JP2020150187A - 部品搭載装置および部品搭載方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品の搭載層数が大きくなってもノズルの下降ストロークが影響を受けないようにすることができる部品搭載装置および部品搭載方法を提供することを目的とする。【解決手段】搭載ヘッド12によってn層目の部品3が搭載されたとき、その搭載されたn層目の部品3の厚さ方向寸法を厚さ方向寸法T(n)として検出する。そして、n層目の部品3の厚さ方向寸法T(n)を検出した後、そのn層目の部品3の上面に次の部品3である(n+1)層目の部品3が搭載される前に、検出したn層目の部品3の厚さ方向寸法T(n)だけ、搭載ヘッド12に対するステージ11の位置を相対的に移動(下降)させて、搭載ヘッド12に対するステージ11の間隔Dを広げる。【選択図】図7

Description

本発明は、部品の上面に更に部品を搭載して積層していく部品搭載装置および部品搭載方法に関する。
従来、ステージの上方でノズルを昇降させることにより、ノズルの下端に吸着した部品をステージの上面側に搭載し、その搭載した部品の上面に更に部品を搭載して積層していく部品搭載装置が知られている。このような部品搭載装置では、部品を搭載するごとに最上層の部品の上面の高さが次第に高くなっていかないようにするため、部品を搭載するごとに、部品の厚さ方向寸法の設計値に実際の部品の厚さ方向寸法のばらつきを勘案して設定した下降量だけ、ステージを下方に移動させるようにしている(例えば、下記の特許文献1)。
特開2011−77173号公報
しかしながら、設定した下降量が部品の実際の厚さ方向寸法よりも大きめに設定されていた場合には、部品の層数が大きくなるにつれて部品搭載面(最上層の部品の上面)の高さは高くなっていき、ノズルの下降ストロークに制限が生じるおそれがあった。反対に、設定した下降量が部品の実際の厚さ方向寸法よりも小さめに設定されていた場合には、部品の層数が大きくなるにつれて部品搭載面の高さは低くなっていき、部品を搭載する際のノズルの下降ストロークが必要以上に増大して生産タクトが低下するおそれがあった。
そこで本発明は、部品の搭載層数が大きくなってもノズルの下降ストロークが影響を受けないようにすることができる部品搭載装置および部品搭載方法を提供することを目的とする。
本発明の部品搭載装置は、ステージと、前記ステージの上方でノズルを昇降させて前記ノズルの下端に吸着した部品を前記ステージの上面側に搭載し、その搭載した部品の上面に更に部品を搭載して積層していく搭載ヘッドと、前記搭載ヘッドによって部品が搭載されたとき、その搭載された部品の厚さ方向寸法を検出する厚さ方向寸法検出部と、前記厚さ方向寸法検出部によって部品の厚さ方向寸法が検出された後、その部品の上面に次の層の部品が搭載される前に、前記厚さ方向寸法検出部によって検出された部品の厚さ方向寸法だけ、前記搭載ヘッドに対する前記ステージの位置を相対的に移動させて前記搭載ヘッドに対する前記ステージの間隔を広げる間隔変更手段とを備えた。
本発明の部品搭載方法は、ステージと、前記ステージの上方でノズルを昇降させて前記ノズルの下端に吸着した部品を前記ステージの上面側に搭載し、その搭載した部品の上面に更に部品を搭載して積層していく搭載ヘッドとを備えた部品搭載装置による部品搭載方法であって、前記搭載ヘッドによって部品が搭載されたとき、その搭載された部品の厚さ方向寸法を検出する厚さ方向寸法検出工程と、前記厚さ方向寸法検出工程で部品の厚さ方向を検出した後、その部品の上面に次の部品が搭載される前に、前記厚さ方向寸法検出工程で検出した部品の厚さ方向寸法だけ、前記搭載ヘッドに対する前記ステージの位置を相対的に移動させて前記搭載ヘッドに対する前記ステージの間隔を広げる間隔変更工程とを含む。
本発明によれば、部品の搭載層数が大きくなってもノズルの下降ストロークが影響を受けないようにすることができる。
