ところで、食品を含む各種商品の品質は、その商品が消費者に提供されるまでの過程における様々な要因に強く影響を受けるものである。
そのため、食品の原料粉末見本は、食品の品質についての情報を得ることができる要因ではあるものの、たった1つの要因に過ぎず、原料粉末見本を食品に添付して食品を提供するといった特許文献1に記載の技術のみでは、消費者が安心して食品を選択するといった目的を実現するのに充分ではない場合がある。
本発明は以上の点に鑑みて創案されたものであって、より一層充分に消費者が安心して食品を選択することが可能となる食品製品及び食品製品の提供方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するために、本発明の食品製品は、二次産品である第1の食品と、該第1の食品と同種同類の食品であると共に、少なくともその一部が、前記第1の食品と共に提供される第2の食品と、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総重量と前記第2の食品に用いられた砂糖の総重量との差の絶対値と同じ重量の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総体積と前記第2の食品に用いられた砂糖の総体積との差の絶対値と同じ体積の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総重量と前記第2の食品に用いられた塩の総重量との差の絶対値と同じ重量の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総体積と前記第2の食品に用いられた塩の総体積との差の絶対値と同じ体積の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量との差の絶対値と同じ重量のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積との差の絶対値と同じ体積のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総重量と前記第2の食品に用いられた調味料の総重量との差の絶対値と同じ重量の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総体積と前記第2の食品に用いられた調味料の総体積との差の絶対値と同じ体積の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量との差の絶対値と同じ重量のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積との差の絶対値と同じ体積のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総重量と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総重量との差の絶対値と同じ重量の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総体積と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総体積との差の絶対値と同じ体積の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量との差の絶対値と同じ重量のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積との差の絶対値と同じ体積のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総重量と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総重量との差の絶対値と同じ重量の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総体積と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総体積との差の絶対値と同じ体積の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総重量と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総重量との差の絶対値と同じ重量のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総体積と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総体積との差の絶対値と同じ体積のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総重量と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総重量との差の絶対値と同じ重量の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総体積と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総体積との差の絶対値と同じ体積の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量との差の絶対値と同じ重量の脱脂加工大豆若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積との差の絶対値と同じ体積の脱脂加工大豆若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物とを備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である第1の食品と、該第1の食品と同種同類の食品である第2の食品の少なくとも一部と、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総重量と前記第2の食品に用いられた砂糖の総重量との差の絶対値と同じ重量の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総体積と前記第2の食品に用いられた砂糖の総体積との差の絶対値と同じ体積の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総重量と前記第2の食品に用いられた塩の総重量との差の絶対値と同じ重量の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総体積と前記第2の食品に用いられた塩の総体積との差の絶対値と同じ体積の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量との差の絶対値と同じ重量のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積との差の絶対値と同じ体積のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総重量と前記第2の食品に用いられた調味料の総重量との差の絶対値と同じ重量の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総体積と前記第2の食品に用いられた調味料の総体積との差の絶対値と同じ体積の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量との差の絶対値と同じ重量のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積との差の絶対値と同じ体積のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総重量と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総重量との差の絶対値と同じ重量の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総体積と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総体積との差の絶対値と同じ体積の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量との差の絶対値と同じ重量のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積との差の絶対値と同じ体積のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総重量と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総重量との差の絶対値と同じ重量の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総体積と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総体積との差の絶対値と同じ体積の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総重量と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総重量との差の絶対値と同じ重量のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総体積と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総体積との差の絶対値と同じ体積のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総重量と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総重量との差の絶対値と同じ重量の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総体積と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総体積との差の絶対値と同じ体積の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量との差の絶対値と同じ重量の脱脂加工大豆若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積との差の絶対値と同じ体積の脱脂加工大豆若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物とを、共に提供する工程を備える。
