JP6167380B2 - 果実包装容器 - Google Patents
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Description
果実の果柄を挟持することで容器内での果実の動きを確実に抑制できるとともに、果実の容器への接触を少なくすることを目的として、本出願人は、容器本体に形成した本体側果柄挟持片と、蓋体に形成した蓋体側果柄挟持片とによって果実の果柄を挟持する果実包装容器を提案している(特許文献1)。
果柄の抜け落ちは、本体側果柄挟持片と蓋体側果柄挟持片とでの把持力を高めても、果柄の扁平度が大きくなるだけで、抜け落ちを有効に防止することはできない。
請求項2記載の本発明の果実包装容器は、凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、前記容器本体の前記凹部周辺には本体側果柄挟持片が形成され、前記蓋体には前記本体側果柄挟持片と当接する位置に蓋体側果柄挟持片が形成され、果実を前記凹部に載置した状態で、前記本体側果柄挟持片と前記蓋体側果柄挟持片とによって前記果実の果柄を挟持する果実包装容器であって、前記蓋体側果柄挟持片及び前記本体側果柄挟持片のいずれか一方に果柄押さえ突起部を、他方に果柄押さえ凹部を形成し、前記蓋体には凹部が形成され、前記容器本体の前記凹部と前記蓋体の前記凹部とによって前記果実の収容空間を形成し、前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、前記容器本体、前記蓋体、及び前記ヒンジ部を一体成形し、前記果柄押さえ突起部を前記本体側果柄挟持片に、前記果柄押さえ凹部を前記蓋体側果柄挟持片にそれぞれ形成し、前記果柄押さえ突起部の幅を、前記本体側果柄挟持片の幅と同寸法とし、前記果柄押さえ突起部の奥行きを、前記本体側果柄挟持片の奥行きより小さい寸法とし、前記果柄押さえ凹部の幅を、前記果柄押さえ突起部の前記幅と同寸法とし、前記果柄押さえ凹部の奥行きを、前記果柄押さえ突起部の前記奥行きと同寸法としたことを特徴とする。
また、本発明によれば、イチゴの動きを果柄の挟持によって抑制できるとともに、果実硬度が高い果底部でイチゴの自重を受けるため、果肉の包装容器への接触を防止して輸送や保管における損傷を少なくすることができる。
図1は本実施例による果実包装容器の開状態を示す平面図、図2は同果実包装容器の開状態を示す正面図、図3は同果実包装容器の閉状態を示す平面図、図4は同果実包装容器の閉状態を示す正面図、図5は同果実包装容器の閉状態を示す斜視図である。
図に示すように、本実施例による果実包装容器は、凹部11が形成された容器本体10と、容器本体10の開口を覆う蓋体20とを備えている。容器材としては、透明な樹脂材、例えばポリエチレンテレフタラートを用いることが適している。
従って、果柄押さえ凹部17の幅L17は、果柄押さえ突起部27の幅L27と同寸法とし、果柄押さえ凹部17の奥行きW17は、果柄押さえ突起部27の奥行きW27と同寸法となっている。
容器本体10と蓋体20とはヒンジ部30によって連接されている。
図に示すように、イチゴを凹部11、21内に収容した状態では、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによってイチゴ40の果柄41を挟持しており、本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24を下方として陳列する。本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24が形成された側の辺を最も長い辺とする六角形状で構成しているため両側方への安定は保たれ、凹部11、21によって後方に所定の傾きを持って姿勢を保持することができる。
本実施例においても、イチゴを凹部11、21内に収容した状態では、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによってイチゴ40の果柄41を挟持しており、本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24を下方として保管又は輸送する。
図のように、凹部11、21の底面を平坦面とすることで、複数の果実包装容器を、それぞれの凹部11、21の底面を当接させて梱包することができる。
本実施例のように、イチゴ40を収容した状態では本体側果柄挟持片14及び蓋体側果柄挟持片24を下方として輸送又は保管を行うことで、イチゴ40の動きを果柄41の挟持によって抑制できるとともに、果実硬度が高い果底部でイチゴ40の自重を受けるため、果肉の包装容器への接触を防止して輸送や保管における損傷を少なくすることができる。
図9から図12は、果実収容ステップを示す斜視図である。
まず、図9に示すように、収穫前のイチゴ40を手で触ることなく容器本体10の凹部11内に納める。そして図10及び図11に示すように、蓋体20を閉じる。蓋体20を閉じることにより、果柄41は、本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによって挟持される。図11に示すように本体側果柄挟持片14と蓋体側果柄挟持片24とによって果柄41を挟持した状態で、本体側フランジ13及び蓋体側フランジ23よりも外方に位置する果柄41を切断することで図12の状態とすることができる。
