JP2006054597A - スロット割当装置及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の課題は、FDD/TDD方式を採用した通信システムにおいて、トラヒックの状態等に応じて柔軟に上下リンクのスロットを割当てることのできるスロット割当装置を提供することである。
【解決手段】 上記課題は、無線基地局と移動局間で、周波数分割複信方式/時分割複信方式を用いて通信を行う移動通信システムにおけるスロット割当装置において、入力トラヒックの特性を検出するトラヒック特性検出手段と、前記検出した入力トラヒックの特性から特定されるトラヒックの優先度に基づいて、上り回線または下り回線スロットのいずれの割当てを優先すべきか判定する上下スロット割当優先順位判定手段と、前記判定結果に基づいて、移動局に対する上下回線のスロットを割当てるスロット割当手段と、を備えることを特徴とするスロット割当装置にて達成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、通信システムのFDD/TDD方式におけるスロット割当装置及びその方法に関する。
移動通信システムにおいて、同時双方向通信(デュープレクス通信)を実現するには、基地局から移動局(例:携帯電話)への下りチャネルと移動局から基地局への上りチャネルが必要である。デュープレクス方式には、使用する周波数で分離するFDD(Frequency Division Duplex)方式と、同一周波数を時間で分離するTDD(Time Division Duplex)という二つの方式がある。
また、上りチャネル及び下りチャネルは、フレーム構成をなし、1フレームは時間分割され、複数のタイムスロット(以下、スロットと略称する)により構成される。
以下、図22を参照して上記のFDD方式、TDD方式の概要を説明すると共に、現在日本で商用化されているPDC (Personal Digital Cellular)や欧州のGSM(Global System for Mobile communications)で採用されているFDD/TDD方式の概要について説明する。
まず、図22(a)を参照してFDD方式の概要を説明する。同図(a)はFDD方式のフレーム構成例を示す図である。
FDD方式は、上下の周波数(f1、f2)が異なるため、下りスロット受信(送信)中に上りスロットの送信(受信)が可能であり、W−CDMA、cdma2000で代表されるIMT−2000(第3世代移動体通信システム)で採用されている。
FDD方式を用いた移動通信システムでは、基地局から移動局への下りチャネルの通信帯域と移動局から基地局への上りチャネルの通信帯域とが分けられるため、基地局や移動局の送受信部では、送信信号と受信信号を干渉させないためのフィルタ(デュープレクサ)を設けることで、上り信号と下り信号の分離が図られている。
しかしながら、デュープレクサはアナログ回路であるため、一般的に微細化が難しく、携帯電話の小型化において問題となる。
続いて、図22(b)を参照してTDD方式の概要を説明する。同図(b)はTDD方式のフレーム構成例を示す図である。
TDD方式は、PHS等の移動通信システムで採用されており、1つの周波数(f0)で上りと下りの通信を行うため、上述のデュープレクサは必要としないが、受信中には送信が行えない。また、上り回線と下り回線で同じ周波数を利用するため、各基地局間で同期を取る必要があり、数百mから数kmをサポートするセルラシステムでは、伝搬遅延の影響などが生じやすいという欠点がある。
次に、図22(c)を参照してFDD/TDD方式の概要を説明する。同図(c)はFDD/TDD方式のフレーム構成例を示す図である。
FDD/TDD方式は、送受信に異なる周波数を用い、かつ送信と受信のタイミングが異なっており、上述のデュープレクサを必要としない。これはPDCやGSMが音声通信などの回線交換を前提としたシステムであり、送信タイミングと受信タイミングが周期的に一定であることを利用したものである。
ところで、今後のサービスの主役は、音声通話から、インターネットなどのデータ通信(パケット通信)へと変化していくことが考えられている。そのような場合、トラヒックの特性は、上りチャネルでは情報を要求するデータのみで、下りチャネルは、上りチャネルに比べて音楽、画像、映像等といった膨大なデータ量が転送されることが予想される。すなわち、トラヒックが非対称なインターネットアクセスに適しているデュープレクス方式が求められる。
そこで、システム内の上り回線の総情報量と下り回線の総情報量の比に応じて、上り回線に割当てるタイムスロット数と下り回線に割当てるタイムスロット数の比を調節することで、上下回線の情報量が非対称な通信を効率的に収容できるCDMA-TDD方式を用いた通信システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上記同様の観点から、上りチャネルと下りチャネルとの送信量の違いに応じてスロット間隔の比を変更することにより円滑な時分割二重通信を行うことができるTDD方式の移動通信システムが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−234242号公報 特開平8−186533号公報
上述したように、従来のFDD/TDD方式は、回線交換、すなわち音声通信のような双方向の情報量がほぼ等しい通信に適したものであり、送受のタイミングがシステムで固定されている。したがって、送信データが周期的に一定レートで到着しない上下非対称通信にあっては、柔軟なスロット割当が不可能という問題があった。
また、上述の各公報によれば、TDD方式において、基地局が上り回線の情報量と下り回線の情報量とに応じてこれら上り回線及び下り回線にタイムスロットを割当てることにより、効率的な収容を可能にしたり、TDD方式において、上りチャネルと下りチャネルとの送信量の違いに応じてスロット間隔の比を変更することにより、周波数利用効率を向上させることが可能である旨が記載されているが、FDD/TDD方式を採用した場合の、上下回線のスロットの割当については、特に言及していない。
