JP3369877B2 - ボンディングユニット - Google Patents

ボンディングユニット

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JP3369877B2
JP3369877B2 JP30573196A JP30573196A JP3369877B2 JP 3369877 B2 JP3369877 B2 JP 3369877B2 JP 30573196 A JP30573196 A JP 30573196A JP 30573196 A JP30573196 A JP 30573196A JP 3369877 B2 JP3369877 B2 JP 3369877B2
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幸 西尾
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    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
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    • H01L24/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors

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  • Die Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイボンダにおい
て、ピックアップした半導体ペレット(チップ)を基板
やヒートシンクなどに所定の圧力でボンディングするボ
ンディングユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ボンディングにおける加圧コントロール
部を構成するボンディングユニットとして、特開平1−
291493号公報に記載のものが知られている。この
ボンディングユニットは、昇降機構により昇降するフレ
ームと、フレームのホルダ部に上下方向に摺動自在に保
持されるボンディングヘッドとを備えると共に、フレー
ムとボンディングヘッドとの間に、ボンディングヘッド
を互に相反する方向に付勢する加圧ばねおよびバランス
ばねを備えている。バランスばねは、ボンディングヘッ
ドを上方に付勢して、ボンディングヘッドの自重を相殺
し、ボンディングの際にボンディングヘッドの自重が影
響しないようにしている。また、加圧ばねは、フレーム
を介してボンディングヘッドが下降し、吸着したペレッ
トがヒートシンクなどに突き当たった時点から伸張し始
めて、ボンディングヘッドを下方に付勢する。この加圧
ばねによる付勢が、ボンディング圧力(荷重)としてペ
レットに作用し、ペレットをヒートシンクに適切な圧力
でボンディングすることになる。
【0003】したがって、ペレットが、ヒートシンクに
突き当たった状態から停止するまでのフレームの下降ス
トロークと、加圧ばねのばね定数とによりボンディング
圧力が決定する。この場合、ボンディング圧力は、ペレ
ットとヒートシンクとの間に介在させるハンダや接着剤
の種別により、またペレットの接触面積により区々とな
り、且つ高いものから低いものまでその範囲はかなり広
くなる。このため、ばね定数の異なる複数の加圧ばねを
用意しておき、これを適宜交換する必要があるが、上記
公報に記載のボンディングユニットでは、加圧ばねの一
端をモータにより伸縮させ、加圧ばねを交換することな
く、ボンディング圧力を広い範囲で調整できるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のボン
ディングユニットでは、単一の加圧ばねにより、ボンデ
ィング圧力を広い範囲で調整できるが、構造が複雑にな
ると共に、その前提として、加圧ばねがばねストローク
の極めて長いものである必要があり、ボンディングユニ
ットが大型化する不具合があった。もちろん、加圧ばね
にばねストロークの短いものを用いれば、ボンディング
ユニットが小型化することができるが、かかる場合に
は、加圧ばねの交換が必要となり、取扱いが煩雑になる
不具合があった。また、ボンディングヘッドの自重の影
響は排除することができるが、加圧ばねの自重の影響は
排除することができなかった。
【0005】本発明は、極めて単純な構造で且つ部品交
換を必要とすることなく、ボンディング圧力を広い範囲
で且つ精度良く調整することができるボンディングユニ
ットを提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のボンディングユ
ニットは、昇降手段により昇降するヘッドホルダと、ヘ
