JP6600293B2 - 光通信システム、子ノード及び光通信方法 - Google Patents

光通信システム、子ノード及び光通信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6600293B2
JP6600293B2 JP2016237282A JP2016237282A JP6600293B2 JP 6600293 B2 JP6600293 B2 JP 6600293B2 JP 2016237282 A JP2016237282 A JP 2016237282A JP 2016237282 A JP2016237282 A JP 2016237282A JP 6600293 B2 JP6600293 B2 JP 6600293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
onu
period
node
optical communication
parent node
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016237282A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018093439A (ja
Inventor
慶太 高橋
浩崇 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2016237282A priority Critical patent/JP6600293B2/ja
Publication of JP2018093439A publication Critical patent/JP2018093439A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6600293B2 publication Critical patent/JP6600293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、光通信システム、子ノード及び光通信方法に関する。
OLT(Optical Line Terminal)とONU(Optical Network Unit)とがGEM(G-PON Encapsulation Method)フレームにより通信を行うPON(Passive Optical Network;受動光ネットワーク)はG−PONと呼ばれ、そのうち伝送速度が10Gbps(ギガビット毎秒)であるものはXG−PON、40GbpsであるものはNG−PON2と呼ばれている。
図7は、NG−PON2の構成例を示す図である。同図に示すNG−PON2において、OLTから送信された光信号は、パワースプリッタのような光通信器を介してONUへ伝送される。一般に、OLTからONUへの通信のことを下り方向、ONUからOLTへの通信のことを上り方向と呼ぶ。
下り方向では、各ONUへのデータが全ONUへブロードキャストされており、各ONUは自身が必要とするデータのみを選択して下位ネットワークへ送出する。一方、上り方向では、光通信器からOLTの区間は各ONUの信号が時分割多重されるため、その区間において各ONUの信号が衝突しないように、ONUからの信号送出タイミングをOLTにより制御する。具体的には、各ONUがOLTに対して送信要求を行い、OLTはそれら送信要求に従って各ONUに送信許可タイミングと送信許可量を指定する。
上記の方式を使用した場合、上り方向の帯域割り当てでは、送信要求及び送信許可による制御を行うためにかかるOLT−ONU間の信号往復分の時間、ONUにバッファリングされたデータは待機する必要があり、遅延が生じる。このような制御遅延を低減するためには、固定帯域割り当てにすればよい。
図8は、従来のNG−PON2における固定帯域割り当て方式を示す図である。NG−PON2ではOLTで生成される各ONUへの帯域割当情報は、OLTから125μs間隔で周期的に送出されるPHYフレーム内のヘッダ情報にBWmap(bandwidth map)として格納される。BWmapには各ONUが出力するバースト単位(burst allocation series)毎に割当情報が格納されている。OLTはONUに入力するデータ量に依存せず、定期的なバースト数、バーストサイズを割り当てる。ONUはOLTへ送信要求を行う必要がないため、送信要求及び許可の制御による遅延が発生せず、低遅延にOLTへデータを送出することが可能となる。
"ITU-T G.989.3",International Telecommunication Union,2015年
子ノードであるONUに、例えばRU(radio unit)からユーザデータがバースト入力される場合、親ノードであるOLTから割り当てられた一回のバースト許可ではすべてのユーザデータを送出することができず、次のバースト割り当てまで待機する必要がある。