更に、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である第1の食品を、該第1の食品と同種同類の食品である第2の食品の少なくとも一部を見せて、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総重量と前記第2の食品に用いられた砂糖の総重量との差の絶対値と同じ重量の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総体積と前記第2の食品に用いられた砂糖の総体積との差の絶対値と同じ体積の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総重量と前記第2の食品に用いられた塩の総重量との差の絶対値と同じ重量の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総体積と前記第2の食品に用いられた塩の総体積との差の絶対値と同じ体積の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量との差の絶対値と同じ重量のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積との差の絶対値と同じ体積のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総重量と前記第2の食品に用いられた調味料の総重量との差の絶対値と同じ重量の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総体積と前記第2の食品に用いられた調味料の総体積との差の絶対値と同じ体積の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量との差の絶対値と同じ重量のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積との差の絶対値と同じ体積のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総重量と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総重量との差の絶対値と同じ重量の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総体積と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総体積との差の絶対値と同じ体積の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量との差の絶対値と同じ重量のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積との差の絶対値と同じ体積のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総重量と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総重量との差の絶対値と同じ重量の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総体積と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総体積との差の絶対値と同じ体積の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総重量と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総重量との差の絶対値と同じ重量のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総体積と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総体積との差の絶対値と同じ体積のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総重量と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総重量との差の絶対値と同じ重量の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総体積と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総体積との差の絶対値と同じ体積の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量との差の絶対値と同じ重量の脱脂加工大豆若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積との差の絶対値と同じ体積の脱脂加工大豆若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物、と共に提供する工程を備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である第1の食品を、該第1の食品と同種同類の食品である第2の食品の少なくとも一部と、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総重量と前記第2の食品に用いられた砂糖の総重量との差の絶対値と同じ重量の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総体積と前記第2の食品に用いられた砂糖の総体積との差の絶対値と同じ体積の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総重量と前記第2の食品に用いられた塩の総重量との差の絶対値と同じ重量の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総体積と前記第2の食品に用いられた塩の総体積との差の絶対値と同じ体積の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量との差の絶対値と同じ重量のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積との差の絶対値と同じ体積のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総重量と前記第2の食品に用いられた調味料の総重量との差の絶対値と同じ重量の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総体積と前記第2の食品に用いられた調味料の総体積との差の絶対値と同じ体積の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量との差の絶対値と同じ重量のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積との差の絶対値と同じ体積のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総重量と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総重量との差の絶対値と同じ重量の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総体積と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総体積との差の絶対値と同じ体積の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量との差の絶対値と同じ重量のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積との差の絶対値と同じ体積のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総重量と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総重量との差の絶対値と同じ重量の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総体積と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総体積との差の絶対値と同じ体積の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総重量と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総重量との差の絶対値と同じ重量のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総体積と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総体積との差の絶対値と同じ体積のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総重量と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総重量との差の絶対値と同じ重量の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総体積と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総体積との差の絶対値と同じ体積の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量との差の絶対値と同じ重量の脱脂加工大豆若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積との差の絶対値と同じ体積の脱脂加工大豆若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物、とを見せて提供する工程を備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である第1の食品を、該第1の食品と同種同類の食品である第2の食品の少なくとも一部と共に、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総重量と前記第2の食品に用いられた砂糖の総重量との差の絶対値と同じ重量の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた砂糖の総体積と前記第2の食品に用いられた砂糖の総体積との差の絶対値と同じ体積の砂糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総重量と前記第2の食品に用いられた塩の総重量との差の絶対値と同じ重量の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた塩の総体積と前記第2の食品に用いられた塩の総体積との差の絶対