JPH09139733A - クロック選択回路 - Google Patents

クロック選択回路

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JPH09139733A
JPH09139733A JP7319683A JP31968395A JPH09139733A JP H09139733 A JPH09139733 A JP H09139733A JP 7319683 A JP7319683 A JP 7319683A JP 31968395 A JP31968395 A JP 31968395A JP H09139733 A JPH09139733 A JP H09139733A
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JP
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signal
phase
clock
circuit
clock pulse
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JP7319683A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nonoguchi
健一 野々口
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤ったクロック信号の選択を防止するクロッ
ク選択回路を提供すること。 【解決手段】 互いに位相の異なる複数M系列のクロッ
クパルス列の中から、受信バースト信号の立ち上がりま
たは立ち下がりの変化点の検出タイミングに基づいて受
信バースト信号に位相同期するパルス列を選択してクロ
ック選択回路であって、受信バースト信号の立ち上がり
または立ち下がりの変化点の検出タイミングを示す信号
をM系列分保持するM個の信号保持部11〜14と、各
信号保持部11〜14からの正転出力信号を一方入力端
に入力するとともに、一方入力端に出力を行う信号保持
部の次相(但し、M相の次は1相)の信号保持部11〜
14からの反転出力信号を他方入力端に入力するM個の
アンドゲート15〜18とを備え、アンドゲート15〜
18からの出力信号を相選択信号として次段に出力して
なるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多相選択法を用い
たクロック抽出回路の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信システムにおいて、受信信号
を復調するためには、その受信信号の位相に同期したク
ロック信号を抽出する必要がある。このようなクロック
信号の抽出方法としては、PLL(Phase Locked Loop
)法,多点サンプリング法,多相選択法が一般に知ら
れており、受信信号がバースト的である場合には、以下
に述べる理由から多相選択法を用いたものが有効である
ということが従来より一般的となっている。
【0003】すなわち、PLL法では、位相同期確立に
時間がかかるため、受信信号がバースト的である場合に
は、相引き込み時間の制限から除外されることになる。
また、多点サンプリング法では、伝送速度の数倍のクロ
ック信号を必要とし、実際には、入力信号の数倍〜数十
倍の高速クロックが要求されるため、回路を構成する場
合に高速素子が必要となって経済性,発熱等の問題があ
る。
【0004】図26は、従来の多相選択法によるクロッ
ク抽出回路の一例を示すブロック図である。図26に示
す用にクロック抽出回路51は、多相クロック発生回路
52、変化点検出回路53、クロック選択回路54、ク
ロック決定回路55、決定結果保持回路56、セレクタ
57から構成されている。
【0005】多相クロック発生回路52は、互いに位相
の異なる複数M系列のクロックパルス列を生成するもの
であり、この複数M系列のクロックパルス列から受信バ
ースト信号に位相同期するパルス列を、変化点検出回路
55〜セレクタ57によって構成される選択出力手段に
よって選択して出力する。変化点検出回路53は、受信
バースト信号の立ち上がりまたは立ち下がりの変化点を
検出するものである。
【0006】クロック選択回路54は、変化点検出回路
53の変化点検出タイミングと実質的に同じタイミング
のパルスを含むパルス列をM系列のクロックパルス列か
ら選択するものであり、クロック決定回路55は、クロ
ック選択回路54の選択結果に基づいて実際に選択すべ
きパルス列を決定するものである。決定結果保持回路5
