JP3172843U - おろし器 - Google Patents

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Abstract

【課題】野菜などの旨みを逃がさずに、食感や、旨みを味わいながら、それぞれの食材の特性に合わせておろすことができ、多くの道具を使用せずにチーズやクッキー、野菜等と幅広く簡単に短時間でスリおろせるおろし器を提供する。
【解決手段】おろし金に穴を設けて穴部としたおろし刃を複数設け、おろし刃の穴部の一方を、おろし金の板面から穴の周辺を屋根状に途出させたドーム部を形成し、穴の他方に呼び溝を形成し、食材が穴をスムーズに切断通過させる事でスリおろしが容易で、綺麗な断面形状が得られると共に、大きさ、形状の変えられる両面構造とした。
【選択図】図6

Description

本考案は、大根などの野菜をスリおろす、おろし器に関する。
従来から、大根をおろす大根おろし器として、金属板状に複数の目立てを行い、棘状の突起を設けた大根おろし器や、わさびなどをスリおろすおろし器があった。これらは、スリおろした食材を溜め置く部分がついている。近年は、板状に、角や丸状の穴を複数設け、穴の周辺に棘状の突起を設けたおろし器があり、穴からスリおろしたおろし食材が下に落ちる仕組みとなっており、これらを、皿などの上でスリおろすタイプのものや、容器上に載置しておろす、容器載置式のおろし器等がある。また、皿の中心部付近に凸部を設け、凸部の上面に棘状の突起を複数設けておろし部とした、容器つきのおろし器などがある。
従来のおろし器は、棘状の突起部を設け、突起部に食材を押しつけ擦り付け食材を微細に潰し砕きおろす事が行われており、例えば大根をおろした際を例にすると細胞が潰され繊維質の上に大根の水分が上澄みの様に分離される。水分の部分が野菜の旨みであるとも言えるにも係わらず、水分を取り除くと繊維質が主に残り、主に繊維質を食べている事になりかねない。また、水分を除かないと他の調味料が薄まってしまい、例えば醤油のかけすぎになってしまうなどの問題がある。
特許文献1には、「突起刃の刃密度を10〜20個/cm2とし、これら複数の突起刃を備えたおろし部の面積を15〜20cm2とし、かつ上記おろし部の中央部における突起刃の刃先高さを1〜1.5mmとしてセラミック製おろし器を構成する。」とあるように、おろし部上に突起刃を設けたおろし器である。
特許文献2には、「本発明は、このような従来のおろし器の問題点に注目し、おろし金面に対する野菜の押し付け角度変更を行わずとも、極めて効率良く野菜をすりおろすことができるおろし器を提供することが技術的課題である。」で「この湾曲おろし面部2Bは前記平坦おろし面部2Aからおろし金面2の他側の端部側へ至る程湾曲度合いが徐々に強くなる湾曲形状に形成したことを特徴とするおろし器に係るものである。」とあるようにおろし金の湾曲度合いを徐々に大きくなる形状としたものであるとともに皿などの上に載せてスリおろすおろし刃が突起状のものである。
また、特許文献3には、「おろし板11の手前側部分11aを上方に凸となるように大きく湾曲させるとともに、おろし板11の向こう側部分11bを略平らとなるようにし、これらの向う側部分11bと手前側部分11aとを滑らかに連続させたこと。」これもまた、おろし刃が突起状のものである。
特許文献4では、「経済的に生産でき、安全で、組み立ても簡単な、単一プラスチックのパーツからなるおろし器を与える。」とあるように単一プラスチックのパーツからなるおろし器であり、「上方端で軸旋回結合され垂直に方向づけられた第1及び第2パネル部材を有し、及び作業台上にフレームを支持するための分岐下方端を有する逆V字形の自立フレームと、保管用に平行に固定され、使用の際に自立するように拡張するフレームパネル部材と、」とあるように、逆V字形の自立フレームの2面におろし部が設けられ、先端に鋭い刃を設けたプラスチック製のおろし刃を用いたものである。プラスチックの刃は金属の刃に比べ先端を鋭くしないと切れにくく、鋭くすると先端が曲がりやすくなる。このため切れ味が長持ちしない欠点がある。また、平面に突起部が設けられていることから、押し付けながらおろしても、丸穴の穴部を通過したにもかかわらず板面で反発しブロック断面形状が板側で平面となり半円型となる。また、これらの理由等からスムーズに切れにくい。また、おろし金の片面側を使用しているだけである。