上記事情に鑑み、本発明は、親ノードと通信する複数の子ノードに対して親ノードへ信号を送信可能な帯域を割り当てる場合に、子ノードにおける送信遅延を軽減することができる光通信システム、子ノード及び光通信方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、光通信する親ノードと複数の子ノードとを有し、前記子ノードそれぞれに信号の出力開始を許可するタイミングである出力開始タイミングと、信号出力を許可する期間である許可期間とを前記親ノードにより割り当てる光通信システムであって、前記親ノードは、前記子ノードそれぞれに割り当てた前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報をブロードキャストする送信部を備え、複数の前記子ノードのうち一部の子ノードは、前記親ノードからブロードキャストされた他の前記子ノードの前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報を取得し、取得した前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報に基づいて他の前記子ノードから前記親ノードへの通信がない空き期間を算出する空き期間算出部と、前記空き期間算出部により算出された前記空き期間に前記親ノードへ信号を送出する送出部とを備える。
本発明の一態様は、上述の光通信システムであって、前記親ノードは、前記子ノードから当該子ノードに信号送信が許可されていないタイミングにおいて受信した前記信号を受け付ける受信部を備える。
本発明の一態様は、光通信する親ノードと複数の子ノードとを有し、前記子ノードそれぞれに信号の出力開始を許可するタイミングである出力開始タイミングと、信号出力を許可する期間である許可期間とを前記親ノードにより割り当てる光通信システムにおける前記子ノードであって、前記親ノードからブロードキャストされた他の前記子ノードの前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報を取得し、取得した前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報に基づいて他の前記子ノードから前記親ノードへの通信がない空き期間を算出する空き期間算出部と、前記空き期間算出部により算出された前記空き期間に前記親ノードへ信号を送出する送出部と、を備える。
本発明の一態様は、光通信する親ノードと複数の子ノードとを有し、前記子ノードそれぞれに信号の出力開始を許可するタイミングである出力開始タイミングと、信号出力を許可する期間である許可期間とを前記親ノードにより割り当てる光通信システムが実行する光通信方法であって、前記親ノードが、前記子ノードそれぞれに割り当てた前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報をブロードキャストする送信過程と、複数の前記子ノードのうち一部の子ノードが、前記親ノードからブロードキャストされた他の前記子ノードの前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報を取得し、取得した前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報に基づいて他の前記子ノードから前記親ノードへの通信がない空き期間を算出する空き期間算出過程と、前記空き期間算出過程において算出された前記空き期間に前記親ノードへ信号を送出する送出過程と、を有する。
本発明により、親ノードと通信する複数の子ノードに対して親ノードへ信号を送信可能な帯域を割り当てる場合に、子ノードにおける送信遅延を軽減することが可能となる。
本発明の実施形態による光通信システムの構成例を示す図である。 同実施形態によるOLTが帯域許可を発出してから各ONUが上りバースト信号を送出するまでの概要を示す図である。 同実施形態のONUにおける上りバースト出力のための割込みタイミング検出の概要を示す図である。 同実施形態のONUがOLTへ上りPHYバーストを出力する場合のフローを示す図である。 同実施形態のOLTの構成を示すブロック図である。 同実施形態のONUの構成を示すブロック図である。 従来のNG−PON2の構成例を示す図である。 NG−PON2における固定帯域割り当て方式を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の実施形態の光通信システムは、光通信する親ノードと複数の子ノードとを備える。以下では、光通信システムがPON(Passive Optical Network;受動光ネットワーク)システムであり、親ノードがOLT(Optical Line Terminal)、子ノードがONU(Optical Network Unit)である場合を例に説明する。
ONUは、OLTから周期的に送出されるフレームのヘッダ情報にBWmap(bandwidth map)として設定されている全情報を読み取り、自ONUの上り信号の送出タイミングに加え、他のONUの上り信号の送出タイミングも検出する。ONUは、検出したこれらの情報に基づいて他のONUがOLTに上り信号を出力しない空き期間を検出し、その検出した空き期間に当該ONUが1回のバースト許可では送出できずにバッファリングしていたデータをOLTに送出する。