本発明の一実施の形態における部品搭載装置の概略構成図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品搭載装置が備える搭載ヘッドのノズルの下降の様子を示す図 (a)(b)(c)本発明の一実施の形態における部品搭載装置により部品を部品搭載面に搭載する過程を示す図 (a)(b)本発明の一実施の形態における部品搭載装置により部品が部品搭載面に搭載される過程において部品のバンプが部品搭載面に接地する様子を示す図 本発明の一実施の形態における部品搭載装置が実行する部品搭載作業の手順を示すフローチャート (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における部品搭載装置の動作説明図 (a)(b)(c)(d)本発明の一実施の形態における部品搭載装置の動作説明図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態における部品搭載装置1を示している。部品搭載装置1は、基板2の上に部品3を搭載し、その搭載した部品3の上に更に部品3を搭載して1層目の部品3、2層目の部品3、・・・、n層目の部品3、・・・と積層していく装置である。
図1において、部品搭載装置1は、ステージ11、搭載ヘッド12、ヘッド移動機構13および間隔変更部を備えている。ステージ11は内部に真空チャック機構(図示せず)を備えており、上面に載置された基板2を真空吸引してその基板2を保持する。
図1において、搭載ヘッド12は下方に向けて延びたノズル12aを備えている。搭載ヘッド12は、内部に設けられたノズル駆動機構(図示せず)によってノズル12aを昇降および上下軸回りに回転させることができる。また、搭載ヘッド12は、内部に設けられた吸着機構(図示せず)によって、ノズル12aの下端に吸着力を発生させることができる。ヘッド移動機構13は搭載ヘッド12を水平面内方向に移動させる。
搭載ヘッド12は、下端に部品3を吸着したノズル12aをステージ11の上方で昇降させることで、ステージ11側の部品搭載面に部品3を搭載する。部品搭載面は、1層目の部品3については基板2の上面であり、2層目以降の部品3については、基板2に搭載された部品3の上面である。搭載ヘッド12は、超音波振動子を備えてノズル12aを超音波振動させ、これにより部品3を基板2または部品3に超音波接合するタイプのもの(超音波ヘッド)であってもよい。
間隔変更部は、ステージ11を搭載ヘッド12に対して上下方向に相対移動させることで、搭載ヘッド12に対するステージ11の間隔D(図1)を変更する。ステージ11を搭載ヘッドに対して上下方向に相対移動させるには、ステージ11に対して搭載ヘッド12を上下方向に移動させる構成とすることもできるが、本実施の形態では、搭載ヘッド12に対してステージ11を上下方向に移動させる構成となっている。
図1において、本実施の形態において、部品3は下面に複数のバンプ3Bを備えている。一方、部品3の上面側にはバンプ3Bと電気的に繋がる図示しない端子部が設けられている。部品3の上面側の端子部には、部品3の上面を部品搭載面として搭載された他の部品3が有するバンプ3Bが接合される。部品3は図示しない部品供給装置によって、バンプ3Bを下方に向けた状態で搭載ヘッド12に供給される。搭載ヘッド12はノズル12aの下端を部品3の上面に接触させてその部品3を吸着する(図1)。
図1において、部品搭載装置1が備える制御装置15は、ステージ11が備える前述の真空チャック機構による基板2の保持動作と、搭載ヘッド12によるノズル12aの昇降および回転動作並びにノズル12aを介した部品3の吸着動作を制御する。また制御装置15は、ヘッド移動機構13による搭載ヘッド12の移動動作と、間隔変更部によるステージ11の移動動作を制御する。
図1において、搭載ヘッド12には、ノズル位置センサ21と押圧センサ22が備えられている。ノズル位置センサ21は、搭載ヘッド12を基準としたノズル12aの下端の位置(ノズル下端位置NK。図1)を検出する。ノズル位置センサ21が検出したノズル下端位置NKのデータは制御装置15に送られる。押圧センサ22は例えば圧電素子から成り、ノズル12aの下端に作用する上方への押圧力が一定の値以上になった状態を検出したとき、押圧力検出信号を制御装置15に送信する。
