JP5488601B2 - 端末装置、通信システムおよび通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信を行う端末装置、通信システムおよび通信方法に関する。
近年、無線通信システムにおいて、マイクロセルやピコセルと呼ばれる小型のセルを配置することによって、不感地帯を埋めてセルカバレッジを拡大したり、平均受信電力を高めてスループットの改善を図ったりする手法が検討されている。通常、移動局は基地局から送信される信号の電力を測定し、より強い受信電力のセルに接続する制御を実施する。
このため、全ての基地局において信号送信電力が一定で、セルのサイズが同じである場合については、移動局の上記制御によって上下リンクにとって通信に最適なセルが選択される。最適なセルとは、たとえば、下りリンクについては移動局における受信電力が最大となり、上りリンクについては基地局における受信電力が最大となるセルである。
一方、異なるサイズのセルが混在し、基地局からの送信電力が異なる無線通信システムにおいては、大型セルと小型セルの中間地点において、上りリンクの受信電力が最大となるセルと、下りリンクの受信電力が最大となるセルとが異なる場合がある。これは、移動局で測定される下りリンクの受信電力は各基地局の送信電力と下り伝搬損失の二つの要因に依存するのに対して、基地局で測定される上りリンクの受信電力は上り伝搬損失に依存するためである。
たとえば、移動局における下りリンクの受信電力は送信電力が大きい大型セルの方が強くとも、基地局側における移動局からの受信電力は距離が近く伝搬損失の小さい小型セルの方が大きくなることがある。このような状態においては、従来通り基地局からの受信電力に従って移動局の所属セルを決定した場合は、下りリンクの受信品質は改善するが、上りリンクの受信品質は逆に劣化することになる。
これに対して、上りリンクと下りリンクについてそれぞれ異なるセルと通信を行う機能を基地局および移動局が有する技術が開示されている(たとえば、下記特許文献1,2および下記非特許文献1参照。)。たとえば、移動局は、下りリンクについては移動局における受信電力がより強いセルと通信を行い、上りリンクについては伝搬損失が小さく基地局における受信電力がより強いセルと通信を行う。
特表2007−514367号公報 特開平6−224828号公報
森本 彰人,丹野 元博,岸山 祥久,三木 信彦,田岡 秀和,樋口 健一,佐和橋 衛,「LTE−Advancedにおける異なるセル構成が混在する場合の上り/下り無線リンク接続方法 Downlink/Uplink Radio Link Connection Methods in Heterogeneous Network for LTE−Advanced」,2008年電子情報通信学会通信ソサイエティ大会,2008年9月16日、p.327
しかしながら、上述した従来技術では、上下リンクを異なるセルに接続すると制御情報のオーバヘッドが増大し、通信効率の劣化を引き起こすという問題がある。たとえば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)やLTE(Long Term Evolution)などの各種の無線通信方式においては、一般的に、無線区間制御のために多くの制御情報を移動局と基地局との間で交換する。
この制御情報には、たとえば、送信データの送達確認のためのフィードバック情報や無線リソースの割当通知などが含まれる。上下リンクにおいて一方向のみに通信を制限すると、これらの制御情報を基地局間の有線通信路で転送することになるため、各基地局におけるスケジューリング処理が複雑化する。たとえば、各基地局同士で制御情報の転送などを行う場合は、各基地局におけるスケジューリング処理を基地局ごとに独立して行うことは困難である。また、制御情報の転送などによるスケジューリング処理の遅延が生じる。
開示の端末装置、通信システムおよび通信方法は、上述した問題点を解消するものであり、安定して通信を行うことを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この端末装置は、第一のセルを収容する基地局を介して下りデータを受信するとともに、前記下りデータの受信のための制御情報を第一のセルを収容する基地局との間で送受信する下り通信手段と、前記第一のセルとは異なる第二のセルを収容する基地局を介して上りデータを送信するとともに、前記上りデータの送信のための制御情報を前記第二のセルを収容する基地局との間で送受信する上り通信手段とを備える。
開示の端末装置、通信システムおよび通信方法によれば、通信効率を向上させることができる。
図1は、実施の形態1にかかる通信システムの構成を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる端末装置の構成例を示す図である。 図3は、実施の形態2にかかる端末装置の構成例を示す図である。 図4は、実施の形態2にかかる時間リソースの割り当てを示す図である。 図5は、実施の形態2にかかる端末装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図6は、実施の形態2にかかる通信システムの処理の一例を示す図である。 図7は、図6に示した通信システムの処理の変形例を示す図である。 図8は、実施の形態3にかかる通信システムの動作の一例を示す図である。 図9は、実施の形態3にかかる時間リソースの割り当てを示す図である。 図10は、実施の形態4にかかる通信システムの動作の一例を示す図である。 図11は、実施の形態4にかかる時間リソースの割り当ての一例を示す図である。 図12は、実施の形態5にかかる通信システムの処理を示す図である。 図13は、実施の形態5にかかる時間リソースの割り当ての一例を示す図である。 図14は、上りリンクと下りリンクのタイミングの重なりの一例を示す図である。 図15は、実施の形態6にかかる通信システムの処理を示す図である。 図16は、実施の形態6にかかる時間リソースの割り当ての一例を示す図である。 図17は、図1に示した通信システムの変形例を示す図である。 図18は、図17に示した基地局の処理の一例を示す図である。
以下に図面を参照して、この端末装置、通信システムおよび通信方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる通信システムの構成を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる通信システム100は、端末装置110と、第一基地局120と、第二基地局130と、を含んでいる。端末装置110は、たとえば携帯電話などの、無線通信が可能な移動局である。端末装置110の通信方式は、たとえば、上りリンクと下りリンクの通信を同時期に行う全2重である。第一基地局120は第一のセルを収容し、第二基地局130は第一のセルとは異なる第二のセルを収容する。
端末装置110は、上りリンクと下りリンクのそれぞれについて基地局を選択し、選択した基地局を介してネットワークと通信を行う。たとえば、端末装置110は、上りリンクと下りリンクの両方について、一つの基地局(たとえば第一基地局120)を介してネットワークと通信する。また、端末装置110は、通信環境によっては、上りリンクと下りリンクとで異なる基地局を介してネットワークと通信する。