本実施形態により、ONUは、蓄積した上り通信のデータを1回のバースト許可でOLTに送出できなかった場合でも、その蓄積しているデータを、次のバースト許可まで待機することなく、低遅延で送出することができる。以下に、詳細な実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態による光通信システム10の構成例を示す図である。同図に示す光通信システム10は、1台のOLT1と、(m+1)台(mは1以上の整数)のONU2とが光通信器3を介して接続されたNG−PON2システムである。光通信器3は、例えば、パワースプリッタである。以下では、(m+1)台のONU2のうち、i台目(iは1以上m以下の整数)のONU2をONU(i)と記載し、(m+1)台目のONU2をONU(new)と記載する。
ONU(1)〜ONU(m)は、ONU(new)が接続されるよりも前に、OLT1と接続されていた従来技術のONUである。ONU(new)は、下り信号から他のONU2の上り信号の送出タイミングをスヌープして空き時間を検知し、空き時間に上り信号を送信するONUである。ONU2への帯域割り当て方式は、帯域要求・許可制御による方式でもよく、固定帯域割り当て方式でもよい。
OLT1は、1以上の上位ネットワーク4と接続され、ONU2はそれぞれ下位ネットワーク5と接続される。OLT1及びONU2により構成されるNG−PON2システムは、上位ネットワーク4と下位ネットワーク5との間の通信(信号)を中継する。つまり、OLT1は、上位ネットワーク4から受信した下り信号を全ONU2にブロードキャストにより送信する。ONU2は、OLT1からブロードキャストにより受信した下り信号のうち、必要な信号のみを選択して下位ネットワーク5に送信する。また、ONU2は、下位ネットワーク5から受信した上り信号をOLT1に送信し、OLT1は、ONU2から受信した上り信号を宛先に応じた上位ネットワーク4に送信する。同じ波長で上り通信を行う複数のONU2は、TDMA(時分割多重アクセス)によりOLT1に上り信号を送信する。
図2は、OLT1が帯域許可を発出してから各ONU2が上りバースト信号を送出するまでの概要を示す図である。同図を用いて、NG−PON2における上り方向の出力タイミングの制御を説明する。
OLT1は、下り方向の出力タイミングにおいて125μs周期で定期的にPHY(Physical Interface)フレームを送出する。PSBd(Downstream Physical Synchronization Block)に続いて送出されるPHYフレームのヘッダには、各ONU2の上り方向送出許可情報がBWmapとして格納されている。各ONU2の上りの1バースト単位の割当情報は、Burst allocation series単位でPHYフレームのヘッダに格納されている。各Burst allocation seriesには、該当ONU2から出力されるPHYバーストの送出開始時間Tstartが格納される。OLT1と接続される複数のONU2のうちi台目のONU(i)の送出開始時間Tstartを、送出開始時間Tstart_iと記載する。
ONU(i)は、PHYフレーム内に格納されている情報から自装置に対応する送出開始時間Tstart_iを検出する。ONU(i)は、PHYフレームに付与されたPSBdヘッダの先頭を受信したタイミングから、ONU(i)の応答時間Trsp_i、等価遅延EqD、送出開始時間Tstart_iを経たタイミングで、上りPHYフレームをOLT1に向けて送出する。
ここで、ONU2の応答時間は、下りのPHYフレームを受信し、上りPHYフレームの出力準備ができるまでの時間であり、ITU−T G.989.3標準にて固定値(35±1μs)と決められている。
一方、等価遅延はOLT1と各ONU2間の伝送距離差を補正するための遅延であり、各ONU2で固有の値となる。OLT1に接続される複数のONU2のうちOLT1との間の距離が最大のONU2を、ONU(max)とする。ONU(max)は、片方向の伝搬時間Tpro_maxが複数のONU2の中で最大であり、PSBdヘッダの先頭が送信されたタイミングから応答時間Trsp_maxが終了するまでの時間も最大である。OLT1がPSBdヘッダを出力したタイミングから、ONU(max)がPSBdヘッダの先頭を受信し、送出開始時間がゼロのタイミングでOLT1へ上りPHYフレームを送出し、OLT1にONU(max)が送信したPHYフレームの先頭が到着するまでの時間をオフセット時間Teqdと定義する。すなわちオフセット時間Teqdは、式(1)で示される。
eqd=2×Tpro_max+Trsp_max …(1)
この場合、ONU(i)の等価遅延EqDは、式(2)となる。
EqD=Teqd−(2×Tpro_i+Trsp_i) …(2)
また、OLT1がPSBdヘッダを出力し、PHYフレームに格納された各ONU2の開始時刻を基にONU(i)が上りPHYフレームを送出し、その上りPHYフレームがOLT1に到着するまでの時間Tは、式(3)となる。
T=Tpro_i+Trsp_i+EqD+Tstart_i+Tpro_i …(3)
ここで、式(3)に式(2)を代入すると、式(4)となる。
T=Tpro_i+Trsp_i+(Teqd−(2×Tpro_i+Trsp_i))+Tstart_i+Tpro_i
=Teqd+Tstart_i …(4)
式(4)から、異なるONU2が等しい送出開始時間で上りPHYフレームを送出すると仮定した場合、OLT1にはそれらONU2からの上りPHYフレームが同時に到着することになる。従って、OLT1は各ONU2の送出開始時間のみを考慮して、OLT1にて各ONU2からの信号が衝突しないよう上り送出タイミングを制御可能となる。