これらの様に、おろし器の両面で大きさ、機能、形状を変えておろすことが出来、野菜などを水分を出さずに、綺麗な形でブロック断面でおろす、連続した長さでおろす、細かくおろす、更に長持ちするなどの特徴を有したおろし器は無かった。
特許公開2002−191512号公報 特許公開2005−073861号公報 特許公開2003−325364号公報 特許公開平6−315442号公報
野菜などの旨みを逃がさずに、食感や、旨みを味わいながら、それぞれの食材の特性に合わせスリおろしが出来る。チーズやクッキー、野菜等と幅広くスリおろせるおろし器が求められている。
上記課題を解決するために、本考案の一態様に係るおろし器は、野菜やチーズなどをおろすおろし器において、薄板状のおろし金の周囲におろし枠を設け、おろし金に穴を設けて穴部としたおろし刃を複数設け、おろし刃の穴部の一方を、おろし金の板面から穴の周辺を屋根状に途出させたドーム部を形成した。
また、おろし刃のドーム部を形成した下側の穴部を、おろし金板面から下側に凹みを形成し、おろし食材ブロックの断面形状を形成しやすくするための呼び溝を設けた。さらに、おろし刃の穴部の周辺に棘状の突起部を設けた。また、おろし刃の穴を略円形が連なった略ひょうたん型、ハート型、角形とした。さらに、おろし刃を表裏に設け、両面使用を可能とした。また、おろし刃の穴の大きさ、形状を、おろし金の表裏で異なる形状を設けた。その上、おろし金の裏面を略平面に複数の棘状突起の群を形成した。さらには、おろし枠を容器の上に載せる構造、または、おろし枠に柄を設けた構造、または、おろし枠に柄を設けおろし枠に取り付け取り外し可能な収容容器を付けた構造、中央部に凸部を設けた中央凸皿と、中央凸皿の凸部におろし枠を取り付けておろし器としたことを特徴とするおろし器である。
野菜などの旨みを逃がさずに、食感や、旨みを味わいながら、それぞれの食材の特性に合わせスリおろしが出来、多くの道具を使用せずにチーズやクッキー、野菜等と幅広く簡単に短時間でスリおろせるおろし器となり、子供から老人まで多くの人が便利に使える。このため、億劫がらずに野菜を美味しく食す機会が増えることにより健康増進や健康維持につながることが期待できる。
本考案おろし器の各実施例の形態の概要説明図である。 本考案おろし器のおろし金の実施例の斜視図と一部断面図である。 本考案おろし器のおろし刃の実施例の斜視図である。 本考案おろし器のおろし金の他の実施例の斜視図である。 本考案おろし器のおろし金の他の実施例の斜視図である。 本考案おろし器の実施例の斜視図である。 本考案おろし器の他の実施例の斜視図である。 本考案おろし器の他の実施例の斜視図である。 本考案おろし器の他の実施例の斜視図である。 本考案おろし器の他の実施例の使用状態の斜視図である。
本考案の実施例のおろし器の形態の概要説明を図1に示す。
図1(a)は、台の上に置いた容器上におろし部を載せて使用する載置タイプを示す。(b)は、柄を設け柄を握り台の上に置いた容器部(皿など)の上におろし部をかざしたり、容器に載せておろすタイプを示す。(c)は、おろし部の下に取り外し可能に容器部を設けたおろし器で、手に持ちおろし、容器部に食材を溜めるタイプのものを示す。(d)は、容器部の底に凸部を設け、凸部の上におろし部を載置したタイプのものを示す。いずれもおろし部でおろされた食材はおろし器の穴を通過しおろし器の下に移動する。本考案では、これらの各タイプが対象となる。
以降、本考案の実施の形態について、図に基づいて詳しく説明する。先に、おろし器のおろし金の構成を説明する。
図2は、本考案のおろし器の実施例のおろし金を示し(a)は斜視図を、(b)は、断面図を、(c)(d)は斜視図を示す。おろし金4は、穴の空いた穴部8を有し、穴部8を板上おろし金4の板面から穴の周辺を屋根状に途出させたドーム部6を複数形成したものを示す。(a)では、おろし刃のドーム部6を形成した下側の穴部を、おろし金板面から下側に凹みを形成し、おろし食材ブロックの断面形状を形成しやすくするための呼び溝80を設けた。(b)は、食材12をスリおろしている状態を示す。食材12を、図の右から左方向に押し付け移動する事により食材12が穴部8を通り抜け、おろし刃4aにより分離され、図の下方にスリおろした食材片10となる状態を示す。この時、食材を押し付けることにより食材が変形して穴部8を通過する。穴部8の板側の呼び溝80が食材の変形を板面で止めずに変形を促すことや、食材の流れをスムーズにすることにより、スリおろし食材が穴部8の穴を通過しやすくすると共に、スリおろした食材片10の断面が穴の原型に近い形を生成しやすくなる。