一方、第4世代移動通信システムの移動局に対しては、その性能は勿論のこと装置規模においても従来と同一またはそれ以下のサイズが要求されていると考えられるため、デュープレクサを必要としないFDD/TDD方式は装置小型化が可能なデュープレクス方式として開発が期待されている。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、FDD/TDD方式を採用した通信システムにおいて、トラヒックの状態等に応じて柔軟に上下リンクのスロットを割当てることのできるスロット割当装置及びその方法を提供することである。
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、複数の移動局との間で、周波数分割複信方式/時分割複信方式を用いて通信を行い、該通信で使用されるスロットを割当てるスロット割当装置において、入力トラヒックの特性を検出するトラヒック特性検出手段と、前記検出した入力トラヒックの特性から特定されるトラヒックの優先度に基づいて、上り回線または下り回線スロットのいずれの割当てを優先すべきか判定する上下スロット割当優先順位判定手段と、前記判定結果に基づいて、移動局に対する上下回線のスロットを割当てるスロット割当手段と、を備えることを特徴としている。
また、本発明の請求項2によれば、前記スロット割当装置において、前記トラヒック特性検出手段は、入力トラヒックとして上下トラヒックを入力し、入力した各トラヒックが要求する通信サービスの品質に基づき、トラヒックの優先度を検出することを特徴としている。
また、本発明の請求項3によれば、前記スロット割当装置において、前記通信サービスの品質が、許容遅延時間、許容IP損失レート、情報レート、情報量、ユーザ情報、通信相手の能力、またはこれらの組み合わせのいずれかに基づいて表されることを特徴としている。
また、本発明の請求項4によれば、前記スロット割当装置において、移動局から受信した信号に基づいて、伝搬路状況を推定する伝搬路状況推定手段を備え、前記上下スロット割当優先順位判定手段は、前記通信サービスの品質及び、前記伝搬路状況を考慮して上り回線スロットまたは下り回線スロットのいずれの割当てを優先すべきか判定する伝搬路推定上下スロット割当判定手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の請求項5によれば、前記スロット割当装置において、前記トラヒック特性検出手段により、上下トラヒックの優先度が同じであると検出されたとき、前記伝搬路状況推定手段により推定される伝搬路状況が良い場合には下り回線スロットを優先して割当て、伝搬路状況が悪い場合には上り回線スロットを優先して割当てる優先制御手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の請求項6によれば、前記スロット割当装置において、前記伝搬路状況が、受信品質、移動局の電波の到来方向、上り回線の送信電力、遅延広がり、ドップラー周波数、マルチパス数、またはこれらの組み合わせのいずれかに基づいて表されることを特徴としている。
また、本発明の請求項7によれば、前記スロット割当装置において、前記スロット割当手段により、移動局に対する上下回線のスロットを割当てる際に、送信電力制御、適応変調制御、自動再送制御、またはこれらの組み合わせを適用することを特徴としている。
また、本発明の請求項8によれば、前記スロット割当装置において、前記スロット割当手段は、上下回線のスロットを割当てる際に、CDMA伝送に使用される拡散符号、あるいはマルチキャリア伝送に使用するサブキャリアを用いて同一のスロットに複数のユーザを割当てる多重手段を備えることを特徴としている。
また、本発明の請求項9によれば、前記スロット割当装置において、下り回線スロットに共通制御チャネルを連続して複数割当てる共通制御チャネル連続送信手段をさらに備えることを特徴としている。
また、本発明の請求項10によれば、前記スロット割当装置において、周波数分割複信方式を適用した移動局とも通信可能であり、周波数分割複信方式/時分割複信方式を適用した移動局と、周波数分割複信方式を適用した移動局とが所定の無線ゾーン内に混在して存在する場合、前記周波数分割複信方式/時分割複信方式を適用した移動局に対し共通制御チャネルを割当てた下り回線スロットのタイミングでは、前記周波数分割複信方式を適用した移動局に上り回線スロットを割当てる制御信号送信制御手段を備えることを特徴としている。
本願発明によれば、上下トラヒックの優先度を考慮しながらスロットの割当てを行うようにしたので、トラヒックの状態等に応じた柔軟なスロット割当てが可能になり、トラヒックの収容効率を低下させることなく移動局のハードウェア構成を簡単化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施の一形態に係るスロット割当方法が適用されるIP(インターネット・プロトコル)ネットワークにおける通信システムは、例えば、図1に示すように構成される。
同図において、本実施形態に係る通信システム1は、n個の移動局(移動局a11、移動局n12)と、移動局a11、移動局n12に無線回線を介して接続される基地局20と、を具備している。これら移動局a11、移動局b12は基地局20の形成する無線ゾーン(無線基地局と通信可能な範囲)10内に在圏し、当該基地局20とFDD/TDD方式によるパケット通信が行われる。
また、基地局20は、IPネットワーク100を介してISP(インターネットサービスプロバイダ)サーバ110などに接続され、各移動局はISPサーバ110を経由してインターネットにアクセスして、大容量データのダウンロードやアップロードといった各種サービスを受ける。
次に、上記のように構成された通信システム1における基地局20の動作概念について従来法と比較して説明する。図2は、従来法と本発明法のFDD/TDD方式によるスロット割当方法との対比を示す図である。同図(a)は、従来法のFDD/TDD方式によるスロット割当例を示し、同図(b)は本発明法のFDD/TDD方式によるスロット割当例を示している。
図2(a)に示す従来のFDD/TDD方式によるスロット割当方法では、前述したように回線交換でのトラヒック処理に最適化されているため、送信タイミングと受信タイミングは一意に決定される。例えば、基地局20が移動局a11宛に信号を送信(図中の「a(送)」)すると、移動局a11は決められた受信タイミングで信号を受信する。以下、他の移動局も同様にして動作する。