図3は、図1に記載のONU(new)における上りバースト出力のための割込みタイミング検出の概要を示す図である。
ONU(new)は、OLT1から送信されたPHYフレーム内に格納されている全ONU2の上りPHYフレームの送出開始時間と送出可能時間を検出する。送出可能時間は、バーストサイズに相当する。ここで、全ONU2とは、ONU(new)と同一の波長を用いてOLT1と通信を行うONU2である。例えば、NG−PON2のようなシステムでは、4波長がOLT〜ONU区間で多重されるため、上りPHYフレームの送出開始時間と送出可能時間を検出する対象の全ONU2とはONU(new)が受信する波長と同じ波長でOLT1と通信しているONU群のことを指す。
図3においては、ONU(new)以外のONU2のうち、ONU(i)(iは1以上m以下の整数)及びONU(k)(k≠i、kは1以上m以下の整数)が、ONU(new)と同一の波長でOLT1と通信する。OLT1により、ONU(i)に対して送出開始時間Tstart_i及び送出可能時間Tbst_iが割り当てられ、ONU(k)に対して送出開始時間Tstart_k及び送出可能時間Tbst_kが割り当てられている。ONU(new)は、取得した送出開始時間Tstart_i、送出可能時間Tbst_i、送出開始時間Tstart_k及び送出可能時間Tbst_kを基に、割込可能時間Tblankを算出する。割込可能時間Tblankは、ONU(i)もONU(k)も上りPHYフレームを送信しない空き期間である。
図3に示すように、ONU(i)が出力する上りPHYフレームの末尾からONU(k)が出力する上りPHYフレームのオーバヘッド直前までが割込可能時間Tblankとなる。つまり、割込可能時間Tblankは、式(5)のように計算される。
blank=Tstart_k−(Tstart_i+Tbst_i) …(5)
算出された割込可能時間Tblankと比較して、ONU(new)から送出される上りPHYフレームとオーバヘッドサイズの合計のほうが小さい場合、ONU(new)は上りPHYフレームを送信可能である。この送信可能条件は、式(6)で示される。
blank≧TOH+Tbst_new …(6)
ここで、TOHは、上りPHYフレームのオーバヘッドの送出にかかる時間であり、個々のONU2に依存しない固定値である。また、Tbst_newは、ONU(new)から送出される上りPHYフレームの送出時間である。
ONU(new)から送出される上りPHYフレームの送出開始時間Tstart_newは、式(7)の条件を満たす値となればよい。
start_i+TOH<Tstart_new<Tstart_k−(TOH+Tbst_new) …(7)
ONU(new)は、式(7)の条件を満たす場合に、自装置がバッファリングしているデータを、上りPHYフレームとしてOLT1に送信する。OLT1は、ONU(new)から、ONU(new)に割り当てていないタイミングで信号を受信した場合でも、その信号を、割り当てを行ったタイミングで信号を受信した場合と同様に、通常の受信処理を行う。
図4は、OLT1とONU(new)との間のフロー図である。同図では、上記の割込み手法を基に、ONU(new)がOLT1へ上りPHYバーストを出力する場合のフローを示す。なお、本方式でのONU2は、既にOLT1とアクティベーション処理がされており、ONU2にはアクティベーション処理で算出された等価遅延を保持しているものとする。
OLT1は、定期的に全ONU2の上りPHYフレームの送出開始時間及び送出可能時間の情報が設定されたPHYフレームをブロードキャストにより送信する(ステップS10)。ONU(new)は、OLT1から定期的に送信されるPHYフレームを受信し、自装置と同じ波長で光伝送する全ONU2それぞれの上りPHYフレームの送出開始時間及び送出可能時間の情報を取得する。ONU(new)は、取得した情報を基に、式(5)により、他のONU2からの上り信号が送出されない割込可能時間を検出する。自装置と同じ波長で光伝送するONU2が3台以上ある場合、ONU(new)は、送出開始時間が隣接するONU2の組ごとに、式(5)により割込可能時間を検出する。ONU(new)は、割込可能時間の検出後、自装置の上り方向のバッファにデータが蓄積されている場合、割込可能時間にそのデータを送出する(ステップS20)。
上記では、光通信システム10が、ONU(new)を1台のみ備える場合を例に説明したが、異なる波長で通信する複数台のONU(new)を備えてもよい。
図5は、実施形態のOLT100の構成を示す機能ブロック図であり、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。OLT100は、上記のOLT1として用いられる。OLT1は、帯域割当部101、バッファリング部102、フレーム生成部103、光送信部104及び光受信部105を備える。
帯域割当部101は、各ONU2へ上りPHYフレームの送出開始時間及び送出可能時間を割り当て、割り当てた各ONU2の送出開始時間及び送出可能時間の情報をフレーム生成部103に出力する。バッファリング部102は、上位ネットワーク4と接続するための上位側IF(インタフェース)が受信した上位ネットワーク4からの信号を一時的に格納し、格納している信号を下り信号の送出タイミングでフレーム生成部103に出力する。