ッドホルダに上下方向に摺動自在に支持したボンディン
グヘッドと、ボンディングヘッドに固定したアームと、
アームに水平に取り付けた第1マグネットと、ヘッドホ
ルダに取り付けられ、第1マグネットの上方に同極同士
を対向させて配置した第2マグネットと、ヘッドホルダ
に取り付けられ、第1マグネットの下方に同極同士を対
向させて配置した第3マグネットとを備えたことを特徴
とする。
【0007】この構成によれば、第1マグネットと第3
マグネットとの間に生ずる反発力が、アームを介してボ
ンディングヘッドを浮き上がらせる方向に作用するた
め、ヘッドホルダに摺動自在に支持されたボンディング
ヘッドの自重と、この反発力とが釣り合う。このため、
ボンディングの際に、ボンディングヘッドの自重の影響
(慣性などを含む)を排除することができる。一方、昇
降手段により、ボンディングヘッドがヘッドホルダと共
に下降してゆく過程で、ボンディングヘッドに吸着した
ペレットが被ボンディング対象物に突き当たると、ボン
ディングヘッドを残してヘッドホルダのみが下降し、や
がて停止する。すると、静止側の第1マグネットに移動
側の第2マグネットが十分に接近し、両者間に一定の反
発力が生ずる。この反発力は、第1マグネットからアー
ムを介してボンディングヘッドを下方に付勢し、ボンデ
ィング圧力(荷重)としてペレットに作用する。この場
合、ボンディング圧力は、第1、第2両マグネットの磁
束密度と両マグネットの離間距離とで決定する。両マグ
ネットの磁束密度は一定しているため、装置が必要とす
る最大のボンディング圧力に比して十分な磁力を有する
両マグネットを搭載すれば、両マグネットの離間距離、
すなわちヘッドホルダの下降ストロークでボンディング
圧力が決定する。したがって、予め下降ストロークと両
マグネットの反発力との関係(常に一定している)を計
測しておけば、ゼロから必要最大圧力までの範囲で、任
意のボンディング圧力の調整が可能になる。また、マグ
ネットは、従来のばねと異なり部材間(ヘッドホルダと
ボンディングヘッド間)に跨って配設されるものではな
いため、ばね自体の自重の影響も排除することができ
る。
【0008】この場合、第2マグネットが第1マグネッ
トから受ける反発力を検出する圧力センサを、更に備え
ることが好ましい。
【0009】この構成によれば、圧力センサを利用し
て、後述するように警報を発することができると共に、
ボンディング圧力のゼロおよびゼロからの立上り、更に
所定のボンディング圧力が加わっているか否かなどの検
出を行うことができる。ゼロからの立上りを利用すれ
ば、ボンディング圧力が加わってからのヘッドホルダの
下降ストロークを制御でき、ボンディング対象物および
被ボンディング対象物に厚みのばらつきなどがあって
も、ボンディング圧力を精度良く加えることとができ
る。もちろん、この検出結果をヘッドホルダの下降動作
にフィードバックすれば、ボンディング圧力の精度を、
より高めることができる。また、ハンダの供給不良、ご
みの噛み込みなども検出することができる。
【0010】この場合、圧力センサには警報手段が接続
されており、警報手段は、圧力センサの検出値が所定の
圧力値を越えた場合に、警報を行うことが好ましい。
【0011】適切なボンディングを行うためには、ボン
ディング圧力が所定の値(範囲)になる必要があり、こ
れを越えた場合には装置側或いは被ボンディング対象物
側のいずれかの部分に不具合が生じていることである。
したがって、このような場合に警報を行うことで、不適
切なボンディングが継続して行われるのを回避すること
ができる。もちろん、この警報と同時に装置の駆動を停
止させるようにしてもよい。
【0012】これらの場合、圧力センサの検出結果に基
づいて、昇降手段を介してヘッドホルダの下降端位置を
制御する制御手段を、更に備えることが好ましい。
【0013】この構成によれば、圧力センサが所望の設
定圧力になったところで、昇降手段を介してヘッドホル
ダの下降を停止させる。これにより、ヘッドホルダの下
降ストロークに関係なく、ボンディング対象物に所望の
ボンディング圧力を加えることができる。したがって、
ボンディング対象物および被ボンディング対象物に厚み
のばらつきなどがあっても、所望のボンディング圧力を
精度良く加えることができ、ボンディングを正確かつ安
定に行うことがいできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係るボンディングユニットを搭載した
電子部品装着装置について説明する。図1は電子部品装
着装置の正面図であり、同図に示すように、この電子部
品装着装置1は、ヒートシンク供給装置2とボンディン
グ装置3とマウント装置4とで構成されている。ヒート