値と同じ体積の塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量との差の絶対値と同じ重量のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積と前記第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積との差の絶対値と同じ体積のタンパク加水分解物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総重量と前記第2の食品に用いられた調味料の総重量との差の絶対値と同じ重量の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた調味料の総体積と前記第2の食品に用いられた調味料の総体積との差の絶対値と同じ体積の調味料若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量との差の絶対値と同じ重量のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積と前記第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積との差の絶対値と同じ体積のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総重量と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総重量との差の絶対値と同じ重量の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工油脂の総体積と前記第2の食品に用いられた加工油脂の総体積との差の絶対値と同じ体積の加工油脂若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量との差の絶対値と同じ重量のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積と前記第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積との差の絶対値と同じ体積のトランス脂肪酸若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総重量と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総重量との差の絶対値と同じ重量の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた加工デンプンの総体積と前記第2の食品に用いられた加工デンプンの総体積との差の絶対値と同じ体積の加工デンプン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総重量と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総重量との差の絶対値と同じ重量のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられたリン酸塩の総体積と前記第2の食品に用いられたリン酸塩の総体積との差の絶対値と同じ体積のリン酸塩若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総重量と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総重量との差の絶対値と同じ重量の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた合成ビタミンの総体積と前記第2の食品に用いられた合成ビタミンの総体積との差の絶対値と同じ体積の合成ビタミン若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積と前記第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量との差の絶対値と同じ重量の脱脂加工大豆若しくは擬似物、前記第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積と前記第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積との差の絶対値と同じ体積の脱脂加工大豆若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物、を見せて提供する工程を備える。
ここで、第1の食品と第2の食品とは同種同類の食品であり、換言すると、第1の食品と第2の食品とは、「食品として同一視できる」といった関係にある。例えば、クリームパンとジャムパンとでは、菓子パンという点で共通しているものの、菓子パンの種類が異なるために同種同類の食品ではない。
なお、第2の食品は第1の食品と同種同類であることから、第2の食品も第1の食品と同様に二次産品である。
また、第2の食品については、「少なくともその一部」とされていることから、提供する第1の食品は全部であるのに対して、提供したり見せたりする第2の食品は、全部でも良いし、一部であっても良い。
また、第1の食品に用いられた食品添加物の総重量と第2の食品に用いられた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた食品添加物の総重量」と「第2の食品に用いられた食品添加物の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた食品添加物の総体積と第2の食品に用いられた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた食品添加物の総体積」と「第2の食品に用いられた食品添加物の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
なお、一括表示が認められている食品添加物(例えば、イーストフード等)について、個々の物質に着目して、総重量や総体積の差の絶対値と同じ重量や体積の食品添加物や擬似物を付属物とする場合も、ここでの「第1の食品に用いられた食品添加物の総重量と第2の食品に用いられた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物」や「第1の食品に用いられた食品添加物の総体積と第2の食品に用いられた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物」に該当する。
同様に、キャリーオーバーとみなされた複数の食品添加物について、個々の食品添加物に着目して、個々の食品添加物の総重量や総体積の差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物を付属物とする場合も、ここでの「第1の食品に用いられた食品添加物の総重量と第2の食品に用いられた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物」や「第1の食品に用いられた食品添加物の総体積と第2の食品に用いられた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物」に該当する。
また、第1の食品に用いられた砂糖の総重量と第2の食品に用いられた砂糖の総重量との差の絶対値と同じ重量の砂糖若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた砂糖の総重量」と「第2の食品に用いられた砂糖の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた砂糖の総体積と第2の食品に用いられた砂糖の総体積との差の絶対値と同じ体積の砂糖若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた砂糖の総体積」と「第2の食品に用いられた砂糖の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられた塩の総重量と第2の食品に用いられた塩の総重量との差の絶対値と同じ重量の塩若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた塩の総重量」と「第2の食品に用いられた塩の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた塩の総体積と第2の食品に用いられた塩の総体積との差の絶対値と同じ体積の塩若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた塩の総体積」と「第2の食品に用いられた塩の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量と第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量との差の絶対値と同じ重量のタンパク加水分解物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量」と「第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積と第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積との差の絶対値と同じ体積のタンパク加水分解物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積」と「第2の食品に用いられたタンパク加水分解物の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられた調味料(アミノ酸等。