すなわち、従来法のFDD/TDD方式によるスロット割当方法は、送受のタイミングがシステムで固定されているので、柔軟に割当てることができない。
本発明法のFDD/TDD方式によるスロット割当方法は、これを解決可能にするものである。すなわち、送信データが周期的に一定レートで到着しない上下非対称通信であっても、送受信のタイミングをずらすことにより、柔軟なスロット割当を実現するものである。例えば、同図(b)に示されるように、基地局20は移動局a11に対して複数個連続させてスロットを割当てたり、単数個スロット割当てたり、あるいは連続する移動局a11宛のスロットの間に移動局n12宛のスロットを割当てたり自由なスロット割当を実現可能にする。
以下、具体的な実現方法について説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係るFDD/TDD方式によるスロット割当方法が適用される基地局の構成を説明する。図3は、本実施形態における基地局の構成例を示す機能ブロック図である。
同図において、この基地局30は、到着したデータパケットのヘッダ情報などからユーザの要求する通信サービスの品質(Quality of Service :QoS)情報(以下、QoS情報という)を抽出し、スケジューリング部32に出力するバッファ部31と、バッファ部31から送られてくるトラヒックのQoS情報と、後述の上りリンク受信部36から送られてくる各ユーザの伝搬路状況の情報に基づき基地局から移動局への無線伝送路である下りリンク(下り回線)と移動局から基地局への無線伝送路である上りリンク(上り回線)のスロット割当を決定するスケジューリング部32と、スケジューリング部32からの指示にしたがってスイッチングしたパケットをベースバンド信号処理部に出力するスイッチ部33と、受信パケットに対してベースバンド処理をするベースバンド信号処理部34と、ベースバンド信号をRF(高周波)信号に変換し、増幅して移動局に無線送信する無線部35と、移動局から受信した受信信号から各ユーザの伝搬路状況を推定し、推定結果をスケジューリング部32に出力する上りリンク受信部36と、から構成される。
次に、上記のように構成された基地局の動作について図4のフローチャートを参照しながら説明する。本実施形態における基地局は、許容遅延、情報レートなどのQoS情報に基づいて、スロットを割当てる機能を備える。ここで、QoS情報には、上記の許容遅延(例えば、VoIP、動画像通信などのリアルタイムトラヒック、ストリーミングのような順次再生型リアルタイムトラヒックあるいはFTPのような非リアルタイムトラヒック)、情報レートの他に、許容IPロスレート(例えば、TCPでは、誤りが起こると輻輳と間違って送信レートが小さくなるため、遅延を許容してでも誤り率を下げる必要がある。VoIPでは、時間内にパケットが到着しないと意味がないので、ビット誤り率=10−3程度の誤りは許容される)、情報量(パケット量)、ユーザ情報(優先すべきユーザなど)のいずれかあるいは組み合わせた情報が含まれる。本例では、説明を平易にするために、QoS情報として許容遅延が含まれていた場合を想定し、許容遅延の厳しさに応じてQoSのクラス分けがされているものとする。
図4において、基地局のスケジューリング部32は、ステップS1において、IPネットワークのISPサーバ(例)から送られてくる移動局a宛のデータパケットを受信すると、受信したデータパケットのヘッダ情報を参照し、許容遅延を識別(QoSクラスを識別)する。すなわち、下りリンクのトラヒックのQoSクラスを識別する。
また、スケジューリング部32は、移動局aからランダムアクセス方式により送信される予約パケットに含まれる送信データの許容遅延を識別(QoSクラスを識別)する。すなわち、上りリンクのトラヒックのQoSクラスを識別する。なお、上記予約パケットには、送信データのQoS情報の他に移動局IDや送信データ量等が含まれる。
スケジューリング部32は、上記のようにして上下リンクのトラヒックのQoSクラスを識別した後、識別したQoSクラスを基に上下リンクのトラヒックの中から最も優先度の高いトラヒックを検出する。ここで、下りリンクのトラヒックのQoSクラスが「1」、上りリンクのトラヒックのQoSクラスが「2」であった場合(この例では数値の小さいものを優先度が高いとしている)、下りリンクのトラヒックが最も優先度の高いトラヒックとして検出される。
ステップS2では、上記のようにして検出された最も優先度の高いトラヒックが下りリンクかどうかが判定される。この判定で、下りリンクのトラヒックが最も優先度の高いトラヒックであると判定(ステップS2でYes)された場合は、移動局aに送信する下りリンクのデータパケットに対して優先的にスロットを割当てる(ステップS3)。これにより、上りリンクのスロットを移動局aに割当てることができなくなるため、スケジューリング部32は、ステップS4において、移動局aを除く残りの移動局(同一無線ゾーンに在圏する移動局a以外の移動局)の中から、該移動局aに対して上記割当てた下りリンクのスロットの送信タイミングで上りリンクの送信が可能な移動局を選択し、その選択した移動局に対して上りリンクのスロットを割当てる。
一方、上記判定(ステップS2)において、最も優先度の高いトラヒックが上りリンクのトラヒックであると判定された場合は、スケジューリング部32は、移動局aが送信する上りリンクのデータパケットに対して優先的にスロットを割当てる(ステップS5)。その後、ステップS6において、移動局aを除く残りの移動局の中から、該移動局aに対して上記割当てた上りリンクのスロットの送信タイミングで下りリンクの送信が可能な移動局を選択し、その選択した移動局に対して下りリンクのスロットを割当てる。
このように本実施形態によれば、上下トラヒックのQoS要求に応じて送受信のタイミングをずらすことにより、移動局に対するスロット割当てをトラヒックの状態等に応じて柔軟にすることができ、特に、遅延要求の厳しいトラヒックや緊急度の高い優先すべきトラヒックを確実に伝送することができる。
また、柔軟なスロット割当を図ることにより、上下リンクのスロットがバランスよく割当てられるので、基地局の無線リソースを有効に活用できるという効果も奏す。
図5は、基地局に到着したデータパケットをバッファに振分けるスケジューリング部での動作例を説明するための図である。ここで、バッファ部31には、許容遅延クラスごとにバッファ(送信バッファ#1〜#n)が用意されているものとする。
