JP5696771B2 - 回転加工機及び回転加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークとワークの加工に用いる刃具とを、旋回ローダによって段替え可能にした回転加工機及び回転加工方法に関する。
加工装置において、刃具を用いてワークに加工を行う際、ワークの搬送と刃具の段替えとは別々の装置を用いて行っている。具体的には、ロボット、搬送ローダ等を用いて特定の加工位置にワークをセットし、このワークに対して刃具を用いて加工を行う。そして、必要個数のワークに加工を行った後には、加工するワークの種類に応じて刃具の段替えを行う。この段替えを行うときには、ロボット又は専用の段替え装置を用いている。また、ワークを支持する治具の段替えを行うこともある。
例えば、特許文献1のワークの段取り方法においては、切削手段を有した往復動可能な加工具台と、ワークを載せるワーク台が配置されたテーブルとを備える工作機械を用いる。そして、加工具台及びテーブルを相対的に移動させることにより、ワーク台を移動させている。
また、例えば、特許文献2の加工セルシステムは、ワークに対して加工を行う自動加工機械と、ワークの加工に必要な治具又は工具の段取りを行う段取りステーションとを有している。また、ロボットによって、自動加工機械に対して加工用のワークと加工段取り用の治具又は工具とを供給している。また、搬送手段によって、自動加工機械と段取りステーションの間を任意の行程で、治具又は工具、ワーク、及び段取り情報等の情報を記憶している記憶媒体を1セットにして搬送移動可能にしている。
また、例えば、ホブ盤に関する特許文献3においては、ローダが旋回して、ワークを回転させるテーブルに、未加工のワークと加工済のワークとを繰り返し搬入出させることが開示されている。
特開2002−233922号公報 特公平6−22782号公報 特開平11−291125号公報
しかしながら、ワークの加工に用いる治具の段替えを行うために、ロボット又は専用の段替え装置を用いると、加工装置全体の初期投資が増大する。また、治具の段替えを行う際に干渉物が多く、段替えに要する時間が長くなってしまう。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、ワークと回転支持治具とを同じ旋回ローダを用いて受け渡すことができ、回転支持治具の段替えに要する時間を短縮することができる回転加工機及び回転加工方法を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、回転支持治具を介してワークを保持して回転する回転装置と、
刃具を装着して上記ワークに加工を行う加工装置と、
複数のグリッパが旋回中心軸線の周りに配設され、該複数のグリッパが上記回転装置に順次対向するよう該複数のグリッパを旋回させるとともに、該複数のグリッパを上記旋回中心軸線の方向に沿って移動させる旋回ローダと、を備えており、
上記複数のグリッパの各々は、上記ワーク及び上記回転支持治具のいずれも直接又は間接的に把持可能であり、
上記旋回ローダは、上記各グリッパを、外部の搬送台に対向させる外部受渡位置と、上記回転装置に対向させる内部受渡位置との間で旋回させるよう構成されており、
上記外部受渡位置と上記内部受渡位置とは、上記旋回ローダを間に挟んで互いに反対側に位置しており、上記複数のグリッパは、いずれかが上記外部受渡位置にあるときに、他のいずれかが上記内部受渡位置にあり、
上記内部受渡位置にあるいずれかの上記グリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して上記回転装置に装着された使用後の上記回転支持治具を把持するときには、上記外部受渡位置にある他のいずれかの上記グリッパが上記搬送台から使用前の上記回転支持治具を把持し、かつ、上記旋回ローダの旋回によって、上記いずれかのグリッパが上記外部受渡位置に旋回すると同時に、上記他のいずれかのグリッパが上記内部受渡位置に旋回し、さらに上記他のいずれかのグリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して、上記回転装置に上記使用前の回転支持治具を装着するよう構成され、
また、上記内部受渡位置にあるいずれかの上記グリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して上記回転装置における上記回転支持治具に保持された加工後の上記ワークを把持するときには、上記外部受渡位置にある他のいずれかの上記グリッパが上記搬送台から加工前の上記ワークを把持し、かつ、上記旋回ローダの旋回によって、上記いずれかのグリッパが上記外部受渡位置に旋回すると同時に、上記他のいずれかのグリッパが上記内部受渡位置に旋回し、さらに、上記他のいずれかのグリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して、上記回転装置における上記回転支持治具に上記加工前のワークを装着するよう構成されていることを特徴とする回転加工機にある。
本発明の他の態様は、回転支持治具を介してワークを保持して回転する回転装置と、
刃具を装着して上記ワークに加工を行う加工装置と、
複数のグリッパが旋回中心軸線の周りに配設され、該複数のグリッパが上記回転装置に順次対向するよう該複数のグリッパを旋回させるとともに、該複数のグリッパを上記旋回中心軸線の方向に沿って移動させる旋回ローダと、を用い、
上記複数のグリッパの各々は、上記ワーク及び上記回転支持治具のいずれも直接又は間接的に把持可能であり、
上記旋回ローダは、上記各グリッパを、外部の搬送台に対向させる外部受渡位置と、上記回転装置に対向させる内部受渡位置との間で旋回させるよう構成されており、
上記外部受渡位置と上記内部受渡位置とは、上記旋回ローダを間に挟んで互いに反対側に位置しており、上記複数のグリッパは、いずれかが上記外部受渡位置にあるときに、他のいずれかが上記内部受渡位置にあり、
