JP6403856B1 - 調理器具用刃部材及び調理器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が安定して簡便に切削作業を行える調理器具用の刃部材及び調理器具を提供する。
【解決手段】食材を切削するための調理器具用の刃部材2であって、長尺状の刃部4と、軸部21と、刃部を軸部に接続するための軸連結部22とを含み、刃部は、刃本体と、刃本体の長手方向の両端のそれぞれに位置する刃連結部とを含み、刃本体は、湾曲形状であり、刃連結部は、刃本体の湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状である刃部材。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理器具用刃部材及び調理器具に関する。
皮剥き器、食材削り器等の調理器具は、刃部材と、刃部材を支持する支持部を含むハンドルとを備え、使用者がハンドルを握って、野菜等の食材に刃部材を当てて切削することで、食材の皮を剥く、食材を削る等の切削作業が行われる。
調理器具用の刃部材は、一枚の金属板で作られることが多く、特許文献1には、このような刃部材の加工方法として、「長尺薄金属を型抜きして、本体部分01の中央に長孔02を形成すると共に、両端部に軸部形成用の耳部03を備えた形状に形成し、しかる後に本体部分01をへの字状に折曲すると共に、耳部03の両基部の切断線04をプレス剪断する切り起こしで、耳部03を軸部05に形成し、さらに熱処理並びに刃付け工程を経て製出する」と記載されている(特許文献1の明細書段落0003を参照)。
特許文献2には、「野菜や果実の皮は直線状でなく膨出曲面であ」ることから、「把手の先部の2本の刃体支持部に刃体を、回動可能に架設してなるものに於いて、特に刃体を湾曲してなることを特徴と」し、「刃体を野菜果実等の皮部分に当接して刃で皮を切除すると、刃体が湾曲しているので、一回の動作で広い範囲の切除が可能であり、而もを薄く剥くことができる」皮剥き器が提案されている(特許文献2の明細書段落0003、0004、0005を参照)。
特開平7−79857号公報 実開平6−21518号公報
しかし、上記特許文献2に記載の皮剥き器は、刃幅よりも大きい丸みのある食材には向いていない。なぜならば、刃幅よりも大きい丸みのある食材を切削しようとすると、刃体支持部が食材に当たってしまい、刃の食材への当接が阻まれるからである。一方、食材の幅よりも刃幅を大きくすると、刃体が湾曲している湾曲刃部材では、刃の動きが不安定となり、切削作業が不安定になってしまう。
また、食材の皮を剥く以外にも食材の中身を抉り出すなどの切削作業が必要となるが、上記皮剥き器はこのような切削作業には向いていない。
本発明は、上記課題の少なくとも一つを解決するためのもので、使用者が安定して簡便に切削作業を行える調理器具用の刃部材及び調理器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る刃部材は、食材を切削するための調理器具用の刃部材であって、長尺状の刃部と、軸部と、前記刃部を前記軸部に接続するための軸連結部とを含み、前記刃部は、刃本体と、前記刃本体の長手方向の両端のそれぞれに位置する刃連結部とを含み、前記刃本体は、湾曲形状であり、前記刃連結部は、前記刃本体の湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状である。
また、前記刃本体は、食材の反対側に膨らむ湾曲形状であり、前記刃本体の長手方向の両端は、前記軸部よりも食材側に突出する位置にあってもよい。
また、前記刃本体から前記刃連結部に折り曲がる角部は、略V字形状に形成され、前記V字形状の先端が食材側に向かっていてもよい。
また、前記角部に刃付けされて刃先が形成されていてもよい。
また、前記刃本体は、食材側に膨らむ湾曲形状であり、前記刃本体の長手方向の両端は、前記軸部よりも食材側の反対側に突出する位置にあってもよい。
また、前記刃本体から前記刃連結部に折り曲がる角部は、略V字形状に形成され、前記V字形状の先端が食材側の反対側に向かっていてもよい。
また、食材の抵触部分を逃がすための逃げ部を含んでもよい。
また、前記刃部の平均荷重中心が、前記軸部の軸心と略同等の高さに位置してもよい。
また、前記刃本体の湾曲形状の頂点は、前記軸部の軸心より食材側の反対側に−3mm〜10mmずれた位置にあってもよい。
また、前記刃本体の湾曲形状の頂点は、前記軸部の軸心より食材側の反対側に0mm〜7mmずれた位置にあってもよい。
また、前記刃本体の湾曲形状の頂点は、前記軸部の軸心より食材側に−3mm〜10mmずれた位置にあってもよい。
また、前記刃本体の湾曲形状の頂点は、前記軸部の軸心より食材側に0mm〜7mmずれた位置にあってもよい。
また、前記刃本体は、湾曲形状に沿って上下に波打つ波形状であってもよい。
