JP6410488B2 - アトマイズ法による製造性に優れる高硬度高靭性粉末およびその製造方法 - Google Patents

アトマイズ法による製造性に優れる高硬度高靭性粉末およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、ショットピーニング用投射材、塩酸耐食性に優れる高硬度粉末冶金材用の原料粉末、硬質摩擦粉末、肉盛バルブ用原料粉末、焼結用硬質粒子などに用いる、アトマイズ法による製造性に優れる高硬度高靭性粉末およびその製造方法に関する。
従来、Fe−Mo、Fe−W、Co−Mo、Co−W系の合金は、それぞれの2元状態図からわかるとおり、様々な金属間化合物を生成する。これらの金属間化合物は高硬度を有しており、各種の高硬度材料、耐摩耗材料に適している。また、Mo、Wは、Fe、Coに固溶することにより、耐食性を改善する効果もあり、特に塩酸のような還元性酸に対する耐食性を改善する効果が大きい。したがって、これら合金組成の粉末は、ショットピーニング用投射材、塩酸耐食性に優れる高硬度粉末冶金材用の原料粉末、硬質摩擦粉末、肉盛バルブ用原料粉末、焼結用硬質粒子などに利用できる。
例えば、WO2012/063512A1号公報(特許文献1)に開示されいる、CoMoCrSi系合金粉末〔トリバロイ(登録商標)〕や、特開2012−149584号公報(特許文献2)に開示されている、FeMoSi系合金粉末などが例として挙げられる。一方、Siはこれら合金中で脆性な珪化物を生成し、合金の抗折強度が低下するため、特に高い抗折強度が必要な用途においては問題となる場合もあった。
また、上述の状態図からわかるように、Fe、Coに対し、Mo、Wはいずれも高融点金属であり、融点の高い合金溶湯を作ることから、Mo、Wを合計で20%以上添加すると、アトマイズによる粉末製造の際に、これら原料の溶け残りが起こったり、溶融していても合金溶湯の粘性が高くノズル閉塞を起こしたりし、安定したアトマイズが困難であった。さらに、アトマイズが可能な場合でも、合金溶湯の粘性が高いため微粉末の収率が低いなどの課題もあった。
これらのことから、MoおよびWは硬さ、耐食性改善のために、可能な限り多量に添加したい場合でも、粉末の製造性を考慮し、添加量を低く留めざるを得ない状況にあり、かつ、抗折強度を低下させずにアトマイズによる製造を安定化させる方法がないのが実状であった。
WO2012/063512A1号公報 特開2012−149584号公報
そこで発明者らは、Fe、Coをベースとし、Mo、Wを合計で20%以上含むアトマイズ粉末に関し、Si添加量(特にごく微量な添加量範囲)を詳細に検討し、アトマイズによる製造性に優れ、かつ、高い靭性(抗折強度)を有する添加量を見出し本発明に至った。なお、本発明合金の組成範囲においては、時効硬化性を有することも見出しており、例えば、HIP法などにより固化成形した後、熱処理により硬さを変化させることが可能であることから、低硬度の状態で機械加工し、その後、時効処理により硬度を上げて使用することもできる。したがって、機械加工が容易な低硬度の状態で加工し、耐摩耗性に優れる高硬度の状態にして使用することを可能とした。
その発明の要旨とするところは、
(1)質量%で、Moおよび/またはWを合計で20〜50%、Siを0.02〜0.19%含み、残部がFeおよび/またはCo、ならびに不可避的不純物からなることを特徴とする、アトマイズ法による製造性に優れる高硬度高靭性粉末。
(2)質量%で、V、Nb、Crの1種または2種以上を合計で20%以下、および/または、Mn、Niの1種または2種を合計で20%以下含むことを特徴とした前記(1)に記載の、アトマイズ法による製造性に優れる高硬度高靭性粉末。
(3)質量%で、Moおよび/またはWを合計で20〜50%含み、かつ、V、Nb、Crの1種または2種以上を合計で20%以下、および/または、Mn、Niの1種または2種を合計で20%以下含み、残部がFeおよび/またはCo、ならびに不可避的不純物からなる合金に、Siを0.02〜0.19%添加し、これらを溶融してアトマイズすることを特徴とした高硬度高靭性粉末の製造方法にある。
以上述べたように、本発明により、ショットピーニング用投射材、塩酸耐食性に優れる高硬度粉末冶金材用の原料粉末、硬質摩擦粉末、肉盛バルブ用原料粉末、焼結用硬質粒子などに用いる、アトマイズ法による製造性に優れる高硬度高靭性粉末およびその製造方法を提供することにある。なお、本発明において「アトマイズ法による製造法に優れる」というのは、溶解時の原料の溶け残りおよび出湯時のノズル閉塞を起こしにくく、かつ、微粉末の収率が高いことを意味する。
