JP6404683B2 - 衝撃センサおよび部品実装装置 - Google Patents

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本発明は、衝撃センサおよび部品実装装置に関する。
電子部品を基板に装着する装置の背景技術として、下記特許文献1の要約書には、「吸着ヘッド機構(4)を高速で下降せしめる際の位置制御において、ストレインゲージ(62)によって測定した力データに対し、エンコーダ(14)のカウント値から検出した加速度データに基づく補正演算を施すことにより、吸着ノズル作用する実際の外力を測定し、該補正外力が所定の閾値を上回ったとき、吸着ヘッド機構の降下を停止する」と記載されている。
特開平5−288618号公報
しかし、近年の電子部品の小型化に伴い、電子部品を破損せずに装着するためには、従来よりも微小な衝撃力を検出して装置の位置制御を行うことが望まれている。この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、微小な衝撃力を検出し、あるいは微小な衝撃力に基づいて位置制御を行うことができる衝撃センサおよび部品実装装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明にあっては、弾性部材を板状に形成して成る板ばねプレートと、板ばねプレートに接合される圧電膜プレートであって、圧電膜と、圧電膜の第1の面に配置された第1の電極と、第1の面に配置され、第1の電極には接しない第2の電極と、圧電膜の第2の面に、第1の電極に対向して配置された第3の電極と、圧電膜の第2の面に、第2の電極に対向して配置された第4の電極とを有する圧電膜プレートとを有し、前記板ばねプレートに衝撃が加わると、前記第1および第4の電極が正電位または負電位のうち一方の電位に帯電し、前記第2および第3の電極が他方の電位に帯電する衝撃センサにおいて、前記板ばねプレートは、前記第1の面から突出する側に撓んだ凸部と、前記第1の面から凹む側に撓んだ凹部とを有することを特徴とする
本発明によれば、微小な衝撃力を検出し、あるいは微小な衝撃力に基づいて位置制御を行うことができる。
本発明の第1実施形態によるワッシャ型センサの要部の構成を示す分解斜視図である。 第1実施形態における圧電膜プレートの外観構成図である。 第1実施形態における圧電膜プレートにリード線を接続した外観構成図である。 第1実施形態におけるワッシャ型センサの外観構成図である。 本発明の第2実施形態における圧電膜プレートの外観構成図である。 第2実施形態における圧電膜プレートにリード線を接続した外観構成図である。 本発明の第3実施形態のワッシャ型センサの外観構成図である。 本発明の第4実施形態による部品実装装置の構成を示す図である。 第4実施形態における吸着搬送装置の構成を示す図である。 第4実施形態における吸着ノズルの構成を示す図である。 第4実施形態の動作を示すフローチャートである。 第4実施形態における各部の波形図である。 本発明の第5実施形態における吸着ノズルの構成を示す図である。 第5実施形態における吸着ノズルの動作の概要を示す図である。 第5実施形態の動作説明図である。 第5実施形態の動作を示すフローチャートである。 第5実施形態における各部の波形図である。 比較例における問題点を示す図である。 比較例における他の問題点を示す図である。 本発明の第6実施形態における要部の外観構成図である。 第6実施形態におけるセンサフォルダの構成を示す図である。 本発明の第7実施形態による部品実装装置の要部の構成を示す図である。
[第1実施形態]
<第1実施形態の構成>
次に、本発明の第1実施形態のワッシャ型センサ400の構成を図1〜図4を参照し説明する。なお、ワッシャ型センサ400は、後述する他の実施形態による部品実装装置に組み込んで好適なものである。
図1は、ワッシャ型センサ400の主要部の分解斜視図である。ワッシャ型センサ400は、板ばねプレート401と、圧電膜プレート410とを主要な構成要素としている。板ばねプレート401は、平板円環状の金属板を周回方向に沿って120°周期のサインカーブを描くように湾曲させて成るものであり、これによって周回方向に沿って120°間隔で凸部401aおよび凹部401bが形成されている。これにより、板ばねプレート401は、板厚方向に力を受けると、平板に近づくように撓む板ばね構造を有している。
圧電膜プレート410は板ばねプレート401に接合されるものであり、接合されると、板ばねプレート401の形状に沿って湾曲する。但し、図1は接合前の湾曲していない状態を示す。また、図1において、板ばねプレート401は、形状を解りやすくするため、本来の角度よりも若干、回動した状態で示している。実際に板ばねプレート401と圧電膜プレート410とを接合する際には、板ばねプレート401を反時計回りに角度θ(平面視にて約60°)だけ回動し、凸部401a,凹部401bが一点鎖線K−K’上に位置するようにした上で、圧電膜プレート410に接合する。
圧電膜プレート410は、平板円環状の圧電膜402と、圧電膜402の上面に形成される電極層403,404と、圧電膜402の下面に形成される電極層405,406とから構成されている。圧電膜402の材質としては、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体、及びフッ化ビニリデン−トリフルオロエチレン共重合体の少なくとも1つを含み、せん断弾性係数Gが0.3〜2GPa程度の圧電材料を任意に採用できる。
また、電極層403〜406は、スパッタや蒸着、めっきのような成膜技術を用いて成膜することができる。その他の成膜方法としては、導電性ペーストをスクリーン印刷する方法やインクジェット印刷する方法、金属箔を積層する方法など所望の方法を採用し得る。何れの方法を用いても電極層403〜406は薄膜として形成できる。それらの厚さは任意に設定でき、圧電膜402よりも薄くしてもよく、厚くしてもよい。
電極層403は、周回方向3箇所に形成され円環を半径方向に沿って切断した形状を有する中空扇形部403aと、圧電膜402の内周に沿って細線状に形成され各中空扇形部403aを接続する細線部403bとから成る。また、電極層404は、周回方向3箇所に形成された中空扇形部404aと圧電膜402の外周に沿って細線状に形成され、各中空扇形部404aを接続する細線部404bとから成る。圧電膜402の下面に形成される電極層406は、電極層403と略同形に形成され、中空扇形部406aと細線部406bとから成る。また、電極層405は、電極層404と略同形に形成され、中空扇形部405aと細線部405bとから成る。電極層404の各中空扇形部404aと、電極層406の各中空扇形部406aとは相互に対向する位置に形成され、同様に、電極層403の各中空扇形部403aと、電極層405の各中空扇形部405aとは、相互に対向する位置に形成される。
