JP6406100B2 - 回転加工機の砥石交換方法 - Google Patents
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Description
該回転装置によって回転するワークに、砥石装着部に装着されて回転する砥石によって研削加工を行う加工装置と、
ワークを把持可能なグリッパを旋回させるとともに昇降させるよう構成され、該グリッパの旋回によって、上記回転装置へのワークの搬入及び上記回転装置からのワークの搬出を行う旋回ローダと、を備える回転加工機において、上記加工装置の上記砥石装着部に装着する砥石を交換する砥石交換方法であって、
上記グリッパは、ワーク以外にも砥石が載置されたパレットを把持可能であり、
上記ワーク装着部は、ワーク以外にも上記パレットを装着可能であり、
上記パレットは、上記ワーク装着部に装着される被装着部と、該被装着部の中心からオフセットした位置において、砥石を保持する保持部とを有しており、
砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパを上記旋回ローダによって旋回させて、上記パレットを上記回転装置の直上に位置させる旋回工程と、
上記旋回ローダによって上記グリッパを下降させて、上記回転装置の直上に位置する上記パレットを上記回転装置に装着するパレット装着工程と、
上記パレットが装置された上記回転装置を、該パレットに載置された砥石の中心軸線が、鉛直方向から見て旋回ローダの周方向に沿うとともに上記砥石装着部の中心軸線と平行になる着脱状態になるよう回転させる回転工程と、
上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に、上記回転装置に装着された上記パレット又は上記グリッパによって再び把持された上記パレットにおける砥石を装着する砥石装着工程と、を含み、
上記旋回工程において上記砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパが上記旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径が、上記回転工程において上記旋回ローダの旋回中心から上記着脱状態を形成する砥石までの最大距離よりも小さい、回転加工機の砥石交換方法にある。
該回転装置によって回転するワークに、砥石装着部に装着されて回転する砥石によって研削加工を行う加工装置と、
ワークを把持可能なグリッパを旋回させるとともに昇降させるよう構成され、該グリッパの旋回によって、上記回転装置へのワークの搬入及び上記回転装置からのワークの搬出を行う旋回ローダと、を備える回転加工機において、上記加工装置の上記砥石装着部に装着する砥石を交換する砥石交換方法であって、
上記グリッパは、ワーク以外にも砥石が載置されたパレットを把持可能であり、
上記ワーク装着部は、ワーク以外にも上記パレットを装着可能であり、
上記パレットは、上記ワーク装着部に装着される被装着部と、該被装着部の中心からオフセットした位置において、砥石を保持する保持部とを有しており、
上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に装着された砥石を、上記グリッパに把持されて上記保持部の保持中心軸線が鉛直方向から見て上記旋回ローダの周方向に沿うとともに上記砥石装着部の中心軸線と平行になる着脱状態にある上記パレット、又は上記回転装置に装着されて上記着脱状態にある上記パレットに載置する載置工程と、
上記パレットが載置された上記回転装置を所定角度回転させる回転工程と、
上記パレットを上記グリッパによって把持し、該グリッパを上記旋回ローダによって上昇させる上昇工程と、
上記パレットを把持する上記グリッパを上記旋回ローダによって旋回させて、上記パレットを上記回転装置の直上から取り出す旋回工程と、を含み、
上記旋回工程において上記砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパが上記旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径が、上記載置工程において上記旋回ローダの旋回中心から、上記着脱状態を形成する上記パレットに載置された砥石までの最大距離よりも小さい、回転加工機の砥石交換方法にある。
これにより、旋回工程において、旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径を、基準旋回半径に比べて小さくすることができる。そのため、旋回ローダの周辺に確保するスペースを小さくすることができ、回転加工機の全体のサイズを小さくすることができる。
