JP6396438B2 - トリアゾール化合物およびガンマセクレターゼモジュレーターとしてのその使用 - Google Patents
トリアゾール化合物およびガンマセクレターゼモジュレーターとしてのその使用 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6396438B2 JP6396438B2 JP2016517274A JP2016517274A JP6396438B2 JP 6396438 B2 JP6396438 B2 JP 6396438B2 JP 2016517274 A JP2016517274 A JP 2016517274A JP 2016517274 A JP2016517274 A JP 2016517274A JP 6396438 B2 JP6396438 B2 JP 6396438B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methyl
- pharmaceutically acceptable
- alkyl
- phenyl
- acceptable salt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D403/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00
- C07D403/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings
- C07D403/12—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by group C07D401/00 containing two hetero rings linked by a chain containing hetero atoms as chain links
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/41—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having five-membered rings with two or more ring hetero atoms, at least one of which being nitrogen, e.g. tetrazole
- A61K31/4196—1,2,4-Triazoles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K45/00—Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
- A61K45/06—Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/02—Drugs for disorders of the nervous system for peripheral neuropathies
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/14—Drugs for disorders of the nervous system for treating abnormal movements, e.g. chorea, dyskinesia
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/14—Drugs for disorders of the nervous system for treating abnormal movements, e.g. chorea, dyskinesia
- A61P25/16—Anti-Parkinson drugs
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/28—Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Neurosurgery (AREA)
- Neurology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Psychology (AREA)
- Hospice & Palliative Care (AREA)
- Psychiatry (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Description
Aは、少なくとも1つの窒素原子を含む5員または6員ヘテロアリール環であり、ここで、5員または6員ヘテロアリール環は、C1-3−アルキル、C1-3−アルコキシおよびハロからなる群から選択される1つの置換基で場合により置換され;
R1は、水素、C1-3−アルコキシ、C1-3−アルキル、シアノまたはハロであり;
R2は、C1-6−アルキル(ヒドロキシ、ハロおよびシアノからなる群から独立して選択される1つまたはそれ以上の置換基で場合により置換される)、C3-7−シクロアルキル−C1-3−アルキル、ヘテロシクリル−C1-3−アルキルまたはフェニル−C1-3−アルキル(ここで、任意のC3-7−シクロアルキル、ヘテロシクリルおよびフェニル環は、フルオロおよびC1-3−アルキルからなる群から独立して選択される1つまたはそれ以上の置換基で場合により置換される)であり;そして
R3およびR4は、水素、C1-6−アルキル、フルオロ−C1-6−アルキル、ヒドロキシ−C1-6−アルキル、C3-7−シクロアルキル、C3-7−シクロアルキル−C1-3−アルキル、フェニルおよびフェニル−C1-3−アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される)の化合物またはその薬学的に許容される塩に関するが、但し、この化合物は、N5−(2−クロロフェニル)−N3−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミンではない。
R1は、水素、メトキシまたはシアノであり;
R2は、C1-4−アルキルであり、それは、ヒドロキシ、ハロおよびシアノからなる群から独立して選択される1つの置換基で場合により置換されるか、またはフェニル−C1-3−アルキルであり;
R3およびR4は、水素、C1-6−アルキル、ヒドロキシ−C1-6−アルキル、C3-7−シクロアルキル−C1-3−アルキルおよびフェニル−C1-3−アルキルからなる群からそれぞれ独立して選択される。
R2は、C1-4−アルキルであり、それは1つのヒドロキシ置換基で場合により置換されるか、またはフェニル−C1-2−アルキルであり;
R3は、ヒドロキシ−C1-6−アルキル、C3-7−シクロアルキル−C1-3−アルキルまたはフェニル−C1-3−アルキルであり;そして
R4は、水素、C1-3−アルキルまたはC3-7−シクロアルキル−C1-3−アルキルである)の化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。
R2が2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルであり;
R3がシクロプロピルメチル、ベンジルまたは2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルであり;そして
R4が水素、メチルまたはシクロプロピルメチルである、
式(Ia)の化合物に関する。
