JP2016193460A - 回転加工機の砥石交換方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】砥石の装着性又は離脱性を維持したまま、回転加工機のサイズを小さくすることができる回転加工機の砥石交換方法を提供すること。【解決手段】回転加工機1の砥石交換方法においては、旋回ローダ4及び回転装置2を経由して加工装置3の砥石装着部31へ砥石62を装着する。旋回工程においては、砥石62が載置されて旋回用回転位置にあるパレット7を把持するグリッパ5を旋回ローダ4によって旋回させる。また、回転工程においては、パレット7が装着された回転装置2を所定角度回転させて、パレット7の回転位置を旋回用回転位置から基準回転位置701に変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、回転加工機における、加工装置の砥石装着部に装着する砥石を交換する方法に関する。
歯車の加工を行うホブ盤等の回転加工機としては、例えば、特許文献1に開示されるように、ワークを保持して回転する回転装置と、刃具又は砥石を装着してワークに加工を行う加工装置と、回転装置へのワークの搬入及び回転装置からのワークの搬出を行う旋回ローダとを備えるものがある。この回転加工機における旋回ローダは、グリッパにワークを把持して旋回することにより、回転装置との間でワークの受渡しを行うとともに、グリッパに、刃具が載置されたパレットを把持して旋回することにより、加工装置との間で刃具の受渡しを行うよう構成されている。この回転加工機によれば、ワークと刃具とを同じ旋回ローダを用いて受け渡すことができ、刃具の段替えに要する時間を短縮することができる。
特開2013−226638号公報
しかしながら、従来の回転加工機においては、旋回ローダを用いて、加工装置に装着する砥石の交換は行っていない。砥石は、一般的にその外径が刃具に比べて2倍以上大きく、その質量も刃具に比べて大きい。そのため、刃具の代わりに砥石をパレットに載置し、このパレットを旋回ローダのグリッパによって把持することを考えた場合、砥石の旋回半径が大きくなる。そのため、周辺部位との干渉を回避しようとすると、回転加工機のサイズを大きくする必要が生じる。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、砥石の装着性又は離脱性を維持したまま、回転加工機のサイズを小さくすることができる回転加工機の砥石交換方法を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、鉛直方向に向けられた回転軸線の回りに、ワーク装着部に装着されたワークを回転させる回転装置と、
該回転装置によって回転するワークに、砥石装着部に装着されて回転する砥石によって研削加工を行う加工装置と、
ワークを把持可能なグリッパを旋回させるとともに昇降させるよう構成され、該グリッパの旋回によって、上記回転装置へのワークの搬入及び上記回転装置からのワークの搬出を行う旋回ローダと、を備える回転加工機において、上記加工装置の上記砥石装着部に装着する砥石を交換する砥石交換方法であって、
上記グリッパは、ワーク以外にも砥石が載置されたパレットを把持可能であり、
上記ワーク装着部は、ワーク以外にも上記パレットを装着可能であり、
上記パレットは、上記ワーク装着部に装着される被装着部と、該被装着部の中心からオフセットした位置において、砥石を保持する保持部とを有しており、
砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパを上記旋回ローダによって旋回させて、上記パレットを上記回転装置の直上に位置させる旋回工程と、
上記旋回ローダによって上記グリッパを下降させて、上記回転装置の直上に位置する上記パレットを上記回転装置に装着するパレット装着工程と、
上記パレットが装置された上記回転装置を、該パレットに載置された砥石の中心軸線が、鉛直方向から見て旋回ローダの周方向に沿うとともに上記砥石装着部の中心軸線と平行になる着脱状態になるよう回転させる回転工程と、
上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に、上記回転装置に装着された上記パレット又は上記グリッパによって再び把持された上記パレットにおける砥石を装着する砥石装着工程と、を含み、
上記旋回工程において上記砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパが上記旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径が、上記回転工程において上記旋回ローダの旋回中心から上記着脱状態を形成する砥石までの最大距離よりも小さい、回転加工機の砥石交換方法にある。
本発明の他の態様は、鉛直方向に向けられた回転軸線の回りに、ワーク装着部に装着されたワークを回転させる回転装置と、
該回転装置によって回転するワークに、砥石装着部に装着されて回転する砥石によって研削加工を行う加工装置と、