6は、クロック決定回路55の出力を新たな出力がある
まで保持するものであり、セレクタ57は、決定結果保
持回路56の出力にしたがってM系列のクロックパルス
列の一つを選択して出力するものである。
【0007】以上の構成において、多相クロックパルス
列から受信バーストの変化点の位相と同期するものを選
択して、そのまま使用するのではなく、一旦選択した後
に、そのクロックパルス列が正しく選択されているか否
かを判定し、実際に使用するパル列を決定する。一度決
定されたクロックパルス列については、新たな決定が行
われるまで保持する。これによって、雑音等により誤っ
たクロックパルス列が選択されたときでも、そのまま実
際の選択を行うのではないため、データの識別誤りの発
生を防止している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】多相選択法は、マスタ
クロック信号を遅延回路で多相化し、これらのうちの入
力信号の位相に最も近いものを選択する方法であり、入
力信号よりも高速のクロック信号は不要であり、また、
選択のための処理時間が必要となるものの比較的短いプ
リアンブル長でクロックを抽出できること等の優れた長
所を有する。
【0009】しかしながら、多相選択法にあっても、受
信データのジッタ、あるいは、使用デバイスの特性によ
って不適当なクロック信号を抽出する可能性があるとい
う問題点があった。また、多相選択法を採用したクロッ
ク抽出回路において、図27に示すように、変化点クロ
ックが2つの相にまたがった点となった場合、選択回路
によって相の選択ができなかったり、2つの相を同時に
選択してしまう場合があるという問題点があった。
【0010】本発明の課題は、上記問題点を解消し、誤
ったクロック信号の選択を防止するクロック選択回路を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のクロック
選択回路は、互いに位相の異なる複数M系列のクロック
パルス列の中から、受信バースト信号の立ち上がりまた
は立ち下がりの変化点の検出タイミングに基づいて受信
バースト信号に位相同期するパルス列を選択するクロッ
ク選択回路であって、受信バースト信号の立ち上がりま
たは立ち下がりの変化点の検出タイミングを示す信号を
M系列分保持するM個の信号保持部と、前記各信号保持
部からの正転出力信号を一方入力端に入力するととも
に、一方入力端に出力を行う信号保持部の次相(但し、
M相の次は1相)の信号保持部からの反転出力信号を他
方入力端に入力するM個のアンドゲートと、を備え、前
記アンドゲートからの出力信号を相選択信号として次段
に出力してなるように構成している。
【0012】この場合、請求項2に記載するように、前
記信号保持部によってM系列のデューティー50%のク
ロックパルス列を受信バースト信号の変化点で各々保持
するとともに、前記アンドゲートによって各信号保持部
によって保持された位相をそれぞれ比較してパルス列を
選択することが好ましく、また、請求項3に記載するよ
うに、M系列のクロックパルス列を奇数とし、選択した
相に対して相反する相の反転出力に基づいて相選択信号
を出力することが有効である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の一実施形態を図
1〜図9に基づいて説明する。図1は、本実施形態にお
ける位相同期クロック抽出回路の概略構成を示すブロッ
ク図であり、図2は、図1における各ノードの波形図を
示す。なお、図1において、図20に示す従来例と同一
要素部分には同一符号を付している。
【0014】図1に示すように、位相同期クロック抽出
回路1は、大別して、それぞれ位相の異なる複数のM系
列クロックパルス列を生成する多相クロック発生回路2
と、この複数のM系列クロックパルス列から、受信バー
スト信号に位相同期するパルス列を選択して出力する選
択手段3とからなり、さらに、この選択手段3は、変化
点検出回路4、クロック選択回路5、クロック決定回路
6、決定結果保持回路7、セレクタ回路8、Dラッチ回
路9から構成されている。
【0015】多相クロック発生回路2は、基準となるク
ロック信号(以下、基準クロック信号)を所定時間シフ
トしていくことにより、多相クロック信号を生成するも
のであり、本例では、基準クロック信号C1を含めてM
相分のクロック信号C1,…,CMを生成している。変
化点検出回路4は、受信バースト信号Aの変化点(クロ
ック立ち上がり点及びクロック立ち下がり点)を検出す
るものであり、クロック選択回路5は、変化点検出回路
4から出力される変化点検出タイミング信号Bに基づい