以下、同様)の総重量と第2の食品に用いられた調味料の総重量との差の絶対値と同じ重量の調味料若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた調味料の総重量」と「第2の食品に用いられた調味料の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた調味料の総体積と第2の食品に用いられた調味料の総体積との差の絶対値と同じ体積の調味料若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた調味料の総体積」と「第2の食品に用いられた調味料の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量と第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量との差の絶対値と同じ重量のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量」と「第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積と第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積との差の絶対値と同じ体積のブドウ糖果糖液糖若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積」と「第2の食品に用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられた加工油脂の総重量と第2の食品に用いられた加工油脂の総重量との差の絶対値と同じ重量の加工油脂若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた加工油脂の総重量」と「第2の食品に用いられた加工油脂の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた加工油脂の総体積と第2の食品に用いられた加工油脂の総体積との差の絶対値と同じ体積の加工油脂若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた加工油脂の総体積」と「第2の食品に用いられた加工油脂の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量と第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量との差の絶対値と同じ重量のトランス脂肪酸若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量」と「第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積と第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積との差の絶対値と同じ体積のトランス脂肪酸若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積」と「第2の食品に用いられたトランス脂肪酸の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられた加工デンプンの総重量と第2の食品に用いられた加工デンプンの総重量との差の絶対値と同じ重量の加工デンプン若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた加工デンプンの総重量」と「第2の食品に用いられた加工デンプンの総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた加工デンプンの総体積と第2の食品に用いられた加工デンプンの総体積との差の絶対値と同じ体積の加工デンプン若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた加工デンプンの総体積」と「第2の食品に用いられた加工デンプンの総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられたリン酸塩の総重量と第2の食品に用いられたリン酸塩の総重量との差の絶対値と同じ重量のリン酸塩若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられたリン酸塩の総重量」と「第2の食品に用いられたリン酸塩の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられたリン酸塩の総体積と第2の食品に用いられたリン酸塩の総体積との差の絶対値と同じ体積のリン酸塩若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられたリン酸塩の総体積」と「第2の食品に用いられたリン酸塩の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量と第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量」と「第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積と第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積」と「第2の食品に用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
ここで、一括表示でいう「一括名」とは、例えば、pH調整剤、乳化剤、イーストフード、香料、かんすい、膨張剤、光沢剤等を指す。それぞれは7種類から30種類ぐらい、またはそれ以上の合成化合物を一括名で表示している。なお、第1の食品を提供する際に、一括表示が認められている食品添加物の個々に着目して、その情報(物質名や量の情報)を消費者に提供しても良い。
また、第1の食品に用いられた合成ビタミンの総重量と第2の食品に用いられた合成ビタミンの総重量との差の絶対値と同じ重量の合成ビタミン若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた合成ビタミンの総重量」と「第2の食品に用いられた合成ビタミンの総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた合成ビタミンの総体積と第2の食品に用いられた合成ビタミンの総体積との差の絶対値と同じ体積の合成ビタミン若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた合成ビタミンの総体積」と「第2の食品に用いられた合成ビタミンの総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
ここで、「合成ビタミン」とは、ビタミンB1ラウリル硫酸塩、ビタミンB2合成着色料、ビタミンC合成酸化防止剤、ビタミンE合成酸化防止剤等の、全ての化学合成でできたものを指す。なお、合成ビタミンが複数種類存在することから、合成ビタミンが意味するとされる個々の物質(例えば、ビタミンB1ラウリル硫酸塩)に着目して、「第1の食品に用いられた個々の物質と第2の食品に用いられた個々の物質の差(重量差や体積差)」を把握する場合も、本発明内容に含むものである。
また、第1の食品を提供する際に、合成ビタミンが意味するとされる個々の物質に着目して、その情報(物質名や量の情報)を消費者に提供しても良い。
また、第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量と第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量」と「第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積と第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積」と「第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
なお、キャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量や総体積については、最終の生産工程を担当するメーカーが、前工程を担当するメーカーから情報を受け取ることになる。また、前工程に下請け会社が存在する場合には、下請け会社で使用された食品添加物の名称、使用量、生産者名、生産地(番地)、生産状況(動画)等の情報を収集し、記載することが考えられる。
また、第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量と第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量との差の絶対値と同じ重量の食品添加物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量」と「第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積と第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積との差の絶対値と同じ体積の食品添加物若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積」と「第2の食品に用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量と第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量との差の絶対値と同じ重量の脱脂加工大豆若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量」と「第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積と第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積との差の絶対値と同じ体積の脱脂加工大豆若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積」と「第2の食品に用いられた脱脂加工大豆の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられた、食品添加物、砂糖、塩、タンパク加水分解物、調味料、ブドウ糖果糖液糖、加工油脂、トランス脂肪酸、加工デンプン、リン酸塩、食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物、合成ビタミン、食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物、食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物、脱脂加工大豆(以下、食品添加物〜脱脂加工大豆をまとめて「食品添加物等」と称する。)の少なくとも1つのうち、付属物を構成するものの総重量や総体積に関する情報と、第2の食品に用いられた食品添加物等の少なくとも1つのうち、付属物を構成するものの総重量や総体積に関する情報とを有する食品情報によって、より一層充分に付属物を構成する食品添加物等の重量差や体積差が明確になる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品は、二次産品である第1の食品と、該第1の食品と同種同類の食品であると共に、少なくともその一部が、前記第1の食品と共に提供される第2の食品と、前記第1の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量との差の絶対値と同じ重量の前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、前記第1の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積との差の絶対値と同じ体積の所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物とを備える。