以上のように本実施例による果実包装容器を用いることで、果実に触ることなく収容できるため、果肉への収穫時の損傷を防止することもできる。
図13(a)は本実施例による果実包装容器を用いた場合の果柄の状態を示す写真、図13(b)は比較例による果実包装容器を用いた場合の果柄の状態を示す写真である。
比較例は、果柄押さえ凹部17が形成されていない本体側果柄挟持片14と、果柄押さえ突起部27が形成されていない蓋体側果柄挟持片24とで果柄を挟持したものである。
図13(a)に示すように、本実施例による果実包装容器を用いた場合には、果柄が扁平状に変形するとともに波状に変形していることが分かる。
これに対して、図13(b)に示すように、比較例による果実包装容器を用いた場合には、果柄が扁平状に変形していることが分かる。
比較例のように、果柄が扁平状に変形すると、抜け落ちが発生することがあるが、本実施例のように波状に変形することで、抜け落ちを確実に防止することができる。
また、本実施例では、本体側果柄挟持片14には果柄押さえ凹部17を形成し、蓋体側果柄挟持片24には果柄押さえ突起部27を形成した場合を説明したが、本体側果柄挟持片14に果柄押さえ突起部27を形成し、蓋体側果柄挟持片24に果柄押さえ凹部17を形成してもよい。
また、本実施例では、果柄押さえ凹部17の幅L17を本体側果柄挟持片14の幅L14と同寸法とした。ここで同寸法とは、幅L17≦幅L14であり、果柄の平均直径をLaとした場合に、幅L14−La<幅L17を満たす寸法である。果柄押さえ突起部27の幅L27と蓋体側果柄挟持片24の幅L24についても同様である。
11 凹部
12 土手
12a 土手面
13 本体側フランジ
14 本体側果柄挟持片
17 果柄押さえ凹部
20 蓋体
21 凹部
22 受け部
22a 平面
23 蓋体側フランジ
24 蓋体側果柄挟持片
25 逃がし部
27 果柄押さえ突起部
30 ヒンジ部
40 イチゴ
41 果柄
L14 本体側果柄挟持片の幅
L17 果柄押さえ凹部の幅
L24 蓋体側果柄挟持片の幅
L27 果柄押さえ突起部の幅
W14 本体側果柄挟持片の奥行き
W17 果柄押さえ凹部の奥行き
W24 蓋体側果柄挟持片の奥行き
W27 果柄押さえ突起部の奥行き
Claims (2)
- 凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、
前記容器本体の前記凹部周辺には本体側果柄挟持片が形成され、
前記蓋体には前記本体側果柄挟持片と当接する位置に蓋体側果柄挟持片が形成され、
果実を前記凹部に載置した状態で、前記本体側果柄挟持片と前記蓋体側果柄挟持片とによって前記果実の果柄を挟持する果実包装容器であって、
前記蓋体側果柄挟持片及び前記本体側果柄挟持片のいずれか一方に果柄押さえ突起部を、他方に果柄押さえ凹部を形成し、
前記蓋体には凹部が形成され、
前記容器本体の前記凹部と前記蓋体の前記凹部とによって前記果実の収容空間を形成し、
前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、
前記果柄押さえ突起部を前記蓋体側果柄挟持片に、前記果柄押さえ凹部を前記本体側果柄挟持片にそれぞれ形成し、
前記容器本体、前記蓋体、及び前記ヒンジ部を一体成形し、
前記果柄押さえ突起部の幅を、前記蓋体側果柄挟持片の幅と同寸法とし、
前記果柄押さえ突起部の奥行きを、前記蓋体側果柄挟持片の奥行きより小さい寸法とし、
前記果柄押さえ凹部の幅を、前記果柄押さえ突起部の前記幅と同寸法とし、
前記果柄押さえ凹部の奥行きを、前記果柄押さえ突起部の前記奥行きと同寸法としたことを特徴とする果実包装容器。 - 凹部が形成された容器本体と、前記容器本体の開口を覆う蓋体とを備え、
前記容器本体の前記凹部周辺には本体側果柄挟持片が形成され、
前記蓋体には前記本体側果柄挟持片と当接する位置に蓋体側果柄挟持片が形成され、
果実を前記凹部に載置した状態で、前記本体側果柄挟持片と前記蓋体側果柄挟持片とによって前記果実の果柄を挟持する果実包装容器であって、
前記蓋体側果柄挟持片及び前記本体側果柄挟持片のいずれか一方に果柄押さえ突起部を、他方に果柄押さえ凹部を形成し、
前記蓋体には凹部が形成され、
前記容器本体の前記凹部と前記蓋体の前記凹部とによって前記果実の収容空間を形成し、
前記容器本体と前記蓋体とがヒンジ部によって連接され、
前記容器本体、前記蓋体、及び前記ヒンジ部を一体成形し、
前記果柄押さえ突起部を前記本体側果柄挟持片に、前記果柄押さえ凹部を前記蓋体側果柄挟持片にそれぞれ形成し、
前記果柄押さえ突起部の幅を、前記本体側果柄挟持片の幅と同寸法とし、
前記果柄押さえ突起部の奥行きを、前記本体側果柄挟持片の奥行きより小さい寸法とし、
前記果柄押さえ凹部の幅を、前記果柄押さえ突起部の前記幅と同寸法とし、
前記果柄押さえ凹部の奥行きを、前記果柄押さえ突起部の前記奥行きと同寸法としたことを特徴とする果実包装容器。
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