微粉末の収率に及ぼす(Mo+W)およびSi添加量の影響を示す図である。 粉末およびHIP体のビッカース硬さに及ぼす(Mo+W)およびSi添加量の影響を示す図である。 微粉末の収率に及ぼすSi量の影響を示す図である。 ビッカース硬さに及ぼすSi量の影響を示す図である。 抗折強度に及ぼすSi量の影響を示す図である。 微粉末の収率に及ぼすSi量の影響を示す図である。 ビッカース硬さに及ぼすSi量の影響を示す図である。 抗折強度に及ぼすSi量の影響を示す図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明における最大の特徴はSiの添加量を極めて狭い範囲に高度にコントロールし添加することである。さらに、高融点金属であるMoおよび/またはWを多量に含むため安定したアトマイズが困難であるFeおよび/またはCo合金において、アトマイズによる製造性と合金の高靭性を両立させたことである。また、この成分範囲において、時効硬化性を有することも見出した。さらに、これらの特徴に影響しない添加元素の範囲として、V、Nb、Cr、Mn、Niの1種または2種以上の添加も可能とした。
なお、アトマイズ法としては従来より知られている、ガスアトマイズ、水アトマイズ、ディスクアトマイズなど、原料を溶解し、細孔からこれを出湯し、直後に冷却媒体などにより溶湯を液滴状に分断する方法が利用できる。特に、本発明においては、Siの添加量を極めて狭い範囲にコントロールすることが必要であるため、酸素との反応でSiの含有量が変化してしまうことを避けるため、真空もしくは不活性ガス中で原料の溶解を行なうことが好ましく、かつ、不活性ガスにより液滴を分断する方法がより好ましい。
以下、本発明に係る成分組成を規制した理由について説明する。
Moおよび/またはW:20〜50%
本発明合金においてMoとWは合金の硬さを増加させるが、高融点元素であることから添加量とともにアトマイズの際に、溶け残り、ノズル閉塞、微粉収率の低下を引き起こしやすくしてしまう元素である。その合計量が20%未満では、本発明における最大の特徴であるSiの微量添加を行なうまでもなく安定したアトマイズが可能であるとともに時効硬化性を発現しない。一方、50%を超えるとSiの微量添加を行なっても安定したアトマイズが不可能となる。好ましくは25%を超え45%未満、より好ましくは30%を超え40%未満である。
Si:0.02〜0.19%
本発明合金においてSiは、安定したアトマイズを可能とするための本発明最大の特徴である添加元素であり、極めて狭い範囲にコントロールし添加する必要がある。Si添加によりアトマイズが安定する理由については詳細は不明であるが、添加量がごく微量であることから合金溶湯そのものの融点低下の影響ではないと予想される(一般に、SiはFe、Coに対し共晶型の状態図を有し、添加量に応じて合金の融点を下げる効果があるが、例えば、Fe−Si系状態図において、Si=0.1%の添加での融点低下幅は5℃以下程度でしかない)。なお、高融点原料であるMoとWの合計量が多いほど、高いSi添加量とする方がアトマイズが安定する傾向があるため、100×Si%−0.3×(Mo%+W%)が、好ましくは−10を超え、より好ましくは−7を超える範囲である。
後述する実施例におけるアトマイズ時の合金溶湯を観察すると、所定のSiを添加した溶湯のほうが、誘導溶解による合金溶湯の対流が顕著であり、合金溶湯の粘性が低いと考えられる。したがって、合金溶湯の対流速度が速いため、残存するMoやWの高融点原料と接している部位の溶湯の流れが速く、残存原料と溶湯との界面部の溶湯側におけるMoやW濃度の分散が急勾配となり、これら原料の溶融がスムーズになると推測される。0.02%未満の添加では、十分に安定したアトマイズが困難であり、0.19%を超えて添加すると合金が脆くなる。好ましくは0.02%を超え0.15%未満、より好ましくは0.03%を超え0.10%未満である。
V、Nb、Crの1種または2種以上を合計で20%以下
本発明合金においてV、Nb、Crは過度に添加しない範囲において本発明の特徴を損なうことのない元素であり、必要に応じて添加することができる。一方、MoやWほどではないがV、Nb、Crも高融点金属であるため、合計量が20%を超えて添加するとアトマイズを不安定にする。好ましくは15%未満、より好ましくは10%未満である。
