JP6404793B2 - 局側通信装置および帯域制御方法 - Google Patents

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本発明は、PON(Passive Optical Network)システムなどの通信システムに関し、特に、各加入者側通信装置から局側通信装置に対して上り信号を送信するための上り帯域を、局側通信装置から各加入者側通信装置に対して時分割で割り当てる帯域制御技術に関する。
光信号の送信および受信を行う通信装置と、これら通信装置を接続する光ファイバで構成される光通信システムとして、PONシステムがある。図10は、一般的なPONシステムの構成例である。PONシステムは、光スプリッタSPを介して接続された局側通信装置(OLT:Optical Line Terminal)と複数の加入者側通信装置(ONU:Optical Network Unit)とから構成され、これら局側通信装置と複数の加入者側通信装置との間でポイント−マルチポイント通信を行う際、局側通信装置と光ファイバを複数の加入者側通信装置で共有することで経済的なシステムを実現している。
このようなPONシステムでは、複数の加入者側通信装置から局側通信装置へ送信する上り信号が干渉しないように、時分割多重方式で上り信号を送信する。図11は、加入者側通信装置に対する上り帯域割当例である。加入者側通信装置は、1つあるいは複数のユーザを収容し、各ユーザがリンクアップする際、局側通信装置からユーザ識別用のIDが割り当てられる。局側通信装置は、各IDの上り送信期間を決定して通知し、加入者側通信装置は通知された期間に各IDの上り信号を送信する。
図12は、一般的な帯域制御シーケンスを示す説明図である。非特許文献1に示されている10G−EPONシステムでは、図12に示すように、まず、局側通信装置から各加入者側通信装置へ、割当期間として各IDの帯域要求信号送信期間および上りデータ送信期間を、送信許可信号で通知する。加入者側通信装置は、通知された帯域要求信号送信期間に帯域要求信号を、上りデータ送信期間に上りデータを局側通信装置に送信する。ここで、帯域要求信号とは加入者側通信装置における各IDの上りデータ蓄積量等を格納した信号で、上り帯域を要求するために局側通信装置に送信される。
帯域要求信号を受信した局側通信装置において、上り蓄積データ量等を用い、次に割り当てる帯域要求信号送信期間および上りデータ送信期間を決定し、加入者側通信装置へ送信許可信号で通知する。帯域要求信号を受信する周期(帯域制御周期)が長い場合、加入者側通信装置から送信する上り信号の遅延が大きくなり、短いと局側通信装置における帯域割当処理が周期内に完了しない場合がある。そのため、一般に最適な値、あるいは最小値および最大値が、帯域制御周期に設定される。
上り帯域の割当方法としては、例えば、ID順に、帯域要求信号で通知された蓄積データの送信期間を割り当て、帯域制御周期が予め設定した最小値以上最大値以下に収まるように、最後のIDへの割当期間を設定する(特許文献1)。
また、XG−PONでは、局側通信装置において、加入者側通信装置から送信される各IDの上りトラフィック量を監視し、トラフィック量を考慮して各IDに上り帯域を割り当てる。例えば、1つ前の帯域制御周期におけるトラフィック量に、次の帯域制御周期に割り当てる上りデータの送信期間を比例させるなどとする(非特許文献2)。
図13は、帯域制御を行う局側通信装置の構成例である。この局側通信装置は、加入者側I/F部、上位側I/F部、信号処理部、帯域制御部を備え、光ファイバを介して加入者側I/F部において複数の加入者側通信装置と、上位側I/F部において上位ネットワークと信号の送受を行う。加入者側I/F部は、加入者側通信装置から帯域要求信号を入力したら信号処理部に出力し、信号処理部は入力した帯域要求信号を帯域制御部へ出力する。
帯域制御部では、入力した帯域要求信号から、上り帯域の要求量を取得し割当演算を行い、割当結果を信号処理部へ出力する。信号処理部は、割当結果を通知する送信許可信号を作成し加入者側I/F部を介して加入者側通信装置へ送信する。帯域の割り当ては上に述べた通りユーザ識別用の識別IDごとに行い、信号処理部は、上記処理の他、符号化等システムとして必要な処理を行う。
特許第3768422号公報
IEEE 802.3 av ITUT G.987.3
帯域制御部は、例えば10G−EPONシステムの場合、一般に、標準で規定された32分岐以下の識別ID数への割り当てが可能なハードウェアで実装される。したがって、従来技術によれば、分岐数がハードウェア設計時の想定した設定数以下では高速に処理でき、帯域制御周期も短くできる。しかし、分岐数は一般に光の減衰を考慮して決定されるもので、受信器の性能が向上したり、局側通信装置と加入者側通信装置間の距離が短い状況では、分岐を増やすことができる。