更に、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である第1の食品と、該第1の食品と同種同類である第2の食品の少なくとも一部と、前記第1の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量との差の絶対値と同じ重量の前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、前記第1の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積との差の絶対値と同じ体積の所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物とを、共に提供する工程を備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である第1の食品を、該第1の食品と同種同類の食品である第2の食品の少なくとも一部を見せて、前記第1の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量との差の絶対値と同じ重量の前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、前記第1の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積との差の絶対値と同じ体積の所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物、と共に提供する工程を備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である第1の食品を、該第1の食品と同種同類の食品である第2の食品の少なくとも一部と、前記第1の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量との差の絶対値と同じ重量の前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、前記第1の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積との差の絶対値と同じ体積の所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物、とを見せて提供する工程を備える。
また、上記の目的を達成するために、本発明の食品製品の提供方法は、二次産品である第1の食品を、該第1の食品と同種同類の食品である第2の食品の少なくとも一部と共に、前記第1の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量との差の絶対値と同じ重量の前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、前記第1の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積と前記第2の食品の原料として用いられた前記所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積との差の絶対値と同じ体積の所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物、の少なくとも1つである付属物、を見せて提供する工程を備える。
ここで、第1の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量と第2の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量との差の絶対値と同じ重量の所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量」と「第2の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量」の差(重量差)を容易に把握することができる。
更に、第1の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積と第2の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積との差の絶対値と同じ体積の所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)若しくは擬似物である付属物によって、「第1の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積」と「第2の食品の原料として用いられた動物性食品若しくは植物性食品である所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総体積」の差(体積差)を容易に把握することができる。
また、第1の食品に用いられた所定の食品原料(但し、調味料及び食品添加物を除く。)の総重量や総体積に関する情報と、第2の食品に用いられた所定の食品原料(但し、調味料や食品添加物を除く。)の総重量や総体積に関する情報とを有する食品情報によって、より一層充分に所定の食品原料の重量差や体積差が明確になる。
ところで、ここでの「食品」とは、栄養素の摂取や嗜好を目的とした飲食物(生鮮食品、動物性食品、植物性食品、加工食品、冷凍食品、嗜好食品、調味用材料、健康食品、サプリメント、飲料、弁当、加工材料等)を含むことは勿論のこと、医薬品や医薬部外品をも含む趣旨である。例えば、漢方薬も含まれる。また、飼料、養殖用飼料、ペットフード等、魚や動物を対象としたものも含む趣旨である。
また、ここでの「二次産品」とは、未加工の生鮮食品、未加工の動物性食品、未加工の植物性食品を加工した産品であり、もち、饅頭、漬物、野菜炒め、ステーキ、ハンバーグ、ラーメン、弁当、パン、牛乳、チーズ、ビール、ワイン、日本酒、ウイスキー、冷凍食品、缶詰、ペットボトル入りのお茶やジュース、コーヒー、清涼飲料、レストラン等で提供される一皿毎の食品等が該当する。
なお、ここでの「二次産品」には、一次産品を原料として加工した二次産品を含むことは勿論のこと、二次産品を原料として加工した二次産品をも含む。例えば、味付け済みの卵を原料として仕入れ、焼成して製造された玉子焼きを含む。更に、ここでの「二次産品」には、二次産品を原料として仕入れた二次産品をも含む。例えば、玉子焼きを原料として仕入れ、仕入れた玉子焼きを詰めた弁当も含む。
更に、「動物性食品」とは「動物に由来する食品」を意味し、肉、魚、貝、卵、乳などが挙げられ、「植物性食品」とは「植物体に存在する食品」を意味し、穀類、芋、豆、野菜、果実、キノコ、海藻類等が挙げられる。
なお、ここでの食品原料は、砂糖や塩といった調味料や食品添加物は含まない。
また、「見せる」とは、「第2の食品の実物」や「付属物の実物」を見せることは勿論、「第2の食品の静止画や動画」や「付属物の静止画や動画」を見せる場合も含む趣旨である。例えば、第2の食品や付属物の写真が掲載されたカタログを見せる場合や、第2の食品や付属物の写真や動画が掲載されたウェブサイトを見せる場合等も含まれる。
更に、「提供する」とは、実店舗で提供する(手渡す)場合は勿論、宅配便等で提供する(送付する)場合も含まれる。
また、食品添加物、砂糖、塩、タンパク加水分解物、調味料、ブドウ糖果糖液糖、加工油脂、トランス脂肪酸、加工デンプン、リン酸塩、食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物、合成ビタミン、食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物、食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物、脱脂加工大豆、若しくは、所定の食品原料(以下、これらをまとめて、便宜上、「食品添加物等」と称する)の擬似物とは、重量若しくは体積が同一であるものを意味する。
なお、擬似物がより一層食品添加物等と近似するために、略同一の外観を有した方が好ましいが、消費者に重量差を把握させるためには、食品添加物等と擬似物の重量が同一であれば充分であり、消費者に体積差を把握させるためには、食品添加物等を擬似物の体積が同一であれば充分である。
更に、「第1の食品に用いられた食品添加物等の総重量と第2の食品に用いられた食品添加物等の総重量との差の絶対値と同じ重量」とは、第1の食品に用いられた食品添加物等の総重量が、第2の食品に用いられた食品添加物等の総重量よりも大きな場合には、「第1の食品に用いられた食品添加物等の総重量−第2の食品に用いられた食品添加物等の総重量」を意味し、第1の食品に用いられた食品添加物等の総重量が、第2の食品に用いられた食品添加物等の総重量よりも小さな場合には、「第2の食品に用いられた食品添加物等の総重量−第1の食品に用いられた食品添加物等の総重量」を意味する。
同様に、「第1の食品に用いられた食品添加物等の総体積と第2の食品に用いられた食品添加物等の総体積との差の絶対値と同じ体積」とは、第1の食品に用いられた食品添加物等の総体積が、第2の食品に用いられた食品添加物等の総体積よりも大きな場合には、「第1の食品に用いられた食品添加物等の総体積−第2の食品に用いられた食品添加物等の総体積」を意味し、第1の食品に用いられた食品添加物等の総体積が、第2の食品に用いられた食品添加物等の総体積よりも小さな場合には、「第2の食品に用いられた食品添加物等の総体積−第1の食品に用いられた食品添加物等の総体積」を意味する。
また、第1の食品の、食品成分に関する情報、遺伝子組換えに関する情報、食品添加物に関する情報、の少なくとも1つを含む情報を提供したり、見せたりしても良い。
なお、「食品成分」とは、一例として、文部科学省科学技術・学術審議会資源調査分科会編集の「日本食品標準成分表2015年(七訂)」に記載されている様な表示を意味し、「栄養成分」をも含むものである。また、「遺伝子組換えに関する情報」とは、一例として、食品が遺伝子組換え作物であるか否かという情報であり、「食品添加物に関する情報」とは、一例として、食品添加物の名称、機能、使用量、生産者名、生産地等の情報である。
本発明の食品製品及び食品製品の提供方法では、消費者がより一層安心して食品を選択することが可能となり、食品の信頼度の向上を実現することができる。
以下、発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」と称する)について説明を行う。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.第3の実施の形態
4.変形例
<1.第1の実施の形態>
[構成の説明]
図1は本発明を適用した食品製品の一例を説明するための模式図であり、ここで示す食品製品Aは、食品1A及び食品1Bを密閉状に収容した容器2の底部に収容凹部3が形成されている。