搭載ヘッド12は、ノズル12aを下降させる際、ノズル12aを基準位置(下降開始前の位置)から所定の第1の下降速度V1で所定距離L1だけ下降させた後(図2(a)→図2(b))、下降速度を第1の下降速度V1よりも低速の第2の下降速度V2に速度を切り替えたうえで、更に、予め定められた距離(サーチ距離L2)だけ下降させる(図2(b)→図2(c))。そして、ノズル12aによって部品3を部品搭載面に搭載させる場合には、ノズル12aの下降速度が第2の下降速度V2に切り替わった後に、部品3(バンプ3B)が部品搭載面に接地するように、基準位置に位置したノズル12aの下端と部品搭載面との間の上下方向間隔(搭載開始前間隔TS)。図3(a))が設定される。このようにすれば、部品3の搭載時にバンプ3Bが部品搭載面から受ける衝撃が緩和され、部品搭載面上の目標位置からの部品3の位置ずれが起きにくくなって、部品3の搭載精度を高めることができるからである。
ここで、上記のように、ノズル12aの下降速度が第2の下降速度V2に切り替わった後に、部品3が部品搭載面に接地するようにするためには、部品3の厚さ方向寸法をTとした場合(図3(a),(b),(c))、搭載開始前間隔TSは、
L1+T<TS<L1+T+L2 ・・・ (1)
の範囲内にあることが必要である。搭載開始前間隔TSが上記式(1)の範囲内にある場合、ノズル12aは基準位置から第1の下降速度V1で下降を始めた後、所定距離L1だけ下降したところで下降速度を第2の下降速度V2に減速し(図3(a)→図3(b))、その減速した第2の下降速度V2でサーチ距離L2を下降し終える前の下降距離L3(<L2)だけ下降したところで(図3(b)→図3(c))、部品3が部品搭載面に接地する(図3(c))。
ノズル12aの下降動作によって部品3が部品搭載面に接地すると、その接地の際にノズル12aが部品搭載面から受ける上方への押圧力(反力)が前述の押圧センサ22によって検出されるので、制御装置15は部品3が部品搭載面に接地したことを検知できる。制御装置15は、部品3が部品搭載面に搭載されたことを検知したら、搭載ヘッド12によるノズル12aの下降動作を停止させ、所定の押圧プロファイルで部品3に押圧荷重を与えつつ、ノズル12aによる部品3の吸着を解除する。そして、部品3の押圧が終了したら、ノズル12aを基準位置に復帰させる。なお、ノズル12aを基準位置に復帰させる際には、ノズル12aの下端に正圧を与えて吸着破壊ブローを行うようにしてもよい。
ここで、上記「所定の押圧プロファイル」とは、例えば、部品3の押圧開始後、一定の時間をかけて目標荷重まで加圧した後、更に一定の時間、その荷重を保持するようなプロファイルである。なお、搭載ヘッド12が超音波ヘッドであれば、上記所定のプロファイルで押圧荷重を加えると同時に、所定の出力プロファイルで超音波振動を与える。この場合の「所定の出力プロファイル」とは、例えば、電圧の印加開始後、一定の時間をかけて出力を目標値まで上げた後、更に一定の時間、その出力を保持するようなプロファイルである。
一方、制御装置15は、ノズル12aがサーチ距離L2を下降し終えた後においても押圧センサ22から押圧力検出信号の送信を受けなかった場合には、部品3が部品搭載面に接地しなかったと判断する。そして、部品3の吸着ミス或いは吸着した部品3の落下が発生したとして、作業者に対して所要のエラー報知を行い、必要があれば、部品3の搭載動作を停止させる。
図1において、制御装置15は、間隔変更制御部15a、搭載面高さ検出部15b、ノズル下端高さ算出部15cおよび厚さ方向寸法検出部15dを備えている。間隔変更制御部15aは、間隔変更部の作動を制御し、搭載ヘッド12に対してステージ11を上下方向に移動させることによって、搭載ヘッド12に対するステージ11の間隔Dを変更する。
搭載面高さ検出部15bは、搭載ヘッド12によってn層目の部品3が部品搭載面に搭載されるとき、そのn層目の部品3の部品搭載面となる(n−1)層目の部品3の上面の基準面ML(部品搭載装置1に固定された水平面)からの高さを「搭載面高さKT(n)」(図1)として検出する。この搭載面高さKT(n)は、搭載しようとする部品3が1層目の部品3であるとき(n=1)は、基準面MLからの基板2の上面の高さとなる(図1参照)。
図4(a),(b)は、部品搭載装置1により部品3が部品搭載面に搭載される過程において部品3のバンプ3Bが部品搭載面に接地する様子を示している。ノズル下端高さ算出部15cは、搭載ヘッド12によってn層目の部品3が部品搭載面に搭載されたときのノズル12aの下端の基準面MLからの高さを「搭載時ノズル下端高さHN(n)」(図4(b))として算出する。搭載時ノズル下端高さHN(n)は、基準面MLから搭載ヘッド12までの高さとして既知の値「搭載ヘッド高さHT」(図1および図4(a),(b))と、n層目の部品3が部品搭載面に搭載された状態でノズル位置センサ21によって検出されるノズル下端位置NKである「搭載時のノズル下端位置NK(n)」(図4(b))とに基づいて、式