上記内部受渡位置にあるいずれかの上記グリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して上記回転装置に装着された使用後の上記回転支持治具を把持するときには、上記外部受渡位置にある他のいずれかの上記グリッパが上記搬送台から使用前の上記回転支持治具を把持し、かつ、上記旋回ローダの旋回によって、上記いずれかのグリッパが上記外部受渡位置に旋回すると同時に、上記他のいずれかのグリッパが上記内部受渡位置に旋回し、さらに上記他のいずれかのグリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して、上記回転装置に上記使用前の回転支持治具を装着し、
また、上記内部受渡位置にあるいずれかの上記グリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して上記回転装置における上記回転支持治具に保持された加工後の上記ワークを把持するときには、上記外部受渡位置にある他のいずれかの上記グリッパが上記搬送台から加工前の上記ワークを把持し、かつ、上記旋回ローダの旋回によって、上記いずれかのグリッパが上記外部受渡位置に旋回すると同時に、上記他のいずれかのグリッパが上記内部受渡位置に旋回し、さらに、上記他のいずれかのグリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して、上記回転装置における上記回転支持治具に上記加工前のワークを装着することを特徴とする回転加工方法にある。
上記回転加工機においては、加工するワークの種類によって、使用する回転支持治具の種類が異なる場合、この回転支持治具の段替え時間を短縮しようとするものである。
回転加工機は、複数のグリッパを有する旋回ローダに工夫をし、回転装置への回転支持治具の装着と回転支持治具へのワークの装着とを短時間で行うことができるようにしている。
ワークに加工を行うに当たっては、ワークの種類に対応した回転支持治具をグリッパによって把持し、旋回ローダによって、このグリッパを旋回させるとともに旋回中心軸線の方向に移動させることにより、グリッパに把持する回転支持治具を回転装置に装着する。また、グリッパに加工前のワークを把持し、旋回ローダによって、このグリッパを旋回させるとともに旋回中心軸線の方向に移動させることにより、グリッパに把持するワークを回転支持治具に装着(搬入)する。そして、回転装置によって回転させるワークに対して、加工装置における刃具によって加工を行う。次いで、回転装置における加工後のワークを、グリッパによって把持し、旋回ローダを旋回させて搬出する。以降は、加工するワークの数量に応じて、ワークの搬入、加工、搬出の動作を繰り返す。
次いで、加工するワークの種類に応じて、回転支持治具の段替えが必要になったときには、回転装置に装着された回転支持治具をグリッパによって把持し、この回転支持治具を、旋回ローダを旋回させて搬出する。次いで、別の回転支持治具をグリッパによって把持し、旋回ローダによって、このグリッパを旋回させるとともに旋回中心軸線の方向に移動させることにより、グリッパに把持する回転支持治具を回転装置に装着する。以降は、上記と同様に、加工するワークの数量に応じて、各グリッパによるワークの搬入、加工、搬出の動作を繰り返す。
なお、グリッパは、ワーク及び回転支持治具を直接把持する以外にも、ワークと回転支持治具との少なくともいずれかをパレット等を介して間接的に把持することもできる。
このように、上記回転加工機によれば、ワークと回転支持治具とを同じ旋回ローダを用いて受け渡すことができる。そのため、回転支持治具の段替えに要する時間を短縮することができる。
また、上記回転加工方法によっても、上記回転加工機の場合と同様に、ワークと回転支持治具とを同じ旋回ローダを用いて受け渡すことができ、回転支持治具の段替えに要する時間を短縮することができる。
実施例1にかかる、回転加工機を示す斜視図。 実施例1にかかる、グリッパに把持したワークを示す斜視図。 実施例1にかかる、グリッパに把持した他のワークを示す斜視図。 実施例1にかかる、グリッパに把持した回転支持治具を示す斜視図。 実施例1にかかる、グリッパに把持した他の回転支持治具を示す斜視図。 実施例1にかかる、バリ取り工具によってワークに形成されるバリを除去する場合を示す斜視図。 実施例1にかかる、グリッパに把持した、刃具を保持するパレットを示す斜視図。 実施例1にかかる、加工装置の刃具装着部に刃具を装着する状態の回転加工機を示す斜視図。 実施例1にかかる、加工装置の刃具装着部に刃具を装着した状態の回転加工機を示す斜視図。 実施例1にかかる、回転装置のワーク支持部に回転支持治具を装着する状態の回転加工機を示す斜視図。 実施例2にかかる、回転加工機を示す斜視図。 実施例2にかかる、円筒状ワークを把持するグリッパを、第1高さ位置にして外部受渡位置から内部受渡位置へ旋回させた回転加工機を示す正面図。 実施例2にかかる、回転支持治具を把持するグリッパを、第2高さ位置にして外部受渡位置から内部受渡位置へ旋回させた回転加工機を示す正面図。 実施例2にかかる、刃具が保持されたパレットを把持するグリッパを、第3高さ位置にして外部受渡位置から内部受渡位置へ旋回させた回転加工機を示す正面図。 実施例2にかかる、一方治具部と他方治具部とによる回転支持治具を示す正面図。
上述した本発明の回転加工機及び回転加工方法における好ましい実施の形態につき説明する。
上記回転加工機において、上記ワークは円筒形状を有しており、上記加工装置は、その刃具装着部に、上記刃具の両端部を装着するよう構成されており、かつ、上記回転装置によって回転する上記ワークの外周に対して、上記刃具装着部における上記刃具を回転させて歯面を加工するよう構成されていてもよい。
この場合には、回転装置及び加工装置によってホブ盤を構成し、ホブ盤に対して刃具としてのホブの段替えを短時間で行うことができる。
また、加工装置は、刃具装着部の回転中心軸線を水平方向又は水平方向に傾斜させた状態で、刃具装着部における刃具を回転させることができる。回転装置及び加工装置によるホブ盤において加工する製品は、平歯車、はすば歯車、ウォーム歯車等の歯車とすることができる。また、回転装置に保持するワークは、歯面を形成する外周面を有する断面円形状の部品とすることができる。
