JP2007281979A - Ponシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】PONシステムに関し、局側装置から終端装置への帯域を有効利用する。
【解決手段】局側装置OLT1と複数の加入者側の終端装置ONU21とを光カプラを介して光ファイバ伝送路により接続したPONシステムに於いて、OLT1は、全接続要求ONU21にそれぞれ割当てた送信開始時刻と送信許可時間と論理リンク識別子LLIDとを含むPON制御フレームを、全接続要求ONU21に対してプロードキャストする構成を備え、ONU21は、OLT1からのPON制御フレームを受信して、論理リンク識別子LLID対応の送信開始時刻と送信許可時間とを保持する保持部35と、OLT1との間に設定した論理リンクを示す論理リンク識別子LLIDに従った送信開始時刻と送信許可時間とに基づいて、OLT1へのデータフレーム送信を行う手段とを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、局側装置と複数の加入者側の終端装置との間で、光信号によりGbps又はそれ以上の伝送速度でデータ伝送を可能とするPON(Passive Optical Network)システムに関する。
局側装置(OLT;Optical Line Terminator)と、光カプラを介して複数の加入者側の終端装置(ONU;Optical Network Unit)との間を光ファイバ伝送路で接続し、光カプラにより局側装置(OLT)からの光信号によるデータを各終端装置(ONU)へ同時に分配し、送信先アドレスにより指定された終端装置(ONU)が受信処理し、指定時刻に終端装置(ONU)から送信した光信号を、光カプラを介して局側装置(OLT)に送信するダブルスター方式のPON(Passive Optical Network)システムは、分散配置された複数の加入者側の終端装置(ONU)に、それぞれ接続されたユーザの端末装置による高速データ伝送を、比較的廉価な構成で実現することができる。その場合、STM(Synchronous Transfer Mode)方式を適用したSTM−PON、ATM(Asynchronous Transfer Mode)方式を適用したATM−PON又はG−PON、イーサネット(登録商標)方式を適用したGE−PON等が知られている。
ダブルスター方式のPONシステムの一般的な構成は、例えば、図5に示すように、局側装置(以下OLTと略称する)と複数の加入者側の終端装置(以下ONUと略称する)とを光カプラを介して光ファイバ伝送路により接続して、物理リンクを構成するものであり、OLTから各ONU#1〜ONU#Nに対しては、前述のように、ONUを指定する送信先アドレスを付加して送信し、各ONU#1〜ONU#Nは、OLTから指定された送信時刻に送信し、光カプラにより時分割多重化に相当するように多重化してOLTに伝送することになる。又論理リンク識別子(LLID)により、複数の論理リンクを設定して、この論理リンク対応にデータを送受信することができる。又OLTは、制御フレームにより、各ONU#1〜ONU#Nに対して、更には、論理リンク対応に、送信時刻と送信時間(データ送出期間)とを指示することにより、光カプラに於けるOLT側へのデータの衝突を防止する。
図6は、従来例のOLTの説明図であり、51はOLT、52は光信号と電気信号との変換を行う光電変換モジュール(OMD)、53は直並列変換部、54はMAC(Media Access Control)部、55はシステムネットワーク物理層処理部、56はシステムネットワーク接続部、57はPONブリッジ部、58はMPCP(Multipoint Control Protocol)部、59はフレーム生成部、60はLLID処理部、61は受信フレーム解析部を示す。
光電変換モジュール52は、光ファイバ伝送路を介して光カプラ(図示を省略)との間を接続し、電気信号を光信号に変換してONU側へ送信し、ONU側から受信した光信号を電気信号に変換する機能を有し、直並列変換部53は、光電変換モジュール52との間の直列データと、MAC部54との間の並列データとの相互の変換を行う機能を有する。又システムネットワーク接続部56とシステムネットワーク物理層処理部55とにより、局側ネットワーク(図示を省略)との間のデータ送受信処理を行う。
又MAC部54は、PONブリッジ部58とMPCP部57とフレーム生成部59とを含む構成を有し、PONブリッジ部58により、データフレームの送受信及びPON制御フレームの送信の制御を行うもので、MPCP部57は、LLID処理部60と受信フレーム解析部61とスケジューラ62とを含む構成を有し、スケジューラ62によりLLID対応の送信時刻と送信帯域とを設定することにより、フレーム生成部59は、ONU側へ送信するLLID対応のPON制御フレームを生成する。
