JP6403683B2 - 信号処理装置、信号処理方法、並びにプログラム - Google Patents

信号処理装置、信号処理方法、並びにプログラム Download PDF

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Description

本技術は、信号処理装置、信号処理方法、並びにプログラムに関する。詳しくは、ダイバーシティを用いた受信における性能を向上させるのに適した信号処理装置、信号処理方法、並びにプログラムに関する。
テレビジョンや携帯端末装置等のディスプレイを有する画像表示機器には、複数のアンテナを有する受信装置を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
複数のアンテナで受信した同一の信号について、電波状況の優れたアンテナの信号を優先的に用いたり、受信した信号を合成してノイズを除去したりすることによって、通信の質や信頼性の向上を図る技術がある。このような技術は、ダイバーシティと称される。
特開2013−135270号公報
ダイバーシティを実現するために、複数のアンテナ毎に、LSI(Large Scale Integration)を備え、複数のアンテナでそれぞれ受信された信号を処理し、合成や選択を行うことが提案されている。複数のLSIを備える場合、LSI間で伝送すべき信号が多い場合、送信用のピンや受信用のピンの数が増大し、受信装置のコストが増大してしまう可能性があった。そこで、ピンの数を減らす構成とすることが望まれている。
また、複数のLSI間でクロックの位相が同一であることは保証されていないため、適切な対処を行い、伝送が必要な信号を取りこぼすことなく伝送する必要がある。
また、ダイバーシティを実現するLSIを、1つのLSIで構成した場合、ダイバーシティ用のLSIとなり、例えば、ダイバーシティではない受信装置には用いることができない、または用いると構成が冗長になってしまう。よって、ダイバーシティを実現するLSIを、1つのLSIで構成した場合、汎用性が低くなってしまう。
しかしながら、コストを下げるには、汎用性の高いLSIを用いるのが良く、ダイバーシティの構成を有する受信装置だけでなく、ダイバーシティの構成を有しない受信装置にも用いることができるLSIであることが望ましい。そこで、上記したように、1つのアンテナで受信された信号を処理するLSIを、アンテナ毎に設けることで、ダイバーシティの構成を有する受信装置を構成することが考えられる。しかしながら、複数のLSIを設けることで、上記したように、コストが増大する可能性があった。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ダイバーシティに適したLSIを提供することができるようにするものである。
本技術の一側面の第1の信号処理装置は、取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を分類し、前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する信号伝送部を備え、前記分類されたグループは、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループである
本技術の一側面の第2の信号処理装置は、取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を分類し、前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する信号伝送部を備え、前記分類されたグループは、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループである。
本技術の一側面の第1の信号処理方法は、取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送するステップを含む。
本技術の一側面の第2の信号処理方法は、取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送するステップを含む。
本技術の一側面の第1のプログラムは、取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本技術の一側面の第2のプログラムは、取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
本技術の一側面の第3の信号処理装置は、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とを備え、前記伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、クロックを生成するクロック生成部と、前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部とを備え、前記受信部は、前記処理部から供給されるクロックで、時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える乗換部と、前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部とを備える。
本技術の一側面の第4の信号処理装置は、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とを備え、前記伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、クロックを生成するクロック生成部と、前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部とを備え、前記受信部は、前記処理部から供給されるクロックで、時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える乗換部と、前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部とを備える。
本技術の一側面の第5の信号処理装置は、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とを備え、前記伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、クロックを生成するクロック生成部と、前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させる第1の同期部と、前記クロックから、前記処理部から供給されるクロックに乗換、前記処理部に前記第1の伝送データを伝送する第1の乗換部とを備え、前記受信部は、前記処理部から供給されるクロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える第2の乗換部と、前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部とを備える。
本技術の一側面の第6の信号処理装置は、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とを備え、前記伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、クロックを生成するクロック生成部と、前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させる第1の同期部と、前記クロックから、前記処理部から供給されるクロックに乗換、前記処理部に前記第1の伝送データを伝送する第1の乗換部とを備え、前記受信部は、前記処理部から供給されるクロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える第2の乗換部と、前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部とを備える。
本技術の一側面の第7の信号処理装置は、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とを備え、前記伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、外部のクロック生成部で生成されたクロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部とを備え、前記受信部は、前記クロック生成部で生成された前記クロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、前記第2の同期部で前記クロックと同期された前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部とを備える。
本技術の一側面の第8の信号処理装置は、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とを備え、前記伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、外部のクロック生成部で生成されたクロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部とを備え、前記受信部は、前記クロック生成部で生成された前記クロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、前記第2の同期部で前記クロックと同期された前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部とを備える。
本技術の一側面の第1の信号処理装置、信号処理方法、並びにプログラムにおいては、取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号が分類され、分類されたグループ内の信号が時分割多重されて伝送される。分類されたグループは、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループとされる。
本技術の一側面の第2の信号処理装置、信号処理方法、並びにプログラムにおいては、取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号が分類され、分類されたグループ内の信号が時分割多重されて伝送される。分類されたグループは、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループとされる。
本技術の一側面の第3の信号処理装置においては、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とが備えられる。伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成し、クロックを生成し、生成された第1の伝送データを、クロックに同期させ、処理部に伝送する。受信部は、処理部から供給されるクロックで、時分割多重されている第2の伝送データを同期させ、処理部からのクロックから、生成したクロックに乗り換え、クロックが乗り換えられた第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する。
本技術の一側面の第4の信号処理装置においては、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とが備えられる。伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成し、クロックを生成し、生成された第1の伝送データを、クロックに同期させ、処理部に伝送する。受信部は、処理部から供給されるクロックで、時分割多重されている第2の伝送データを同期させ、処理部からのクロックから、生成したクロックに乗り換え、クロックが乗り換えられた第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する。
本技術の一側面の第5の信号処理装置においては、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とが備えられている。伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成し、クロックを生成し、生成された第1の伝送データを、クロックに同期させ、クロックから、処理部から供給されるクロックに乗換、処理部に第1の伝送データを伝送する。受信部は、処理部から供給されるクロックで、処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させ、処理部からのクロックから、生成したクロックに乗り換え、クロックが乗り換えられた第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する。