ここでは、端末装置110が、下りリンクについては第一基地局120を介してネットワークと通信するとともに、上りリンクについては第二基地局130を介してネットワークと通信する状況について説明する。
端末装置110は、下りリンクにおいて、第一基地局120から下りデータ141を受信する。また、端末装置110は、下りデータ141の受信のための制御情報を第一基地局120との間で送受信する。具体的には、端末装置110は、下りデータ141の受信のための下り制御情報142を第一基地局120から受信するとともに、下りデータ141の送信のための上り制御情報143を第一基地局120へ送信する。
また、端末装置110は、上りリンクにおいて、第二基地局130へ上りデータ151を送信する。また、端末装置110は、上りデータ151の送信のための制御情報を第二基地局130との間で送受信する。具体的には、端末装置110は、上りデータ151の送信のための上り制御情報152を第二基地局130へ送信するとともに、上りデータ151の送信のための下り制御情報153を第二基地局130から受信する。
図2は、実施の形態1にかかる端末装置の構成例を示す図である。図1に示すように、端末装置110は、アンテナ210と、サーキュレータ220と、周波数変換回路230,240と、アナログデジタル変換回路250と、デジタルアナログ変換回路260と、下り受信部270と、上り送信部280と、を備えている。
アンテナ210は、第一基地局120や第二基地局130などの基地局と無線通信を行うためのアンテナである。アンテナ210は、無線により受信した信号をサーキュレータ220へ出力する。また、アンテナ210は、サーキュレータ220から出力された信号を無線により送信する。サーキュレータ220は、アンテナ210から出力された信号を周波数変換回路230へ出力する。また、サーキュレータ220は、周波数変換回路240から出力された信号をアンテナ210へ出力する。
周波数変換回路230は、サーキュレータ220からの高周波の信号をベースバンドに変換し、ベースバンドに変換した信号をアナログデジタル変換回路250へ出力する。周波数変換回路240は、デジタルアナログ変換回路260からのベースバンドの信号を高周波に変換し、高周波に変換した信号をサーキュレータ220へ出力する。
アナログデジタル変換回路250(A/D:Analog/Digital)は、周波数変換回路230から出力されたアナログの信号をデジタルの信号に変換して下り受信部270へ出力する。デジタルアナログ変換回路260(D/A:Digital/Analog)は、上り送信部280から出力されたデジタルの信号をアナログの信号に変換して周波数変換回路240へ出力する。
下り受信部270は、2系統の下り受信回路271,272を備えている。たとえば、端末装置110が下りリンクについて第一基地局120を介して通信を行う場合には、下り受信回路271が第一基地局120からの下りデータおよび関連する制御情報の受信を行う。また、下り受信回路272が第二基地局130に対する上りデータ送信に関連する制御情報の受信を行う。
具体的には、下り受信回路271は、アナログデジタル変換回路250から出力された信号について、第一基地局120に関連する制御情報を用いて復調を行い、第一基地局120から送信された信号を受信する。下り受信回路271は、受信した信号のうちのデータ信号(受信データ)を上位回路へ出力し、送達確認情報などの第一基地局120にフィードバックすべき制御情報を上り送信回路281へ出力する。
下り受信回路272は、アナログデジタル変換回路250から出力された信号について、第二基地局130に関連する制御情報を用いて復調を行い、第二基地局130から送信された信号を受信する。下り受信回路272は、上りデータ送信に必要となる送達確認情報やリソース割り当て情報などの制御情報について、実際に上りデータ送信を実施する上り送信回路282へ出力する。
上り送信部280は、2系統の上り送信回路281,282および加算回路283を備えている。たとえば、端末装置110が上りリンクについて第二基地局130を介して通信を行う場合は、上り送信回路281が第二基地局130に対する上りデータおよび関連する制御情報の送信を行う。また、上り送信回路282が第一基地局120に対する下りデータ送信に関連する制御情報の送信を行う。加算回路283は、上り送信回路281,282から出力された送信信号を加算してベースバンド信号を生成する。
具体的には、上り送信回路282は、下り受信回路272から出力された第二基地局130に関連する制御情報を用いて送信データの変調を行い、加算回路283に対して変調した信号を出力する。上り送信回路281は、下り受信回路271から出力された下りデータに関連する制御情報の変調を行い、加算回路283に対して変調した信号を出力する。加算回路283は、上り送信回路281,282から出力された信号を加算し、加算した信号をベースバンド信号としてデジタルアナログ変換回路260へ出力する。
下り受信部270および上り送信部280のそれぞれは、たとえばDSP(Digital Signal Processor)により実現することができる。ただし、下り受信部270および上り送信部280を一つのDSPにより実現することも可能である。
このように、実施の形態1にかかる通信システム100においては、端末装置110が、上りリンクと下りリンクのデータ伝送において異なる基地局を用いる。これにより、上りリンクと下りリンクで最適な基地局が異なる場合においても通信品質を向上させることができる。たとえば、端末装置110は、下りリンクについては端末装置110における受信電力がより強い基地局(たとえば第一基地局120)と通信を行う。また、端末装置110は、上りリンクについては伝搬損失がより小さく基地局における受信電力がより強い基地局(たとえば第二基地局130)と通信を行う。
また、データ伝送を行うための制御情報については各基地局との間で双方向に伝送することで、各基地局におけるスケジューリング処理を簡略化することができる。たとえば、各基地局同士で制御情報の転送などを行わなくても、各基地局におけるスケジューリング処理を基地局ごとに独立して行うことができる。このため、制御情報の転送などによる遅延を回避しつつ、簡易な処理により安定してスケジューリング処理を行うことができる。
なお、制御情報はデータに比べてトラフィック量が少ないため信号電力が小さい。したがって、制御情報については双方向に伝送しても信号ロスが小さく、通信品質に与える影響は小さい。このように、上りと下りのデータ伝送において異なる基地局を用いるとともに制御情報については各基地局との間で双方向に伝送することで、各基地局におけるスケジューリング処理を簡略化し、安定して通信を行うことができる。
(実施の形態2)
上述の実施の形態1において、制御情報を単純に双方向に伝送可能にした場合は、同一のリンク方向で異なる基地局との通信が発生しうる。たとえば、端末装置110が、第一基地局120へ制御情報を送信すると同時に、第二基地局130へ上りデータや制御信号を送信することがある。または、端末装置110が、第一基地局120から下りデータや制御情報を受信すると同時に、第二基地局130から制御信号を受信することがある。
また、端末装置110において、第一基地局120との通信と第二基地局130との通信とのタイミングを完全に一致させることは困難である。したがって、同一のリンク方向で異なる基地局との通信を行う場合は、たとえば端末装置110において独立に動作する2系統の通信回路を搭載(たとえば図2の下り受信回路271,272および上り送信回路281,282)することになる。
