JP7355443B1 - 栽培容器、栽培容器セット、及び栽培方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1から図6に示すように、本発明の実施形態に係る栽培容器セット10は、所定の断面形状としてハート形状のレモンCを生産(生育)するための栽培容器12を備えている。栽培容器12は、生育初期のレモンCに取付け可能である。なお、栽培容器12は、ハート形状のレモンCを生産するための容器であるが、ハート形状の温州みかん、オレンジ、ハッサク、しらぬい、ライム、又はゆず等、レモン以外の柑橘類を生産するために用いてもよい。
図1から図3に示すように、栽培容器12は、その長さ方向に沿って分割された第1分割型14と、第2分割型16とを備えている。第1分割型14と第2分割型16とを突き合わせることよって、栽培容器12の内部には、ハート形状のレモンC(図4参照)を生産して収容する所定の断面形状としてのハート形状の収容空間18が形成されている。
図1、図2、図3、及び図7に示すように、第1分割型14は、例えばABS樹脂等の合成樹脂により構成された射出成型品である。第1分割型14は、長さ方向の一端側から他端側に位置する側壁20と、長さ方向の一端側に位置し、かつ側壁20と直交する天井壁22とを有している。第1分割型14の長さ方向の他端側は、開口されている。側壁20の内壁面の断面形状は、ハート形状の上側部分の形状になっている。側壁20の内壁面には、ハート形状の窪みCvを形成するための突起列24が長さ方向に沿って形成されている。なお、天井壁22は、側壁20と直交していなくも、側壁20と交差していればよい。
図1、図2、図3、及び図8に示すように、第2分割型16は、例えばABS樹脂等の合成樹脂により構成された射出成型品である。第2分割型16は、長さ方向の一端側から他端側に位置する側壁26と、長さ方向の一端側に位置し、かつ側壁26と直交する天井壁28とを有している。第2分割型16の長さ方向の他端側は、開口されている。側壁26の内壁面の断面形状は、ハート形状の下側部分の形状になっている。なお、天井壁28は、側壁26と直交していなくも、側壁26と交差していればよい。
図2、図3、図5から図8に示すように、天井壁28の縁部における幅方向の中央部には、レモンCの果梗部Tを挿通させるための切欠部30が形成されている。天井壁22の縁部における幅方向の中央部には、第2分割型16の切欠部30の一部に嵌入する突出片32が形成されている。
図1、図3、図5から図8に示すように、第1分割型14の突き合わせ側の縁部には、嵌合凹部34が形成されている。嵌合凹部34は、第1分割型14の突き合わせ側からみて、逆U字状に形成されており、かつ第1分割型14の内壁面側に位置している。また、第2分割型16の突き合わせ側の縁部には、嵌合凹部34と嵌合可能な嵌合凸部36が形成されている。嵌合凸部36は、第2分割型16の突き合わせ側からみて、逆U字状に形成されており、かつ第2分割型16の内壁面側に位置している。
図1から図3に示すように、第1分割型14における外壁面の幅方向の中央部には、第1補強リブ38が長さ方向に沿って形成されている。また、第2分割型16の外壁面には、一対の第2補強リブ40が長さ方向に沿って形成されている。一対の第2補強リブ40は、栽培容器12の断面において、左右対称に配置されている。第1補強リブ38の先端面及び一対の第2補強リブ40の各先端面は、嵌合凹部34と嵌合凸部36とを嵌合させた状態において、栽培容器12の軸心(中心)12cから同一距離になるように設定されている。
図1に示すように、栽培容器セット10は、嵌合凹部34と嵌合凸部36とを嵌合させた状態で、第1分割型14と第2分割型16とを一体的に拘束する一対の拘束部材としての一対の拘束バンド42を備えている。各拘束バンド42は、第1補強リブ38の先端面及び一対の第2補強リブ40の先端面に接触して、第1分割型14と第2分割型16とを締め付ける。
図1、図7、及び図8を参照して、本発明の実施形態に係る栽培方法について説明する。
第1分割型14と第2分割型16との間に生育初期のレモンCを介在させた状態で、第1分割型14と第2分割型16とを突き合わせて、嵌合凹部34と嵌合凸部36とを嵌合させる。更に、一対の拘束バンド42によって第1分割型14と第2分割型16とを一体的に拘束する。これにより、収容空間18に生育初期のレモンCを収容した状態で、栽培容器12を生育初期のレモンCに取付けることができる。
前記取付工程の終了後に、栽培容器12の収容空間18内においてレモンCを生育させる。これにより、所望のハート形状のレモンCを生産することができる。
栽培容器12(栽培容器セット10)においては、嵌合凸部36における長さ方向の一端側の嵌合幅W2aは、嵌合凹部34における長さ方向の中央側の嵌合幅W1bよりも大きく設定されている。そのため、第1分割型14と第2分割型16とを突き合わせて、嵌合凹部34と嵌合凸部36とを嵌合させると、第1分割型14に対して第2分割型16が相対的に長さ方向に位置ずれし難くなる。従って、栽培容器12(栽培容器セット10)によれば、栽培容器12を生育初期のレモンCに取付ける作業の作業性の向上を図ることができる。また、レモンCの肥大中に生じる分割型のずれを防止することで、収穫時におけるレモンCの形状を所望のハート形状にすることができる。
本発明の態様1に係る栽培容器は、所定の断面形状の柑橘類を生産するための栽培容器であって、長さ方向に沿って分割された2つの分割型からなり、前記2つの分割型を突き合わせることよって内部に柑橘類を収容する前記所定の断面形状の収容空間が形成され、