また、前記刃部と細長い切削間隙を隔てて設けられる長尺状のガイド部を含み、前記ガイド部は、ガイド本体と、前記ガイド本体の長手方向の両端のそれぞれに位置するガイド連結部とを含み、前記ガイド本体は、湾曲形状であり、前記ガイド連結部は、前記ガイド本体の湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状であってもよい。
また、前記ガイド本体の長手方向の両端は、前記軸部よりも食材側に突出する位置にあってもよい。
また、前記ガイド本体の長手方向の両端は、前記軸部よりも食材側の反対側に突出する位置にあってもよい。
また、前記軸部、前記刃部及び前記軸連結部は、一体に形成され、前記ガイド部は、前記軸連結部に結合されていてもよい。
また、前記軸部、前記ガイド部及び前記軸連結部は、一体に形成され、
前記刃部は、前記軸連結部に結合されていてもよい。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る調理器具は、上記のいずれかの刃部材を備えた調理器具である。
また、前記刃部材を支持する支持部を有するハンドルを含んでもよい。
また、前記刃部材を支持する支持部を有する板材を含んでもよい。
本発明によれば、使用者が安定して簡便に切削作業を行える調理器具用の刃部材及び調理器具を提供することができる。
実施形態1の刃部材及び支持部を示す斜視図である。 図1の部分拡大図である。 実施形態1の刃部材及び支持部を横から見た図である。 図3の部分拡大図である。 実施形態1の刃部材の他の例を示す図である。 実施形態1の刃部材を説明するための図である。 実施形態1の刃部材を説明するための図である。 実施形態1の刃部材を説明するための図である。 実施形態1の刃部材を説明するための図である。 実施形態1の刃部材を説明するための図である。 実施形態1の変形例1の刃部材及び支持部を示す図である。 実施形態1の変形例1の刃部材及び支持部を示す図である。 実施形態1の変形例2の刃部材及び支持部を示す図である。 実施形態2の刃部材及び支持部を示す図である。 図14の部分拡大図である 実施形態2の変形例1の刃部材及び支持部を示す図である。 実施形態2の変形例2の調理器具を示す図である。 図17の部分拡大図である。 本願の調理器具のハンドルの例を示す図である。
以下、図面を参照して本願に係る調理器具用の刃部材及び調理器具の実施形態の例を説明する。本願に係る刃部材は、調理器具に取り付けられて提供されてもよいし、その単体で提供されてもよい。以下の説明では、同様な構成については、同様な符号を付してその説明を省略することがある。
<実施形態1>
図1は実施形態1に係る調理器具1の刃部材及び支持部を示す斜視図で、図2は図1の部分拡大図、図3は刃部材及び支持部を横から見た図で、図4は図3の部分拡大図である。なお、本願では、便宜上、食材と向かい合って食材に近接する方向(図3等に示すZ方向)を「食材方向」、「食材側」等と称して説明する。
調理器具1は、食材の皮を剥く皮剥き器や、食材を所定の厚みや形状に削る食材削り器等として適用できる。調理器具1は、少なくとも刃部材2と支持部3とを含む。なお、支持部3は、後述するように、握り部6と一体に形成されてもよいし、別体に形成された後に握り部6に接続されてもよい。
刃部材2は、食材を切削する部分で、長尺状であり、少なくとも、2つの軸部21と、2つの軸連結部22と、刃部4とを含む。なお、以下では、軸部21と軸連結部22と刃部4とが一体に形成される例を説明するが、これらは、その一部又は全部がそれぞれ別体に形成された後に接続されてもよい。
刃部材2は、さらにガイド部5を含んでもよい。言い換えれば、調理器具1のガイド部5は、刃部材2に含まれて刃部4等と一体に形成されてもよいし、別体に形成された後に刃部材2に接続されてもよい。以下では、刃部材2がガイド部5を含み、ガイド部5が刃部材2に一体に設けられる例を説明する。
軸部21は、刃部材2を支持部3に接続する部分で、刃部材2の長手方向の両端にそれぞれ設けられる。軸部21は、例えば、短い円筒状、半円筒状、板状等の形状である。
軸連結部22は、刃部4及びガイド部5を軸部21に接続する1枚の板状部分である。
軸連結部22の一端は軸部21と接続し、軸部21とほぼ同じ高さの位置にある。軸連結部22の他端は、刃部4及びガイド部5と接続する。
刃部4は、食材を切削する部分で、長尺状の板状部分である刃本体41と、刃本体41の両端に設けられる刃連結部42とを含む。詳細は以下で説明するが、刃本体41は湾曲形状であり、刃連結部42は刃本体41の湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状である。
刃本体41は、湾曲形状に形成される。より具体的には、刃本体41は、長手方向の両端に対してその間の部分が食材側の反対側に膨らむ形状である。
刃連結部42は、刃本体41と軸連結部22とを接続する部分である。刃連結部42は、刃本体41と所定の角度(図4の角度β)をなすように設けられる。ここでは、刃部4は、長手方向の両端である刃連結部が互いに向かい合うように折り曲げられ、両端の間の部分である刃本体が刃連結部の間に凹入する形状とも言える。刃本体41と刃連結部42との間の角度βは、例えば60度〜150度で、好ましくは70度〜140度である。