図2(a)は、圧電膜402に電極層403〜406を積層して構成した圧電膜プレート410の平面図、図2(b)は、図2(a)におけるA−A’断面図、図2(c)は底面図である。図2(a)に示すように、圧電膜402の上面に形成される電極層403,404は相互に絶縁されている。同様に、図2(c)に示すように、圧電膜402の下面に形成される電極層405,406は相互に絶縁されている。そして、図2(b)に示すように、電極層403,405は圧電膜402を挟んで対向するように形成され、同様に、電極層404,406も圧電膜402を挟んで対向するように形成されている。これにより、全ての電極層403〜406は、相互に絶縁されている。
次に、図2(a)〜(c)に示す圧電膜プレート410に対して、リード線602〜605を接合した状態を、図3(a)〜(c)に示す。各リード線602〜605は、長尺状の金属箔(例えば銅箔)の端部を半円形状に形成して成るものであり、その端部がAgペーストや導電性接着剤などを介して、電極層403〜406に接合される。図3(a)に示すように、圧電膜プレート410の上面において、リード線602は電極層403に、リード線603は電極層404に、それぞれ接合されている。また、図3(c)に示すように、圧電膜プレート410の下面において、リード線604は電極層405に、リード線605は電極層406に、それぞれ接合されている。
次に、圧電膜プレート410を板ばねプレート401に接着して形成したワッシャ型センサ400の平面図を図4(a)、側面図を図4(b)に示す。また、図4(a)におけるC−C’部分の拡大断面図を図4(c)に示す。但し、これらの図においては、主要な部分の構成を解りやすくするため、リード線602〜605は除いている。これらの図に示すように、圧電膜プレート410は、板ばねプレート401に接合されることにより、板ばねプレート401の形状に沿って湾曲することになる。なお、必要な場合は、圧電膜プレート410の上面に、同形の保護膜プレート等を接合してもよい。
図4(c)において、板ばねプレート401と圧電膜プレート410との間には、絶縁性の接着層408が形成されており、これによって圧電膜プレート410は、板ばねプレート401が撓む際、共に撓むようになっている。上述したように、板ばねプレート401は、金属板を波状に曲げて形成され、凸部と凹部が交互に並んだウエーブワッシャ構造を有しているため、板厚方向に加わる力に比例した撓み量を持つ。ワッシャ型センサ400に板厚方向の力が加わった際に起きる現象は、以下の通りである。
ワッシャ型センサ400の板厚方向に力が加わると、板ばねプレート401が加わった力に比例した撓み量だけ撓む。この時、板ばねプレート401の剛性をワッシャ型センサ400が曲がる際の中立面が板ばねプレート401の厚み中央付近に存在するように設計することで、板ばねプレート401に積層接合(接着)した圧電膜プレート410に加わる力を引張と圧縮に近似できるようになり、板ばねプレート401の撓み量に応じて、圧電膜402の凸部の部分は水平方向に圧縮されて縮み、圧電膜402の凹部の部分は水平方向に引っ張られて伸びる。この時、圧電膜402の上下面間の電位差は、伸びた部分の上下面間の電位差が大きくなり、縮んだ部分の電位差が小さくなる。
ワッシャ型センサ400に板厚方向の力が加わり撓んだ時に、電極層403,405に上下から挟まれた部分の圧電膜402の表面には、電極層403の側に正電荷が、電極層405の側に負電荷が増加する。そこで、電極層403,405に接合されたリード線602,604(図3参照)を抵抗器等を介して相互に接続しておくと、この抵抗器等を介して電極層405から電極層403に電子が供給される。
同様に、電極層404,406に挟まれた部分の圧電膜402には、電極層404の側に負電荷が、電極層406の側に正電荷が増加する。そこで、電極層404,406に接合されたリード線603,605(図3参照)を抵抗器等を介して相互に接続しておくと、この抵抗器等を介して、上側の電極層404から下側の電極層406に電子が供給される。従って、これら抵抗器等を流れる電流を計測すると、ワッシャ型センサ400の厚み方向に加わった力の変化率、あるいは加加速度を計測することができる。
なお、板ばねプレート401は、計測範囲内の力に対しては、凹凸の高さを潰し切らないように板厚を設定することが望ましく、また、過荷重により凹凸高さゼロの平板状になっても塑性変形しないようにすることが望ましい。これにより、過荷重が加わっても壊れないワッシャ型センサ400を実現できる。
<第1実施形態の効果>
以上のように、本実施形態によるワッシャ型センサ400は、弾性部材を板状に形成して成る板ばねプレート(401)と、前記板ばねプレート(401)に接合される圧電膜プレート(410)であって、圧電膜(402)と、前記圧電膜(402)の第1の面(上面)に配置された第1の電極(403)と、前記第1の面(上面)に配置され、前記第1の電極(403)には接しない第2の電極(404)と、前記圧電膜(402)の第2の面(下面)に、前記第1の電極(403)に対向して配置された第3の電極(405)と、前記圧電膜(402)の前記第2の面(下面)に、前記第2の電極(404)に対向して配置された第4の電極(406)とを有する圧電膜プレート(410)とを有し、前記板ばねプレート(401)に衝撃が加わると、前記第1および第4の電極(403,406)が正電位または負電位のうち一方の電位(正電位)に帯電し、前記第2および第3の電極(404,405)が他方の電位(負電位)に帯電するものである。
また、前記板ばねプレート(401)は、前記第1の面(上面)から突出する側に撓んだ凸部(401a)と、前記第1の面(上面)から凹む側に撓んだ凹部(401b)とを有するものであり、前記第1および第3の電極(403,405)が前記凸部(401a)に対向し、前記第2および第4の電極(404,406)が前記凹部(401b)に対向するものである。
かかる構成により、本実施形態のワッシャ型センサ400は力の変化率、あるいは加加速度を計測することができるため、微小な衝撃であっても、比較的高レベルなインパルス状の検出信号を得ることができる。これにより、特に微小な衝撃力(例えば、電子部品のランドへの着地の際に発生する微小な衝撃力)を検出する用途に用いて好適である。このワッシャ型センサ400の出力信号レベルは、該センサ400に加わった力の変化率、すなわち加加速度に依存する要素が大きく、センサ400の受圧面積には殆ど依存しない特性を持っている。そのため、本実施形態のワッシャ型センサ400は、小型化に適している。
さらに、ワッシャ型センサ400が薄いプレートの積層体であるため軽量であり、例えば部品実装装置の吸着ノズル等に込みこんでも可動部の質量は殆ど変化せず、高速化の妨げにならない。また、本実施形態においては、センサ400の板厚方向の力により発生する電荷を利用するため、電源が不要であり、例えば、部品実装装置等を構成する複数の吸着ノズル全てにセンサ400を組込んだとしても、電源への負荷が増えないという特徴がある。
[第2実施形態]
<第2実施形態の構成>
