓋体側果柄挟持片24、果柄押さえ凹部17、果柄押さえ突起部27、本体側フランジ13のうち本体側果柄挟持片14付近の部分、および蓋体側フランジ23のうち蓋体側果柄挟持片24付近の部分が果実の果柄を挟持する挟持部を構成する。
以下本発明の実施例3による果実包装容器について説明する。
図11(a)は本実施例による果実包装容器の開状態を示す正面図、図11(b)、(c)は図11(a)の要部拡大正面図であり、本実施例における挟持部を示し、図11(d)は図11(b)のA−A線端面図、図11(e)は図11(c)のB−B線端面図、図12は同果実包装容器の開状態を示す背面図、図13(a)は同果実包装容器の開状態を示す底面図、図13(b)は同果実包装容器の開状態を示す平面図、図14(a)は同果実包装容器の開状態を示す右側面図、図14(b)は同果実包装容器の開状態を示す左側面図、図15は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。なお、本実施例において要部だけを実線で示し、その他を破線で示している。また、実施例1と同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
実施例1では、本体側果柄挟持片14に切れ込み部18を形成したが、実施例3では、切れ込み部28を果柄押さえ突起部27に形成している。切れ込み部28の端部は蓋体側果柄挟持片24に臨んでいる。この切れ込み部28によって果実の果柄を挟むことができる。この場合、果柄押さえ突起部27に形成した切れ込み部28に果柄を挟み込み、蓋体20を容器本体10に嵌合させると、容器本体10の土手12が蓋体20の受け部22と噛み合うとともに、果柄を挟んだ果柄押さえ突起部27に果柄押さえ凹部17が噛み合う。果柄押さえ突起部27は外側へ広がろうとするが、果柄を挟んだ果柄押さえ突起部27に果柄押さえ凹部17が噛み合うことにより果柄押さえ突起部27が広がろうとする作用を抑えることができ、結果として挟持力が増加する。なお、切れ込み部28の端部は蓋体側果柄挟持片24に達しないところで止めても良い。切れ込み部28の端部が蓋体側果柄挟持片24に臨んでいる場合は、より深く挟み込むことができ、挟持が確実となる。切れ込み部28が蓋体側果柄挟持片24に達しないところで止めた場合、蓋体側果柄挟持片24の面と果柄押さえ突起部27の端部で段差ができ、挟持する果柄が波形になり、果柄の屈折による挟持力と挟み込みによる挟持力の両方の効果がある。
なお、実施例3においては、本体側果柄挟持片14、蓋体側果柄挟持片24、果柄押さえ凹17と果柄押さえ突起部27、本体側フランジ13のうち本体側果柄挟持片14付近の部分、および蓋体側フランジ23のうち蓋体側果柄挟持片24付近の部分とが果実の果柄を挟持する挟持部を構成する。
以下本発明の実施例4による果実包装容器について説明する。
図16(a)は本実施例による果実包装容器の開状態を示す正面図、図16(b)、(c)は図16(a)の要部拡大正面図であり、本実施例における挟持部を示し、図16(d)は図16(b)のA−A線端面図、図16(e)は図16(c)のB−B線端面図、図17は同果実包装容器の開状態を示す背面図、図18(a)は同果実包装容器の開状態を示す底面図、図18(b)は同果実包装容器の開状態を示す平面図、図19(a)は同果実包装容器の開状態を示す右側面図、図19(b)は同果実包装容器の開状態を示す左側面図、図20は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。なお、本実施例において要部だけを実線で示し、その他を破線で示している。また、実施例1と同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
実施例1では、本体側果柄挟持片14に切れ込み部18を形成したが、実施例4では、切れ込み部29を逃がし部25に形成している。切れ込み部29の内方側の端部は蓋体側果柄挟持片24に達しない位置で止め、切れ込み部29の外方側の端部は逃がし部25の外縁に至っている。この切れ込み部29によって果実の果柄を挟むことができる。
本実施例のように、切れ込み部29を、逃がし部25に形成することで、切れ込み部を設けない本体側果柄挟持片14、蓋体側果柄挟持片24、果柄押さえ凹17と果柄押さえ突起部27で挟持するとともに、切れ込み部29によって逃がし部25の際よりも長く切った果実の果柄を挟んだ後に、切れ込み部29に沿って折り曲げることにより、本体側果柄挟持片14、蓋体側果柄挟持片24、果柄押さえ凹17と果柄押さえ突起部27における果柄が波形になり、果柄の屈折による挟持力と挟み込みによる挟持力が得られ、さらに果柄を挟んだ後に、切れ込み部29に沿って折り曲げることでさらなる挟持力が得られる。また本実施例の形態により、本体側フランジ13の外縁より果柄が突出せず、従って、流通箱の内寸を果実包装容器より大きくしたり、果柄を切断する必要が無く、簡易に挟持力を維持することができる。