また、刃連結部42は、軸連結部22と所定の角度(図4の角度α)をなすように設けられる。刃連結部42と軸連結部22との間の角度αは、例えば80度〜170度で、好ましくは90度〜150度である。
図4に示すように、刃連結部42によって刃本体41の長手方向の両端が食材側に突出し、軸部21と刃本体41の両端との間に段差(図4のM)が生じる。刃連結部42ないし段差Mによって、刃本体41の長手方向の両端は、支持部3の端部と同じ高さにあるか、又は、支持部3の端部よりも所定の高さ(図4のN)分だけ食材側に突出する位置にある。高さNは、例えば、0mm〜10mmであり、好ましくは、0mm〜6mmである。段差Mは、例えば、3mm〜12mmであり、好ましくは、5mm〜15mmである。ここでは、段差Mは、高さNを維持できるものである。
刃部4は、長手方向の一方の縁部に刃付けされて刃先44が設けられる。刃先44は、刃部4とガイド部5との間の細長い間隙である切削間隙23側に設けられる。食材が切削されて得られる切削片はこの切削間隙23から排出される。
刃部4は、図2に示すように、好ましくは、刃本体41の長手方向の両端まで刃付けされて刃先44が設けられる。また、図5に示すように、刃先44は刃本体41から刃連結部42に折り曲がる角部にも設けられてもよい。この角部は、好ましくは、略V字形状に形成され、V字形状の先端が食材側に向かっている。この角部を使えば、パプリカ等の食材Fにおける凹みF2をきれいに削ることができる。さらに、直径の大きい食材に対してより効果的に切削するために、刃連結部42全体に刃付けされてもよい。すなわち、角部は刃付けされた場合、食材の凹み部分を切削する凹み切削部として構成される。
刃先44は、全体として平らな所謂平刃であってもよいし、図示のように、複数の三角歯を含むものでもよい。
刃部4は、刃先側の縁部よりも、反対側の縁部が外側に反る形状でもよい。
ガイド部5は、長尺状の板状部分であるガイド本体51と、ガイド本体51の両端に設けられるガイド連結部52とを含む。ガイド部5は、刃部4の長手方向に沿って配置される。ガイド部5は、刃部4よりも、切削作業の前進方向に位置し、切削作業において、刃部4による切削作業をガイドする。詳細は以下で説明するが、ガイド本体51は、湾曲形状であり、ガイド連結部52はガイド本体51の湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状である。
ガイド本体51は、湾曲形状に形成される。より具体的には、ガイド本体51は、長手方向の両端に対してその間の部分が食材側の反対側に膨らむ形状である。
ガイド連結部52は、ガイド本体51と軸連結部22とを接続する部分である。ガイド連結部52は、ガイド本体51と所定の角度をなすように設けられる。ここでは、ガイド部5は、長手方向の両端が食材側の反対側に折り曲げられて両端が向かい合い、中央部分が両端の間に凹入する形状であるとも言える。ガイド本体51とガイド連結部52との間の角度は、上記角度βと同じ角度であってもよいし、異なる角度であってもよい。
また、ガイド本体51は、刃本体41と同様に長手方向の両端が食材側に突出し、軸部21とガイド本体51の長手方向の両端との間に段差が生じる。好ましくは、ガイド本体51と軸部21との間に段差は、上記刃部における段差Mより小さい。ガイド連結部52ないしこの段差によって、ガイド本体51の長手方向の両端が、支持部3の端部と同じ高さにあるか、又は、支持部3の端部よりも所定の高さ分だけ食材側に突出する位置にあってもよい。この場合、好ましくは、所定の高さは、上記刃部における高さNより小さい。
なお、ここでは、ガイド本体51からガイド連結部52に折り曲がる角部は、略V字形状に形成され、V字形状の先端が食材側に向かっている。
なお、図示のように、軸連結部22は、略L字形状に屈曲している板状に形成されてもよい。この場合、略L字形状の一端が軸部21と接続して軸部21とほぼ同じ高さの位置にあり、他端が途中から二股状に分岐して、刃連結部42及びガイド連結部52と接続してもよい。また、軸連結部22は、L字形状以外の形状であってもよい。例えば、軸連結部22は、軸部21と連続する部分と、刃連結部42及びガイド連結部52と連続する部分とが緩やかに移行する湾曲形状等であってもよい。
なお、軸連結部22は刃部4と一体に形成され、これにガイド部5が結合されてもよい。または、軸連結部22はガイド部5と一体に形成され、これに刃部4が結合されてもよい。さらには、刃連結部42及びガイド連結部52の一方又は双方が軸連結部22、軸部21と一体に形成され、これに刃本体41及びガイド本体51の一方又は双方が結合されてもよい。即ち、軸部21、ガイド部5及び軸連結部22が一体に形成され、これの軸連結部22に刃部4が結合されてもよい。これにより、刃部ないし刃本体とガイド部ないしガイド本体との長手方向の幅(長さ)が異なる場合等でも全体を調整しやくなる。なお、結合には、溶接や溶着、接着、リベット加工等が用いられる。