HN(n)=HT−NK(n)
より算出される(図4(b))。
厚さ方向寸法検出部15dは、搭載ヘッド12によって搭載されたn層目の部品3の上面とそのn層目の部品3が搭載された面である部品搭載面との間の上下方向距離に基づいて、n層目の部品3の厚さ方向寸法を「厚さ方向寸法T(n)」(図4(b))として検出する。具体的には、搭載面高さ検出部15bにより検出された前述の搭載面高さKT(N)と、ノズル下端高さ算出部15cにより算出された搭載時ノズル下端高さHN(n)とに基づき、
T(n)=HN(n)−KT(n)
より算出する(図4(b))。なお、図4(b)はn=1の場合の例を示している。
次に、図5のフローチャートを用いて、部品搭載装置1が実行する部品搭載作業の実行手順(部品搭載方法)を説明する。部品搭載作業では、制御装置15は先ず、間隔変更制御部15aから間隔変更部を制御して、搭載ヘッド12に対するステージ11の位置を初期位置に位置させる(ステップST1。図6(a))。ここで「ステージ11の初期位置」とは、1層目の部品3が基板2の上面に搭載される際のステージ11の位置であり、基準位置に位置したノズル12aの下端と部品搭載面(ここでは基板2の上面)との間の上下方向間隔である搭載開始前間隔TSが前述の式(1)の範囲内となる位置である。
制御装置15は、ステージ11を初期位置に位置させたら、制御装置15内の層数カウンタをn=1に設定したうえで(ステップST2)、前述の図示しない部品供給装置によって搭載ヘッド12に部品3を供給し、ノズル12aの下端に部品3を吸着させる(ステップST3)。制御装置15は、ノズル12aの下端に部品3を吸着させたら、ヘッド移動機構13によって搭載ヘッド12をステージ11の上方に移動させる(ステップST4。図6(a))。
制御装置15は、搭載ヘッド12をステージ11の上方に移動させたら、ノズル12aを下降させる(図6(a)→図6(b))。ノズル12aの下降によって、部品3のバンプ3Bが、減速された第2の下降速度V2で部品搭載面に接地したら、部品3を部品搭載面である基板2の上面に所定の押圧プロファイルの押圧荷重で押圧して搭載しつつ、ノズル12aによる部品3の吸着を解除する(ステップST5。図6(b))。そして、これにより1層目の部品3が部品搭載面に搭載されたら、1層目の部品3の厚さ方向寸法T(n=1)を検出する(厚さ方向寸法検出工程。ステップST6)。
厚さ方向寸法検出工程では、先ず、1層目の部品3の搭載面高さKT(1)を、搭載面高さ検出部15bによって検出する(ステップST6a)。そして、搭載面高さKT(1)を算出したら、1層目の部品3が搭載されたときの搭載時ノズル下端高さHN(n=1)を検出する(ステップST6b)。制御装置15は、搭載時ノズル下端高さHN(1)を検出したら、ステップST6aで算出した搭載面高さKT(1)とステップST6bで検出した搭載時ノズル下端高さHN(1)とに基づいて、1層目の部品3の厚さ方向寸法T(n=1)をT(1)=HN(1)−KT(1)により算出する(ステップST6c)。
制御装置15は、ステップST6で1層目の部品3の厚さ方向寸法T(1)を検出したら、ノズル12aを上昇させる(図6(b)→図6(c)。ステップST7)。これによりノズル12aが元の位置に戻ったら、制御装置15は、間隔変更制御部15aから間隔変更部を制御することによって、次の(2層目の)部品3を搭載する前に、ステップST6で検出した1層目の部品3の厚さ方向寸法T(1)だけステージ11を下降させて(図6(c)→図6(d))、搭載ヘッド12に対するステージ11の間隔Dを広げる(間隔変更工程。ステップST8)。
上記ステップST8の工程により、次に搭載する2層目の部品3の部品搭載面である1層目の部品3の上面の高さKT(2)は、1層目の部品3の部品搭載面であった基板2の上面の高さKT(1)と同じ高さとなる(すなわちKT(2)=KT(1))。これにより、1層目の部品3の搭載後(2層目の部品3の搭載前)における搭載開始前間隔TSは、1層目の部品3の搭載前と同じ搭載開始前間隔TSに維持される。(図6(a)および図6(d))