なお、実施例4においては、本体側果柄挟持片14、蓋体側果柄挟持片24、果柄押さえ凹17と果柄押さえ突起部27、本体側フランジ13のうち本体側果柄挟持片14付近の部分、および蓋体側フランジ23のうち蓋体側果柄挟持片24付近の部分、すなわち逃がし部25が果実の果柄を挟持する挟持部を構成する。
図21から図25は本発明の実施例5による果実包装容器を示している。
図21(a)は本実施例による果実包装容器の開状態を示す正面図、図21(b)、(c)は図21(a)の要部拡大正面図であり、本実施例における挟持部を示し、図21(d)は図21(b)のA−A線端面図、図21(e)は図21(c)のB−B線端面図、図22は同果実包装容器の開状態を示す背面図、図23(a)は同果実包装容器の開状態を示す底面図、図23(b)は同果実包装容器の開状態を示す平面図、図24(a)は同果実包装容器の開状態を示す右側面図、図24(b)は同果実包装容器の開状態を示す左側面図、図25は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。なお、本実施例において要部だけを実線で示し、その他を破線で示している。また、実施例1と同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
実施例1では、切れ込み部18を本体側果柄挟持片14だけでなく本体側フランジ13にも延出させて形成したが、実施例5では、切れ込み部18を本体側果柄挟持片14だけに形成している。実施例5は、形状の一部が意匠的に実施例1と若干異なるが、実施例1と同一の作用効果を奏するため説明を省略する。
図26から図30は本発明の実施例6による果実包装容器を示している。
図26(a)は本実施例による果実包装容器の開状態を示す正面図、図26(b)、(c)は図26(a)の要部拡大正面図であり、本実施例における挟持部を示し、図26(d)は図26(b)のA−A線端面図、図26(e)は図26(c)のB−B線端面図、図27は同果実包装容器の開状態を示す背面図、図28(a)は同果実包装容器の開状態を示す底面図、図28(b)は同果実包装容器の開状態を示す平面図、図29(a)は同果実包装容器の開状態を示す右側面図、図29(b)は同果実包装容器の開状態を示す左側面図、図30は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。なお、本実施例において要部だけを実線で示し、その他を破線で示している。また、実施例3と同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
実施例3では、切れ込み部28の内端部は凹部21に臨んでいないが、実施例6では、切れ込み部28の内端部は凹部21に臨んでいる。実施例6は、形状の一部が意匠的に実施例3と若干異なるが、実施例3と同一の作用効果を奏するため説明を省略する。
図31から図35は本発明の実施例7による果実包装容器を示している。
図31(a)は本実施例による果実包装容器の開状態を示す正面図、図31(b)、(c)は図31(a)の要部拡大正面図であり、本実施例における挟持部を示し、図31(d)は図31(b)のA−A線端面図、図31(e)は図31(c)のB−B線端面図、図32は同果実包装容器の開状態を示す背面図、図33(a)は同果実包装容器の開状態を示す底面図、図33(b)は同果実包装容器の開状態を示す平面図、図34(a)は同果実包装容器の開状態を示す右側面図、図34(b)は同果実包装容器の開状態を示す左側面図、図35は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。なお、本実施例において要部だけを実線で示し、その他を破線で示している。また、実施例5と同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
実施例7では、果柄押さえ凹部17および果柄押さえ突起部27を形成していない点で実施例5と異なるが、その他の点では実施例5と同一の作用効果を奏するため説明を省略する。
図36から図40は本発明の実施例8による果実包装容器を示している。