支持部3は、2つの支持板31と、2つの支持板31を接続する合流部32とを含む。支持板31には支持孔311が設けられ、この支持孔311に刃部材2の軸部21が回動可能に接続される。なお、ここでは、接続されればよく、回動しない構成であってもよい。
図6〜図10は、刃部材を説明するための図で、より具体的には、刃部材2の軸部21と刃部4との位置関係を説明するための図である。
通常の刃部材は、軸部は刃部の長手方向の両端と高さがほぼ同じ位置にある。これは、刃部を食材の反対側に膨らむ湾曲形状にした場合も同様である。このような刃部材で刃幅よりも大きい丸みのある食材を切削しようとすると、支持部の食材側の端部が食材に先に当たり、刃部の食材への当接が阻まれる。支持部が食材に当たらないように、刃部材の刃幅を大きくすることも考えられるが、刃部材の刃幅を大きくすると、刃部材の長手方向の幅だけでなく、刃部材の短手方向の幅(奥行き)も大きくなり、刃部材全体、さらに調理器具全体が大きくなる。そうすると、収納や作業の安全性の面で好ましくない。
また、湾曲状の刃部材全体が大きくなると、刃部の位置が軸部の位置から大きくずれるようになり、切削作業時の刃先の回転力が大きくなって、刃の動きが不安定になる傾向にある。また、柔らかい食材の場合は、この回転力で食材が潰される恐れがある。
本願の刃部材2は、刃本体41の長手方向の両端を食材側に突出させることで、支持部の端部と同等又はそれよりも食材側に配置させ、支持部の食材側の端部が食材に先に当たって刃部の食材への当接が阻まれるという問題を解決している。
また、刃部の食材に当接する中心と軸心をできるだけ一致させることで、安定して切削作業を行えるようにしている。
刃部材2は、刃部4の平均荷重中心が軸部21の軸心と概ね同じ高さとなるように形成される。言い換えれば、刃部材2は、刃部4の平均荷重中心が概ね軸部21の軸心とZ方向において同位置となるように形成される。
刃部材2は、例えば、刃部4の湾曲形状の頂点43が、軸部21の軸心より食材側の反対側に0mm〜7mmずれた位置にある。より好ましくは、刃部4の湾曲形状の頂点43が、軸部21の軸心より食材側の反対側に0mm〜5mmずれた位置にある。図3では、刃部4の湾曲形状の頂点43が軸部21の軸心より食材側の反対側に高さHだけずれていることを示しており、Hは例えば、上記のように0mm〜7mm、好ましくは0mm〜5mmである。また、直径250mm以上のメロン等大きな食材の皮を剥く場合は、0mm〜20mmに設定することもできる。
一般的に、薄皮を剥く場合には、刃部の湾曲形状の円弧の直径は、食材の湾曲表面の円弧の直径の1.2倍から2.5倍が妥当であるとされる。例えば、食材がトマトである場合、トマトの直径が約50mm〜85mmであるとすると、刃部の湾曲形状の直径は約100mm〜130mmとすることができる。食材がミニトマトの場合は、その直径が約30mmくらいであるとすると、刃部の湾曲形状の直径は約40mm〜50mmとすることができる。食材がぶどうの場合は、その直径が約20mmであるとすると、刃部の湾曲形状の直径は30mm〜40mmとすることができる。刃部の湾曲形状の直径が食材の直径より大きい場合も、切削作業では、刃部を食材に押し付けて切削するため、食材の表面が押されて湾曲形状の直径が大きくなる傾向にあるので、想定される食材の湾曲形状の直径よりも刃部の湾曲形状の直径が大きくてもよいと考えられる。
切削作業において、食材は常に刃部の長手方向の幅の全体に当たるわけではない。例えば、トマトの場合は、刃部の約30%〜70%の幅の部分に当たり、トマトの大きさや熟れ具合にもよるが、平均的に約2分の1の幅の部分に当たる。この場合、平均的な負荷がかかる部分は、刃部の長手方向の幅の約2分の1、距離にすると湾曲形状の頂点から通常は3分の1以下の部分に該当する。
図示の41W1は、刃部4の幅全体を示す部分で、以下では「全幅部分」と称する。41W2は、切削作業において食材と当接する頻度が高い部分を示すもので、以下では「常時切削部分」と称する。41W3は、切削作業において平均負荷がかかる部分を示すもので、「平均負荷部分」と称する。
刃部材2は、全幅部分41W1を、矢高が4mm〜18mm、弦長が例えば、20mm〜110mm、好ましくは、30mm〜80mmとすることができる。常時切削部分41W2は、食材の大きさ等によって異なるが、例えば、全幅部分41W1の弦長の半分くらいの割合となり、例えば、弦長が10mm〜55mm、好ましくは、15mm〜40mmとなり、矢高が3mm〜14mmとなる。また、平均負荷部分は、食材の大きさや硬さ等によって異なるが、例えば、全幅部分41W1の2分の1以下、好ましくは3分の1以下の部分にかかることになる。または、ここでは、全幅部分41W1のうち、0を超え、0.6未満(例えば0.2〜0.5)の割合の部分が、軸線Jより上方に位置するように設計することができる。