本技術の一側面の第6の信号処理装置においては、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とが備えられる。伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成し、クロックを生成し、生成された第1の伝送データを、クロックに同期させ、クロックから、処理部から供給されるクロックに乗換、処理部に第1の伝送データを伝送する。受信部は、処理部から供給されるクロックで、処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させ、処理部からのクロックから、生成したクロックに乗り換え、クロックが乗り換えられた第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する。
本技術の一側面の第7の信号処理装置においては、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とが備えられる。伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成し、生成された第1の伝送データを、外部のクロック生成部で生成されたクロックに同期させ、処理部に伝送する。受信部は、クロック生成部で生成されたクロックで、処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させ、クロックと同期された第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する。
本技術の一側面の第8の信号処理装置においては、同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部とが備えられる。伝送部は、取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成し、生成された第1の伝送データを、外部のクロック生成部で生成されたクロックに同期させ、処理部に伝送する。受信部は、クロック生成部で生成されたクロックで、処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させ、クロックと同期された第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する。
本技術の一側面によれば、ダイバーシティに適したLSIを提供することができる。
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
受信部の構成例を示す図である。 伝送する信号の分類の仕方について説明するためのフローチャートである。 分類結果を示す図である。 分類結果を示す図である。 データとクロックを伝送する受信部の構成を示す図である。 単方向でクロックを伝送するときの条件について説明するための図である。 単方向でクロックを伝送する受信部の構成を示す図である。 共通クロックを用いた受信部の構成を示す図である。 データとクロックを伝送する受信部の構成を示す図である。 単方向でクロックを伝送する受信部の構成を示す図である。 共通クロックを用いた受信部の構成を示す図である。 記録媒体について説明するための図である。
以下に、本技術を実施するための形態(以下、実施の形態という)について説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
1.受信部の構成
2.伝送方法の決定処理について
3.クロックと伝送データを一緒に送信する実施の形態
4.クロックの単方向伝送について
5.共通クロックの使用について
6.双方向クロック伝送の受信部
7.単方向クロック伝送の受信部
8.共通クロックの受信部
9.記録媒体について
<受信部の構成>
以下に説明する本技術は、ダイバーシティと称される技術に適用できるため、ダイバーシティを例にあげて説明を行う。ダイバーシティは、複数のアンテナで受信した同一の信号について、電波状況の優れたアンテナの信号を優先的に用いたり、受信した信号を合成してノイズを除去したりすることによって、通信の質や信頼性の向上を図る技術である。
また、本技術を適用した信号処理部と一般的な信号処理部との差異を明確にするために、先に一般的な信号処理部とその動作について説明し、その後、本技術を適用した信号処理部について説明する。ここで信号処理部とは、所定の信号を取得し処理する装置に含まれ、以下の説明では、放送電波を受信する受信装置に含まれ、主にアンテナからの信号を処理する部分であるとして説明を続ける。
図1は、受信部の一例の構成を示す図である。図1に示した受信部は、2つのアンテナ101とアンテナ151を備え、それぞれのアンテナ101,151で受信された信号を処理するLSI100とLSI150を備えた構成とされている。
LSI100は、チューナ102、BPF(バンドパスフィルタ)103、A/D変換部104、直交復調部105、FFT(Fast Fourier Transform)演算部106、等化部107、合成部108、誤り訂正部109、セレクタ110、およびクロック生成部111を備える構成とされている。またチューナ102は、乗算部121と局部発振器122から構成されている。
同様に、LSI150は、チューナ152、BPF153、A/D変換部154、直交復調部155、FFT演算部156、等化部157、合成部158、誤り訂正部159、セレクタ160、およびクロック生成部161を備える構成とされている。またチューナ152は、乗算部171と局部発振器172から構成されている。
LSI100は、LSI150と同一のLSIであり、メインモードで動作するLSIを表し、原発振190の出力をもとに、クロック生成部111で生成されたクロックに同期して動作する。LSI150は、LSI100と同一のLSIであり、サブモードで動作するLSIを表し、原発振190の出力をもとに、クロック生成部161で生成されたクロックに同期して動作する。
このとき、クロック生成部111の出力クロックと、クロック生成部161の出力クロックの周波数は一致するが、クロックの位相については保証されていない。図2以降を参照して後述する本技術を適用した受信部も、クロックの位相については保証されないが、保証されない点を補い、伝送が必要な信号を取りこぼすことなく伝送できる構成となっている。ただし、後述する共通クロックを用いる場合は、クロックの位相も保証されている実施の形態である。
放送局から放送された放送波は、アンテナ101により受信され、RF信号としてチューナ102に供給される。チューナ102は、乗算部121および局部発振器122から構成され、アンテナ101より受信されたRF信号をIF信号に周波数変換する。このチューナ102により得られたIF信号は、バンドパスフィルタ103によりフィルタリングされた後、A/D変換部104によりデジタル化され、直交復調部105に供給される。
直交復調部105は、デジタル化されたIF信号を直交復調し、OFDM(Orthogonal Frequency-Division Multiplexing)時間域信号を出力する。OFDM時間域信号は、FFT演算部106に供給される。FFT演算部106は、OFDM時間領域信号に対してFFT演算を行ない、OFDM周波数域信号を出力する。FFT演算部106から出力される信号は、FFTされた後のいわゆる周波数領域の信号である。このことから、FFT演算後の信号をOFDM周波数域信号と呼ぶ。
OFDM周波数域信号は、等化部107に供給される。等化部107は、全てのサブキャリアに対して伝送路特性を算出し、これによりOFDM周波数域信号の伝送路による歪みを補償し、1系統目の等化信号aを得る。このとき、等化部107は、各等化信号の1系統目の信頼度情報bも同時に出力する。等化信号aと信頼度情報bは、合成部108に対して出力される。
同様に、放送局から放送された放送波は、アンテナ151からも受信され、RF信号としてチューナ152に供給される。チューナ152は、乗算部171および局部発振器172から構成され、アンテナ151より受信されたRF信号をIF信号に周波数変換する。このチューナ152により得られたIF信号は、バンドパスフィルタ153によりフィルタリングされた後、A/D変換部154によりデジタル化され、直交復調部155に供給される。
直交復調部155は、デジタル化されたIF信号を直交復調し、OFDM時間域信号を出力する。OFDM時間域信号は、FFT演算部156に供給される。FFT演算部156は、OFDM時間領域信号に対してFFT演算を行ない、各サブキャリアに直交変調されているデータを抽出して出力する。
FFT演算部156は、OFDM時間領域信号に対してFFT演算を行ない、OFDM周波数域信号を出力する。OFDM周波数域信号は、等化部157に供給される。等化部157は、全てのサブキャリアに対して伝送路特性を算出し、これによりOFDM周波数域信号の伝送路による歪みを補償し、2系統目の等化信号a’を得る。このとき、等化部157は、各等化信号の2系統目の信頼度情報b’も同時に出力する。
2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’はメインモードで動作するLSI100に対して送信される。メインモードで動作するLSI100では、2系統目の等化信号a”と2系統目の信頼度情報b”として受信される。
LSI100の合成部108は、1系統目の等化信号aと2系統目の等化信号a”が、1系統目の信頼度情報bと2系統目の信頼度情報b”に基づいて、合成、または選択を行い、品質が改善された等化信号と、ダイバーシティ利得を反映した信頼度情報を、誤り訂正部109に出力する。
誤り訂正部109は、ビタビ復号、拡散信号除去、RS復号を行い、復号データを出力する。誤り訂正部109が出力するフィードバック信号cは、セレクタ110を通して等化部107に入力される。一方、フィードバック信号cは、サブモードで動作するLSI150に対しても送信される。サブモードで動作するLSI150では、フィードバック信号c’として受信され、セレクタ160を通して等化部157に供給される。
このような構成にすると、ダイバーシティ利得を得ることを前提とするかどうかに関わらず、共通のLSIを使用することができる。ダイバーシティ利得を得ることが不要なシステムにおいては、このようなLSIを1つ適用する(LSI100またはLSI150のどちらかを使用する)ことにより、受信装置のコストアップを抑えることができる。また、ダイバーシティ利得を得ることが必要なシステムにおいては、このようなLSIを2つ適用する(LSI100とLSI150を使用する)ことにより、ダイバーシティ利得を得ることができる。
一方で、LSI100とLSI150の間で伝送する必要がある信号が多い場合、受信用のピンと送信用のピンの数が増大し、LSIのコストアップにつながってしまうため、受信用のピン数と送信用のピン数を抑える必要がある。例えば、LSI150からLSI100に供給される2系統目の等化信号a”、2系統目の信頼度情報a”を授受するためのピンや、LSI100からLSI150に供給されるフィードバック信号c’を授受するためのピンが必要であり、そのピンは、データ量などに応じたピン数が必要である。
また、LSI100とLSI150との間でクロックの位相が同一であることが保証されないため、適切な対処を行い、伝送が必要な信号を取りこぼすことなく伝送する必要がある。
このように、複数のLSIを用いてダイバーシティ利得を得る要求があるシステムにおいて、LSI間の伝送に必要な信号が非常に多い場合、受信用のピンと送信用のピンの数が増大し、受信部のコストアップにつながってしまうため、受信用のピン数と送信用のピン数を抑える必要がある。また、複数のLSI間でクロックの位相が同一であることが保証されないため、適切な対処を行い、伝送が必要な信号を取りこぼすことなく伝送する必要がある。
そこで、以下に説明するように、受信用のピン数と送信用のピン数を抑え、伝送が必要な信号を取りこぼすことなく伝送することができる技術について説明する。
<伝送方法の決定処理について>
複数のLSI(ここでは、2個のLSI)を用いてダイバーシティ利得を得る要求があるシステムにおいて、受信用のピン数と送信用のピン数を抑えるため、伝送が必要な信号を時間多重して伝送するようにする。図2に、伝送が必要な信号の伝送方法の決定手順を示す。
この決定手順は、例えば、受信部を設計する段階で行われ、受信部が製造されるときには、その手順により伝送が行われるように構成するようにすることができる。また、受信部の電源が初めてオンにされたときや、オンにされる毎に、決定手順に基づく処理が行われ、伝送方法が決定されるように構成するようにしても良い。さらには、必要に応じ、決定されている伝送方法が更新されるようにしても良い。
図2のフローチャートを参照するに、ステップS11において、まず、伝送が必要な信号がリスト化される。リスト化された信号は、ステップS12において、更新周期、更新タイミング、および許容される伝送遅延により分類される。なおここでは、更新周期、更新タイミング、および許容される伝送遅延により分類されるとして説明を続けるが、更新周期、更新タイミング、および許容される伝送遅延の内の少なくとも1つの特性に依存して分類が行われるようにすることも可能である。
