JPH08237232A - データ乗換回路 - Google Patents

データ乗換回路

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JPH08237232A
JPH08237232A JP7038772A JP3877295A JPH08237232A JP H08237232 A JPH08237232 A JP H08237232A JP 7038772 A JP7038772 A JP 7038772A JP 3877295 A JP3877295 A JP 3877295A JP H08237232 A JPH08237232 A JP H08237232A
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JP
Japan
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data
clock
data transfer
timing
detection
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JP7038772A
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English (en)
Inventor
Takashi Umegaki
隆 梅垣
Jinichi Yoshizawa
仁一 吉沢
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、データ乗換回路に関し、非同期
クロック間でデータの乗換えを行う場合に、データの乗
り換えタイミングを制御することにより乗換え時にデー
タ誤りを発生させないようにするデータ乗換回路を提供
することを目的とする。 【構成】 受信クロックに同期した受信データの変化点
情報であるデータ乗換タイミングパルスを前記受信クロ
ックから生成するデータ乗換タイミング生成手段と、前
記乗換タイミング生成手段によって生成されたデータ乗
換タイミングパルスを送信クロックに同期させるデータ
乗換タイミング同期手段と、受信クロックに同期した受
信データを、送信クロックに同期した前記データ乗換タ
イミングパルスを用いて、送信クロックに同期したデー
タに変換するデータ乗換手段とを備え、受信データが同
期しているクロックを受信クロックから送信クロックへ
乗り換えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データ乗換回路に関
し、特に、各種デジタルネットワークに接続されたデジ
タル伝送装置において、受信データを速度の異なる非同
期クロックに乗せ換える非同期クロック間のデータ乗換
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタルネットワークにおけ
るデジタル伝送装置では、伝送されるデータを送信する
ための基準となるクロックがネットワーク相互間また
は、端末装置とネットワークの間で異なるため、伝送デ
ータを相手側のクロックに同期させて送信するようにデ
ータの乗換え操作が行われている。すなわち、デジタル
伝送装置に受信されたデータの受信クロックと、このデ
ータを送信しようとしているネットワークの送信クロッ
クとの速度が異なる場合には、デジタル伝送装置内にお
いて、フリップフロップ等を用いて受信されたデータを
送信クロックに同期させるように制御してデータの乗り
換えを行う。
【0003】図22に、このような従来におけるデータ
の乗換えを行うブロック図の一例を示す。同図におい
て、データ乗換部101は、伝送の基準タイミングとな
るデータ送信クロックsckに、受信されたデータdi
nを乗換えるものである。 Nは、入力される受信デー
タがN本あることを示している。ここで、受信データd
inは、この受信データと共に外部から与えられる受信
クロックrckに同期しているものとする。
【0004】一般に、この受信クロックrckと送信ク
ロックsckとは速度が異なり、データ乗換部101
で、受信データdinは送信クロックsckに同期する
ように制御され、乗換え後データdoutとして出力さ
れる。たとえばデータ乗換部101は、1個のdフリッ
プフロップで実現できる。この場合、送信クロックsc
kはDフリップフロップのクロック入力端子に入力さ
れ、受信データdinは、クロックsckの立上りでラ
ッチされて乗換後データdoutとして出力される。
【0005】図23に、従来におけるデータ乗換えのタ
イムチャート例を示す。ここで、図の上部は、受信デー
タdinが受信クロックrckの立上りに同期してデー
タ乗換部101に入力されることを示している。ここで
は図示していないが、後述する送信クロックsckは、
外部から与えられる受信クロックrckとは無関係に、
デジタル伝送装置内部で生成されるクロックである。す
なわち、受信クロックrckと送信クロックとは非同期
関係にある。
【0006】同図の下部は、この受信データの変化点付
近を拡大したものである。ここで、受信データdinは
8ビット(A1,A2,……A8)のデータからなるも
のとする。受信データdinは、同図に示すように、実
際には受信クロックrckの立上りから少し遅れた位置
で、A1からB1へ、あるいはA8からB8へと変化す
る。
【0007】このように、ある程度の時間的ばらつきを
持って受信データdinは、データ乗換部101である
Dフリップフロップに入力されるが、データ乗換部10
1では、入力された送信クロックsckの立上りのタイ
ミングで受信データdinのA1からA8のそれぞれが
ラッチされ、送信クロックsckのタイミング周期に同
期した乗換後データdoutとして出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図23に示
すような非同期関係にある受信クロックrckと送信ク
ロックsckとの間で、データの乗り換えを行おうとす
る場合には、次のような問題が生じる。
【0009】図23のタイムチャートは、この問題が生
じる場合を示したタイムチャートである。すなわち、D
フリップフロップ(D−FF)のセットアップホールド
タイムに受信データの変化点が存在する場合には、D−
FFの出力は正常な値を示さないときがある。
【0010】たとえば、前記したように送信クロックs
ckの立上りのタイミングで受信データがラッチされて
データの乗り換えが行われる場合には、図23に示すよ
うに、乗り換え点の直前で変化した受信データA2とA
8は、乗換点で正しく変化後のデータがラッチされ、A
2はB2へ、A8はB8へ変換させられる。しかし、乗
換点の直後に変化した受信データA1とA7は、変換点
では変化後のデータはラッチされないで、A1及びA7
のまま乗換えられることになり、結果としてデータ誤り
が発生することになる。
【0011】このように、乗り換え前の受信クロックr
ckと乗り換え後の送信クロックsckとが非同期で動
作している場合には、両者のタイミング関係によって
は、クロック乗換前と乗換後のデータが異なるという問
題が生じるおそれがある。
【0012】そこで、この発明は、以上のような事情を
考慮してなされたものであり、非同期クロック間でデー
タの乗換えを行う場合に、データの乗り換えタイミング
を制御することにより乗換え時にデータ誤りを発生させ
ないようにするデータ乗換回路を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1に、この発明の第1
の基本構成ブロック図を示す。同図において、この発明
は受信クロックに同期した受信データの変化点情報であ
るデータ乗換タイミングパルスを前記受信クロックから
生成するデータ乗換タイミング生成手段3と、前記乗換
タイミング生成手段3によって生成されたデータ乗換タ
イミングパルスを送信クロックに同期させるデータ乗換
タイミング同期手段2と、受信クロックに同期した受信
データを、送信クロックに同期した前記データ乗換タイ
ミングパルスを用いて、送信クロックに同期したデータ
に変換するデータ乗換手段1とを備え、受信データが同
期しているクロックを受信クロックから送信クロックへ
乗り換えることを特徴とするデータ乗換回路を提供する
ものである。
【0014】図2に、この発明の第2の基本構成ブロッ
ク図を示す。同図において、この発明は前記データ乗換
タイミング生成手段3によって生成されたデータ乗換タ
イミングパルスを用いて、受信データの中から特定位置