以下では、食材F(例えばトマト)の皮F1を剥く切削作業を例に説明する。図6に示すように、平均荷重中心Uが軸部21の回転軸心と同じ高さにある場合、刃部4は食材Fの皮F1の下に滑るように入り込んで皮F1を剥くことができる。
一方、図7に示すように、平均荷重中心Uが軸部21の回転軸心より高い位置にある場合、刃部4は矢印で示す回転力方向に回転しようとし、図8に示すように刃部4は皮F1の下方の果肉に刺さる方向に向かって動こうとするものの、ガイド部5の存在によって、その動きがはじき返される。このように、平均荷重中心Uが軸部21の回転軸心より高い位置にある場合、刃部4は果肉方向に食い込んでははじき返される動きを繰り返すため、切削作業を安定して行うことができなくなる。また、皮の表面に横筋状の模様が残ってしまう。
さらに、図9に示すように、平均荷重中心Uが回転軸心より低い位置にある場合、刃部4は矢印で示す回転力方向に回転しようとし、図10に示すように、刃部4は皮F1から外側に飛び出す方向に向かってしまう。そうすると、ガイド部5が食材Fより浮いてしまうため、使用者はガイド部5を食材Fの表面に押し付けるようになる。これによって刃部4は再び皮F1に食い込むものの、またすぐに皮F1から飛び出してしまい、安定して切削作業を行うことができなくなる。また、押し付けたりすると、例えばトマト等の食材を変形させたり、潰したりしてしまう。
なお、食材の皮を剥く場合、皮が硬い、厚いときは、刃部4の湾曲形状の頂点付近に負荷を掛けることで、刃先を皮の下に潜るように動かせることで、皮部分のみを果肉をそぐように剥くことができる。そのため、刃部4の湾曲形状の頂点43が、所定の範囲内で、軸部21の軸心より高い位置にあってもよい。したがって、平均荷重中心Uは回転軸芯より−3mm〜10mm高い位置にあってもよい。
<実施形態1の変形例1>
図11は実施形態1の変形例1に係る調理器具1aの刃部材2a及び支持部3を示す斜視図で、図12は横から見た図である。調理器具1aは、少なくとも、刃部材2aと、支持部3を含む。支持部3は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。なお、本実施形態に係る刃部材は、調理器具に取り付けられて使用者に提供されてもよいし、単体で提供されてもよい。
刃部材2aは、2つの軸部21と、2つの軸連結部22aと、刃部4aと、ガイド部5aとを含む。
軸連結部22aは、刃部4a及びガイド部5aを軸部21に接続する部分で、連結本体221a及び補助連結部222aの2枚の板状部分から構成される。ここでは、連結本体221aは、一端が軸部21と接続し、他端が刃部4aと接続する。補助連結部222aは、一端が連結本体221aと接続し、他端がガイド部5aと接続する。連結本体221aは、軸部21とほぼ同じ高さの位置にある。図示の補助連結部222aは、連結本体221aの食材側面に接合されているが、食材側の反対側の面に接合されてもよい。これによって、補助連結部222aは、軸部21より板厚分ずれた位置にある。
なお、軸連結部22aは、連結本体を一端が軸部と接続し、他端がガイド部と接続するように構成され、補助連結部を一端が連結本体と接続し、他端が刃部と接続するように構成されてもよい。
刃部4a及びガイド部5aは材料の長さ(長手方向の幅)が異なる。また、刃部4aに用いられる鋼材は成形のために複雑な変形をさせており、亀裂が生じやすい。さらに、成形加工後に焼き入れを行うため、成形後の狂いを生じやすい。そのため、刃部4a及びガイド部5aを同一部材で形成すると、形状が安定せず不良率が高くなる。ここでは、刃部4a及びガイド部5aを別部材で形成し、後から結合させることで歩留まりを良くすることができる。なお、これは湾曲形状の刃部だけでなく、平らな平刃や、三角刃(ギザ刃)などの場合でも同様であり、刃部とガイド部を有する刃部材に有効である。
刃部4aは、食材を切削する部分であり、長尺状の波形状の板状部分である刃本体41aと刃連結部42aとを含む。言い換えれば、刃本体41aは、長尺の板が上下(板厚方向)に波打つように折り曲げられた形状である。図示の刃本体41aは、全体が波形状に形成されているが、その一部、例えば中央部分又は左側部分、右側部分のみが波形状に形成されてもよい。また、図示の刃本体41aは、側面視円弧状に上下に折り曲げられたものであるが、三角形状や四角形状に折り曲げられたものであってもよい。
刃本体41aは、食材側の反対側に凹入する湾曲形状である。より具体的には、刃本体41aは、長手方向の両端に対してその間の部分が食材側の反対側に膨らむ形状である。図12に示すように、刃本体41aは、その波形状を構成する複数のV字形状部分ないしU字形状部分のそれぞれの頂部(食材側の反対側)を繋いで得られる頂部連結線K2とそれぞれの底部を繋いで得られる底部連結線K3、その間の中部連結線K1が、円弧状である。言い換えれば、刃部4aは、刃本体41aが湾曲形状で、刃連結部42が刃本体41aの湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状であるものを、さらに、刃本体41aの湾曲形状に沿って上下(板厚方向)に波打つように折り曲げられものである。