これにより、旋回工程において、旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径を、基準旋回半径に比べて小さくすることができる。そのため、旋回ローダの周辺に確保するスペースを小さくすることができ、回転加工機の全体のサイズを小さくすることができる。
上記一態様の回転加工機の砥石交換方法において、上記回転工程の後であって上記砥石装着工程の前には、上記砥石が上記着脱状態にある上記パレットを上記グリッパによって把持し、該グリッパを上記旋回ローダによって上昇させる上昇工程を行い、上記砥石装着工程においては、上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に、上記グリッパによって再び把持された上記パレットにおける砥石を装着することができる。
この場合には、砥石装着部への砥石の装着は、グリッパによって把持されたパレットから行う。そのため、砥石装着部への砥石の装着時に、加工装置の砥石装着部と、回転装置のワーク装着部とが干渉する可能性を低減させることができる。
この場合には、砥石装着部からの砥石の離脱は、グリッパによって把持されたパレットへ行う。そのため、砥石装着部からの砥石の離脱時に、加工装置の砥石装着部と、回転装置のワーク装着部とが干渉する可能性を低減させることができる。
この場合には、回転装置へのワークの装着と、回転装置への砥石用のパレットの装着とを、同じ装着治具によって行うことができる。そのため、砥石用のパレットを回転装置に装着する際の段取りを省略することができ、回転加工機における砥石の交換を行うための所要時間を短縮することができる。
本例の回転加工機1の砥石交換方法においては、図1に示すように、回転加工機1における加工装置3の砥石装着部31に装着する砥石62を交換する。回転加工機1は、回転装置2、加工装置3及び旋回ローダ4を備えている。図2に示すように、回転装置2は、鉛直方向に向けられた回転軸線201の回りに、ワーク装着部21に装着されたワーク8を回転させるよう構成されている。加工装置3は、回転装置2によって回転するワーク8に、砥石装着部31に装着されて回転する砥石62によって研削加工を行うよう構成されている。旋回ローダ4は、ワーク8を把持可能なグリッパ5を、鉛直方向に向けられた回転軸線401の回りに旋回させるとともに昇降させるよう構成され、グリッパ5の旋回によって、回転装置2へのワーク8の搬入及び回転装置2からのワーク8の搬出を行うよう構成されている。
旋回工程においては、図6、図9に示すように、砥石62が載置されて旋回用回転位置702にあるパレット7を把持するグリッパ5を旋回ローダ4によって旋回させて、パレット7を回転装置2の直上に位置させる。パレット装着工程においては、図7に示すように、旋回ローダ4によってグリッパ5を下降させて、旋回用回転位置702にあるパレット7を回転装置2に装着する。
載置工程においては、図11に示すように、砥石装着部31を移動させて、砥石装着部31に装着された砥石62を、グリッパ5に把持された基準回転位置701にあるパレット7に載置する。このとき、砥石装着部31に装着された砥石62は、グリッパ7に把持されて、保持部72の保持中心軸線721が鉛直方向から見て旋回ローダ4の周方向Cに沿うとともに砥石装着部31の中心軸線311と平行になる着脱状態にあるパレット7に載置される。着脱状態は、パレット7が基準回転位置701にある状態のことを意味する。
図2に示すように、本例の回転加工機1は、ワーク8としての円柱形状又は円筒形状の素材の外周に、歯面を加工する歯車加工機として機能する。回転加工機1においては、加工装置3の砥石装着部(刃具装着部)31に装着された刃具によって歯面の切削加工を行い、砥石装着部31に装着された砥石62によって歯面の研削加工を行う。ワーク8に形成する歯面は、ワーク8の軸方向の回りに捩れたヘリカル状の歯面とすることができる。
回転装置2のワーク装着部21に装着されたワーク8は、旋回ローダ4の旋回コラム41に設けられた支持部43によって上方から支持される。旋回コラム41の支持部43は昇降可能であり、下降した状態でワーク装着部21に装着されたワーク8を支持する。
パレット7の保持部72は、基準回転位置701にある状態において、砥石62の中心軸線621の方向に垂直な水平方向であって、旋回ローダ4の径方向外方に向けて、被装着部71の中心からオフセットして、パレット7の上面に設けられている。