て、受信バースト信号Aを取り込むべきクロックパルス
信号をラッチし、M系列クロックパルス列の変化点があ
る相を選択するものである。
【0016】クロック決定回路6は、クロック選択回路
5による選択結果に基づいて、実際に選択すべきクロッ
クパルス列を決定するものであり、決定結果保持回路7
は、クロック決定回路6からの出力を新たな出力がある
まで保持するものである。セレクタ回路8は、決定結果
保持回路7の出力に基づいて、M系列クロックパルス列
のいずれか一つを選択して出力するものであり、この抽
出された抽出クロック信号Fは、外部に出力されるとと
もに、Dラッチ回路9のクロック端子CKに入力され
る。
【0017】図2では、受信バースト信号Aのタイミン
グで入力されたものが結果的に抽出クロック信号Fのク
ロックパルス位相が抽出されたことになっている。実際
には、抽出された抽出クロック信号Fをクロックパルス
信号として、受信バースト信号AをES(Erastic Stor
e )あるいはFIFO(First In First Out)メモリに
取り込み、受信バースト信号Aを装置内クロック位相に
乗せ換えることに使用される。M系列のクロックパルス
列の中から適切なパルス列を決定するためには、クロッ
ク選択回路5及びクロック決定回路6をいかなる回路に
するかが重要なポイントとなる。
【0018】すなわち、位相同期クロック抽出方式で
は、データ伝送速度が速い場合には、受信データのジッ
タ、受信データの劣化によるデューティーの偏差、ま
た、本回路のデバイスの特性による各M系列のクロック
パルス列間の遅延量及び偏差、さらには、それによる各
M系列のクロックパルス列のデューティーの偏差等によ
って誤ったクロック信号を選択しないように考慮しなく
てはならない。この問題を解決するのが、クロック選択
回路5の役割となる。また、前述の理由にて、誤って選
択されたクロックパルス信号を実際には決定しないよう
に考慮するのがクロック決定回路6の役割となる。
【0019】以下に示す実施形態では、クロック選択回
路5に着目したものであり、図3は、本実施形態におけ
るクロック選択回路の回路図であり、本例では、4系列
の場合を例に採り説明する。なお、以下の説明におい
て、各クロックパルス相間において理想的な遅延量を1
/(F・M)(すなわち、受信バーストデータ長1/F
をM分割した時間)とした場合を基準として遅延量の大
・小を表し、50%のデューティー比を基準としてデュ
ーティーの大・小を表している。
【0020】図3において、本例でのクロック選択回路
5は、相1〜相4のクロック信号を処理するため、Dフ
リップフロップ回路11〜14、アンドゲート15〜1
8から構成されている。各Dフリップフロップ回路11
〜14の入力端には、多相クロック発生回路2により発
生された各相(4相)分のクロックパルス信号が入力さ
れ、このクロックパルス信号を、変化点検出回路4から
の変化点検出パルスによってラッチする。そして、これ
らの各Dフリップフロップ回路11〜14の出力端を隣
り合うアンドゲート15〜18の一方入力端にそれぞれ
接続する。これによって、隣り合う出力が“L”,
“H”となることを次段のアンドゲート15〜18で検
出し、ここで検出された信号のクロックパルス信号が選
択される。
【0021】次に上述実施形態の作用について、図4〜
図9を参照して説明する。図4は、図3におけるクロッ
ク選択回路5によって相1を選択する場合の波形図を示
す。まず、系列数となるMの値の決定方法について述べ
る。本発明の最終的な目的は、クロック抽出回路1によ
り抽出されたクロックパルスによって受信バースト信号
Aを誤りなく取り込むことであるが、Mの値を決定する
には、受信バースト信号の伝送速度Fと、信号を取り込
むべきフリップフロップ等のセットアップタイムTst、
ホールドタイムThdとの関係から決定すべきである。
【0022】図5は、相1が選択される場合の例を示し
たものである。相1が選択される場合には、受信バース
ト信号Aの変化点が変化点1〜変化点2の範囲内にある
ときに選択されることになる。したがって、伝送速度を
F、ホールドタイムをThdとすると、 {(1/2)−(1/M)}・1/F > Thd となるようなMの値を決めるべきであり、また、受信バ
ースト信号Aのジッタによるデータのデューティの偏差
を±d%とすると、 {(1/2)−(1/M)}・(1−d/100)・1
/F > Thd となるようなMの値を決めればよい。
【0023】そして、セットアップタイムTstについ
て、本例では、(1/2)×(1/F)のホールドタイ
ムThdより充分な余裕があることが明らかであるため、
考慮せずともよいことがわかる。さらに、実際の設計に