次に、本発明の第2実施形態のワッシャ型センサについて説明する。本実施形態のワッシャ型センサは、第1実施形態のものと同様に、圧電膜プレートと、板ばねプレートとを接合して構成される。このうち、板ばねプレートは、第1実施形態に示した板ばねプレート401と同様であるため、説明を省略し、圧電膜プレートについて詳細を説明する。
図5(a)は、本実施形態における圧電膜プレート420の平面図、図5(b)は、図5(a)におけるD−D’断面図、図5(c)は底面図である。図5(a)において、圧電膜422の上面には、電極層423,424が形成されている。ここで、電極層423のうち、図中の右上部分に位置する中空扇形部423aは、電極層423の他の中空扇形部と比較して、周回方向の幅が狭く面積が約半分になっている。また、電極層424のうち、図中の右下部分に位置する中空扇形部424aも、電極層424の他の中空扇形部と比較して、周回方向の幅が狭く面積が約半分になっている。
次に、図5(c)において、圧電膜422の下面には、電極層425,426が形成されている。これらの形状は、底面視においては、第1実施形態の電極層405,406(図2(c)参照)と同様である。但し、電極層425,426は、その一部が上面側にも露出し、図5(a)に示す中空扇形部425a,426aを形成している点で、第1実施形態の電極層405,406とは異なる。図5(b)を参照すると、中空扇形部425aが形成されている部分には、圧電膜422にスルーホール(貫通孔)422aが形成されており、このスルーホール422aが導電性物質で埋められることにより、上面の中空扇形部425aと、下面の中空扇形部425b(図5(c)参照)とが一体化されている。
同様に、上面の中空扇形部426aが形成されている部分には、圧電膜422に図示せぬスルーホールが形成されており、このスルーホールが導電性物質で埋められることにより、中空扇形部426aと、下面の中空扇形部426bとが一体化されている。このように、本実施形態においては、全ての電極層423〜426の各一部を成す中空扇形部423a〜426aが、圧電膜422の上面に、一列に配列されていることが解る。
次に、図5(a)〜(c)に示す圧電膜プレート420に対して、リード線801〜804を接合した状態を、図6(a)〜(c)に示す。各リード線801〜804は、第1実施形態におけるリード線602〜605(図3参照)と同様に、長尺状の金属箔の端部を半円形状に形成して成るものである。但し、本実施形態において、リード線801〜804は、圧電膜422の上面に配列された中空扇形部423a〜426aに接続されている。
<第2実施形態の効果>
以上のように、本実施形態よるワッシャ型センサは、圧電膜(422)には貫通孔(422a)が形成されており、第2の面(下面)に配置された第3および第4の電極(425,426)の一部(425a,426a)は前記貫通孔(422a)を経由することで第1の面(上面)に露出することを特徴とするものである。
かかる構成により、本実施形態によれば、圧電膜プレート420の下面(板ばねプレート401(図1参照)との接合面)からリード線を除外できるため、圧電膜プレート420と板ばねプレート401との接合が容易になる。さらに、リード線801〜804を接続すべき中空扇形部423a〜426aを一列に配列しているため、FPC(フレキシブルプリンテッドサーキット)を利用した信号取出しにも容易に対応できる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態のワッシャ型センサについて説明する。
図7(a)は本実施形態によるワッシャ型センサ900の平面図、図7(b)はその側面図であり、図7(c)は図7(a)におけるF−F’断面図である。図7(a)において、板ばねプレート401は、第1実施形態のものと同様に形成されており、その上面には、圧電膜プレート910が接合されている。圧電膜プレート910は、第1実施形態における圧電膜プレート410(図2参照)と同様に構成されている。すなわち、圧電膜プレート910は、平板円環状の圧電膜902と、その上面に形成された電極層903,904と、下面に形成された電極層905,906(図7(c)参照)とから構成されている。
また、図7(b)において、板ばねプレート401の下面には、圧電膜プレート920が接合されている。圧電膜プレート920も、第1実施形態における圧電膜プレート410と同様に形成されている。すなわち、図7(c)に示すように、圧電膜プレート920は、平板円環状の圧電膜912と、その上面に形成された電極層915,916と、下面に形成された電極層913,914とから構成されている。このように、本実施形態においては、板ばねプレート401の上下両面に圧電膜プレート910,920が接合されているため、第1,第2実施形態と比較して、センサの出力レベルを高めることができる。
[第4実施形態]
<第4実施形態の構成>
次に、本発明の第4実施形態による部品実装装置の構成を図8を参照し説明する。なお、本実施形態は、第1〜第3実施形態による何れかのワッシャ型センサを、部品実装装置に適用したものである。
図8において、吸着ノズル1100は、基板1005に実装すべき電子部品を保持するものであり、吸着搬送装置1001は、吸着ノズル1100をz方向に移動させるものである。なお、吸着搬送装置1001は、ヘッドアクチュエータと称呼される場合もある。xビーム1002は、吸着搬送装置1001をx方向に移動させるものであり、yビーム1003は、吸着搬送装置1001をy方向に移動させるものである。処理部1004は、後述するプログラムに基づいて、吸着ノズル1100、吸着搬送装置1001、xビーム1002、yビーム1003等を制御する。
次に、吸着搬送装置1001の構成を図9を参照し説明する。
図9において、リニアアクチュエータ1401は、吸着ノズル1100(図8参照)が装着されるシャフト1102を上下方向に駆動するものであり、シャフト1102の現在位置を検出するエンコーダも内蔵している。また、詳細は後述するが、吸着ノズル1100には、第1〜第3実施形態による何れかのワッシャ型センサが装着されている。センサ信号処理部1405は、上記リニアアクチュエータのエンコーダや、吸着ノズル1100内のワッシャ型センサ等の出力信号に基づいて、リニアアクチュエータ1401、流体制御機器1402、サーボコントローラ1406等に各種コマンドを出力する。
真空ポンプ1404は真空状態を生成し、レギュレータ1403は吸着ノズル1100の空気圧を調節する。これらは、流体制御機器1402によって制御される。レギュレータ1403が空気圧を負圧にすると、電子部品が吸着ノズル1100に保持され、負圧を切ると、電子部品が離脱する。このように、電子部品の着脱は吸着ノズル1100内の気圧によって制御される。サーボコントローラ1406は、センサ信号処理部1405からのコマンドに基づいて、サーボアンプ1407を介して、リニアアクチュエータ1401を駆動制御する。
次に、図10を参照し、吸着ノズル1100の構成を説明する。図10(a)は、シャフト1102に吸着ノズル1100を装着した際の平面図であり、図10(b)はその中央断面図である。