のデータを抜き出し、受信クロックに同期した検出デー
タとして出力するデータ検出手段4をさらに備え、前記
データ乗換手段1が、前記データ検出手段4から出力さ
れる検出データを、前記データ乗換タイミング同期手段
2によって送信クロックに同期させられたデータ乗換タ
イミングパルスを用いて、検出データの同期するクロッ
クを受信クロックから送信クロックに乗り換えることを
特徴とするデータ乗換回路を提供するものである。
【0015】また、前記データ乗換タイミング同期手段
2がインバータ回路を備え、送信クロックに同期させら
れたデータ乗換タイミングパルスをこのインバータ回路
で反転させて、データ乗換タイミング同期手段2からデ
ータ乗換手段1へ出力し、データ乗換手段1が、この反
転されたデータ乗換タイミングパルスが入力された直後
の送信クロックによって前記検出データを送信クロック
に同期するように乗り換えるようにしてもよい。
【0016】また、前記データ乗換タイミング同期手段
2がパルスの立下りを検出したパルス信号を生成する立
下り検出回路を備え、この立下り検出回路が、前記デー
タ乗換タイミングパルスの立下りを検出した立下り検出
パルス信号を生成し、前記データ乗換手段1が、この立
下り検出パルス信号が出力されている時にのみ前記検出
データを送信クロックに同期するように乗り換えるよう
にしてもよい。
【0017】図3に、この発明の第3の基本構成ブロッ
ク図を示す。同図において、この発明は、受信クロック
の周波数と送信クロックの周波数とを比較するクロック
周波数比較手段5をさらに備え、 前記データ乗換タイ
ミング生成手段3が、前記クロック周波数比較手段5か
ら出力される比較結果であるクロック幅バイナリデータ
を受けて、前記データ乗換タイミングパルスのパルス幅
を制御することを特徴とするデータ乗換回路を提供する
ものである。ここで、前記データ乗換タイミング生成手
段3が、前記乗換タイミングパルスのパルス幅を送信ク
ロックの2クロック幅以上となるように制御することが
好ましい。
【0018】図4に、この発明の第4の基本構成ブロッ
ク図を示す。ここで、前記データ乗換タイミング同期手
段2が、前記データ乗換タイミング生成手段3により生
成された乗換タイミングパルスから第2の立上り検出パ
ルス信号を生成するための第1のタイミング信号を生成
する第1タイミング制御手段6と、受信クロックに同期
した第1の立上り検出パルスを生成する第1タイミング
同期手段7と、前記第1のタイミング信号から送信クロ
ックに同期した第2の立上がり検出パルス信号及び立下
り検出パルス信号を生成する第2タイミング同期手段8
と、前記第2の立上りパルス信号がセット情報として入
力され、かつ立下り検出パルス信号がリセット情報とし
て入力され、前記第1の立上り検出パルスを生成するた
めの第2のタイミング信号を送信クロックに同期させて
生成する第2タイミング制御手段9とから構成され、前
記第2のタイミング信号が前記第1タイミング同期手段
7に入力され、第2の立上り検出パルス信号が、データ
乗換手段1において受信クロックと送信クロックの周波
数に関係なく検出データを送信クロックに同期するよう
に乗り換えることのできるタイミングで前記データ乗換
手段1に入力されるようにすることが好ましい。
【0019】図5に、この発明の第5の基本構成ブロッ
ク図を示す。同図において、この発明は、受信クロック
に同期した受信データの変化点情報であるデータ乗換タ
イミングパルスを前記受信クロックから生成するデータ
乗換タイミング生成手段3と、前記データ乗換タイミン
グパルスを用いて、受信データの中から特定位置のデー
タを抜き出し、受信クロックに同期した検出データとし
て出力するデータ検出手段4と、外部から供給される送
信クロック用のマスタクロックを分周して送信クロック
を生成する送信クロック生成手段10と、前記検出デー
タを前記マスタクロックに同期させる検出データ同期手
段11と、マスタクロックに同期した検出データを一定
時間監視して複数のクロック周期分にわたって同一の検
出データが連続するかどうかを判定し、検出データの変
化点が存在しないタイミングを示しかつマスタクロック
に同期したタイミングパルスを生成するデータ乗換タイ
ミング判定手段12と、前記マスタクロックに同期した
検出データを、前記タイミングパルスを用いて前記送信
クロックに同期するように乗り換えるデータ乗換手段1
とを備えることを特徴とするデータ乗換回路を提供する
ものである。
【0020】図6に、この発明の第6の基本構成ブロッ
ク図を示す。同図において、この発明は、受信クロック
に同期した受信データの変化点情報であるデータ乗換タ
イミングパルスを前記受信クロックから生成するデータ
乗換タイミング生成手段3と、前記データ乗換タイミン
グパルスを用いて、受信データの中から特定位置のデー
タを抜き出し、受信クロックに同期した検出データとし
て出力するデータ検出手段4と、受信クロックを用いて
送信クロックを微分することにより、送信クロックの立
上りを検出し、受信クロックに同期しかつ送信クロック
の周期間隔で出力される立上り検出パルスを出力する送
信クロック微分処理手段13と、この立上り検出パルス
をもとに受信クロックのタイミングで検出データを取り
込む検出データラッチ手段14と、前記検出データラッ
チ手段14によって取り込まれた検出データを、前記送
信クロックに同期させるデータ乗換部1とを備えること
を特徴とするデータ乗換回路を提供するものである。デ
ータ乗換手段1は、入力されるデータを現在同期されて
いるクロックから、異なる周波数を持つクロックに同期
するように乗り換えるものであり、種々の論理回路によ
り構成できるが、たとえば、最も単純にはDフリップフ
ロップによって実現することができる。
【0021】ここで、入力されるデータはDフリップフ
ロップのD入力端子に入力され、データ乗換タイミング
を示すデータ乗換タイミングパルスはイネーブル端子
(EN端子)に入力される。また、乗り換え後にデータ
が同期するクロックは、Dフリップフロップのクロック
入力端子(CK端子)に入力される。また、乗り換えら
れたデータは、DフリップフロップのQ出力端子から出
力される。
【0022】データ乗換タイミング同期手段2は、デー
タ乗換タイミング生成手段3で生成されたデータ乗換タ
イミングパルスを送信クロックに同期させるような論理
回路で構成されることが好ましいが、たとえば、クロッ
ク端子(CK)に送信クロックが入力されるDフリップ
フロップによって構成することができる。
【0023】また、前記したようにデータ乗換タイミン
グ同期手段2の出力部分に、インバータ回路を備えても
よい。また、データ乗換タイミング同期手段2の出力部
分に、前記したように立下り検出パルス信号を生成する
立下り検出回路を備えてもよい。
【0024】データ乗換タイミング生成手段3は、前記
データ乗換タイミングパルスを前記受信クロックから生
成するための論理回路から構成されるが、たとえばカウ
ンタ、デコーダ、Dフリップフロップなどから構成され
る。
【0025】データ検出手段4は、受信データの中の特
定位置のデータを受信クロックに同期した検出データと
して抜き出すために、たとえばDフリップフロップを用
いることができる。ここで、このDフリップフロップの
クロック端子(CK)には受信クロックを入力し、イネ
ーブル端子(EN)には、前記したデータ乗換タイミン
グパルスを入力する。
【0026】クロック周波数比較手段5は、送信クロッ
クと受信クロックを入力としてこれらのクロックの周波
数をカウントし比較することによって、その比較結果を
バイナリデータとして出力することのできる論理回路に
よって構成されるが、カウンタ、Dフリップフロップ、
コンパレータ、デコーダ及びその他の論理回路を組み合
わせることによって実現できる。
【0027】第1タイミング制御手段6及び第2タイミ
ング制御手段9は、たとえばJKフリップフロップを用
いて構成することができる。ここで第1タイミング制御
手段6のJKフリップフロップのクロック端子(CK)
には受信クロックを入力し、第2タイミング制御手段9
のクロック端子(CK)には送信クロックを入力する。
また、第1タイミング制御手段6のJKフリップフロッ
プのJ入力端子には、データ乗換タイミング生成手段3
により生成された乗換タイミングパルスが入力される。
【0028】第1タイミング同期手段7及び第2タイミ
ング同期手段8は、立上り検出パルスあるいは立下り検
出パルスを送出するための論理回路によって構成される