このため、運用時には、ハードウェア設計時の設定数を超過した分岐数、すなわち識別ID数に対する帯域割当が求められることがある。これを考慮して、より多くの識別ID数に対応可能なようにハードウェアを設計すると、ID管理用レジスタや演算回路が大きくなり、回路規模が増大するという課題がある。また、ハードウェアに代えてソフトウェアにより帯域割当処理を行うことも考えられるが、処理時間が大幅に増加するため帯域更新周期が長くなり、上り信号の遅延が大きくなるため、現実的には困難である。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ハードウェア規模を増大させることなく、より多くの識別IDに対して帯域割当を行うことができる帯域制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる局側通信装置は、複数の加入者側通信装置を収容し、これら加入者側通信装置で用いられる識別IDごとに、帯域制御周期を時分割して設定した時間区間からなる上り信号送信用の上り帯域をそれぞれ割り当てる局側通信装置であって、予め設定された設定数の割当用IDに対して前記上り帯域を割り当てる帯域制御部と、前記加入者側通信装置から通知された前記識別IDを取得するとともに、前記帯域制御部で割り当てた前記上り帯域を前記識別IDとともに当該加入者側通信装置へ通知する信号処理部と、前記信号処理部で取得された前記識別IDを前記割当用IDに変換して前記帯域制御部へ通知し、当該帯域制御部で割り当てられた前記上り帯域と対応する前記割当用IDを前記識別IDに変換して前記信号処理部へ通知するID変換部とを備え、前記ID変換部は、前記変換の際、前記識別IDを前記設定数以下の数で複数のグループに分類し、これらグループごとに、当該グループに属する識別IDと前記割当用IDとを1対1で対応付けて変換し、前記帯域制御部は、前記上り帯域を割り当てる際、前記帯域制御周期内に設定した前記各グループの割当期間ごとに、当該割当期間を時分割して設定した時間区間からなる前記上り帯域を、当該グループに属する識別IDと対応する割当用IDに対してそれぞれ割り当てるようにしたものである。
また、本発明にかかる上記局側通信装置の一構成例は、前記ID変換部が、識別IDと割当用IDとの対応関係を示すID変換テーブルを有し、前記識別IDと前記割当用IDとを変換する際、当該ID変換テーブルを参照して変換するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記局側通信装置の一構成例は、前記ID変換テーブルが、外部入力に応じて前記対応関係を動的に変更するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記局側通信装置の一構成例は、前記ID変換部が、前記識別IDを前記割当用IDに変換する際、当該識別IDの上位ビットを削除することにより前記割当用IDに変換するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記局側通信装置の一構成例は、前記ID変換部が、前記識別IDの数が前記割当用IDの数より少ない場合には、前記割当用IDとして前記識別IDを用いるようにしたものである。
また、本発明にかかる上記局側通信装置の一構成例は、前記信号処理部が、前記加入者側通信装置から通知された帯域要求に含まれる帯域要求量、あるいは前記加入者側通信装置の上りトラフィック量を測定して得られた帯域要求量を、前記帯域制御部へ出力し、前記帯域制御部は、前記信号処理部からの前記帯域要求量に基づいて前記上り帯域を割り当てるようにしたものである。
また、本発明にかかる帯域制御方法は、複数の加入者側通信装置を収容し、これら加入者側通信装置で用いられる識別IDごとに、帯域制御周期を時分割して設定した時間区間からなる上り信号送信用の上り帯域をそれぞれ割り当てる局側通信装置で用いられる帯域制御方法であって、予め設定された設定数の割当用IDに対して前記上り帯域を割り当てる帯域制御ステップと、前記加入者側通信装置から通知された前記識別IDを取得するとともに、前記帯域制御ステップで割り当てた前記上り帯域を前記識別IDとともに当該加入者側通信装置へ通知する信号処理ステップと、前記信号処理ステップで取得された前記識別IDを前記割当用IDに変換して前記帯域制御ステップへ通知し、当該帯域制御ステップで割り当てられた前記上り帯域と対応する前記割当用IDを前記識別IDに変換して前記信号処理ステップへ通知するID変換ステップとを備え、前記ID変換ステップは、前記変換の際、前記識別IDを前記設定数以下の数で複数のグループに分類し、これらグループごとに、当該グループに属する識別IDと前記割当用IDとを1対1で対応付けて変換し、前記帯域制御ステップは、前記上り帯域を割り当てる際、前記帯域制御周期内に設定した前記各グループの割当期間ごとに、当該割当期間を時分割して設定した時間区間からなる前記上り帯域を、当該グループに属する識別IDと対応する割当用IDに対してそれぞれ割り当てるようにしたものである。
本発明によれば、1つのグループに属する識別ID数は、帯域制御部の帯域制御用ハードウェアで処理可能な設定数以下となる。したがって、これらグループごとに、当該グループに属する識別IDが割当用IDに1対1で変換されて、当該グループの割当期間を時分割して設定した時間区間が、それぞれの割当用IDすなわち識別IDの上り帯域として割り当てられることになる。