ステップS13において、分類されたグループの中で、時分割多重で伝送する方法が決定される。ここで、時分割多重で伝送する方法は、更新周期内、かつ、許容される遅延の範囲内で伝送が可能であり、さらにピン数が最小になるように決定される。
ステップS14において、異なるグループ間で時分割多重が可能であれば、グループ間の時分割多重で伝送する方法が決定される。この際、ステップS13と同じく、更新周期内、かつ、許容される遅延の範囲内で伝送が可能であるか否かが判断されながら分類が行われる。
この手順で伝送方法を決定することにより、ピン数を要求範囲を満たす範囲内で最小とすることができる。以後、伝送が必要な信号を伝送要求データ、時分割多重された伝送信号を伝送データとする。
ここで、具体的な例を挙げて、伝送方式の決定について説明を加える。図3は、伝送が必要な信号の一例を示す図である。図3に示した例では、ST,EN,A乃至Hの信号をLSI間で伝送する必要があるとする。STは、スタートフラグであり、ENはイネーブルであり、A乃至Hは、所定の信号であるとする。
図3の左側に示した図は、ステップS11において、リスト化されたリストの一例を示す。リストを参照するに、信号名が“ST”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新周期が“3クロック”であり、更新のタイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。
同様に、信号名が“EN”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新周期が“1クロック”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。信号名が“A”と“B”の信号は、それぞれ、ビット数が“3ビット”であり、更新周期が“3クロック”であり、更新のタイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。
信号名が“C”の信号は、ビット数が“2ビット”であり、更新周期が“3クロック”であり、更新のタイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。信号名が“D”と“E”の信号は、それぞれ、ビット数が“5ビット”であり、更新周期が“500クロック”であり、更新のタイミングが“ST0=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“100クロック”である。
信号名が“F”の信号は、ビット数が“3ビット”であり、更新周期が“1500クロック”であり、更新のタイミングが“不定期”であり、許容される伝送遅延が“100クロック”である。信号名が“G”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新周期が“600クロック”であり、更新のタイミングが“不定期”であり、許容される伝送遅延が“100クロック”である。信号名が“H”の信号は、ビット数が“2ビット”であり、更新周期が“700クロック”であり、更新のタイミングが“不定期”であり、許容される伝送遅延が“100クロック”である。
このように、信号名、ビット数、更新周期、更新タイミング、許容される伝送遅延が関連付けられたリストが作成される。
リスト化された信号は、ステップS12において、更新周期、更新タイミング、許容される伝送遅延により分類される。ここでは、G1からG4の4つのグループに分類されるとして説明を続けるが、4グループ以外のグループに分類される場合でも、本技術を適用できる。また、予め4グループに分類するとして分類が行われても良いし、分類の結果、4グループに分類されるようにしても良い。
信号名が“ST”、“A”、“B”、“C”は、更新周期が“3クロック”であり、更新タイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”であるという共通点があるため、1つのグループに分類される。ここでは、グループG2に分類されるとして説明を続ける。
同じく信号名が“D”、“E”は、更新周期が“500クロック”であり、更新タイミングが“ST0=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“100クロック”であるという共通点があるため、1つのグループに分類される。ここでは、グループG3に分類されるとして説明を続ける。
同じく信号名が“F”、“G”、“H”は、更新周期はそれぞれ異なるが、更新タイミングが“不定期”であり、許容される伝送遅延が“100クロック”であるという共通点があるため、1つのグループに分類される。ここでは、グループG4に分類されるとして説明を続ける。
残りの信号名が“EN”の信号は、グループG1に分類される。分類結果を、図3の中央部分に示す。
さらにステップS13において、グループ内で時分割多重方法が考慮される。グループG1に属する信号名“EN”は、更新周期が1clockなので、多重不可である。グループG2に属する信号は、更新周期が3clockで、EN=1に同期して変化するので、EN=1をトリガとして、3clockかけてピン(PIN)3本で伝送すると決定される。
グループG3に属する信号は、ST0=1に同期して変化するので、ST0=1をトリガとし、長い更新周期のため、ピン1本で伝送すると決定される。グループG4に属する信号は、不定期な更新だが、許容される伝送遅延が大きいことと、長い更新周期のため、信号名が“F”、“G”、“H”の信号の状態が変化したタイミングをトリガとして、ピン1本で伝送すると決定される。
このようなグループ内での時分割多重が決定されると、ステップS14において、グループ間での時分割多重が考慮される。グループG1に属する信号は、1クロックで更新されるため、他のグループに属する信号と時分割多重することはできない。
また、グループG2に属する信号は、3クロックで更新されるが、グループG2に属する信号自体で、時分割多重され、他のグループの信号と時分割多重することができない状態であるため、他のグループの信号とは時分割多重されないと決定される。
グループG3に属する信号と、グループG4に属する信号は、更新周期が長く、許容される伝送遅延が大きく、グループG3に属する信号と、グループG4に属する信号で時分割多重を行ったとしても、更新周期内に伝送を終えることができる。
また、許容される伝送遅延内に伝送が可能なため、グループG3に属する信号と、グループG4に属する信号を時分割多重し、トリガが生じたグループを伝送するようにする。すなわちこの場合、グループG3に属する信号と、グループG4に属する信号は、グループ間で時分割多重する信号として決定される。
グループG3とグループG4にそれぞれ属する信号は、同一のピンで伝送される可能性があるため、グループG3に属する信号であるのか、グループG4に属する信号であるのかを受信側は識別する必要があり、また、G3またはG4に属する信号の開始時点を知る必要がある。受信側でグループG3に属する信号であるのか、またはグループG4であるのかを識別するための情報、例えば、グループG3に属する信号が伝送されるときには“0”、グループG4の信号が伝送されるときには“1”という情報が供給されるという規則を設け、その規則に基づき、受信側で識別が行われるようにすることができる。
受信側でグループG3に属する信号であるか、またはグループG4であるかを識別した後に、信号の開始を認識させるために、スタートフラグが伝送側から伝送される。スタートフラグは、グループG3に属する信号やグループG4に属する信号の組み合わせでは取り得ない回数の“1”を連続して送信するフラグとすることができる。
例えば、グループG3の時間(Time)のt=0〜10は、“1”が連続して送信される。すなわち11個の1が連続して送信されるのは、グループG3に属する信号の送信の開始を示すスタートフラグであることを表す。グループG3に属する信号は、信号名が“D”と“E”であり、それぞれ5ビットの信号である。仮に信号名“D”と“E”が連続して伝送され、その値が全て“1”であっても、“1”が10個連続する10ビットの信号であり、11個の“1”が連続する信号とはならない。
よって、グループG3の信号のスタートフラグとして、11個の1が連続して伝送される信号を用い、受信側では12ビット目から信号本体であることを認識し、処理を開始することが可能となる。
同様に、グループG4の時間(Time)のt=0〜6は、“1”が連続して送信される。すなわち7個の1が連続して送信されるのは、グループG4に属する信号の送信の開始を示すスタートフラグであることを表す。
このように1が7個または11個連続して送信される信号を受信した受信側では、グループG3またはグループG4に属する信号の送信の開始を示すスタートフラグであることを認識し、適切な処理を実行することができる。
ここでは、スタートフラグとして、1が7個または11個連続して送信される例を挙げて説明したが、この例に限らず、グループG3に属する信号やグループG4に属する信号の組み合わせでは取り得ない信号であれば良い。
またここでは、グループG3に属する信号が伝送されるのか、グループG4に属する信号が伝送されるのかを表す情報が受信側に提供されるとして説明したが、そのような情報とスタートフラグが兼用されるようにしても良い。
すなわち例えば、グループG3に属する信号が伝送されるときには、12個の1が連続して伝送され、グループG4に属する信号が伝送されるときには、11個の1が連続して伝送されたあと、1個の0が伝送されるようにする。この場合、11個の1が連続して伝送されるのは、グループG3とグループG4のどちらの信号でも、取り得ない信号である。
よって、受信側は、t=0〜10に、1が連続して伝送されてきた場合、スタートフラグであることを認識することができる。さらに、受信側は、t=11のときに1が伝送されてきた場合、グループG3の信号が伝送されてくることを認識することができ、t=11のとき0が伝送されてきた場合、グループG4の信号が伝送されてくることを認識することができる。
このような信号を用いて、グループG3に属する信号とグループG4に属する信号を識別できるようにし、信号の開始時点を認識できるようにしても良い。なおここで示した信号などは一例であり、どのグループに属する信号であるのかを識別する識別方法や、信号の開始時点を知る方法などは、ここであげた例に限定されるわけではなく、他の方法を適用することも可能である。
このように、伝送が必要な信号をグループ分けすることで、LSIのピンの数を少なくすることができる。この場合、グループG1の信号を送受信するのに1本、グループG2の信号を送受信するのに3本、グループG3とグループG4の信号を送受信するのに1本のピンがあれば良く、合計5本のピンで伝送遅延要求を満たすLSI間の伝送が可能となる。
図4は、伝送が必要な信号のリストとグループ分けの結果を示す図である。図4の上部には、伝送が必要な信号の具体例であり、リスト化されたリストを示し、図4の下部には、上部に示したリスト化された信号を分類した結果を示す。また、図4に示した信号は、例えば、DVB-T(Digital Video Broadcasting - Terrestrial)規格における信号である。
図3の左側に示したリストと同じく、図4の上部に示したリストは、信号名、ビット数、更新周期、更新タイミング、および許容される伝送遅延がそれぞれ関連付けられたリストとされている。例えば、信号名が“SFST”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新のタイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。信号名が“SFST”の信号は、スーパーフレームの開始位置を示す信号である。
また信号名が“FST”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新のタイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。信号名が“FST”の信号は、フレームの開始位置を示す信号である。信号名が“SST”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新のタイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。信号名が“SST”の信号は、伝送スロットの開始位置を示す信号である。
信号名が“EN”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新周期が“1クロック”であり、更新のタイミングが“3クロックに1回のパルス”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。信号名が“EN”の信号は、イネーブル信号である。
信号名が“DI”の信号は、ビット数が“10ビット”であり、更新のタイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。信号名が“DQ”の信号は、ビット数が“10ビット”であり、更新のタイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。