図示の刃連結部42aは、まるで刃本体41aの一部であるかのように形成されているが、実施形態1と同様に、両者間の境が明確となるように形成されてもよい。刃連結部42aによって、刃本体41aの長手方向の両端部は、少なくとも一部が支持部の端部と同じ高さの位置、又は、これよりも食材側に突出する位置にある。
また、刃連結部42aは、軸連結部22aと所定の角度をなすように設けられる。刃連結部42aと軸連結部22aとの間の角度は、例えば90度〜170度で、好ましくは100度〜150度である。
刃本体41aは、長手方向の一方の縁部に刃付けされて刃先44aが設けられる。
ガイド部5aは、切削作業において、刃部4aよりも、切削作業の前進方向に位置して、切削作業をガイドする部材である。ガイド部5aは、長尺状の板状部材であるガイド本体51aとガイド連結部52aとを含む。ガイド部5aは、ガイド本体51aが湾曲形状であり、ガイド連結部52aがガイド本体51aの湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状である。
ガイド本体51aは、切削間隙23を隔てて刃部4aの長手方向に沿って配置される。ガイド本体51aは、湾曲形状に形成される。より具体的には、ガイド本体51aは、長手方向の両端に対してその間の部分が食材の反対側に膨らむ形状である。
ガイド本体51aは、長手方向の刃部の反対側の縁部が、刃部側の縁部より上方に反る形状であってもよい。
ガイド連結部52aは、ガイド本体51aを軸連結部22aに接続する部分である。ガイド連結部52aは、軸連結部22aと所定の角度をなし例えば、この角度は90度〜170度である。
図示のガイド本体51aは、長手方向の両端が食材側の反対側に突出した形状である。すなわち、刃部材2aにおいて刃部4aの長手方向の両端が食材側に突出しているのに対して、ガイド部5aにおいてガイド本体51aは、ガイド連結部52aによって長手方向の両端が食材側の反対側に突出している。
なお、図示しないが、ガイド本体51aは、長手方向の両端が食材側に突出した形状であってもよい。すなわち、ガイド本体51aは、ガイド連結部52aによって、刃部4aと同様に長手方向の両端が食材側に突出してもよい。ガイド本体51aの両端の位置は、刃部4aの形状や、切削作業によって得ようとする所要の切削片の形状や厚さ等を考慮して定めることができる。
図示の41aW1は、刃部4aの幅全体を示す部分、41aW2は、切削作業において食材と当接する頻度が高い部分を示すもの、41aW3は、切削作業において平均負荷がかかる部分を示すものである。軸部21と刃部4aとの位置関係は、実施形態1と同様であり、ここではその説明を省略する。なお、図示の刃部4aの中部連結線K1の湾曲形状の頂点43aは、軸部21の軸心と同じ高さの位置にある。
<実施形態1の変形例2>
図13は、実施形態1の変形例2に係る調理器具1bを示す図である。調理器具1bは、ガイド部5bのガイド本体51bのみが実施形態1の変形例1に係る調理器具1aと異なる。
ガイド本体51bは、刃本体41aと同様に、長尺の板が上下(板厚方向)に波打つように折り曲げられた形状である。図示のガイド本体51bは、全体が波形状に形成されているが、その一部、例えば中央部分又は左側部分、右側部分のみが波形状に形成されてもよい。また、図示のガイド本体51bは、側面視円弧状に上下に折り曲げられたものであるが、三角形状や四角形状に折り曲げられたものであってもよい。その他の点については、上記ガイド本体51aと同様である。
調理器具1bは、ガイド本体を波形状に形成することで、食材を細長い麺状に切削することができる。また、ガイド部5bと刃部4a間の距離を調整することで、さまざまな厚みの波形状の切削片を得ることができる。
<実施形態2>
図14は実施形態2に係る調理器具1cの刃部材2c及び支持部3を示す図で、図15はその部分拡大図ある。支持部3は、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
刃部材2cは、食材を切削する部分で、長尺状であり、2つの軸部21と、2つの軸連結部22と、刃部4cと、ガイド部5cとを含む。軸部21及び軸連結部22は、実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
刃部4cは、食材を切削する部分で、長尺状の板状部分である刃本体41cと、刃本体41cの両端に設けられる刃連結部42cとを含む。刃本体41cは湾曲形状であり、刃連結部42cは刃本体41cの湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状である。ここでは、刃部4cは、長手方向の両端である刃連結部42cが互いに向かい合うように折り曲げられ、両端の間に刃本体41cが凹入する形状であるとも言える。