また、上記複数のグリッパの各々は、上記旋回中心軸線から同一半径の距離に配設されており、かつ、上記ワークと上記刃具とのいずれも直接又は間接的に把持可能であってもよい。
この場合には、複数のグリッパの構成を同じにすることができ、いずれのグリッパによってもワーク及び刃具の把持を行うことができる。そのため、ワークの受渡し及び刃具の受渡しを効率よく行うことができる。
また、上記回転装置は、上下方向に向く回転中心軸線の回りに回転するよう構成されており、上記旋回ローダは、上記旋回中心軸線を上下方向に向け、上記複数のグリッパの各々を水平方向に旋回させるよう構成されており、上記旋回ローダの上記複数のグリッパの各々と、上記回転装置及び上記加工装置とは、上下方向に相対移動可能であるとともに、該相対移動を行って、上記旋回ローダと上記回転装置との間での上記ワークの受渡し、及び上記旋回ローダと上記加工装置との間での上記刃具の受渡しを行うよう構成されていてもよい。
この場合には、ワークの受渡し及び刃具の受渡しを安定して行うことができる。
また、上記刃具は、パレットに保持されるよう構成されているとともに、該パレットは、上記グリッパに把持される土台部と、該土台部の中心からオフセットした位置に形成され、上記刃具を保持する刃具保持部と、を有しており、上記加工装置は、その刃具装着部が前進するよう構成されており、該前進した刃具装着部に対して、上記グリッパに把持された上記パレットの上記刃具保持部における上記刃具が装着されるよう構成されていてもよい。
この場合には、パレットを用いることにより、各グリッパと加工装置との間での刃具の受渡しを短時間で容易に行うことができる。
また、上記回転装置は、そのワーク支持部に装着した回転支持治具を介して、上記ワークを支持するよう構成されており、上記旋回ローダは、上記グリッパに上記回転支持治具を直接又は間接的に把持して旋回することにより、上記回転装置との間で上記回転支持治具の受渡しを行うよう構成されていてもよい。
この場合は、ワークの種類に応じて、回転支持治具の付替えが必要な場合であり、刃具及び回転支持治具の段替えを短時間で行うことができる。
また、上記回転支持治具は、上記回転装置の一方の回転支軸に装着される一方治具部と、上記回転装置において上記一方の回転支軸と同一軸線上に配置された他方の回転支軸に装着される他方治具部とによって構成されており、上記旋回ローダは、上記一方治具部と上記他方治具部とを組み合わせた状態の上記回転支持治具を上記グリッパに把持するよう構成されていてもよい。
この場合には、回転装置によって、一方の回転支軸の一方治具部と他方の回転支軸の他方治具部との間に挟持したワークを回転させ、このワークに対して加工装置が安定して加工を行うことができる。
また、旋回ローダは、一方治具部と他方治具部とによって構成される回転支持治具をグリッパに把持し、この回転支持治具を外部受渡位置と内部受渡位置との間で移動させることができる。
また、上記回転支持治具には、バリ取り工具が回転可能に取り付けられており、該バリ取り工具によって、上記加工装置によって加工を行う際に上記ワークに生じるバリを除去するよう構成されていてもよい。
この場合は、ワークの種類に応じて、回転支持治具及びバリ取り工具の付替えが必要な場合であり、回転支持治具の段替えを行う際にバリ取り工具の段替えを行うことができる。
また、上記回転加工方法において、上記回転装置は、そのワーク支持部に装着した回転支持治具を介して、上記ワークを支持するよう構成し、上記グリッパに上記回転支持治具を直接又は間接的に把持して上記旋回ローダを旋回させることにより、上記回転装置との間で上記回転支持治具の受渡しを行ってもよい。
この場合は、ワークの種類に応じて、回転支持治具の付替えが必要な場合であり、刃具及び回転支持治具の段替えを短時間で行うことができる。
以下に、上記回転加工機及び回転加工方法にかかる実施例につき、図面を参照して説明する。
(実施例1)
本例の回転加工機1は、図1に示すごとく、ワーク8を保持して回転する回転装置2と、刃具7を装着してワーク8に加工を行う加工装置3と、複数のグリッパ5が旋回中心軸線401から同一半径距離に配設され、各グリッパ5を回転装置2に順次対向させるよう旋回する旋回ローダ4とを備えている。
各グリッパ5は、ワーク8と刃具7とのいずれも直接又は間接的に把持可能に構成されているとともに、回転装置2との間でのワーク8の受渡し、及び加工装置3との間での刃具7の受渡しを行うよう構成されている。
以下に、本例の回転加工機1及び回転加工方法につき、図1〜図10を参照して詳説する。
図1に示すごとく、本例の加工装置3及び回転装置2は、刃具7としてのホブによってワーク8の外周に歯面81を加工するホブ盤を構成する。本例の回転加工機1は、ホブ盤に対してワーク8の搬送及び刃具7の段替え(交換)を可能にしたものである。本例の加工装置3及び回転装置2においては、断面円形状のワーク8に対して歯切りを行い、製品としてのはすば歯車を製造する。
図2、図3に示すごとく、本例のワーク8は、歯車用の円盤形状を有しており、グリッパ5は、円盤形状の外周を挟持するよう構成されている。グリッパ5は、一対の挟持部51の間隔を可変させることにより、外径が異なる複数種類のワーク8を把持できるよう構成されている。図2は、外径の大きな歯車を形成するためのワーク8Aを示し、図3は、外径の小さな歯車を形成するためのワーク8Bを示す。
グリッパ5の一対の挟持部51には、外径の小さなワーク8Bを把持するときに、上下に重なって互いに係合する係合部511が形成されている。本例のグリッパ5は、水平方向の両側からワーク8、回転支持治具6又はパレット70を挟み持つ一対の挟持部51を接近・離隔させるよう構成されている。
図1に示すごとく、加工装置3は、刃具7を装着する刃具装着部31(ホブ軸)の回転中心軸線301を水平方向に傾斜して向けて構成されている。回転装置2は、上下方向に向く回転中心軸線201の回りに回転するよう構成されている。加工装置3は、回転装置2によって回転するワーク8の外周に対して、刃具7を回転させてはすば状の歯面81を加工する。