が、たとえば、Dフリップフロップ及びAND回路等を
組合わせることによって実現することができる。
【0029】送信クロック生成手段10は、送信クロッ
ク用のマスタクロックmckを分周して所定の送信クロ
ックを生成する論理回路から構成されるが、一般に分周
器を使用することが好ましい。検出データ同期手段11
は、Dフリップフロップを用いることが好ましく、送信
クロック用のマスタクロックmckをクロック入力端子
(CK)に入力して、マスタクロックmckに同期した
検出データを出力する。
【0030】データ乗換タイミング判定手段12は、フ
リップフロップ、AND回路及びインバータ等を組み合
わせて構成することが好ましい。送信クロック微分処理
手段13は、Dフリップフロップ及びAND回路等の論
理回路から構成されることが好ましく、送信クロックを
フリップフロップの入力とし、受信クロックをフリップ
フロップのクロック入力端子(CK)への入力とするこ
とによって送信クロックを微分し、送信クロックの立上
りを示すパルス信号を出力する。
【0031】検出データラッチ手段14は、フリップフ
ロップによって実現することができるが、たとえば、送
信クロック微分処理手段13によって生成された送信ク
ロックの立上りを検出したパルスをフリップフロップの
イネーブル端子(EN)入力として、受信クロックに同
期した検出データを出力するようにする。
【0032】以上のように、この発明のデータ乗換回路
の各構成ブロックは、フリップフロップ、カウンタ、デ
コーダ、AND回路をはじめとする論理回路を組合わせ
ることにより実現できる。また、このデータ乗換回路の
動作の基本となる受信クロック及び送信クロックはこの
回路内部で抽出又は生成することも可能であるが、主と
して、このデータ乗換回路を含む伝送制御装置等におい
て抽出又は生成されて、このデータ乗換回路に与えられ
ることが好ましい。
【0033】
【作用】この発明によれば、データ乗換タイミング生成
手段3によってデータ乗換タイミングパルスを生成し、
これをデータ乗換タイミング同期手段2によって送信ク
ロックに同期させ、この送信クロックに同期したデータ
乗換タイミングパルスを用いて、受信データを送信クロ
ックに同期するように乗り換えているので、受信データ
を誤って乗り換えるような状態が発生するのを防止する
ことができ、信頼性の高いデータ乗換回路を実現するこ
とができる。
【0034】また、この発明によれば、データ検出手段
4がデータ乗換タイミングパルスを用いて受信データの
中から特定位置のデータを検出データとして抜き出し
て、データ乗換手段1が送信クロックに同期した検出デ
ータに変換するので、特定位置の検出データについて非
同期のクロック間の乗り換えを誤りなく行うことができ
る。
【0035】また、データ乗換タイミング同期手段にイ
ンバータ回路を設けてデータ乗換タイミングパルスを反
転させることによって、検出データの変化点が存在する
間はデータ乗り換えを行わず、データ乗換タイミングパ
ルスが入力された直後の送信クロックによって検出デー
タを送信クロックに同期するように乗り換えるので、デ
ータを誤って乗り換えるような状態は発生することがな
く、信頼性の高いデータ乗換回路を実現することができ
る。
【0036】また、データ乗換タイミング同期手段2に
パルスの立下りを検出する立下り検出回路を設けること
によって、この立下り検出パルス信号が出力されている
時にのみ、検出データを送信クロックに同期するように
乗り換えているので、データを誤って乗り換えるような
状態は発生することがない。
【0037】また、この発明によれば、クロック周波数
比較手段5を設けて、クロック周波数比較手段5から出
力されるクロック幅バイナリデータを受けてデータ乗換
タイミング生成手段がデータ乗換タイミングパルスのパ
ルス幅を制御しているので、送信クロック及び受信クロ
ックの周波数が未知の場合でも、確実にデータ乗換タイ
ミングを生成することができる。
【0038】また、この発明によれば、データ乗換タイ
ミング同期手段2が、第1及び第2のタイミング同期手
段7,8と第1及び第2のタイミング制御手段6,9と
を備え、前記第2のタイミング信号が、前記第1タイミ
ング同期手段7に入力され、第2の立上り検出パルス信
号が、データ乗換手段1において受信クロックと送信ク
ロックの周波数に関係なく、検出データを送信クロック
に同期するように乗り換えることのできるタイミング
で、データ乗換手段1に入力されるので、データ乗換タ
イミングを示すパルス信号のパルス幅を制御することな
く、検出データのクロック乗換えをすることができる。
【0039】また、この発明によれば、送信クロック用
のマスタクロックに同期した検出データを一定時間監視
して複数クロック周期分同一の検出データが連続するか
どうかを判定し、検出テータの変化点が存在しないタイ
ミングを示しかつマスタクロックに同期したタイミング
パルスを生成するので、受信クロックからデータ乗換タ
イミングを生成することなく、送信クロックを用いて検
出データを乗り換えることができる。
【0040】また、この発明によれば、送信クロック微
分処理手段が、受信クロックを用いて送信クロックを微
分することにより送信クロックの立上りを検出して受信
クロックに同期しかつ送信クロックの周期間隔で出力さ
れる立上り検出パルスを出力し、検出データラッチ手段
が、この立上り検出パルスをもとに受信クロックのタイ
ミングで検出データを取り込むようにしているので、受
信クロックによる乗換タイミングを生成することなく、
送信クロックのみを用いて検出データを乗り換えること
ができる。
【0041】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。
【0042】実施例1:図7に、この発明の実施例1の
データ乗換回路の構成図を示す。ここに示したデータ乗
換回路は、非同期クロック間におけるデータの乗換えを
必要とするデジタル伝送位置に用いることができ、特に
特定用途のデータ伝送の伝送装置に限定して用いられる
ものではない。
【0043】同図において、受信データdinは、HD
LC等の規定されたフォーマットを有するフレームデー
タである。また、検出データdt2は、フレームデータ
のうち、特定位置に存在するデータを抜き出したデータ
である。
【0044】この実施例1では、受信されたフレームデ
ータのうち、あるいは特定位置に存在する検出データに
ついて非同期クロック間の乗換えを行う場合について説
明する。
【0045】データ乗換部21は、1つのDフリップフ
ロップFF5で構成され、前記検出データdt2を入力
として、送信クロックsckに同期したデータ(乗換後
データ)doutに乗換える動作をするものである。デ
ータ乗換タイミング生成部23は、受信クロックrck
に基づいて、受信データdinから検出データdt2を
検出すると共に、検出データの乗換えタイミングを生成
する基となるパルス信号dt1を出力するものである。
【0046】図7に示すように、このデータ乗換タイミ
ング生成部23は、カウンタ(CTR)とデコーダ(D
EC)とDフリップフロップFF1とから構成される。
ここでは、たとえば0からX(X=1,2……n)まで
カウントし、カウント値がXになった時にデコーダ(D
EC)からパルスが出力されて、さらにFF1において
受信クロックrckに同期した1周期分のパルス信号d
t1が出力される。
【0047】データ乗換タイミング同期部22は、FF
1のQ出力信号であるパルス信号dt1を送信クロック
sckに同期させてデータ乗換部11へ出力するもので
あり、2つのDフリップフロップ(FF3、FF4)
と、1つのインバータとから構成される。
【0048】データ検出部24は、1つのDフリップフ
ロップFF2から構成され、受信データdinの中から
その特定位置に存在する検出データdt2を抜き出して
出力するものである。このFF2は、EN端子が“H”
レベル時に動作して、EN端子が“L”レベル時は前状
態を保持するものであるが、このEN端子には、前記し
たパルス信号dt1を入力とし、このパルス信号dt1
が“H”レベル状態のときにのみD端子に入力される受
信データ、すなわち検出データdt2を出力する。ここ
で、FF2のQ端子から出力される検出データdt2
は、受信クロックrckに同期している。
【0049】以上がこの実施例1の構成要素とその動作
概要であるが、次にデータの乗換え動作について説明す
る。図8に実施例1のタイムチャートを示す。前記した
ように、データ乗換タイミング生成部23において、受