フレーム生成部103は、バッファリング部102から入力した信号や、帯域割当部101から入力した各ONU2の送出開始時間及び送出可能時間の情報から、ONU2に送信する下り信号を生成する。フレーム生成部103は、各ONU2の送出開始時間及び送出可能時間の情報を、下りPHYフレームのヘッダに設定する。光送信部104は、フレーム生成部103が生成した下り信号を電気信号から光信号に変換し、ONU2と接続するためのPON−IFを介してONU2に送信する。
光受信部105は、ONU2が送信した上りの光信号をPON−IFから受信し、電気信号に変換する。光受信部105は、変換した電気信号の受信処理を行い、上位側IFを介して宛先の上位ネットワーク4に出力し、帯域要求を受信した場合は帯域割当部101に出力する。光受信部105は、ONU2から送信された信号を、そのONU2に帯域割当部101が割り当てていないタイミングで受信した場合も、そのONU2に割り当てられたタイミングで信号を受信した場合と同様に受信処理を行う。
図6は、実施形態のONU200の構成を示す機能ブロック図であり、本実施形態と関係する機能ブロックのみを抽出して示してある。ONU200は、上記のONU(new)として用いられる。ONU200は、光受信部201、フレーム読取部202、空き期間算出部203、スケジュール調整部204、バッファリング部205、フレーム生成部206及び光送信部207を備える。
光受信部201は、OLT100が送信した光信号を、OLT100と光ファイバを介して接続するためのPON−IFから受信し、電気信号に変換する。フレーム読取部202は、光受信部201が出力した電気信号を入力し、入力した電気信号から下りPHYフレームを検出する。フレーム読取部202は、下りPHYフレーム内に格納された全ONU2の上りPHYフレームの送出開始時間及び送出可能時間の情報を取得する。フレーム読取部202は、取得した情報のうち、自装置と同じ波長を用いてOLT1と通信する全ONU2の上りPHYフレームの送出開始時間及び送出可能時間の情報を空き期間算出部203に送出する。また、フレーム読取部202は、取得した情報に、自装置の上りPHYフレームの送出開始時間及び送出可能時間の情報がある場合、それらの情報をスケジュール調整部204へ送出する。
空き期間算出部203は、フレーム読取部202から自装置と同じ波長を用いる全ONU2の上りPHYフレームの送出開始時間及び送出可能時間の情報を入力し、バッファリング部205から、蓄積しているデータ量の情報を入力する。空き期間算出部203は、入力したこれらの情報に基づいて、自装置が空き期間に上りPHYフレームを送出できるか否かを判断し、自装置の上りPHYフレームの送出開始時間Tstartと送出可能時間Tbstを算出してスケジュール調整部204に出力する。
スケジュール調整部204は、バッファリング部205は、空き期間算出部203から出力された自装置の上りPHYフレームの送出開始時間Tstart及び送出可能時間Tbstと、フレーム読取部202が下りPHYフレームから取得した自装置の上りPHYフレームの送出開始時間Tstart及び送出可能時間Tbstを入力する。スケジュール調整部204は、入力したこれらの情報を基に、バッファリング部205に格納している信号をフレーム生成部206へ送出することを許可するタイミングを制御する。
バッファリング部205は、下位ネットワーク5と接続するための下位側IFが受信した信号を一時的に格納し、格納している信号のデータ量の情報を空き期間算出部203へ出力する。バッファリング部205は、スケジュール調整部204からの制御により、格納しているデータをフレーム生成部206に出力する。
フレーム生成部206は、バッファリング部205から入力した信号を基に上りPHYフレームを作成し、光送信部207に出力する。光送信部207は、フレーム生成部206から入力した上りPHYフレームの電気信号を光信号に変換し、PON−IFを介してOLT100に送信する。
本実施形態によれば、ONUは、OLTから上り方向の送出開始時間を割り当てられていないタイミングであっても、蓄積しているデータを送出できるため、下位ネットワークから受信したデータを低遅延にOLTに転送することが可能となる。
以上説明した実施形態によれば、光通信システムは、光通信する親ノードと複数の子ノードとを有する。親ノードは、子ノードそれぞれに信号の出力開始を許可するタイミングである出力開始タイミングと、信号出力を許可する期間である許可期間とを割り当てる。例えば、親ノードはOLT1、OLT100であり、子ノードはONU2、ONU200である。
親ノードは、送信部と受信部とを備える。例えば、親ノードの送信部はOLT100の光送信部104であり、親ノードの受信部はOLT100の光受信部105である。親ノードの送信部は、子ノードそれぞれに割り当てた出力開始タイミング及び許可期間の情報をブロードキャストする。例えば、各子ノードの出力開始タイミングは送出開始時間Tstart_iであり、各子ノードの許可期間は送出可能時間Tbst_iである。親ノードの受信部は、子ノードから当該子ノードに信号送信が許可されていないタイミングにおいて受信した信号を受け付ける。