信号名が“CSI”の信号は、ビット数が“10ビット”であり、更新のタイミングが“EN=1のとき”であり、許容される伝送遅延が“10クロック”である。信号名が“CSI”の信号は、チャンネルの状態情報を示す信号である。
信号名が“AGC LOCK”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新周期が“1000クロック”であり、更新のタイミングが“不定期”であり、許容される伝送遅延が“500クロック”である。信号名が“DMDACT”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新周期が“1000クロック”であり、更新のタイミングが“不定期”であり、許容される伝送遅延が“500クロック”である。
信号名が“CORESTATE”の信号は、ビット数が“4ビット”であり、更新周期が“1000クロック”であり、更新のタイミングが“不定期”であり、許容される伝送遅延が“500クロック”である。
信号名が“TPS STATE”の信号は、ビット数が“2ビット”であり、更新周期が“1000クロック”であり、更新のタイミングが“不定期”であり、許容される伝送遅延が“500クロック”である。信号名が“TPS LOCK”の信号は、ビット数が“1ビット”であり、更新周期が“1000クロック”であり、更新のタイミングが“不定期”であり、許容される伝送遅延が“500クロック”である。信号名が“TPS STATE”の信号と“TPS LOCK”の信号は、伝送パラメータに関する信号である。
信号名が“CNST”の信号は、ビット数が“2ビット”であり、更新周期が“10000クロック”であり、更新のタイミングが“TPS復号完了時に更新”であり、許容される伝送遅延が“1000クロック”である。
信号名が“GI”の信号は、ビット数が“2ビット”であり、更新周期が“10000クロック”であり、更新のタイミングが“TPS復号完了時に更新”であり、許容される伝送遅延が“1000クロック”である。信号名が“GI”の信号は、ガードインターバルに関する信号である。信号名が“HIERARCHY”の信号は、ビット数が“3ビット”であり、更新周期が“10000クロック”であり、更新のタイミングが“TPS復号完了時に更新”であり、許容される伝送遅延が“1000クロック”である。信号名が“HIERARCHY”の信号は、階層に関する信号である。
信号名が“RATE H”の信号は、ビット数が“3ビット”であり、更新周期が“10000クロック”であり、更新のタイミングが“TPS復号完了時に更新”であり、許容される伝送遅延が“1000クロック”である。信号名が“RATE L”の信号は、ビット数が“3ビット”であり、更新周期が“10000クロック”であり、更新のタイミングが“TPS復号完了時に更新”であり、許容される伝送遅延が“1000クロック”である。信号名が“RATE H”の信号と信号名が“RATE L”の信号は、伝送レートに関する信号である。
このような伝送が必要な信号のリストが作成されると、図2に示したフローチャートの処理に基づき信号が分類され、図4の下部に示したようなグループ分けが行われる。図3を参照して説明した場合と同じく、4つのグループに分類された場合を示す。
グループ名が“G1”のグループには、周期に関する特徴として、“イネーブル信号、多重不可能”という特徴を有し、信号に関する特徴として、“イネーブル信号”という特徴を有する、信号名が“EN”という信号が分類される。
グループ名が“G2”のグループには、周期に関する特徴として、“イネーブル信号に同期する”という特徴を有し、信号に関する特徴として、“OFDM各サブキャリアのデータとスタートフラグ、OFDM 1シンボル中に数千回のデータ伝送が必要”という特徴を有する、信号名が“SFST”、“FST”、“SST”、“DI”、“DQ”、“CSI”という信号が分類される。
グループ名が“G3”のグループには、周期に関する特徴として、“不定期に変化する”という特徴を有し、信号に関する特徴として、“内部状態を表す信号”という特徴を有する、信号名が“AGC LOCK”、“DMDACT”、“CORESTATE”、“TPS STATE”、“TPS LOCK”という信号が分類される。
グループ名が“G4”のグループには、周期に関する特徴として、“一度決まったら基本的に変化しない信号”という特徴を有し、信号に関する特徴として、“放送パラメータを表す信号”という特徴を有する、信号名が“CNST”、“GI”、“HIERARCHY”、“RATE H”、“RATE L”という信号が分類される。
この場合、図示はしていないが、図3を参照して説明した場合と同じく、グループG3とグループG4にそれぞれ属する信号は、1本のピンで、時分割に送信することができる。また、グループG3に属する信号であるのか、グループG4に属する信号であるのかを識別するための信号や信号の開始時点を知らせる信号(スタートフラグ)など、例えば、図3を参照して説明したような信号を設けるようにしても良い。
この場合、グループG1の信号を送受信するための1本のピン、グループG2の信号を送受信するための4本のピン、グループG3とグループG4の信号を送受信するための1本のピンの合計6本のピンでLSI間のデータの授受を行える。
このように、図2に示したフローチャートの処理に基づき、伝送が必要な信号を分類することで、分類したグループ数に応じたピン数に、LSIのピン数を抑えることが可能となる。
すなわち、取得した信号、例えば、放送電波を取得して処理する処理部同士で授受すべき信号を、上記したようにして分類し、その分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する伝送部を備える信号処理装置において、その信号の授受を行う部分のピン数を抑えることが可能となる。
なお、ここでは、LSIを例に挙げて説明を続けるが、取得された信号を処理する信号処理部に本技術は適用でき、その適用範囲が、LSIに限定されるわけではない。
<クロックと伝送データを一緒に送信する実施の形態>
次に、クロックの位相の保証について説明する。複数のLSI間でクロックの位相が同一であることが保証されないため、適切な対処を行い、伝送が必要な信号を取りこぼすことなく伝送する必要がある。そこで、複数のLSI間でクロックの位相が異なる場合に、必要な信号を取りこぼすことなく伝送するために、伝送データの送信側のLSIのクロックを受信側に伝送することで伝送を行う場合を例にあげて説明する。
図5に、クロックを伝送データと一緒に送信する場合の受信部の構成を示す。図5に示した受信部は、クロックを伝送データと一緒に送信する場合の構成について説明するために、簡略化した図面とし、図1に示した受信部に対して適用した場合の構成は、図9を参照して説明する。
また、図5に示すような構成とすることで、クロックと伝送データを一緒に送信することができ、このような技術は、ダイバーシティを適用した受信部以外にも適用でき、後述するダイバーシティを適用した受信部への適用は一例である。
図5を参照するに、受信部は、LSI200とLSI250から構成されている。LSI200は、伝送データ生成部201、クロック生成部202、およびフリップフロップ203を含む構成とされている。LSI250は、クロック生成部251、フリップフロップ252、乗換部253、および伝送データ復元部254から構成されている。
図5に示した受信部において、LSI200は、伝送データを送信する側のLSIであり、LSI250は、伝送データを受信する側のLSIである。原発振270の発振を基に、LSI200のクロック生成部202は、クロックを生成する。同様に、原発振270の発振を基に、LSI250のクロック生成部251は、クロックを生成する。
この場合、LSI200のクロック生成部202で生成されたクロックとLSI250のクロック生成部251で生成されたクロックを比較すると、周波数は同一であることが保証されるが、位相の同期は保証されない。
伝送データ生成部201は、LSI200からLSI250へ伝送が必要な信号に対して時分割多重し、伝送データを生成する。例えば、伝送データ生成部201は、図2乃至図4を参照して説明した伝送が必要な信号(データ)の分類に基づき、伝送すべきデータを時分割多重して、LSI250に伝送するデータを生成する。
LSI200の伝送データ生成部201により生成された伝送データは、フリップフロップ203により、クロック生成部202で生成されたクロックと同期される。フリップフロップ203の出力とクロック生成部202で生成されたクロックは、LSI250に送信される。
LSI250では、フリップフロップ203からの伝送データfと、クロック生成部202からのクロックgが受信される。受信された伝送データfとクロックgは、LSI250のフリップフロップ252に供給される。
フリップフロップ252においては、供給された伝送データfとクロックgが同期される。乗換部253では、周波数は同一だが位相の同期が保証されないクロックgと、クロック生成部251により生成されたクロックの間でクロック乗換が行われる。すなわち、乗換部253は、外部から供給されたクロックから、内部で生成したクロックへと乗換を実行する。
LSI250の伝送データ復元部254は、乗換部253から内部で発生したクロックのタイミングで供給される伝送データfを復元する。伝送データfは、時分割多重されているため、その時分割多重が解かれ、データが取り出される。
図5に示した構成は、どちらか一方のLSIから他方のLSIに対して単方向の伝送しか行われない場合と、2つのLSI間で双方向の伝送が行われる場合の両方において適用可能である。
<クロックの単方向伝送について>
周波数が同一であることが保証されるが、位相の同期が保証されないようなクロックの関係であっても、LSI間の伝送遅延が一定の条件を満たせばクロックの伝送を単方向のみとすることが出来る。図6を参照して、クロックの単方向伝送が可能な条件を示す。
図6に示したグラフにおいて、上から1段目は、第1のLSIのクロックを表し、2段目は、第2のLSIで受信された第1のLSIのクロックを表し、3段目は、第2のLSIで受信された第1のLSIのクロックに同期させた第2のLSIから第1のLSIへの伝送データを表し、4段目は、第1のLSIで受信された第2のLSIから第1のLSIへの伝送データを表し、5段目は、第1のLSIのクロックで同期された第2のLSIから第1のLSIの伝送データを表す。
図6における第1のLSIは、例えば、図5におけるLSI200であり、第2のLSIは、LSI250である。
第1のLSIと第2のLSIとの間でデータ伝送を双方向で行うとし、第1のLSIのクロックの1サイクルの周期をTとし、第1のLSIと第2のLSIとの間の伝送遅延をDとする。このとき、図6の第1段目と第2段目に示したように、第2のLSIで受信された第1のLSIのクロックは、第1のLSIのクロックからDだけ遅延がついたクロックとなる。
さらに、図6の第3段目に示したように、この受信クロックに第2のLSIから第1のLSIに伝送するデータを同期させると、第1のLSIのクロックの立ち上がりからDだけ遅延していることになる。
このデータを第2のLSIから第1のLSIに伝送すると、図6の4段落目に示すように、さらにDだけ遅延が生じる。このデータを第2のLSIから第1のLSIに伝送するとさらにDだけ遅延することになる。
第1のLSI側で受信された伝送データは、第1のLSIのクロックの立ち上がりから、2Dだけ遅延が発生した信号となる。従って、図6の第5段落目に示すように、遅延量の2Dが、周期のTよりも小さい場合、次の第1のLSIのクロックの立ち上がりで、第2のLSIが送信した伝送データを取り込むことができる。
すなわち、第1のLSIのクロックの1サイクルの周期Tが、第1のLSIと第2のLSIとの間の伝送遅延Dの2倍より小さければ、クロックの単方向伝送が可能である。このような条件が満たされ、クロックが単方向伝送される場合の受信部の構成を図7に示す。
図7は、クロックを伝送データと一緒に送信する場合であり、クロックを単方向で伝送する場合の受信部の構成を示す。図7に示した受信部は、クロックを伝送データと一緒に送信する場合の構成について説明するために、簡略化した図面とし、図1に示した受信部に対して適用した場合の構成は、図10を参照して説明する。
図7に示した受信部は、LSI300とLSI350を含み、LSI300は、伝送データ生成部301、クロック生成部302、フリップフロップ303、フリップフロップ304、および伝送データ復元部305を含む構成とされている。
LSI350は、伝送データ生成部351、クロック生成部352,フリップフロップ353、乗換部354、フリップフロップ355、乗換部356、および伝送データ復元部357を備える構成とされている。
図7に示した受信部は、LSI300とLSI350の間でデータの伝送は双方向だが、クロックの伝送はLSI300からLSI350への単方向であるように構成されている。