加工装置3は、刃具装着部31を、回転可能であるとともに前後及び上下に移動させるよう構成されている。刃具装着部31は、刃具7の両端の軸部を把持するように構成されている。加工装置3は、旋回ローダ4に対して回転装置2が配設された方向の延長上に配設されている。
図1に示すごとく、回転装置2のワーク支持部21は、ワーク8を下方から支持する下側支持部211と、ワーク8を上方から支持する上側支持部212とによって構成されている。下側支持部211は、回転テーブル20の上端部に取り付けられており、上側支持部212は、旋回ローダ4の旋回中心支柱41に取り付けられている。
回転装置2は、そのワーク支持部21に装着した回転支持治具6を介して、ワーク8を支持するよう構成されている。また、回転装置2は、加工装置3と旋回ローダ4との間に挟まれて配設されており、かつ、ワーク8を両側から支持して、旋回ローダ4の旋回中心軸線401と平行な回転中心軸線201の回りに回転するよう構成されている。
図4に示すごとく、回転支持治具6は、下側支持部211に装着される下治具部61と、上側支持部212に装着される上治具部62とに分かれて、上下からワーク8を挟持するよう構成されている。ワーク8は、その軸方向を上下方向にして回転装置2に支持される。
同図においては、下治具部61と上治具部62とが直接重なった状態の回転支持治具6を、グリッパ5によって把持した状態を示す。
図5に示すごとく、下治具部61には、バリ取り工具63を取り付けることができる。バリ取り工具63は、下治具部61の回転中心軸線の回りに公転可能に下治具部61に支持する。また、バリ取り工具63は、回転装置2の回転中心軸線201と平行な回転中心軸線の回りに自転自在となるよう、下治具部61に支持する。さらに、バリ取り工具63には、回転加工機1の架台に配設(立設)されたロッド65と係合するストッパ溝64を設ける。そして、バリ取り工具63は、下治具61が下側支持部211に装着されたときに、ストッパ溝64がロッド65と係合することにより、下治具部61の回転中心軸線の回りに公転しないようにすることができる。
この場合、図6に示すごとく、バリ取り工具63は、刃具7によってワーク8の外周に、軸方向の上方から歯切りを行う際に、ワーク8の軸方向の下方に形成されるバリ82(切削を行った端部に形成される複数の突起)を除去することができる。なお、バリ取り工具63は、ワーク8の回転を受けて回転しながらバリ82を除去する。また、バリ取り工具63は、上治具部62に取り付けることも可能である。
図7に示すごとく、本例の刃具7は、旋回ローダ4の各グリッパ5によって把持されるパレット70に保持される。パレット70は、グリッパ5に把持される土台部71と、土台部71の中心からオフセットした位置に形成され、刃具7を保持する刃具保持部72とを有している。土台部71は、各グリッパ5によって把持しやすいように、円盤形状に形成されている。刃具保持部72は、一対の受け部721によって、軸方向を水平方向に向けた刃具7の両端部分の軸部を受けるよう構成されている。パレット70の刃具保持部72は、パレット70がグリッパ5に把持された状態において、グリッパ5の旋回半径の外側に配置される。
加工装置3は、刃具装着部31を前進及び上下させて、この刃具装着部31に、グリッパ5に把持されたパレット70の刃具保持部72における刃具7を装着するよう構成されている。
図1に示すごとく、本例の旋回ローダ4は、旋回中心支柱41の回りに複数のグリッパ5を旋回可能に配設して構成されている。旋回中心支柱41の旋回中心軸線401は上下方向に向けられており、各グリッパ5は、旋回中心支柱41の回りに水平方向に旋回するよう構成されている。
複数のグリッパ5は、旋回ローダ4の旋回中心軸線401及び回転装置2の回転中心軸線201に対して直交する方向からワーク8、刃具7及び回転支持治具6をそれぞれ把持し、回転装置2の下側支持部211(後述する一方の回転支軸21)と上側支持部212と(他方の回転支軸22)との間を通過するよう構成されている。
本例のグリッパ5は、旋回中心支柱41の外周において互いに90°ずれた位置の4箇所に配設されている。各グリッパ5は、旋回中心支柱41に対して、個別に上下移動可能である。なお、グリッパ5は、旋回中心支柱の回りの2箇所もしくは3箇所、あるいは5箇所以上に等間隔に配設することもできる。
本例の旋回ローダ4は、ワーク8、回転支持治具6及び刃具7を保持するパレット70のいずれもの搬入・搬出を行うよう構成されている。各グリッパ5は、回転装置2に対向する受渡位置501と、旋回中心支柱41に対して回転装置2が位置する方向とは反対方向に位置する搬入出位置502とに逐次回転するよう構成されている。
本例の各グリッパ5は、回転装置2との間での加工前ワーク8の供給及び加工後ワーク8の取出、回転装置2との間での回転支持治具6の供給及び取出、及び加工装置3との間での刃具7の供給及び取出を行うよう構成されている。
図示は省略するが、旋回ローダ4に対して回転装置2が配設された方向とは反対側の方向には、ワーク8、回転支持治具6及びパレット70のいずれをも搬送可能である搬送装置が配設される。
また、旋回ローダ4に対して搬送装置は、種々の態様で配設することができる。例えば、ワーク8、回転支持治具6及びパレット70を同じ搬送装置によって搬入出することができ、別々の搬送装置によって搬入出することもできる。また、搬送装置は、グリッパ5が回転する、旋回中心支柱41の回りの複数の位置に配設することもできる。
次に、本例の回転加工機1及び回転加工方法による動作につき説明する。
ワーク8に加工を行うに当たっては、図8に示すごとく、搬入出位置502にあるグリッパ5は、ワーク8の種類に対応した刃具7を保持するパレット70を把持する。このとき、グリッパ5は、刃具保持部72及び刃具7が位置する側を前方側(旋回中心支柱から遠い側)に位置させて、パレット70の土台部71を把持する。
そして、旋回ローダ4が旋回し、刃具7が保持されたパレット70を把持するグリッパ5を受渡位置501まで移動させる。次いで、図9に示すごとく、加工装置3における刃具装着部31の回転中心軸線301が水平方向に向けられた状態で、この刃具装着部31が、前進するとともに上下左右に移動して、パレット70に保持された刃具7を装着する。