図10(a)に示すように、シャフト1102は略円筒状に形成されている。そして、図10(b)に示すように、その途中部分は、吸着ノズル1100を装着するために、内径が大きくなっており、装着溝1102aが形成されている。
吸着ノズル1100には円環状に形成されたフランジ部1104が設けられており、フランジ部1104から下方向に円筒状のシリンダ1101が突出している。そして、シリンダ1101の下端には、テーパー状に形成された先端部1105が固定されている。このように、先端部1105をシリンダ1101に固定したタイプの吸着ノズル1100は、「ハードマウントタイプ」と呼ばれており、主として低速の部品実装装置に適用されるものである。
また、フランジ部1104から上方向に、一対の吸着ノズル着脱部1107が突出している。吸着ノズル着脱部1107は、フランジ部1104から伸びる片持ち梁構造部材であり、その先端部分がシャフト1102の装着溝1102aに嵌合する。但し、吸着ノズル着脱部1107は、完全には装着溝1102aに嵌りきっていない状態であり、これにより、吸着ノズル着脱部1107は板バネとして機能し、吸着ノズル1100をシャフト1102に押しつける方向に付勢する。また、シャフト1102の下端と、フランジ部1104との間には、ワッシャ型センサ1103が挟まれている。
このワッシャ型センサ1103は、上述した第1〜第3実施形態による何れかのワッシャ型センサ400,900である。ワッシャ型センサ1103は、若干押圧された状態でシャフト1102とフランジ部1104との間に挟まれるため、その復元力によりフランジ部1104を下方向に付勢する。このように、吸着ノズル1100は、吸着ノズル着脱部1107によって生じる上向きの力と、ワッシャ型センサ1103の復元力として発生する下向きの力が釣り合った状態で保持される。これにより、隙間のない密着状態を作り出すことができ、力の伝達遅れの発生を防止している。従って、先端部1105に下方向から僅かな衝撃が加わると、その衝撃は、直ちにセンサ1103に伝達され検出される。
<第4実施形態の動作>
次に、本実施形態の動作を図11を参照しつつ説明する。なお、同図はセンサ信号処理部1405(図9参照)において実行されるプログラムのフローチャートである。
図11のプログラムが動作する前に、処理部1004(図8参照)の制御により、吸着ノズル1100には電子部品が吸着され、リニアアクチュエータ1401は基板1005のランドの上方に位置決めされる。なお、「ランド」とは、基板1005上で電子部品を実装すべき部分を指す。より具体的には、当該部分には電極が形成されるとともに、その電極上にソルダーペーストが塗布されている。
処理部1004から、センサ信号処理部1405に対して、電子部品のマウントを指示するコマンドが送信されると、図11に示すプログラムの処理が開始される。まず、ステップ1501においては、センサ信号処理部1405からサーボコントローラ1406に対して、所定の駆動速度V1でシャフト1102を駆動するようにコマンドが出力される。このコマンドに応じて、サーボコントローラ1406は、サーボアンプ1407を介してリニアアクチュエータ1401を駆動し、電子部品を吸着した吸着ノズル1100は、上記速度V1で下方向に駆動され、ランドに接近する。
次に、処理がステップ1502に進むと、センサ信号処理部1405は、リニアアクチュエータ1401内のエンコーダからの出力信号に基づいて、予め設定した減速開始位置まで吸着ノズル1100が下降したか否かを判定する。吸着ノズル1100が未だ減速開始位置に到達していなければ、センサ信号処理部1405において「No」と判定される。この場合、処理はステップ1503に進み、リニアアクチュエータ1401の駆動速度V1は維持される。以後、ステップ1502,1503のループが繰り返される。
その後、センサ信号処理部1405にて、吸着ノズル1100が減速開始位置に到達したと判断されると、ステップ1502において「Yes」と判定され、処理はステップ1504に進む。ここでは、センサ信号処理部1405から、サーボコントローラ1406に対して、リニアアクチュエータ1401の駆動速度を、速度V1よりも低い所定の速度V2に変更するよう、コマンドが出力される。これにより、サーボコントローラ1406は、サーボアンプ1407を介して、吸着ノズル1100の降下速度をV2にまで減速させる。
次に、処理がステップ1505に進むと、吸着ノズル1100内のワッシャ型センサ1103(図10参照)から、パルス状の信号が出力されたか否かが判定される。ここで「No」と判定されると、ステップ1505の処理が繰り返される。これにより、吸着ノズル1100は、引き続き、速度V2でランドに接近してゆく。その後、吸着ノズル1100の先端に保持した電子部品がランドに衝合すると、吸着ノズル1100内のワッシャ型センサ1103に衝撃が加わり、センサ1103からパルス状の信号が出力される。
このパルス状の信号がセンサ信号処理部1405によって検出されると、ステップ1505にて「Yes」と判定され、処理はステップ1507に進む。ここでは、センサ信号処理部1405から、サーボコントローラ1406に対して、電子部品をランドへ所定長だけ押し込むように、コマンドが出力される。これにより、サーボコントローラ1406は、サーボアンプ1407を介してリニアアクチュエータ1401を駆動し、電子部品をランド内に所定長だけ押しこむ。
電子部品の押し込みが完了すると、処理はステップ1508に進む。ここでは、センサ信号処理部1405からサーボコントローラ1406を介してリニアアクチュエータ1401を停止させるようにコマンドが出力され、これによってリニアアクチュエータ1401が停止される。そして、センサ信号処理部1405は、吸着ノズル1100の負圧を切って電子部品を脱離し、リニアアクチュエータ1401により吸着ノズル1100を上昇させる。そして、吸着ノズル1100が所定の位置まで上昇した際に、電子部品の実装は終了する。
図11にて説明した動作に基づいた動作例を図12(a),(b)を参照し説明する。なお、図12(a)は吸着ノズル1100の速度チャートであり、図12(b)はワッシャ型センサ1103の出力信号の波形図である。
図12(a)において、時刻t1以前の期間では、吸着ノズル1100の速度は速度V1になっている。これは、図11においてステップ1502,1503のループが繰り返されている期間に相当する。また、時刻t1〜t2の期間においては、吸着ノズル1100の速度が減速され、速度V2になっているが、これは、図11のステップ1504において減速が開始された後、ステップ1505にて「No」と判定されるループが繰り返されている期間に相当する。
この時刻t2に至るまで、ワッシャ型センサ1103の出力信号はゼロになっているが、時刻t2においてインパルス状に立ち上がっている。この時刻t2は、電子部品がランドに衝合したタイミングであり、図11のステップ1505にて「Yes」と判定されるタイミングである。次に、時刻t2〜t3の期間には、吸着ノズル1100の速度が緩やかに低下しているが、これは図11のステップ1507が実行され電子部品がランド内に所定長だけ押しまれている期間である。時刻t3以降は、リニアアクチュエータ1401が一旦停止された後、電子部品が脱離され、吸着ノズル1100が上昇されるため、図上で負の方向に速度が増加する。