図7は、従来例のONUの説明図であり、71はONU、72は光電変換モジュール、73は直並列変換部、74はMAC部、75はユーザネットワーク物理層処理部、76はユーザネットワーク接続部、77はMPCP(Media Access Control)部、78はPONブリッジ部、79はフレーム生成部、80はLLID処理部、81はGATE処理部、82はレポート処理部、83は発光制御駆動部、84は受信フレーム解析部を示す。
光電変換モジュール72は、光ファイバ伝送路を介して光カプラ(図示を省略)との間を接続し、電気信号を光信号に変換してOLT側へ送信し、且つOLT側から受信した光信号を電気信号に変換する機能を有する。又直並列変換部73は、光電変換モジュール72との間の直列データと、MAC部74との間の並列データとの相互の変換を行う機能を有する。又ユーザネットワーク物理層処理部75とユーザネットワーク接続部76とを介して、ユーザの端末装置との間でデータの送受信を行う。
又MAC部74は、MPCP部77とPONブリッジ部78とフレーム生成部79とを含む構成を有し、PONブリッジ部78は、OLT側からのデータフレームとPON制御フレームとを識別して、PON制御フレームをMPCP部71のLLID処理部80に転送し、データフレームは、ユーザネットワーク物理層処理部75とユーザネットワーク接続部76とを介してユーザの端末装置へ転送する。又PON制御フレームは、LLID処理部80により、正常なLLIDが付加されたフレームか否かを判定し、正常なLLIDが付加されたPON制御フレームを受信フレーム解析部84に転送し、LLID対応の送信開始時刻及び送信可能時間の情報をPONブリッジ部78及び発光駆動制御部83に転送し、且つレポート処理部82に正常なPON制御フレーム受信を通知する。
レポート処理部82は、OLTに対して、PON制御フレームの正常受信を通知する為のフレームを、フレーム生成部79に於いて生成させて、PONブリッジ部78へ転送する。又発光駆動制御部83は、送信開始時刻に光電変換モジュール72の発光素子に駆動を開始し、送信可能時間の経過により駆動を停止する。それにより、PONブリッジ部78から直並列変換部73により直列に変換されたデータに従って発光制御された光信号がOLT側へ送信される。
又GE−PONシステムに於いて、OLTからの同期信号に同期して、ONUから初期登録要求をOLTに送信し、OLTは、往復遅延時間RTT(Round Trip Time)を算出し、登録要求ONUに対してONU IDを付与して、このONU IDとRTTとを含む登録応答フレームを、登録要求ONUに送信して、ONU登録、帯域割当等の処理を行う手段が提案されている(例えば、特許文献1参照)。又OLTから、各ONUに対して、データ帯域と、FEC(Forward Error Correction)オーバヘッド等に対応する付加帯域とを基に、ONUに対する帯域割当てを行う手段も提案されている。
特開2003−244178号公報 特開2006−5387号公報
PONシステムに於いては、前述のように、OLTから各ONUに対して帯域割当て及び光カプラに於ける衝突が生じないように送信開始時刻の指定を行うものであり、これらを論理リンク対応に、PON制御フレームにより通知するものである。そのPON制御フレームは、ONU数と各ONUの論理リンク数とに従った合計の論理リンク数となる。従って、合計した論理リンク数が多くなる程、PON制御フレーム数が多くなり、データフレームの伝送帯域を圧迫する問題がある。
本発明は、前述の問題点を解決するものであり、各ONUに対する送信帯域割当て及び送信開始時刻の通知を、1個にまとめたPON制御フレームにより行って、帯域の有効利用を図ることを目的とする。
本発明のPONシステムは、局側装置と複数の加入者側の終端装置とを光カプラを介して光ファイバ伝送路により接続したPONシステムに於いて、前記局側装置は、全接続要求終端装置にそれぞれ割当てた送信開始時刻と送信許可時間と論理リンク識別子とを含むPON制御フレームを、前記全接続要求終端装置に対してプロードキャストする構成を備え、前記終端装置は、前記局側装置からの前記PON制御フレームを受信して、前記論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを保持する保持部と、前記局側装置との間に設定した論理リンクを示す前記論理リンク識別子に従った前記送信開始時刻と送信許可時間とに基づいて、前記局側装置へのデータフレーム送信を行う手段とを備えている。
又前記局側装置は、全接続要求終端装置に対して論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを割当てるスケジューラと、前記全接続要求終端装置に割当てた論理リンク識別子と該論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを総て含むPON制御フレームを生成するフレーム生成部と、該フレーム生成部により生成した前記PON制御フレームを帯域割当周期に1回ブロードキャストにより前記全接続要求終端装置に送信制御するPONブリッジ部とを備え、前記終端装置は、前記PON制御フレームを受信して、前記論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを保持する保持部と、前記PON制御フレームにレポート要求情報が含まれている時に前記局側装置に対するレポートフレームを生成するフレーム生成部と、前記保持部に保持された自終端装置の論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とに従って前記局側装置にフレーム送信を行うPONブリッジ部とを備えている。