信データdinのうち特定位置のデータを検出するタイ
ミングを示すパルス信号dt1が出力され、このdt1
がFF2のEN端子に入力されて、“H”レベル状態の
ときにFF2のD端子に入力される受信データ‘A’が
FF2でラッチされ(図8の)、検出データdt2と
して出力される。ここでdt2は、受信クロックrck
に同期している。
【0050】また、データ乗換タイミング生成部23か
ら出力された前記パルス信号dt1はデータ乗換タイミ
ング同期部22にも入力される。ここで、このパルス信
号dt1は、受信クロックに同期したデータ乗換タイミ
ングパルスとして機能する。データ乗換タイミング同期
部22のFF3及びFF4では、パルス信号dt1は、
送信クロックsckに同期したタイミングを持つパルス
信号(dt3及びdt4)として同期変換される。ここ
でdt4は、送信クロックに同期したデータ乗換タイミ
ングパルスと言うことができるが、以下タイミング信号
と呼ぶ。
【0051】この後、タイミング信号dt4はインバー
タで反転され、データ乗換部21のEN端子に入力され
て、このEN端子が“H”レベル状態のときに、FF5
のD端子に入力される検出データdt2(‘A’)がラ
ッチされて(図8の)、送信データdoutとして出
力される。ここでdoutは、送信クロックsckに同
期したものである。すなわち、送信データdoutは、
検出データdt2を受信クロックrckから送信クロッ
クsckに乗り換えたものである。
【0052】以上のように、タイミング信号dt4が出
力されているとき、すなわち、‘H’レベル状態にある
場合にはデータの乗換えは行われず、dt4が‘H’か
ら‘L’に変化した直後の送信クロックsckの立上り
のときに(図8の)、検出データdt2の乗換えが行
われる。
【0053】したがって、データ乗換タイミング生成部
23で生成されたパルス信号dt1をもとに、検出デー
タdt2の変化点が存在する間は、データの乗換えを行
なわないようにデータ乗換タイミング同期部22でタイ
ミングを生成するので、検出データdt2を誤って乗り
換えるような状態が発生することはなく、したがって信
頼性の高いデータ乗換回路を実現することができる。
【0054】実施例2:図9に、この発明の実施例2の
データ乗換回路の構成図を示す。データ乗換タイミング
同期部12の出力部分に実施例1ではインバータを用い
ていたが、ここでは、同図に示すように、AND論理回
路AD1を用いる点のみが異なる。このような構成で
は、タイミング信号dt4を出力している期間内で、か
つ検出データの変化点が表われた後のタイミング期間内
で検出データdt2の乗換えが行われる。
【0055】図10に、実施例2のタイムチャートを示
す。図8と同様に、検出データdt2は、FF1から出
力されるパルス信号dt1の立下りのタイミングでラッ
チされ(図10の)、また、dt3及びタイミング信
号dt4が出力される。
【0056】データ乗換タイミング同期部22におい
て、AND回路AD1によって、dt3とdt4が図9
に示すようにAND演算される。結局、AND回路AD
1からは図10に示すようなパルス信号dt1の立下り
を検出する立下り検出パルス信号dt5が出力され、こ
のdt5の立下りのタイミングで、検出データdt2が
ラッチされる(図10の)。ここで、パルス信号dt
5は検出データdt2の変化点(図10の)の直後に
出力されている。
【0057】すなわち、dt5と乗換えようとするデー
タの変化点が時間的に重なることながないので、データ
を誤って乗り換えるような状態は発生しない。したがっ
て実施例1と同様に、信頼性の高いデータ乗換回路を実
現することができる。
【0058】実施例3:図11に、この発明の実施例3
のデータ乗換回路の構成例を示す。前記実施例では、デ
ータ乗換タイミング生成部からデータ乗換タイミング同
期部へ出力されるパルス信号dt1は、受信クロックの
みに同期した信号であったが、ここでは、送信クロック
のクロック幅を考慮したパルス信号をデータ乗換タイミ
ング同期部へ出力するようにしたものである。
【0059】実施例1及び2で示したように、送信クロ
ックが受信クロックに比べて十分速い場合は問題ない
が、送信クロックが受信クロックに比べて遅い場合に
は、データの乗換が正常にできない場合がありうる。
【0060】たとえば、データ乗換タイミング同期部へ
出力されるパルス信号dt1のパルス幅が送信クロック
幅と同じか又は小さい場合に、このパルス幅がフリップ
フロップFF3及びFF4のセットアップホールドタイ
ム期間中に存在する場合には、データ乗換のタイミング
が送信クロックでつかめないことになり、したがって正
常なデータ乗換ができない。すなわち、パルス信号dt
1からデータ乗換タイミング同期部でデータ乗換タイミ
ングを正常に取り込むためには、パルス信号dt1のパ
ルス幅は、少なくとも送信クロックの1クロック幅以上
必要であるが、さらに確実なデータ乗換えのためには送
信クロックの2クロック幅以上が必要となる。
【0061】この実施例3では、送信クロックと受信ク
ロックの周波数が未知の場合でも、正常にデータの乗換
が行なわれるタイミングを生成するものである。
【0062】図11において、送信クロックのクロック
幅を考慮したパルス幅を持つパルス信号dt1を生成す
るためにデコーダ及びセレクタ等からなる回路をデータ
乗換タイミング生成部23の中に備えると共に、送信ク
ロックsckと受信クロックrckとを比較し、設定さ
れたデータ乗換タイミングに必要なパルス幅を生成する
ための情報、すなわちクロック幅バイナリデータbdt
を出力するクロック周波数比較部25を備える。この構
成部分が実施例1と異なる。この周波数比較部25につ
いては後述する。
【0063】ここで、クロック幅バイナリデータbdt
は、送信クロックsckと受信クロックrckの比較の
結果、データ乗換タイミングとして受信クロックの何ク
ロック分のパルス幅が必要であるかを示す情報であり、
一般に2値データであることが好ましい。たとえば、ク
ロック幅バイナリデータbdtとしては“01”、“1
0”のようなデータが出力される。
【0064】データ乗換タイミング生成部23におい
て、図11に示すようにデコーダDEC(X)に加えて
デコーダDEC(X−1、X−2)、OR回路を設け、
受信クロックrckのクロック数をカウントする回路を
形成する。すなわち、デコーダDEC(X)によって、
受信クロックの1クロック幅に相当するパルスが出力さ
れ、デコーダDEC(X−1)及びOR回路によって受
信クロックの2クロック幅デコーダDEC(X−2)及
びOR回路によって受信クロックの3クロック幅に相当
するパルスが出力される。
【0065】これらの3つのクロック幅に相当するパル
スはセレクタSに入力されて、クロック周波数比較部2
5から出力されるクロック幅バイナリデータbdtによ
り、いずれか1つが選択されてフリップフロップFF6
へ送られる。そして、FF6からは、受信クロックrc
kに同期し、さらに受信クロックの1、2又は3クロッ
ク幅に相当するパルス幅のパルス信号dt1が出力され
る。
【0066】ここで、前記セレクタSは、クロック幅バ
イナリデータbdtの値によって、入力される3つのク
ロック幅に相当するパルスのうちどれか1つを選択して
出力するが、たとえば、bdt=“01”が入力された
場合には、1クロック幅のパルスが選択され、bdt=
“10”の場合には2クロック幅のパルスが選択され、
bdt=“11”の場合に3クロック幅のパルスが選択
されるものとする。以上が、この実施例3のデータ乗換
タイミング生成部23の動作の概要である。
【0067】データ検出部24では、実施例1、2と同
様に、FF1から出力されたパルス信号に基づいて、受
信データdinから検出データを抜き出す。また、デー
タ乗換タイミング同期部22では、フリッフロップFF
6から出力されるパルス信号dt1をフリップフロップ
F3、FF4、及びインバータによって送信クロックs
ckに同期したパルス信号に変換して、データ乗換部2
1のEN端子に与える。このデータ乗換タイミング同期
部22と、データ乗換部21での検出データの乗換え動
作は実施例1と同様である。
【0068】図12、図13及び図14に、実施例3の
タイムチャートを示す。図12は、クロック幅バイナリ
データbdtが“01”であり、図11のセレクタSに
おいて1クロック幅のパルスが選択された場合のタイム
チャートである。図12において、FF6のQ出力、す
なわちデータ乗換タイミングを示すパルス信号dt1は