<第4実施形態の効果>
以上のように本実施形態によれば、ワッシャ型センサ1103によって微小な衝撃力を検知できるから、微小な部品の破損を未然に防止することができる。また、センサ1103はコンパクトに構成できるため、装置の大型化を抑制でき、さらにセンサ1103は軽量に構成できるため、吸着ノズル1100の位置決め精度を高くでき、外乱に対してロバストな制御系を構成できるという効果を奏する。また、吸着ノズル1100は消耗品であり、シャフト1102に対して簡単に着脱可能にすることが元々望まれている部材である。本実施形態によれば、センサ1103は、その吸着ノズル1100の装着箇所に組み込める小さなサイズと軽い質量を実現できるため、高いメンテナンス性も実現することができる。
[第5実施形態]
<第5実施形態の構成>
次に、本発明の第5実施形態による部品実装装置の構成について説明する。
本実施形態においては、第4実施形態に適用されていた吸着ノズル1100に代えて、図13に示す吸着ノズル100が適用される。但し、それ以外のハードウエア構成は第4実施形態のものと同様である。そこで、吸着ノズル100の構成を図13を参照し説明する。
図13において、シャフト1102の構成は第4実施形態のもの(図10参照)と同様である。吸着ノズル100において、フランジ部1104から上方向に一対の吸着ノズル着脱部1107が突出し装着溝1102aに装着される点、フランジ部1104から下方向に円筒状のシリンダ1101が突出している点、および、シャフト1102の下端とフランジ部1104との間にワッシャ型センサ1103(第1〜第3実施形態にて説明した何れかのワッシャ型センサ)が挟まれている点も、第4実施形態のものと同様である。
但し、本実施形態においては、先端部1105はシリンダ1101には固定されておらず、シリンダ1101の長手方向に沿って移動可能になっている。先端部1105とフランジ部1104との間には、コイルバネである緩衝バネ1106が挿入され、先端部1105を下方向に付勢している。この緩衝バネ1106は、吸着ノズル100の下降速度を高速化した際に、電子部品104がランド105に着地した時の衝撃力で破損したり、ランド105のソルダーペーストが飛び散るのを防止するためのものである。
次に、上述した吸着ノズル100の動作の概要を図14を参照し説明する。
図14(a)に示す状態では、シリンダ1101の内部は負圧になっており、先端部1105の先端部分には、電子部品104が吸着されている。そして、電子部品104は、吸着ノズル100とともに、ランド105の上方に位置している。この状態で吸着ノズル100を降下してゆくと、電子部品104がランド105に衝合する。その状態を図14(b)に示す。
ここで、緩衝バネ1106のバネ定数は小さい値に設定されている。それは、図14(b)の状態で電子部品104が破損せず、ランド105のソルダーペーストが飛び散らないようにするためである。そのため、図14(b)に示す位置から吸着ノズル100を若干降下させたとしても、降下した距離だけ緩衝バネ1106が縮み、電子部品104の位置はほとんど変化しない。さらに吸着ノズル100を降下させると、緩衝バネ1106が縮みきった状態になる。その状態を図14(c)に示す。
このように、図14(b)〜(c)に至る期間は、電子部品104はランド105には押し込まれないため、この期間中に吸着ノズル100の降下速度を減速させるための時間的な余裕ができる。従って、図14(b)に至るまでの期間は、吸着ノズル100の降下速度を相当に高めることができることになる。図14(c)の状態で吸着ノズル100をさらに下方向に押し下げると、その力は、電子部品104に直接印加されるから、電子部品104はランド105に押し込まれる。
次に、以降の説明に用いられる各種変数について、図15を参照し説明する。
吸着ノズル100を降下させてゆくと、図15(a)に示すように電子部品104がランド105に接触するが、そのタイミングにおける吸着ノズル100の凡その高さは、予め推定することができる。そのランド接触高さの推定値を「H1」という。次に、吸着ノズル100をさらに降下させると、緩衝バネ1106が縮んでゆくが、最大限縮んだ際の縮み量を「L1(図示せず)」という。
また、吸着ノズル100をさらに降下させると、図15(b)に示すように、電子部品104がランド105に押し込まれる。その押込み量を「L2(図示せず)」という。従って、ランド接触高さの推定値H1を基準として、L1+L2だけ下がった高さが、推定される停止高さであり、その高さを「Nh1」という。ところで、実際には、基板1005(図8参照)には反りなどがあり、ランド接触高さは、必ずしも推定値H1の通りにはならない。そこで、図15(c)に示す実際のランド接触高さを「H2」という。このランド接触高さH2を基準にすると、実際に目標にすべき停止高さNh2は、図15(d)に示すように、「Nh2=H2−(L1+L2)」で表されることになる。
<第5実施形態の動作>
次に、本実施形態の動作を図16を参照し説明する。
図16はセンサ信号処理部1405(図9参照)において実行されるプログラムのフローチャートである。第4実施形態の処理(図11参照)と同様に、図16のプログラムが動作する前に、処理部1004(図8参照)の制御により、吸着ノズル100には電子部品104が吸着され、リニアアクチュエータ1401は基板1005のランド105の上方に位置決めされる。
処理部1004から、センサ信号処理部1405に対して、電子部品のマウントを指示するコマンドが送信されると、図16のステップ1801〜1804の処理が実行される。これらステップの処理は第4実施形態(図11参照)のステップ1501〜1504の処理と同様である。但し、本実施形態においてステップ1804にて減速された後の吸着ノズル100の降下速度は、第4実施形態におけるステップ1504の後の速度V2よりも高速になっている。そこで、本実施形態のステップ1804において指定される降下速度を「V2’」という。
次に、処理がステップ1805に進むと、吸着ノズル100内のワッシャ型センサ1103から、パルス状の信号が出力されたか否かが判定される。ここで「No」と判定されると、ステップ1505の処理が繰り返される。これにより、吸着ノズル100は、引き続き、ランド105に接近してゆく。その後、吸着ノズル100の先端に保持した電子部品104がランド105に衝合する。これは、図14(b)(または図15(c))の状態に対応する。この時点で緩衝バネ1106は縮んではいないが、僅かな衝撃が、緩衝バネ1106を介してセンサ1103に伝達されるため、その衝撃によって、センサ1103からパルス状の信号(第1の信号)が出力される。