ワークを把持可能なグリッパを旋回させるとともに昇降させるよう構成され、該グリッパの旋回によって、上記回転装置へのワークの搬入及び上記回転装置からのワークの搬出を行う旋回ローダと、を備える回転加工機において、上記加工装置の上記砥石装着部に装着する砥石を交換する砥石交換方法であって、
上記グリッパは、ワーク以外にも砥石が載置されたパレットを把持可能であり、
上記ワーク装着部は、ワーク以外にも上記パレットを装着可能であり、
上記パレットは、上記ワーク装着部に装着される被装着部と、該被装着部の中心からオフセットした位置において、砥石を保持する保持部とを有しており、
上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に装着された砥石を、上記グリッパに把持されて上記保持部の保持中心軸線が鉛直方向から見て上記旋回ローダの周方向に沿うとともに上記砥石装着部の中心軸線と平行になる着脱状態にある上記パレット、又は上記回転装置に装着されて上記着脱状態にある上記パレットに載置する載置工程と、
上記パレットが載置された上記回転装置を所定角度回転させる回転工程と、
上記パレットを上記グリッパによって把持し、該グリッパを上記旋回ローダによって上昇させる上昇工程と、
上記パレットを把持する上記グリッパを上記旋回ローダによって旋回させて、上記パレットを上記回転装置の直上から取り出す旋回工程と、を含み、
上記旋回工程において上記砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパが上記旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径が、上記載置工程において上記旋回ローダの旋回中心から、上記着脱状態を形成する上記パレットに載置された砥石までの最大距離よりも小さい、回転加工機の砥石交換方法にある。
上記一態様の回転加工機の砥石交換方法においては、加工装置の砥石装着部に装着する砥石を、搬送ローダを用いて交換する際の工夫をしている。この砥石交換方法においては、砥石装着部に砥石を装着する際に、旋回工程、パレット装着工程、回転工程及び砥石装着工程を行う。そして、砥石が載置されたパレットの向き(鉛直方向の回りの回転位置)を回転装置によって変更することを利用して、砥石装着部への砥石の装着を行う。また、旋回工程において、砥石が載置されたパレットを把持するグリッパが旋回ローダによって旋回するときの、旋回ローダの旋回中心からの砥石の最大旋回半径を小さくする工夫をしている。
具体的には、旋回工程において砥石が載置されたパレットを把持するグリッパが旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径を、回転工程において旋回ローダの旋回中心から装着状態を形成する砥石までの最大距離よりも小さくする。ここで、「最大距離」は、保持部に保持された砥石の中心軸線が鉛直方向から見て旋回ローダの周方向に沿うとともに砥石装着部の中心軸線と平行になるパレットを把持するグリッパが旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径(基準旋回半径という。)と同じである。
これにより、旋回工程において、旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径を、基準旋回半径に比べて小さくすることができる。そのため、旋回ローダの周辺に確保するスペースを小さくすることができ、回転加工機の全体のサイズを小さくすることができる。
また、砥石装着工程においては、砥石装着部を移動させて、砥石装着部に、回転装置に装着されたパレット又はグリッパによって再び把持されたパレットにおける砥石を装着する。このとき、回転装置に装着されたパレット又はグリッパに把持されたパレットにおいては、パレットに載置された砥石の中心軸線が、砥石装着部の中心軸線と鉛直方向から見て平行になる。これにより、砥石装着部への砥石の装着を容易にすることができる。
このように、上記回転加工機の砥石交換方法によれば、砥石装着部への砥石の装着性を維持したまま、回転加工機のサイズを小さくすることができる。
上記他の態様の回転加工機の砥石交換方法においても、加工装置の砥石装着部に装着する砥石を、搬送ローダを用いて交換する際の工夫をしている。この砥石交換方法においては、砥石装着部に装着された砥石を離脱する際に、載置工程、回転工程、上昇工程及び旋回工程を行う。そして、砥石が載置されたパレットの回転位置を回転装置によって変更することを利用して、砥石装着部からの砥石の離脱を行う。また、旋回工程において、砥石が載置されたパレットを把持するグリッパが旋回ローダによって旋回するときの、旋回ローダの旋回中心からの砥石の最大旋回半径を小さくする工夫をしている。
具体的には、旋回工程において砥石が載置されたパレットを把持するグリッパが旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径を、載置工程において旋回ローダの旋回中心から、着脱状態を形成するパレットに載置された砥石までの最大距離よりも小さくする。ここで、「最大距離」は、保持部に保持された砥石の中心軸線が鉛直方向から見て旋回ローダの周方向に沿うとともに砥石装着部の中心軸線と平行になるパレットを把持するグリッパが旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径(基準旋回半径という。)と同じである。