なお、食品1Aと食品1Bとは、共に二次産品であり、同種同類の食品であり、食品1Aに用いられた食品添加物の総重量は、食品1Bに用いられた食品添加物の総重量よりも小さい。
収容凹部3には、食品添加物4が密閉状に封入された透明袋状の食品添加物封入体5が収容されている。なお、食品1Aと食品1Bと食品添加物4はそれぞれ別個に収容されており、容器2と食品添加物封入体5とが一体的に包装紙6で包装されている。
ところで、食品1Aや食品1Bに用いられる食品添加物の主な用途としては、(1)食品の変質や変色を防いで品質を安定させるためのpH調整剤、(2)食品の嵩を増す目的の増量剤、(3)食品の製造や加工のために必要な製造用剤、(4)食品の風味や外観、色合いを良くするための甘味料、着色料、香料など、(5)食品の保存性を良くする保存料、酸化防止剤など、(6)食品の栄養成分を補強する栄養補強剤、といったものが挙げられる。
例えば、食品がハンバーグである場合には、ハンバーグを製造する過程において添加された化学調味料や防腐剤等が、食品の食品添加物となる。
なお、食品添加物は極めて多数の種類が存在するが、その目的や用途別の分類の一例を示す。
合成品質改良剤 : リン酸ナトリウム、リン酸塩、プロピレングリコールなど。
合成甘味料 : サッカリンナトリウム、アスバルテーム、ソルビットなど。
甘味料 : ステビアなど。
合成着色料 : カロテノイド色素、赤3、赤10、黄4、タール色素、
銅葉緑素など。
着色料 : カルメル色素、クリナシ色素、クチナシ色素、カロチン色素など。
合成酸化防止剤 : ビタミンC、BHT、BHAなど。
合成保存料 : ソルビン酸、ソルビン酸カリウムなど。
合成調味料 : アミノ酸など。
pH調整剤 : 酢酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなど。
増粘多糖類 : キサンタンガム、グアーガムなど。
酸味料 : クエン酸、乳酸、ビタミンCなど。
化学調味料 : アミノ酸、グルタミン酸ナトリウム、アラニンなど。
漂白殺菌剤 : 次亜塩素酸ナトリウム、二酸化硫黄など。
膨張剤 : 炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸水素ナトリウム、
: 炭酸マグネシウムなど。
糊料 : CMC、繊維素グリコール酸カルシウム、メチルセルローズ、
ポリアクリル酸ナトリウム、澱粉グリコール酸ナトリウムなど。
また、食品添加物封入体5に封入された食品添加物4は、食品1Bに用いられた食品添加物の総重量から食品1Aに用いられた食品添加物の総重量を減じて得られた重量と同じ重量である。
[効果]
上記した本発明を適用した食品製品の一例では、食品1A及び食品1Bと食品添加物4とが一体化されているために、食品1A及び食品1Bを提供する際に、食品1A及び食品1Bのみならず、不可避的に食品添加物4をも提供することとなる。この様に、食品1A及び食品1Bと共に食品添加物4をも消費者に提供することができ、消費者は「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」の差(重量差)を把握することができる。このことによって、消費者は食品1Aが食品1Bとの比較において、食品添加物の使用量が少ないことを把握することができ、より一層食品1Aや食品1Bの品質を把握することが可能となる。
そして、食品添加物の摂取量を減らしたいと考える消費者の立場からすると、食品1Aの信頼度が向上することとなる。
また、食品添加物4を消費者に提供することで、食品1A及び食品1Bの品質理解の容易化を図ることが可能となる。即ち、一般に商品パッケージには、その商品に使用された食品添加物の表示がなされているものの、食品添加物の名称は専門的であると共に耳慣れしないことから、商品パッケージに食品添加物の表示がなされていたとしても、知覚的に理解し難い。換言すると、食品製品Aのパッケージに、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量の表示」や、「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量の表示」や、「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量から食品1Aを製造するにあたって用いられた総重量を減じた重量の表示」がなされていたとしても、知覚的に理解し難い。
これに対して、食品添加物4を消費者に提供することで、「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量から食品1Aを製造するにあたって用いられた総重量を減じた重量」が視覚的にも分かり易く、食品1Aや食品1Bの品質理解の容易化が実現することとなる。
更に、健康管理を行うにあたって消費者が着目するものの1つとして、食品添加物の摂取量が挙げられる点を考慮すると、食品添加物4を消費者に提供することで、健康管理に関心を有している消費者の要求に応じることができる。具体的には、食品1Aを食することで、食品1Bを食する場合と比較して減じることができた食品添加物の摂取量を把握することができることを通じて、消費者の要求に応じることができるのである。
なお、食品1Aや食品1Bを食したとしても食品添加物4は残るために、食品添加物4を保管することで、一日の食品添加物の摂取量の差分、一週間の食品添加物の摂取量の差分、一ヶ月の食品添加物の摂取量の差分、一年の食品添加物の摂取量の差分といった健康管理を行っていく上で重要な情報を得ることができる。
なお、特別な検査等を要せずに食品1Aや食品1Bの品質を判断できることによって、食品1Aや食品1Bの品質の安全性の判断材料となる情報を消費者が食品製品Aを購入する前段階で得ることができ、購入するか否かといった判断材料を消費者に提供することができる。一方、食品1Aや食品1Bの品質の判断にあたって検査等を要する場合には、購入後に初めて食品1Aや食品1Bの品質の安全性に関する情報を得ることとなるために、食品製品Aを購入するか否かといった判断材料を消費者に提供することはできない。
更に、食品添加物4を消費者に提供することで、通常は食品1Aや食品1Bの背景にあって消費者からは見えない部分をも知ることができ、より一層商品に対する親しみを感じさせることができ、食品製品Aの消費拡大が期待できる。
なお、本実施の形態では、食品1Aと食品1Bを比較すると、食品1Aの方が、製造にあたって用いられた食品添加物の総重量が少ないことを消費者が把握することができ、食品1AのPRになることが期待できる。即ち、食品1Aと食品1Bとを共に提供するものの、食品添加物4によって用いられている食品添加物の重量差を把握できることを通じて、食品1Aについての消費者の評価が高まることが期待できる。
[変形例]
上記した第1の実施の形態では、食品添加物封入体5に、食品1Bに用いられた食品添加物の総重量から食品1Aに用いられた食品添加物の総重量を減じて得られた重量と同じ重量の食品添加物4が封入された場合を例に挙げて説明を行っている。しかしながら、食品1Bに用いられた食品添加物の総重量と食品1Aの用いられた食品添加物の総重量の重量差を消費者に伝えることができれば充分であって、必ずしも食品添加物4を食品添加物封入体5に封入する必要は無く、同重量の擬似物(例えば、小麦粉)であっても良い。
例えば、食品添加物封入体5に、食品1Bに用いられた食品添加物の総重量から食品1Aに用いられた食品添加物の総重量を減じて得られた重量と同じ重量の小麦粉を封入しても良い。
なお、食品添加物4の見た目が良くなく、食品製品Aの美観を損なう場合や、品質維持等の観点から食品添加物4の封入が困難な場合には、食品添加物4と同量の擬似物を封入することが好ましい。
同様に、上記した第1の実施の形態では、食品添加物封入体5に、食品1Bに用いられた食品添加物の総重量から食品1Aに用いられた食品添加物の総重量を減じて得られた重量と同じ重量の食品添加物4が封入された場合を例に挙げて説明を行っている。しかしながら、食品1Aに用いられた食品添加物と食品1Bに用いられた食品添加物との関係から、消費者が食品1Aと食品1Bとの相対的な品質を把握することができれば充分であって、必ずしも重量に着目する必要は無く、体積に着目しても良い。
即ち、食品添加物封入体5に、食品1Bに用いられた食品添加物の総体積から食品1Aに用いられた食品添加物の総体積を減じて得られた体積と同じ体積の食品添加物4や擬似物を封入しても良い。
また、上記した第1の実施の形態では、食品添加物封入体5が透明である場合を例に挙げて説明を行っているが、消費者に食品添加物4を提供することができれば充分であって、必ずしも食品添加物封入体5が透明である必要は無い。但し、外部から一見して食品添加物4を確認できることが好ましく、かかる点を考慮すると、食品添加物封入体5の少なくとも一部は透明である方が好ましい。
更に、上記した第1の実施の形態では、収容凹部3に食品添加物封入体5のみが収容された場合を例に挙げて説明を行っているが、食品1Aや食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物に関する各種情報を記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を食品添加物封入体5と共に収容凹部3に収容しても良い。なお、記録媒体としては、USBメモリー等のメモリーカード、CDやMDやDVD等のメモリーディスク、ICタグ等を利用することができる。
ここで、記録媒体に所定の情報を記録することなく、URLや二次元バーコード、カラーコード等を記載した記載物や、URLや二次元バーコード、カラーコード等を記録した記録媒体を収容凹部3に収容することで、情報が存在するアドレスを知らしめ、パソコンや携帯電話、スマートフォン等を用いてインターネット上の特定のサーバの記録媒体にアクセスして情報を閲覧できる様にしても良い。
更に、収容凹部3には、食品1Aや食品1Bを製造する際の実際の環境を記録した環境記録物を収容しても良い。
ここで、環境記録物は、上述の食品添加物に関する各種情報を記録した記録媒体と共に収容しても良い。その場合、環境記録物を記録媒体と別体としても良いし、記録媒体に食品添加物に関する各種情報と一緒に環境記録物をも記録しても良い。
更に、上記した第1の実施の形態では、容器2の底部に収容凹部3が形成された場合を例に挙げて説明を行っているが、収容凹部3の形成位置は容器2の底部に限られるものではない。
但し、容器2の底部に収容凹部3が形成された場合には、万が一に食品添加物封入体5から食品添加物4が漏れ出た場合であっても、食品添加物4が容器2の内部の食品1Aや食品1Bに混合してしまうことを抑止できるため、収容凹部3は容器2の底部に形成される方が好ましい。なお、消費者が食品製品Aを購入する際に、より見やすい位置に食品添加物4を配置するという点を重視する場合には、食品添加物4は容器2の上側に配置することとなる。
また、上記した第1の実施の形態では、食品1A及び食品1Bを収容した容器2に1つの食品添加物封入体5を添付する様に構成されているが、容器2と食品添加物封入体5は必ずしも1対1で対応する必要は無い。