原発振370の発振に基づき、LSI300のクロック生成部302は、クロックを生成する。同様に、原発振370の発振に基づき、LSI350のクロック生成部352は、クロックを生成する。この場合、LSI300のクロック生成部302で生成されたクロックと、LSI350のクロック生成部352で生成されたクロックを比較すると、周波数は同一であることが保証されるが、位相の同期は保証されていない。
LSI300の伝送データ生成部301では、LSI300からLSI350へ伝送が必要な信号に対して時分割多重を行い、伝送データを生成する。伝送データ生成部301は、時分割多重を行う際、上記したようにして分類されたグループに基づいて時分割多重を行う。生成された伝送データは、フリップフロップ303に供給され、クロック生成部302で生成されたクロックと同期される。フロップフロップ303で、クロック生成部302で生成されたクロックと同期された伝送データと、クロック生成部302で生成されたクロックは、LSI350に送信される。
LSI350では、LSI300からの伝送データfとクロックgを受信し、フリップフロップ355により、伝送データfとクロックgが同期される。乗換部356では、クロックgからクロック生成部352により生成されたクロックへのクロック乗換が行われる。伝送データ復元部357において、伝送データの時分割多重が解かれ、データが取り出される。
また、LSI350の伝送データ生成部351では、LSI350からLSI300へ伝送が必要な信号に対して時分割多重が行われ、伝送データが生成される。生成された伝送データは、フリップフロップ353に供給され、クロック生成部352で生成されたクロックと同期される。
乗換部354では、クロック生成部352により生成されたクロックからクロックgへのクロック乗換が行われ、LSI300に対してデータが伝送される。クロックgは、LSI300のクロック生成部302により生成され、LSI300から伝送されてきたクロックである。
よって、LSI350からLSI300へ伝送される伝送データは、LSI300のクロックと同期された状態でLSI350から送信されるため、位相が非同期なクロック間でのクロック乗換を避けることができ、LSI間の伝送信号を減らすことができる。
LSI350からの伝送データは、フリッププロップ304に供給され、クロック生成部302で生成されたクロックと同期され、伝送データ復元部305において、伝送データの時分割多重が解かれ、データが取り出される。
このように、複数のLSI間で、データの双方向での送受信を行うが、クロックは単方向に送受信する構成とすることもできる。
なおここでは図示しないが、複数のLSI間で、データの双方向での送受信を行い、クロックも双方で送受信する構成とすることもできる。
<共通クロックの使用について>
クロック生成部を、LSIの外に持つ構成とすることで、2つのLSIのクロックの位相同期と周波数同期が保証される構成とすることができる。この場合、LSI間の伝送遅延が伝送データの更新周期よりも小さいことが保証されれば、受信側でデータを取り出すことができる。そのような構成を有する受信部を、図8に示す。
図8に示した受信部は、LSI400とLSI450を備え、これらのLSIとは別に、クロック生成部471を備える。LSI400は、伝送データを送信するLSIであり、LSI450は、伝送データを受信するLSIである。LSI400は、伝送データ生成部401とフリップフロップ402を備え、LSI450は、フリップフロップ451と伝送データ復元部452を含む構成とされている。
原発振470の発振に基づいて、クロック生成部471は、クロックを生成する。クロック生成部471により生成されたクロックは、LSI400のフリップフロップ402と、LSI450のフリップフロップ451にそれぞれ供給される。
すなわちこの場合、クロック生成部471により生成されたクロックは、LSI400とLSI450で共有される。このとき、LSI400のクロックとLSI450のクロックは、周波数も位相も同期することが保証される。
LSI400の伝送データ生成部401は、LSI400からLSI450へ伝送が必要な信号に対して時分割多重を行い、伝送データを生成する。伝送データ生成部401により生成された伝送データは、フリップフロップ402に供給され、クロック生成部471で生成されたクロックと同期され、LSI450に対して伝送される。
LSI450のフリップフロップ451は、LSI400からの伝送データfを受信する。フリップフロップ451は、伝送データfを、クロック生成部471で生成されたクロックと同期させ、伝送データ復元部452に供給する。伝送データ復元部452は、伝送データfの時分割多重を解き、データを取り出す。
このように、データの授受を行うLSIの外部にクロックを生成するクロック生成部を設けることで、LSI間で、データの授受を行うときの周波数と位相の両方の同期を保証することができる。
<双方向クロック伝送の受信部>
図1に示した受信部に、図5に示した双方向クロック伝送を用いた受信部を適用した場合の受信部の構成を、図9に示す。
図9に示した受信部は、図1に示した受信部と同一の部分を有し、同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。図9に示した受信部は、LSI600とLSI650を備える。
LSI600は、図1に示したLSI100と同じく、チューナ102、BPF103、A/D変換部104、直交復調部105、FFT演算部106、等化部107、合成部108、誤り訂正部109、およびセレクタ110を備える構成とされている。またチューナ102は、乗算部121と局部発振器122から構成されている。
LSI600は、さらに、クロック生成部601、伝送データ生成部602、フリップフロップ603、フリップフロップ604、乗換部605、伝送データ復元部606、伝送データ復元部607、乗換部608、フリップフロップ609、伝送データ生成部610、およびフリップフロップ611も含む。
同様に、LSI650は、図1に示したLSI150と同じく、チューナ152、BPF153、A/D変換部154、直交復調部155、FFT演算部156、等化部157、合成部158、誤り訂正部159、およびセレクタ115を備える構成とされている。またチューナ152は、乗算部171と局部発振器172から構成されている。
LSI650は、さらに、クロック生成部651、伝送データ生成部652、フリップフロップ653、フリップフロップ654、乗換部655、伝送データ復元部656、伝送データ復元部657、乗換部658、フリップフロップ659、伝送データ生成部660、およびフリップフロップ661も含む。
LSI600とLSI650は、このような構成を有する。すなわちLSI600とLSI650は、同一の構成を有するLSIである。仮にLSI600またはLSI650の単体で用いられたとしても、受信部としてアンテナで受信された信号を処理できる構成となっている。また図9に示したように、複数のLSIを用いることで、ダイバーシティなどのシステムにも適用できるように構成されている。
すなわちこの場合、LSI600(LSI650)は、単体で用いることも、複数組み合わせて用いることもできる構成となっているため、汎用性が高い。汎用性が高くなることで、生産コストなどを低減させることが可能となる。
LSI600は、メインモードで動作するLSIであり、原発振190の発振に基づいて、クロック生成部601が生成したクロックに基づいて動作する。LSI650は、サブモードで動作するLSIであり、原発振190の発振に基づいて、クロック生成部651が生成したクロックに基づいて動作する。
放送局から放送された放送波は、アンテナ101により受信され、RF信号としてチューナ102に供給される。チューナ102は、乗算部121および局部発振器122から構成され、アンテナ101より受信されたRF信号をIF信号に周波数変換する。このチューナ102により得られたIF信号は、バンドパスフィルタ103によりフィルタリングされた後、A/D変換部104によりデジタル化され、直交復調部105に供給される。
直交復調部105は、デジタル化されたIF信号を直交復調し、OFDM時間域信号を出力する。OFDM時間域信号は、FFT演算部106に供給される。FFT演算部106は、OFDM時間領域信号に対してFFT演算を行ない、OFDM周波数域信号を出力する。
OFDM周波数域信号は、等化部107に供給される。等化部107は、全てのサブキャリアに対して伝送路特性を算出し、これによりOFDM周波数域信号の伝送路による歪みを補償し、1系統目の等化信号aを得る。このとき、等化部107は、各等化信号の1系統目の信頼度情報bも同時に出力する。等化信号aと信頼度情報bは、合成部108に対して出力される。
同様に、放送局から放送された放送波は、アンテナ151からも受信され、RF信号としてチューナ152に供給される。チューナ152は、乗算部171および局部発振器172から構成され、アンテナ151より受信されたRF信号をIF信号に周波数変換する。このチューナ152により得られたIF信号は、バンドパスフィルタ153によりフィルタリングされた後、A/D変換部154によりデジタル化され、直交復調部155に供給される。
直交復調部155は、デジタル化されたIF信号を直交復調し、OFDM時間域信号を出力する。OFDM時間域信号は、FFT演算部156に供給される。FFT演算部156は、OFDM時間領域信号に対してFFT演算を行ない、各サブキャリアに直交変調されているデータを抽出して出力する。
FFT演算部156は、OFDM時間領域信号に対してFFT演算を行ない、OFDM周波数域信号を出力する。OFDM周波数域信号は、等化部157に供給される。等化部157は、全てのサブキャリアに対して伝送路特性を算出し、これによりOFDM周波数域信号の伝送路による歪みを補償し、2系統目の等化信号a’を得る。このとき、等化部157は、各等化信号の2系統目の信頼度情報b’も同時に出力する。
2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’は、メインモードで動作するLSI600に対して送信される。2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’が、LSI600に対して送信される際、まず、2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’は、伝送データ生成部652により時分割多重される。この時分割多重は、図2を参照して説明した信号の分類に基づいて行われる。
時分割多重された2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’(以下、伝送データと記述する)は、フリップフロップ653に供給される。フリップフロップ653には、クロック生成部651で生成されたクロックも供給される。フリップフロップ653は、供給された伝送データを、供給されたクロックに同期させ、LSI600に対して送信する。
LSI600には、LSI650のクロック生成部651により生成されたクロックも供給される。クロック生成部651で生成されクロックは、LSI600のフリップフロップ609と乗換部608に供給される。
LSI600のフリップフロップ609は、LSI650からのクロックで、伝送されてきた伝送データの同期をとる。同期が取られた伝送データは、乗換部608に供給される。乗換部608には、LSI600内のクロック生成部601で生成されたクロックも供給されている。
乗換部608は、LSI650からのクロックから、LSI600内で生成されたクロックへの乗換を行う。クロックの乗換が行われた伝送データは、伝送データ復元部607に供給される。伝送データ復元部607に供給されるデータは、時分割多重されているデータであり、LSI600内で生成されたクロックに同期されているデータである。
伝送データ復元部607は、時分割多重を解き、2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’を取り出し、合成部108に供給する。合成部108は、1系統目の等化信号aと2系統目の等化信号a’を、1系統目の信頼度情報bと2系統目の信頼度情報b’に基づいて、合成、または選択を行い、品質が改善された等化信号と、ダイバーシティ利得を反映した信頼度情報を誤り訂正部109に出力する。
誤り訂正部109は、ビタビ復号、拡散信号除去、RS復号を行い、復号データを出力する。誤り訂正部109が出力するフィードバック信号cは、セレクタ110を通して等化部107に入力される。
一方、フィードバック信号cは、サブモードで動作するLSI650に対しても送信される。フィードバック信号cは、伝送データ生成部610に供給され、時分割多重され、フリップフロップ611に供給される。フリップフロップ611には、クロック生成部601で生成されたクロックが供給され、そのクロックに、時分割多重化されたフィードバック信号cが同期され、LSI650に送信される。
LSI650のフリップフロップ654には、時分割多重化されたフィードバック信号cと、クロック生成部601で生成されたクロックが供給される。フリップフロップ654は、供給されるクロックに、供給された時分割多重化されたフィードバック信号cを同期させ、乗換部655に出力する。
