JP2014201342A - 包装容器流通箱 - Google Patents
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Abstract
Description
果実の果柄を挟持することで容器内での果実の動きを確実に抑制できるとともに、果実の容器への接触を少なくすることを目的として、本出願人は、容器本体に形成した本体側果柄挟持片と、蓋体に形成した蓋体側果柄挟持片とによって果実の果柄を挟持する包装容器を提案している(特許文献1)。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の包装容器流通箱において、前記仕切り板として、第1の前記仕切り板と第2の前記仕切り板を設け、第1の前記仕切り板に、第1の前記仕切り板挟持部を形成し、第2の前記仕切り板に、第2の前記仕切り板挟持部を形成し、一方の前記側部に有する一方の前記容器側片突出部を第1の前記仕切り板挟持部に位置させ、他方の前記側部に有する他方の前記容器側片突出部を第2の前記仕切り板挟持部に位置させて前記包装容器を前記箱本体内で位置決め固定することを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1に記載の包装容器流通箱において、前記箱本体の側壁内面に、櫛状の側壁挟持部を形成し、一方の前記側部に有する一方の前記容器側片突出部を前記仕切り板挟持部に位置させ、他方の前記側部に有する他方の前記容器側片突出部を前記側壁挟持部に位置させて前記包装容器を前記箱本体内で位置決め固定することを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の包装容器流通箱において、前記箱本体の底内面に、櫛状の底面挟持部を形成し、底部に有する容器底片突出部を前記底面挟持部に位置させて前記包装容器を前記箱本体内で位置決め固定することを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装容器流通箱において、凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、前記容器本体には、前記容器本体の前記凹部を包囲する土手が形成されるとともに前記土手の外方に本体側フランジが形成され、前記蓋体には、前記土手に当接する受け部が形成されるとともに前記受け部の外方に蓋体側フランジが形成され、前記本体側フランジの一部には、本体側舌部が形成され、前記蓋体側フランジの一部には、蓋体側舌部が形成され、前記本体側舌部と前記蓋体側舌部とで一方の前記容器側片突出部を形成し、前記ヒンジ部で他方の前記容器側片突出部を形成した前記包装容器を収容することを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装容器流通箱において、凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、前記容器本体には、前記容器本体の前記凹部を包囲する土手が形成されるとともに前記土手の外方に本体側フランジが形成され、前記蓋体には、前記土手に当接する受け部が形成されるとともに前記受け部の外方に蓋体側フランジが形成され、前記本体側フランジと前記蓋体側フランジとで一方の前記容器側片突出部を形成し、前記ヒンジ部で他方の前記容器側片突出部を形成した前記包装容器を収容することを特徴とする。
図1は本実施例による包装容器流通箱に包装容器を収容した状態を示す斜視図、図2は同包装容器流通箱の斜視図、図3は同包装容器流通箱を構成する仕切り板を示す平面図、図4は同包装容器流通箱の使用状態を説明するための要部斜視図である。
本実施例では、箱本体2内に、第1の仕切り板3aと第2の仕切り板3bを設け、18個の包装容器1を収容する包装容器流通箱を示している。
そして、本実施例による包装容器流通箱は、箱本体2の一方の側壁内面2aと第1の仕切り板3aとの間に6個の包装容器1を、第1の仕切り板3aと第2の仕切り板3bとの間に6個の包装容器1を、第2の仕切り板3bと箱本体2の他方の側壁内面2bとの間に6個の包装容器1を、それぞれ収容している。
また、箱本体2の底内面2cについても、収容する包装容器1の数に対応した数の櫛状の切り込みによって底面挟持部6を形成している。
図2及び図3(a)に示すように、第1の仕切り板3aには、収容する包装容器1の数に対応した数の櫛状の切り込みによって第1の仕切り板挟持部7aを形成している。また、第2の仕切り板3bにも、収容する包装容器1の数に対応した数の櫛状の切り込みによって第2の仕切り板挟持部7bを形成している。第1の仕切り板挟持部7aは、第1の仕切り板3aの一方の長辺から垂直に他方の長辺に向かう、所定長さの切り込みで形成される。第2の仕切り板挟持部7bについても同様である。
スリット3cには、図3(b)に示す保持板4が挟み込まれる。保持板4には、第1の仕切り板3aを挟み込むスリット4aと、第2の仕切り板3bを挟み込むスリット4bとを形成している。保持板4の両側部には、舌部4cを形成している。
第1の仕切り板3a及び第2の仕切り板3bは、舌部3dを、箱本体2の側壁内面2d、2eに形成したスリットに差し込むことで、箱本体2に対して位置決め保持される。
保持板4は、舌部4cを、箱本体2の側壁内面2a、2bに形成したスリットに差し込むことで、箱本体2に対して位置決め保持される。
包装容器1は、一方の側部に有する一方の容器側片突出部1aと、他方の側部に有する他方の容器側片突出部1bと、底部に有する容器底片突出部1cとを有している。