これにより、旋回工程において、旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径を、基準旋回半径に比べて小さくすることができる。そのため、旋回ローダの周辺に確保するスペースを小さくすることができ、回転加工機の全体のサイズを小さくすることができる。
また、載置工程においては、砥石装着部を移動させて、砥石装着部に装着された砥石を、グリッパに把持されたパレット、又は回転装置に装着されたパレットに載置する。このとき、パレットにおける保持部の保持中心軸線が、砥石装着部の中心軸線と平行になる。これにより、砥石装着部からパレットの保持部への砥石の離脱を容易にすることができる。
このように、上記他の態様の回転加工機の砥石交換方法によれば、砥石装着部からの砥石の離脱性を維持したまま、回転加工機のサイズを小さくすることができる。
実施例にかかる、回転加工機を示す斜視図。 実施例にかかる、砥石によってワークに研削加工を行う回転加工機を示す正面図。 実施例にかかる、砥石用のパレットを示す斜視図。 実施例にかかる、回転装置における、円盤状ワークの中心穴が装着される第1装着治具、及び第1装着治具に装着された第1パレットを示す正面図。 実施例にかかる、回転装置における、軸状ワークの軸部が装着される第2装着治具、及び第2装着治具に装着された第2パレットを示す正面図。 実施例にかかる、旋回用回転位置にあるパレットを把持するグリッパを、旋回ローダによって旋回させる状態を示す平面図。 実施例にかかる、旋回用回転位置にあるパレットを、回転装置の装着治具に装着する状態を示す平面図。 実施例にかかる、回転装置を所定角度回転させて、パレットの回転位置を旋回用回転位置から基準回転位置に変更する状態を示す平面図。 実施例にかかる、旋回用回転位置にあるパレットを把持するグリッパを、旋回ローダによって旋回させる状態を示す正面図。 実施例にかかる、回転装置を所定角度回転させて、パレットの回転位置を旋回用回転位置から基準回転位置に変更する状態を示す正面図。 実施例にかかる、砥石装着部に、グリッパによって把持されたパレットにおける砥石を装着する状態を示す正面図。 実施例にかかる、砥石装着部に、回転装置に装着されたパレットにおける砥石を装着する状態を示す正面図。
上述した回転加工機の砥石交換方法における好ましい実施の形態について説明する。
上記一態様の回転加工機の砥石交換方法において、上記回転工程の後であって上記砥石装着工程の前には、上記砥石が上記着脱状態にある上記パレットを上記グリッパによって把持し、該グリッパを上記旋回ローダによって上昇させる上昇工程を行い、上記砥石装着工程においては、上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に、上記グリッパによって再び把持された上記パレットにおける砥石を装着することができる。
この場合には、砥石装着部への砥石の装着は、グリッパによって把持されたパレットから行う。そのため、砥石装着部への砥石の装着時に、加工装置の砥石装着部と、回転装置のワーク装着部とが干渉する可能性を低減させることができる。
上記他の態様の回転加工機の砥石交換方法において、上記載置工程においては、上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に装着された砥石を、上記グリッパに把持されて上記着脱状態にある上記パレットに載置し、上記載置工程の後であって上記回転工程の前には、上記旋回ローダによって上記グリッパを下降させ、該グリッパに把持された上記着脱状態にある上記パレットを上記回転装置に装着するパレット装着工程を行うことができる。
この場合には、砥石装着部からの砥石の離脱は、グリッパによって把持されたパレットへ行う。そのため、砥石装着部からの砥石の離脱時に、加工装置の砥石装着部と、回転装置のワーク装着部とが干渉する可能性を低減させることができる。
また、上記一態様及び上記他の態様の回転加工機の砥石交換方法において、上記ワーク装着部は、上記回転装置に対して着脱可能な装着治具として形成されており、該装着治具は、ワークの装着と、上記パレットの上記被装着部の装着とに兼用することができる。
この場合には、回転装置へのワークの装着と、回転装置への砥石用のパレットの装着とを、同じ装着治具によって行うことができる。そのため、砥石用のパレットを回転装置に装着する際の段取りを省略することができ、回転加工機における砥石の交換を行うための所要時間を短縮することができる。
以下に、回転加工機の砥石交換方法にかかる実施例について、図面を参照して説明する。