このため、従来例では分岐数の増加に応じて帯域制御部におけるID数を増やすとハードウェア規模が増大するが、本実施の形態によれば、ハードウェア規模を増大させることなく、ハードウェア設計時の設定数より多い数の識別IDに対して上り帯域を割り当てることができる。したがって、受信器の性能が向上したり、局側通信装置と加入者側通信装置間の距離が短い状況において、ハードウェア設計時の設定数を超過した分岐数への対応が求められる場合でも、柔軟に対応することが可能となる。結果として、局側通信装置さらには通信システム全体におけるコストおよび消費電力も削減できる。加えて、より多くの加入者側通信装置でネットワーク設備も共有でき、通信システム全体におけるコストの削減に寄与できる。
第1の実施の形態にかかる局側通信装置の構成を示すブロック図である。 ID変換テーブルの構成例である。 ID変換例である。 他のID変換例である。 グループ分類例を示す説明図である。 ID割当例である。 第1の実施の形態にかかる上り帯域割当動作を示すシーケンス図である。 他のID割当例である。 第2の実施の形態にかかる上り帯域割当動作を示すシーケンス図である。 一般的なPONシステムの構成例である。 加入者側通信装置に対する上り帯域割当例である。 一般的な帯域制御シーケンスを示す説明図である。 帯域制御を行う局側通信装置の構成例である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる通信システム1および局側通信装置10について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる局側通信装置の構成を示すブロック図である。
この通信システム1は、1つの局側通信装置10とN(Nは2以上の整数)個の加入者側通信装置20とから構成されており、光スプリッタSPおよび光ファイバLを介してこれら加入者側通信装置20が局側通信装置10に収容されている。
局側通信装置10は、これら加入者側通信装置20に接続されているユーザ端末(図示せず)と上位装置(図示せず)との間におけるデータ通信を中継転送する機能と、これら加入者側通信装置20で用いられる識別IDごとに、上り信号送信用の上り帯域として、所定の帯域制御周期ごとに時分割で設定した通信帯域を割り当てる機能とを有している。
加入者側通信装置20は、1つまたは複数のユーザ端末(図示せず)と接続し、これらユーザ端末(ユーザ)に対して局側通信装置10から付与されたユーザ識別用の識別IDに基づいて局側通信装置10との間で光通信を行う機能と、ユーザ端末で必要とする上り帯域と当該ユーザ端末の識別IDとを含む帯域要求信号を局側通信装置10へ通知する機能と、局側通信装置10から通知された送信許可信号に基づいてユーザ端末からの上り信号を局側通信装置10へ送信する機能と、局側通信装置10から受信した下り信号をユーザ端末へ中継転送する機能とを有している。
図1に示したように、この通信システム1では、局側通信装置10と光スプリッタSPとの区間において、光ファイバLが各加入者側通信装置20により共用されており、加入者側通信装置20から送信された上り信号は、光スプリッタSPで時分割多重された後、局側通信装置10へ転送される。このため、加入者側通信装置20から送信される上り信号が上記区間で干渉しないように、局側通信装置10から加入者側通信装置20に対して上り帯域を割り当てている。
以下では、本発明が適用される具体的な通信システムがPON(Passive Optical Network)システムからなり、局側通信装置10および加入者側通信装置20がそれぞれPONシステムで用いられるOLT(OLT:Optical Line Terminal)およびONU(ONU:Optical Network Unit)に相当し、各ONUが光スプリッタSPおよび光ファイバLを介してOLTに収容されている場合を例として説明するが、これに限定されるものではない。例えば、一部の無線通信システムのような、通信経路として時分割多重区間を含む通信システムにも、以下と同様して本発明を適用することが可能である。
図1に示すように、本実施の形態にかかる局側通信装置10には、主な回路部として、加入者側I/F部11、上位側I/F部12、信号処理部13、ID変換部14、および帯域制御部15が設けられている。
加入者側I/F部11は、光ファイバLおよび光スプリッタSPを介して各加入者側通信装置20を収容する機能と、これら加入者側通信装置20から送信された光信号を受信して光電気変換し、上り信号として信号処理部13へ出力する機能と、信号処理部13から中継転送された下り信号を電気光変換し光信号により各加入者側通信装置20へ送信する機能とを有している。
上位側I/F部12は、ゲートウェイ(図示せず)を介してサーバなどの上位装置(図示せず)と接続する機能と、信号処理部13から中継転送された上り信号を上位装置へ送信する機能と、上位装置から送信された下り信号を受信して信号処理部13へ出力する機能とを有している。
