JP6167380B2 - 果実包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、主にイチゴ果実の品質保持を目的とした果実包装容器に関する。
近年イチゴ産地では、付加価値を高める目的で良食味イチゴの導入が進んでいる。一般的に果肉が軟らかい良食味イチゴは、輸送による損傷を生じやすいために輸出を含めた長距離輸送が難しい。このような背景を受け、収穫したイチゴを損傷させることなく、高品質な状態で消費者へ提供するための新しい果実包装容器の開発が要望されている。
果実の果柄を挟持することで容器内での果実の動きを確実に抑制できるとともに、果実の容器への接触を少なくすることを目的として、本出願人は、容器本体に形成した本体側果柄挟持片と、蓋体に形成した蓋体側果柄挟持片とによって果実の果柄を挟持する果実包装容器を提案している(特許文献1)。
特開2012−51578号公報
しかし、特許文献1で提案した果実包装容器では、果実を収容した後に、時間の経過に伴い果柄が扁平状に変形すると、本体側果柄挟持片と蓋体側果柄挟持片との間から果柄が抜け落ちることがあった。
果柄の抜け落ちは、本体側果柄挟持片と蓋体側果柄挟持片とでの把持力を高めても、果柄の扁平度が大きくなるだけで、抜け落ちを有効に防止することはできない。
そこで本発明は、果実の果柄を挟持することで、果柄が変形することを利用して果柄の抜け落ちを確実に防止できる果実包装容器を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の果実包装容器は、凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、前記容器本体の前記凹部周辺には本体側果柄挟持片が形成され、前記蓋体には前記本体側果柄挟持片と当接する位置に蓋体側果柄挟持片が形成され、果実を前記凹部に載置した状態で、前記本体側果柄挟持片と前記蓋体側果柄挟持片とによって前記果実の果柄を挟持する果実包装容器であって、前記蓋体側果柄挟持片及び前記本体側果柄挟持片のいずれか一方に果柄押さえ突起部を、他方に果柄押さえ凹部を形成し、前記蓋体には凹部が形成され、前記容器本体の前記凹部と前記蓋体の前記凹部とによって前記果実の収容空間を形成し、前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、前記果柄押さえ突起部を前記蓋体側果柄挟持片に、前記果柄押さえ凹部を前記本体側果柄挟持片にそれぞれ形成し、前記容器本体、前記蓋体、及び前記ヒンジ部を一体成形し、前記果柄押さえ突起部の幅を、前記蓋体側果柄挟持片の幅と同寸法とし、前記果柄押さえ突起部の奥行きを、前記蓋体側果柄挟持片の奥行きより小さい寸法とし、前記果柄押さえ凹部の幅を、前記果柄押さえ突起部の前記幅と同寸法とし、前記果柄押さえ凹部の奥行きを、前記果柄押さえ突起部の前記奥行きと同寸法としたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明の果実包装容器は、凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、前記容器本体の前記凹部周辺には本体側果柄挟持片が形成され、前記蓋体には前記本体側果柄挟持片と当接する位置に蓋体側果柄挟持片が形成され、果実を前記凹部に載置した状態で、前記本体側果柄挟持片と前記蓋体側果柄挟持片とによって前記果実の果柄を挟持する果実包装容器であって、前記蓋体側果柄挟持片及び前記本体側果柄挟持片のいずれか一方に果柄押さえ突起部を、他方に果柄押さえ凹部を形成し、前記蓋体には凹部が形成され、前記容器本体の前記凹部と前記蓋体の前記凹部とによって前記果実の収容空間を形成し、前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、前記容器本体、前記蓋体、及び前記ヒンジ部を一体成形し、前記果柄押さえ突起部を前記本体側果柄挟持片に、前記果柄押さえ凹部を前記蓋体側果柄挟持片にそれぞれ形成し、前記果柄押さえ突起部の幅を、前記本体側果柄挟持片の幅と同寸法とし、前記果柄押さえ突起部の奥行きを、前記本体側果柄挟持片の奥行きより小さい寸法とし、前記果柄押さえ凹部の幅を、前記果柄押さえ突起部の前記幅と同寸法とし、前記果柄押さえ凹部の奥行きを、前記果柄押さえ突起部の前記奥行きと同寸法としたことを特徴とする。
本発明によれば、容器本体に形成した本体側果柄挟持片と、蓋体に形成した蓋体側果柄挟持片とによって果実の果柄を挟持するため、容器内での果実の動きを確実に抑制できる。