各分割型は、前記長さ方向の一端側から他端側に位置する側壁と、前記長さ方向の一端側に位置しかつ前記側壁に直交する天井壁とを有し、前記長さ方向の他端側が開口され、前記2つの分割型のうちの少なくともいずれかの分割型の前記天井壁に柑橘類の果梗部を挿通させるための切欠部が形成され、前記2つの分割型のうちの一方の分割型の突き合わせ側の縁部に嵌合凹部が形成され、前記2つの分割型のうちの他方の分割型の突き合わせ側の縁部に前記嵌合凹部と嵌合可能な嵌合凸部が形成され、前記嵌合凸部における前記長さ方向の一端側の嵌合幅は、前記嵌合凹部における前記長さ方向の中央側の嵌合幅よりも大きく設定されている。
12 栽培容器
14 第1分割型(分割型)
16 第2分割型(分割型)
18 収容空間
20 側壁
22 天井壁
24 突起列
26 側壁
28 天井壁
30 切欠部
32 突出片
34 嵌合凹部
36 嵌合凸部
38 第1補強リブ
40 第2補強リブ
42 拘束バンド(拘束部材)
C レモン(柑橘類)
Cv 窪み
T 果梗部
W1b 嵌合幅(嵌合凹部における長さ方向の中央側の嵌合幅)
W2a 嵌合幅(嵌合凸部における長さ方向の一端側の嵌合幅)
Claims (9)
- 所定の断面形状の柑橘類を生産するための栽培容器であって、
長さ方向に沿って分割された2つの分割型を備え、前記2つの分割型を突き合わせることよって内部に前記柑橘類を収容する前記所定の断面形状の収容空間が形成され、
前記2つの分割型のそれぞれは、前記長さ方向の一端側から他端側に位置する側壁と、前記長さ方向の一端側に位置しかつ前記側壁と交差する天井壁とを有し、
前記2つの分割型のうちの少なくともいずれかの分割型の前記天井壁に前記柑橘類の果梗部を挿通させるための切欠部が形成され、
前記2つの分割型のうちの一方の分割型の突き合わせ側の縁部に嵌合凹部が形成され、前記2つの分割型のうちの他方の分割型の突き合わせ側の縁部に前記嵌合凹部と嵌合可能な嵌合凸部が形成され、前記嵌合凸部における前記長さ方向の一端側の嵌合幅は、前記嵌合凹部における前記長さ方向の中央側の嵌合幅よりも大きく設定されていることを特徴とする栽培容器。 - 各分割型における前記側壁と前記天井壁との境界部における前記栽培容器の内側の曲率半径は、1mm以上5mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の栽培容器。
- 前記所定の断面形状は、ハート形状であり、前記2つの分割型のうちのいずれかの分割型の前記側壁の内壁面に、ハート形状の窪みを形成するための突起列が前記長さ方向に沿って形成され、前記突起列の先端部の曲率半径は、1mm以上3mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の栽培容器。
- 各分割型の内壁面の表面粗さは、0.1μm以上5.0μm以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の栽培容器。
- 各分割型の前記天井壁の厚さは、1mm以上5mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の栽培容器。
- 前記切欠部の幅は、4mm以上10mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の栽培容器。
- 前記柑橘類は、レモンであることを特徴とする請求項1に記載の栽培容器。
- 請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の栽培容器と、
前記嵌合凹部と前記嵌合凸部とを嵌合させた状態で、前記2つの分割型を拘束する拘束部材と、を備える栽培容器セット。 - 請求項1に記載の栽培容器を用いて、所定の断面形状の柑橘類を生産するための栽培方法であって、
前記2つの分割型の間に生育初期の前記柑橘類を介在させた状態で、前記2つの分割型を突き合わせて、前記嵌合凹部と前記嵌合凸部を嵌合させることにより、前記収容空間に生育初期の前記柑橘類を収容した状態で、前記栽培容器を生育初期の前記柑橘類に取付ける取付工程と、
前記取付工程の終了後、前記収容空間内において前記柑橘類を肥大させる生育工程と、を含むことを特徴とする栽培方法。
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JP2023048749A JP7355443B1 (ja) | 2023-03-24 | 2023-03-24 | 栽培容器、栽培容器セット、及び栽培方法 |
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JP (1) | JP7355443B1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006254829A (ja) | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Tatsusun Kan | 果実栽培時の果実形態の成形方法及び成形装置 |
US20130221190A1 (en) | 2012-02-27 | 2013-08-29 | Zayin Technology, S.L. | Mould with clip locks for fruits of plants |
JP3186786U (ja) | 2013-08-13 | 2013-10-24 | 三原農業協同組合 | レモン栽培容器 |
JP2016193735A (ja) | 2015-03-31 | 2016-11-17 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 | 果実包装容器 |
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2023
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