シンク供給装置2は、いわゆるパーツフィーダであり、
被ボンディング対象物となるヒートシンクを、一列に整
列させた状態で、ボンディング装置3に送り込む。ボン
ディング装置3は、外部から供給された半導体ペレット
(チップ)を、ヒートシンク供給装置2から供給された
ヒートシンク上に、ハンダを介してボンディングし、マ
ウント装置4に送り込む。マウント装置4は、ヒートシ
ンクにボンディングされた半導体ペレットを、基板上に
実装する。
【0015】図1の正面図および図2の側面図に示すよ
うに、ボンディング装置3は、キャビネット5内に、ヒ
ートシンク供給装置2からマウント装置4に向かってほ
ぼ水平に延びるヒートシンク用の搬送通路6を備えると
共に、この搬送通路6に臨むように2組のダイボンダ3
a,3aを備えている。ヒートシンクは2個を単位とし
て間欠送りされ、それぞれのダイボンダ3a,3aに1
個ずつほぼ同時に供給される。なお、図中の符号7は、
ヒートシンクを間欠送りする送り爪である。
【0016】各ダイボンダ3aは、ハンダ供給部11と
ダイ供給部12とプリアライメント部13とボンディン
グ部14とで構成されている。ハンダ供給部11は、シ
リンジを用いたディスペンサ形式のものであり、ヒータ
を組み込んだ搬送通路6で加熱されたヒートシンクの上
面にハンダを塗布する。
【0017】ダイ供給部12は、上側のピックアップ機
構15と、ピックアップ機構15に対峙する下側の突上
げ機構16と、ピックアップ機構15および突上げ機構
16の中間に配設したXYテーブル17とを備えてい
る。ダイである半導体ペレットは、半導体ウェーハをダ
イシングした状態で供給される場合と、ダイシング後各
半導体ペレットに分離した状態で供給される場合とがあ
る。前者は、半導体ペレットをウェーハ粘着テープに貼
着したまま専用キャリアに搭載し、XYテーブル17に
セットするが、後者は、半導体ペレットを格子状に整列
させるようにして専用トレイに収容して、XYテーブル
17にセットする。後者の専用トレイの場合には、XY
テーブル17を駆動させて所望の半導体ペレットを、ピ
ックアップ機構15の直下に臨ませてピックアップを行
うが、後者の専用キャリアの場合には、ピックアップ機
構15の直下において、突上げ機構16を駆動し、半導
体ペレットを突き上げ、ウェーハ粘着テープから剥すよ
うにしてからピックアップを行う。そして、ピックアッ
プされた半導体ペレットは、ピックアップ機構15によ
り、プリアライメント部13に搬送される。なお、図中
の符号18は、XYテーブル17上において、半導体ペ
レットの不良品を識別するカメラである。
【0018】プリアライメント部13は、回転テーブル
19と、回転テーブル19上の半導体ペレットの角度を
認識する認識カメラ20とを備えている。ピックアップ
機構15から搬送されてきた半導体ペレットは、回転テ
ーブル19上に載置され、この半導体ペレットを認識カ
メラ20が上側から撮像して、半導体ペレットの水平面
内のおける角度の認識が行われる。そして、この認識結
果に基づいて、回転テーブル19が微小回転し、半導体
ペレットの角度補正が行われる。角度補正が行われた半
導体ペレットは、ボンディング部14に受け渡される。
【0019】ボンディング部14は、半導体ペレットを
吸着すると共にこれをヒートシンク上にボンディングす
るボンディングユニット21と、ボンディングユニット
21を水平方向(Y軸方向)に移動させると共に、昇降
させる(Z軸方向)昇降機構(昇降手段)22とを備え
ている。昇降機構22は、ボンディングユニット21を
プリアライメント部13の回転テーブル19と搬送通路
6との間で移動させると共に、回転テーブル19および
搬送通路6に臨んだボンディングユニット21を昇降さ
せる。そして、回転テーブル19に臨んだボンディング
ユニット21は、下降して回転テーブル19上の半導体
ペレットを吸着し、搬送通路6に臨んだボンディングユ
ニット21は、下降して半導体ペレットを搬送通路6上
のヒートシンクにボンディングする。
【0020】図3に示すように、ボンディングユニット
21は、半導体ペレットAを吸着するボンディングヘッ
ド31と、ボンディングヘッド31を上下方向に摺動自
在に保持するヘッドホルダ32とを備えており、ヘッド
ホルダ32は昇降機構22の下端部に固定されている。
ヘッドホルダ32は、昇降機構22に固定される取付部
33と、取付部33から延び、上保持部34aおよび下
保持部34bから成る断面「C」字状の保持部34とで
構成されている。上保持部34aおよび下保持部34b
の先端には、同軸上にガイド孔35,35がそれぞれ形
成されており、この両ガイド孔35,35にボンディン
グヘッド31が保持されている。一方、ボンディングヘ
ッド31は、半導体ペレットAを吸着するコレット36