あたっては、多相クロック発生回路2の各相の遅延量が
必ずしも理論値通りに設定できず、変動が生じること、
また、各相のクロックパルス信号のデューティーが必ず
しも50%でなく、変動が生じること等を考慮にいれる
必要がある。
【0024】図6は、各相のクロックパルス信号の遅延
量が大の場合の例、図7は、各相のクロックパルス信号
の遅延量が小の場合の例を示す波形図であり、図8は、
各相のクロックパルス信号のデューティーが大の場合の
例、図9は、各相のクロックパルス信号のデューティー
が小の場合の例を示す波形図である。図6〜図9に示す
ように、ホールドタイムThdの余裕がさらになくなる場
合がある。
【0025】このように本例では、クロックパルス信号
の遅延量及びデューティーが大きくなるように設計すべ
きであることがわかる。また、逆に、クロックパルス信
号の遅延量が小さく、または、デューティーが小さくな
る場合については、Mの値もそれ相当の配慮し、決定す
べきであることがわかる。すなわち、クロック選択回路
5を上記したように構成することで、クロックパルス信
号を変化点毎に必ず1つ選択することができ、確実に受
信バースト信号を取り込んで誤選択を回避することがで
きる。
【0026】ここで、クロックパルス信号の遅延量の大
・小についてどちらがよいかという理由を説明する。図
6では、相1が選択される相の範囲が他の相が選択され
る範囲と比較して極端に狭く、図7では、相1が選択さ
れる相の範囲が他の相が選択される範囲と比較して極端
に広いことがわかる。すなわち、図7において、相1が
選択される場合、クロックパルス(相1)とデータとの
間隔が狭くなり、ホールドタイムThdのマージンが少な
くなって誤動作を引き起こす可能性がある。図6では、
M=4であるにもかかわらず、M=3と同様の動作が得
られる。このように、クロックパルス信号の遅延量は大
きい方がよいということがわかる。
【0027】次に、クロックパルス信号のデューティの
大・小についてどちらがよいかという理由を説明する。
図8及び図9において、最悪の場合に選択されたクロッ
クパルス信号をみると、図8に示す方がクロックパルス
信号に対するデータのホールドタイムThdのマージンが
大きくとれていることがわかる。このように、クロック
パルス信号のデューティも大きい方がよいということが
わかる。
【0028】ところで、クロックパルス信号の遅延量が
小さい場合、また、デューティが小さい場合には、Mの
値を増やすことにより、ホールドタイムThdを満足させ
ることができる。しかし、Mの値を大きくするというこ
とは、回路規模も大きくなって価格,消費電力,故障率
の面で不利となる。したがって、適切なMの値を決定す
ることは重要なファクターとなる。
【0029】以下、本願発明の他の実施形態を図10,
図11に基づいて説明する。図10は、本実施形態にお
けるクロック選択回路の回路図であり、図11は、図1
0におけるクロック選択回路5’によって相4を選択す
る場合の波形図を示す。なお、図10において、図3に
示す実施形態と同一要素部分には同一符号を付してい
る。
【0030】前実施形態におけるクロック選択回路5で
は相1を選択していたが、本実施形態におけるクロック
選択回路5’では相4を選択するように構成されてい
る。具体的には、本実施形態におけるクロック選択回路
5’もクロック選択回路5と同様の構成となっている
が、図3において、相1〜相4に対応するアンドゲート
15〜18の出力順が、図10では、アンドゲート1
6’〜18’,15’となって1相ずつずれている。
【0031】また、前実施形態の場合、ホールドタイム
Thdについて考慮する必要があったが、本実施形態で
は、セットアップタイムTstについて同様な考慮が必要
となっている。すなわち、前実施形態では、ホールドタ
イムThdにのみ考慮すればよく、本実施形態では、セッ
トアップタイムTstにのみ考慮すればよいことになる。
これは、換言すると、前実施形態では、ホールドタイム
Thdの余裕が少なく、本実施形態では、セットアップタ
イムTstの余裕が少ないということになる。
【0032】次に、セットアップタイムTst,ホールド
タイムThd共に余裕を配分する方法を説明する。以下、
本願発明のさらに他の実施形態を図12〜図14に基づ
いて説明する。図12は、本実施形態における位相同期
クロック抽出回路の概略構成を示すブロック図であり、
図13は、本実施形態におけるクロック選択回路の回路
図である。なお、図12〜図14において、図1及び図
3に示す実施形態と同一要素部分には同一符号を付して
いる。
【0033】図12に示す位相同期クロック抽出回路