例えば、食品1A及び食品1Bを収容した容器2を複数個まとめて包装箱に収容し、その包装箱に1つの食品添加物封入体5を収容しても良い。
また、食品1A及び食品1Bを収容した容器2を複数個まとめて包装箱に収容した場合、包装箱に収容された全ての食品1Bに用いられた食品添加物の総重量から包装箱に収容された全ての食品1Aに用いられた食品添加物の総重量を減じた量と同量の食品添加物を1つの食品添加物封入体5に封入して包装箱に収容しても良い。
例えば、6個の饅頭(3個が饅頭Aであり食品1Aに相当、3個が饅頭Bであり食品1Bに相当)を包装箱に収容し、3個の饅頭Bに用いられた食品添加物の総重量から3個の饅頭Aに用いられた食品添加物の総重量を減じた量と同量の食品添加物を1つの食品添加物封入体5に封入して包装箱に収容するといった具合である。
なお、食品1Aと食品1Bの提供方法としては、上記した第1の実施の形態の様に、食品1A及び食品1Bを容器2に収容する場合(ここでは、複数の食品1Aと単数の食品1Bを提供する場合も含む。例えば、9個の饅頭A(食品1Aに相当)と1個の饅頭B(食品1Bに相当)を包装箱に収容する場合。)のみならず、食品1Aを容器2に収容すると共に、食品1Bを容器2に外付けする場合(ここでは、複数の食品1Aと単数の食品1Bを提供する場合も含む。例えば、10個の饅頭A(食品1Aに相当)を包装箱に収容し、包装箱に1個の饅頭Bを外付けする場合。)がある。
また、上記した第1の実施の形態では、食品1Aと食品1Bを収容した容器2と食品添加物封入体5とが一体化された場合を例に挙げて説明を行っているが、食品1Aと食品1Bと共に食品添加物4を提供することができれば充分であり、必ずしも食品1Aと食品1Bと食品添加物4とが一体化される必要は無い。
例えば、店舗等で商品陳列棚に食品製品A毎に仕切板を設けて区画し、各区画に食品製品Aを陳列する場合には、各区画に食品添加物封入体5を陳列する様にしても良い。
更に、同一生産者や同一生産部会(複数人)が単独(1ユニット)で店頭の棚で販売する様な場合には、棚毎に並べられた同一生産者や同一生産部会の商品について、棚毎に食品添加物封入体5を並べて提供しても良い。
また、食品添加物4の提供方法としては、消費者が食品1A及び食品1Bを購入する時に食品1A及び食品1Bと共に食品添加物4を提供しても良いし、宅配品で食品1A及び食品1Bを送る場合に食品添加物4と共に送る様にしても良いし、自動販売機で食品1A及び食品1Bを提供する際に併せて食品添加物4を提供しても良い。
<2.第2の実施の形態>
図2は本発明を適用した食品製品の提供方法の一例を説明するための模式図である。
図2で示す食品製品の提供方法の一例では、店舗等で商品陳列棚7の区画9ごとに同一の食品製品Aを陳列し、その区画9ごとに食品添加物封入体5が展示されている。なお、食品添加物封入体5には、食品1Bに用いられた食品添加物の総重量から食品1Aに用いられた食品添加物の総重量を減じて得られた重量と同じ重量の食品添加物4が封入されている。
上記した本発明を適用した食品製品の提供方法の一例では、食品添加物封入体5を展示し、消費者は「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」の差(重量差)を把握することができる。このことによって、消費者は食品1Aが食品1Bとの比較において、食品添加物の使用量が少ないことを把握することができ、より一層食品1Aや食品1Bの品質を把握することが可能となる。
そして、食品添加物の摂取量を減らしたいと考える消費者の立場からすると、食品1Aの信頼度が向上することとなる。
また、食品1A及び食品1Bの品質理解の容易化を図ることが可能となる点、食品製品Aの消費拡大が期待できる点等は、上述した第1の実施の形態と同様である。
[変形例]
上記した第2の実施の形態では、食品添加物封入体5の現物を展示し、消費者は食品添加物封入体5を見たり、持ち帰ったりすることができる場合を例に挙げて説明を行っている。しかしながら、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」の差(重量差)を消費者が把握することができれば充分であって、必ずしも食品添加物封入体5の現物を展示する必要は無い。例えば、食品添加物封入体5の展示に換えて、図3で示す様に、食品陳列棚7の近傍にモニタ20を配置し、モニタ20を通じて、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」の差(重量差)を映像で見せても良い。
また、上記した第2の実施の形態では、食品1Aと食品1Bの双方を消費者に提供する場合を例に挙げて説明を行っているが、食品1Bを見せるのみで、食品1Aのみを提供しても良い。
即ち、食品1Aの提供方法としては、(1)食品1B及び付属物と共に提供する場合、(2)食品1Bを見せて付属物と共に提供する場合、(3)付属物を見せて食品1Bと共に提供する場合、(4)食品1B及び付属物を見せて提供する場合、が考えられる。
<3.第3の実施の形態>
[構成の説明]
第3の実施の形態についても、図1を用いて説明を行う。
本発明を適用した食品製品の他の一例である食品製品Bは、食品11A及び食品11Bを密閉状に収容した容器12の底部に収容凹部13が形成されている。
なお、食品11Aと食品11Bとは、共に二次産品であり、同種同類の食品であり、食品11Aに用いられた所定の食品原料の総重量は、食品11Bに用いられた所定の食品原料の総重量よりも大きい。
収容凹部13には、所定の食品原料14が密閉状に封入された透明袋状の食品原料封入体15が収容されている。なお、食品11Aと食品11Bと食品原料14はそれぞれ別個に収容されており、容器12と食品原料封入体15とが一体的に包装紙16で包装されている。
例えば、食品11Aと食品11Bがラーメンの麺やパンである場合には、ラーメンの麺やパンを製造するにあたって用いられた小麦(小麦粉でも良い)が、食品原料14となる。
また、食品11Aと食品11Bがお茶飲料である場合には、お茶飲料を製造するにあたって用いられた茶葉が、食品原料14となる。
また、食品原料封入体15に封入された食品原料14は、食品11Aに用いられた食品原料の総重量から食品11Bに用いられた食品原料の総重量を減じて得られた重量と同じ重量である。
[効果]
上記した本発明を適用した食品製品の他の一例では、食品11A及び食品11Bと食品原料14とが一体化されているために、食品11A及び食品11Bを提供する際に、食品11A及び食品11Bのみならず、不可避的に食品原料14をも提供することとなる。この様に、食品11A及び食品11Bと共に食品原料14をも消費者に提供することができ、消費者は「食品11Aを製造するにあたって用いられた所定の食品原料の総重量」と「食品11Bを製造するにあたって用いられた所定の食品原料の総重量」の差(重量差)を把握することができる。このことによって、消費者は食品11Aが食品11Bとの比較において、所定の食品原料の使用量が多いことを把握することができ、より一層食品11Aや食品11Bの品質を把握することが可能となる。
そして、所定の食品原料が多く使われた食品を好むという消費者の立場からすると、食品11Aの信頼度が向上することとなる。
また、食品原料14を消費者に提供することで、食品11A及び食品11Bの品質理解の容易化を図ることが可能となる。即ち、一般に商品パッケージには、その商品に使用された原料の表示がなされているものの、知覚的に理解し難いこともある。換言すると、食品製品Bのパッケージに、「食品11Aを製造するにあたって用いられた所定の食品原料の総重量の表示」や、「食品11Bを製造するにあたって用いられた所定の食品原料の総重量の表示」や、「食品11Aを製造するにあたって用いられた所定の食品原料の総重量から食品11Bを製造するにあたって用いられた所定の食品原料の総重量を減じた重量の表示」がなされていたとしても、知覚的には理解し難いこともある。
これに対して、所定の食品原料14を消費者に提供することで、「食品11Aを製造するにあたって用いられた所定の食品原料の総重量から食品11Bを製造するにあたって用いられた所定の食品原料の総重量を減じた重量」が視覚的にも分かり易く、食品11Aや食品11Bの品質理解の容易化が実現することとなる。
なお、特別な検査等を要せずに食品11Aや食品11Bの品質を判断できることによって、食品11Aや食品11Bの品質の安全性の判断材料となる情報を消費者が食品製品Bを購入する前段階で得ることができ、購入するか否かといった判断材料を消費者に提供することができる。一方、食品11Aや食品11Bの品質の判断にあたって検査等を要する場合には、購入後に初めて食品11Aや食品11Bの品質の安全性に関する情報を得ることとなるために、食品製品Bを購入するか否かといった判断材料を消費者に提供することはできない。
更に、食品原料14を消費者に提供することで、通常は食品11Aや食品11Bの背景にあって消費者からは見えない部分をも知ることができ、より一層商品に対する親しみを感じさせることができ、食品製品Bの消費拡大が期待できる。
なお、本実施の形態では、食品11Aと食品11Bを比較すると、食品11Aの方が、製造にあたって用いられた所定の食品原料の総重量が多いことを消費者が把握することができ、食品11AのPRになることが期待できる。即ち、食品11Aと食品11Bとを共に提供するものの、食品原料14によって用いられる食品原料の重量差を把握できることを通じて、食品11Aについての消費者の評価が高まることが期待できる。
[変形例]
上記した第3の実施の形態では、食品原料封入体15に、食品11Aに用いられた所定の食品原料の総重量から食品11Bに用いられた所定の食品原料の総重量を減じて得られた重量と同じ重量の所定の食品原料14が封入された場合を例に挙げて説明を行っている。しかしながら、食品11Aに用いられた所定の食品原料の総重量と食品11Bに用いられた所定の食品原料の総重量の重量差を消費者に伝えることができれば充分であって、必ずしも食品原料14を食品原料封入体15に封入する必要は無く、同重量の擬似物(例えば、樹脂粉末)であっても良い。
例えば、食品原料封入体15に、食品11Aに用いられた所定の食品原料の総重量から食品11Bに用いられた所定の食品原料の総重量を減じて得られた重量と同じ重量の樹脂粉末を封入しても良い。
なお、所定の食品原料14の見た目が良くなく、食品製品Bの美観を損なう場合や、品質維持等の観点から所定の食品原料14の封入が困難な場合には、所定の食品原料14と同量の擬似物を封入することが好ましい。
同様に、上記した第3の実施の形態では、食品原料封入体15に、食品11Aに用いられた所定の食品原料の総重量から食品11Bに用いられた所定の食品原料の総重量を減じて得られた重量と同じ重量の所定の食品原料14が封入された場合を例に挙げて説明を行っている。しかしながら、食品11Aに用いられた所定の食品原料と食品11Bに用いられた所定の食品原料との関係から、消費者が食品11Aと食品11Bとの相対的な品質を把握することができれば充分であって、必ずしも重量に着目する必要は無く、体積に着目しても良い。