また、図10に示すごとく、搬入出位置502にあるグリッパ5は、ワーク8の種類に対応し、下治具部61の上に上治具部62が載置された回転支持治具6を把持する。このとき、グリッパ5は下治具部61を把持する。
そして、旋回ローダ4が旋回し、回転支持治具6を把持するグリッパ5を受渡位置501まで移動させる。次いで、このグリッパ5を下降させ、回転支持治具6における下治具部61を回転装置2の回転テーブル20における下側支持部211に装着する。次いで、旋回ローダ4の旋回中心支柱41における上側支持部212が下降し、上側支持部212に回転支持治具6における上治具部62を装着する。
次いで、搬入出位置502にあるグリッパ5は、回転支持治具6に対応したワーク8を把持する。次いで、旋回ローダ4の旋回中心支柱41における上側支持部212を上方へ退避させる。そして、旋回ローダ4が旋回し、ワーク8を把持するグリッパ5を受渡位置501まで移動させる。
次いで、ワーク8を把持するグリッパ5を下降させ、ワーク8を、回転テーブル20の下側支持部211における下治具部61に装着する。次いで、上側支持部212及び上治具部62を下降させ、下治具部61に装着されたワーク8の上側に上治具部62を装着する。次いで、下治具部61及び上治具部62によってワーク8を支持した状態で、回転テーブル20を回転中心軸線201の回りに回転させる。
また、回転中心軸線301が水平方向に傾斜して向けられた刃具装着部31における刃具7をワーク8に接近させ、刃具装着部31を回転中心軸線301の回りに回転させる。そして、回転するワーク8に対して回転する刃具7が歯切り加工を行い、ワーク8の外周にはすば状の歯面81を形成していく。
次いで、ワーク8の外周にはすば状の歯面81が形成されたときには、刃具装着部31及び刃具7を退避させるとともに、上側支持部212及び上治具部62を上方に退避させる。次いで、受渡位置501にあるグリッパ5によって加工後のワーク8を把持し、旋回ローダ4を旋回させて、このワーク8を搬入出位置502へ移動させる。また、この移動を行うと同時に、加工前のワーク8をグリッパ5に把持して受渡位置501へ移動させる。そして、この加工前のワーク8に対して、上記と同様に歯面81を形成する。その後、加工するワーク8の数量に応じて、ワーク8の搬入、加工、搬出の動作を繰り返す。
次いで、加工するワーク8を変更するための段取りを行う際には、ワーク8を回転装置2へ搬入するに先立って、刃具7の入替えと回転支持治具6の入替えとを行う。刃具7の入替えを行うに当たっては、図8、図9に示すごとく、刃具装着部31を移動させて、使用後の刃具7を、受渡位置501にあるグリッパ5に把持されたパレット70の刃具保持部72へ受け渡し、旋回ローダ4の旋回によって搬入出位置502へ移動させる。また、これから使用する次の刃具7を保持するパレット70を他のグリッパ5に把持し、旋回ローダ4の旋回によって、この他のグリッパ5を受渡位置501へ移動させる。そして、次の刃具7を、上記と同様に刃具装着部31に装着する。
また、回転支持治具6の入替えを行うに当たっては、図10に示すごとく、上側支持部212を下降させて、上側支持部212から上治具部62を下治具部61の上に離脱する。次いで、受渡位置501にあるグリッパ5は、この下治具部61の上に上治具部62が載置された回転支持治具6を把持し、この回転支持治具6を、旋回ローダ4の旋回によって搬入出位置502まで移動させる。また、これから使用する次の回転支持治具6を他のグリッパ5に把持し、旋回ローダ4の旋回によって、この他のグリッパ5を受渡位置501へ移動させる。そして、次の回転支持治具6を、上記と同様にワーク支持部21に装着する。その後、加工するワーク8の数量に応じて、ワーク8の搬入、加工、搬出の動作を繰り返す。
このように、上記回転加工機1及び回転加工方法によれば、ワーク8と回転支持治具6と刃具7とを同じ旋回ローダ4を用いて受け渡すことができる。そのため、加工するワーク8の種類が替わるときには、旋回ローダ4を用いて回転支持治具6及び刃具7の段替えを短時間で行うことができる。
なお、複数のグリッパ5は、ワーク8、刃具7、回転支持治具6のいずれも把持可能に構成することができる。また、複数のグリッパ5は、ワーク8、刃具7、回転支持治具6のいずれかをそれぞれ専用で把持するように構成することもできる。
また、旋回ローダ4は、回転支持治具6の受渡しは行わず、ワーク8と刃具7との受渡しを行うよう構成することもできる。この場合には、刃具7の段替えに要する時間を短縮することができる。また、旋回ローダ4は、刃具7の受渡しは行わず、ワーク8と回転支持治具6との受渡しを行うよう構成することもできる。この場合には、回転支持治具6の段替えに要する時間を短縮することができる。
(実施例2)
本例の回転加工機1は、図11に示すごとく、回転支持治具6を介して円筒状ワーク8を支持して回転する回転装置2と、刃具7を装着して円筒状ワーク8に加工を行う加工装置3と、複数のグリッパ5が旋回中心軸線401の周りに配設され、複数のグリッパ5を回転装置2に順次対向させるよう旋回する旋回ローダ4とを備えている。複数のグリッパ5は、それぞれ別々に上下移動するよう構成されているとともに、図12に示すごとく、回転装置2との間で円筒状ワーク8を受け渡すときの第1高さ位置50A、図13に示すごとく、回転装置2との間で回転支持治具6を受け渡すときの第2高さ位置50B、図14に示すごとく、加工装置3との間で刃具7を受け渡すときの第3高さ位置50Cに各々設定可能に構成されている。
旋回ローダ4は、各グリッパ5を、外部の搬送台(図示略)に対向させる外部受渡位置502と、回転装置2に対向させる内部受渡位置501との間で旋回させるよう構成されている。また、旋回ローダ4は、外部受渡位置502と内部受渡位置501とのいずれか一方でグリッパ5の高さ位置を第1〜第3高さ位置50A,50B,50Cのいずれか1つの高さ位置に設定し、この設定した高さ位置50A,50B,50Cを維持して外部受渡位置502と内部受渡位置501との他方へ旋回するよう構成されている。
以下に、本例の回転加工機1につき、図11〜図15を参照して詳説する。