受信クロックの1クロック幅であり、送信クロックの2
クロック分以上あるパルスとして出力される。
【0069】このため、データ乗換タイミング同期部2
2のフリップフロップFF3、FF4において、送信ク
ロックsckに基づいてデータ乗換のタイミングを示す
パルス信号をdt3及びdt4として取り出すことが可
能となる。
【0070】また、図13は、クロック幅バイナリデー
タbdtが“10”であり、図11のセレクタSにおい
て、2クロック幅のパルスが選択された場合のタイムチ
ャートである。ずなわち、図13において、パルス信号
dt1は、受信クロックの2クロック幅として出力され
る。
【0071】また図14は、クロック幅バイナリデータ
bdtが“11”であり、図11のセレクタSにおい
て、3クロック幅のパルスが選択された場合のタイムチ
ャートである。すなわち、図14において、パルス信号
dt1は、受信クロックの3クロック幅として出力され
る。
【0072】図13及び図14においても、図12と同
様に、データ乗換タイミング同期部22において、送信
クロックsckに基づいてデータ乗換タイミングを示す
パルス信号を取り出すことができる。
【0073】以上のように、実施例3では、送信クロッ
クと受信クロックの周波数を比較して、乗換タイミング
として必要な受信クロックのクロック幅を有するパルス
信号をデータ乗換タイミング生成部から出力するように
しているので、送信クロック及び受信クロックの周波数
が未知の場合でも、確実にデータ乗換タイミングを生成
することができる。したがって、前記実施例と同様に、
信頼性の高いデータ変換回路を実現することができる。
【0074】次にこの実施例3で用いるクロック周波数
比較部25の実施例について説明する。図15に、図1
1のクロック周波数比較部25の回路例を示す。クロッ
ク周波数比較部25は、送信クロックを一定時間カウン
トする送信クロックカウンタ部26、受信クロックをカ
ウントする受信クロックカウンタ部28、送信クロック
と受信クロックをカウントするタイミングの同期をとる
タイミング同期部27及び送信クロック及び受信クロッ
クの周波数に相当するカウント値を比較し、その比較結
果としてクロック幅にバイナリデータbdtを出力する
周波数比較部29とから構成される。
【0075】図15に示すように、設定時間Tが、送信
クロックカウンタ部26に入力される。この設定時間T
とは、周波数を比較するためのサンプル時間のことであ
る。また、この設定時間Tは、外部設定入力により与え
られるものであり、たとえば、設定時間が2種類の場合
設定時間T1時“0”を入力、設定時間T2時“1”を
入力するという様に使用する。
【0076】このクロック周波数比較部25の動作概要
を次に示す。まず設定時間Tが入力されると送信クロッ
クカウンタ部26は、送信クロックsckに同期して設
定時間毎にタイミングパルスP1を出力する。次にこの
タイミングパルスP1がタイミング同期部27に入力さ
れると、データ受信クロックrckに同期させられる。
【0077】受信クロックカウンタ部28で、データ送
信クロックに同期した設定時間毎のタイミングパルス間
隔で送信クロックカウンタ値をラッチし、周波数比較部
29で設定時間T、つまり受信クロックカウンタ値と送
信クロックカウンタ値を比較し、受信クロックrckで
生成されるデータ乗換タイミングが受信クロックの何ク
ロック分必要かを示すクロック周波数比較情報、すなわ
ちクロック幅バイナリデータを出力する。
【0078】次に、図15の各部の動作を説明する。送
信クロックカウンタ部26では、フリップフロップCT
R1及びデコーダDEC(Y−1)によって0〜(Y−
1)までカウントし、CTR1の出力をデコーダDEC
(Y/2−1)でデコードし、このデコード出力をフリ
ップフロップFF11のJ端子及びK端子に入力し、F
F1のQ端子から、Y周期のDUTYが50%となるパ
ルスP1を出力する。ここでYとは、設定時間の周期を
意味する。
【0079】タイミング同期部27では、このパルスP
1を入力とし、FF12、FF13及びFF14等を用
いてそのパルスP1の立ち上がり検出を行うことによっ
て、FF4のQ端子から受信クロックrckに同期した
受信クロックの1クロック幅のパルスP2を出力する。
受信クロックカウンタ部28では、この1クロック幅の
パルスP2が入力されるごとに、フリップフロップCT
R2のQ端子から出力されるカウンタパルスを、フリッ
プフロップFF15がラッチする。このときCRT2に
は、“0”がロードされる。ここで、FF15のQ端子
からの出力P3は、送信クロックsckのYクロック幅
の中に受信クロックrckが何クロックあるかを示して
いる。
【0080】周波数比較部29において、COMP1,
2及び3は比較器であり、比較器のQ端子からは設定値
以上の入力データがあった場合にパルスを出力し、XQ
端子からは設定値以下の入力データがあった場合にパル
スを出力するものである。
【0081】また、RGは、設定時間変換器であり、設
定時間Tによって与えられるCTR2に対応する設定値
(設定値2Y−1、Y−1、Y/2−1)にそれぞれ変
換するものである。ここで2Y−1は、設定時間の2
倍、Y−1は設定時間の1倍、Y/2−1は設定時間の
1/2倍の値に相当する。
【0082】比較器1〜3において、FF15のQ端子
から出力されたデータP3が、(Y/2−1)以下の場
合は、COMP1のみがアクティブとなり、セレクタC
ODから“01”、すなわち1クロック幅ということを
示すクロック幅バイナリデータbdtを出力し、データ
P3が(Y/2−1)以上(Y−1)以下の場合には
“10”、すなわち2クロック幅ということを示すbd
tを出力し、データPが(Y−1)以上(2Y−1)以
下の場合は“11”すなわち3クロック幅であるという
ことを示すbdtを出力する。
【0083】以上に、送信クロックと受信クロックの周
波数を比較して、クロック幅バイナリデータを生成する
ためのクロック周波数比較部25の構成及び動作の一例
を示したが、これに限定されるものではない。
【0084】実施例4:図16に、この発明の実施例4
のデータ乗換回路を示す。前記した実施例1及び2に示
したデータ乗換回路は、送信クロック及び受信クロック
の周波数が予めわかっている場合に適用することが好ま
しい。また実施例3では、送信クロックと受信クロック
の周波数とが未知の場合にも適用できるように、データ
乗換タイミングを示すパルス信号のパルス幅を制御する
ものである。
【0085】ここでは、実施例3のようなパルス幅の制
御をすることなく、送信クロックと受信クロックの周波
数に差がある場合でも、検出データの乗り換えが正常に
可能なデータ乗換回路の例を示す。
【0086】図16において、回路構成は図7に示した
ものとほぼ同様であるが、データ乗換タイミング同期部
22の回路構成が異なる。すなわち、データ乗換タイミ
ング同期部22は、図16に示すようにデータ乗換タイ
ミングによる立上り及びデータ乗換後の立下りを生成す
る第1タイミング制御部30、データ乗換後に立上り及
びデータ乗換タイミング待機時に立下りを生成する第2
タイミング制御部31、データ乗換後に立上りパルスを
生成する第1タイミング同期部32、第1タイミング制
御部30の出力p4を送信クロックに同期させ、立上り
パルスと立下りパルスを生成する第2タイミング同期部
33とから構成される。
【0087】次に、この実施例のデータ乗換回路の動作
概要を示す。データ乗換タイミング生成部23におい
て、カウンタCTRによって0からXまでカウントし、
カウント値がXになったときにデコーダDECからパル
スが出力され、さらにFF1から受信クロックrckに
同期したパルス信号dt1が出力される。データ検出部
24では、フリップフロップFF2のEN端子に前記パ
ルス信号dt1が入力されて、受信データdinから特
定位置に存在する検出データdt2を抜き出す。以上の
動作は、図7に示した実施例1と同様である。
【0088】以下に述べるデータ乗換タイミング同期部
22の動作が、この実施例4の特有の動作であり、これ
によってパルス幅の制御をすることなく、データ乗換え
が実現される。すなわち、パルス信号dt1のパルス幅
を大きくすることによって、送信クロックの周波数の高
低にかかわらず、検出データdt2を乗り換えるための
タイミングを生成する。
【0089】図17に、この実施例4のデータ乗換回路
のタイムチャートを示す。まず、第1タイミング制御部
30において、フリップフロップFF3のJ入力端子