即ち、食品原料封入体15に、食品11Aに用いられた所定の食品原料の総体積から食品11Bに用いられた所定の食品原料の総体積を減じて得られた体積と同じ体積の所定の食品原料14や擬似物を封入しても良い。
また、上記した第3の実施の形態では、食品11Aと食品11Bの双方を消費者に提供する場合を例に挙げて説明を行っているが、食品11Bを見せるのみで、食品11Aのみを提供しても良い。
即ち、食品11Aの提供方法としては、(1)食品11B及び付属物と共に提供する場合、(2)食品11Bを見せて付属物と共に提供する場合、(3)付属物を見せて食品11Bと共に提供する場合、(4)食品11B及び付属物を見せて提供する場合、が考えられる。
<4.変形例>
上記した第1の実施の形態及び第2の実施の形態では、付属物が食品添加物である場合を例に挙げ、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物の総重量」の差(重量差)を把握する場合で説明を行っているが、付属物は必ずしも食品添加物に限られるものではなく、以下に示す様なものであっても良い。
[変形例1]
付属物を砂糖(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた砂糖の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた砂糖の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた砂糖の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた砂糖の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、砂糖に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例2]
付属物を塩(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた塩の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた塩の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた塩の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた塩の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、塩に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例3]
付属物をタンパク加水分解物(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられたタンパク加水分解物の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられたタンパク加水分解物の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられたタンパク加水分解物の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられたタンパク加水分解物の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、タンパク加水分解物に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例4]
付属物を調味料(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた調味料の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた調味料の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた調味料の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた調味料の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、調味料に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例5]
付属物をブドウ糖果糖液糖(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられたブドウ糖果糖液糖の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられたブドウ糖果糖液糖の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、ブドウ糖果糖液糖に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例6]
付属物を加工油脂(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた加工油脂の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた加工油脂の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた加工油脂の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた加工油脂の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、加工油脂に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例7]
付属物をトランス脂肪酸(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられたトランス脂肪酸の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられたトランス脂肪酸の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられたトランス脂肪酸の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられたトランス脂肪酸の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、トランス脂肪酸に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例8]
付属物を加工デンプン(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた加工デンプンの総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた加工デンプンの総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた加工デンプンの総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた加工デンプンの総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、加工デンプンに換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例9]
付属物をリン酸塩(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられたリン酸塩の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられたリン酸塩の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられたリン酸塩の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられたリン酸塩の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、リン酸塩に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例10]
付属物を食品添加物(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物のうち一括名の表示が認められた食品添加物の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、食品添加物に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例11]
付属物を合成ビタミン(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた合成ビタミンの総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた合成ビタミンの総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた合成ビタミンの総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた合成ビタミンの総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、合成ビタミンに換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例12]
付属物を食品添加物(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、食品添加物に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例13]
付属物を食品添加物(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた食品添加物のうちキャリーオーバーとみなされた食品添加物を除く食品添加物の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、食品添加物に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。
[変形例14]
付属物を脱脂加工大豆(現物)とし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた脱脂加工大豆の総重量」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた脱脂加工大豆の総重量」の差(重量差)を把握する様にしても良いし、「食品1Aを製造するにあたって用いられた脱脂加工大豆の総体積」と「食品1Bを製造するにあたって用いられた脱脂加工大豆の総体積」の差(体積差)を把握する様にしても良い。なお、脱脂加工大豆に換えて、同重量や同体積の擬似物であっても良い。