また、図6、図7に示すように、本例のパレット7の旋回用回転位置702は、パレット7の基準回転位置701から鉛直方向の回りに90°回った位置として設定される。旋回用回転位置702は、基準回転位置701から鉛直方向の回りに70〜110°回った位置として設定することができる。旋回用回転位置702は、砥石62が載置されたパレット7を把持するグリッパ5が旋回ローダ4によって旋回するときの砥石62の最大旋回半径R1が、砥石62の旋回ローダ4との干渉を避けられる限度で、最も小さくなる位置として設定することができる。
本例の回転加工機1の砥石交換方法において、砥石装着部31に砥石62を装着する際には、旋回工程、パレット装着工程、回転工程、上昇工程及び砥石装着工程を行う。そして、砥石62が載置されたパレット7の回転位置を回転装置2によって変更することを利用して、砥石装着部31への砥石62の装着を行う。
また、旋回用回転位置702にあるパレット7をグリッパ5が把持することにより、基準回転位置701にあるパレット7をグリッパ5が把持する場合に比べて、旋回ローダ4のグリッパ5に作用するモーメント荷重を小さくすることができ、旋回ローダ4の耐荷重を小さく維持することができる。
そして、旋回工程においては、砥石62が載置されたパレット7を回転装置2の直上に位置させる。
グリッパ5に把持されたパレット7においては、パレット7に載置された砥石62の中心軸線621が、砥石装着部31の中心軸線311と鉛直方向から見て平行になる。そして、砥石装着工程においては、同図に示すように、砥石装着部31を移動させて、砥石装着部31にパレット7における砥石62を装着するときには、砥石装着部31への砥石62の装着を容易にすることができる。
一方、砥石装着部31とワーク装着部21との干渉の可能性がない場合には、上昇工程は省略することもできる。そして、図12に示すように、加工装置3の砥石装着部31へは、回転装置2に装着された基準回転位置701にあるパレット7から砥石62を直接装着することができる。
一方、砥石装着部31とワーク装着部21との干渉の可能性がない場合には、パレット装着工程は省略することもできる。そして、図12に示すように、加工装置3の砥石装着部31から、回転装置2に装着された基準回転位置701にあるパレット7へ砥石62を直接装着することができる。
そして、旋回工程においては、砥石62が載置されたパレット7を回転装置2の直上から搬送台へ取り出す。
2 回転装置
21 ワーク装着部
3 加工装置
31 砥石装着部
4 旋回ローダ
5 グリッパ
61,61A,61B 装着治具
62 砥石
7,7A,7B パレット
701 基準回転位置
702 旋回用回転位置
71 被装着部
72 保持部
8,8A,8B ワーク
81 中心穴
82 軸部
Claims (6)
- 鉛直方向に向けられた回転軸線の回りに、ワーク装着部に装着されたワークを回転させる回転装置と、
該回転装置によって回転するワークに、砥石装着部に装着されて回転する砥石によって研削加工を行う加工装置と、
ワークを把持可能なグリッパを旋回させるとともに昇降させるよう構成され、該グリッパの旋回によって、上記回転装置へのワークの搬入及び上記回転装置からのワークの搬出を行う旋回ローダと、を備える回転加工機において、上記加工装置の上記砥石装着部に装着する砥石を交換する砥石交換方法であって、
上記グリッパは、ワーク以外にも砥石が載置されたパレットを把持可能であり、
上記ワーク装着部は、ワーク以外にも上記パレットを装着可能であり、
上記パレットは、上記ワーク装着部に装着される被装着部と、該被装着部の中心からオフセットした位置において、砥石を保持する保持部とを有しており、
砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパを上記旋回ローダによって旋回させて、上記パレットを上記回転装置の直上に位置させる旋回工程と、
上記旋回ローダによって上記グリッパを下降させて、上記回転装置の直上に位置する上記パレットを上記回転装置に装着するパレット装着工程と、
上記パレットが装置された上記回転装置を、該パレットに載置された砥石の中心軸線が、鉛直方向から見て旋回ローダの周方向に沿うとともに上記砥石装着部の中心軸線と平行になる着脱状態になるよう回転させる回転工程と、
上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に、上記回転装置に装着された上記パレット又は上記グリッパによって再び把持された上記パレットにおける砥石を装着する砥石装着工程と、を含み、