また、端末装置110の最大送信電力はアンテナ210などの制約により一定であるため、異なる基地局に対して同時に信号を送信すると、各信号の送信電力が不足し、通信品質が劣化することも考えられる。これに対して、実施の形態2においては、第一基地局120と第二基地局130が、端末装置110との通信を互いに時分割で行う。実施の形態2にかかる通信システムの基本的な構成は、実施の形態1にかかる通信システム(図1参照)と同様であるため説明を省略する。
図3は、実施の形態2にかかる端末装置の構成例を示す図である。図3において、図2に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図3に示すように、実施の形態2にかかる端末装置110は、図2に示した下り受信部270および上り送信部280に代えて、下り受信回路310、上り送信回路320および時分割制御回路330を備えている。下り受信回路310および上り送信回路320は、たとえばDSPによって実現することができる。
下り受信回路310は、図2に示した下り受信部270と同様の機能を有する。すなわち、下り受信回路310は、第一基地局120から下りデータを送信するとともに、上りデータ送信のための制御情報を第一基地局120から受信し上り送信部に出力する。上り送信回路320は、図2に示した上り送信部280と同様の機能を有する。すなわち、上り送信回路320は、第二基地局130に対して上りデータを送信するとともに、第一基地局120からの下りデータ受信に関連する制御情報を第一基地局120に送信する。
時分割制御回路330は、下り受信回路310および上り送信回路320に対して通信対象の基地局を時分割で切り替える制御を行う。たとえば、端末装置110は、第一基地局120および第二基地局130から、互いに異なる時間リソースの割り当てを通知される。時分割制御回路330は、第一基地局120から通知された時間リソースによって下り受信回路310および上り送信回路320に第一基地局120に対する(下りデータ)通信を実行させる。また、時分割制御回路330は、第二基地局130から通知された時間リソースによって下り受信回路310および上り送信回路320に第二基地局130に対する(上りデータ)通信を実行させる。
図4は、実施の形態2にかかる時間リソースの割り当てを示す図である。図4において、横軸は、無線リソースを時分割した時間リソースである無線フレーム「0」〜「9」を示している。図3に示した端末装置110は、無線フレーム「0」〜「9」をそれぞれ下り受信回路310および上り送信回路320のいずれかに割り当てることで、下り受信回路310による通信と、上り送信回路320による通信と、を時分割で切り替える。
下りリンクチャネル410は、端末装置110の下り受信回路310が第一基地局120との間で行う下りリンクの通信に関するチャネルである。下りリンクチャネル410には、下り制御チャネル411と、下りデータチャネル412と、上り制御チャネル413と、が含まれている。ここでは、下りリンクチャネル410に対して偶数番目の無線フレーム「0」,「2」,「4」,「6」,「8」が割り当てられている。
無線フレーム「0」においては、下り制御チャネル411の制御情報411aと、下りデータチャネル412のデータ412aと、が第一基地局120から端末装置110へ伝送される。制御情報411aは、端末装置110がデータ412aを受信するための制御情報であり、たとえばデータ412aを送信するために割り当てた無線リソースを示す情報である。また、無線フレーム「4」においては、上り制御チャネル413の制御情報413aが端末装置110から第一基地局120へ伝送される。制御情報413aは、たとえばデータ412aに対する送達確認情報(AckまたはNack)である。
上りリンクチャネル420は、端末装置110の上り送信回路320が第二基地局130との間で行う上りリンクの通信に関するチャネルである。上りリンクチャネル420には、下り制御チャネル421と、上りデータチャネル422と、上り制御チャネル423と、が含まれている。ここでは、上りリンクチャネル420に対して奇数番目の無線フレーム「1」,「3」,「5」,「7」,「9」が割り当てられている。
たとえば、無線フレーム「1」においては、下り制御チャネル421の制御情報421aが第二基地局130から端末装置110へ伝送される。制御情報421aは、端末装置110がデータ422aを送信するための制御情報であり、たとえばデータ422aを送信するために割り当てた無線リソースを示す情報である。
また、無線フレーム「5」においては、上りデータチャネル422のデータ422aが端末装置110から第二基地局130へ伝送される。また、無線フレーム「9」においては、上り制御チャネル423の制御情報423aが端末装置110から第二基地局130へ伝送される。上り制御チャネル423は、たとえばデータ422aの次のデータの送信に対する無線リソースの割り当てを第二基地局130へ要求する情報である。
このように、下りリンクチャネル410と、上りリンクチャネル420と、で無線リソースを時分割することで、上り送信回路320による通信と、下り受信回路310による通信と、の衝突を回避することができる。無線リソースを時分割するための通信システム100の動作について以下に説明する。
図5は、実施の形態2にかかる端末装置の動作の一例を示すフローチャートである。端末装置110はたとえば以下の各ステップを行う。まず、第一基地局120および第二基地局130から送信される各パイロット信号を受信し、第一基地局120および第二基地局130からの各受信電力を測定する(ステップS501)。
つぎに、ステップS501によって測定された各受信電力に基づいて、第一基地局120および第二基地局130の中から下りリンクの基地局を選択する(ステップS502)。ステップS502においては、たとえば、第一基地局120および第二基地局130のうちの受信電力が大きい基地局を下りリンクの基地局として選択する。
つぎに、第一基地局120および第二基地局130から送信される各送信電力情報を受信する(ステップS503)。第一基地局120および第二基地局130から送信される各送信電力情報は、それぞれ第一基地局120および第二基地局130が送信する各パイロット信号の送信電力を示している。
つぎに、ステップS501によって測定された各受信電力と、ステップS503によって受信された各送信電力情報と、に基づいて第一基地局120および第二基地局130の各伝搬損失を算出する(ステップS504)。ステップS501によって測定される受信電力をTPとし、ステップS503によって受信される送信電力情報が示す送信電力をRPとすると、ステップS504において算出される伝搬損失PLは、たとえばTP−RPによって示すことができる。
つぎに、ステップS504によって算出された各伝搬損失に基づいて、第一基地局120および第二基地局130の中から上りリンクの基地局を選択する(ステップS505)。ステップS505においては、たとえば、第一基地局120および第二基地局130のうちの伝搬損失が小さい基地局を上りリンクの基地局として選択する。
つぎに、ステップS502によって選択された基地局と、ステップS505によって選択された基地局と、が異なるか否かを判断する(ステップS506)。各基地局が同じ場合(ステップS506:No)は、一連の動作を終了する。この場合は、端末装置110は、上りリンクと下りリンクにおいて、第一基地局120または第二基地局130のいずれかと通信を行うことになる。