複数の子ノードのうち一部の子ノードは、空き期間算出部と、送出部とを備える。例えば、子ノードの空き期間算出部は、ONU200の空き期間算出部203であり、子ノードの送出部は、ONU200のフレーム生成部206及び光送信部207である。空き期間算出部は、親ノードからブロードキャストされた他の子ノードの出力開始タイミング及び許可期間の情報を取得し、取得した出力開始タイミング及び許可期間の情報に基づいて他の子ノードから親ノードへの通信がない空き期間を算出する。送出部は、空き期間算出部により算出された空き期間に親ノードへ信号を送出する。
上述した実施形態におけるOLT1、100及びONU2、200の一部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
TDMA(時分割多重アクセス)により通信する通信システムに適用可能である。
1…OLT, 2…ONU, 3…光通信器, 4…上位ネットワーク, 5…下位ネットワーク, 10…光通信システム, 100…OLT, 101…帯域割当部, 102…バッファリング部, 103…フレーム生成部, 104…光送信部, 105…光受信部, 200…ONU, 201…光受信部, 202…フレーム読取部, 203…空き期間算出部, 204…スケジュール調整部, 205…バッファリング部, 206…フレーム生成部, 207…光送信部

Claims (4)

  1. 光通信する親ノードと複数の子ノードとを有し、前記子ノードそれぞれに信号の出力開始を許可するタイミングである出力開始タイミングと、信号出力を許可する期間である許可期間とを前記親ノードにより割り当てる光通信システムであって、
    前記親ノードは、
    前記子ノードそれぞれに割り当てた前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報をブロードキャストする送信部を備え、
    複数の前記子ノードのうち一部の子ノードは、
    前記親ノードからブロードキャストされた他の前記子ノードの前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報を取得し、取得した前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報に基づいて他の前記子ノードから前記親ノードへの通信がない空き期間を算出する空き期間算出部と、
    前記空き期間算出部により算出された前記空き期間に前記親ノードへ信号を送出する送出部とを備える、
    ことを特徴とする光通信システム。
  2. 前記親ノードは、前記子ノードから当該子ノードに信号送信が許可されていないタイミングにおいて受信した前記信号を受け付ける受信部を備える、
    ことを特徴とする請求項1の光通信システム。
  3. 光通信する親ノードと複数の子ノードとを有し、前記子ノードそれぞれに信号の出力開始を許可するタイミングである出力開始タイミングと、信号出力を許可する期間である許可期間とを前記親ノードにより割り当てる光通信システムにおける前記子ノードであって、
    前記親ノードからブロードキャストされた他の前記子ノードの前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報を取得し、取得した前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報に基づいて他の前記子ノードから前記親ノードへの通信がない空き期間を算出する空き期間算出部と、
    前記空き期間算出部により算出された前記空き期間に前記親ノードへ信号を送出する送出部と、
    を備えることを特徴とする子ノード。
  4. 光通信する親ノードと複数の子ノードとを有し、前記子ノードそれぞれに信号の出力開始を許可するタイミングである出力開始タイミングと、信号出力を許可する期間である許可期間とを前記親ノードにより割り当てる光通信システムが実行する光通信方法であって、
    前記親ノードが、
    前記子ノードそれぞれに割り当てた前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報をブロードキャストする送信過程と、
    複数の前記子ノードのうち一部の子ノードが、
    前記親ノードからブロードキャストされた他の前記子ノードの前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報を取得し、取得した前記出力開始タイミング及び前記許可期間の情報に基づいて他の前記子ノードから前記親ノードへの通信がない空き期間を算出する空き期間算出過程と、
    前記空き期間算出過程において算出された前記空き期間に前記親ノードへ信号を送出する送出過程と、
    を有することを特徴とする光通信方法。
JP2016237282A 2016-12-07 2016-12-07 光通信システム、子ノード及び光通信方法 Active JP6600293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016237282A JP6600293B2 (ja) 2016-12-07 2016-12-07 光通信システム、子ノード及び光通信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016237282A JP6600293B2 (ja) 2016-12-07 2016-12-07 光通信システム、子ノード及び光通信方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018093439A JP2018093439A (ja) 2018-06-14