又本発明のPONシステムは、局側装置と複数の加入者側の終端装置とを光カプラを介して光ファイバ伝送路により接続したPONシステムに於いて、前記局側装置は、全接続要求終端装置に対する論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを割当てると共に、指定された個別の終端装置に対する論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを割当てるスケジューラと、該スケジューラにより割当てた前記論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを含み、且つレポート要求情報を含むPON制御フレームを生成するフレーム生成部と、該フレーム生成部により生成した前記PON制御フレームを帯域割当周期に1回ブロードキャストにより前記全接続要求終端装置に送信制御するPONブリッジ部と、前記レポート要求情報に従ってレポートフレームを送信したか否かを識別し、送信できなかった終端装置に対して前記スケジューラに個別の終端装置として指定する受信フレーム解析部とを備え、前記終端装置は、前記局側装置からの前記PON制御フレームを受信して、前記論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを保持する保持部と、前記PON制御フレーム受信によるレポートフレームを生成するフレーム生成部と、前記局側装置との間に設定した論理リンクを示す前記論理リンク識別子に従った前記送信開始時刻と送信許可時間とに基づいて、前記局側装置への前記レポートフレーム及びデータフレーム送信を行うPONブリッジ部とを備えている。
PON制御フレームを帯域割当周期内に全接続要求終端装置に1回ブロードキャストにより送信するものであり、PON制御フレームのフレーム長が多少長くなっても、全接続要求終端装置対応更には論理リンク対応にPON制御フレームを送信する場合に比較して、局側装置から各終端装置に対するデータ伝送帯域を有効に利用できることになる。又全接続要求終端装置に対するPON制御フレームを受信できない終端装置が局側装置に接続されている場合、レポートフレームが未受信の終端装置を識別して、この終端装置に対しては、従来例に従ったPON制御フレームを生成して送信することにより、従来例に対応する機能の終端装置が混在して接続されている場合にも、帯域割当てを行うことが可能となる。
本発明のPONシステムは、図3及び図4を参照して説明すると、局側装置OLT1と複数の加入者側の終端装置ONU21とを光カプラを介して光ファイバ伝送路により接続したPONシステムに於いて、局側装置OLT1は、全接続要求終端装置ONUにそれぞれ割当てた送信開始時刻と送信許可時間と論理リンク識別子LLIDとを含むPON制御フレームを、全接続要求終端装置ONUに対してプロードキャストする構成を備え、終端装置ONU21は、局側装置OLT1からのPON制御フレームを受信して、論理リンク識別子LLID対応の送信開始時刻と送信許可時間とを保持する保持部35と、局側装置1との間に設定した論理リンクを示す論理リンク識別子LLIDに従った送信開始時刻と送信許可時間とに基づいて、局側装置OLT1へのデータフレーム送信を行う手段とを備えている。
図1は、本発明の実施例1の説明図であり、システムネットワーク・インタフェースSNIを備えた局側装置OLTと、光カプラを介して、それぞれユーザネットワーク・インタフェースSNIを備えた32台の加入者側の終端装置ONU#1〜ONU#32を接続したPONシステムに於いて、(a)は、OLTから各ONU#1〜ONU#32に対する従来例のデータフレームとPON制御フレームとの伝送の概要説明図であり、(b)は、(a)の従来例と対比して示す本発明の実施例1のPON制御フレームの伝送の概要説明図であって、(a)の従来例に於いては、各ONU#1〜ONU#32に対して、それぞれに、例えば、2個の論理リンク識別子LLIDを割当てて、合計64個の論理リンクを形成した場合、ONUから64個の論理リンク識別子LLID#1〜LLID#64対応に、「各ONUへのMPCP」として示すMPCP(Mult Point Control Protocol)を使用したPON制御フレームを、帯域割当周期内に64個伝送し、又各論理リンク識別子LLID#1〜LLID#64対応にデータフレームを伝送する。