ステップS506において、各基地局が異なる場合(ステップS506:Yes)は、現在において通信中の基地局に対して、非対称伝送を要求する非対称伝送要求を送信し(ステップS507)、一連の動作を終了する。ステップS507によって送信された非対称伝送要求には、端末装置110の上りリンクに対応する基地局と下りリンクに対応する基地局との情報が含まれている。
たとえば、ステップS502によって第一基地局120が下りリンクの基地局として選択され、ステップS505によって第二基地局130が上りリンクの基地局として選択されたとする。この場合は、非対称伝送要求には、第一基地局120を下りリンクの基地局とし、第二基地局130を上りリンクの基地局とする旨の情報が含まれる。
非対称伝送要求を受信した基地局は、非対称伝送要求に基づいて、端末装置110からの上りデータを受信するように第二基地局130を制御するとともに、端末装置110へ下りデータを送信するように第一基地局120を制御する。たとえば、非対称伝送要求を受信した基地局が第一基地局120である場合は、第一基地局120は、端末装置110の下りリンクの通信を行うとともに、端末装置110の上りリンクの通信を行うように第二基地局130を制御する。
図6は、実施の形態2にかかる通信システムの処理の一例を示す図である。図6において、図1に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、端末装置110が第一基地局120と通信を行っている状態で、図5のステップS502によって第一基地局120が下りリンクの基地局として選択され、ステップS505によって第二基地局130が上りリンクの基地局として選択されたとする。
この場合は、端末装置110は、図5のステップS507において非対称伝送要求(要求信号)を第一基地局120へ送信する。端末装置110が送信する非対称伝送要求には、非対称伝送において上りリンクに対応する基地局と、下りリンクに対応する基地局と、を示す対象基地局の情報が含まれている。
第一基地局120は、端末通信部611と、時分割制御部612と、無線スケジューラ613と、基地局間通信部614と、を備えている。端末通信部611は、端末装置110から送信された非対称伝送要求を受信して時分割制御部612へ出力する。時分割制御部612は、端末通信部611から出力された非対称伝送要求に含まれる対象基地局の情報に基づいて、上りリンクと下りリンクに対して時間リソースを割り当てる。
たとえば、時分割制御部612は、上りリンクに対して奇数番目の無線フレーム「1」,「3」,「5」,「7」,「9」を割り当て、下りリンクに対して偶数番目の無線フレーム「0」,「2」,「4」,「6」,「8」を割り当てる(図4参照)。時分割制御部612は、下りリンクに割り当てた時間リソースを無線スケジューラ613へ通知する。
また、時分割制御部612は、非対称伝送要求を、基地局間通信部614を介して第二基地局130へ通知する。時分割制御部612が送信する非対称伝送要求には、第二基地局130が上りリンクに対応することを示すリンク方向の情報と、上りリンクに割り当てた時間リソースの情報と、が含まれている。
無線スケジューラ613は、時分割制御部612から通知された時間リソースによって、第一基地局120から端末装置110への下りリンクのスケジューリングを行う。第一基地局120は、無線スケジューラ613によるスケジューリングの結果に基づいて端末装置110との間で下りリンクの通信を行う。
第二基地局130は、基地局間通信部621と、無線スケジューラ622と、を備えている。基地局間通信部621は、第一基地局120から送信された非対称伝送要求を受信する。基地局間通信部621は、受信した非対称伝送要求に含まれるリンク方向と時間リソースとを無線スケジューラ622へ通知する。
無線スケジューラ622は、基地局間通信部621から通知された時間リソースによって、端末装置110から第二基地局130への上りリンクのスケジューリングを行う。第二基地局130は、無線スケジューラ622によるスケジューリングの結果に基づいて端末装置110との間で上りリンクの通信を行う。
なお、端末装置110と第一基地局120との間の非対称伝送要求の伝送は、互いの無線通信インターフェースを介して行われる。また、第一基地局120と第二基地局130との間の非対称伝送要求の伝送は、互いの通信インターフェースを介して行われ、たとえば有線通信によって実現される。
図7は、図6に示した通信システムの処理の変形例を示す図である。図7において、図6に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、通信システム100は、端末装置110と、第一基地局120と、第二基地局130と、第三基地局710と、を含んでいるとする。また、端末装置110が第一基地局120と通信を行っている状態で、図5のステップS502によって第二基地局130が上りリンクの基地局として選択され、ステップS505によって第三基地局710が下りリンクの基地局として選択されたとする。
この場合は、端末装置110は、図5のステップS507において非対称伝送要求を第一基地局120へ送信する。時分割制御部612は、非対称伝送要求を、基地局間通信部614を介して第二基地局130および第三基地局710へ送信する。
第二基地局130へ通知される非対称伝送要求には、第二基地局130が上りリンクに対応することを示すリンク方向の情報と、上りリンクに割り当てた時間リソースの情報と、が含まれている。第三基地局710へ通知される非対称伝送要求には、第三基地局710が下りリンクに対応することを示すリンク方向の情報と、下りリンクに割り当てた時間リソースの情報と、が含まれている。
第三基地局710は、基地局間通信部711と、無線スケジューラ712と、を備えている。基地局間通信部711は、第一基地局120から送信された非対称伝送要求を受信する。基地局間通信部711は、受信した非対称伝送要求に含まれるリンク方向と時間リソースとを無線スケジューラ712へ通知する。
無線スケジューラ712は、基地局間通信部711から通知された時間リソースによって、第三基地局710から端末装置110への下りリンクのスケジューリングを行う。第三基地局710は、無線スケジューラ712によるスケジューリングの結果に基づいて端末装置110と下りリンクの通信を行う。このように、端末装置110から非対称伝送要求を受信する基地局は、上りリンクおよび下りリンクに対応する基地局でなくてもよい。
このように、実施の形態2にかかる通信システム100においては、上りリンクの通信と、下りリンクの通信と、を互いに時分割で行う。これにより、同一のリンク方向で異なる基地局との通信が発生することを回避することができる。
このため、実施の形態1にかかる通信システム100と同様の効果を奏するとともに、端末装置110の通信回路を簡略化して端末装置110の製造コストや消費電力を抑えることができる。また、異なる基地局に対して同時に信号を送信することを回避することができるため、信号の送信電力を確保し、通信品質を向上させることができる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3にかかる通信システムの動作の一例を示す図である。図8において、図6に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図8に示すように、第一基地局120は、図6に示した構成に加えてトラフィック測定部810を備えている。