に、データ乗換タイミング生成部13のFF1から出力
されるパルス信号dt1が入力される。これによって、
FF3はセットされて、図17に示すようなタイミング
信号P4が立ち上がる。
【0090】第2タイミング同期部33では、このタイ
ミング信号P4が入力されて、フリップフロップFF
4、FF5及びAND回路AD2によって、送信クロッ
クsckに同期した立ち上がり検出パルスP5を生成す
る。この立ち上がり検出パルスP5は、データ乗換部2
1のFF6のEN端子に入力され、実施例1と同様にデ
ータ乗換部21で検出信号dt2が送信クロックsck
に乗り換えられる。この乗り換えるタイミングは図17
に示すように、検出データdt2の変化点より後方であ
り、実施例1と同様なタイミングである。
【0091】また、第2タイミング同期部33では、F
F4、FF5及びAND回路AD2によってタイミング
信号P4から送信クロックsckに同期した立ち下がり
検出パルスP8を生成する。第2タイミング制御部31
は、フリップフロップFF7からなり、第2タイミング
同期部33で生成された立ち上がり検出パルスP5がJ
入力端子に入力され、立ち下がり検出パルスP8が、K
入力端子に入力される。FF7は、J入力端子に入力さ
れた立ち上がりパルスP5によってセットされ、タイミ
ングパルスP6を出力する。
【0092】このタイミングパルスP6は、第1タイミ
ング同期部32に入力されフリップフロップFF8、F
F9及びAND回路AD4によって、受信クロックrc
kに同期した立ち上がり検出パルスP7が生成される。
この立ち上がり検出パルスP7は、第1タイミング制御
部30のFF3をリセットし、データ乗換タイミング同
期部22を次のデータ乗換の待機状態にするためのもの
である。すなわち、立ち上がり検出パルスP7はFF3
のK入力端子に入力され、FF3をリセットし、タイミ
ング信号P4を立ち下げる。
【0093】第2タイミング同期部33では、このタイ
ミング信号P4の立ち下がりを検出することによって、
AND回路AD3から立ち下がり検出パルスP8が出力
される。さらに、この立ち下がり検出パルスP8は、第
2タイミング制御部31のFF7のK入力端子に入力さ
れて、FF7をリセットする。FF7がリセットされる
ことにより、タイミングパルスP6は立ち下がり、その
結果、データ乗換タイミング同期部22の各部は、次の
データ乗換の待機状態となる。
【0094】以上のように、データ乗換タイミング同期
部22を構成し、送信クロックに同期した乗換タイミン
グを生成することによって、送信クロックと受信クロッ
クの周波数に差がある場合でも、両クロックの周波数の
差を検出してデータ乗換タイミングを示すパルス信号の
パルス幅を制御することなく、検出データのクロック乗
換えをすることが可能となる。
【0095】実施例5:図18に、この発明の実施例5
のデータ乗換回路を示す。ここでは、前記した実施例に
示したように、受信クロックからデータ乗換タイミング
を生成することなく、送信クロックを用いて検出データ
を乗り換える実施例を示す。
【0096】この実施例5では、送信クロックsckを
生成するためのマスタークロックmckとして、受信ク
ロックrckよりも十分高い周波数のものが使用される
ことを前提とする。この送信クロックのマスタクロック
mckは、データ乗換回路の外部から与えられるもので
あり、たとえば、このデータ乗換回路を含むデータ伝送
制御装置を内部で発生させられる。図18において図示
していないが、実施例1に示したようなデータ検出部2
4により挿出された検出データdt2が生成される。
【0097】この実施例は、マスタクロックmckから
送信クロックsckを生成する送信クロック生成部3
4、検出データdt2をマスタクロックmckに同期さ
せる検出データ同期部36、検出データ同期部36で取
り込まれたデータを時間的にずらせて、データの変化点
が存在しないタイミングを判定するデータ乗換タイミン
グ判定部35と、前記実施例でも用いたデータ検出部2
4及びデータ乗換部21とから構成される。
【0098】図19に、この実施例のデータ乗換のタイ
ムチャートを示す。図19に示すように、送信クロック
のマスタクロックmckは、受信クロックrckに比べ
て十分速い周波数であるものとする。送信クロック生成
部34は、1/N分周期であり、マスタクロックmck
を1/Nに分周し、送信クロックsckを生成する。
【0099】検出データ同期部26は、Dフリップフロ
ップFF1、FF2から構成され、入力された検出デー
タdt2をマスタクロックmckに同期させて、マスタ
クロックmckの周期分だけ時間的にずれたデータdt
7をFF2のQ端子から出力する。
【0100】データ乗換タイミング判定部35は、フリ
ップフロップFF3、FF4とE−NOR回路によって
構成され、マスタクロックの3周期分の検出データを監
視しデータ乗換タイミングを生成する。すなわち、デー
タ乗換タイミング判定部35のFF3及びFF4によっ
てFF2から出力されたデータdt7の1クロック前及
び2クロック前のデータ(dt8、dt9)を検出し、
データdt7、dt8及びdt9を、E−NOR回路に
入力する。
【0101】E−NOR回路では、この入力された3つ
のデータが一致するかどうかが判定され、3つのデータ
がすべて一致した場合にのみ、図19に示すようなタイ
ミングパルスP9を出力する。ここで、3つのデータが
すべて一致することは、データの変化点が存在しないタ
イミングであり、このタイミングでデータ乗換えをすれ
ば、乗り換え誤りが発生することはない。さらに、タイ
ミングパルスP9は、データ乗換部21のFF5のEN
端子にイネーブル信号として入力される。
【0102】FF5では、このタイミングパルスP9が
出力されている状態(‘H’レベル)で、データdt7
が送信クロックに乗り換えられ、乗換後データdout
として出力される。
【0103】以上のように、送信クロックのマスタクロ
ックの周波数が受信クロックの周波数よりも十分高い場
合には、送信クロックのマスタクロックに同期した複数
周期分の検出データが一致するかどうかを監視すること
によって、受信クロックを用いたデータ乗換タイミング
を生成することがなく、簡単な回路構成を備えるだけで
検出データの乗換えが可能である。
【0104】なお、この実施例の様なデータ乗換タイミ
ング判定部25の構成では送信クロックのマスタクロッ
クの周波数が受信クロックの周波数に比べて、4倍程度
高い場合に、この実施例5を適用することが可能であ
り、特に5倍以上高い場合にこの実施例5を用いること
が好ましい。
【0105】実施例6:図20に、この発明の実施例6
のデータ乗換回路を示す。ここでは、受信クロックが送
信クロックよりも十分高い周波数を持つ場合に、送信ク
ロックの立ち上がりエッジのタイミングでは、検出デー
タの変化点が来ないように検出データをラッチし、前記
した実施例1のような受信クロックによる乗換タイミン
グを生成することなく、送信クロックのみを用いて検出
データを乗り換える実施例を示す。したがって、この実
施例6では、受信クロックが送信クロックよりも十分高
い周波数を持つことを前提とする。
【0106】図20においては、実施例1に示したデー
タ検出部24は図示していないが、データ検出部24に
おいて検出データdt2が生成される。この実施例は、
送信クロックを受信クロックによって微分する送信クロ
ック微分処理部37と、送信クロック微分処理部37か
ら出力される立ち上がり検出パルスP12をもとに受信
クロックのタイミングで検出データを取り込む検出デー
タラッチ部38と、前記実施例1でも用いたデータ検出
部24及びデータ乗換部21から構成される。
【0107】ただし、データ乗換部21において、乗換
タイミングを示す信号を入力することなく、送信クロッ
クのみを用いて検出データを乗り換えるように構成され
る点が前記実施例1などとは異なる。
【0108】図21に、この実施例のデータ乗換のタイ
ムチャートを示す。同図に示すように、受信クロックr
ckは送信クロックよりも十分高い周波数を持つものと
する。送信クロック微分処理部37は、たとえばフリッ
プフロップFF1、FF2及びAND回路AD5とから
構成される。FF1のD入力端子には送信クロックsc
kが入力される。
【0109】図21に示すように、FF1、FF2及び
AD5によって、送信クロックsckのエッジ検出パル
ス、すなわち送信クロックsckが微分された立ち上が
り検出パルスP12が生成される。このパルスP12は