本例の回転加工機1の砥石交換方法においては、図1に示すように、回転加工機1における加工装置3の砥石装着部31に装着する砥石62を交換する。回転加工機1は、回転装置2、加工装置3及び旋回ローダ4を備えている。図2に示すように、回転装置2は、鉛直方向に向けられた回転軸線201の回りに、ワーク装着部21に装着されたワーク8を回転させるよう構成されている。加工装置3は、回転装置2によって回転するワーク8に、砥石装着部31に装着されて回転する砥石62によって研削加工を行うよう構成されている。旋回ローダ4は、ワーク8を把持可能なグリッパ5を、鉛直方向に向けられた回転軸線401の回りに旋回させるとともに昇降させるよう構成され、グリッパ5の旋回によって、回転装置2へのワーク8の搬入及び回転装置2からのワーク8の搬出を行うよう構成されている。
図1に示すように、グリッパ5は、ワーク8以外にも砥石62が載置されたパレット7を把持可能である。ワーク装着部21は、ワーク8以外にもパレット7を装着可能である。図3〜図5に示すように、パレット7は、ワーク装着部21に装着される被装着部71と、被装着部71の中心からオフセットした位置において、砥石62の中心軸線621が水平方向に向けられた状態で、砥石62を保持する保持部72とを有している。ワーク装着部21に装着された被装着部71の中心は、ワーク装着部21の回転軸線201と一致する。
本例の砥石交換方法においては、図6に示すように、パレット7の鉛直方向の回りの回転位置として、基準回転位置701と旋回用回転位置702とを定める。基準回転位置701は、図8に示すように、パレット7に載置された砥石62の中心軸線621が旋回ローダ4の周方向Cに沿う場合のパレット7の回転位置(向き)とする。旋回用回転位置702は、図6に示すように、砥石62が載置されたパレット7を把持するグリッパ5が旋回ローダ4によって旋回するときの砥石62の最大旋回半径R1が、パレット7が基準回転位置701にある場合の砥石62の最大旋回半径R0(基準旋回半径R0)に比べて小さい場合のパレット7の回転位置(向き)とする。図6においては、最大旋回半径R1,R0を二点鎖線によって示す。
砥石交換方法においては、旋回工程、パレット装着工程、回転工程、上昇工程及び砥石装着工程を行って、旋回ローダ4及び回転装置2を経由して加工装置3の砥石装着部31へ砥石62を装着する。
旋回工程においては、図6、図9に示すように、砥石62が載置されて旋回用回転位置702にあるパレット7を把持するグリッパ5を旋回ローダ4によって旋回させて、パレット7を回転装置2の直上に位置させる。パレット装着工程においては、図7に示すように、旋回ローダ4によってグリッパ5を下降させて、旋回用回転位置702にあるパレット7を回転装置2に装着する。
回転工程においては、図8、図10に示すように、回転装置2を所定角度回転させて、パレット7の回転位置を旋回用回転位置702から基準回転位置701に変更する。このとき、パレット7が装置された回転装置2は、パレット7に載置された砥石62の中心軸線621が、鉛直方向から見て旋回ローダ4の周方向Cに沿うとともに砥石装着部31の中心軸線311と平行になる着脱状態になるよう回転する。着脱状態は、パレット7が基準回転位置701にある状態のことを意味する。上昇工程においては、図11に示すように、基準回転位置701にある(砥石62が着脱状態にある)パレット7をグリッパ5によって把持し、グリッパ5を旋回ローダ4によって上昇させる。砥石装着工程においては、同図に示すように、砥石装着部31を移動させて、砥石装着部31に、グリッパ5によって把持されたパレット7における砥石62を装着する。
そして、砥石交換方法においては、旋回工程において砥石62が載置されたパレット7を把持するグリッパ5が旋回ローダ4によって旋回するときの砥石62の最大旋回半径R1を、回転工程において旋回ローダ4の旋回中心401から着脱状態を形成する砥石62までの最大距離R0よりも小さくしている。ここで、「最大距離R0」は、保持部72に保持された砥石62の中心軸線621が鉛直方向から見て旋回ローダ4の周方向Cに沿うとともに砥石装着部31の中心軸線311と平行になるパレット7を把持するグリッパ5が旋回ローダ4によって旋回するときの砥石62の最大旋回半径R0と同じである。
また、砥石交換方法においては、載置工程、パレット装着工程、回転工程、上昇工程及び旋回工程を行って、回転装置2及び旋回ローダ4を経由して加工装置3の砥石装着部31から砥石62を取り出す。
載置工程においては、図11に示すように、砥石装着部31を移動させて、砥石装着部31に装着された砥石62を、グリッパ5に把持された基準回転位置701にあるパレット7に載置する。このとき、砥石装着部31に装着された砥石62は、グリッパ7に把持されて、保持部72の保持中心軸線721が鉛直方向から見て旋回ローダ4の周方向Cに沿うとともに砥石装着部31の中心軸線311と平行になる着脱状態にあるパレット7に載置される。着脱状態は、パレット7が基準回転位置701にある状態のことを意味する。
パレット装着工程においては、図8、図10に示すように、旋回ローダ4によってグリッパ5を下降させ、グリッパ5に把持された基準回転位置701にある(着脱状態にある)パレット7を回転装置2に装着する。回転工程においては、図7に示すように、回転装置2を所定角度回転させて、パレット7の回転位置を基準回転位置701から旋回用回転位置702に変更する。上昇工程においては、図9に示すように、旋回用回転位置702にあるパレット7をグリッパ5によって把持し、グリッパ5を旋回ローダ4によって上昇させる。旋回工程においては、図6、図9に示すように、旋回用回転位置702にあるパレット7を把持するグリッパ5を旋回ローダ4によって旋回させて、パレット7を回転装置2の直上から取り出す。