トラフィック測定部810は、端末装置110における上りリンクのトラフィック量と、端末装置110における下りリンクのトラフィック量と、を測定する。たとえば、トラフィック測定部810は、端末装置110が第一基地局120へ送信する下りリンクの要求情報や、端末装置110が第二基地局130へ送信する上りリンクの要求情報などを取得し、取得した要求情報に基づいて各トラフィック量を測定する。
トラフィック測定部810は、測定した各トラフィック量を時分割制御部612へ通知する。なお、トラフィック測定部810から時分割制御部612への各トラフィック量の通知は、定期的に行っていてもよいし、第一基地局120が端末装置110から非対称伝送要求を受信した場合に行ってもよい。
時分割制御部612は、トラフィック測定部810から通知された各トラフィック量に基づいて、端末装置110における上りリンクのデータレートと、端末装置110における下りリンクのデータレートと、の比率を算出する。そして、時分割制御部612は、算出したデータレートの比率に最も近くなるように、端末装置110の上りリンクと下りリンクに対して時間リソースの割り当てを行う。
たとえば、時分割制御部612は、下りリンクのデータレートが384[kbps]、上りリンクのデータレートが128[kbps]であった場合には、下りリンクと上りリンクのデータレートの比率は3:1となる。この場合は、時分割制御部612は、下りリンクに割り当てられる時間リソースと、上りリンクに割り当てられる時間リソースと、の比率も3:1となるように割り当てを行う(たとえば図9参照)。
図9は、実施の形態3にかかる時間リソースの割り当てを示す図である。図9において、図4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、トラフィック測定部810による測定の結果、下りリンクのデータレートが384[kbps]、上りリンクのデータレートが128[kbps]であり、下りリンクと上りリンクのデータレートの比率が3:1であったとする。
この場合は、時分割制御部612は、たとえば、下りリンクチャネル410に対して無線フレーム「0」,「2」,「3」,「4」,「6」,「7」,「8」を割り当てる。また、時分割制御部612は、上りリンクチャネル420に対して無線フレーム「1」,「5」,「9」を割り当てる。
これにより、下りリンクに割り当てられる時間リソースと、上りリンクに割り当てられる時間リソースと、の比率がおよそ3:1となる。このように、時間リソース割り当て処理において、上下トラフィックの多寡に基づいて、下りリンクと上りリンクの時間リソースの割り当てを動的に変更する。
このように、実施の形態3にかかる通信システム100においては、端末装置110における上りリンクと下りリンクに対して、上りデータと下りデータの各トラフィック量に基づいて時間リソースを割り当てる。これにより、上りリンクと下りリンクに対して時間リソースを効率よく割り当てることができる。たとえばデータ通信においては、上りリンクと下りリンクとでトラフィック量の差が大きい。このため、上りデータと下りデータの各トラフィック量に応じた割合で時間リソースを割り当てることで、時間リソースを効率的に用いることができる。
(実施の形態4)
図10は、実施の形態4にかかる通信システムの動作の一例を示す図である。図10において、図6に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図10に示すように、実施の形態4にかかる端末装置110は干渉電力測定部1011を備えている。また、実施の形態4にかかる第二基地局130は、図6に示した構成に加えて干渉電力測定部1012を備えている。
端末装置110の干渉電力測定部1011は、無線リソースを時分割した無線フレームごとに、第一基地局120から端末装置110への下りリンクの干渉電力を測定する。たとえば、干渉電力測定部1011は、第一基地局120から送信される信号(たとえばパイロット信号)に基づいて干渉電力を測定する。干渉電力測定部1011は、測定した干渉電力を第一基地局120へ通知する。
第二基地局130の干渉電力測定部1012は、無線リソースを時分割した無線フレームごとに、端末装置110から第二基地局130への上りリンクの干渉電力を測定する。たとえば、干渉電力測定部1012は、端末装置110から送信される信号(たとえばパイロット信号)に基づいて干渉電力を測定する。干渉電力測定部1012は、測定した干渉電力を第一基地局120へ通知する。
なお、干渉電力測定部1011から第一基地局120への干渉電力の通知は、定期的に行っていてもよいし、端末装置110が第一基地局120へ非対称伝送要求を送信する場合に行ってもよい。また、干渉電力測定部1012から第一基地局120への干渉電力の通知は、定期的に行っていてもよいし、干渉電力測定部1012が第一基地局120から非対称伝送要求を受信した場合に行ってもよい。
第一基地局120の時分割制御部612は、端末装置110から通知された下りリンクの干渉電力と、第二基地局130から通知された上りリンクの干渉電力と、に基づいて、上りリンクと下りリンクのそれぞれに時間リソースを割り当てる。
たとえば、時分割制御部612は、端末装置110から通知された無線フレームごとの下りリンクの干渉電力に基づいて、下りリンクの干渉電力が小さい無線フレームを優先的に下りリンクに割り当てる。また、時分割制御部612は、第二基地局130から通知された無線フレームごとの上りリンクの干渉電力に基づいて、上りリンクの干渉電力が小さい無線フレームを優先的に上りリンクに割り当てる。
なお、端末装置110と第一基地局120との間の干渉電力の通知は、互いの無線通信インターフェースを介して行われる。また、第一基地局120と第二基地局130との間の干渉電力の通知は、互いの通信インターフェースを介して行われ、たとえば有線通信によって実現される。
図11は、実施の形態4にかかる時間リソースの割り当ての一例を示す図である。図11において、図4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。干渉電力特性1110は、第一基地局120から端末装置110への下りリンクの干渉電力の、無線フレームごとの平均値を示している。この平均値は、たとえば一定周期ごとに算出した平均値である。ここでは、干渉電力特性1110は、無線フレーム「0」,「1」,「4」,「5」,「8」,「9」において比較的小さく、無線フレーム「2」,「3」,「6」,「7」において比較的大きくなっている。
干渉電力特性1120は、端末装置110から第二基地局130への上りリンクの干渉電力の、無線フレームごとの平均値を示している。この平均値は、たとえば一定周期ごとに算出した平均値である。干渉電力特性1120は、無線フレーム「0」,「1」,「4」,「5」,「8」,「9」において比較的大きく、無線フレーム「2」,「3」,「6」,「7」において比較的小さくなっている。