図36(a)は本実施例による果実包装容器の開状態を示す正面図、図36(b)、(c)は図36(a)の要部拡大正面図であり、本実施例における挟持部を示し、図36(d)は図36(b)のA−A線端面図、図36(e)は図36(c)のB−B線端面図、図37は同果実包装容器の開状態を示す背面図、図38(a)は同果実包装容器の開状態を示す底面図、図38(b)は同果実包装容器の開状態を示す平面図、図39(a)は同果実包装容器の開状態を示す右側面図、図39(b)は同果実包装容器の開状態を示す左側面図、図40は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。なお、本実施例において要部だけを実線で示し、その他を破線で示している。また、実施例6と同一構成部材には同一符号を付して説明を省略する。
実施例8では、果柄押さえ凹部17および果柄押さえ突起部27を形成していない点で実施例6と異なり、更に実施例6では、果柄押さえ突起部27に切れ込み部28を設けているが、実施例8では、切れ込み部28を蓋体側果柄挟持片24に設けているが、その他の点では実施例6と同一の作用効果を奏するため説明を省略する。
なお、実施例8に示す切れ込み部28は、凹部21側を深くすることで、蓋体側果柄挟持片24の角に果柄を挟みこみやすくしている。
本発明による実施例1から8について前述したが、これだけに限らない。具体的には切れ込み部を設ける他の例として、実施例1における果柄押さえ凹部17、果柄押さえ突起部27を有しない果実包装容器における本体側果柄挟持片、蓋体側果柄挟持片のどちらかに切れ込み部を設ける例、実施例3と実施例4を組み合わせた例、本体側果柄挟持片14と逃し部25の両方に切れ込み部を設ける例、など様々な例が考えられる。もちろん、それらの例は、本発明に含まれる。
本発明によれば、これまで果肉が軟らかいなどの理由で長距離輸送に不向きであった完熟に近い高品質果実の輸送が可能となり、生産量増加など産地活性化が期待される。また、1つずつ果実を収容した果実包装容器内で果柄の抜け落ちによる果実の落下を確実に防止することができることから高品質な果実の個別販売が可能になる。
10 容器本体
11 凹部
12 土手
12a 土手面
13 本体側フランジ
14 本体側果柄挟持片
17 果柄押さえ凹部
18 切れ込み部
19 切れ込み部
20 蓋体
21 凹部
22 受け部
22a 平面
23 蓋体側フランジ
24 蓋体側果柄挟持片
25 逃がし部
27 果柄押さえ突起部
28 切れ込み部
29 切れ込み部
30 ヒンジ部
40 イチゴ
41 果柄

Claims (5)

  1. 凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、
    前記容器本体には、前記容器本体の前記凹部を包囲する土手が形成されるとともに前記土手の外方に本体側フランジが形成され、
    前記蓋体には、前記土手に当接する受け部が形成されるとともに前記受け部の外方に蓋体側フランジが形成され、
    前記容器本体の前記開口を前記蓋体で覆った状態で、前記容器本体内に収容した果実の果柄を挟持する挟持部を有し、
    前記挟持部に前記果柄を挟み込む切れ込み部を設けたことを特徴とする果実包装容器。
  2. 前記挟持部が、前記容器本体の前記凹部周辺の1カ所に形成した本体側果柄挟持片と、前記蓋体に形成して前記本体側果柄挟持片と当接する蓋体側果柄挟持片と、前記本体側フランジおよび前記蓋体側フランジのうち挟持部付近の部分で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の果実包装容器。
  3. 前記本体側果柄挟持片及び前記蓋体側果柄挟持片において、前記本体側果柄挟持片の内方には前記本体側果柄挟持片よりも低い果柄押さえ凹部が形成され、前記蓋体側果柄挟持片の内方には前記蓋体側果柄挟持片より高い果柄押さえ突起部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の果実包装容器。
  4. 前記本体側フランジ、前記蓋体側フランジの挟持部付近に、前記本体側フランジから前記容器本体の前記凹部側に出っ張った逃がし部、または前記蓋体側フランジから前記蓋体の凹部側に出っ張った逃がし部を形成したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の果実包装容器。
  5. 前記切れ込み部を、
    前記挟持部を構成する本体側果柄挟持片、蓋体側果柄挟持片、果柄押さえ凹部、果柄押さえ突起部、本体側フランジのうち本体側果柄挟持片付近の部分、蓋体側フランジのうち蓋体側果柄挟持片付近の部分、および逃がし部のうち、
    少なくとも1つに設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の果実包装容器。
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