そして、砥石交換方法においては、旋回工程において砥石62が載置されたパレット7を把持するグリッパ5が旋回ローダ4によって旋回するときの砥石62の最大旋回半径R1を、載置工程において旋回ローダ4の旋回中心401から、着脱状態を形成するパレット7に載置された砥石62までの最大距離R0よりも小さくする。ここで、「最大距離R0」は、保持部72に保持された砥石62の中心軸線621が鉛直方向から見て旋回ローダ4の周方向Cに沿うとともに砥石装着部31の中心軸線311と平行になるパレット7を把持するグリッパ5が旋回ローダ4によって旋回するときの砥石62の最大旋回半径R0と同じである。
まず、本例の回転加工機1について詳説する。
図2に示すように、本例の回転加工機1は、ワーク8としての円柱形状又は円筒形状の素材の外周に、歯面を加工する歯車加工機として機能する。回転加工機1においては、加工装置3の砥石装着部(刃具装着部)31に装着された刃具によって歯面の切削加工を行い、砥石装着部31に装着された砥石62によって歯面の研削加工を行う。ワーク8に形成する歯面は、ワーク8の軸方向の回りに捩れたヘリカル状の歯面とすることができる。
砥石装着部31に装着される刃具(ホブカッタ)の直径は、φ100mm程度であるのに対し、砥石装着部31に装着される砥石62の直径は、φ200〜300mm程度である。研削加工の回数が増加するごとに砥石62の直径は小さくなる。砥石62の直径は刃具の直径及びワーク8の直径よりも大きい。そのため、ワーク8及び刃具の交換が可能である旋回ローダ4によって、砥石62の交換を行う際には工夫が必要となる。
図1、図2に示すように、加工装置3は、砥石装着部31を、上下、左右、前後の各方向に移動させるとともに、砥石装着部31の中心軸線311を水平方向に対して所定の角度で傾斜させるよう構成されている。砥石装着部31は、この砥石装着部31に装着された砥石62を、砥石装着部31の中心軸線311及び砥石62の中心軸線621の回りに回転させるよう構成されている。
回転装置2のワーク装着部21に装着されたワーク8は、旋回ローダ4の旋回コラム41に設けられた支持部43によって上方から支持される。旋回コラム41の支持部43は昇降可能であり、下降した状態でワーク装着部21に装着されたワーク8を支持する。
ワーク装着部21は、回転装置2に対して着脱可能な装着治具61として形成されている。装着治具61は、回転装置2に装着されてワーク8を下側から支持するものである。また、旋回コラム41の支持部43には、ワーク8を上側から支持する補助治具611が装着される。装着治具61は、ワーク8の装着と、パレット7の被装着部71の装着とに兼用する。
装着治具61に装着されるワーク8には、図4に示すように、中心穴81を有する円盤状ワーク8Aと、図5に示すように、軸部82を有する軸状ワーク8Bとがある。円盤状ワーク8Aは、円盤素材の外周に歯面を形成するものであり、軸状ワーク8Bは、軸状素材の軸方向における一部の外周に歯面を形成するものである。装着治具61には、図4に示すように、円盤状ワーク8Aの中心穴81を装着する第1装着治具61Aと、図5に示すように、軸状ワーク8Bの軸部82を装着する第2装着治具61Bとがある。第1装着治具61Aは、円盤状ワーク8Aの中心穴81を内周側から支持する構造を有している。第2装着治具61Bは、軸状ワーク8Bを外周側から支持する構造を有している。
図4、図5に示すように、パレット7には、第1装着治具61Aに装着される第1パレット7Aと、第2装着治具61Bに装着される第2パレット7Bとがある。第1パレット7Aの被装着部71の内径は、円盤状ワーク8Aの中心穴81の内径と同じ内径に形成されている。第2パレット7Bの被装着部71の外径は、軸状ワーク8Bの軸部82の外径と同じ外径に形成されている。円盤状ワーク8Aに研削加工を行う砥石62と軸状ワーク8Bに研削加工を行う砥石62とは、同じものであってもよく、異なるものであってもよい。
図1、図2に示すように、旋回ローダ4は、旋回コラム41の回りを旋回する旋回リング42を有しており、旋回リング42には、複数のグリッパ5が設けられている。図6に示すように、旋回リング42には、加工装置3の砥石装着部31に装着された砥石62を成形するためのドレッサー55が、グリッパ5と同様に旋回可能に設けられている。本例のグリッパ5は、旋回ローダ4の周方向Cにおける互いに180°異なる位置に2つ設けられており、ドレッサー55は、各グリッパ5から、旋回ローダ4の周方向Cへ90°異なる位置に設けられている。そして、研削加工する各ワーク8の歯面の形状等が異なる場合には、ドレッサー55によって砥石62を成形する。
図7に示すように、旋回ローダ4における各グリッパ5は個別に昇降するよう構成されている。各グリッパ5は、ワーク8等を把持するための一対の把持部51を有しており、一対の把持部51は、水平方向に回動して、ワーク8の把持及び把持の解除が可能である。旋回ローダ4に隣接する位置には、ワーク8、装着治具61及び補助治具611が載置されるパレット7、砥石62が載置されるパレット7、刃具が載置されるパレット7等が搬送される搬送台(図示略)が設置されている。旋回ローダ4における各グリッパ5は、旋回リング42によって旋回することによって、回転装置2の直上及び搬送台の直上に移動することができる。