このパルス状の信号がセンサ信号処理部1405によって検出されると、ステップ1805にて「Yes」と判定され、処理はステップ1806に進む。センサ信号処理部1405は、パルス状の信号を検出した時点における吸着ノズル100の高さが、実際のランド接触高さH2であると認識し、このランド接触高さH2がサーボコントローラ1406へ送信される。
サーボコントローラ1406においては、事前に設定されていた推定停止高さNh1が、停止高さNh2に変更される。より具体的には、緩衝バネ1106の最大縮み量をL1、押込み量をL2としたとき、Nh2=H2−(L1+L2)になる。さらに、サーボコントローラ1406においては、吸着ノズル100を停止高さNh2で停止させるための加速度(負値)が計算される。この加速度は、ランド接触高さH2から減速を開始し、停止高さNh2にて速度がゼロになるように決定される。
一方、センサ信号処理部1405においては、サーボコントローラ1406に対して、ランド接触高さH2を送信した後、処理はステップ1807に進む。ここでは、再び、吸着ノズル100内のワッシャ型センサ1103から、パルス状の信号が出力されたか否かが判定される。ここで「No」と判定されると、ステップ1807の処理が繰り返される。その後、緩衝バネ1106が縮みきった状態になると、ランド105のソルダーペーストによる粘性によって、僅かな衝撃が、緩衝バネ1106を介してセンサ1103に伝達される。
その衝撃によって、センサ1103からパルス状の信号(第2の信号)が再び出力されると、ステップ1807において「Yes」と判定され、処理はステップ1808に進む。ここでは、センサ信号処理部1405からサーボコントローラ1406に対して、電子部品104をランド105に押込み量L2だけ押し込むように、コマンドが送信される。サーボコントローラ1406は、このコマンドに対応して、吸着ノズル100を押込み量L2だけ押し込むように、サーボアンプ1407を介してリニアアクチュエータ1401を駆動する。
電子部品の押し込みが完了すると、処理はステップ1809に進む。ここでは、センサ信号処理部1405からサーボコントローラ1406を介してリニアアクチュエータ1401を停止させるようにコマンドが出力され、これによってリニアアクチュエータ1401が停止される。そして、センサ信号処理部1405は、吸着ノズル100の負圧を切って電子部品を脱離し、リニアアクチュエータ1401により吸着ノズル100を上昇させる。そして、吸着ノズル100が所定の位置まで上昇した際に、電子部品の実装は終了する。
次に、図16にて説明した動作に基づいた動作例を図17(a),(b)を参照し説明する。なお、図17(a)は吸着ノズル100の速度チャートであり、図17(b)はワッシャ型センサ1103の出力信号の波形図である。
図17(a)において、時刻t11以前の期間にて、既に速度は速度V2’に減速されていることとする。時刻t12に至るまで、ワッシャ型センサ1103の出力信号はゼロになっているが、時刻t12においてインパルス状に立ち上がっている。この時刻t12は、電子部品104がランド105に衝合したタイミングであり、図16のステップ1805にて「Yes」と判定されるタイミングである。
上述したように、次のステップ1806では、速度を減速させるような加速度が設定されるから、図17の時刻t12〜t13の期間では、吸着ノズル100の速度が直線的に減少している。時刻t13においては、センサ1103の出力信号が再びインパルス状に立ち上がっている。この時刻t13は、緩衝バネ1106が縮みきったタイミングであり、図16のステップ1807において「Yes」と判定されるタイミングである。図17において、時刻t13〜t14の期間は、図16のステップ1808が実行され電子部品104がランド105内に押込み量L2だけ押しまれている期間である。時刻t14以降は、リニアアクチュエータ1401が一旦停止された後、電子部品104が脱離され、吸着ノズル1100が上昇されるため、図上で負の方向に速度が増加する。
<比較例とその問題点>
次に、本実施形態と比較するための比較例について説明する。この比較例のハードウエア構成は、ワッシャ型センサ1103を「用いない」点を除いて、第5実施形態と同様であることとする。従って、本比較例においても、緩衝バネ1106を内蔵した吸着ノズル100が適用される。
ワッシャ型センサ1103を用いない場合、図14(d)に示した最後の工程、すなわちランド105へ電子部品104を所定量押込む工程を実現するために、「みなし制御」と呼ばれる方法を採ることが一般的である。「みなし制御」を行うにあたっては、まず実装対象となる基板1005(図8参照)の反り量を数か所で測定して基板全体の反り量分布を推定し、基板上の各ランドの高さを算出する。その後、ランド105に電子部品104を適切な下降速度で着地させ、ランド105へ電子部品104を所定量押込んだところでZ方向のリニアアクチュエータ1401を停止させる。
近年の部品実装装置では、みなし制御と緩衝バネ付き吸着ノズル100とにより、電子部品104の破損などの回避しつつ、実装の高速化を図ってきた。しかし、実装効率向上のための基板サイズの大型化や多層配線化、薄型化などにより、ランド高さの推定値と実際のランド高さの誤差が、以前よりも大きくなりつつある。また、電子部品104の大きさが小さくなり、実装密度が高まってくると、ランド105の高さが低くなり、かつ、隣のランド105との距離が小さくなり、みなし制御での高さの推定値に、より高い精度が求められるようになっている。
以上のような事情により、望ましくない現象の発生頻度が増加している。望ましくない現象の1つは電子部品のランドへの押込み過ぎであり、もう1つは押込み不足による不良である。まず、図18を参照し、押込み過ぎについて説明する。図18に示すように、吸着ノズル100の押込み過ぎが発生すると、押込まれた電子部品104によりランド105を構成するソルダーペーストがはみ出す。その結果、隣接する電子部品との短絡が発生する場合がある。さらに、ランド105の厚みが薄い場合、電子部品104に大きな力が加わることにより電子部品104が破損する場合もある。
次に、図19を参照して押込み不足による不良について説明する。図19(a)に示すように吸着ノズル100の押込み不足が発生すると、ランド105と電子部品104との密着性不足が発生する。その結果、図19(b)に示すように、電子部品104がランド105から脱落する場合もある。このように、みなし制御と緩衝バネ付き吸着ノズル100を利用するアプローチでは、基板サイズの大型化やチップサイズの小型化に対して十分なアプローチを取ることが難しかった。
このランド高さの推定値と実際のランド高さとの違いに起因する実装不良に対して、吸着ノズル100の押圧力を計測するアプローチが考えられる。例えば、吸着ノズル100に歪センサを組み込み、押圧力が所定値以上になると、押圧を終了することが考えられる。しかし、歪センサは比較的重いため、吸着ノズル100が水平方向の高速移動から停止する際の振れは大きくなり、位置決め精度が低下する。また、吸着ノズル100は、通常は複数搭載されることから、歪センサを取り付けることによって吸着ノズル100の設置間隔が拡大し、装置が大型する等、他の望ましくない現象を発生させる場合もある。従って、高速対応の部品実装装置では、吸着ノズル内、又は吸着ノズルを着脱する部分に組込んでも装置の性能に悪影響を与えない小型で軽量なセンサが望ましいものと考えられる。