また、本発明によれば、イチゴの動きを果柄の挟持によって抑制できるとともに、果実硬度が高い果底部でイチゴの自重を受けるため、果肉の包装容器への接触を防止して輸送や保管における損傷を少なくすることができる。
本実施例による果実包装容器の開状態を示す平面図 同果実包装容器の開状態を示す正面図 同果実包装容器の閉状態を示す平面図 同果実包装容器の閉状態を示す正面図 同果実包装容器の閉状態を示す斜視図 本実施例による果実包装容器の陳列状態を示す側面図 同果実包装容器の陳列状態を示す正面図 本実施例による果実包装容器の保管状態又は輸送状態を示す斜視図 本実施例による果実包装容器への果実収容ステップを示す斜視図 本実施例による果実包装容器への果実収容ステップを示す斜視図 本実施例による果実包装容器への果実収容ステップを示す斜視図 同果実包装容器の閉状態を示す正面図 本実施例及び比較例による果実包装容器を用いた場合の効果を示す写真
本発明の第1の実施の形態による果実包装容器は、蓋体には凹部が形成され、容器本体の凹部と蓋体の凹部とによって果実の収容空間を形成し、容器本体と蓋体とがヒンジ部によって連接され、容器本体、蓋体、及びヒンジ部を一体成形し、果柄押さえ突起部の幅を、蓋体側果柄挟持片の幅と同寸法とし、果柄押さえ突起部の奥行きを、蓋体側果柄挟持片の奥行きより小さい寸法とし、果柄押さえ凹部の幅を、果柄押さえ突起部の幅と同寸法とし、果柄押さえ凹部の奥行きを、果柄押さえ突起部の奥行きと同寸法としたものである。本実施の形態によれば、果実を収容した後に、果柄は時間の経過に伴い扁平状に変形するが、果柄押さえ突起部及び果柄押さえ凹部によって波状に変形するために抜け落ちを確実に防止することができる。また本実施の形態によれば、果柄の折れ等による劣化を抑制できるとともに、例えばプレス加工によって果柄押さえ突起部と果柄押さえ凹部を容易に形成できる。
本発明の第2の実施の形態による果実包装容器は、蓋体には凹部が形成され、容器本体の凹部と蓋体の凹部とによって果実の収容空間を形成し、容器本体と蓋体とがヒンジ部によって連接され、容器本体、蓋体、及びヒンジ部を一体成形し、果柄押さえ突起部を本体側果柄挟持片に、果柄押さえ凹部を蓋体側果柄挟持片にそれぞれ形成し、果柄押さえ突起部の幅を、本体側果柄挟持片の幅と同寸法とし、果柄押さえ突起部の奥行きを、本体側果柄挟持片の奥行きより小さい寸法とし、果柄押さえ凹部の幅を、果柄押さえ突起部の幅と同寸法とし、果柄押さえ凹部の奥行きを、果柄押さえ突起部の奥行きと同寸法としたものである。本実施の形態によれば、果実を収容した後に、果柄は時間の経過に伴い扁平状に変形するが、果柄押さえ突起部及び果柄押さえ凹部によって波状に変形するために抜け落ちを確実に防止することができる。また本実施の形態によれば、果柄の折れ等による劣化を抑制できるとともに、例えばプレス加工によって果柄押さえ突起部と果柄押さえ凹部を容易に形成できる。
以下本発明の一実施例による果実包装容器について説明する。
図1は本実施例による果実包装容器の開状態を示す平面図、図2は同果実包装容器の開状態を示す正面図、図3は同果実包装容器の閉状態を示す平面図、図4は同果実包装容器の閉状態を示す正面図、図5は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。
図に示すように、本実施例による果実包装容器は、凹部11が形成された容器本体10と、容器本体10の開口を覆う蓋体20とを備えている。容器材としては、透明な樹脂材、例えばポリエチレンテレフタラートを用いることが適している。
容器本体10には、容器本体10の凹部11を包囲する土手12が形成されている。土手12は、容器本体10の開口を上方とした場合に、凹部11の周囲から所定高さで立ち上がり、所定幅で外方に延出した土手面12aを形成し、その後下方に延出することで外壁面12bを形成している。そして、この外壁面12bの下端部には、土手12の外方に向けて本体側フランジ13が形成されている。なお、本体側フランジ13は、土手12を包囲するように全周に形成されている。本体側果柄挟持片14は、土手12の一部を低くし、本体側フランジ13の面よりも高く形成している。従って、本体側果柄挟持片14は、所定幅L14の平坦部で形成されている。
本体側果柄挟持片14には、果柄押さえ凹部17を形成している。果柄押さえ凹部17は、本体側果柄挟持片14の凹部11側に形成している。果柄押さえ凹部17の幅L17は、本体側果柄挟持片14の幅L14と同寸法とし、果柄押さえ凹部17の奥行きW17は、本体側果柄挟持片14の奥行きW14より小さい寸法としている。