信号処理部13は、加入者側I/F部11から出力された上り信号を上位側I/F部12へ中継転送する機能と、上位側I/F部12から出力された下り信号を加入者側I/F部11へ中継転送する機能と、加入者側I/F部11を介して加入者側通信装置20からの帯域要求信号を受信しID変換部14へ出力する機能と、ID変換部14から出力された送信許可信号を対応する加入者側通信装置20に対して加入者側I/F部11から送信する機能とを有している。
[ID変換部]
ID変換部14は、信号処理部13から出力された帯域要求信号を受け取り、帯域要求信号に含まれている識別IDを割当用IDに変換した後、帯域制御部15へ出力する機能と、帯域制御部15から出力された送信許可信号を受け取り、送信許可信号に含まれている割当用IDを識別IDに変換した後、信号処理部13へ出力する機能と、変換の際、識別IDを予め設定した設定数以下の数で複数のグループに分類し、これらグループごとに、当該グループに属する識別IDと割当用IDとを1対1で対応付けて変換する機能とを有している。
また、ID変換部14は、信号処理部13から出力された帯域要求信号に含まれている識別IDについてID変換が必要か否か判定し、ID変換が必要な場合には帯域要求信号の識別IDを割当用IDに変換した後、帯域制御部15へ出力し、ID変換が必要でない場合にはID変換は行わずに割当用IDとして識別IDを用いた帯域要求信号を帯域制御部15へ出力する機能を有している。
ID変換部14は、識別IDと割当用IDとの対応関係を示すID変換テーブルを有し、識別IDと割当用IDとを変換する際、このID変換テーブルを参照して変換する。図2は、ID変換テーブルの構成例であり、ここでは、各識別IDごとに、当該識別IDが属するグループと割当用IDとが登録されている。
図2の構成例は、信号処理部13が加入者側通信装置20との間でユーザ端末の通信リンクをリンクアップした際に設定した識別IDを、グループごとに#0〜#31の割当用IDに変換するためのものである。後述するように、帯域制御部15は、予め設定された割当用ID数以下の帯域割当を行う専用ハードウェアから構成されており、図2では、割当用IDとして、割当用ID#0〜#31の32個が用意された場合を例としたものである。
ID変換部14は、リンクアップ/リンクダウンに応じて、当該通信リンクと対応する識別IDを、ID変換テーブルに対して登録/削除する。識別IDを登録する際、変換先となる割当用IDを設定する。また、グループごとに帯域割当を行う場合、識別IDが属するグループも設定する。
これらグループと割当用IDとを設定するID設定方法としては、1つのグループに分類する識別ID数を閾値として設定し、リンクアップした識別IDの番号が閾値より小さい場合は、その識別IDをグループ0に分類して割当用IDは識別IDと同値とし、リンクアップした識別IDの番号が閾値以上の場合は、その識別IDをグループ1に分類して割当用IDを0から順に割り当てる方法がある。閾値としては、1以上割当用ID数以下の範囲で設定する。
図2の例では、閾値が32の場合であり、識別ID#0〜#31がグループ0に分類されて、識別IDと同じ番号の割当用ID#0〜#31がそれぞれ割り当てられている。また、識別ID#32〜#63がグループ1に分類されて、識別IDの番号が小さいほうから順に割当用ID#0〜#31がそれぞれ割り当てられている。
また、リンクダウンした識別IDをID変換テーブルから削除した後、例えば2つのグループ(グループ0とグループ1)の識別ID総数が閾値以下になった場合は、2つのグループを1つのグループ(グループ0)にまとめる等してもよい。これにより、グループ数を自動的に削減でき、グループ切り替えに要するオーバーヘッド処理を軽減できる。
なお、ID変換テーブルを用いずに、識別IDの2進数表示における上位ビットを削除することで、割当用IDへの変換を行ってもよい。例えば識別IDが閾値=32より小さい#0〜#31の場合はグループ0に分類して割当用IDは識別IDと同値とし、識別IDが閾値=32以上の#32〜#63の場合はグループ1として、識別IDの番号から閾値=32を差し引いた番号の割当用IDに変換する。識別ID#64以降も同様に、#0〜#31の割当用IDに変換すればよい。
つまり、閾値が2の階乗で表される場合、ID変換部14におけるID変換処理は、最上位ビットの削除/付与という極めて簡素なビット操作で実現できる。例えば、閾値が32=100000:2進数の場合、割当用ID#0〜#31は000000〜011111:2進数となり、識別ID#32〜#63は100000〜111111:2進数となる。この例では、識別IDの最上位ビット「1」を削除すれば割当用IDに変換でき、割当用IDに最上位ビット「1」を付与すれば識別IDに変換できる。識別ID#64以降も同様である。
図3は、ID変換例であり、後述する図6のID割当例に対応した例が示されている。この例では、図2と同様、加入者側通信装置20の識別IDとして64個のIDが用いられており、閾値=32に基づいて、識別ID#0〜#31がグループ0に分類されており、識別ID#32〜#63がグループ1に分類されている。