と、コレット36を保持するホルダ本体38および軸部
39から成るコレットホルダ37とで構成されている。
【0021】ボンディングヘッド31は、その軸部39
を上記の上保持部34aおよび下保持部34bの両ガイ
ド孔35,35に挿通しており、この状態で軸部39の
ほぼ中間部分には、上保持部34aと下保持部34bと
の間隙に位置するようにアーム40が固定されている。
これにより、ボンディングヘッド31は、アーム40が
上保持部34aと下保持部34bとに突き当たる範囲
で、上下方向に摺動する。アーム40は、保持部34の
内側空間に向かって延びる水平片41と、上保持部34
aの先端面に沿うように上方に延びる垂直片42とを有
している。垂直片42は、上保持部34aの先端面に取
り付けた一対のローラ43に挟み込まれており、ボンデ
ィングヘッド31の回止めとして機能している。また、
水平片41には、水平片41の厚みよりわずかに薄い第
1マグネット44が埋め込まれている。
【0022】第1マグネット44の直上には、第1マグ
ネット44と同極同士を対向させるようにして第2マグ
ネット45が配設されている。第2マグネット45はマ
グネットアーム46に埋め込まれるようにして取り付け
られており、マグネットアーム46はその基部で上保持
部34aから延びるブラケット47に上下方向揺動自在
に取り付けられている。また、ブラケット47には、マ
グネットアーム46の上側に位置して、ロードセルなど
から成る圧力センサ48が取り付けられている。圧力セ
ンサ48の検出端48aは、マグネットアーム46を介
して第2マグネット45の上側に当接しており、第2マ
グネット45が受ける力(圧力)を検出できるようにな
っている。一方、第1マグネット44の直下には、下保
持部34bから突出した着座部49に、第1マグネット
44と同極同士を対向させるようにして第3マグネット
50が埋め込まれている。なお、実施形態における各マ
グネット44,45,50は永久磁石で構成されている
が、電磁石で構成するようにしてもよい。
【0023】上述したように、第1マグネット44に対
して第2、第3マグネット45,50は、同極同士を対
向させて相互に反発するように配設されている。第1マ
グネット44と第3マグネット50との間に生ずる反発
力は、ボンディングヘッド31の自重を相殺し、第1マ
グネット44と第2マグネット45との間に生ずる反発
力は、ボンディングにおけるボンディング圧力(荷重)
の加圧源となる。すなわち、第1、第3マグネット4
4,50間の反発力は、アーム40を上方に付勢し、ア
ーム40を下保持部34bからわずかに浮かせるように
して、ボンディングヘッド(+アーム40)31の自重
と釣り合う。またこの状態で、第1、第3マグネット4
4,50間の反発力と第1、第2マグネット44,45
間の反発力とは釣り合っており、ボンディング圧力(圧
力センサ48はゼロ値ではないが)はゼロとなってい
る。
【0024】一方、昇降機構22により、このボンディ
ングユニット21が下降し、ボンディングヘッド31に
吸着されている半導体ペレットAがヒートシンク(実際
にはハンダC)Bに接地(接触)すると、その後ヘッド
ホルダ32の下降が停止するまで、ヘッドホルダ32に
対しボンディングヘッド31が相対的に上昇する。これ
により、第1マグネット44が第2マグネット45に接
近し、両者間の反発力が増大する。ヘッドホルダ32の
下降端位置は、半導体ペレットAの厚み、ヒートシンク
Bの厚みおよびハンダCの性状により、予め設定されて
おり、ヘッドホルダ32が下降端位置で停止した状態の
第1、第2マグネット44,45間の反発力が、ボンデ
ィング圧力となる。
【0025】そして、このボンディング圧力は、わずか
に揺動する第2マグネット45を介して圧力センサ48
により検出される。この場合、圧力センサ48の検出結
果を昇降機構22にフィードバックして、ボンディング
圧力を制御することも可能であるが、実施形態では、圧
力の立上りを検出してヘッドホルダ32の下降端位置を
制御すると共に、所定の圧力値を越えた場合に警報を発
するようにしている(コントローラ、警報装置等は図示
省略)。すなわち、ボンディング圧力は、ボンディング
ヘッド31に吸着した半導体ペレットAがハンダCに接
地してからのヘッドホルダ32の下降ストロークで決定
されるため、圧力センサ48の圧力の立上りでこの接地
を検出すれば、半導体ペレットAの厚みやヒートシンク
Bの厚みに製造上のばらつき(許容できる範囲)があっ
ても、ボンディング圧力を一定にすることができる。ま
た、所定の圧力値を越えた場合に警報を発するようにす
れば、半導体ペレットAとヒートシンクBとの間にごみ
などが噛み込んでも、これを認識することができる。
【0026】以上のように、本実施形態のボンディング