乗換部658には、LSI650内のクロック生成部651で生成されたクロックも供給されている。乗換部658は、LSI600からのクロックから、LSI650内で生成されたクロックへの乗換を行う。クロックの乗換が行われた時分割多重化されたフィードバック信号cは、伝送データ復元部656に供給される。
伝送データ復元部656は、時分割多重を解き、フィードバック信号cを取り出し、セレクタ160に供給する。
このようにして、LSI600とLSI650との間でデータの授受が行われる。
この構成は、どちらか一方のLSIから他方のLSIに対して単方向の伝送しか行われない場合と、2つのLSI間で双方向の伝送が行われる場合の両方において適用可能である。
<単方向クロック伝送の受信部>
図1に示した受信部に、図7に示した単方向クロック伝送を用いた受信部を適用した場合の受信部の構成を、図10に示す。
図10に示した受信部は、図1に示した受信部と同一の部分を有し、同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。図10に示した受信部は、LSI700とLSI750を備える。
LSI700は、図1に示したLSI100と同じく、チューナ102、BPF103、A/D変換部104、直交復調部105、FFT演算部106、等化部107、合成部108、誤り訂正部109、およびセレクタ110を備える構成とされている。またチューナ102は、乗算部121と局部発振器122から構成されている。
LSI700は、さらに、クロック生成部701、伝送データ生成部702、フリップフロップ703、フリップフロップ704、伝送データ復元部705、伝送データ復元部706、乗換部707、フリップフロップ708、伝送データ生成部709、フリップフロップ710、および乗換部711を含む。
同様に、LSI750は、図1に示したLSI150と同じく、チューナ152、BPF153、A/D変換部154、直交復調部155、FFT演算部156、等化部157、合成部158、誤り訂正部159、およびセレクタ115を備える構成とされている。またチューナ152は、乗算部171と局部発振器172から構成されている。
LSI750は、さらに、クロック生成部751、伝送データ生成部752、フリップフロップ753、フリップフロップ754、伝送データ復元部755、伝送データ復元部756、乗換部757、フリップフロップ758、伝送データ生成部759、フリップフロップ760、および乗換部761を含む。
LSI700とLSI750は、このような構成を有する。すなわちLSI700とLSI750は、同一の構成を有するLSIである。仮にLSI700またはLSI750の単体で用いられたとしても、受信部としてアンテナで受信された信号を処理できる構成となっている。また図10に示したように、複数のLSIを用いることで、ダイバーシティなどのシステムにも適用できるように構成されている。
すなわちこの場合、LSI700(LSI750)は、単体で用いることも、複数組み合わせて用いることもできる構成となっているため、汎用性が高い。汎用性が高くなることで、生産コストなどを低減させることが可能となる。
LSI700は、メインモードで動作するLSIであり、原発振190の発振に基づいて、クロック生成部701が生成したクロックに基づいて動作する。LSI750は、サブモードで動作するLSIであり、原発振190の発振に基づいて、クロック生成部751が生成したクロックに基づいて動作する。
アンテナ101またはアンテナ151で受信された信号に対する処理などは、図1を参照して説明した場合と同じなので、ここではその説明を省略し、LSI700からLSI750へ信号が供給されるときの処理、またLSI750からLSI700に信号が供給されるときの処理について説明を加える。
FFT演算部156は、OFDM時間領域信号に対してFFT演算を行ない、OFDM周波数域信号を等化部157に供給する。等化部157は、全てのサブキャリアに対して伝送路特性を算出し、これによりOFDM周波数域信号の伝送路による歪みを補償し、2系統目の等化信号a’を得る。このとき、等化部157は、各等化信号の2系統目の信頼度情報b’も同時に出力する。
2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’は、メインモードで動作するLSI700に対して送信される。2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’が、LSI700に対して送信される際、まず、2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’は、伝送データ生成部752により時分割多重される。
時分割多重された2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’(以下、伝送データと記述する)は、フリップフロップ753に供給される。フリップフロップ753には、クロック生成部751で生成されたクロックも供給される。フリップフロップ753は、供給された伝送データを、供給されたクロックに同期させ、LSI700に対して送信する。
LSI700には、LSI750のクロック生成部751により生成されたクロックも供給される。クロック生成部751で生成されクロックは、LSI700のフリップフロップ708と乗換部707に供給される。
LSI700のフリップフロップ708は、LSI750からのクロックで、伝送されてきた伝送データの同期をとる。同期が取られた伝送データは、乗換部707に供給される。乗換部707には、LSI700内のクロック生成部701で生成されたクロックも供給されている。
乗換部707は、LSI750からのクロックから、LSI700内で生成されたクロックへの乗換を行う。クロックの乗換が行われた伝送データは、伝送データ復元部706に供給される。伝送データ復元部706に供給されるデータは、時分割多重されているデータであり、LSI700内で生成されたクロックに同期されているデータである。
伝送データ復元部706は、時分割多重を解き、2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’を取り出し、合成部108に供給する。合成部108は、1系統目の等化信号aと2系統目の等化信号a’を、1系統目の信頼度情報bと2系統目の信頼度情報b’に基づいて、合成、または選択を行い、品質が改善された等化信号と、ダイバーシティ利得を反映した信頼度情報を誤り訂正部109に出力する。
誤り訂正部109は、ビタビ復号、拡散信号除去、RS復号を行い、復号データを出力する。誤り訂正部109が出力するフィードバック信号cは、セレクタ110を通して等化部107に入力される。
一方、フィードバック信号cは、サブモードで動作するLSI750に対しても送信される。フィードバック信号cは、伝送データ生成部709に供給され、時分割多重され、フリップフロップ710に供給される。フリップフロップ710には、クロック生成部701で生成されたクロックが供給され、そのクロックに、時分割多重化されたフィードバック信号cが同期され、乗換部711に供給される。
乗換部711には、LSI700内のクロック生成部701で生成されたクロックと、LSI750のクロック生成部751で生成されたクロックが供給されている。乗換部711は、クロック生成部701で生成されたクロックから、クロック生成部751で生成されたクロックへとクロックの乗換を行う。
クロックが乗り換えられた時分割多重化されているフィードバック信号cは、LSI750へと送信される。LSI750では、LSI700からの信号を、フリップフロップ754で受信する。フリップフロップ754には、LSI750内のクロック生成部701で生成されたクロックも供給されている。
フリップフロップ754は、供給された時分割多重化されているフィードバック信号cを、クロック生成部751で生成されたクロックに同期させ、伝送データ復元部755に供給する。伝送データ復元部755は、時分割多重を解き、フィードバック信号cを取り出し、セレクタ160に供給する。
このようにして、LSI700とLSI750との間でデータの授受が行われる。
このような構成は、LSI間の伝送遅延に制約が必要だが、クロックの伝送を単方向のみとすることができる。
<共通クロックの受信部>
図1に示した受信部に、図8に示した共通クロックを用いた受信部を適用した場合の受信部の構成を、図11に示す。
図11に示した受信部は、図1に示した受信部と同一の部分を有し、同一の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。図11に示した受信部は、LSI800とLSI850を備える。
LSI800は、図1に示したLSI100と同じく、チューナ102、BPF103、A/D変換部104、直交復調部105、FFT演算部106、等化部107、合成部108、誤り訂正部109、およびセレクタ110を備える構成とされている。またチューナ102は、乗算部121と局部発振器122から構成されている。
LSI800は、さらに、伝送データ生成部801、フリップフロップ802、フリップフロップ803、伝送データ復元部804、伝送データ復元部805、フリップフロップ806、伝送データ生成部807、およびフリップフロップ808を含む。
同様に、LSI850は、図1に示したLSI150と同じく、チューナ152、BPF153、A/D変換部154、直交復調部155、FFT演算部156、等化部157、合成部158、誤り訂正部159、およびセレクタ115を備える構成とされている。またチューナ152は、乗算部181と局部発振器172から構成されている。
LSI850は、さらに、伝送データ生成部851、フリップフロップ852、フリップフロップ853、伝送データ復元部854、伝送データ復元部855、フリップフロップ856、伝送データ生成部857、およびフリップフロップ858を含む。
LSI800とLSI850は、このような構成を有する。すなわちLSI800とLSI850は、同一の構成を有するLSIである。仮にLSI800またはLSI850の単体で用いられたとしても、受信部としてアンテナで受信された信号を処理できる構成となっている。また図11に示したように、複数のLSIを用いることで、ダイバーシティなどのシステムにも適用できるように構成されている。
すなわちこの場合、LSI800(LSI850)は、単体で用いることも、複数組み合わせて用いることもできる構成となっているため、汎用性が高い。汎用性が高くなることで、生産コストなどを低減させることが可能となる。
LSI800は、メインモードで動作するLSIである。LSI850は、サブモードで動作するLSIである。原発振190の発振に基づき、LSI800やLSI850の外に配置されたクロック生成部880により生成されたクロックは、メインモードで動作するLSI800とサブモードで動作するLSI850の両方に分配される。このとき、LSI800とLSI850に供給されるクロックの周波数と位相は、ともに同期した状態である。
アンテナ101またはアンテナ151で受信された信号に対する処理などは、図1を参照して説明した場合と同じなので、ここではその説明を省略し、LSI800からLSI850へ信号が供給されるときの処理、またLSI850からLSI800に信号が供給されるときの処理について説明を加える。
FFT演算部156は、OFDM時間領域信号に対してFFT演算を行ない、OFDM周波数域信号を等化部157に供給する。等化部157は、全てのサブキャリアに対して伝送路特性を算出し、これによりOFDM周波数域信号の伝送路による歪みを補償し、2系統目の等化信号a’を得る。このとき、等化部157は、各等化信号の2系統目の信頼度情報b’も同時に出力する。
2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’は、メインモードで動作するLSI800に対して送信される。2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’が、LSI800に対して送信される際、まず、2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’は、伝送データ生成部851により時分割多重される。
時分割多重された2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’(以下、伝送データと記述する)は、フリップフロップ852に供給される。フリップフロップ852には、LSI850の外部に設けられているクロック生成部880で生成されたクロックも供給される。フリップフロップ852は、供給された伝送データを、供給されたクロックに同期させ、LSI800に対して送信する。
LSI800は、フリップフロップ806で、LSI850からの伝送データを受信する。フリップフロップ806には、クロック生成部880で生成されたクロックも供給される。LSI800のフリップフロップ806は、クロック生成部880で生成されたクロックで、伝送されてきた伝送データの同期をとる。