図12に示すごとく、回転装置2は、回転駆動源によって、回転テーブルに設けられた一方の回転支軸21を回転させるよう構成されており、他方の回転支軸22は、一方の回転支軸21の回転を受けて回転するようになっている。本例の回転装置2は、回転中心軸線201を鉛直方向に向けて配設されており、一方の回転支軸21は鉛直方向下側に配設され、他方の回転支軸22は鉛直方向上側に配設される。他方の回転支軸22は、旋回ローダ4の旋回中心支柱41に取り付けられている。
回転支持治具6は、回転装置2の一方の回転支軸21に装着される一方治具部(下治具部)61と、回転装置2において一方の回転支軸21と同一軸線上に配置された他方の回転支軸22に装着される他方治具部(上治具部)62とによって構成されている。他方治具部62は、一方治具部61と組み合わせて運搬可能である。
加工前の円筒状ワーク8は、旋回ローダ4によって、一方の回転支軸21に装着された一方治具部61と、他方の回転支軸22に装着された他方治具部62との間に搬入される。また、加工後の円筒状ワーク8は、旋回ローダ4によって、一方の回転支軸21に装着された一方治具部61と、他方の回転支軸22に装着された他方治具部62との間から搬出される。
図11に示すごとく、旋回ローダ4は、モータ等の駆動源によって、複数のグリッパ5の全体を、グリッパ5が配設された周方向の所定角度ずつ旋回させるよう構成されている。各グリッパ5は、旋回中心支柱41に配設された電動アクチュエータ42によって、それぞれ個別に上下にスライド可能である。旋回中心支柱41においては、電動アクチュエータ42の両側にリニヤガイド43が配設されている。各グリッパ5は、電動アクチュエータ42による駆動力を受け、リニヤガイド43に沿って上下にスライド可能である。
電動アクチュエータ42及び一対のリニヤガイド43は、旋回中心支柱41に設けられたベースプレート44に配設されている。電動アクチュエータ42及び一対のリニヤガイド43には、カムガイド45が取り付けられている。カムガイド45は、グリッパ5を構成する一対の挟持部51が開閉する際のガイド部451を有している。このガイド部451は、一対の挟持部51が閉じる中心部分では一対の挟持部51が互いに平行になるよう直線状に形成され、一対の挟持部51が開く外側部分では、旋回中心支柱41に近づく方向へ曲がる曲線状に形成されている。
図15に示すごとく、回転支持治具6は、一方治具部61の上に他方治具部62が組み合わさった状態で、旋回ローダ4によって回転装置2まで搬送(運搬)される。また、回転支持治具6、円筒状ワーク8及び刃具7は、外部受渡位置502にあるグリッパ5によって外部搬送台又はロボットから把持され、旋回ローダ4が旋回してこのグリッパ5を内部受渡位置501へ移動させることによって、回転装置2に対向する位置まで搬送される。
回転支持治具6は、他方治具部62の中心位置において下方へ突出する中心軸部621を、一方治具部61の中心位置に形成された中心穴611内に挿入して、一方治具部61と他方治具部62との中心位置決めを行った状態で組み合わさるよう構成されている。円筒状ワーク8の中心には、中心穴83が形成されており、一方治具部61と他方治具部62とによって円筒状ワーク8を挟持するときには、円筒状ワーク8の中心穴83内に挿通された中心軸部621が中心穴611に挿入される。一方治具部61と他方治具部62とは、円筒状ワーク8を挟持する場合と、円筒状ワーク8を挟持しない場合とのいずれにおいても、中心軸部621と中心穴611との中心位置決めを行って組み合わせるよう構成されている。
回転支持治具6は、次のようにして回転装置2に装着される。
図13、図15に示すごとく、まず、外部受渡位置502にあるグリッパ5が外部搬送台又はロボットから、一方治具部61の上に他方治具部62が載置された回転支持治具6を把持する。次いで、旋回ローダ4が旋回し、外部受渡位置502にあるグリッパ5を内部受渡位置501まで移動させる。次いで、内部受渡位置501に移動したグリッパ5を下降させ、一方治具部61を一方の回転支軸21に装着する。次いで、旋回ローダ4の旋回中心支柱41に設けられた他方の回転支軸22を下降させ、この他方の回転支軸22に他方治具部62を装着する。その後、他方の回転支軸22を上昇させておき、一方治具部61と他方治具部62との間に円筒状ワーク8を受入可能な状態を形成する。
図15に示すごとく、回転支持治具6の一方治具部61には、バリ取り工具63が取り付けられている。バリ取り工具63は、一方治具部61の中心軸線601の回りに回転自在に取り付けられ、一方治具部61と他方治具部62との間に挟持する円筒状ワーク8の端面80にバリ取り加工を行うよう構成されている。
本例のバリ取り工具63は、一方治具部61の中心軸線601の回りに回転自在なリング部631と、リング部631から周方向一方に突出して設けられた支持アーム部632と、支持アーム部632において一方治具部61の中心軸線601と平行な中心軸線の回りに回転自在に支持された回転工具部633とを有している。支持アーム部632には、回転加工機の架台に配設(立設)された回り止め部材(ロッド)65(図6参照)と係合するストッパ溝64が設けられている。
そして、バリ取り工具63は、一方治具部61が一方の回転支軸21に装着されたときに、支持アーム部632のストッパ溝64が回り止め部材65と係合することにより、一方の回転支軸21及び一方治具部61が回転する際に、一方治具部61の中心軸線601の回りに回転しないようにすることができる。
図12に示すごとく、グリッパ5は、円筒状ワーク8を把持して、外部受渡位置502と内部受渡位置501との間で移動する際には、次の3つの高さ位置に変更される。すなわち、グリッパ5は、外部受渡位置502において円筒状ワーク8を受け渡すときの高さ位置、円筒状ワーク8を把持して旋回ローダ4によって旋回するときの高さ位置、及び内部受渡位置501において円筒状ワーク8を受け渡すときの高さ位置に変更可能である。円筒状ワーク8を把持して旋回ローダ4によって旋回するときの高さ位置が、回転装置2との間で円筒状ワーク8を受け渡すときの第1高さ位置50Aとなる。この第1高さ位置50Aは、グリッパ5に把持した円筒状ワーク8が、回転装置2における一方治具部61よりも若干高い位置として設定される。