同図に示すように、本実施形態では、スケジューリング部32は、基地局に到着したデータパケットのヘッダをチェックして許容遅延クラスを識別し、識別結果に基づいて、該当する許容遅延クラスのバッファにデータパケットを振分ける。 なお、本例では、全てのユーザに共通のバッファを用意している態様を示しているが、ユーザ毎に異なる許容遅延クラスのバッファを用意してもよい。
スケジューリング部32は、該当バッファへの振分sけを終えると、許容遅延の最も厳しい優先度のデータパケットから順に送信バッファから取り出すためのスイッチング制御をスイッチ部33に対して行う。スケジューリング部32の制御の下にスイッチ部33からスイッチングされて取り出された送信データパケットは、ベースバンド信号処理部34へと送られる。
このように本実施形態では、許容遅延クラスに応じてデータパケットを振分けるが、このような振分け方に限らず上位レイヤでネゴシエーションを行ったときの優先情報を基にデータパケットの振分けを行ってもよい。
次に、上記基地局の動作に基づくスロットの割当例を図6及び図7を参照して説明する。図6は、移動局aに対して周期的にスロット割当てを行った場合のフレーム構成例を示している。同図に示すように、本例では、基地局は、図4に示す処理結果に基づき、移動局aに対し優先的に下りリンクのスロットを割当て、かつ周期的(2スロット間隔)に割当てている。また、上記スロット間隔の間には、他ユーザ(移動局b、移動局n)に下りリンクのスロットを割当てている。なお、同図において、基地局におけるスロット内の“a(送)”は、移動局aに対する下り送信を示しており、移動局におけるスロット内の“送”は、移動局における送信を示し、“受”は受信をそれぞれ示している。
図7は、移動局のデータの到着に応じて非周期的にスロット割当てを行った場合のフレーム構成例を示している。同図に示すように、本例では、基地局は、図4に示す処理結果に基づき、移動局aに非周期的に下りリンクのスロットを割当てており、上記スロット間隔の間に他ユーザ(移動局b、移動局nに下りリンクのスロットを割当てている。
一方、上りリンクのスロット割当ては、一般に上りリンクのトラヒック量が下りリンクのトラヒック量と異なるため、受信と同等の回数の送信を行うとは限らない。したがって、図6及び図7に示されるように、受信後にすぐに送信を行う場合も行わない場合もある。
(第2の実施形態)
上記実施形態では、基地局は、上下リンクのトラヒックの中から最も優先度の高いクラスで送信するトラヒックを検出し、検出されたリンクに対してスロットを優先的に割当てる態様を例示したが、本実施形態における基地局は、あらかじめ下りリンクのスロット割当に優先度を与える機能を備える。
図8は、本実施形態における基地局の動作を示すフローチャートである。
同図において、基地局は、ステップS11において、まず、ある移動局(例えば、移動局a)に対する下りリンクのスロット割当を決定する。その後、ステップS12において、移動局aに対する下りリンクのスロットの送信タイミングで上りリンクのスロットが割当てられていない移動局を、移動局aを除く残りの移動局から検出し、検出した移動局に対して上りリンクのスロットを割当てる(ステップS13)。ここで、複数の移動局における下りリンクのスロット割当の優先順位は、最も下りトラヒックのQoS要求が高い移動局から順に割当てるようにすればよい。
このように本実施形態によれば、下りリンクのスロット割当てにあらかじめ優先度を与えているので、下り高速パケット通信サービスを安定して受けたいユーザに対して的確にスロットの割当てを行うことができ、ユーザの意向に沿ったサービス提供が実現できる。
また、本実施形態の場合、上りトラヒックのQoSを考慮しないため、下り送信にのみ優先度を与えることになるが、第1の実施形態と比して、基地局での処理量を軽減することができ、基地局の小型化が可能となる。したがって、例えば、下り高速パケット通信を希望するユーザ数が限定されるホットスポットや小会議場などの限定エリアにおいて本実施形態を適用した基地局を用いることができる。
また、本実施形態における基地局は、あらかじめ上りリンクのスロット割当に優先度を与える機能を備える。
図9は、本実施形態における基地局の動作を示すフローチャートである。
同図において、基地局は、ステップS21において、まず、ある移動局(例えば、移動局a)に対する上りリンクのスロット割当を決定する。その後、ステップS22において、移動局aに対する上りリンクのスロットの送信タイミングで下りリンクのスロットが割当てられていない移動局を、移動局aを除く残りの移動局から検出し、検出した移動局に対して下りリンクのスロットを割当てる(ステップS23)。
このように本実施形態によれば、上りリンクのスロット割当てにあらかじめ優先度を与えているので、例えば、アップロードすべきデータ量が多いユーザに対して優先的に上りリンクのスロット割当てを行うことができ、ユーザの意向に沿ったサービス提供が実現できる。
(第3の実施形態)
上記第1の実施形態では、基地局は、QoS情報に基づいて、スロットを割当てる態様を例示したが、本実施形態における基地局は、上りリンク受信部36(図3参照)から得られる伝搬路情報に基づいて、上下リンクのスロットを割当てる機能を備える。
各移動局は下りリンクで受信中には上りリンクにおける制御信号を送出することはできないが、割当が行われていないタイミングで下りリンクの受信状況やパケットの受信品質等の伝搬路情報を基地局に送信している。
基地局の上りリンク受信部36は、上記のようにして送られてきた伝搬路情報をスケジューリング部32に出力する機能を備える。ここで、移動局から基地局に通知される上記伝搬路情報について説明する。上記伝搬路情報には、受信品質情報(例えば、受信SIR(Signal to Interference Ratio))、ユーザの到来方向(DOA:Direction of arrival)を示す情報、ユーザの上りリンクの送信電力情報、遅延広がり(マルチパスによる遅延波がある電力よりも小さくなるまでの時間をいう)、ドップラー周波数(移動局の移動の速度などによってシフトする移動局での受信周波数をいう)、マルチパス数を示す情報のいずれかあるいは組み合わせた情報が含まれる。本例では、説明を平易にするために、伝搬路情報として受信SIRが含まれていた場合を想定し、以下、説明を進める。