図3(a)の例では、グループ0に属する識別ID#0〜#31は無変換となり、グループ1に属する識別ID#32〜#63だけID変換されることになる。したがって、変換回数は最小となり、省電力化、高速化効果がある。
一方、識別IDごとに帯域割当における優先度を付ける場合、図3(b)に示すように、グループ内で順序を変えてもよい。割当用IDが小さいほど優先して帯域割当されるものとした場合、グループ0において識別ID#31を優先させるには、最も優先して帯域割当される割当用ID#0を識別ID#31に割り当て、残りの識別IDに対して小さい順に残りの割当用IDを小さいほうから順に割り当てればよい。
また、図3(b)では、グループ1において、識別ID#61,#63が優先されるよう割当用ID#1,#0が割り当てられており、識別ID#32が非優先となるよう、最も大きい割当用ID#31が割り当てられている。このID変換方法によれば、図3(a)に比べて変換回数は多くなるが、識別IDの優先度に応じて上り帯域を割り当てることができるという効果がある。
図4は、他のID変換例であり、後述する図8のID割当例に対応した例が示されている。この例では、図2と同様、加入者側通信装置20の識別IDとして64個のIDが用いられており、閾値=32である。このうち、識別ID#0〜#9,#42〜#63がグループ0に分類されており、識別ID#10〜#41がグループ1に分類されているものとし、グループ0がグループ1より優先して帯域割当されるものとする。
この際、図4(a)に示すように、図3(a)と同様のID変換方法を適用すれば、閾値=32であることから、グループ0に属する識別ID#0〜#9とグループ1に属する識別ID#10〜#31は無変換となり、グループ1に属する識別ID#32〜#41とグループ0に属する識別ID#42〜#63とだけがID変換されることになる。したがって、変換回数は最小となり、省電力化、高速化効果がある。
一方、識別IDごとに帯域割当における優先度を付けたい場合は、図4(b)に示すように、図3(b)と同様にして、グループ内で順序を変えてもよい。
このような図3および図4に示したID変換方法により、変換回数を最小にして、割当用IDを割り振る場合とIDに優先度をつけて割当用IDを割り振る場合で使い分けることが可能である。
なお、識別IDをグループに分類する際、1つの割当用IDが共通して割り当てられる識別IDの数、すなわち割当用IDの担当数は、任意に調整してもよい。図5は、グループ分類例を示す説明図である。
図5(a)に示すように、識別ID数が9でグループ数が3の場合、識別ID数がグループ数で割り切れるため、割当用ID#0〜#2の担当数はすべて3となり、割当用IDと識別IDとが1:3で対応していることになる。
一方、図5(b)に示すように、識別ID数が4でグループ数が3の場合、識別ID数がグループ数で割り切れないため、端数が発生する。この場合、割当用ID#0の担当数は3となり、割当用IDと識別IDとが1:3で対応しているが、割当用ID#1の担当数は1であるため、1:1で対応していることになる。
このようにして、割当用IDの担当数を任意に調整することにより、各識別IDを予め設定されたグループ数に分類することができる。
[帯域制御部]
帯域制御部15は、ID変換部14から出力された帯域要求信号に基づいて、予め設定された複数の割当用IDのうち、ID変換部14から出力された割当用IDに対して、帯域制御周期のうち時分割で設定した時間区間からなる通信帯域を上り帯域として割り当てる機能と、割り当てた上り帯域と割当用IDとから送信許可信号を生成し、ID変換部14へ出力する機能とを有している。
また、帯域制御部15は、予め設定された設定数以下の割当用IDに対して帯域割当を行う専用ハードウェアから構成されているものとし、上り帯域を割り当てる際、帯域制御周期内に設定した各グループの割当期間ごとに、当該割当期間を時分割して設定した時間区間からなる上り帯域を、当該グループに属する識別IDと対応する割当用IDに対してそれぞれ割り当てる機能を有している。
図6は、ID割当例である。例えば、割当用ID数が32(割当用ID#0〜#31)の場合、閾値=32となる。したがって、識別ID数が閾値以下である場合、本ハードウェアにより全ての個別IDに関する帯域割当処理が可能となる。識別IDが閾値より大きい場合は、前述したように、ID変換部14により各識別IDが#0から#31の割当用IDに変換される。この際、図6に示すように、各識別IDは割当用ID#0〜#31で構成されるグループを設定され、帯域制御部15において、グループごとにハードウェアで割当演算を行い、各割当用IDの上り帯域を決定する。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる局側通信装置10の動作について説明する。図7は、第1の実施の形態にかかる上り帯域割当動作を示すシーケンス図である。
局側通信装置10は、各グループからの帯域要求信号受信期間と上りデータ受信期間(割当期間)を順番に設定する。ここで、全グループの帯域要求受信期間と上りデータ受信期間の総和が全IDの帯域制御周期となり、上述のように一般に最小値と最大値が設定される。各グループの帯域要求受信期間および上りデータ受信期間は、例えば各グループのID数に比例させて最大値と最小値を設定するなど、全IDの帯域制御周期内で自由に割当可能とする。