また、この時に穴部8は穴の中心までは広がり、中心からは徐々に狭く(図中矢印方向に)なり、斜めにスライスされる動きになり切れを促進する。このような事から穴部の穴の形状を楕円形や、略ひし形とすることによりスライス切り効果が一層高まる、更に円と楕円形を組み合わせることも考えられる。これらは、本考案の応用範囲と考え記載を省略する。
(c)は穴部8の形状を略四角な穴形状としたものを示す。(d)は、おろし刃4の穴部8の周辺に棘状の突起部、棘状突起9を設けたものである。棘状の突起は硬い食材でも先端の尖りが先に食材に刺さり徐々に裂け目を広げる効果があり、よりスムーズに食材をスリおろす結果となる。
図3は、おろし器のおろし金のおろし刃4aを示し、食材がおろし刃によりブロック断面でおろされる状態を説明する。食材が図右側からおろし刃を通りスリおろされた食材の断面形状を説明するものである。(a)は穴部が略円形のものを示し、スリおろしの断面15の形状と通過経緯線16、16aを二点鎖線と破線で示す。断面の形状の下部は食材を押し付けおろされることにより、変形、扁平してスリおろされ、その後、変形、扁平が元の状態に戻る。このようなことから、破線で示すように通過経過線が他の通過経過線と平行で示していない。(b)は略円形の穴部を連ねた形状の穴を有したおろし刃4iを示し、略円形が連なったスリおろしの断面15となる穴部を設けた例を示す。断面が略ひょうたん型の幅広のスリおろし食材が得られる。(c)は、ハート型のスリおろしの断面15となる穴部を設けた例を示す。これにより食感ばかりか、この様に見た目にも楽しいスリおろしした食材が得られる。
図4は、おろし金を構成するおろし刃の他の実施例を示す。(a)は、おろし金4の板上に複数の穴部8cを設け、穴部8cの一方を板上から突出させ屋根状とすると共に屋根のひさし部に棘状の棘状突起9aを設けたおろし刃4fを示すと共に、おろし刃4fを複数設けたおろし金4を示す。棘の方向はドーム部の屋根状のひさしに沿って伸びており、食材を刺し破る効果があるため、スムーズなおろしが実現できる、一方で、棘状突起がケガの原因にも結びつき易いため突起を図の様に三角突起としている、ただし、ここで棘の形を制限するものではない。(b)は、おろし金4の上面に前記(a)のおろし刃4fを、下面におろし刃4gを設けたものである。(c)は、おろし金4に穴部8eを設け穴部8eの一方を板上から上面に突出させ屋根状とすると共に屋根のひさし部に棘状の棘状突起9aを設け、下面にも同じ様に下面に突出させ、棘状突起9bを設けたものを示す。棘状突起の形は上面、下面で異なっている。(b)、(c)のおろし刃はおろし金の表裏を返した場合に食材の移動方向は反対方向になるため、スリおろす方向を変えたり、おろし枠に固定する向きを変えるのが好ましい。
図5は、おろし金を構成するおろし刃の他の実施例を示す。(a)は、穴部8bの周辺に設けた棘状突起9の棘の方向を稍上面と下面にしたもので、両面でのスリおろしを可能にすると共に、棘状突起の大きさを異なるものとし、食材のスリおろしの大きさを変えられるものとしたものを示す。また、棘上突起9はドーム部6の屋根方向と少し角度を持たせることにより、棘上突起9を差し込む方向と、棘が抵抗になりおろす効果の両面をねらった形状としている。(b)は、略四角の穴部8のおろし刃4aを有し、おろし金4の板上から上方に屋根状に傾斜させ膨らませたドーム部6を設け、穴部8の下側の裏面には棘状の棘上突起9cを設けたもので、おろし金の裏側(反転した際)に棘上突起9cのみでおろすものであり、従来のおろしが出来るものを示す。このように表面でブロック状のスリおろしが、裏面では、細かくすり潰す(切り裂く)おろしが可能となる。また、裏面の棘上突起は裏面の板上に目立てして設けてもよい。また、それらと合成しても良い。
ここからは、上記のおろし金4を使用したおろし器の具体的な形状を元に説明する。
図6はおろし器の実施例の斜視図、及び断面図を説明する。容器の上におろし枠を載せておろす載置タイプのおろし器を示し、食材コンテナ5の上におろし枠2を持った前記おろし刃を使用したおろし金4が載置され、食材12が手11によりおろし金4のおろし刃4aによりスリおろしされる状況を示す。食材容器内に溜まったスリおろしされた食材は、摘み部14を持ち上げることによりおろし枠2が容器コンテナ5より外され内容物を取りだしたり、おろし金を反対に付け替えたりするものである。