凹部11は図1に示すように平面視で外形形状が六角形に形成されており、土手12及び本体側フランジ13も六角形に形成され、外壁面12bの角部には外方突起12cが形成されている。これらの外方突起12cによって、容器本体10と蓋体20とが係合して蓋体20の容器本体10からの離脱を防止している。また、本体側フランジ13の一部には、舌部15が形成されている。なお、凹部11、土手12、及び本体側フランジ13は、本体側果柄挟持片14が形成された側の辺を六角形の辺の中で最も長い辺として構成している。
蓋体20には、蓋体20の凹部21を包囲する受け部22が形成されている。この受け部22は、土手面12aに当接する平面22aと、平面22aから所定高さで立ち上がり外壁面12bに当接する内壁面22bによって形成され、土手12に当接する。そして、内壁面22bの上端部には、受け部22の外方に向けて蓋体側フランジ23が形成されている。なお、蓋体側フランジ23は、受け部22を包囲するように全周に形成されている。蓋体側果柄挟持片24は、平面22aの一部を高くして形成している。従って、蓋体側果柄挟持片24は、本体側果柄挟持片14と同様に所定幅L24の平坦部が形成されている。
蓋体側果柄挟持片24には、果柄押さえ突起部27を形成している。果柄押さえ突起部27は、蓋体側果柄挟持片24の凹部21側に形成している。果柄押さえ突起部27の幅L27は、蓋体側果柄挟持片24の幅L24と同寸法とし、果柄押さえ突起部27の奥行きW27は、蓋体側果柄挟持片24の奥行きW24より小さい寸法としている。
従って、果柄押さえ凹部17の幅L17は、果柄押さえ突起部27の幅L27と同寸法とし、果柄押さえ凹部17の奥行きW17は、果柄押さえ突起部27の奥行きW27と同寸法となっている。
蓋体側果柄挟持片24の外方に位置する蓋体側フランジ23には他の箇所よりも低い逃がし部25を形成している。また、蓋体側フランジ23の一部には、舌部26が形成されている。舌部15と舌部26とは、蓋体20によって容器本体10を閉状態とした場合に、隣接する位置に設けている。
容器本体10と蓋体20とはヒンジ部30によって連接されている。
本実施例による果実包装容器は、容器本体10の凹部11周辺には本体側果柄挟持片14が形成され、蓋体20には本体側果柄挟持片14と当接する位置に蓋体側果柄挟持片24が形成され、果実を凹部11、21に載置した状態で、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによって果実の果柄を挟持する。このように本実施例によれば、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによって果実の果柄を挟持するため、容器内での果実の動きを確実に抑制できる。
更に、本体側果柄挟持片14には果柄押さえ凹部17を、蓋体側果柄挟持片24には果柄押さえ突起部27を形成しているので、果実を収容した後に、果柄は時間の経過に伴い扁平状に変形するが、果柄押さえ突起部27及び果柄押さえ凹部17によって波状に変形するために抜け落ちを確実に防止することができる。
また本実施例による果実包装容器は、容器本体10の凹部11と蓋体20の凹部21とによって果実の収容空間を形成し、容器本体10と蓋体20とをヒンジ部30によって連接し、容器本体10、蓋体20、及びヒンジ部30をプレス加工等によって一体成形したものである。このように本実施例によれば、容器本体10と蓋体20との双方に凹部11、21を形成することで、容器本体10だけに凹部11を形成する場合と比較して凹部11、21の深さを浅くできるため、プレス加工を容易にでき、容器本体10と蓋体20とをヒンジ部30で連接して一体成形することで、少ない加工工数で包装容器を製作することができる。更に、多くの果実は果肉の中央に果柄があるため、果肉の包装容器への接触を少なくすることができる。
また本実施例による果実包装容器は、果柄押さえ突起部27の幅L27を、蓋体側果柄挟持片24の幅L24と同寸法とし、果柄押さえ突起部27の奥行きW27を、蓋体側果柄挟持片24の奥行きW24より小さい寸法とし、果柄押さえ凹部17の幅L17を、果柄押さえ突起部27の幅L27と同寸法とし、果柄押さえ凹部17の奥行きW17を、果柄押さえ突起部27の奥行きW27と同寸法としたことで、プレス加工によって果柄押さえ突起部27と果柄押さえ凹部17を容易に形成できる。
また本実施例によれば、本体側果柄挟持片14は本体側フランジ13面よりも高く形成しているので果柄が本体側フランジ13に接触することを防止でき、また蓋体側果柄挟持片24の外方に位置する蓋体側フランジ23には他の箇所よりも低い逃がし部25を形成しているので果柄が蓋体側フランジ23に接触することを防止でき、本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24での果柄の挟持を確実に行うことができる。