複数の包装容器1は、容器底片突出部1cが箱本体2の底内面2cに位置するように並べられる。このとき、容器底片突出部1cを底面挟持部6に位置させることで、包装容器1は箱本体2内で位置決めされる。
このように複数の包装容器1を並べた状態で、第1の仕切り板3aと第2の仕切り板3bとを箱本体2内に配置する。
このとき、一方の容器側片突出部1aを第1の仕切り板挟持部7aに位置させ、他方の容器側片突出部1bを第2の仕切り板挟持部7bに位置させることで、包装容器1を位置決め固定する。
なお、底面挟持部6が無い場合には、包装容器1は、一方の容器側片突出部1aを第1の仕切り板挟持部7aで、他方の容器側片突出部1bを第2の仕切り板挟持部7bで保持されることで、位置決め固定される。
包装容器1を第2の仕切り板3bと箱本体2の他方の側壁内面2bとの間で保持する場合には、複数の包装容器1は、容器底片突出部1cを底面挟持部6に位置させ、他方の容器側片突出部1bを側壁挟持部5に位置させて並べる。そして、第2の仕切り板3bを箱本体2内に配置する。このとき、一方の容器側片突出部1aを第2の仕切り板挟持部7bに位置させる。
また、本実施例によれば、仕切り板として、第1の仕切り板3aと第2の仕切り板3bを設け、第1の仕切り板3aに、第1の仕切り板挟持部7aを形成し、第2の仕切り板3bに、第2の仕切り板挟持部7bを形成し、一方の側部に有する一方の容器側片突出部1aを第1の仕切り板挟持部7aに位置させ、他方の側部に有する他方の容器側片突出部1bを第2の仕切り板挟持部7bに位置させて包装容器1を箱本体2内で位置決め固定するため、2枚の仕切り板3a、3bによって包装容器1を挟み込むことで、包装容器1の移動を確実に防止できる。
また本実施例によれば、箱本体2の他方の側壁内面2bに、櫛状の側壁挟持部5を形成し、一方の側部に有する一方の容器側片突出部1aを第2の仕切り板挟持部7bに位置させ、他方の側部に有する他方の容器側片突出部1bを側壁挟持部5に位置させて包装容器1を箱本体2内で位置決め固定するため、第2の仕切り板3bと箱本体2の他方の側壁内面2bによって包装容器1を挟み込むことで、包装容器1の移動を確実に防止できる。
図5は同包装容器の開状態を示す平面図、図6は同包装容器の開状態を示す正面図、図7は同包装容器の閉状態を示す平面図、図8は同包装容器の閉状態を示す正面図、図9は同包装容器の閉状態を示す斜視図である。
図に示すように、本実施例による包装容器1は、凹部11が形成された容器本体10と、容器本体10の開口を覆う蓋体20とを備えている。容器材としては、透明な樹脂材、例えばポリエチレンテレフタラートを用いることが適している。
容器本体10と蓋体20とはヒンジ部30によって連接されている。
本体側果柄挟持片14には、果柄押さえ凹部17を形成している。果柄押さえ凹部17は、本体側果柄挟持片14の凹部11側に形成している。
なお、本体側フランジ13における本体側果柄挟持片14が形成された側の辺によって、容器底片突出部1cを形成してもよい。また、本体側フランジ13における本体側舌部15が形成された側の辺によって、一方の容器側片突出部1aを形成してもよい。また、本体側フランジ13におけるヒンジ部30が形成された側の辺によって、他方の容器側片突出部1bを形成してもよい。
蓋体側果柄挟持片24の外方に位置する蓋体側フランジ23には他の箇所よりも低い逃がし部25を形成している。また、蓋体側フランジ23の一部には、蓋体側舌部26が形成されている。本体側舌部15と蓋体側舌部26とは、蓋体20によって容器本体10を閉状態とした場合に、隣接する位置に設けている。
なお、蓋体側フランジ23における蓋体側果柄挟持片24が形成された側の辺によって、容器底片突出部1cを形成してもよい。また、蓋体側フランジ23における蓋体側舌部26が形成された側の辺によって、一方の容器側片突出部1aを形成してもよい。また、蓋体側フランジ23におけるヒンジ部30が形成された側の辺によって、他方の容器側片突出部1bを形成してもよい。
図に示すように、イチゴを凹部11、21内に収容した状態では、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによってイチゴ40の果柄41を挟持しており、本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24を下方として陳列する。本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24が形成された側の辺を最も長い辺とする六角形状で構成しているため両側方への安定は保たれ、凹部11、21によって後方に所定の傾きを持って姿勢を保持することができる。
本実施例においても、イチゴを凹部11、21内に収容した状態では、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによってイチゴ40の果柄41を挟持しており、本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24を下方として保管又は輸送する。
図のように、凹部11、21の底面を平坦面とすることで、複数の包装容器を、それぞれの凹部11、21の底面を当接させて梱包することができる。
本実施例のように、イチゴ40を収容した状態では本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24を下方として輸送又は保管を行うことで、イチゴ40の動きを果柄41の挟持によって抑制できるとともに、果実硬度が高い果底部でイチゴ40の自重を受けるため、果肉の包装容器1への接触を防止して輸送や保管における損傷を少なくすることができる。
図13から図16は、果実収容ステップを示す斜視図である。