1’おいて、図1に示す位相同期クロック抽出回路1と
の差異は、セレクタ回路8の出力が反転出力となってい
る点にある。また、図3の実施形態におけるクロック選
択回路5では相1を選択していたが、本実施形態におけ
るクロック選択回路5”では相3を選択するように構成
されている。具体的には、本実施形態におけるクロック
選択回路5”もクロック選択回路5と同様の構成となっ
ているが、図3において、相1〜相4に対応するアンド
ゲート15〜18の出力順が、図13では、アンドゲー
ト17”,18”,16”,15”となっている。
【0034】図14は、図13におけるクロック選択回
路によって相3を選択する場合の波形図である。まず、
図14に示すようなタイミングで受信バースト信号Aが
入力された場合、相3のクロックパルス信号を選択し、
実際は、相3の立ち下がり(この場合、反転信号の立ち
上がり)で受信バースト信号Aを取り込む。ここでは、
図3に示す実施形態との差異はみられないが、各相のク
ロックパルス信号の遅延量が理論値と異なったときや、
各相のクロックパルス信号のデューティー比が50%で
ないときに差異が現れてくる。
【0035】図15は、図13におけるクロック選択回
路による相3の選択範囲を示す波形図、図16は、各相
のクロックパルス信号の遅延量が大の場合の例、図17
は、各相のクロックパルス信号の遅延量が小の場合の例
を示す波形図であり、図18は、各相のクロックパルス
信号のデューティーが大の場合の例、図19は、各相の
クロックパルス信号のデューティーが小の場合の例を示
す波形図である。
【0036】第三実施形態と第一実施形態とを対比させ
ると、論理値に関しては、第一実施形態も第三実施形態
もデータとクロックとの関係は同じである。そして、図
5〜図9と図15〜図19とをそれぞれ比較すると、図
16,図17,図19では、ホールドタイムThdのマー
ジンが大きくとることができ、また、図18では、マー
ジンが少なくなるものの、問題のない程度であると考え
られる。したがって、第一実施形態と比較して第三実施
形態の方が設計負担が軽減され、余裕度も大きくとれる
ことがわかる。
【0037】以上までの説明は、4系列のクロックパル
ス列の場合について述べたが、Mが5、つまり、5系列
のクロックパルス列の場合については、図20に示すよ
うなタイミングとなる。すなわち、本実施形態では、相
3を選択する受信バースト信号Aの位相の範囲を考える
と、セットアップタイムTst,ホールドタイムThd共に
十分な余裕が分配されていることがわかる。
【0038】また、図21〜図24は、5系列のクロッ
クパルス列の場合の各波形例を示し、図21は、各相の
クロックパルス信号の遅延量が大の場合の例、図22
は、各相のクロックパルス信号の遅延量が小の場合の例
を示す波形図であり、図23は、各相のクロックパルス
信号のデューティーが大の場合の例、図24は、各相の
クロックパルス信号のデューティーが小の場合の例を示
す波形図である。
【0039】図25は、前述の第一実施形態〜第三実施
形態におけるセットアップタイムTst及びホールドタイ
ムThdのマージンをまとめたものである。
【0040】このように、各相のクロックパルスの遅延
量が理論値より異なった場合については、セットアップ
タイムTst,ホールドタイムThd共に余裕を分散するこ
とができ、各相のクロックパルス信号のデューティーが
50%ではない場合については、50%のときと全く差
異がないことがわかる。つまり、本実施形態の場合に
は、クロックデューティーには全く依存しないことにな
る。
【0041】以上説明したように、本発明では、クロッ
ク選択選択回路5によって、所望のクロック信号選択で
きない場合や、複数選択することを防止し、適切なクロ
ックパルス列を抽出することができる。また、クロック
パルス列を奇数列設けることによる不適当なクロックパ
ルス信号の抽出を回避することができる。
【0042】
【発明の効果】本発明では、変化点クロックが2つの相
にまたがるといったことがなく、確実に一つの相で選択
されるため、相の選択ができなかったり、複数の相を同
時に選択してしまうといった、誤ったクロック信号の選
択を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における位相同期クロック抽出回路
の概略構成を示すブロック図。
【図2】図1における各ノードの波形図。
【図3】第一実施形態におけるクロック選択回路の回路
図。
【図4】図3におけるクロック選択回路によって相1を
選択する場合の波形図。
【図5】図3におけるクロック選択回路による相1の選
択範囲を示す波形図。