図10は、基地局が各移動局(移動局a〜n)の受信状況(SIR)を考慮してスロットを割当てる例を示す図である。同図(a)は、各移動局の受信SIRを示す図で、縦軸が受信SIRを表し、横軸が時間(t)を表す。
本実施形態では、基地局は、各移動局の受信SIRを伝搬路情報として取得し、特に受信SIRが大きなユーザに対して優先度を与えて下りリンクのスロットを割当てる。以下、具体例を説明する。
基地局の上りリンク受信部36は、移動局の受信SIRが、所定の期間以上、所定値を越え続けたかどうかを監視し、該受信SIRが所定の期間以上、所定値を越え続けたと判定されたときにその移動局の優先度が現時点において最も高い旨をスケジューリング部32に報告する。同様に、受信SIRが所定の期間以上、所定値以下であると判定されたときは、その移動局の優先度が現時点において最も悪い旨をスケジューリング部32に報告する。
スケジューリング部32は、上記報告から現時点における受信SIRの最も高い移動局や最も低い移動局を識別すると、最も受信SIRの高い移動局に下りリンクのスロットを割当てる。
例えば、図10の(b)に示すように、移動局aの受信SIRが時間幅t1の期間において、所定値を超え続けているので、基地局は、移動局aに下りリンクのスロットを割当てる(1)。このとき、移動局a以外の移動局(ここでは、移動局b)に対して上りリンクのスロットを割当てる。
このように本実施形態によれば、下りリンクの伝搬路状況を監視し、伝搬路状況のよいときに下りリンクのスロット割当がなされてデータパケットが送信されるので、移動局における受信特性の改善やシステムのスループットの増大が可能となる。
なお、本実施形態では、受信SIRが所定の期間以上、所定値を越え続けたと判定されたときにその移動局の優先度が現時点において最も高い移動局として判断する態様を例示したが、ある時点での受信SIRが所定値を越えたときに、その移動局の優先度が最も高い移動局として判断するような態様であってもよく、他の判断手法を用いても勿論かまわない。
(第4の実施形態)
上記第1の実施形態では、QoS情報に基づいて、上下リンクのスロットが割当てられる態様を例示し、上記第3の実施形態では、伝搬路情報に基づいて、上下リンクのスロットが割当てられる態様を例示したが、本実施形態における基地局は、上記QoS情報と、上記伝搬路情報の両方を考慮して上下リンクのスロットを割当てる機能を備える。
本実施形態における基地局は、図4に示した処理手順と基本的に同じであるが、QoS情報と伝搬路情報の2つの情報を考慮することに伴い、ステップS1での処理が異なるので、ここでは、異なるステップS1での処理を説明する。
図11は、QoS情報と伝搬路情報の2つの情報を考慮して上下リンクのスロット割当て決定する処理手順を示すフローチャートである。
同図において、基地局のスケジューリング部32は、第1の実施形態と同様にある移動局(ここでは、移動局aとする)の上下リンクのトラヒックのQoSクラスを識別し、下りリンクのトラヒックのQoSクラスと、上りリンクのトラヒックのQoSクラスが同じ優先度を持っているかどうかを判定(ステップS31)する。この判定で、下りリンクのトラヒックのQoSクラスと、上りリンクのトラヒックのQoSクラスが同じ優先度を持っていたと判定(ステップS31でYes)された場合、次ステップに移行し上りリンク受信部36から報告される移動局aの伝搬路情報を基に下りリンクの伝搬路状況が良いかどうかが判定(ステップS32)される。ここで、伝搬路状況の判定基準は、第3の実施形態の場合と同様とする。
スケジューリング部36は、ステップS32の判定において、下りリンクの伝搬状況が良いと判定(ステップS32でYes)した場合は、図4に示すステップS3の処理と同様に下りリンクのスロットを優先的に割当てる。
一方、上記判定(ステップS32)で、下りリンクの伝搬状況が悪いと判定(ステップS32でNo)された場合には、図4に示すステップS5の処理と同様に
上りリンクのスロットを優先的に割当てる。
なお、ステップS31の判定で、下りリンクのトラヒックのQoSクラスと、上りリンクのトラヒックのQoSクラスが同じ優先度を持っていないと判定された場合は、図4に示すステップS2に移行し、優先度の高いトラヒックが下りリンクかどうかが判定され、以降は図4に示す処理がなされる。
このように本実施形態によれば、QoSクラスの情報に加えて伝搬路状況を考慮するので、伝搬路状況の良いときに的確に下りデータパケットの送信を行うことができ、QoS要求の高いデータの受信品質を向上させることができる。
上記各実施形態では、QoS情報または伝搬路情報、あるいはQoS情報と伝搬路情報を用いて移動局に対する上下リンクのスロット割当てについて説明してきたが、基地局のスケジューリング部では、移動局に対する上下リンクのスロット割当ての際、移動局毎の上下リンクのスロット割当管理テーブルを参照する。図12は、このスロット割当管理テーブルの一例を示す図である。
同図において、移動局IDの項200は、移動局を一意に識別するためのID番号を示している。本例では、移動局aのID番号として“a”、移動局bのID番号として“b”とし簡略化している。上りトラヒックのQoS及び下りトラヒックのQoSの項201、202は、それぞれのQoS要求(QoSクラス)を示している。伝搬路状況の項203は、伝搬路状況が示されている。ランクの項204は、上下トラヒックのQoS及び伝搬路の状況を考慮して決定されるユーザの優先度を順位付けしたものを示している。本例では、上下トラヒックのQoS、伝搬路状況及びランクは、1、2の順に高いものとする。スロットの項205は、スロットの割当状況を示している。
本実施形態では、同テーブルに示されるように、移動局a、移動局b共に上下トラヒックのQoS要求は同じであるが、伝搬路状況は移動局bより移動局aの方がよい。このような場合、伝搬路状況のよいユーザの優先度を最も高くするという方法でランク付けする。スケジューリング部32は、ここで決定したランク
(順位)にしたがってどの移動局に対し優先的にスロットを割当てるかを判断する。この例では、移動局aが最もランクが高いのでスケジューリング部32は、移動局aの下りリンクのスロットの割当を最も優先させる移動局として判断する。次に、スケジューリング部32は、下りリンクの割当て可能スロットから最先のスロット送信タイミングで送信可能なスロットに移動局aに対するデータパケット送信のためのスロットを割当てる(図中スロット1、2の○印)。