図6は本実施例による果実包装容器の陳列状態を示す側面図、図7は同果実包装容器の陳列状態を示す正面図である。なお、陳列は保管方法の一態様である。
図に示すように、イチゴを凹部11、21内に収容した状態では、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによってイチゴ40の果柄41を挟持しており、本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24を下方として陳列する。本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24が形成された側の辺を最も長い辺とする六角形状で構成しているため両側方への安定は保たれ、凹部11、21によって後方に所定の傾きを持って姿勢を保持することができる。
図8は本実施例による果実包装容器の保管状態又は輸送状態を示す斜視図である。
本実施例においても、イチゴを凹部11、21内に収容した状態では、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによってイチゴ40の果柄41を挟持しており、本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24を下方として保管又は輸送する。
図のように、凹部11、21の底面を平坦面とすることで、複数の果実包装容器を、それぞれの凹部11、21の底面を当接させて梱包することができる。
本実施例のように、イチゴ40を収容した状態では本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24を下方として輸送又は保管を行うことで、イチゴ40の動きを果柄41の挟持によって抑制できるとともに、果実硬度が高い果底部でイチゴ40の自重を受けるため、果肉の包装容器への接触を防止して輸送や保管における損傷を少なくすることができる。
次に、本実施例による果実包装容器への果実収容方法について説明する。
図9から図12は、果実収容ステップを示す斜視図である。
まず、図9に示すように、収穫前のイチゴ40を手で触ることなく容器本体10の凹部11内に納める。そして図10及び図11に示すように、蓋体20を閉じる。蓋体20を閉じることにより、果柄41は、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによって挟持される。図11に示すように本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによって果柄41を挟持した状態で、本体側フランジ13及び蓋体側フランジ23よりも外方に位置する果柄41を切断することで図12の状態とすることができる。
以上のように本実施例による果実包装容器を用いることで、果実に触ることなく収容できるため、果肉への収穫時の損傷を防止することもできる。
次に本実施例による果実包装容器を用いた場合の効果を示す。
図13(a)は本実施例による果実包装容器を用いた場合の果柄の状態を示す写真、図13(b)は比較例による果実包装容器を用いた場合の果柄の状態を示す写真である。
比較例は、果柄押さえ凹部17が形成されていない本体側果柄挟持片14と、果柄押さえ突起部27が形成されていない蓋体側果柄挟持片24とで果柄を挟持したものである。
図13(a)に示すように、本実施例による果実包装容器を用いた場合には、果柄が扁平状に変形するとともに波状に変形していることが分かる。
これに対して、図13(b)に示すように、比較例による果実包装容器を用いた場合には、果柄が扁平状に変形していることが分かる。
比較例のように、果柄が扁平状に変形すると、抜け落ちが発生することがあるが、本実施例のように波状に変形することで、抜け落ちを確実に防止することができる。
なお、本実施例では、容器本体10と蓋体20とをヒンジ部30によって連接した一体成形のもので説明したが、ヒンジ部30を備えることなく、容器本体10と蓋体20とを別部材で構成してもよい。また、複数の容器本体10を連接部によって接続してもよい。
また、本実施例では、本体側果柄挟持片14には果柄押さえ凹部17を形成し、蓋体側果柄挟持片24には果柄押さえ突起部27を形成した場合を説明したが、本体側果柄挟持片14に果柄押さえ突起部27を形成し、蓋体側果柄挟持片24に果柄押さえ凹部17を形成してもよい。