Mn、Niの1種または2種を合計で20%以下
本発明合金においてMn、Niは過度に添加しない範囲において本発明の特徴を損なうことのない元素であり、必要に応じて添加することができる。一方、合計量が20%を超えて添加すると本発明における最大の特徴であるSiの微量添加を行なうまでもなく安定したアトマイズが可能となる。好ましくは15%未満、より好ましくは10%未満である。
以下、本発明について、実施例によって具体的に説明する。
先ず、Si添加量を0.01%と0.07%の2水準とし、MoとWの合計量を変化させた実験を実施し、Siの微量添加により微粉末の収率が改善するMoとWの合計量範囲を評価した。なお、この実験では、MoとWの質量%の比率を1:1としている(実験A)。次に、W量35%とMo量45%の2水準において、微粉末の収率および諸特性に及ぼすSi添加量の影響を評価した(実験B)。さらに、V、Nb、Cr、Mn、Ni添加の影響について評価を実施した(実験C)。
アトマイズ粉末の作製および溶け残りの評価
25kgに秤量した溶解原料を、減圧Ar下の耐火物製坩堝内で1750℃まで誘導溶解し、坩堝下部の直径7mmのノズルから出湯し、直後に窒素ガスを噴霧し、ガスアトマイズを行った。ここで、ノズル閉塞なく出湯が完了したものにおいて、坩堝内の原料の溶け残りの有無を確認した。
微粉末の収率評価
アトマイズした粉末を150μm以下に分級し、使用した溶解原料の重量(25kg)に対する150μm以下の粉末の収量をパーセントで評価した。なお、アトマイズの途中でノズル閉塞を起こしたものについても、閉塞するまでに作製された粉末について収量を評価した。
アトマイズ粉末の硬さ
150μm以下に分級した粉末を樹脂に埋め、研磨し、ビッカース硬さを評価した。試験荷重は2.94N(300gf)、n=5平均で評価した。
粉末冶金体の硬さ、抗折強度
150μmに分級した粉末を、内径30mm、高さ30mmのステンレス製カプセルに充填、脱気、封入し、保持温度1150℃、保持時間3時間、成形圧力147MPaでHIP成形し、その後徐冷した。この成形体について、ビッカース硬さ(粉末と同様の方法)と抗折強度(支点間距離10mmの三点曲げ試験)を評価した。
[実験A]
Fe−x%(Mo,W)−0.01%Si、および、Fe−x%(Mo,W)−0.07%Siにおける結果を図1、2に示す。なお、MoとWの質量比は1:1であり、例えば図1で、Mo+W=30%、Si=0.07%の合金は、Fe−15%Mo−15%W−0.07%Siである。
図1に示すように、Si添加量に関わらず、Mo+Wの増加にともない微粉末の収率は低下する。しかしながら、本発明範囲である、Mo+Wが20〜50%において、Si=0.01%(比較例)に対し、Si=0.07%(本発明例)とすることで、微粉末の収率が大幅に改善する。なお、Si=0.01%におけるMo+Wが30%以上、および、Si=0.07%におけるMo+Wが60%以上において、アトマイズ途中でのノズル閉塞が発生した。また、Si=0.01%におけるMo+Wが20および25%においては、MoとWの溶解原料の溶け残りが認められた。
また、図2に示すように、いずれのSi添加量においても、Mo+Wの添加量の増加にともない、粉末およびHIP体のビッカース硬さが増加する。特に、Mo+Wが20%以上において、粉末の硬さよりHIP体の硬さが増加しており、HIP成形における徐冷時に、時効硬化していることがわかる。ちなみに、ガスアトマイズにおける冷却ガスによる液滴の冷却は著しく急速であることが知れらており、ガスアトマイズままの粉末は高温から急冷された溶体化状態になっていると考えられる。なお、ビッカース硬さにおいてはSi添加量の影響は小さい。さらに、HIP体の抗折強度を評価した結果、いずれのMo+W量においても、Si=0.01%と0.07%は対応するそれぞれの組成と同等の抗折強度を示した。
このように、本発明の範囲であるMo+Wが20〜50%において、本発明の範囲内であるSi=0.07%を添加することにより、ビッカース硬さと抗折強度に大きな悪影響を及ぼすことなく、微粉末の収量を著しく向上できることがわかる。
[実験B]