局側通信装置10では、グループnの帯域要求信号の受信後、要求量取得、割当演算、送信許可信号の作成を行い、グループnの加入者側通信装置20へ作成した送信許可信号を送信する。帯域制御部15は、グループnに割り当てた上りデータ受信期間の終了時刻を保持しておき、次の割り当ての際は、保持してある終了時刻を割当時刻の先頭として割当演算を行う。
ここで、本実施の形態における帯域制御部15は、従来技術で示したような様々な割当演算を単独であるいは組み合わせて行ってよいとする。例えば、非特許文献2に示されるように、加入者側通信装置20が送信する上りトラフィック量を、信号処理部13でIDごとに測定してID変換部14に出力し、ID変換部14で上述のID変換後に帯域制御部15へ出力し、帯域制御部15で上りトラフィック量を用いて上りデータ送信期間の割り当てを行ってもよい。あるいは、グループ0のみ予め設定した帯域を割り当てる固定帯域とし、グループ1は上りトラフィック量を用いて割当量を決定してもよい。
また、帯域要求信号送信期間は、例えば、局側通信装置10において帯域要求信号を受信した識別ID、あるいはID変換部14が保持するID変換テーブル等を用いてリンクアップしている識別IDに割り当てるなど、従来で示した様々な手法を組み合わせて用いてもよい。リンクアップ情報を用いる際も、例えば信号処理部13でリンクアップ情報を取得してID変換部14へ通知し、ID変換部14で識別IDと割当用IDの変換を行い、帯域制御部15へ出力し、帯域制御部15で帯域要求信号送信期間の割り当てを行ってもよい。帯域要求信号の割り当ては、帯域要求信号受信期間終了後に開始してもよいし、それを待たずに前のグループの上りデータ受信期間の割当終了後に行ってもよい。
ここで、グループに割り当てる上りデータ送信期間に差をつけてもよいし、割り当てを行う頻度を変えてもよい。例えば、グループ0の上りデータ受信期間を他グループより長く設定することで、グループ0に属するIDへの割当量を増やすこともできる。また、グループ0への割り当ては毎周期行い、他グループへの割り当ては隔周期で行う(L周期目は全グループ、L+1周期目はグループ0のみ、L+2周期目は全グループに、というように交互にグループ0と全グループの割り当てを行う)等して、特定のグループへの割り当てを増やしてもよい。前述の通り、グループの設定はID順に行わなくてもよい。
図8は、他のID割当例である。図8に示すように、識別ID#0〜#9、および識別ID#42〜#63をグループ0とし、識別ID#10〜#41をグループ1として、グループ0とグループ1に割り当ての優先度の差をつけてもよい。また、グループ0には少ない識別IDを所属させることで、グループ0に属する識別IDへの割り当てを増やしてもよい。こうすることで任意の識別IDの割当量を増やすことが可能となる。
また、識別IDは複数のグループに所属させてもよい。例えば、識別ID#0をグループ1とグループ2に所属させることで、他の識別IDよりも優先して割り当てることができる。
また、グループは変更してもよいとする。例えば、M周期目のID変換テーブル読み取り終了後、あるいはID変換部14から信号処理部13への全IDの割当結果の出力後にID変換テーブルを書換えて、識別ID#0をグループ0(割当用ID#0)からグループ1(割当用ID#1)に変更するとともに、識別ID#1をグループ1(割当用ID#1)からグループ0(割当用ID#0)に変更する。
この後、M+1周期目のグループ0の割当演算時には、識別ID#1に固定帯域を割り当て、グループ1の割当演算時には識別ID#0に固定帯域を割り当てるなどしてもよい。また、識別ID#0のように、帯域制御周期内で所属しているグループより後のグループに変更する場合、M+1周期目において受信した識別ID#0の帯域要求信号を保持し、それを用いて帯域割当演算を行ってもよい。
以上より、M+2周期目からは、識別ID#0がグループ1の割当期間に上り信号を送信し、識別ID#1がグループ0の割り当て期間に上り信号の送信を行うことができる。このように、本発明において各識別IDのグループおよび割当用IDは、任意かつ動的に変更することが可能である。これを利用し、前周期で要求量に対し割当量が少ない識別IDを選択し、グループ内で優先的に帯域が割り当てられる割当用ID(例えば割当用ID#0から固定帯域を割り当てる場合は割当用ID#0)に変更する、あるいは優先度の高いグループへ変更すれば、次周期には割当量を増やすことができる。
また、特定のグループのID数や要求量が著しく小さい場合、要求量をそのまま割り当てても、上りデータ受信期間の最小値を下回り、帯域が無駄になる可能性が有る。それを避けるため、ID数あるいは要求量総和が、グループ間で均等、あるいは一定の閾値(例えば要求量総和の場合、上りデータ受信期間最小値)以上になるように、グループに所属するIDを変更してもよい。