受信クロックに同期しており、送信クロックの周期の間
隔で出力される。この立ち上がり検出パルスP12は検
出データラッチ部38に入力される。
【0110】検出データラッチ部38はフリップフロッ
プFF3からなり、検出データdt2を受信クロックr
ckに同期させてラッチするものである。このとき、F
F3のEN端子に前記した立上り検出パルスP12が入
力されるため、図21に示すようにP12の立下りのタ
イミングで検出データdt2がラッチされる。ラッチさ
れたデータは、dt10としてFF3から出力される。
【0111】このようにすることにより、ラッチされた
検出データdt2の変化点は、送信クロックの立ち上が
り時のタイミングには現われないようにすることができ
る。したがって、データ乗換部21では、特別に生成さ
れたデータ乗換タイミングで検出データの乗換えを行う
必要はないので、データ乗換部21を構成するFF4に
は、送信クロックsckをクロック入力端子CKに入力
するだけでよい。これにより、図21に示すように、デ
ータ乗換部21においてFF4のD入力端子に入力され
る検出データdt10は、確実に送信クロックに乗り換
えられる。
【0112】以上のように実施例6では、送信クロック
微分処理部37において、送信クロックsckの立ち上
がりエッジを検出して、立ち上がり検出パルスP12を
生成しているので、検出データdt2の変化点が送信ク
ロックsckの立上りエッジの位置に存在しないように
することが特徴である。
【0113】このようにすることによって、データ乗換
部21において、送信クロックのみを用いて正確に検出
データを乗り換えることが可能となる。したがって、受
信クロックが送信クロックよりも十分に高い周波数を持
つ場合には、受信クロックによる乗換タイミングを生成
する構成を有することなく、簡単な回路でデータ乗換回
路が実現できる。
【0114】なお、受信クロックの周波数が送信クロッ
クの周波数に比べて、2倍程度高い場合に、この実施例
6を適用することができ、3倍以上高い場合に、この実
施例6を用いることが特に好ましい。
【0115】
【発明の効果】この発明によれば、データ乗換タイミン
グ生成手段によってデータ乗換タイミングパルスを生成
し、これをデータ乗換タイミング同期手段によって送信
クロックに同期させ、この送信クロックに同期したデー
タ乗換タイミングパルスを用いて、受信データを送信ク
ロックに同期するように乗り換えているので、受信デー
タを誤って乗り換えるような状態が発生するのを防止す
ることができ、信頼性の高いデータ乗換回路を実現する
ことができる。
【0116】また、この発明によれば、データ検出手段
がデータ乗換タイミングパルスを用いて受信データの中
から特定位置のデータを検出データとして抜き出して、
データ乗換手段が送信クロックに同期した検出データに
変換するので、特定位置の検出データについて非同期の
クロック間の乗り換えを誤りなく行うことができる。
【0117】また、データ乗換タイミング同期手段にイ
ンバータ回路を設けてデータ乗換タイミングパルスを反
転させることによって、検出データの変化点が存在する
間はデータ乗り換えを行わず、データ乗換タイミングパ
ルスが入力された直後の送信クロックによって検出デー
タを送信クロックに同期するように乗り換えるので、デ
ータを誤って乗り換えるような状態は発生することがな
く、信頼性の高いデータ乗換回路を実現することができ
る。
【0118】また、データ乗換タイミング同期手段にパ
ルスの立下りを検出する立下り検出回路を設けることに
よって、この立下り検出パルス信号が出力されている時
にのみ、検出データを送信クロックに同期するように乗
り換えているので、データを誤って乗り換えるような状
態は発生することがない。
【0119】また、この発明によれば、クロック周波数
比較手段を設けて、クロック周波数比較手段から出力さ
れるクロック幅バイナリデータを受けてデータ乗換タイ
ミング生成手段がデータ乗換タイミングパルスのパルス
幅を制御しているので、送信クロック及び受信クロック
の周波数が未知の場合でも、確実にデータ乗換タイミン
グを生成することができる。
【0120】また、この発明によれば、データ乗換タイ
ミング同期手段が、第1及び第2のタイミング同期手段
と第1及び第2のタイミング制御手段とを備え、前記第
2のタイミング信号が前記第1タイミング同期手段に入
力され、第2の立上り検出パルス信号が、データ乗換手
段において受信クロックと送信クロックの周波数に関係
なく、検出データを送信クロックに同期するように乗り
換えることのできるタイミングで、データ乗換手段に入
力されるので、データ乗換タイミングを示すパルス信号
のパルス幅を制御することなく、検出データのクロック
乗換えをすることができる。
【0121】また、この発明によれば、送信クロック用
のマスタクロックに同期した検出データを一定時間監視
して複数クロック周期分同一の検出データが連続するか
どうかを判定し、検出テータの変化点が存在しないタイ
ミングを示しかつマスタクロックに同期したタイミング
パルスを生成するので、受信クロックからデータ乗換タ
イミングを生成することなく、送信クロックを用いて検
出データを乗り換えることができる。
【0122】また、この発明によれば、送信クロック微
分処理手段が、受信クロックを用いて送信クロックを微
分することにより送信クロックの立上りを検出して受信
クロックに同期しかつ送信クロックの周期間隔で出力さ
れる立上り検出パルスを出力し、検出データラッチ手段
が、この立上り検出パルスをもとに受信クロックのタイ
ミングで検出データを取り込むようにしているので、受
信クロックによる乗換タイミングを生成することなく、
送信クロックのみを用いて検出データを乗り換えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の基本構成ブロック図である。
【図2】この発明の第2の基本構成ブロック図である。
【図3】この発明の第3の基本構成ブロック図である。
【図4】この発明の第4の基本構成ブロック図である。
【図5】この発明の第5の基本構成ブロック図である。
【図6】この発明の第6の基本構成ブロック図である。
【図7】この発明の実施例1のデータ乗換回路の構成ブ
ロック図である。
【図8】この発明の実施例1のタイムチャートである。
【図9】この発明の実施例2のデータ乗換回路の構成ブ
ロック図である。
【図10】この発明の実施例2のタイムチャートであ
る。
【図11】この発明の実施例3のデータ乗換回路の構成
ブロック図である。
【図12】この発明の実施例3のタイムチャートであ
る。
【図13】この発明の実施例3のタイムチャートであ
る。
【図14】この発明の実施例3のタイムチャートであ
る。
【図15】図11に示したブロック周波数比較部25の
回路例である。
【図16】この発明の実施例4のデータ乗換回路の構成
ブロック図である。
【図17】この発明の実施例4のタイムチャートであ
る。
【図18】この発明の実施例5のデータ乗換回路の構成
ブロック図である。
【図19】この発明の実施例5のタイムチャートであ
る。
【図20】この発明の実施例6のデータ乗換回路の構成
ブロック図である。
【図21】この発明の実施例6のタイムチャートであ
る。
【図22】従来におけるデータの乗り換えの構成ブロッ
ク図である。
【図23】従来におけるデータの乗り換えのタイムチャ
ートである。
【符号の説明】
1 データ乗換手段 2 データ乗換タイミング同期手段 3 データ乗換タイミング生成手段 4 データ検出手段 5 クロック周波数比較手段 6 第1タイミング制御手段 7 第1タイミング同期手段 8 第2タイミング同期手段 9 第2タイミング制御手段 10 送信クロック生成手段 11 検出データ同期手段 12 データ乗換タイミング判定手段 13 送信クロック微分処理手段 14 検出データラッチ手段 21 データ乗換部 22 データ乗換タイミング同期部 23 データ乗換タイミング生成部 24 データ検出部 25 クロック周波数比較部 26 送信クロックカウレタ部 27 タイミング同期部 28 受信クロックカウンタ部 29 周波数比較部 30 第1タイミング制御部 31 第2タイミング制御部 32 第1タイミング同期部 33 第2タイミング同期部 34 送信クロック生成部 35 データ乗換タイミング判定部 36 検出データ同期部 37 送信クロック微分処理部 38 検出データラッチ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信クロックに同期した受信データの変