図3に示すように、円盤状ワーク8Aに研削加工を行う砥石62が載置される第1パレット7A及び軸状ワーク8Bに研削加工を行う砥石62が載置される第2パレット7Bの各保持部72は、砥石62を保持するための同様の形状を有している。各保持部72は、砥石62の軸方向の両側の軸部622を支える形状を有している。
パレット7の保持部72は、基準回転位置701にある状態において、砥石62の中心軸線621の方向に垂直な水平方向であって、旋回ローダ4の径方向外方に向けて、被装着部71の中心からオフセットして、パレット7の上面に設けられている。
加工装置3における砥石装着部31の中心軸線311は、旋回ローダ4の周方向Cに沿っている。図1、図8に示すように、グリッパ5によって把持された、基準回転位置701にあるパレット7が回転装置2の直上に位置したとき、及び基準回転位置701にあるパレット7が回転装置2に装着されたときには、パレット7に載置された砥石62の中心軸線621が砥石装着部31の中心軸線311と、鉛直方向から見て平行になる。
また、図6、図7に示すように、本例のパレット7の旋回用回転位置702は、パレット7の基準回転位置701から鉛直方向の回りに90°回った位置として設定される。旋回用回転位置702は、基準回転位置701から鉛直方向の回りに70〜110°回った位置として設定することができる。旋回用回転位置702は、砥石62が載置されたパレット7を把持するグリッパ5が旋回ローダ4によって旋回するときの砥石62の最大旋回半径R1が、砥石62の旋回ローダ4との干渉を避けられる限度で、最も小さくなる位置として設定することができる。
次に、本例の回転加工機1の砥石交換方法について詳説する。
本例の回転加工機1の砥石交換方法において、砥石装着部31に砥石62を装着する際には、旋回工程、パレット装着工程、回転工程、上昇工程及び砥石装着工程を行う。そして、砥石62が載置されたパレット7の回転位置を回転装置2によって変更することを利用して、砥石装着部31への砥石62の装着を行う。
旋回工程においては、図6、図9に示すように、砥石62が載置されて旋回用回転位置702にある、搬送台上のパレット7を、グリッパ5によって把持し、このグリッパ5を旋回ローダ4によって旋回させる。このとき、パレット7の鉛直方向の回りの回転位置が旋回用回転位置702にあることにより、旋回ローダ4によって旋回するときの砥石62の最大旋回半径R1が、パレット7が基準回転位置701にある場合の砥石62の最大旋回半径R0に比べて小さくなる。これにより、旋回ローダ4の周辺に確保するスペースを小さくすることができ、回転加工機1の全体のサイズを小さくすることができる。
また、旋回用回転位置702にあるパレット7をグリッパ5が把持することにより、基準回転位置701にあるパレット7をグリッパ5が把持する場合に比べて、旋回ローダ4のグリッパ5に作用するモーメント荷重を小さくすることができ、旋回ローダ4の耐荷重を小さく維持することができる。
そして、旋回工程においては、砥石62が載置されたパレット7を回転装置2の直上に位置させる。
次いで、パレット装着工程においては、図7に示すように、旋回ローダ4によってグリッパ5を下降させて、旋回用回転位置702にあるパレット7を回転装置2の装着治具61に装着する。また、グリッパ5の一対の把持部51を開け、グリッパ5を待機させる。次いで、回転工程においては、図8、図10に示すように、回転装置2を90°回転させて、パレット7の回転位置を旋回用回転位置702から基準回転位置701に変更する。
そして、上昇工程において、図11に示すように、グリッパ5の一対の把持部51を閉じ、このグリッパ5によって基準回転位置701にあるパレット7を再び把持し、このグリッパ5を旋回ローダ4によって上昇させる。
グリッパ5に把持されたパレット7においては、パレット7に載置された砥石62の中心軸線621が、砥石装着部31の中心軸線311と鉛直方向から見て平行になる。そして、砥石装着工程においては、同図に示すように、砥石装着部31を移動させて、砥石装着部31にパレット7における砥石62を装着するときには、砥石装着部31への砥石62の装着を容易にすることができる。
また、砥石装着工程を行う前に、上昇工程として、グリッパ5に把持するパレット7を上昇させることにより、砥石装着部31への砥石62の装着時に、加工装置3の砥石装着部31と、回転装置2のワーク装着部21とが干渉する可能性を低減させることができる。
一方、砥石装着部31とワーク装着部21との干渉の可能性がない場合には、上昇工程は省略することもできる。そして、図12に示すように、加工装置3の砥石装着部31へは、回転装置2に装着された基準回転位置701にあるパレット7から砥石62を直接装着することができる。