時分割制御部612は、干渉電力特性1110が小さい無線フレーム「0」,「1」,「4」,「5」,「8」,「9」を第一基地局120から端末装置110への下りリンクに割り当てる。また、時分割制御部612は、干渉電力特性1120が小さい無線フレーム「2」,「3」,「6」,「7」を端末装置110から第二基地局130への上りリンクに割り当てる。このように、時分割制御部612は、測定される干渉電力に基づいて、干渉電力がより小さくなるように動的に時間リソースを割り当てる。
このように、実施の形態4にかかる通信システム100においては、端末装置110における上りリンクと下りリンクに対して、上りデータと下りデータの各干渉電力に基づいて時間リソースを割り当てる。これにより、上りリンクと下りリンクに対して干渉電力が小さい時間リソースを優先的に割り当てることが可能になるため、通信品質を向上させることができる。
(実施の形態5)
通信システム100においては、制御チャネルの一部は、最適な基地局とは異なる基地局を用いて送受信される。たとえば、端末装置110における下りリンクについては第一基地局120が最適な基地局であるが、下り制御情報153(図1参照)は第二基地局130から端末装置110へ送信することになる。また、端末装置110における上りリンクについては第二基地局130が最適な基地局であるが、上り制御情報143(図1参照)は端末装置110から第一基地局120へ送信することになる。
下り制御情報153や上り制御情報143は、最適でない基地局との間で伝送されるため、最適な基地局との間で伝送する場合に比べて送信電力が大きくなる。このため、下り制御情報153や上り制御情報143による第一基地局120と第二基地局130の間の干渉が生ずることが考えられる。特に、上り制御情報143の送信電力が大きくなると、第二基地局130の通信への干渉が大きくなり、通信品質が劣化することが考えられる。
図12は、実施の形態5にかかる通信システムの処理を示す図である。図12において、図6に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図12に示すように、第一基地局120の無線スケジューラ613は、端末装置110における下りリンクの上り制御チャネルに割り当てた無線リソースを第二基地局130へ通知(上り制御チャネルリソース情報)する。
第二基地局130の無線スケジューラ622は、第一基地局120の無線スケジューラ613から通知された無線リソースとは異なる無線リソースを、第二基地局130の各通信に割り当てる。たとえば、無線スケジューラ622は、無線スケジューラ613から通知された無線リソースについては以降の使用を禁止する。また、無線スケジューラ622は、無線スケジューラ613から通知された無線リソースについて既に割り当てを行っていた場合には、別の空き時間リソースへの再割り当てを行う。
図13は、実施の形態5にかかる時間リソースの割り当ての一例を示す図である。図13において、図4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。図13の横軸は無線フレーム(時間リソース)を示している。図13の縦軸は周波数リソースを示している。
下りリンクリソース1310は、端末装置110の下りリンクに対して割り当てられた無線リソースを示している。下りリンクリソース1310には、制御チャネルリソース1311と、データチャネルリソース1312と、が含まれている。制御チャネルリソース1311のうちの無線リソース1311aは、端末装置110における下りリンクの上り制御チャネルに割り当てた無線リソースである。
上りリンクリソース1320は、端末装置110の上りリンクに対して割り当てられた無線リソースを示している。上りリンクリソース1320には、制御チャネルリソース1321と、データチャネルリソース1322と、が含まれている。制御チャネルリソース1321のうちの無線リソース1321aは、制御チャネルリソース1311の無線リソース1311aと同じ無線リソースである。
第一基地局120の無線スケジューラ613は、端末装置110における下りリンクの上り制御チャネルに割り当てた無線リソース1321aを第二基地局130へ通知する。第二基地局130の無線スケジューラ622は、第一基地局120の無線スケジューラ613からの通知に基づいて、無線リソース1321aとは異なる無線リソースを第二基地局130の各通信に割り当てる。
このように、実施の形態5にかかる通信システム100においては、第一基地局120は、下りデータの送信のために端末装置110から受信する制御情報に割り当てた無線リソースを第二基地局130へ通知する。そして、第二基地局130は、第一基地局120から通知された時間リソースとは異なる無線リソースを第二基地局130における各通信に割り当てる。これにより、制御信号の送信電力の増加による、第二基地局130の通信への干渉を回避することができる。
また、第二基地局130が、上りデータの受信のために端末装置110から受信する制御情報に割り当てた無線リソースを第一基地局120へ通知する構成としてもよい。この場合は、第一基地局120は、第二基地局130から通知された時間リソースとは異なる無線リソースを第一基地局120における各通信に割り当てる。これにより、制御信号の送信電力の増加による、第一基地局120の通信への干渉を回避することができる。
(実施の形態6)
図14は、上りリンクと下りリンクのタイミングの重なりの一例を示す図である。上りリンクと下りリンクに対して異なる無線フレームを割り当てても、下りリンクの通信と上りリンクの通信とでタイミングがずれていると、上りリンクと下りリンクの各通信が時間的に重なることが考えられる。
たとえば、図14に示すように、下りリンクの通信のタイミングに対して、上りリンクの通信のタイミングが早くなっていると、上りリンクと下りリンクの各通信が時間的に重なる。上りリンクと下りリンクの各通信が時間的に重なっている区間では、下りリンクと上りリンクのどちらか一方しか通信ができなくなる。
図15は、実施の形態6にかかる通信システムの処理を示す図である。図15において、図6に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。端末装置110は、第一基地局120から定期的に送信されるパイロット信号に基づいて、第一基地局120における通信タイミングを測定する。また、端末装置110は、第二基地局130から定期的に送信されるパイロット信号に基づいて、第二基地局130における通信タイミングを測定する。端末装置110は、測定した第一基地局120と第二基地局130の各通信タイミングの情報を含む非対称伝送要求を第一基地局120へ送信する。
時分割制御部612は、非対称伝送要求に含まれる第一基地局120と第二基地局130の各通信タイミングの情報に基づいて、上りリンクおよび下りリンクのそれぞれに時間リソースを割り当てる。具体的には、時分割制御部612は、第一基地局120による下りリンクと第二基地局130による上りリンクの通信タイミングが重ならないように、各通信タイミングに基づくガードタイムを有するように時間リソースを割り当てる。
図16は、実施の形態6にかかる時間リソースの割り当ての一例を示す図である。図16において、図4に示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。ここでは、下りリンクチャネル410に対して無線フレーム「0」,「1」,「4」,「5」,「8」,「9」が割り当てられている。また、上りリンクチャネル420に対して無線フレーム「2」,「3」,「6」,「7」が割り当てられている。