刃本体41cは、食材側に膨らむ湾曲形状である。刃本体41cの長手方向の両端は、軸部21よりも食材側の反対側に突出する位置にある。刃本体41cから刃連結部42cに折り曲がる角部は、略V字形状に形成され、V字形状の先端はここでは、食材側の反対側に向かっている。刃本体41cは、長手方向の一方の縁部に刃付けされて刃先44cが設けられる。
刃連結部42cと刃本体41cとの間の角度は、例えば60度〜150度で、好ましくは70度〜140度である。
ガイド部5cは、長尺状の板状部分であるガイド本体51cと、ガイド本体51cの両端に設けられるガイド連結部52cとを含む。ガイド部5cは、刃部4cの長手方向に沿って配置される。ガイド部5cは、刃部4cよりも、切削作業の前進方向に位置し、切削作業において、刃部4cによる切削作業をガイドする。
ガイド本体51cは湾曲形状であり、ガイド連結部52はガイド本体51cの湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状である。ここでは、ガイド部5cは、長手方向の両端であるガイド連結部52cが互いに向かい合うように折り曲げられ、両端の間にガイド本体51cが凹入する形状であるとも言える。ガイド本体51cは、食材側に膨らむ湾曲形状である。ガイド連結部52cは、ガイド本体51cと所定の角度をなすように設けられる。
ガイド本体51cの長手方向の両端は、軸部21よりも食材側の反対側に突出する位置にある。ガイド本体51cからガイド連結部52cに折り曲がる角部は、略V字形状に形成され、V字形状の先端はここでは、食材側の反対側に向かっている。
食材に対する切削作業は、皮を剥く以外にも、例えば瓜やカボチャの中身を抉り出すような切削作業もある。このような場合は、刃部を食材側に膨らむ湾曲形状に形成することが効果的である。しかし、従来の刃部材を湾曲形状にするだけでは、刃部の動きが不安定になる傾向にある。
刃部材2cにおいては、刃連結部42cを設けることで、刃本体41cと軸部21との高さを調整し、これによって、安定して切削作業を行えるようにしている。
ここでは、刃部材2cは、刃部の食材に当接する中心と軸心をできるだけ一致させることで、安定して切削作業を行えるようにしている。
刃部材2cは、例えば、刃部4cの湾曲形状の頂点43cが、軸部21の軸心より食材側に0mm〜7mmずれた位置にある。より好ましくは、刃部4cの湾曲形状の頂点43cが、軸部21の軸心より食材側に0mm〜5cmmずれた位置にある。図14では、刃部4cの湾曲形状の頂点43cが軸部21の軸心より食材側に高さHだけずれていることを示しており、Hは例えば、上記のように0mm〜7mm、好ましくは0mm〜5mmである。
<実施形態2の変形例1>
図16は実施形態2の変形例1に係る調理器具1dの刃部材2d及び支持部3を示す図である。刃部材2dは、刃部4dが上記実施形態ないしその変形例と異なる。
刃部4dは、湾曲形状の刃本体41dと刃本体41dの両端に位置する刃連結部42dを含む。刃本体41dは湾曲形状(図示のK1)であり、刃連結部42dは刃本体41dの曲がる方向(K1方向)とは逆方向に折り曲げられた形状である。刃本体41dは、さらに、上下(板厚方向)に波打つように折り曲げられた形状である点が上記実施形態と異なる。
なお、刃部材2dは、上記刃部材2aと同様に連結部が2枚の板状部分から構成される。
<実施形態2の変形例2>
図17は実施形態2の変形例2に係る調理器具1eを示す図で、図18はその部分拡大図である。調理器具1eの支持部3は、上記実施形態と同様であるため、説明を省略する。
刃部材2eは、2つの軸部21と、2つの軸連結部22と、刃部4eと、ガイド部5eと、2つの逃げ部8eとを含む。刃部4eとガイド部5eとの間には切削間隙23が設けられている。軸部21及び軸連結部22は、実施形態1と同様であるため、その説明を省略する。
刃部4eは、食材を切削する部分で、長尺状の板状部分である刃本体41eと、刃本体41eの両端に設けられる刃連結部42eとを含む。刃本体41eは湾曲形状であり、刃連結部42eは刃本体41eの湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状である。
刃本体41eは、食材側に膨らむ湾曲形状である。刃本体41eの長手方向の両端は、軸部21よりも食材側の反対側に突出する位置にある。刃連結部42eと刃本体41eとの間には、所定の角度β1(例えば、90度〜120度)が形成される。刃本体41eは、ガイド部5e側の長手方向の縁部に刃付けされて刃先44eが設けられる。
ガイド部5eは、長尺状の板状部分であるガイド本体51eと、ガイド本体51eの両端に設けられるガイド連結部52eとを含む。ガイド部5eは、刃部4eの長手方向に沿って配置される。ガイド部5eは、刃部4eよりも、切削作業の前進方向に位置し、切削作業において、刃部4eによる切削作業をガイドする。
ガイド本体51eは湾曲形状であり、ガイド連結部52eはガイド本体51eの湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状である。ガイド本体51eは、食材側に膨らむ湾曲形状である。ガイド連結部52eは、ガイド本体51eと所定の角度をなすように設けられる。ガイド本体51eの長手方向の両端は、軸部21よりも食材側の反対側に突出する位置にある。