<第5実施形態の効果>
以上のように、本実施形態による部品実装装置は、部品(104)を搬送する搬送部材(100)と、前記搬送部材(100)に設けられ、前記部品(104)の搬送先(105)に前記部品(104)が衝合した際にパルス状の第1の信号を出力する検知装置(1103)と、前記第1の信号に基づいて前記搬送部材(100,1100)を制御する処理部(1405)と、を有し、前記検知装置(1103)は、第1〜第3実施形態の何れかのワッシャ型センサを有するものである。
さらに、前記搬送部材(100)は、前記部品(104)の搬送方向に伸縮する弾性体(1106)を有し、前記搬送先(105)に前記部品(104)が衝合すると、衝合による衝撃が前記弾性体(1106)を介して前記検知装置(1103)に伝達されるものである。さらに、前記処理部(1405)は、前記弾性体(1106)が縮んだ後に前記検知装置(1103)からパルス状の第2の信号が出力されると、前記搬送部材(100)の速度を変更するものである。
本実施形態は、かかる構成により、第4実施形態と同様に、ワッシャ型センサ1103によって微小な衝撃力を検知できるから、微小な部品の破損を未然に防止することができる。また、センサ1103はコンパクトに構成できるため、装置の大型化を抑制でき、さらにセンサ1103は軽量に構成できるため、吸着ノズル1100の位置決め精度を高くでき、外乱に対してロバストな制御系を構成できるという効果を奏する。また、第4実施形態の吸着ノズル1100と同様に、本実施形態の吸着ノズル100も消耗品であり、その装着箇所にセンサ1103を組み込むことにより、高いメンテナンス性も実現することができる。
さらに、本実施形態によれば、高速性を損なわずに電子部品104のランド105への押込み量の最適化を図ることが可能となり、押込み過ぎや押込み不足による不良を回避した生産性の高いシステムを提供することができる。なお、積分回路を用いて、センサ1103の出力信号を積分すれば、押圧力の計測も可能であり、最適な押圧力で電子部品104を実装することも可能になる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態による部品実装装置の構成について図20を参照し説明する。なお、図20は本実施形態の要部の外観を示す図である。
本実施形態においては、第5実施形態に適用されていたシャフト1102に代えて、図20に示すシャフト1202が適用される。シャフト1202は、吸着ノズル着脱部1107と嵌合する装着溝1202aが形成されている点等において第5実施形態のシャフト1102と同様に形成されている。但し、シャフト1202は、その下端近傍に半径方向に突出する一対の小突起1207,1208が形成されている点でシャフト1102とは異なる。
また、本実施形態においては、吸着ノズル100とワッシャ型センサ1103との間に、断面略コ字状のセンサフォルダ1302が挿入されている。本実施形態においても、シャフト1202にワッシャ型センサ1103およびセンサフォルダ1302を押し付ける力は、吸着ノズル100から伸びる吸着ノズル着脱部1107を装着溝1202aに差し込むことで発生させており、第5実施形態と同様に、隙間のない密着状態を作り出し、力の伝達遅れの発生を防止している。上記以外の点については、本実施形態の構成は第5実施形態のものと同様である。
次に、図21(a),(b)を参照し、センサフォルダ1302の詳細構成を説明する。
センサフォルダ1302は、平板円環状の底板1313と、底板1313の外周から上方向に突出する円筒状の側壁部1314とを有している。図21(a)において、側壁部1314の内壁には、上述の小突起1207,1208と遊嵌する一対の凹部1311,1312が形成されている。すなわち、センサフォルダ1302は、凹部1311,1312を小突起1207,1208に遊嵌させつつ、上下方向に若干移動することが可能になっている。これにより、ワッシャ型センサ1103の撓み量が変化した場合であっても、吸着ノズル100と、センサフォルダ1302と、ワッシャ型センサ1103と、シャフト1202との密着状態を確保することができる。
また、側壁部1314の内壁には、周回方向4等分位置に断面略コ字状の逃げ溝1307,1308,1309,1310が形成されている。ワッシャ型センサ1103は、底板1313の上面に載置され、ワッシャ型センサ1103から引き出された4本のリード線1303,1304,1305,1306が逃げ溝1307,1308,1309,1310に沿って配置される。
本実施形態によれば、ワッシャ型センサ1103をシャフト1202から着脱することが容易になるから、ワッシャ型センサの交換等のメンテナンスも容易になるという効果を奏する。なお、本実施形態においても、ワッシャ型センサ1103としては、第1〜第3実施形態の何れのワッシャ型センサも適用できるが、リード線1303,1304,1305,1306を四方に引き出すことから、特に第1,第3実施形態のものが好適である。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態による部品実装装置の構成について図22を参照し説明する。本実施形態の部品実装装置は、第6実施形態に適用された吸着搬送装置1001(図8,図9参照)に代えて、図22に示す吸着搬送装置1901が適用される。その他のハードウエア構成は、第6実施形態と同様である。
吸着搬送装置1901の内部において、リニアアクチュエータ1401は、シャフト1202を上下方向に駆動する。シャフト1202の下端には、センサフォルダ1302を介して吸着ノズル100が装着されている。真空吸着用流路1907は、シャフト1202に接続されている。本実施形態においては、シャフト1202を周回方向に回動させるロータリーアクチュエータ1906が設けられている。シャフト1202を回動させることにより、吸着ノズル100に吸着された電子部品104(図14参照)の角度を自由に設定することが可能である。
第4〜第6実施形態の部品実装装置と同様に、吸着搬送装置1901は、xビーム1002(図8参照)、yビーム1003によって基板1005の上方を移動し、吸着ノズル100の先端に吸着した電子部品104をランド105上に位置決めする。その際、必要に応じて、ロータリーアクチュエータ1906によってシャフト1202が駆動され、電子部品104の装着角度が調節される。しかる後に、吸着搬送装置1901は、リニアアクチュエータ1401によって吸着ノズル100を下降させ、電子部品104をランド105に押し込む。なお、電子部品104の着脱は、真空吸着用流路1907から供給される負圧・正圧により行われる。
本実施形態においては、ロータリーアクチュエータ1906による回動動作の中心軸は、シャフト1202に中心軸に一致している。すなわち、電子部品104を上下動させる軸と、回転軸とが同一である。これにより、本実施形態は、電子部品104を実装する際の自由度をさらに高めることができるという効果を奏する。