まず、図13に示すように、収穫前のイチゴ40を手で触ることなく容器本体10の凹部11内に納める。そして図14及び図15に示すように、蓋体20を閉じる。蓋体20を閉じることにより、果柄41は、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによって挟持される。図15に示すように本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによって果柄41を挟持した状態で、本体側フランジ13及び蓋体側フランジ23よりも外方に位置する果柄41を切断することで図16の状態とすることができる。
以上のように本実施例による包装容器1を用いることで、果実に触ることなく収容できるため、果肉への収穫時の損傷を防止することもできる。
また、本実施例では、本体側果柄挟持片14には果柄押さえ凹部17を形成し、蓋体側果柄挟持片24には果柄押さえ突起部27を形成した場合を説明したが、本体側果柄挟持片14に果柄押さえ突起部27を形成し、蓋体側果柄挟持片24に果柄押さえ凹部17を形成してもよい。
また、本実施例では、側壁挟持部5、底面挟持部6、第1の仕切り板挟持部7a、第2の仕切り板挟持部7bを、切り込みで形成した場合で説明したが、レールやクリップで形成することもできる。例えばレールは一対の板材で形成し、容器側片突出部1a、1bをレールの間に挟み込む。クリップは、この一対の板材が弾性力によって近接する方向に付勢されるものであり、容器側片突出部1a、1bを挟み込む。
1a 一方の容器側片突出部
1b 他方の容器側片突出部
1c 容器底片突出部
2a 一方の側壁内面
2b 他方の側壁内面
2c 底内面
3a 第1の仕切り板
3b 第2の仕切り板
5 側壁挟持部
6 底面挟持部
7a 第1の仕切り板挟持部
7b 第2の仕切り板挟持部
10 容器本体
11 凹部
12 土手
12a 土手面
13 本体側フランジ
14 本体側果柄挟持片
17 果柄押さえ凹部
20 蓋体
21 凹部
22 受け部
22a 平面
23 蓋体側フランジ
24 蓋体側果柄挟持片
25 逃がし部
27 果柄押さえ突起部
30 ヒンジ部
40 イチゴ
41 果柄
Claims (6)
- 少なくとも一方の側部に容器側片突出部を有する包装容器を収容する包装容器流通箱であって、
前記包装容器を収容する箱本体と、前記箱本体の内部に配置する仕切り板とを備え、
前記仕切り板に、櫛状の仕切り板挟持部を形成し、
前記仕切り板挟持部に前記容器側片突出部を位置させて前記包装容器を前記箱本体内で位置決め固定することを特徴とする包装容器流通箱。 - 前記仕切り板として、第1の前記仕切り板と第2の前記仕切り板を設け、
第1の前記仕切り板に、第1の前記仕切り板挟持部を形成し、
第2の前記仕切り板に、第2の前記仕切り板挟持部を形成し、
一方の前記側部に有する一方の前記容器側片突出部を第1の前記仕切り板挟持部に位置させ、
他方の前記側部に有する他方の前記容器側片突出部を第2の前記仕切り板挟持部に位置させて前記包装容器を前記箱本体内で位置決め固定することを特徴とする請求項1に記載の包装容器流通箱。 - 前記箱本体の側壁内面に、櫛状の側壁挟持部を形成し、
一方の前記側部に有する一方の前記容器側片突出部を前記仕切り板挟持部に位置させ、
他方の前記側部に有する他方の前記容器側片突出部を前記側壁挟持部に位置させて前記包装容器を前記箱本体内で位置決め固定することを特徴とする請求項1に記載の包装容器流通箱。 - 前記箱本体の底内面に、櫛状の底面挟持部を形成し、
底部に有する容器底片突出部を前記底面挟持部に位置させて前記包装容器を前記箱本体内で位置決め固定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の包装容器流通箱。 - 凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、
前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、
前記容器本体には、前記容器本体の前記凹部を包囲する土手が形成されるとともに前記土手の外方に本体側フランジが形成され、
前記蓋体には、前記土手に当接する受け部が形成されるとともに前記受け部の外方に蓋体側フランジが形成され、
前記本体側フランジの一部には、本体側舌部が形成され、
前記蓋体側フランジの一部には、蓋体側舌部が形成され、
前記本体側舌部と前記蓋体側舌部とで一方の前記容器側片突出部を形成し、
前記ヒンジ部で他方の前記容器側片突出部を形成した
前記包装容器を収容することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装容器流通箱。 - 凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、
前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、
前記容器本体には、前記容器本体の前記凹部を包囲する土手が形成されるとともに前記土手の外方に本体側フランジが形成され、
前記蓋体には、前記土手に当接する受け部が形成されるとともに前記受け部の外方に蓋体側フランジが形成され、
前記本体側フランジと前記蓋体側フランジとで一方の前記容器側片突出部を形成し、
前記ヒンジ部で他方の前記容器側片突出部を形成した
前記包装容器を収容することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の包装容器流通箱。
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