制御装置15は、ステージ11と搭載ヘッド12との間隔Dを広げたら、層数カウンタnがn=N(Nは搭載しようとしている部品3の総層数。N≧2)であるか否かを判断する(ステップST9)。そして、n≠Nであれば層数カウンタをn=n+1としたうえで(ステップST10)、ステップST3に戻る。一方、n=Nであれば一連の搭載工程を終了するが、ここではn=1である(n≠Nである)ので、ステップST10において層数カウンタをn=n+1(=2)としたうえで、ステップST3に戻る。
ステップST3に戻ったら、n層目の部品3を搭載する。n層目の部品3の搭載では、搭載ヘッド12はノズル12aの下端に部品3を吸着させた後(ステップST3)、ステージ11の上方に移動したうえで(ステップST4。図7(a))、ノズル12aを下降させることによって(図7(a)→図7(b))、部品3を部品搭載面である(n−1)層目の部品3の上面に搭載する(ステップST5。図7(b))。これによりn層目の部品3が部品搭載面である(n−1)層目の部品3の上面に搭載されたら、n層目の部品3の厚さ方向寸法T(n)を検出する(厚さ方向寸法検出工程。ステップST6)。
制御装置15は、ステップST6でn層目の部品3の厚さ方向寸法T(n)を検出したら、ノズル12aによる部品3の吸着を解除したうえでノズル12aを上昇させ(図7(b)→図7(c)。ステップST7)、ノズル12aが元の位置に戻ったら、次の部品3、すなわち(n+1)層目の部品3を搭載する前に、ステップST6で検出したn層目の部品3の厚さ方向寸法T(n)だけステージ11を下降させて(図7(c)→図7(d))、搭載ヘッド12に対するステージ11の間隔Dを広げる(間隔変更工程。ステップST8)。
上記ステップS8の工程により、次に搭載する(n+1)層目の部品3の部品搭載面であるn層目の部品3の上面の高さKT(n+1)は、n層目の部品3の部品搭載面であった(n−1)の部品3の上面の高さKT(n)と同じ高さとなる(すなわちKT(n+1)=KT(n))。これにより、n層目の部品3の搭載後(n+1層目の部品3の搭載前)における搭載開始前間隔TSは、n層目の部品3の搭載前と同じ搭載開始前間隔TSに維持される(図7(a)および図7(d))。
制御装置15は、ステージ11と搭載ヘッド12との間隔Dを広げたら、層数カウンタnがn=Nであるか否かを判断する(ステップST9)。そして、n≠Nであれば層数カウンタをn=n+1としたうえで(ステップST10)、ステップST3に戻る。一方、n=Nであれば、一連の搭載工程を終了する。
このように、本実施の形態では、搭載ヘッド12によってn層目の部品3が接地されたとき、そのn層目の部品3の厚さ方向寸法を厚さ方向寸法T(n)として検出(すなわちn層目の部品3の厚さを実測)し、搭載ヘッド12によって(n+1)層目の部品3が搭載される前に、間隔変更部14によって、検出した厚さ方向寸法T(n)だけ、搭載ヘッド12に対するステージ11の間隔Dを広げるようになっている。このように本実施の形態において、間隔変更部14は、厚さ方向寸法検出部15dによって部品3の厚さ方向寸法が検出された後、その部品3の上面に次の層の部品3が搭載される前に、厚さ方向寸法検出部15dによって検出された部品3の厚さ方向寸法だけ、搭載ヘッド12に対するステージ11の位置を相対的に移動させて搭載ヘッド12に対するステージ11の間隔を広げる間隔変更手段として機能するようになっている。
本実施の形態では、部品3を搭載するごとに搭載ヘッド12に対してステージ11を下げていく下降量が、部品搭載面に実際に搭載された部品3の厚さ方向寸法が実測されてその都度設定されるので、下降量に部品3の設計値や部品3ごとの寸法ばらつきの影響が入る余地がない。また、部品3が部品搭載面に搭載されるとき、バンプ3Bが潰れて厚さ方向の寸法が設計値に対して大きく変わる場合であっても、その影響を受けない。このため搭載される部品3の層数によらず、基準位置に位置したノズル12aの下端と部品搭載面との間の上下方向間隔(搭載開始前間隔TS)は同じ間隔に維持されて不変となる。また、これにより、ノズル12aの部品搭載時の下降ストロークは影響を受けず、部品3を吸着したノズル12aが第2の下降速度V2で下降している間に部品3を部品搭載面に接地させるという動作を継続することができるので、部品3の高い搭載精度を維持できる。