図13に示すごとく、グリッパ5は、回転支持治具6を把持して、外部受渡位置502と内部受渡位置501との間で移動する際には、次の3つの高さ位置に変更される。すなわち、グリッパ5は、外部受渡位置502において回転支持治具6を受け渡すときの高さ位置、回転支持治具6を把持して旋回ローダ4によって旋回するときの高さ位置、及び内部受渡位置501において回転支持治具6を受け渡すときの高さ位置に変更可能である。回転支持治具6を把持して旋回ローダ4によって旋回するときの高さ位置が、回転装置2との間で回転支持治具6を受け渡すときの第2高さ位置50Bとなる。この第2高さ位置50Bは、グリッパ5に把持した回転支持治具6が、回転装置2における一方の回転支軸21よりも若干高い位置として設定される。
図14に示すごとく、グリッパ5は、刃具7が保持されたパレット70を把持して、外部受渡位置502と内部受渡位置501との間で移動する際には、次の3つの高さ位置に変更される。すなわち、グリッパ5は、外部受渡位置502においてパレット70を受け渡すときの高さ位置、パレット70を把持して旋回ローダ4によって旋回するときの高さ位置、及び内部受渡位置501においてパレット70に保持する刃具7を加工装置3の刃具装着部31に受け渡すときの高さ位置に変更可能である。パレット70を把持して旋回ローダ4によって旋回するときの高さ位置が、加工装置3との間で刃具7を受け渡すときの第3高さ位置50Cとなる。この第3高さ位置50Cは、グリッパ5に把持したパレット70が、回転装置2における一方治具部61よりも若干高い位置として設定される。
次に、本例の回転加工機1による動作につき説明する。
円筒状ワーク8に加工を行うに当たっては、図14に示すごとく、外部受渡位置502において円筒状ワーク8の種類に対応した刃具7を保持するパレット70をグリッパ5によって把持するとともに、このグリッパ5を、刃具7を受け渡すときの第3高さ位置50Cに設定する。この第3高さ位置50Cは、旋回ローダ4を旋回させるときに、グリッパ5及びパレット70が回転装置2の一方の回転支軸21における一方治具部61及び他方の回転支軸22における他方治具部62に干渉しない高さに設定する。そして、この第3高さ位置50Cを維持して、旋回ローダ4を旋回させ、グリッパ5に把持するパレット70における刃具7を外部受渡位置502から内部受渡位置501へ移動し、回転装置2及び加工装置3に対向させる。そして、加工装置3の刃具装着部31を移動させて、この刃具装着部31へグリッパ5に把持する刃具7を装着する。
また、図13に示すごとく、外部受渡位置502において円筒状ワーク8の種類に対応した回転支持治具6をグリッパ5によって把持するとともに、このグリッパ5を、回転支持治具6を受け渡すときの第2高さ位置50Bに設定する。この第2高さ位置50Bは、旋回ローダ4を旋回させるときに、グリッパ5及び回転支持治具6が回転装置2の一方の回転支軸21に干渉しない高さに設定する。そして、この第2高さ位置50Bを維持して、旋回ローダ4を旋回させ、グリッパ5に把持する回転支持治具6を外部受渡位置502から内部受渡位置501へ移動し、回転装置2に対向させる。そして、グリッパ5を下降させて、回転装置2の一方の回転支軸21へグリッパ5に把持する回転支持治具6の一方治具部61を装着する。
また、旋回中心支柱41における他方の回転支軸22を下降させ、一方治具部61に組み合わされた他方治具部62を他方の回転支軸22に装着し、その後、他方の回転支軸22を上昇させて退避させておく。
また、図12に示すごとく、外部受渡位置502において加工前の円筒状ワーク8をグリッパ5によって把持するとともに、このグリッパ5を、円筒状ワーク8を受け渡すときの第1高さ位置50Aに設定する。この第1高さ位置50Aは、旋回ローダ4を旋回させるときに、グリッパ5及び円筒状ワーク8が回転装置2の一方の回転支軸21における一方治具部61に干渉しない高さに設定する。また、回転装置2の他方の回転支軸22における他方治具部62を円筒状ワーク8に干渉しない位置に退避させておく。そして、この第1高さ位置50Aを維持して、旋回ローダ4を旋回させ、グリッパ5に把持する円筒状ワーク8を外部受渡位置502から内部受渡位置501へ移動し、回転装置2に対向させる。
そして、グリッパ5を下降させて、回転装置2の一方の回転支軸21に装着した一方治具部61へ円筒状ワーク8を装着する。また、回転装置2の他方の回転支軸22を下降させて、この他方の回転支軸22に装着した他方治具部62における中心軸部621を、円筒状ワーク8の中心穴83、及び一方の回転支軸21に装着した一方治具部61における中心穴611に挿入する(図15参照)。
こうして、円筒状ワーク8の搬入を行い、一方治具部61と他方治具部62との間に円筒状ワーク8を挟持し、この円筒状ワーク8を回転装置2によって回転可能な状態にする。
その後、回転装置2によって回転させる円筒状ワーク8に対して、加工装置3における刃具7を回転させて、円筒状ワーク8の外周に歯面81を切削加工する。次いで、他方の回転支軸22及び他方治具部62を上方に退避させ、一方の回転支軸21の一方治具部61に装着された加工後の円筒状ワーク8を、内部受渡位置501にあるグリッパ5によって把持し、旋回ローダ4を旋回させて外部受渡位置502へ移動させ、円筒状ワーク8の搬出を行う。以降は、加工する円筒状ワーク8の数量に応じて、円筒状ワーク8の搬入、加工、搬出の動作を繰り返す。
また、加工する円筒状ワーク8の種類に応じて、回転支持治具6又は刃具7の段替えが必要になったときには、上記と同様に、回転支持治具6又は刃具7を把持するグリッパ5の第2高さ位置50B又は第3高さ位置50Cを維持して、グリッパ5が内部受渡位置501と外部受渡位置502との間を移動するように旋回ローダ4を旋回させる。
このように、回転加工機1においては、旋回ローダ4のグリッパ5の高さ位置を、円筒状ワーク8を受け渡すとき、回転支持治具6を受け渡すとき、及び刃具7を受け渡すときの3つの高さ位置で変更することができる。これにより、円筒状ワーク8、回転支持治具6及び刃具7の受渡しを行う際に、旋回ローダ4のグリッパ5を上下移動させる時間を短縮することができる。そのため、円筒状ワーク8の搬送、回転支持治具6及び刃具7の段替えに要する時間を短縮することができる。