    化点情報であるデータ乗換タイミングパルスを前記受信
    クロックから生成するデータ乗換タイミング生成手段
    と、 前記乗換タイミング生成手段によって生成されたデータ
    乗換タイミングパルスを送信クロックに同期させるデー
    タ乗換タイミング同期手段と、 受信クロックに同期した受信データを、送信クロックに
    同期した前記データ乗換タイミングパルスを用いて、送
    信クロックに同期したデータに変換するデータ乗換手段
    とを備え、 受信データが同期しているクロックを受信クロックから
    送信クロックへ乗り換えることを特徴とするデータ乗換
    回路。
  2. 【請求項2】 前記データ乗換タイミング生成手段によ
    って生成されたデータ乗換タイミングパルスを用いて、
    受信データの中から特定位置のデータを抜き出し、受信
    クロックに同期した検出データとして出力するデータ検
    出手段をさらに備え、 前記データ乗換手段が、前記データ検出手段から出力さ
    れる検出データを、前記データ乗換タイミング同期手段
    によって送信クロックに同期させられたデータ乗換タイ
    ミングパルスを用いて、検出データの同期するクロック
    を受信クロックから送信クロックに乗り換えることを特
    徴とする請求項1記載のデータ乗換回路。
  3. 【請求項3】 前記データ乗換タイミング同期手段がイ
    ンバータ回路を備え、送信クロックに同期させられたデ
    ータ乗換タイミングパルスをこのインバータ回路で反転
    させて、データ乗換タイミング同期手段からデータ乗換
    手段へ出力し、 データ乗換手段が、この反転されたデータ乗換タイミン
    グパルスが入力された直後の送信クロックによって前記
    検出データを送信クロックに同期するように乗り換える
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ乗換回路。
  4. 【請求項4】 前記データ乗換タイミング同期手段がパ
    ルスの立下りを検出したパルス信号を生成する立下り検
    出回路を備え、 この立下り検出回路が、前記データ乗換タイミングパル
    スの立下りを検出した立下り検出パルス信号を生成し、 前記データ乗換手段が、この立下り検出パルス信号が出
    力されている時にのみ前記検出データを送信クロックに
    同期するように乗り換えることを特徴とする請求項2記
    載のデータ乗換回路。
  5. 【請求項5】 受信クロックの周波数と送信クロックの
    周波数とを比較するクロック周波数比較手段をさらに備
    え、 前記データ乗換タイミング生成手段が、前記クロック周
    波数比較手段から出力される比較結果であるクロック幅
    バイナリデータを受けて、前記データ乗換タイミングパ
    ルスのパルス幅を制御することを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載のデータ乗換回路。
  6. 【請求項6】 前記データ乗換タイミング生成手段が、
    前記乗換タイミングパルスのパルス幅を送信クロックの
    2クロック幅以上となるように制御することを特徴とす
    る請求項5記載のデータ乗換回路。
  7. 【請求項7】 前記データ乗換タイミング同期手段が、 前記データ乗換タイミング生成手段により生成された乗
    換タイミングパルスから第2の立上り検出パルス信号を
    生成するための第1のタイミング信号を生成する第1タ
    イミング制御手段と、 受信クロックに同期した第1の立上り検出パルスを生成
    する第1タイミング同期手段と、 前記第1のタイミング信号から送信クロックに同期した
    第2の立上がり検出パルス信号及び立下り検出パルス信
    号を生成する第2タイミング同期手段と、 前記第2の立上りパルス信号がセット情報として入力さ
    れ、かつ立下り検出パルス信号がリセット情報として入
    力され、前記第1の立上り検出パルスを生成するための
    第2のタイミング信号を送信クロックに同期させて生成
    する第2タイミング制御手段とから構成され、 前記第2のタイミング信号が前記第1タイミング同期手
    段に入力され、 第2の立上り検出パルス信号が、データ乗換手段1にお
    いて受信クロックと送信クロックの周波数に関係なく検
    出データを送信クロックに同期するように乗り換えるこ
    とのできるタイミングで前記データ乗換手段に入力され
    ることを特徴とする請求項2記載のデータ乗換回路。
  8. 【請求項8】 受信クロックに同期した受信データの変
    化点情報であるデータ乗換タイミングパルスを前記受信
    クロックから生成するデータ乗換タイミング生成手段
    と、 前記データ乗換タイミングパルスを用いて、受信データ
    の中から特定位置のデータを抜き出し、受信クロックに
    同期した検出データとして出力するデータ検出手段と、 外部から供給される送信クロック用のマスタクロックを
    分周して送信クロックを生成する送信クロック生成手段
    と、 前記検出データを前記マスタクロックに同期させる検出
    データ同期手段と、 マスタクロックに同期した検出データを一定時間監視し
    て複数のクロック周期分にわたって同一の検出データが
    連続するかどうかを判定し、検出データの変化点が存在
    しないタイミングを示しかつマスタクロックに同期した
    タイミングパルスを生成するデータ乗換タイミング判定
    手段と、 前記マスタクロックに同期した検出データを、前記タイ
    ミングパルスを用いて前記送信クロックに同期するよう
    に乗り換えるデータ乗換手段とを備えることを特徴とす
    るデータ乗換回路。
  9. 【請求項9】 受信クロックに同期した受信データの変
    化点情報であるデータ乗換タイミングパルスを前記受信
    クロックから生成するデータ乗換タイミング生成手段
    と、 前記データ乗換タイミングパルスを用いて、受信データ
    の中から特定位置のデータを抜き出し、受信クロックに
    同期した検出データとして出力するデータ検出手段と、 受信クロックを用いて送信クロックを微分することによ
    り、送信クロックの立上りを検出し、受信クロックに同
    期しかつ送信クロックの周期間隔で出力される立上り検
    出パルスを出力する送信クロック微分処理手段と、 この立上り検出パルスをもとに受信クロックのタイミン
    グで検出データを取り込む検出データラッチ手段と、 前記検出データラッチ手段によって取り込まれた検出デ
    ータを、前記送信クロックに同期させるデータ乗換部と
    を備えることを特徴とするデータ乗換回路。
JP7038772A 1995-02-27 1995-02-27 データ乗換回路 Withdrawn JPH08237232A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6363132B1 (en) 1997-08-26 2002-03-26 Nec Corporation Asynchronous data conversion system for enabling error to be prevented
US7197097B2 (en) 2002-10-02 2007-03-27 Nec Corporation Apparatus and method for re-synchronization of transmitted serial signal of data frame and idle pattern
US8111794B2 (en) 2010-04-27 2012-02-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Data synchronizer for synchronizing data and communication interface including the same
JPWO2015079943A1 (ja) * 2013-11-27 2017-03-16 ソニー株式会社 信号処理装置、信号処理方法、並びにプログラム

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