ここで、ID数や上りデータ受信期間の割当量が多いグループは、要求量総和の変動に伴い、上り送信信号の割当量も大きく変動すると推測し、帯域制御周期において先頭に配置してもよい。こうすることで、先頭グループの要求量が少なく帯域が余った場合は、後のグループの上りデータ受信期間の最大値を大きくして割当量を増やすことができる。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、ID変換部14が、信号処理部13で加入者側通信装置20から取得した識別IDを割当用IDに変換して帯域制御部15へ通知し、帯域制御部15で割り当てられた上り帯域と対応する割当用IDを識別IDに変換して信号処理部13へ通知し、変換の際、識別IDを予め設定した設定数以下の数で複数のグループに分類し、これらグループごとに、当該グループに属する識別IDと割当用IDとを1対1で対応付けて変換し、帯域制御部15が、上り帯域を割り当てる際、帯域制御周期内に設定した各グループの割当期間ごとに、当該割当期間を時分割して設定した時間区間からなる上り帯域を、当該グループに属する識別IDと対応する割当用IDに対してそれぞれ割り当てるようにしたものである。
これにより、1つのグループに属する識別ID数は、帯域制御部15の帯域制御用ハードウェアで処理可能な設定数以下となる。したがって、これらグループごとに、当該グループに属する識別IDが割当用IDに1対1で変換されて、当該グループの割当期間を時分割して設定した時間区間が、それぞれの割当用IDすなわち識別IDの上り帯域として割り当てられることになる。
このため、従来例では分岐数の増加に応じて帯域制御部におけるID数を増やすとハードウェア規模が増大するが、本実施の形態によれば、ハードウェア規模を増大させることなく、ハードウェア設計時の設定数より多い数の識別IDに対して上り帯域を割り当てることができる。したがって、受信器の性能が向上したり、局側通信装置10と加入者側通信装置20間の距離が短い状況において、ハードウェア設計時の設定数を超過した分岐数への対応が求められる場合でも、柔軟に対応することが可能となる。結果として、局側通信装置10さらには通信システム1全体におけるコストおよび消費電力も削減できる。加えて、より多くの加入者側通信装置20で光ファイバLや光スプリッタSPなどのネットワーク設備も共有でき、通信システム1全体におけるコストの削減に寄与できる。
また、本実施の形態において、各グループへ割り当てる帯域の総和等に差をつけて識別IDのグループを変更することで、グループに閉じた割り当てだけでなく全ID間で優先度をつけた割り当てを行うことができる。その際、識別ID数等に応じてグループ分けすることで、帯域の有効利用も可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図9を参照して、本発明の第2の実施の形態にかかる局側通信装置10について説明する。図9は、第2の実施の形態にかかる上り帯域割当動作を示すシーケンス図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態と異なり、全グループの帯域要求受信期間終了後に全グループの上りデータ受信期間を設定するようにしたものである。なお、図7に示した第1の実施の形態と同様、全IDの帯域制御周期において最後に割り当てた上りデータ受信期間終了時刻を保持し、次周期では保持してある終了時刻を割当時刻の先頭として割当演算を行う。
まず、割当時刻の先頭から、第1の実施の形態で示した様々な方法で全グループの帯域要求送信期間の割り当てを行う。例えば、ID変換部14が保持するID変換テーブル等を用いてリンクアップしている識別IDに帯域要求送信期間を割り当てる。全グループの帯域要求信号送信期間の割り当てが終了したら、最後に割り当てたグループの帯域要求受信期間終了時刻を最初のグループの上りデータ受信期間の先頭時刻として、第1の実施の形態と同様に、帯域要求信号で通知された要求量を用いて各IDの上りデータ送信期間を割り当てる。
2番目以降のグループも、1つ前のグループの上りデータ受信期間の終了時刻を、上りデータ受信期間の先頭時刻として割り当てを行う。ここで、帯域要求信号の割り当ては、第1の実施の形態と同様に帯域要求信号受信期間終了後に開始してもよいし、それを待たずに前のグループの上りデータ受信期間の割当終了後に行ってもよい。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と同様にグループや割当用IDは変更してもよいとする。本実施の形態では、帯域制御周期において、まず全IDの帯域要求信号の受信を行うので、その後に上りデータ送信期間の割当演算を行ってもよく、全IDの要求量を加味してグループや割当用IDの変更と上りデータ送信期間の割当演算を行うことができる。
例えば、全IDの要求量をメモリに保持してから、上りデータ送信期間の割当演算を行う。特定のグループのID数、あるいは要求量総和が著しく小さい場合、上りデータ送信期間の総和が上りデータ受信期間の最小値を下回り帯域が無駄になる。それを避けるために、ID数、あるいは要求量総和がグループ間で均等、あるいは一定の閾値(例えば要求量総和の場合、上りデータ受信期間最小値)以上になるように、グループに所属するIDを変更してもよい。