上記旋回工程において上記砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパが上記旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径が、上記回転工程において上記旋回ローダの旋回中心から上記着脱状態を形成する砥石までの最大距離よりも小さい、回転加工機の砥石交換方法。 - 上記回転工程の後であって上記砥石装着工程の前には、上記砥石が上記着脱状態にある上記パレットを上記グリッパによって把持し、該グリッパを上記旋回ローダによって上昇させる上昇工程を行い、
上記砥石装着工程においては、上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に、上記グリッパによって再び把持された上記パレットにおける砥石を装着する、請求項1に記載の回転加工機の砥石交換方法。 - 鉛直方向に向けられた回転軸線の回りに、ワーク装着部に装着されたワークを回転させる回転装置と、
該回転装置によって回転するワークに、砥石装着部に装着されて回転する砥石によって研削加工を行う加工装置と、
ワークを把持可能なグリッパを旋回させるとともに昇降させるよう構成され、該グリッパの旋回によって、上記回転装置へのワークの搬入及び上記回転装置からのワークの搬出を行う旋回ローダと、を備える回転加工機において、上記加工装置の上記砥石装着部に装着する砥石を交換する砥石交換方法であって、
上記グリッパは、ワーク以外にも砥石が載置されたパレットを把持可能であり、
上記ワーク装着部は、ワーク以外にも上記パレットを装着可能であり、
上記パレットは、上記ワーク装着部に装着される被装着部と、該被装着部の中心からオフセットした位置において、砥石を保持する保持部とを有しており、
上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に装着された砥石を、上記グリッパに把持されて上記保持部の保持中心軸線が鉛直方向から見て上記旋回ローダの周方向に沿うとともに上記砥石装着部の中心軸線と平行になる着脱状態にある上記パレット、又は上記回転装置に装着されて上記着脱状態にある上記パレットに載置する載置工程と、
上記パレットが載置された上記回転装置を所定角度回転させる回転工程と、
上記パレットを上記グリッパによって把持し、該グリッパを上記旋回ローダによって上昇させる上昇工程と、
上記パレットを把持する上記グリッパを上記旋回ローダによって旋回させて、上記パレットを上記回転装置の直上から取り出す旋回工程と、を含み、
上記旋回工程において上記砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパが上記旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径が、上記載置工程において上記旋回ローダの旋回中心から、上記着脱状態を形成する上記パレットに載置された砥石までの最大距離よりも小さい、回転加工機の砥石交換方法。 - 上記載置工程においては、上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に装着された砥石を、上記グリッパに把持されて上記着脱状態にある上記パレットに載置し、
上記載置工程の後であって上記回転工程の前には、上記旋回ローダによって上記グリッパを下降させ、該グリッパに把持された上記着脱状態にある上記パレットを上記回転装置に装着するパレット装着工程を行う、請求項3に記載の回転加工機の砥石交換方法。 - 上記ワーク装着部に装着された上記被装着部の中心は、該ワーク装着部の上記回転軸線と一致する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転加工機の砥石交換方法。
- 上記ワーク装着部は、上記回転装置に対して着脱可能な装着治具として形成されており、
該装着治具は、ワークの装着と、上記パレットの上記被装着部の装着とに兼用する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転加工機の砥石交換方法。
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JP2015073606A JP6406100B2 (ja) | 2015-03-31 | 2015-03-31 | 回転加工機の砥石交換方法 |
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