一方本発明は、図1の(b)の「全ONUへのMPCP」として示すように、全接続要求ONUに対する全論理リンク識別子「LLID all」とした64個の論理リンクLLID#1〜LLID#64対応に割当てた送信開始時刻等の制御情報を含む1個のPON制御フレームを生成して、帯域割当周期内に1回、マルチキャスト的にOLTから32台の各ONU#1〜ONU#32に伝送し、又各論理リンク識別子LLID#1〜LLID#64対応のデータフレームを伝送する。この場合のPON制御フレームは、フレーム長が従来例の各PON制御フレームのフレーム長より長くなるが、1個のPON制御フレームで済むことにより、伝送帯域を有効に利用することができる。
図2は、PON制御フレームの説明図であり、(A)は従来例、(B)は本発明の実施例1の場合を示す。フレームのプリアンブル(Preamble)は、2バイトの0x55と、1バイトのSPD(Start Packet Delimiter)と、2バイトの0x55と、2バイトの論理リンク識別子LLIDと、1バイトのサイクリック・リダンダンシィ・チェック(CRC8)とを含み、合計8バイトの場合を示す。
又(A)に示す従来例のE−Frame(イーサネット(登録商標)フレーム)のヘッダは、送信先アドレス(Destination Address)と、送信元アドレス(Source Arress)と、フレーム長又はタイプ(Length/Type)と、送信タイミングを制御するGETE:0x00−02又は応答を示すREPORT:0x00−03のコード(Opcode)と、OLTとONUとの間で同期をとる為の時刻情報(Timestamp)と、GATEフレームの種類(Number of grants/Flags)とを含むものであり、このヘッダに対して、ONUに対する送信許可番号(Grant#i)(論理リンク数64の場合、i=1〜64)対応の送信開始時刻(Grant#iStart time)と、送信許可時間(Grant#iLength)と、それらの誤りチェックの為のフレームチェックシーケンス(FCS;Frame Check Sequence)とを付加した構成を有するものである。
一方、本発明の実施例1によるPON制御フレームは、図2の(B)に示すように、プリアンブル(Preamble)部分及び送信先アドレス等を含むフレームのヘッダ部分は、図2の(A)に示す従来例と同様であるが、ヘッダ部分の送信先アドレスは、全ONUに対するブロードキャストアドレスとする。又フレーム内容は、送信許可論理リンク識別子LLID対応に、送信開始時刻(Grant Start time)と、送信許可時間(Grant Length)と、論理リンク識別子LLID(LLID0xi)(i=01〜64)と、フレームチェックシーケンス(FCS;Frame Check Sequence)とを含むものである。
前述のように、OLTと光カプラを介して32台のONUとを接続し、それぞれに2個の論理リンク識別子LLIDを割付けて、合計64個の論理リンクを形成し、帯域割当周期を600μsecとすると、従来例に於いては、帯域割当周期内に、PON制御フレームを64個送信する必要がある。これに対して、本発明は、1個のPON制御フレームを伝送するものであり、フレーム間ギャップを含めて、例えば、84バイト長を必要とする場合、合計で、84×64=5376バイトの伝送時間が必要となる。この場合の伝送時間の合計は、ほぼ43μsecとなる。従って、帯域割当周期の600μsecに対して約7.1%となる。
一方、本発明の実施例1に於いては、帯域割当周期内にブロードキャストにより、1個のPON制御フレームを伝送するものであり、この場合のPON制御フレームを伝送する為に、64個のLLIDを含むことから、フレーム間ギャップを含めて、例えば、557バイト長となる。従って、このPON制御フレームを伝送する為の時間は、約4.5μsecとなり、600μsecの帯域割当周期に対して約4.5μsecとなる。従って、帯域割当周期の600μsecに対して約0.8%となる。即ち、従来例に比較して、帯域割当周期の約6%を、データフレームの伝送に利用することが可能となる。
図3は、本発明の実施例1のOLTの説明図であり、1はOLT、2は光信号と電気信号との変換を行う光電変換モジュール(OMD)、3は直並列変換部、4はMAC(Media Access Control)部、5はシステムネットワーク物理層処理部、6はシステムネットワーク接続部、7はPONブリッジ部、8はMPCP(Multipoint Control Protocol)部、9はフレーム生成部、10はLLID処理部、11は受信フレーム解析部、12はスケジューラ、13は多重部を示す。
OLT1は、図6に示す従来例のOLT51に比較して、多重部13を設けた構成を有し、LLID処理部10と受信フレーム解析部11とにより、ONUからの帯域割当要求等を識別し、スケジューラ12により、接続要求ONUに対して、LLID対応に、帯域割当周期内の送信開始時刻と送信許可時間とを設定する。多重部13は、LLID処理部10からのLLIDと、スケジューラ12からのLLID対応の送信開始時刻及び送信許可時間とを多重化して、フレーム生成部9に転送する。即ち、フレーム生成部9は、図2の(B)に示すPON制御フレームを生成してPONブリッジ部7へ転送し、直並列変換部3と光電変換モジュール2とにより、ONUに対して送信する。このPON制御フレームは、前述のように、複数の論理リンクを設定した場合でも、帯域割当周期内では、1個とするものである。