また、このとき、スケジューリング部32は、移動局aに対するスロットの送信タイミング(スロット1、2)で上り送信可能な移動局(移動局a以外)に対して上りリンクのスロットを割当てるが、その移動局の選定に際しては、上記ランクが考慮される。本例では、移動局bが移動局aに次ぐランクを有しているので、移動局bの希望送信タイミング(ここでは、スロット2とする)に該移動局bに対する上り送信スロットを割当てる(点線枠参照)。
このように本実施形態によれば、ユーザのランク分けをし、移動局毎のスロット割当状況を管理するようにしたので、スロットの割当状況に基づいて、送受タイミングを制御することができる。これにより、上下リンクのスロット間干渉を回避することができ、優先度に応じた効率のよい上下リンクのスロット割当てを実現できる。
なお、ユーザのランク付けの方法については上記方法に限定されるものではない。例えば、提供されるサービスをより多く利用するユーザには高ランクを与えたり、使用履歴などのデータを参照してランクを付けるようにしてもかまわない。
(第5の実施形態)
以上説明した各実施形態では、FDD/TDD方式を用いて基地局と無線通信を行う移動局(FDD/TDD端末)に対して上下リンクのスロット割当てを行う態様を説明したが、図13に示す通信システム2のように、FDD方式を用いて基地局20と無線通信を行う移動局c13(FDD端末:送信と受信が同時に行える端末)が同一の無線ゾーン10内に混在して存在する場合も考えられる。
図14は、図13に示すような移動局c(FDD端末)との共存システムにおいて本発明のスロット割当て方法を適用した場合のスロット割当ての一例を示す図である。同図に示すように、移動局c13は、送受信が同時に行えるため、移動局aに対するスロットの送信タイミングにおいて移動局bに上りリンクのスロットを割当てることができないが、移動局cに対しては上りリンクのスロットを割当てることができる。
このように本実施形態によれば、FDD端末との共存システムにおいて基地局の容量劣化を防ぐことが可能である。
なお、上記各実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、これに限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
(本発明の変形例)
上記各実施形態では、本発明に係るスロット割当方法を用いてデータパケットを上下リンクのスロットに割当てる態様を例示したが、本発明法のスロット割当て方法は、データ送信の用途に限定されるものでなく、例えば、制御信号を伝送する場合にも適用することができる。ここでは、FDD端末との共存システムを例にとり説明する。
図15は、本実施形態における制御信号伝送の例を示す図である。前述したように、FDD/TDD方式では、信号を同時に送受信することができない。基地局から移動局に報知される共通制御チャネルは全てのユーザに報知する情報であるため、FDD/TDD方式による基地局において一定の周期で上記共通制御チャネルを挿入している。
同図に示すように、本実施形態では、基地局が下りリンクにおいて共通制御チャネルを送信した場合、全てのFDD/TDD端末のユーザ(移動局a〜移動局n)が受信状態になるため、上りの送信が行えない。この場合、上りリンクにおける容量が若干減少するが、下りリンクの容量劣化はない。すなわち、本実施形態では、移動局a、b(FDD/TDD端末)と移動局c(FDD端末)とが同一の無線ゾーン内に共存する場合は、基地局は、下り共通制御チャネルのタイミングでは、移動局cに上りスロットを割当てる。これにより、移動局cは共通制御チャネルを受信しながら、データを送信することができ、下りリンクの容量劣化を防ぐことが可能である。
上記実施形態では、本発明のスロット割当て方法を用いて1つの共通制御チャネルを送信する態様を例示したが、当該共通制御チャネルを複数送信してもよい。
図16は、共通制御チャネルを複数のタイミングで連続送信した場合を示しており、ここでは、FDD/TDD端末のみ同一無線ゾーン内に存在する場合を想定している。
同図に示すように、本実施形態では、移動局a〜nは基地局から送信される複数の共通制御チャネルのうち1つを受信すればよい。本例では、移動局aと移動局bは、(1)のタイミングで基地局より送信された共通制御チャネルを受信し、移動局nは、(2)のタイミングで基地局より送信された共通制御チャネルを受信している。これにより、例えば、移動局nは、(1)のタイミングで上り送信を行うことができる。
このように本実施形態によれば、複数のタイミングで共通制御チャネルを送信することにより、下りリンクで容量が減少するものの、上りリンクの容量減少を抑えることが可能である。
なお、上記実施形態では、基地局より2回連続して共通制御チャネルを送信する態様を例示したが、共通制御チャネルで報知される情報の重要度が低い場合であれば、必ずしも共通制御チャネルを連続して送信する必要はない。その場合、基地局が各移動局における間欠受信タイミングを把握し、そのタイミングには共通制御チャネルを割当てないようにすればよい。
また、上記各実施形態(変形例も含む)では、1つのスロット内で1ユーザの送信を行う態様を例示したが、本発明は、このような態様に限定されるものではない。例えば、1スロット内で複数のユーザを多重してもよい。
図17は、FDD/TDD方式を用いた基地局において1スロット内で複数のユーザの信号を多重し送信を行う場合を示す図である。
本実施形態では、基地局は、優先度の高い移動局宛の下りトラヒックを検出し、検出結果に基づき1スロット内で多重すべきユーザを選択し多重する。図17の例では、上記検出結果に基づき、左から1つ目のスロット内(1)で移動局a、移動局b、移動局cのユーザが多重され、左から2つ目のスロット内(2)で移動局a、移動局d、移動局gのユーザが多重される場合を例示している。
ここでは、一例として、スロット内(1)で移動局a、移動局b、移動局cの異なるユーザの信号が多重される場合を例にとり説明したが、これら移動局のうち移動局aの優先度が最も高い場合、上記(1)のスロットタイミングで移動局aのみを多重することも可能である。すなわち、優先度等に応じて柔軟にユーザ毎の多重数を変えることができる。