[変形例]
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、例えば以下のようなものである。
<ワッシャ型センサの変形例>
(1)上記各実施形態において、ワッシャ型センサ400,900等は円環状に形成されたが、ワッシャ型センサの形状は円環状に限定されるものではなく、四角形、その他の多角形など任意の形状のものを用いてよい。
(2)上記各実施形態の板ばねプレート401は、凸部401aおよび凹部401bを、各々3箇所形成したが、凸部401a,凹部401bの数は適宜増減してもよい。さらに、板ばねプレート401に代えて、凹部,凸部を有しない平板状の板ばねプレートを用いてもよい。この場合は、板ばねプレートを挟む部材(図20の例においては、シャフト1202およびセンサフォルダ1302)に、相互に噛み合うような凹凸を形成しておくと、板ばねプレートに圧力が加わった際に板ばねプレートが波状に撓むため、上記各実施形態と同様に、圧電膜プレートの出力信号から衝撃を検出することができる。
(3)上記各実施形態においては、板ばねプレート401と圧電膜プレート410,910,920との間に接着層408を設けたが、両者の絶縁を確保できれば、接着層408を除いて板ばねプレート401と圧電膜プレート410,910,920とを直接積層してもよい。
(4)上記各実施形態においては、板ばねプレート401として金属板を適用したが、弾性部材を板状に形成して成るものであれば、板ばねプレート401は金属でなくてもよい。板ばねプレート401として絶縁物を用いれば、板ばねプレート401と圧電膜プレート410,910,920との絶縁を確保する必要はなくなる。
(5)上記第2実施形態によるワッシャ型センサ(図5参照)は、圧電膜422にスルーホール422aを形成し、このスルーホール422aを介して、上面の中空扇形部425aと、下面の中空扇形部425bとを接続していた。しかし、上面の電極と下面の電極を接続する方法は、スルーホールを形成することに限られず、圧電膜422の端部(内外周の側面)に両者を接続する導体層を形成してもよい。
すなわち、本変形例によるワッシャ型センサは、第2の面(下面)に配置された第3および第4の電極(425,426)の一部(425a,426a)は圧電膜(422)の端部を経由することで第1の面(上面)に露出することを特徴とするものである。
(6)上記第3実施形態によるワッシャ型センサ900(図7参照)は、第1実施形態の圧電膜プレート410と同様に形成された圧電膜プレート910,920を板ばねプレート401の両面に接合したが、第2実施形態の圧電膜プレート420と同様に形成された2枚の圧電膜プレートを、板ばねプレート401の両面に接合してもよい。
<部品実装装置の変形例>
(1)上記実施形態において搬送・実装の対象となる「部品」とは「電子部品」を指していたが、本発明における「部品」は「電子部品」に限られるものではなく、食品や医薬品、生体試料等も含む。また、部品の「実装」も、ランドへの埋め込みなどを伴うことは必須ではなく、単純に「所定の位置に配置する」という動作も「実装」の概念に含まれる。
100,1100 吸着ノズル(搬送部材)
104 電子部品(部品)
105 ランド(搬送先)
400 センサ
400,900 ワッシャ型センサ(検知装置)
401 板ばねプレート(板ばねプレート)
401a 凹部
401b 凸部
402 圧電膜
403 電極層(第1の電極)
404 電極層(第2の電極)
405 電極層(第3の電極)
406 電極層(第4の電極)
408 接着層
410,910,920 圧電膜プレート
420 圧電膜プレート
422a スルーホール(貫通孔)
423 電極層(第1の電極)
424 電極層(第2の電極)
425 電極層(第3の電極)
426 電極層(第4の電極)
602〜605 リード線
801〜804 リード線
902 圧電膜
903〜906 電極層
912 圧電膜
913〜916 電極層
1001 吸着搬送装置
1002 xビーム
1003 yビーム
1004 処理部
1005 基板
1101 シリンダ
1102 シャフト
1103 ワッシャ型センサ(検知装置)
1104 フランジ部
1105 先端部
1106 緩衝バネ(弾性体)
1401 リニアアクチュエータ
1402 流体制御機器
1403 レギュレータ
1404 真空ポンプ
1405 センサ信号処理部(処理部)

Claims (7)

  1. 弾性部材を板状に形成して成る板ばねプレートと、
    前記板ばねプレートに接合される圧電膜プレートであって、圧電膜と、前記圧電膜の第1の面に配置された第1の電極と、前記第1の面に配置され、前記第1の電極には接しない第2の電極と、前記圧電膜の第2の面に、前記第1の電極に対向して配置された第3の電極と、前記圧電膜の前記第2の面に、前記第2の電極に対向して配置された第4の電極とを有する圧電膜プレートと
    を有し、前記板ばねプレートに衝撃が加わると、前記第1および第4の電極が正電位または負電位のうち一方の電位に帯電し、前記第2および第3の電極が他方の電位に帯電する衝撃センサにおいて、
    前記板ばねプレートは、前記第1の面から突出する側に撓んだ凸部と、前記第1の面から凹む側に撓んだ凹部とを有することを特徴とする衝撃センサ
  2. 前記第1および第3の電極が前記凸部に対向し、前記第2および第4の電極が前記凹部に対向する
    ことを特徴とする請求項1に記載の衝撃センサ。
  3. 前記圧電膜には貫通孔が形成されており、
    前記第2の面に配置された前記第3および第4の電極の一部は前記貫通孔を経由することで前記第1の面に露出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の衝撃センサ。
  4. 前記第2の面に配置された前記第3および第4の電極の一部は前記圧電膜の端部を経由することで前記第1の面に露出する
    ことを特徴とする請求項2に記載の衝撃センサ。
  5. 部品を搬送する搬送部材と、
    前記搬送部材に設けられ、前記部品の搬送先に前記部品が衝合した際にパルス状の第1の信号を出力する検知装置と、
    前記第1の信号に基づいて前記搬送部材を制御する処理部と、
    を有し、前記検知装置は、請求項1ないし4の何れか一項に記載の衝撃センサを有することを特徴とする部品実装装置。
  6. 前記搬送部材は、前記部品の搬送方向に伸縮する弾性体を有し、前記搬送先に前記部品が衝合すると、衝合による衝撃が前記弾性体を介して前記検知装置に伝達される
    ことを特徴とする請求項5に記載の部品実装装置。
  7. 前記処理部は、前記弾性体が縮んだ後に前記検知装置からパルス状の第2の信号が出力されると、前記搬送部材の速度を変更する
    ことを特徴とする請求項6に記載の部品実装装置。
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