また、砥石装着部31への砥石62の装着が完了した後には、砥石62を保持するパレット7を回転装置2に装着する際に使用した装着治具61を用いて、砥石62によって研削加工を行うためのワーク8を回転装置2に装着することができる。これにより、回転装置2へのワーク8の装着と回転装置2への砥石62用のパレット7の装着とを、同じ装着治具61によって行うことができる。そのため、砥石62用のパレット7を回転装置2に装着する際の段取りを省略することができ、回転加工機1における砥石62の交換を行うための所要時間を短縮することができる。
一方、回転加工機1の砥石交換方法において、砥石装着部31に装着された砥石62を離脱する際には、載置工程、パレット装着工程、回転工程、上昇工程及び旋回工程を行う。そして、砥石62が載置されたパレット7の回転位置を回転装置2によって変更することを利用して、砥石装着部31からの砥石62の離脱を行う。
載置工程においては、図11に示すように、砥石装着部31を移動させて、砥石装着部31に装着された砥石62を、グリッパ5に把持された基準回転位置701にあるパレット7に載置する。このとき、パレット7における保持部72の保持中心軸線721が、砥石装着部31の中心軸線311と平行になる。これにより、砥石装着部31からパレット7の保持部72への砥石62の離脱を容易にすることができる。
次いで、パレット装着工程においては、図8、図10に示すように、旋回ローダ4によってグリッパ5を下降させ、グリッパ5に把持された基準回転位置701にあるパレット7を、回転装置2に装着する。また、グリッパ5の一対の把持部51を開けて、グリッパ5を待機させておく。載置工程として、砥石装着部31に装着された砥石62を、グリッパ5に把持された基準回転位置701にあるパレット7に一旦載置した後に、パレット装着工程を行う。これにより、砥石装着部31からの砥石62の離脱時に、加工装置3の砥石装着部31と、回転装置2のワーク装着部21とが干渉する可能性を低減させることができる。
一方、砥石装着部31とワーク装着部21との干渉の可能性がない場合には、パレット装着工程は省略することもできる。そして、図12に示すように、加工装置3の砥石装着部31から、回転装置2に装着された基準回転位置701にあるパレット7へ砥石62を直接装着することができる。
次いで、回転工程においては、図7に示すように、回転装置2を90°回転させて、パレット7の回転位置を基準回転位置701から旋回用回転位置702に変更する。次いで、上昇工程においては、図9に示すように、グリッパ5の一対の把持部51を閉じて、このグリッパ5によって旋回用回転位置702にあるパレット7を把持し、このグリッパ5を旋回ローダ4によって上昇させる。
次いで、旋回工程において、図6、図9に示すように、旋回用回転位置702にあるパレット7を把持するグリッパ5を旋回ローダ4によって旋回させる。このとき、パレット7の鉛直方向の回りの回転位置が旋回用回転位置702にあることにより、旋回ローダ4によって旋回するときの砥石62の最大旋回半径R1が、基準回転位置701における砥石62の最大旋回半径R0に比べて小さくなる。これにより、旋回ローダ4の周辺に確保するスペースを小さくすることができ、回転加工機1の全体のサイズを小さくすることができる。また、旋回用回転位置702にあるパレット7をグリッパ5が把持することにより、基準回転位置701にあるパレット7をグリッパ5が把持する場合に比べて、旋回ローダ4のグリッパ5に作用するモーメント荷重を小さくすることができ、旋回ローダ4の耐荷重を小さく維持することができる。
そして、旋回工程においては、砥石62が載置されたパレット7を回転装置2の直上から搬送台へ取り出す。
このように、本例の回転加工機1の砥石交換方法によれば、回転装置2を利用して、砥石62が載置されたパレット7の向き(回転位置)を変更する。これにより、砥石装着部31への砥石62の装着性及び砥石装着部31からの砥石62の離脱性を維持したまま、回転加工機1のサイズを小さくすることができるとともに、旋回ローダ4の耐荷重を小さく維持することができる。
1 回転加工機
2 回転装置
21 ワーク装着部
3 加工装置
31 砥石装着部
4 旋回ローダ
5 グリッパ
61,61A,61B 装着治具
62 砥石
7,7A,7B パレット
701 基準回転位置
702 旋回用回転位置
71 被装着部
72 保持部
8,8A,8B ワーク
81 中心穴
82 軸部

Claims (6)

  1. 鉛直方向に向けられた回転軸線の回りに、ワーク装着部に装着されたワークを回転させる回転装置と、
    該回転装置によって回転するワークに、砥石装着部に装着されて回転する砥石によって研削加工を行う加工装置と、
    ワークを把持可能なグリッパを旋回させるとともに昇降させるよう構成され、該グリッパの旋回によって、上記回転装置へのワークの搬入及び上記回転装置からのワークの搬出を行う旋回ローダと、を備える回転加工機において、上記加工装置の上記砥石装着部に装着する砥石を交換する砥石交換方法であって、
    上記グリッパは、ワーク以外にも砥石が載置されたパレットを把持可能であり、
    上記ワーク装着部は、ワーク以外にも上記パレットを装着可能であり、
    上記パレットは、上記ワーク装着部に装着される被装着部と、該被装着部の中心からオフセットした位置において、砥石を保持する保持部とを有しており、
    砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパを上記旋回ローダによって旋回させて、上記パレットを上記回転装置の直上に位置させる旋回工程と、
    上記旋回ローダによって上記グリッパを下降させて、上記回転装置の直上に位置する上記パレットを上記回転装置に装着するパレット装着工程と、
    上記パレットが装置された上記回転装置を、該パレットに載置された砥石の中心軸線が、鉛直方向から見て旋回ローダの周方向に沿うとともに上記砥石装着部の中心軸線と平行になる着脱状態になるよう回転させる回転工程と、
    上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に、上記回転装置に装着された上記パレット又は上記グリッパによって再び把持された上記パレットにおける砥石を装着する砥石装着工程と、を含み、
    上記旋回工程において上記砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパが上記旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径が、上記回転工程において上記旋回ローダの旋回中心から上記着脱状態を形成する砥石までの最大距離よりも小さい、回転加工機の砥石交換方法。
  2. 上記回転工程の後であって上記砥石装着工程の前には、上記砥石が上記着脱状態にある上記パレットを上記グリッパによって把持し、該グリッパを上記旋回ローダによって上昇させる上昇工程を行い、
    上記砥石装着工程においては、上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に、上記グリッパによって再び把持された上記パレットにおける砥石を装着する、請求項1に記載の回転加工機の砥石交換方法。
  3. 鉛直方向に向けられた回転軸線の回りに、ワーク装着部に装着されたワークを回転させる回転装置と、
    該回転装置によって回転するワークに、砥石装着部に装着されて回転する砥石によって研削加工を行う加工装置と、
    ワークを把持可能なグリッパを旋回させるとともに昇降させるよう構成され、該グリッパの旋回によって、上記回転装置へのワークの搬入及び上記回転装置からのワークの搬出を行う旋回ローダと、を備える回転加工機において、上記加工装置の上記砥石装着部に装着する砥石を交換する砥石交換方法であって、
    上記グリッパは、ワーク以外にも砥石が載置されたパレットを把持可能であり、
    上記ワーク装着部は、ワーク以外にも上記パレットを装着可能であり、
    上記パレットは、上記ワーク装着部に装着される被装着部と、該被装着部の中心からオフセットした位置において、砥石を保持する保持部とを有しており、
    上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に装着された砥石を、上記グリッパに把持されて上記保持部の保持中心軸線が鉛直方向から見て上記旋回ローダの周方向に沿うとともに上記砥石装着部の中心軸線と平行になる着脱状態にある上記パレット、又は上記回転装置に装着されて上記着脱状態にある上記パレットに載置する載置工程と、
    上記パレットが載置された上記回転装置を所定角度回転させる回転工程と、
    上記パレットを上記グリッパによって把持し、該グリッパを上記旋回ローダによって上昇させる上昇工程と、
    上記パレットを把持する上記グリッパを上記旋回ローダによって旋回させて、上記パレットを上記回転装置の直上から取り出す旋回工程と、を含み、
    上記旋回工程において上記砥石が載置された上記パレットを把持する上記グリッパが上記旋回ローダによって旋回するときの砥石の最大旋回半径が、上記載置工程において上記旋回ローダの旋回中心から、上記着脱状態を形成する上記パレットに載置された砥石までの最大距離よりも小さい、回転加工機の砥石交換方法。
  4. 上記載置工程においては、上記砥石装着部を移動させて、該砥石装着部に装着された砥石を、上記グリッパに把持されて上記着脱状態にある上記パレットに載置し、
    上記載置工程の後であって上記回転工程の前には、上記旋回ローダによって上記グリッパを下降させ、該グリッパに把持された上記着脱状態にある上記パレットを上記回転装置に装着するパレット装着工程を行う、請求項3に記載の回転加工機の砥石交換方法。
  5. 上記ワーク装着部に装着された上記被装着部の中心は、該ワーク装着部の上記回転軸線と一致する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転加工機の砥石交換方法。
  6. 上記ワーク装着部は、上記回転装置に対して着脱可能な装着治具として形成されており、
    該装着治具は、ワークの装着と、上記パレットの上記被装着部の装着とに兼用する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転加工機の砥石交換方法。
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