具体的は、例えば、おろし金は0.2mm前後のステンレス鋼板を周囲にエンボス加工を施しエンボス部40を形成することで板のゆがみ等を防止し、その中央部に複数の穴を打ち抜き、穴の周辺を屋根状に突起させドーム部とし、突起させた穴の断面をおろし刃の刃にする。穴の打ち抜きはあえて外側に多少のバリ(返り)を持たせる事で切れ味(スリおろし易さ)を良くする。また、穴の断面を斜めに角押し(潰し)加工を加えて刃先端を鋭角とし、切れ味を増しても良い。おろし枠はプラスチック樹脂やエラストマー樹脂でおろし金をインサート成形する。または、ステンレス鋼の角や丸ワイヤーに溶接しても良い。もちろん、おろし金とおろし枠を硬度の高いプラスチック樹脂(例えばポリカボネートやコポリエステル)で成型しても良いものである。
以降、同じ内容は省略する。
図7は、おろし枠2に柄3を設けおろし枠2に前記おろし刃のおろし金4を使用したおろし器で、容器や皿の上にかかげ、または、これらの上に置き使用するおろし器1を示す。ここでは、皿23の縁を押さえ凸部20や、押さえ凹み部21を複数円周状に設けおろし器1皿の縁をとらえ動かないようにしたものを示し、皿の大小円周の大きさに対応し、スリおろし時に皿からおろし器が滑らないようにしたものである。
おろし枠をエラストマー樹脂で成型する事により、皿の縁をとらえるグリップ力が増す。
図8は本考案の前記おろし刃を有するおろし金4を使用したおろし器1aを示し、(a)は平面図を、(b)は正面図の断面を示す。食材コンテナ50は止め穴51に一方を差込、他の一方を貫通した穴に、弾力を利用したバー状の突起部を差込止めるストッパー52を設け、取り外しやすくする取り外しレバー53によりおろし枠2に簡単に取り付け取り外しが出来るものである。図10(a)の様に片手で空中に持ち、食材12のスリおろしができる。このため、テーブルなどにスペースがなくともスリおろす事が可能である。食材(例えば大根)はおろし金を図で右から左方向に押しながら移動することにより、おろし金4のおろし刃の穴に大根が引掛かり、大根がおろし刃の穴を通り、下部に押し出されるようにおろされるものである。さらに、おろされた大根は食材コンテナに落ちて溜まる。このため、スリおろした大根が回りに飛び散ったり、汁をこぼしたりが防止される。一方、図10(b)に示す様におろし器の先端をテーブルに掛けて、柄を片手で支え、スリおろす事が可能である。一方をテーブルに掛けて使用するために安定性が増すと共に力が入れやすくなる。また、省スペースでも操作が可能である。さらに図8の(c)で示すおろし器は、凹み部21、凸部20を図7の用に円周上に並べたもので、食材コンテナを外した状態で、皿の上で安定的にスリおろしを可能とするものであり、柄を手に持ち空中で、一方をテーブルに掛け、皿の上での3通りの使い分けが出来て便利なおろし器となる。また、図示しないが、前に記載のおろし刃の組み合わせによりより多様で便利なおろし器となる。
図9は、前記おろし刃のおろし金4を使用したおろし器1bの平面図、及び正面図の断面を示し、容器部の底に凸部31を設け、凸部31の上におろし枠2を載置したものを示す。おろし枠2は凸部31に勘合するもので、取り外しが可能とする。ここでは、凸部31上をおろし枠が回転しないように楕円形の凸部31とおろし枠2としている。
おろし金4上でスリおろされた食材は抜け穴2aaを介して、皿上に流れ落ちるものであり、おろし枠はプラスチック樹脂、または、柔軟性の高いエラストマー樹脂やシリコンゴムで形成する事によりぐらつきを防ぐ事が出来る。