JP6600293B2 true JP6600293B2 (ja) 2019-10-30

Family

ID=62566440

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016237282A Active JP6600293B2 (ja) 2016-12-07 2016-12-07 光通信システム、子ノード及び光通信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6600293B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117835095B (zh) * 2023-11-27 2024-07-26 杭州润州光电技术有限公司 一种集群onu空闲资源调整方法及系统

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7477845B2 (en) * 2003-08-18 2009-01-13 Teknovus, Inc. Method and apparatus for reducing data burst overhead in an ethernet passive optical network
JP2007281979A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Fujitsu Access Ltd Ponシステム
JP2013255147A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Kddi Corp 光伝送システム及び光中継増幅装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018093439A (ja) 2018-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2618508A1 (en) Method and system for extending passive optical network and relay device
JP5216656B2 (ja) 受動光網システムおよびその運用方法
KR102433853B1 (ko) 수동형 광 네트워크 시스템에서의 콰이어트 윈도우 설정 방법 및 그 장치
JP2008283323A (ja) Ponシステムにおける動的帯域割当方式
US20100080558A1 (en) Passive Optical Network System and Operating Method Thereof
WO2017113336A1 (zh) 动态带宽的分配方法、装置和无源光网络系统
JP2020503798A (ja) データ通信システム、光加入者線終端装置、およびベースバンド装置
JP6275619B2 (ja) 多段ponシステムのdba制御装置、dba制御方法およびdba制御プログラム
KR100786527B1 (ko) 수동광분기망에서 맥을 위한 승인 요청 방법
JP6600293B2 (ja) 光通信システム、子ノード及び光通信方法
CN112262551B (zh) 订户线路终端站装置和频带分配方法
JP6093282B2 (ja) 光通信システム、通信制御方法及び局側光回線終端装置
JP6134247B2 (ja) 光通信システム、信号送信制御方法及び局側光回線終端装置
JP2017224894A (ja) 送信制御方法及び通信システム
JP5541806B2 (ja) 通信システムおよび終端装置
JP2017225018A (ja) 加入者側装置、局側装置、光通信システム、光通信方法、及びプログラム
JP2011166328A (ja) 光伝送システム、局側光終端装置及び上り送信制御方法
JP6861593B2 (ja) 加入者線端局装置
JP6148140B2 (ja) 局側終端装置及び加入者側終端装置
WO2019076959A1 (en) METHODS AND PRODUCTS FOR UN START PROCEDURE
JP5487293B2 (ja) 受動光網システムおよびその運用方法
WO2015077943A1 (zh) 无源光网络上行带宽分配的方法、装置及系统
JP6818301B2 (ja) 通信システム、加入者線端局装置、及び無線回線終端装置
KR101046110B1 (ko) 수동 광 통신망의 사이클 타임 결정 방법 및 장치
JP5835806B2 (ja) 送信制御方法および通信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191004

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6600293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150