逃げ部8eは、刃連結部42e及びガイド連結部52eと軸連結部22との間に設けられ、図17に示すように、瓜等の食材Fの果肉部分を逃がすための部分である。
逃げ部8eは屈曲した板状に形成される。より具体的には、逃げ部8eは、板状部材が所定角度γ(例えば、90度〜120度)で折り曲げられた形状で、刃連結部42e及びガイド連結部52eと略水平に接続する横設板部81eと、軸連結部22と所定角度で接続する立設板部82eとを含む。
刃部材2eは、逃げ部8eを設けることで、刃本体41e及びガイド本体51eの両端、刃連結部42e及びガイド連結部52eの両端、逃げ部8eとでコの字形状の角部が形成され、このコの字形状の角部から切削の際に障害となる食材の抵触部分を逃がすことができる。
なお、ここでは、逃げ部8eが、刃連結部42e及びガイド連結部52eと一体に形成している例を図示しているが、別体に形成された後に接合されてもよい。
なお、上記実施形態において説明した支持部3はハンドル7に設けられる。ハンドル7は、支持部3を含むものであればよく、その構成は限定されない。図19(a)に示すように、支持部3と握り部6とが略T字形状に接続されているT型ハンドル、図19(b)に示すように、支持部3と握り部6とが略Y字形状に接続されているY字型ハンドル、図19(c)に示すように、支持部3と握り部6とが略I字形状に接続されているI字型ハンドルであってもよい。また、支持部3は握り部6に回動可能に接続されてもよい。また、板材に上記支持部を設けて、上記刃部材を取り付けて、スライサーとしてもよい。
以上、本発明に係る調理器具用刃部材及び調理器具の実施形態について説明したが、これらは本発明の実施形態の一例に過ぎず、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明には、以上の各実施形態を組み合わせた形態や、様々な変形例が含まれる。
1、1a、1b、1c、1d、1e 調理器具
2、2a、2b、2c、2d、2e 刃部材
21 軸部
22、22a 軸連結部
23 切削間隙
3 支持部
4、4a、4c、4d、4e 刃部
41、41a、41d、41e 刃本体
42、42a、42d、42e 刃連結部
43、43a、43c、 頂点
44、44a、44e 刃先
5、5a、5b、5c、5e ガイド部
51、51a、51b、51e ガイド本体
52、52a、52e ガイド連結部
6 握り部
7 ハンドル
8e 逃げ部

Claims (4)

  1. 食材を切削するための調理器具用の刃部材であって、
    長尺状の刃部と、軸部と、前記刃部を前記軸部に接続するための軸連結部とを含み、
    前記刃部は、刃本体と、前記刃本体の長手方向の両端のそれぞれに位置する刃連結部とを含み、
    前記刃本体は、湾曲形状であり、
    前記刃連結部は、前記刃本体の湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状であり、
    前記刃部の平均荷重中心が、前記軸部の軸心と略同等の高さに位置する
    ことを特徴とする刃部材。
  2. 食材を切削するための調理器具用の刃部材であって、
    長尺状の刃部と、軸部と、前記刃部を前記軸部に接続するための軸連結部とを含み、
    前記刃部は、刃本体と、前記刃本体の長手方向の両端のそれぞれに位置する刃連結部とを含み、
    前記刃本体は、湾曲形状であり、
    前記刃連結部は、前記刃本体の湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状であり、
    前記刃本体は、食材側の反対側に膨らむ湾曲形状であり、
    前記刃本体の湾曲形状の頂点は、前記軸部の軸心より食材側の反対側に−3mm〜10mmずれた位置にある
    ことを特徴とする刃部材。
  3. 食材を切削するための調理器具用の刃部材であって、
    長尺状の刃部と、軸部と、前記刃部を前記軸部に接続するための軸連結部とを含み、
    前記刃部は、刃本体と、前記刃本体の長手方向の両端のそれぞれに位置する刃連結部とを含み、
    前記刃本体は、湾曲形状であり、
    前記刃連結部は、前記刃本体の湾曲形状の曲がる方向と逆方向に折り曲げられた形状であり、
    前記刃本体は、食材側に膨らむ湾曲形状であり、
    前記刃本体の長手方向の両端は、前記軸部よりも食材側の反対側に突出する位置にあり、
    前記刃本体の湾曲形状の頂点は、前記軸部の軸心より食材側に−3mm〜10mmずれた位置にある
    ことを特徴とする刃部材。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の刃部材を備えた調理器具。
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