図4は、本発明の実施例1のONUの説明図であり、21はONU、22は光電変換モジュール、23は直並列変換部、24はMAC(Media Access Control)部、25はユーザネットワーク物理層処理部、26はユーザネットワーク接続部、27はMPCP(Multipoint Control Protocol)部、28はPONブリッジ部、29はフレーム生成部、30はLLID処理部、31はGATE処理部、32はレポート処理部、33は発光制御駆動部、34は受信フレーム解析部、35はLLID保持部を示す。
ONU21は、図7に示す従来例のONU71に比較して、LLID保持部35を設けた構成を有し、受信したPON制御フレームを受信フレーム解析部34により解析し、LLIDと共に、そのLLID対応の送信開示時刻と送信許可時間とをLLID保持部35に於いて保持する。即ち、図2の(B)に示すように、PON制御フレームには、送信許可論理リンク識別子LLID対応に、送信開始時刻(Grant Start time)と、送信許可時間(Grant Length)と、論理リンク識別子LLID(LLID0xi)(i=01〜64)とを含むもので、LLID保持部35に保持し、自ONUの論理リンク対応の送信開始時刻と送信許可時間とに従って、発光制御部33により光電変換モジュール22を制御して、且つPONブリッジ部28を制御して、OLT側へのデータフレーム送信を行うものである。
前述の図3及び図4に基づいて、本発明の実施例2について説明する。OLT1のMPCP部8のスケジューラ12は、全接続要求ONUに対する論理リンク識別子(LLID)対応の送信開始時刻と送信許可時間とを割当てると共に、指定された個別のONUに対する論理リンク識別子(LLID)対応の送信開始時刻と送信許可時間とを割当てる機能を備え、又受信フレーム解析部11は、全接続要求ONUからのレポートフレームの受信ができたか否かと共に、レポートフレームを受信できなかったONUを判定して、そのONUについてスケジューラ12に通知する機能を備えている。又フレーム生成部9は、レポート要求情報を含むPON制御フレームを生成する機能を備えている。
PONシステムのONUは、図4に示すように、ブロードキャストによるPON制御フレームを受信処理して、自ONUに対して割当てられたLLID対応の送信開始時刻と送信許可時間とを認識できる構成のみでなく、例えば、図7に示すような従来例の構成のPON制御フレームによってのみ、自ONUの送信開始時刻と送信許可時間とを認識できるONUが混在している場合、このONUとOLTとの間の通信が全くできない状態となる。そこで、初期状態に於いて、OLTからのPON制御フレームにレポート要求情報を付加して送信する。このPON制御フレームを正常受信したONUは、レポート処理部32とフレーム生成部29との機能によりOLTに対するレポートフレームを生成し、PONブリッジ部28により送信制御する。しかし、このPON制御フレームを受信処理できないONUは、レポートフレームを送信しないことなる。
OLTは、受信フレーム解析部11に於いて、受信したレポートフレームを解析し、レポートフレームを送信したONUと送信しなかったONUとを、例えば、レポートフレームの送信アドレスにより、或いは、LLID処理部10によるLLID対応のレポートフレームか否かにより判定する。レポートフレームを送信しなかったONUは、ブロードキャストによるPON制御フレームには対応していない構成と判断し、受信フレーム解析部11は、このONUに対して、図2の(A)に示す従来例のPON制御フレームを生成するように、スケジューラ12に指示する。スケジューラ12は、指示されたONU対応の送信開始時刻と送信許可時間とを含む従来例の構成のPON制御フレームを生成するようにフレーム生成部9に指示することなる。それにより、従来例の構成のONUが混在していても、OLTとの間の通信が可能となる。
なお、レポートフレームの受信判定に於いて、1回のPON制御フレームに対してのみでなく、所定回数のPON制御フレームの送信に対して、継続してレポートフレームを受信できない場合、即ち、初期状態から所定回数送信するPON制御フレームのレポート要求情報を付加し、それに対するレポートフレームを受信できない場合に、前述の個別のONUに対するPON制御フレーム送信を開始するように制御することも可能である。又OLTは、レポートフレームを送信できなかった個別のONUを記憶しておくもので、帯域割当周期毎にブロードキャストによるPON制御フレームと、個別ONUに対するPON制御フレームの送信を行うことになる。