同期が取られた伝送データは、伝送データ復元部805に供給される。伝送データ復元部805に供給されるデータは、時分割多重されているデータであり、クロック生成部880で生成されたクロックに同期されているデータである。
伝送データ復元部805は、時分割多重を解き、2系統目の等化信号a’と2系統目の信頼度情報b’を取り出し、合成部108に供給する。合成部108は、1系統目の等化信号aと2系統目の等化信号a’を、1系統目の信頼度情報bと2系統目の信頼度情報b’に基づいて、合成、または選択を行い、品質が改善された等化信号と、ダイバーシティ利得を反映した信頼度情報を誤り訂正部109に出力する。
誤り訂正部109は、ビタビ復号、拡散信号除去、RS復号を行い、復号データを出力する。誤り訂正部109が出力するフィードバック信号cは、セレクタ110を通して等化部107に入力される。
一方、フィードバック信号cは、サブモードで動作するLSI850に対しても送信される。フィードバック信号cは、伝送データ生成部807に供給され、時分割多重され、フリップフロップ808に供給される。フリップフロップ808には、クロック生成部880で生成されたクロックが供給され、そのクロックに、時分割多重化されたフィードバック信号cが同期され、LSI850へと送信される。
LSI850では、LSI800からの信号を、フリップフロップ853で受信する。フリップフロップ853には、LSI850の外部にあるクロック生成部880で生成されたクロックも供給されている。
フリップフロップ853は、供給された時分割多重化されているフィードバック信号cを、クロック生成部880で生成されたクロックに同期させ、伝送データ復元部854に供給する。伝送データ復元部854は、時分割多重を解き、フィードバック信号cを取り出し、セレクタ160に供給する。
このようにして、LSI800とLSI850との間でデータの授受が行われる。
このような構成は、LSI間の伝送遅延に制約が必要だが、クロックの伝送が不要となり、LSI間の伝送に使用するピン(PIN)の数をさらに削減することができる。
このように、本技術を適用することで、複数のLSIを用いてダイバーシティ利得を得る要求があるシステムにおいて、LSI間の伝送に必要な信号が多い場合でも、伝送が必要な信号をその特性により分類し、その分類されたグループ内で時分割多重した信号をLSI間で伝送することにより、LSI間の伝送に使用するピン(PIN)の数を、機能を保ちつつ削減することができる。
また、複数のLSI間でクロックの位相が同一であることが保証されない場合でも、クロックを単方向、または双方向に伝送することにより、伝送が必要な信号を取りこぼすことなく伝送することができる。
さらに、原発振およびクロック生成部をLSIの外に置く構成を取ることで、クロックの伝送が不要となり、伝送が必要な信号を取りこぼすことなく伝送することができる。
<記録媒体について>
上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行することもできるし、ソフトウエアにより実行することもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行する場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、コンピュータにインストールされる。ここで、コンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどが含まれる。
図12は、上述した一連の処理をプログラムにより実行するコンピュータのハードウエアの構成例を示すブロック図である。コンピュータにおいて、CPU(Central Processing Unit)1101、ROM(Read Only Memory)1102、RAM(Random Access Memory)1103は、バス1104により相互に接続されている。バス1104には、さらに、入出力インタフェース1105が接続されている。入出力インタフェース1105には、入力部1106、出力部1107、記憶部1108、通信部1109、及びドライブ1110が接続されている。
入力部1106は、キーボード、マウス、マイクロフォンなどよりなる。出力部1107は、ディスプレイ、スピーカなどよりなる。記憶部1108は、ハードディスクや不揮発性のメモリなどよりなる。通信部1109は、ネットワークインタフェースなどよりなる。ドライブ1110は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、又は半導体メモリなどのリムーバブルメディア1111を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータでは、CPU1101が、例えば、記憶部1108に記憶されているプログラムを、入出力インタフェース1105及びバス1104を介して、RAM1103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。
コンピュータ(CPU1101)が実行するプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブルメディア1111に記録して提供することができる。また、プログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することができる。
コンピュータでは、プログラムは、リムーバブルメディア1111をドライブ1110に装着することにより、入出力インタフェース1105を介して、記憶部1108にインストールすることができる。また、プログラムは、有線または無線の伝送媒体を介して、通信部1109で受信し、記憶部1108にインストールすることができる。その他、プログラムは、ROM1102や記憶部1108に、あらかじめインストールしておくことができる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。
なお、本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を分類し、前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する信号伝送部
を備える信号処理装置。
(2)
前記分類は、信号の更新周期、更新タイミング、許容される伝送遅延の少なくとも1つの特性に依存して行われる
前記(1)に記載の信号処理装置。
(3)
前記グループ内に属する信号は、更新周期内に伝送が完了し、許容される遅延の範囲内で伝送が完了し、最小のピン数で伝送されるように時分割多重される
前記(1)または(2)に記載の信号処理装置。
(4)
異なる前記グループに属する信号のうち、更新周期内に伝送が完了し、許容される遅延の範囲内に伝送が完了する信号は、時分割多重され、同一のピンで伝送される
前記(1)乃至(3)のいずれかに記載の信号処理装置。
(5)
前記分類されたグループは、
イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループである
前記(1)乃至(4)のいずれかに記載の信号処理装置。
(6)
前記分類されたグループは、
イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループである
前記(1)乃至(5)のいずれかに記載の信号処理装置。
(7)
前記第1のグループに属する信号は、1本のピンで伝送され、前記第2のグループに属する信号は、所定の本数のピンで伝送され、前記第3のグループに属する信号と前記第4のグループに属する信号は、同一の所定の本数のピンで伝送される
前記(6)に記載の信号処理装置。
(8)
前記処理部同士の前記信号の伝送方向は、単方向であり、
前記処理部同士の前記クロックの伝送方向は、単方向である
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の信号処理装置。
(9)
前記処理部同士の前記信号の伝送方向は、双方向であり、
前記処理部同士の前記クロックの伝送方向は、双方向である
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の信号処理装置。
(10)
前記処理部同士の前記信号の伝送方向は、双方向であり、
前記処理部同士の前記クロックの伝送方向は、単方向である
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の信号処理装置。
(11)
前記処理部は、前記処理部の外部に設けられ、クロックを生成し、前記処理部に供給するクロック生成部からのクロックで動作する
前記(1)乃至(7)のいずれかに記載の信号処理装置。
(12)
第1の処理部から伝送されてきた前記時分割多重されている前記信号を受信する第2の処理部は、
前記第1の処理部から伝送されてきたクロックから、自己が生成したクロックに乗換、前記第1の処理部からの信号を処理する
前記(1)乃至(11)のいずれかに記載の信号処理装置。
(13)
取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を分類し、
前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する
ステップを含む信号処理方法。
(14)
取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を分類し、
前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(15)
同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、
同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部と
を備え、
前記伝送部は、
伝送するデータを時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、
クロックを生成するクロック生成部と、
前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部と
を備え、
前記受信部は、
前記処理部から供給されるクロックで、時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、
前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える乗換部と、
前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部と
を備える
信号処理装置。
(16)
同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、
同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部と
を備え、
前記伝送部は、
伝送するデータを時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、
クロックを生成するクロック生成部と、
前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させる第1の同期部と、
前記クロックから、前記処理部から供給されるクロックに乗換、前記処理部に前記第1の伝送データを伝送する第1の乗換部と
を備え、
前記受信部は、
前記処理部から供給されるクロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、
前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える第2の乗換部と、
前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部と
を備える
信号処理装置。
(17)
同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、
同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部と
を備え、
前記伝送部は、
伝送するデータを時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、
前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、外部のクロック生成部で生成されたクロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部と
を備え、
前記受信部は、
前記クロック生成部で生成された前記クロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、
前記第2の同期部で前記クロックと同期された前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部と
を備える
信号処理装置。