例えば、今まで大根は大根おろしでスリおろすと水気が多く出てしまう。一方、包丁による千切りは、切り目の角の食感が出やすく味もしみこみにくい。このため塩もみ等を行っていたが、野菜の水気もモミ出してしまい、本来の野菜の味を失いかねなかった。キュウリや、にんじん等でも同じことがあった。本考案のおろし器でおろした大根は、大根の筋方向に沿っておろした場合には、ところてんの様に長く押し出されると同時に、大根はところてんに比べ固いので、表面はささくれた状態となると共に表面がスポンジのように弾力が現れる。このようなことから、本考案のおろし器でスリおろされた大根は、従来の千切りと異なる食感が得られると共に、大根の表面に味もしみこみやすくなる。一方、大根の筋と略直角方向にスリおろした場合には、形状が略球形状で、表面がささくれた、例えば、みぞれや、雪あられとも表現できるような状態となる。このように、従来のおろし器や包丁では出来ない形状や食感が得られる。更に、従来のおろし器で山芋をスリおろすと全体が比較的均一にスリおろされ、ズルズルと飲み込む食感となっていたが、本考案のおろし器では芯が有り噛み応えの残るとろろが完成する。これを、例えばご飯にかけた際にご飯の噛み応えと近くなり、従来のご飯と一緒にズルズルと飲み込む食べ方と異なり、ご飯と一緒に噛みながら食べる食べ方が可能となる。このために消化が良くなる。更に、スリおろし時にぬめりが減少する為にすべりにくくスリおろし易くなる。この様に山芋等で、従来のスリおろしや包丁による千切りの食感と異なるもう一つの食感が味わえる。
また、前記の全ての棘状突起は大きさばかりでなく、例えば、上部で二股に分かれた突起とする、先端に丸味を付けるなどの様に形状を変えても良い。スリおろし効率や、スリおろし形状を考えた色々な形状が考えられるが、このような範囲は本考案の応用の範囲と考えられる。
1・1a・1b:おろし器、2:おろし枠、2a:止め受け部、2aa:抜け穴、2b:ストッパー受け部、3:柄、4:おろし金、4a・4b・4c・4d・4e・4f・4g・4h・4i・4j:おろし刃、5:食材コンテナ、6:ドーム部、6a:凹み部、7:座部、8・8a・8b・8c・8d・8e・81:穴部、80:呼び溝、9・9a・9b・9c:棘状突起、10:スリおろした食材片、11:手、12:食材、13:テーブル、14:摘み部、16:二点鎖線、16a:破線、20:押さえ凸部、21:押さえ凹み部、22:皿外周、23:皿、30:皿、31:凸部、40:エンボス部、50:食材コンテナ、51:止め穴、52:ストッパー、53:取り外しレバー

Claims (9)

  1. 野菜やチーズなどをおろすおろし器において、
    薄板状のおろし金の周囲におろし枠を設け、
    おろし金に穴を設けて穴部としたおろし刃を複数設け、
    前記おろし刃の穴部の一方を、おろし金の板面から穴の周辺を屋根状に途出させドーム部を形成したことを
    特徴とするおろし器。
  2. 請求項1に記載のおろし器において、
    前記おろし刃のドーム部を形成した下側の穴部を、おろし金板面から下側に凹みを形成し、
    おろし食材ブロックの断面形状を形成しやすくするための呼び溝を設けたことを
    特徴とするおろし器。
  3. 請求項1から2の何れか一項に記載のおろし器において、
    前記おろし刃の穴部の周辺に棘状の突起部を設けたことを
    特徴とするおろし器
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載のおろし器において、
    前記おろし刃の穴を略円形が連なった略ひょうたん型、ハート型、角形としたことを
    特徴とするおろし器。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載のおろし器において、
    前記おろし刃を表裏に設け、両面使用を可能としたことを
    特徴とするおろし器。
  6. 請求項1から5の何れか一項に記載のおろし器において、
    前記おろし刃の穴の大きさ、形状を、おろし金の表裏で異なる形状を設けたことを
    特徴とするおろし器。
  7. 請求項1から4の何れか一項に記載のおろし器において、
    前記おろし金の裏面を略平面に複数の棘状突起の群を形成したことを
    特徴とするおろし器。
  8. 請求項1から7の何れか一項に記載のおろし器において、
    おろし枠を容器の上に載せる構造、または、おろし枠に柄を設けた構造、または、おろし枠に柄を設けおろし枠に取り付け取り外し可能な収容容器、食材コンテナを設けた構造としたことを
    特徴とするおろし器。
  9. 請求項1から4の何れか一項に記載のおろし器において、
    中央部に凸部を設けた中央凸皿と、中央凸皿の凸部におろし枠を取り付けておろし器としたことを
    特徴とするおろし器。

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