ユニット21によれば、第1および第3マグネット4
4,50により、半導体ペレットAのボンディングにお
いて、ボンディングヘッド31の自重の影響(慣性など
を含む)を排除することができる。この場合、ボンディ
ングヘッド31の自重より、ボンディング圧力が小さい
場合には、特に有効である。また、第1および第3マグ
ネット44,45により、半導体ペレットAのボンディ
ングにおいて、半導体ペレットAに適切なボンディング
圧力を加えることができる。この場合のボンディング圧
力は、第1および第3マグネット44,45の反発力で
決定され、この反発力は両マグネット44,45の磁力
と離間距離で決定される。このため、半導体ペレット
A、ヒートシンクBおよびハンダC別に、予めこの離間
距離とヘッドホルダ32の下降ストローク(実際には、
ボンディングヘッド31に吸着した半導体ペレットAが
ハンダCに接地してからの下降ストローク)との関係を
測定しておけば、所望のボンディング圧力でボンディン
グを行うことができる。しかも、使用するマグネット4
4,45の磁力が十分強ければ、マグネット44,45
の反発力を利用することで、ボンディング圧力を広い範
囲で設定することができ、かつ半導体ペレットAに安定
したボンディング圧力を付与することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明のボンディングユニ
ットによれば、相互に反発するように配設した3個のマ
グネットにより、ボンディングヘッドの自重を相殺する
と共にボンディング圧力の加圧源を構成しているため、
極めて単純な構造で且つ部品交換を必要とすることな
く、ボンディング圧力を広い範囲で且つ精度良く調整す
ることができる。したがって、これをボンディング装置
に搭載した場合、装置の取扱い性および信頼性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るボンディングユニッ
トが搭載された電子部品装着装置の正面図である。
【図2】実施形態に係るボンディングユニットが搭載さ
れたボンディング装置の側面図である。
【図3】実施形態に係るボンディングユニットの側面図
である。
【符号の説明】
1 電子部品装着装置 3 ボンディング装置 14 ボンディング部 21 ボンディングユニット 22 昇降機構 31 ボンディングヘッド 32 ヘッドホルダ 40 アーム 44 第1マグネット 45 第2マグネット 48 圧力センサ 50 第3マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西尾 幸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (72)発明者 市川 良雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−235064(JP,A) 特開 平8−124947(JP,A) 実開 昭63−65224(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/52

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降手段により昇降するヘッドホルダ
    と、 当該ヘッドホルダに上下方向に摺動自在に支持したボン
    ディングヘッドと、 当該ボンディングヘッドに固定したアームと、 当該アームに水平に取り付けた第1マグネットと、 前記ヘッドホルダに取り付けられ、前記第1マグネット
    の上方に同極同士を対向させて配置した第2マグネット
    と、 前記ヘッドホルダに取り付けられ、前記第1マグネット
    の下方に同極同士を対向させて配置した第3マグネット
    とを備えたことを特徴とするボンディングユニット。
  2. 【請求項2】 前記第2マグネットが前記第1マグネッ
    トから受ける反発力を検出する圧力センサを、更に備え
    たことを特徴とする請求項1に記載のボンディングユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 前記圧力センサには警報手段が接続され
    ており、 当該警報手段は、前記圧力センサの検出値が所定の圧力
    値を越えた場合に、警報を行うことを特徴とする請求項
    2に記載のボンディングユニット。
  4. 【請求項4】 前記圧力センサの検出結果に基づいて、
    前記昇降手段を介して前記ヘッドホルダの下降端位置を
    制御する制御手段を、更に備えたことを特徴とする請求
    項2または3に記載のボンディングユニット。
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