Co−35%W−x%Siにおける結果を図3〜5、(Fe,Co)−45%Mo−x%Si(FeとCoの質量比は1:1)における結果を図6〜8に示す。図3および図6に示すように、本発明におけるSi量の下限より低いSi量においては、微粉末の収率が著しく低いことがわかる。また、図4および図7に示すビッカース硬さのように、本発明におけるSi量の上限より高いSi量においては、粉末の硬さとHIP体の硬さがほぼ同等であり、明確な時効硬化性を有さないことがわかる。さらに、図5および図8のとおり、本発明におけるSi量の上限より高いSi量においては、HIP体の抗折強度が著しく低下していることがわかる。
またさらに、Co−35%W−x%Si系のSi無添加および(FeCo)−45%Mo−x%Si系のSi無添加組成は、アトマイズ途中でノズル閉塞し、Co−35%W−0.01%Siについては、Wの溶解母材の溶け残りが認められ、(FeCo)−45%Mo−0.01%Siについては、Moの溶解母材の溶け残りが認められた。これらに対し、本発明におけるSi量範囲である、0.02%〜0.19%の範囲では、高い微粉末の収率、高い時効硬化性、高い抗折強度を示すことがわかる。
[実験C]
表1に示す組成について、各種特性を評価した結果を示す。なお、実験Cにおいては、表1に記載の組成に加え、各組成からSi無添加とした組成を作製した。収率改善効果については、150μm以下の粉末の収量がそれぞれの組成に対応するSi無添加の組成より25%以上改善したものをA、20%以上25%未満改善したものをB、10%以上20%未満改善したものをC、10%未満の改善に留まったものをDとした。
時効硬化性については、表1に記載のSiを添加した組成について、アトマイズままの粉末のビッカース硬さに対し、HIP体のビッカース硬さが250HV以上向上したものをA、200HV以上250HV未満のものをB、100HV以上200HV未満のものをC、100HV未満のビッカース硬さ向上幅に留まったものをDとした。
抗折強度については、それぞれの組成に対応するSi無添加の組成に対し、表1に記載の組成のHIP体の抗折強度が、95%以上のものをA、90%以上95%未満のものをB、80%以上90%未満のものをC、80%未満まで大きく低下したものをDとした。
Figure 0006410488
表1に示すように、No.1〜4、6、8、10、12〜15、17、19〜20は本発明であり、No.5、7、9、11、16、18、21〜22が比較例である。
表1に示すとおり、比較例No.5,7,9,11は、V+Nb+Crの合計量が多いため、収率改善効果に劣る。比較例No.16、18は、Mn+Niの合計量が多いため、収率改善効果に劣る。比較例No.21、22はSi添加量が多いため、時効硬化性および抗折強度に劣る。これらに対し、本発明例である、No.1〜4、6、8、10、12〜15、17、19、20はいずれも収率改善効果、時効硬化性、抗折強度に優れていることが分かる。
以上のように、特に、MoとWを合計で20〜50%含有する合金をアトマイズにより粉とする場合に、Siを0.02〜0.19%添加することで安定したアトマイズを可能とし、収率改善効果、時効硬化性、抗折強度に優れたショットピーニング用投射材、塩酸耐食性に優れる高硬度粉末冶金材用の原料粉末、硬質摩擦粉末、肉盛バルブ用原料粉末、焼結用硬質粒子などに用いることを可能にした優れた効果を奏するものである。


特許出願人 山陽特殊製鋼株式会社
代理人 弁理士 椎 名 彊

Claims (3)

  1. 質量%で、Moおよび/またはWを合計で20〜50%、Siを0.02〜0.19%含み、残部がFeおよび/またはCo、ならびに不可避的不純物からなることを特徴とする、アトマイズ法による製造性に優れる高硬度高靭性粉末。
  2. 質量%で、V、Nb、Crの1種または2種以上を合計で20%以下、および/または、Mn、Niの1種または2種を合計で20%以下含むことを特徴とした請求項1に記載の、アトマイズ法による製造性に優れる高硬度高靭性粉末。
  3. 質量%で、Moおよび/またはWを合計で20〜50%含み、かつ、V、Nb、Crの1種または2種以上を合計で20%以下、および/または、Mn、Niの1種または2種を合計で20%以下含み、残部がFeおよび/またはCo、ならびに不可避的不純物からなる合金に、Siを0.02〜0.19%添加し、これらを溶融してアトマイズすることを特徴とした高硬度高靭性粉末の製造方法。
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