本発明の実施例1の説明図である。 制御フレームの説明図である。 本発明の実施例1のOLTの説明図である。 本発明の実施例1のONUの説明図である。 従来例のPONシステムの説明図である。 従来例のOLTの説明図である。 従来例のONUの説明図である。
符号の説明
1 OLT
2 光電変換モジュール(OMD)
3 直並列変換部
4 MAC部
5 システムネットワーク物理層処理部
6 システムネットワーク接続部
7 PONブリッジ部
8 MPCP部
9 フレーム生成部
10 LLID処理部
11 受信フレーム解析部
12 スケジューラ
13 多重部
21 ONU
22 光電変換モジュール
23 直並列変換部
24 MAC部
25 ユーザネットワーク物理層処理部
26 ユーザネットワーク接続部
27 MPCP部
28 PONブリッジ部
29 フレーム生成部
30 LLID処理部
31 GATE処理部
32 レポート処理部
33 発光制御駆動部
34 受信フレーム解析部
35 LLID保持部

Claims (3)

  1. 局側装置と複数の加入者側の終端装置とを光カプラを介して光ファイバ伝送路により接続したPONシステムに於いて、
    前記局側装置は、全接続要求終端装置にそれぞれ割当てた送信開始時刻と送信許可時間と論理リンク識別子とを含むPON制御フレームを、前記全接続要求終端装置に対してプロードキャストする構成を備え、
    前記終端装置は、前記局側装置からの前記PON制御フレームを受信して、前記論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを保持する保持部と、前記局側装置との間に設定した論理リンクを示す前記論理リンク識別子に従った前記送信開始時刻と送信許可時間とに基づいて、前記局側装置へのデータフレーム送信を行う手段とを備えた
    ことを特徴とするPONシステム。
  2. 前記局側装置は、全接続要求終端装置に対して論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを割当てるスケジューラと、前記全接続要求終端装置に割当てた論理リンク識別子と該論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを総て含むPON制御フレームを生成するフレーム生成部と、該フレーム生成部により生成した前記PON制御フレームを帯域割当周期に1回ブロードキャストにより前記全接続要求終端装置に送信制御するPONブリッジ部とを備え、前記終端装置は、前記PON制御フレームを受信して、前記論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを保持する保持部と、前記PON制御フレームにレポート要求情報が含まれている時に前記局側装置に対するレポートフレームを生成するフレーム生成部と、前記保持部に保持された自終端装置の論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とに従って前記局側装置にフレーム送信を行うPONブリッジ部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のPONシステム。
  3. 局側装置と複数の加入者側の終端装置とを光カプラを介して光ファイバ伝送路により接続したPONシステムに於いて、
    前記局側装置は、全接続要求終端装置に対する論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを割当てると共に、指定された個別の終端装置に対する論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを割当てるスケジューラと、該スケジューラにより割当てた前記論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを含み、且つレポート要求情報を含むPON制御フレームを生成するフレーム生成部と、該フレーム生成部により生成した前記PON制御フレームを帯域割当周期に1回ブロードキャストにより前記全接続要求終端装置に送信制御するPONブリッジ部と、前記レポート要求情報に従ってレポートフレームを送信したか否かを識別し、送信できなかった終端装置に対して前記スケジューラに個別の終端装置として指定する受信フレーム解析部とを備え、
    前記終端装置は、前記局側装置からの前記PON制御フレームを受信して、前記論理リンク識別子対応の送信開始時刻と送信許可時間とを保持する保持部と、前記PON制御フレーム受信によるレポートフレームを生成するフレーム生成部と、前記局側装置との間に設定した論理リンクを示す前記論理リンク識別子に従った前記送信開始時刻と送信許可時間とに基づいて、前記局側装置への前記レポートフレーム及びデータフレーム送信を行うPONブリッジ部とを備えた
    ことを特徴とするPONシステム。
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