また、本実施例では、果柄押さえ凹部17の幅L17を本体側果柄挟持片14の幅L14と同寸法とした。ここで同寸法とは、幅L17≦幅L14であり、果柄の平均直径をLaとした場合に、幅L14−La<幅L17を満たす寸法である。果柄押さえ突起部27の幅L27と蓋体側果柄挟持片24の幅L24についても同様である。
本発明によれば、これまで果肉が軟らかいなどの理由で長距離輸送に不向きであった完熟に近い高品質果実の輸送が可能となり、生産量増加など産地活性化が期待される。また、収穫直後に個別の果実包装容器に収容でき、果実に人の手などが触れることなく衛生的に扱える。また、従来の販売形態ではできなかった一つ単位の個別販売が可能になる。更に、果柄の抜け落ちを確実に防止することができる。
10 容器本体
11 凹部
12 土手
12a 土手面
13 本体側フランジ
14 本体側果柄挟持片
17 果柄押さえ凹部
20 蓋体
21 凹部
22 受け部
22a 平面
23 蓋体側フランジ
24 蓋体側果柄挟持片
25 逃がし部
27 果柄押さえ突起部
30 ヒンジ部
40 イチゴ
41 果柄
L14 本体側果柄挟持片の幅
L17 果柄押さえ凹部の幅
L24 蓋体側果柄挟持片の幅
L27 果柄押さえ突起部の幅
W14 本体側果柄挟持片の奥行き
W17 果柄押さえ凹部の奥行き
W24 蓋体側果柄挟持片の奥行き
W27 果柄押さえ突起部の奥行き

Claims (2)

  1. 凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、
    前記容器本体の前記凹部周辺には本体側果柄挟持片が形成され、
    前記蓋体には前記本体側果柄挟持片と当接する位置に蓋体側果柄挟持片が形成され、
    果実を前記凹部に載置した状態で、前記本体側果柄挟持片と前記蓋体側果柄挟持片とによって前記果実の果柄を挟持する果実包装容器であって、
    前記蓋体側果柄挟持片及び前記本体側果柄挟持片のいずれか一方に果柄押さえ突起部を、他方に果柄押さえ凹部を形成し、
    前記蓋体には凹部が形成され、
    前記容器本体の前記凹部と前記蓋体の前記凹部とによって前記果実の収容空間を形成し、
    前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、
    前記果柄押さえ突起部を前記蓋体側果柄挟持片に、前記果柄押さえ凹部を前記本体側果柄挟持片にそれぞれ形成し、
    前記容器本体、前記蓋体、及び前記ヒンジ部を一体成形し、
    前記果柄押さえ突起部の幅を、前記蓋体側果柄挟持片の幅と同寸法とし、
    前記果柄押さえ突起部の奥行きを、前記蓋体側果柄挟持片の奥行きより小さい寸法とし、
    前記果柄押さえ凹部の幅を、前記果柄押さえ突起部の前記幅と同寸法とし、
    前記果柄押さえ凹部の奥行きを、前記果柄押さえ突起部の前記奥行きと同寸法としたことを特徴とする果実包装容器。
  2. 凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、
    前記容器本体の前記凹部周辺には本体側果柄挟持片が形成され、
    前記蓋体には前記本体側果柄挟持片と当接する位置に蓋体側果柄挟持片が形成され、
    果実を前記凹部に載置した状態で、前記本体側果柄挟持片と前記蓋体側果柄挟持片とによって前記果実の果柄を挟持する果実包装容器であって、
    前記蓋体側果柄挟持片及び前記本体側果柄挟持片のいずれか一方に果柄押さえ突起部を、他方に果柄押さえ凹部を形成し、
    前記蓋体には凹部が形成され、
    前記容器本体の前記凹部と前記蓋体の前記凹部とによって前記果実の収容空間を形成し、
    前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、
    前記容器本体、前記蓋体、及び前記ヒンジ部を一体成形し、
    前記果柄押さえ突起部を前記本体側果柄挟持片に、前記果柄押さえ凹部を前記蓋体側果柄挟持片にそれぞれ形成し、
    前記果柄押さえ突起部の幅を、前記本体側果柄挟持片の幅と同寸法とし、
    前記果柄押さえ突起部の奥行きを、前記本体側果柄挟持片の奥行きより小さい寸法とし、
    前記果柄押さえ凹部の幅を、前記果柄押さえ突起部の前記幅と同寸法とし、
    前記果柄押さえ凹部の奥行きを、前記果柄押さえ突起部の前記奥行きと同寸法としたことを特徴とする果実包装容器。
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