【図6】各相のクロックパルス信号の遅延量が大の場合
の例を示す波形図。
【図7】各相のクロックパルス信号の遅延量が小の場合
の例を示す波形図。
【図8】各相のクロックパルス信号のデューティーが大
の場合の例を示す波形図。
【図9】各相のクロックパルス信号のデューティーが小
の場合の例を示す波形図。
【図10】第二実施形態におけるクロック選択回路の回
路図。
【図11】図10におけるクロック選択回路によって相
4を選択する場合の波形図。
【図12】本実施形態における位相同期クロック抽出回
路の概略構成を示すブロック図。
【図13】第三実施形態におけるクロック選択回路の回
路図。
【図14】図13におけるクロック選択回路によって相
3を選択する場合の波形図。
【図15】図13におけるクロック選択回路による相3
の選択範囲を示す波形図。
【図16】各相のクロックパルス信号の遅延量が大の場
合の例を示す波形図。
【図17】各相のクロックパルス信号の遅延量が小の場
合の例を示す波形図。
【図18】各相のクロックパルス信号のデューティーが
大の場合の例を示す波形図。
【図19】各相のクロックパルス信号のデューティーが
小の場合の例を示す波形図。
【図20】5系列のクロックパルス列を用いる場合の波
形図。
【図21】各相のクロックパルス信号の遅延量が大の場
合の例を示す波形図。
【図22】各相のクロックパルス信号の遅延量が小の場
合の例を示す波形図。
【図23】各相のクロックパルス信号のデューティーが
大の場合の例を示す波形図。
【図24】各相のクロックパルス信号のデューティーが
小の場合の例を示す波形図。
【図25】各実施形態におけるマージンの程度を示す
図。
【図26】従来の多相選択法によるクロック抽出回路の
一例を示すブロック図。
【図27】従来の多相選択法の問題点を説明するための
波形図。
【符号の説明】
1 位相同期クロック抽出回路 2 多相クロック発生回路 3 選択手段 4 変化点検出回路 5 クロック選択回路 6 クロック決定回路 7 決定結果保持回路 8 セレクタ回路 9 Dラッチ回路 11〜14 Dフリップフロップ回路 15〜18 アンドゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに位相の異なる複数M系列のクロック
    パルス列の中から、受信バースト信号の立ち上がりまた
    は立ち下がりの変化点の検出タイミングに基づいて受信
    バースト信号に位相同期するパルス列を選択するクロッ
    ク選択回路であって、 受信バースト信号の立ち上がりまたは立ち下がりの変化
    点の検出タイミングを示す信号をM系列分保持するM個
    の信号保持部と、 前記各信号保持部からの正転出力信号を一方入力端に入
    力するとともに、一方入力端に出力を行う信号保持部の
    次相(但し、M相の次は1相)の信号保持部からの反転
    出力信号を他方入力端に入力するM個のアンドゲート
    と、 を備え、 前記アンドゲートからの出力信号を相選択信号として次
    段に出力してなることを特徴とするクロック選択回路。
  2. 【請求項2】前記信号保持部によってM系列のデューテ
    ィー50%のクロックパルス列を受信バースト信号の変
    化点で各々保持するとともに、前記アンドゲートによっ
    て各信号保持部によって保持された位相をそれぞれ比較
    してパルス列を選択することを特徴とする請求項1記載
    のクロック選択回路。
  3. 【請求項3】M系列のクロックパルス列を奇数とし、選
    択した相に対して相反する相の反転出力に基づいて相選
    択信号を出力することを特徴とする請求項1または2記
    載のクロック選択回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6856658B1 (en) 1999-05-07 2005-02-15 Nec Corporation Digital PLL circuit operable in short burst interval
US7136434B2 (en) 2001-11-09 2006-11-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for detecting energy of tone signal
JP2012094975A (ja) * 2010-10-25 2012-05-17 Fujitsu Telecom Networks Ltd 光パケットスイッチ装置

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