以上説明したように、本実施の形態における部品搭載装置1(部品搭載方法)では、搭載した部品3の厚さ方向寸法を実測し、その実測した厚さ方向寸法だけ搭載ヘッド12に対するステージ11の間隔Dを広げるようにしているので、部品3の搭載層数が大きくなってもノズル12aの下端と部品搭載面との間隔は変化せず、ノズル12aの部品搭載時の下降ストロークは影響を受けないので、安定した部品搭載を行うことができる。
これまで本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上述したものに限定されず、種々の変形等が可能である。例えば、上述の実施の形態では、厚さ方向寸法検出部15dによって検出された部品3の厚さ方向寸法だけ搭載ヘッド12に対するステージ11の間隔Dを広げる間隔変更部は、搭載ヘッド12に対してステージ11を上下方向に移動させることで間隔Dを変更する構成となっていたが、ステージ11に対して搭載ヘッド12を上下方向に移動させることで間隔Dを変更するようになっていてもよい。このような構成であっても上述の実施の形態の場合と同様の効果を得ることができる。
部品の搭載層数が大きくなってもノズルの下降ストロークが影響を受けないようにすることができる部品搭載装置および部品搭載方法を提供する。
1 部品搭載装置
3 部品
11 ステージ
12 搭載ヘッド
12a ノズル
14 間隔変更部(間隔変更手段)
15d 厚さ方向寸法検出部
V1 第1の下降速度
V2 第2の下降速度

Claims (6)

  1. ステージと、
    前記ステージの上方でノズルを昇降させて前記ノズルの下端に吸着した部品を前記ステージの上面側に搭載し、その搭載した部品の上面に更に部品を搭載して積層していく搭載ヘッドと、
    前記搭載ヘッドによって部品が搭載されたとき、その搭載された部品の厚さ方向寸法を検出する厚さ方向寸法検出部と、
    前記厚さ方向寸法検出部によって部品の厚さ方向寸法が検出された後、その部品の上面に次の層の部品が搭載される前に、前記厚さ方向寸法検出部によって検出された部品の厚さ方向寸法だけ、前記搭載ヘッドに対する前記ステージの位置を相対的に移動させて前記搭載ヘッドに対する前記ステージの間隔を広げる間隔変更手段とを備えた部品搭載装置。
  2. 前記厚さ方向寸法検出部は、前記搭載ヘッドによって搭載された部品の上面とその部品が搭載された面である部品搭載面との間の上下方向距離に基づいて部品の厚さ方向寸法を検出する請求項1に記載の部品搭載装置。
  3. 前記ノズルは、第1の下降速度で所定距離だけ下降した後、前記第1の下降速度よりも低速の第2の下降速度で更に下降して部品を搭載するようになっており、部品を吸着した前記ノズルは前記第2の下降速度で下降している間に部品を部品搭載面に接地させる請求項1または2に記載の部品搭載装置。
  4. ステージと、前記ステージの上方でノズルを昇降させて前記ノズルの下端に吸着した部品を前記ステージの上面側に搭載し、その搭載した部品の上面に更に部品を搭載して積層していく搭載ヘッドとを備えた部品搭載装置による部品搭載方法であって、
    前記搭載ヘッドによって部品が搭載されたとき、その搭載された部品の厚さ方向寸法を検出する厚さ方向寸法検出工程と、
    前記厚さ方向寸法検出工程で部品の厚さ方向を検出した後、その部品の上面に次の部品が搭載される前に、前記厚さ方向寸法検出工程で検出した部品の厚さ方向寸法だけ、前記搭載ヘッドに対する前記ステージの位置を相対的に移動させて前記搭載ヘッドに対する前記ステージの間隔を広げる間隔変更工程とを含む部品搭載方法。
  5. 前記厚さ方向寸法検出工程において、前記搭載ヘッドによって搭載された部品の上面とその部品が搭載された面である部品搭載面との間の上下方向距離に基づいて部品の厚さ方向寸法を検出する請求項4に記載の部品搭載方法。
  6. 前記ノズルは、第1の下降速度で所定距離だけ下降した後、前記第1の下降速度よりも低速の第2の下降速度で更に下降して部品を搭載するようになっており、部品を吸着した前記ノズルは前記第2の下降速度で下降している間に部品を部品搭載面に接地させる請求項4または5に記載の部品搭載方法。
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