また、第1の実施の形態と同様に、グループを変更したIDに固定帯域を割り当ててもよいが、保持した要求量に応じて上りデータ送信期間を割り当ててもよい。
本実施の形態では、第1の実施の形態と異なり全IDの帯域要求信号受信後に上りデータの送信期間の割当演算ができるので、第1の実施の形態における効果に加えて、上述したように要求量を加味したグループおよび割当用IDの設定ができる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…通信システム、10…局側通信装置、11…加入者側I/F部、12…上位側I/F部、13…信号処理部、14…ID変換部、15…帯域制御部、20…加入者側通信装置、SP…光スプリッタ、L…光ファイバ。

Claims (7)

  1. 複数の加入者側通信装置を収容し、これら加入者側通信装置で用いられる識別IDごとに、帯域制御周期を時分割して設定した時間区間からなる上り信号送信用の上り帯域をそれぞれ割り当てる局側通信装置であって、
    予め設定された設定数の割当用IDに対して前記上り帯域を割り当てる帯域制御部と、
    前記加入者側通信装置から通知された前記識別IDを取得するとともに、前記帯域制御部で割り当てた前記上り帯域を前記識別IDとともに当該加入者側通信装置へ通知する信号処理部と、
    前記信号処理部で取得された前記識別IDを前記割当用IDに変換して前記帯域制御部へ通知し、当該帯域制御部で割り当てられた前記上り帯域と対応する前記割当用IDを前記識別IDに変換して前記信号処理部へ通知するID変換部とを備え、
    前記ID変換部は、前記変換の際、前記識別IDを前記設定数以下の数で複数のグループに分類し、これらグループごとに、当該グループに属する識別IDと前記割当用IDとを1対1で対応付けて変換し、
    前記帯域制御部は、前記上り帯域を割り当てる際、前記帯域制御周期内に設定した前記各グループの割当期間ごとに、当該割当期間を時分割して設定した時間区間からなる前記上り帯域を、当該グループに属する識別IDと対応する割当用IDに対してそれぞれ割り当てる
    ことを特徴とする局側通信装置。
  2. 請求項1に記載の局側通信装置において、
    前記ID変換部は、識別IDと割当用IDとの対応関係を示すID変換テーブルを有し、前記識別IDと前記割当用IDとを変換する際、当該ID変換テーブルを参照して変換することを特徴とする局側通信装置。
  3. 請求項2に記載の局側通信装置において、
    前記ID変換テーブルは、外部入力に応じて前記対応関係を動的に変更することを特徴とする局側通信装置。
  4. 請求項1に記載の局側通信装置において、
    前記ID変換部は、前記識別IDを前記割当用IDに変換する際、当該識別IDの上位ビットを削除することにより前記割当用IDに変換することを特徴とする局側通信装置。
  5. 請求項1に記載の局側通信装置において、
    前記ID変換部は、前記識別IDの数が前記割当用IDの数より少ない場合には、前記割当用IDとして前記識別IDを用いることを特徴とする局側通信装置。
  6. 請求項1に記載の局側通信装置において、
    前記信号処理部は、前記加入者側通信装置から通知された帯域要求に含まれる帯域要求量、あるいは前記加入者側通信装置の上りトラフィック量を測定して得られた帯域要求量を、前記帯域制御部へ出力し、
    前記帯域制御部は、前記信号処理部からの前記帯域要求量に基づいて前記上り帯域を割り当てることを特徴とする局側通信装置。
  7. 複数の加入者側通信装置を収容し、これら加入者側通信装置で用いられる識別IDごとに、帯域制御周期を時分割して設定した時間区間からなる上り信号送信用の上り帯域をそれぞれ割り当てる局側通信装置で用いられる帯域制御方法であって、
    予め設定された設定数の割当用IDに対して前記上り帯域を割り当てる帯域制御ステップと、
    前記加入者側通信装置から通知された前記識別IDを取得するとともに、前記帯域制御ステップで割り当てた前記上り帯域を前記識別IDとともに当該加入者側通信装置へ通知する信号処理ステップと、
    前記信号処理ステップで取得された前記識別IDを前記割当用IDに変換して前記帯域制御ステップへ通知し、当該帯域制御ステップで割り当てられた前記上り帯域と対応する前記割当用IDを前記識別IDに変換して前記信号処理ステップへ通知するID変換ステップとを備え、
    前記ID変換ステップは、前記変換の際、前記識別IDを前記設定数以下の数で複数のグループに分類し、これらグループごとに、当該グループに属する識別IDと前記割当用IDとを1対1で対応付けて変換し、
    前記帯域制御ステップは、前記上り帯域を割り当てる際、前記帯域制御周期内に設定した前記各グループの割当期間ごとに、当該割当期間を時分割して設定した時間区間からなる前記上り帯域を、当該グループに属する識別IDと対応する割当用IDに対してそれぞれ割り当てる
    ことを特徴とする帯域制御方法。
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