200 LSI, 201 伝送データ生成部, 202 クロック生成部, 203 フリップフロップ, 250 LSI, 251 クロック生成部, 252 フリップフロップ, 253 乗換部, 254 伝送データ復元部, 300 LSI, 301 伝送データ生成部, 302 クロック生成部, 303 フリップフロップ, 304 フリップフロップ, 305 伝送データ復元部, 350 LSI, 351 伝送データ生成部, 352 クロック生成部, 353 フリップフロップ, 354 乗換部, 355 フリップフロップ, 356 乗換部, 357 伝送データ復元部, 400 LSI, 401 伝送データ生成部, 402 フリップフロップ, 450 LSI, 451 フリップフロップ, 452 伝送データ復元部, 471 クロック生成部

Claims (21)

  1. 取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を分類し、前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する信号伝送部
    を備え
    前記分類されたグループは、
    イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループである
    信号処理装置。
  2. 取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を分類し、前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する信号伝送部
    を備え、
    前記分類されたグループは、
    イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループである
    信号処理装置。
  3. 前記分類は、信号の更新周期、更新タイミング、許容される伝送遅延の少なくとも1つの特性に依存して行われる
    請求項1または2に記載の信号処理装置。
  4. 前記グループ内に属する信号は、更新周期内に伝送が完了し、許容される遅延の範囲内で伝送が完了し、最小のピン数で伝送されるように時分割多重される
    請求項1乃至3のいずれかに記載の信号処理装置。
  5. 異なる前記グループに属する信号のうち、更新周期内に伝送が完了し、許容される遅延の範囲内に伝送が完了する信号は、時分割多重され、同一のピンで伝送される
    請求項1乃至4のいずれかに記載の信号処理装置。
  6. 前記第1のグループに属する信号は、1本のピンで伝送され、前記第2のグループに属する信号は、所定の本数のピンで伝送され、前記第3のグループに属する信号と前記第4のグループに属する信号は、同一の所定の本数のピンで伝送される
    請求項1乃至5のいずれかに記載の信号処理装置。
  7. 前記処理部同士の前記信号の伝送方向は、単方向であり、
    前記処理部同士のクロックの伝送方向は、単方向である
    請求項1乃至6のいずれかに記載の信号処理装置。
  8. 前記処理部同士の前記信号の伝送方向は、双方向であり、
    前記処理部同士のクロックの伝送方向は、双方向である
    請求項1乃至6のいずれかに記載の信号処理装置。
  9. 前記処理部同士の前記信号の伝送方向は、双方向であり、
    前記処理部同士のクロックの伝送方向は、単方向である
    請求項1乃至6のいずれかに記載の信号処理装置。
  10. 前記処理部は、前記処理部の外部に設けられ、クロックを生成し、前記処理部に供給するクロック生成部からのクロックで動作する
    請求項1乃至6のいずれかに記載の信号処理装置。
  11. 第1の処理部から伝送されてきた前記時分割多重されている前記信号を受信する第2の処理部は、
    前記第1の処理部から伝送されてきたクロックから、自己が生成したクロックに乗換、前記第1の処理部からの信号を処理する
    請求項1乃至10のいずれかに記載の信号処理装置。
  12. 取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、
    前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する
    ステップを含む信号処理方法。
  13. 取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、
    前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する
    ステップを含む信号処理方法。
  14. 取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、
    前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 取得した信号を処理する処理部同士で授受すべき信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、
    前記分類されたグループ内の信号を時分割多重して伝送する
    ステップを含む処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、
    同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部と
    を備え、
    前記伝送部は、
    取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、
    クロックを生成するクロック生成部と、
    前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部と
    を備え、
    前記受信部は、
    前記処理部から供給されるクロックで、時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、
    前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える乗換部と、
    前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部と
    を備える
    信号処理装置。
  17. 同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、
    同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部と
    を備え、
    前記伝送部は、
    取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、
    クロックを生成するクロック生成部と、
    前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部と
    を備え、
    前記受信部は、
    前記処理部から供給されるクロックで、時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、
    前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える乗換部と、
    前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部と
    を備える
    信号処理装置。
  18. 同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、
    同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部と
    を備え、
    前記伝送部は、
    取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、
    クロックを生成するクロック生成部と、
    前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させる第1の同期部と、
    前記クロックから、前記処理部から供給されるクロックに乗換、前記処理部に前記第1の伝送データを伝送する第1の乗換部と
    を備え、
    前記受信部は、
    前記処理部から供給されるクロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、
    前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える第2の乗換部と、
    前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部と
    を備える
    信号処理装置。
  19. 同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、
    同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部と
    を備え、
    前記伝送部は、
    取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、
    クロックを生成するクロック生成部と、
    前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、前記クロックに同期させる第1の同期部と、
    前記クロックから、前記処理部から供給されるクロックに乗換、前記処理部に前記第1の伝送データを伝送する第1の乗換部と
    を備え、
    前記受信部は、
    前記処理部から供給されるクロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、
    前記処理部からのクロックから、前記クロック生成部で生成したクロックに乗り換える第2の乗換部と、
    前記乗換部でクロックが乗り換えられた前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部と
    を備える
    信号処理装置。
  20. 同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、
    同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部と
    を備え、
    前記伝送部は、
    取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、イネーブル信号に同期する信号が属する第2のグループ、不定期に周期が変化する信号が属する第3のグループ、および基本的に周期が変化しない信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、
    前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、外部のクロック生成部で生成されたクロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部と
    を備え、
    前記受信部は、
    前記クロック生成部で生成された前記クロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、
    前記第2の同期部で前記クロックと同期された前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部と
    を備える
    信号処理装置。
  21. 同一の構成を有する処理部にデータを伝送する伝送部と、
    同一の構成を有する処理部からのデータを受信する受信部と
    を備え、
    前記伝送部は、
    取得した信号を、イネーブル信号を含む第1のグループ、OFDMの各サブキャリアのデータとスタートフラグを含み、OFDMの1シンボル中に数千回のデータ伝送を必要とする信号が属する第2のグループ、内部状態を表す信号が属する第3のグループ、および放送パラメータを表す信号が属する第4のグループに分類し、前記分類されたグループ内の信号を伝送するデータとして時分割多重し、第1の伝送データを生成する伝送データ生成部と、
    前記伝送データ生成部で生成された前記第1の伝送データを、外部のクロック生成部で生成されたクロックに同期させ、前記処理部に伝送する第1の同期部と
    を備え、
    前記受信部は、
    前記クロック生成部で生成された前記クロックで、前記処理部からの時分割多重されている第2の伝送データを同期させる第2の同期部と、
    前記第2の同期部で前記クロックと同期された前記第2の伝送データの時分割多重を解き、データを復元する伝送データ復元部と
    を備える
    信号処理装置。
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