続いて、上記多重方法の一原理を示すCDMA−FDD/TDD方式に基づくユーザの多重原理を図18に示す。本実施形態では、基地局は、異なる拡散コードを用いてユーザ多重する機能を備える。
図18に示されるように、基地局は、ユーザi、ユーザjそれぞれのデータを拡散技術(CDMAに用いられている)により拡散したあと、1スロット内に多重する(スロットn参照)ことによって、同一のスロットでの送信を可能としている。本例では、ユーザiとユーザjの拡散率は同じ例を示しているが、拡散率は同一である必要はない。例えば、それぞれの拡散率が4、8や4、32であってもよい。受信側は自分の拡散コードとの相関をとることにより自信号のみを取り出すことができる。なお、拡散率は情報レートに基づいて変化する。
一方、図19はマルチキャリア−FDD/TDD方式に基づくユーザの多重原理を示すもので、周波数方向のサブキャリア上で多重した例を示している。本実施形態では、基地局は、異なるサブキャリアを用いてユーザ多重する機能を備える。
同図に示すように、基地局は、スロットnにおいて、サブキャリア#1〜#Kをユーザiに割当て、サブキャリア#K+1〜#Nまでをユーザjに割当てている。本例では、サブキャリアを連続して分けている態様を示しているが、必ずしも連続したサブキャリアを割当てる必要はなく、例えば、ユーザiにサブキャリア#1、#3、#5、#7、...、ユーザjにサブキャリア#2、#4、#6、#8、...、と割当ててもよい。
上述したように、図17〜図19に示す例によれば、拡散コードや一部のキャリアを使うことにより、1スロット内で複数のユーザを多重し送信することができるので、1スロット内で様々な情報レート、情報量を高効率で伝送することができる。また、各ユーザの伝搬路状況に応じて多重したり、しなかったりすることによりシステムの容量やユーザ間の公平性を容易に制御することが可能となる
ところで、FDD方式を採用しているIMT−2000(W−CDMA、cdma2000)あるいは、IMT−2000を拡張したHSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)やcdma2000 EV/DOなどシステムでは、遠近問題を解決するために、各移動局の送信電力を必要最小限に抑える送信電力制御(Transmission Power Control : TPC)が用いられる。
図20は、この送信電力制御を本発明の実施の一形態に係るFDD/TDD方式の基地局に適用した場合の動作例示す図である。
図20において、(1)では基地局から移動局に向けて送信されたSIR測定用のパイロット信号が伝搬遅延時間(TPD)を経て移動局に受信される。(2)では、移動局は受信したパイロット信号を用いてSIRを測定する。(3)では、移動局は測定したSIR値よりTPCビット(例:SIR測定値が目標値より大きい場合は移動局に送信電力を下げる指令)を作成し、フレームにマッピングして基地局に送信する。基地局は、移動局より送信されたTPCビットを、伝搬遅延時間を経て受信(4)し、TPCビットを再生し、送信電力を制御(5)する。これにより、送受信タイミングが異なっているFDD/TDD方式の基地局において上記送信電力制御を適用することができ、特に回線交換のように送信データを固定的に一定レートで送信する場合においてシステム容量を確保することが可能である。
また、上記FDD方式によるHSDPAでは、電波の受信状態が悪いときは低速なQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)を、受信状態が良い時は高速な16QAM(16 Quadrature Amplitude Modulation)を変調方式として用いる適応変調・符号化(Adaptive Modulation and channel Coding :AMC)技術及び既存のARQ(Automatic Repeat Request:自動再送要求)に誤り訂正符号を加えた技術であるハイブリッドARQ(Automatic Repeat reQuest : ARQ)が用いられる。図21は、このうちAMC技術を本発明の実施の一形態に係るFDD/TDD方式の基地局に適用する場合の変調方式選択制御手順を示す図である。
図21において、移動局は基地局から送信されたパイロット信号を受信し、SIRを測定する。そして、SIR測定値を基にCQI(Channel quality information)ビットを作成し、フレームにマッピングし基地局に送信する。基地局は受信したCQIビットを復号し、変調・符号化方式を選択(MCS(Modulation and coding scheme)selection)を選択し、その選択された変調・符号化方式で変調・符号化された送信データをスロットに割当てる。
このように本実施形態によれば、FDD/TDD方式の基地局において上記AMCを適用することにより、伝搬状況に応じて柔軟にスロットを割当てることができる。すなわち、本実施形態は、上述した第3の実施形態の伝搬路情報として、CQIを用いる場合を例示している。
また、上記したTPCビットあるいはCQIビットの制御ビットをスロットの適当な位置にいれることにより、制御遅延を少なくすることができ、制御のための推定信号の推定精度を高めることが可能である。
さらに、上記TPCビットに基づき伝搬路状況を推定し、推定結果に基づいて、スロットを割当てることも本発明の変形例として考えられる。
本実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 従来法と本発明法のFDD/TDD方式によるスロット割当方法との対比を示す図である。 本実施形態に係る基地局の構成例を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態における基地局の動作手順を示すフローチャートである。 基地局に到着したデータパケットをバッファに振分けるスケジューリング部での動作例を説明するための図である。 第1の実施形態における基地局でのスロットの割当例(その1)を示す図である。 第1の実施形態における基地局でのスロットの割当例(その2)を示す図である。 第2の実施形態における基地局の動作手順(その1)を示すフローチャートである。 第2の実施形態における基地局の動作手順(その2)を示すフローチャートである。 第3の実施形態における受信SIRを考慮した上下リンクのスロット割当例を示す図である。 