このように、第一基地局120の時分割制御部612は、第一基地局120による下りリンクと第二基地局130による上りリンクの通信タイミングが重ならないように、各タイミングに基づくガードタイムを有するように時間リソースを割り当てる。ここでは、下りリンクに対して十分に長い時間リソースを割り当てることで、下りリンクと上りリンクの通信タイミングが重ならないようにしている。
このように、実施の形態6にかかる通信システム100においては、端末装置110が、第一基地局120の通信タイミングと第二基地局130の通信タイミングを測定する。そして、第一基地局120および第二基地局130は、上りリンクと下りリンクに対して、端末装置110によって測定された各タイミングに基づくガードタイムを有するように時間リソースを割り当てる。これにより、第一基地局120の通信タイミングと第二基地局130の通信タイミングにずれがあっても、上りリンクと下りリンクが時間的に重ならないようにガードタイムを設定し、通信品質を向上させることができる。
(通信システムの変形例)
上述した各実施の形態においては、図1に示したように、第一基地局120と第二基地局130が別の基地局である場合について説明した。この場合は、第一基地局120と第二基地局130は、たとえば互いに基幹ネットワークを介して通信を行う。これに対して、第一基地局120と第二基地局130が同じ基地局に含まれる構成としてもよい。
図17は、図1に示した通信システムの変形例を示す図である。図17に示すように、通信システム100は、図1に示した構成に加えて基地局制御装置1710を含んでいる。第一基地局120および第二基地局130は、基地局制御装置1710に対して専用線などを介して接続されている。基地局制御装置1710は、第一基地局120および第二基地局130を制御することによって通信を行う。
図18は、図17に示した基地局の処理の一例を示す図である。図18に示す基地局1800は、図17に示した第一基地局120、第二基地局130および基地局制御装置1710を含む基地局である。基地局1800は、端末通信部1811と、時分割制御部1812と、無線スケジューラ1813と、無線スケジューラ1814と、を備えている。
端末通信部1811は、図6に示した端末通信部611に対応する構成である。端末通信部1811は、第一基地局120および第二基地局130によって実現され、端末装置110から送信された非対称伝送要求を受信して時分割制御部1812へ出力する。
時分割制御部1812は、図6に示した時分割制御部612に対応する構成である。時分割制御部1812は、端末通信部1811から出力された非対称伝送要求に含まれる対象基地局の情報に基づいて、上りリンクと下りリンクに対して時間リソースを割り当てる。時分割制御部1812は、下りリンクに割り当てた時間リソースを無線スケジューラ1813へ通知する。また、時分割制御部1812は、下りリンクに割り当てた時間リソースを無線スケジューラ1814へ通知する。
無線スケジューラ1813は、図6に示した無線スケジューラ613に対応する構成である。無線スケジューラ1813は、時分割制御部1812から通知された時間リソースによって、第一基地局120から端末装置110への下りリンクのスケジューリングを行う。基地局1800は、無線スケジューラ1813によるスケジューリングの結果に基づいて端末装置110との間で下りリンクの通信を行う。
無線スケジューラ1814は、図6に示した無線スケジューラ622に対応する構成である。無線スケジューラ1814は、時分割制御部1812から通知された時間リソースによって、端末装置110から第二基地局130への上りリンクのスケジューリングを行う。基地局1800は、無線スケジューラ1814によるスケジューリングの結果に基づいて端末装置110との間で上りリンクの通信を行う。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)第一のセルを収容する基地局を介して下りデータを受信するとともに、前記下りデータの受信のための制御情報を前記第一のセルを収容する基地局との間で送受信する下り通信手段と、
前記第一のセルとは異なる第二のセルを収容する基地局を介して上りデータを送信するとともに、前記上りデータの送信のための制御情報を前記第二のセルを収容する基地局との間で送受信する上り通信手段と、
を備えることを特徴とする端末装置。
(付記2)前記下り通信手段による通信と、前記上り通信手段による通信と、を時分割で切り替える制御手段を備えることを特徴とする付記1に記載の端末装置。
(付記3)端末装置と、
第一のセルを収容し、前記端末装置へ下りデータを送信するとともに、前記下りデータの送信のための制御情報を前記端末装置との間で送受信する基地局と、
前記第一のセルとは異なる第二のセルを収容し、前記端末装置から上りデータを受信するとともに、前記上りデータの受信のための制御情報を前記端末装置との間で送受信する基地局と、
を含むことを特徴とする通信システム。
(付記4)前記端末装置は、前記第一のセルを収容する基地局を介して下りデータを受信するとともに前記第二のセルを収容する基地局を介して上りデータを送信することを要求する要求信号を通信中の基地局へ送信し、
前記通信中の基地局は、前記端末装置から送信された要求信号に基づいて、前記端末装置へ前記下りデータを送信するように前記第一のセルを収容する基地局を制御するとともに、前記端末装置から前記上りデータを受信するように前記第二のセルを収容する基地局を制御することを特徴とする付記3に記載の通信システム。
(付記5)前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局は、前記端末装置との通信を互いに時分割で行うことを特徴とする付記3または4に記載の通信システム。
(付記6)前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局の各通信に対して、前記下りデータと前記上りデータの各トラフィック量に基づいて時間リソースを割り当てることを特徴とする付記5に記載の通信システム。
(付記7)前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局の各通信に対して、前記下りデータと前記上りデータの各トラフィック量の比率に応じて時間リソースを割り当てることを特徴とする付記5に記載の通信システム。
(付記8)前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局の各通信に対して、前記第一のセルを収容する基地局による通信と前記第二のセルを収容する基地局による通信の各干渉電力に基づいて時間リソースを割り当てることを特徴とする付記5に記載の通信システム。
(付記9)前記第一のセルを収容する基地局は、前記下りデータの送信のために前記端末装置から受信する制御情報に割り当てた無線リソースを前記第二のセルを収容する基地局へ通知し、
前記第二のセルを収容する基地局は、前記第一のセルを収容する基地局から通知された時間リソースとは異なる無線リソースを前記第二のセルを収容する基地局の通信に割り当てることを特徴とする付記5に記載の通信システム。
(付記10)前記第二のセルを収容する基地局は、前記上りデータの受信のために前記端末装置から受信する制御情報に割り当てた無線リソースを前記第一のセルを収容する基地局へ通知し、