また、回転加工機1においては、円筒状ワーク8、回転支持治具6及び刃具7を同じ旋回ローダ4を用いて受け渡すことができる。これによっても、回転支持治具6及び刃具7の段替えに要する時間を短縮することができる。
1 回転加工機
2 回転装置
3 加工装置
4 旋回ローダ
5 グリッパ
6 回転支持治具
7 刃具
8 ワーク

Claims (3)

  1. 回転支持治具を介してワークを保持して回転する回転装置と、
    刃具を装着して上記ワークに加工を行う加工装置と、
    複数のグリッパが旋回中心軸線の周りに配設され、該複数のグリッパが上記回転装置に順次対向するよう該複数のグリッパを旋回させるとともに、該複数のグリッパを上記旋回中心軸線の方向に沿って移動させる旋回ローダと、を備えており、
    上記複数のグリッパの各々は、上記ワーク及び上記回転支持治具のいずれも直接又は間接的に把持可能であり、
    上記旋回ローダは、上記各グリッパを、外部の搬送台に対向させる外部受渡位置と、上記回転装置に対向させる内部受渡位置との間で旋回させるよう構成されており、
    上記外部受渡位置と上記内部受渡位置とは、上記旋回ローダを間に挟んで互いに反対側に位置しており、上記複数のグリッパは、いずれかが上記外部受渡位置にあるときに、他のいずれかが上記内部受渡位置にあり、
    上記内部受渡位置にあるいずれかの上記グリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して上記回転装置に装着された使用後の上記回転支持治具を把持するときには、上記外部受渡位置にある他のいずれかの上記グリッパが上記搬送台から使用前の上記回転支持治具を把持し、かつ、上記旋回ローダの旋回によって、上記いずれかのグリッパが上記外部受渡位置に旋回すると同時に、上記他のいずれかのグリッパが上記内部受渡位置に旋回し、さらに上記他のいずれかのグリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して、上記回転装置に上記使用前の回転支持治具を装着するよう構成され、
    また、上記内部受渡位置にあるいずれかの上記グリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して上記回転装置における上記回転支持治具に保持された加工後の上記ワークを把持するときには、上記外部受渡位置にある他のいずれかの上記グリッパが上記搬送台から加工前の上記ワークを把持し、かつ、上記旋回ローダの旋回によって、上記いずれかのグリッパが上記外部受渡位置に旋回すると同時に、上記他のいずれかのグリッパが上記内部受渡位置に旋回し、さらに、上記他のいずれかのグリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して、上記回転装置における上記回転支持治具に上記加工前のワークを装着するよう構成されていることを特徴とする回転加工機。
  2. 請求項1に記載の回転加工機において、上記回転支持治具は、上記回転装置の一方の回転支軸に装着される一方治具部と、上記回転装置において上記一方の回転支軸と同一軸線上に配置された他方の回転支軸に装着される他方治具部とによって構成されており、
    上記旋回ローダは、上記一方治具部と上記他方治具部とを組み合わせた状態の上記回転支持治具を上記グリッパに把持するよう構成されていることを特徴とする回転加工機。
  3. 回転支持治具を介してワークを保持して回転する回転装置と、
    刃具を装着して上記ワークに加工を行う加工装置と、
    複数のグリッパが旋回中心軸線の周りに配設され、該複数のグリッパが上記回転装置に順次対向するよう該複数のグリッパを旋回させるとともに、該複数のグリッパを上記旋回中心軸線の方向に沿って移動させる旋回ローダと、を用い、
    上記複数のグリッパの各々は、上記ワーク及び上記回転支持治具のいずれも直接又は間接的に把持可能であり、
    上記旋回ローダは、上記各グリッパを、外部の搬送台に対向させる外部受渡位置と、上記回転装置に対向させる内部受渡位置との間で旋回させるよう構成されており、
    上記外部受渡位置と上記内部受渡位置とは、上記旋回ローダを間に挟んで互いに反対側に位置しており、上記複数のグリッパは、いずれかが上記外部受渡位置にあるときに、他のいずれかが上記内部受渡位置にあり、
    上記内部受渡位置にあるいずれかの上記グリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して上記回転装置に装着された使用後の上記回転支持治具を把持するときには、上記外部受渡位置にある他のいずれかの上記グリッパが上記搬送台から使用前の上記回転支持治具を把持し、かつ、上記旋回ローダの旋回によって、上記いずれかのグリッパが上記外部受渡位置に旋回すると同時に、上記他のいずれかのグリッパが上記内部受渡位置に旋回し、さらに上記他のいずれかのグリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して、上記回転装置に上記使用前の回転支持治具を装着し、
    また、上記内部受渡位置にあるいずれかの上記グリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して上記回転装置における上記回転支持治具に保持された加工後の上記ワークを把持するときには、上記外部受渡位置にある他のいずれかの上記グリッパが上記搬送台から加工前の上記ワークを把持し、かつ、上記旋回ローダの旋回によって、上記いずれかのグリッパが上記外部受渡位置に旋回すると同時に、上記他のいずれかのグリッパが上記内部受渡位置に旋回し、さらに、上記他のいずれかのグリッパが上記旋回中心軸線の方向に沿って移動して、上記回転装置における上記回転支持治具に上記加工前のワークを装着することを特徴とする回転加工方法。
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