第4の実施形態におけるQoS情報と伝搬路情報の2つの情報を考慮して上下リンクのスロット割当て決定する処理手順を示すフローチャートである。 スロット割当管理テーブルの一例を示す図である。 第5の実施形態におけるFDD端末とFDD/TDD端末とが同一の無線ゾーン内に混在して存在する場合の通信システムの構成を示す図である。 FDD端末とFDD/TDD端末共存システムにおけるスロットの割当ての一例を示す図である。 制御信号伝送の例を示す図である。 共通制御チャネルを複数のタイミングで連続送信した場合を示す図である。 FDD/TDD方式を用いた基地局において1スロット内で複数のユーザの信号を多重し送信を行う場合を示す図である。 CDMA−FDD/TDD方式に基づくユーザの多重原理を示す図である。 マルチキャリア−FDD/TDD方式に基づくユーザの多重原理を示す図である。 送信電力制御を本発明の実施の一形態に係るFDD/TDD方式の基地局に適用した場合の動作例示す図である。 AMC技術を本発明の実施の一形態に係るFDD/TDD方式の基地局に適用する場合の変調方式選択制御手順を示す図である。 デュープレクス方式の概要を説明するための図である。
符号の説明
1、2 通信システム
10 無線ゾーン
11 移動局a(FDD/TDD端末)
12 移動局b(FDD/TDD端末)
13 移動局c(FDD端末)
20、30 基地局
31 バッファ部
32 スケジューリング部
33 スイッチ部
34 ベースバンド信号処理部
35 無線部
36 上りリンク受信部
100 IPネットワーク
110 ISPサーバ

Claims (11)

  1. 複数の移動局との間で、周波数分割複信方式/時分割複信方式を用いて通信を行い、該通信で使用されるスロットを割当てるスロット割当装置において、
    入力トラヒックの特性を検出するトラヒック特性検出手段と、
    前記検出した入力トラヒックの特性から特定されるトラヒックの優先度に基づいて、上り回線または下り回線スロットのいずれの割当てを優先すべきか判定する上下スロット割当優先順位判定手段と、
    前記判定結果に基づいて、移動局に対する上下回線のスロットを割当てるスロット割当手段と、
    を備えることを特徴とするスロット割当装置。
  2. 請求項1に記載のスロット割当装置において、
    前記トラヒック特性検出手段は、入力トラヒックとして上下トラヒックを入力し、入力した各トラヒックが要求する通信サービスの品質に基づき、トラヒックの優先度を検出することを特徴とするスロット割当装置。
  3. 請求項1又は2に記載のスロット割当装置において、
    前記通信サービスの品質が、許容遅延時間、許容IP損失レート、情報レート、情報量、ユーザ情報、通信相手の能力、またはこれらの組み合わせのいずれかに基づいて表されることを特徴とするスロット割当装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載のスロット割当装置において、
    移動局から受信した信号に基づいて、伝搬路状況を推定する伝搬路状況推定手段を備え、
    前記上下スロット割当優先順位判定手段は、前記通信サービスの品質及び、前記伝搬路状況を考慮して上り回線スロットまたは下り回線スロットのいずれの割当てを優先すべきか判定する伝搬路推定上下スロット割当判定手段を備えることを特徴とするスロット割当装置。
  5. 請求項4に記載のスロット割当装置において、
    前記トラヒック特性検出手段により、上下トラヒックの優先度が同じであると検出されたとき、前記伝搬路状況推定手段により推定される伝搬路状況が良い場合には下り回線スロットを優先して割当て、伝搬路状況が悪い場合には上り回線スロットを優先して割当てる優先制御手段を備えることを特徴とするスロット割当装置。
  6. 請求項4又は5に記載のスロット割当装置において、
    前記伝搬路状況が、受信品質、移動局の電波の到来方向、上り回線の送信電力、遅延広がり、ドップラー周波数、マルチパス数、またはこれらの組み合わせのいずれかに基づいて表されることを特徴とするスロット割当装置。
  7. 請求項1乃至6いずれかに記載のスロット割当装置において、
    前記スロット割当手段により、移動局に対する上下回線のスロットを割当てる際に、送信電力制御、適応変調制御、自動再送制御、またはこれらの組み合わせ
    を適用することを特徴とするスロット割当装置。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載のスロット割当装置において、
    前記スロット割当手段は、上下回線のスロットを割当てる際に、CDMA伝送に使用される拡散符号、あるいはマルチキャリア伝送に使用するサブキャリアを用いて同一のスロットに複数のユーザを割当てる多重手段を備えることを特徴とするスロット割当装置。
  9. 請求項1乃至8いずれかに記載のスロット割当装置において、
    下り回線スロットに共通制御チャネルを連続して複数割当てる共通制御チャネル連続送信手段をさらに備えることを特徴とするスロット割当装置。
  10. 請求項1乃至9いずれかに記載のスロット割当装置において、
    周波数分割複信方式を適用した移動局とも通信可能であり、
    周波数分割複信方式/時分割複信方式を適用した移動局と、前記周波数分割複信方式を適用した移動局とが所定の無線ゾーン内に混在して存在する場合、前記周波数分割複信方式/時分割複信方式を適用した移動局に対し共通制御チャネルを割当てた下り回線スロットのタイミングでは、前記周波数分割複信方式を適用した移動局に上り回線スロットを割当てる制御信号送信制御手段を備えることを特徴とするスロット割当装置。
  11. 無線基地局と移動局間で、周波数分割複信方式/時分割複信方式を用いて通信を行う移動通信システムにおけるスロット割当方法において、
    上下トラヒックを入力して、各トラヒックが要求する通信サービスの品質を識別し、
    前記識別により、トラヒックの優先度を検出し、
    前記検出されたトラヒックの優先度に基づいて、上り回線または下り回線スロットのいずれの割当てを優先すべきか判定し、
    前記判定結果に基づき、移動局に対する上下回線のスロットを割当てることを特徴とするスロット割当方法。
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