前記第一のセルを収容する基地局は、前記第二のセルを収容する基地局から通知された時間リソースとは異なる無線リソースを前記第一のセルを収容する基地局の通信に割り当てることを特徴とする付記5に記載の通信システム。
(付記11)前記端末装置は、前記第一のセルを収容する基地局の通信タイミングと、前記第二のセルを収容する基地局の通信タイミングと、を測定し、
前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局は、前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局の各通信に対して、前記端末装置によって測定された各タイミングに基づくガードタイムを有するように時間リソースを割り当てることを特徴とする付記5に記載の通信システム。
(付記12)端末装置における通信方法において、
第一のセルを収容する基地局を介して下りデータを受信するとともに、前記下りデータの受信のための制御情報を前記第一のセルを収容する基地局との間で送受信する下り通信工程と、
前記第一のセルとは異なる第二のセルを収容する基地局を介して上りデータを送信するとともに、前記上りデータの送信のための制御情報を前記第二のセルを収容する基地局との間で送受信する上り通信工程と、
を含むことを特徴とする通信方法。
(付記13)前記下り通信工程と前記上り通信工程とは時分割で行われることを特徴とする付記12に記載の通信方法。
100 通信システム
110 端末装置
120 第一基地局
130 第二基地局
141 下りデータ
151 上りデータ
142,153 下り制御情報
143,152 上り制御情報
210 アンテナ
220 サーキュレータ
230,240 周波数変換回路
250 アナログデジタル変換回路
260 デジタルアナログ変換回路
283 加算回路
330 時分割制御回路
411a,413a,421a,423a 制御情報
410 下りリンクチャネル
412a,422a データ
420 上りリンクチャネル
411,421 下り制御チャネル
413,423 上り制御チャネル
412 下りデータチャネル
422 上りデータチャネル
1110,1120 干渉電力特性

Claims (9)

  1. 第一のセルを収容する基地局を介して下りデータを受信するとともに、前記下りデータの受信のための制御情報を前記第一のセルを収容する基地局との間で送受信する下り通信手段と、
    前記第一のセルとは異なる第二のセルを収容する基地局を介して上りデータを送信するとともに、前記上りデータの送信のための制御情報を前記第二のセルを収容する基地局との間で送受信する上り通信手段と、
    を備え
    前記第一のセルを収容する基地局を介して下りデータを受信するとともに前記第二のセルを収容する基地局を介して上りデータを送信することを要求する要求信号を通信中の基地局へ送信することにより、前記通信中の基地局に対して、自装置へ前記下りデータを送信するように前記第一のセルを収容する基地局を制御させるとともに、自装置から前記上りデータを受信するように前記第二のセルを収容する基地局を制御させることを特徴とする端末装置。
  2. 前記下り通信手段による通信と、前記上り通信手段による通信と、を時分割で切り替える制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 端末装置と、
    第一のセルを収容し、前記端末装置へ下りデータを送信するとともに、前記下りデータの送信のための制御情報を前記端末装置との間で送受信する基地局と、
    前記第一のセルとは異なる第二のセルを収容し、前記端末装置から上りデータを受信するとともに、前記上りデータの受信のための制御情報を前記端末装置との間で送受信する基地局と、
    を含み、
    前記端末装置は、前記第一のセルを収容する基地局を介して下りデータを受信するとともに前記第二のセルを収容する基地局を介して上りデータを送信することを要求する要求信号を通信中の基地局へ送信し、
    前記通信中の基地局は、前記端末装置から送信された要求信号に基づいて、前記端末装置へ前記下りデータを送信するように前記第一のセルを収容する基地局を制御するとともに、前記端末装置から前記上りデータを受信するように前記第二のセルを収容する基地局を制御することを特徴とする通信システム。
  4. 前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局は、前記端末装置との通信を互いに時分割で行うことを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局の各通信に対して、前記下りデータと前記上りデータの各トラフィック量に基づいて時間リソースを割り当てることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  6. 前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局の各通信に対して、前記第一のセルを収容する基地局による通信と前記第二のセルを収容する基地局による通信の各干渉電力に基づいて時間リソースを割り当てることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  7. 前記第一のセルを収容する基地局は、前記下りデータの送信のために前記端末装置から受信する制御情報に割り当てた無線リソースを前記第二のセルを収容する基地局へ通知し、
    前記第二のセルを収容する基地局は、前記第一のセルを収容する基地局から通知された時間リソースとは異なる無線リソースを前記第二のセルを収容する基地局の通信に割り当てることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  8. 前記端末装置は、前記第一のセルを収容する基地局の通信タイミングと、前記第二のセルを収容する基地局の通信タイミングと、を測定し、
    前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局は、前記第一のセルを収容する基地局および前記第二のセルを収容する基地局の各通信に対して、前記端末装置によって測定された各タイミングに基づくガードタイムを有するように時間リソースを割り当てることを特徴とする請求項4に記載の通信システム。
  9. 端末装置における通信方法において、
    第一のセルを収容する基地局を介して下りデータを受信するとともに、前記下りデータの受信のための制御情報を前記第一のセルを収容する基地局との間で送受信する下り通信工程と、
    前記第一のセルとは異なる第二のセルを収容する基地局を介して上りデータを送信するとともに、前記上りデータの送信のための制御情報を前記第二のセルを収容する基地局との間で送受信する上り通信工程と、
    を含み、
    前記第一のセルを収容する基地局を介して下りデータを受信するとともに前記第二のセルを収容する基地局を介して上りデータを送信することを要求する要求信号を通信中の基地局へ送信することにより、前記通信中の基地局に対して、自装置へ前記下りデータを送信するように前記第一のセルを収容する基地局を制御させるとともに、自装置から前記上りデータを受信するように前記第二のセルを収容する基地局を制御させることを特徴とする通信方法。
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