R2がベンジルであり;
R3がシクロプロピルメチル、ベンジルまたは2−ヒドロキシ−2−メチルプロピルであり;そして
R4が水素、メチルまたはシクロプロピルメチルである、
式(Ia)の化合物に関する。
・N5−(シクロプロピルメチル)−N3−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン;
・5−N,5−N−ビス(シクロプロピルメチル)−3−N−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン;
・5−N−(シクロプロピルメチル)−3−N−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−(2−メチルプロピル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン;
・1−[(1−ベンジル−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]アミノ}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)(メチル)アミノ]−2−メチルプロパン−2−オール;
・1−{5−[(シクロプロピルメチル)(メチル)アミノ]−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−フェニル]アミノ}−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール;
・1−[5−(ベンジルアミノ)−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]アミノ}1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール;および
・1−{5−[ベンジル(メチル)アミノ]−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]アミノ}−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール
からなる群から選択される式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩に関する。
(i)抗うつ薬、例えばアゴメラチン、アミトリプチリン、アモキサピン、ブプロピオン、シタロプラム、クロミプラミン、デシプラミン、ドキセピンドロキセチン、エルザゾナン、エスシタロプラム、フルボキサミン、フルオキセチン、ゲピロン、イミプラミン、イプサピロン、マプロチリン、ノルトリプチリン、ネファゾドン、パロキセチン、フェネルジン、プロトリプチリン、ラメルテオン、レボキセチン、ロバルゾタン、サートラリン、シブトラミン、チオニソキセチン、トラニルシプロミン、トラゾドン、トリミプラミンおよびベンラファキシン。
(ii)非定型抗精神病薬、例えばクエチアピン。
(iii)抗精神病薬、例えばアミスルプリド、アリピプラゾール、アセナピン、ベンゾイソオシジル(benzisoxidil)、ビフェプルノクス、カルバマゼピン、クロザピン、クロルプロマジン、デベンザピン(debenzapine)、ジバルプロエクス、ドロキセチン、エスゾピクロン、ハロペリドール、イロペリドン、ラモトリジン、ロキサピン、メソリダジン、オランザピン、パリペリドン、ペルラピン、ペルフェナジン、フェノチアジン、フェニルブチルピペリジン、ピモジド、プロクロルペラジン、リスペリドン、セルチンドール、スルピリド、スプロクロン、スリクロン、チオリダジン、トリフルオペラジン、トリメトジン、バルプロエート、バルプロ酸、ゾピクロン、ゾテピンおよびジプラシドン。
(iv)抗不安薬、例えばアルネスピロン、アザピロン、ベンゾジアゼピン、バルビツレート、例えばアジナゾラム、アルプラゾラム、バレゼパム(balezepam)、ベンタゼパム、ブロマゼパム、ブロチゾラム、ブスピロン、クロナゼパム、クロラゼペート、クロルジアゼポキシド、シプラゼパム、ジアゼパム、ジフェンヒドラミン、エスタゾラム、フェノバム、フルニトラゼパム、フルラゼパム、ホサゼパム、ロラゼパム、ロルメタゼパム、メプロバメート、ミダゾラム、ニトラゼパム、オキサゼパム、プラゼパム、クアゼパム、レクラゼパム、トラカゾレート、トレピパム、テマゼパム、トリアゾラム、ウルダゼパムおよびゾラゼパム。
(v)抗痙攣薬、例えばカルバマゼピン、クロナゼパム、エトサクシミド、フェルバメート、ホスフェニトイン、ガバペンチン、ラコサミド、ラモトロジン、レベチラセタム、オキスカルバゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、プレガバリン、ルフィナミド、トピラメート、バルプロエート、ビガバトリンおよびゾニサミド。
(vi)アルツハイマー病治療薬、例えばドネペジル、メマンチン、リバスチグミン、ガランタミンおよびタクリン。
(vii)パーキンソン病治療薬、例えばデプレニール、L−ドーパ、リキップ(Requip)、ミラペックス(Mirapex)、MAOB阻害薬、例えばセレギン(selegine)およびラサギリン、comP阻害薬、例えばタスマー、A−2阻害薬、ドーパミン再取り込み阻害薬、NMDAアンタゴニスト、ニコチン作動薬、ドーパミン作動薬およびニューロンの一酸化窒素合成酵素の阻害薬。
(viii)片頭痛治療薬、例えばアルモトリプタン、アマンタジン、ブロモクリプチン、ブタルビタール、カベルゴリン、ジクロラールフェナゾン、ジヒドロエルゴタミン、エレトリプタン、フロバトリプタン、リスリド、ナラトリプタン、ペルゴリド、ピゾチフェン、プラミペキソール、リザトリプタン、ロピニロール、スマトリプタン、ゾルミトリプタンおよびゾミトリプタン(zomitriptan)。
(ix)脳卒中治療薬、例えばアブシキシマブ、アクチバーゼ、NXY−059、シチコリン、クロベネチン、デスモテプラーゼ、レピノタン、クロピドグレル、エプチフィバチド、ミノサイクリンおよびトラキソプロジル。
(x)尿失禁治療薬、例えばダラフェナシン(darafenacin)、フラボキサート、オキシブチニン、プロピベリン、ロバルゾタン、ソリフェナシンおよびトルテロジン。
(xi)例えばリドカインおよびカプサイシンを含む神経障害性疼痛治療薬、ならびに抗痙攣薬、例えばガバペンチンおよびプレガバリン、ならびに抗うつ薬、例えばドロキセチン、ベンラファキシン、アミトリプチリンおよびクロミプラミン(klomipramine)。
(xii)侵害受容性疼痛治療薬、例えばパラセタモール;NSAID、例えばジクロフェナク、ロキソプロフェン、ナプロキセン、ケトプロフェン、イブプロフェン、ナブメトン、メロキシカムおよびピロキシカム;コキシブ、例えばセレコキシブ、エトリコキシブ、ルミラコキシブ、ロフェコキシブ、ヴァルデコキシブおよびパレコキシブ;ならびにオピオイド、例えばモルヒネ、オキシコドン、ブプレノルフィンおよびトラマドール。
(xiii)不眠症治療薬、例えばアゴメラチン、アロバルビタール、アロニミド、アモバルビタール、ベンゾクタミン、ブタバルビタール、カプリド、クロラール、クロペリドン、クロレタート、デキスクラモール、エスクロルビノール、エトミデート、グルテチミド、ハラゼパム、ヒドロキシジン、メクロカロン、メラトニン、メフォバルビタール、メタカロン、ミダフルル、ニソバマート、ペントバルビタール、フェノバルビタール、プロポフォール、ラメルテオン、ロレタミド、トリクロホス、セコバルビタール、ザレプロンおよびゾルピデム。
(xiv)気分安定薬、例えばカルバマゼピン、ジバルプロエクス、ガバペンチン、ラモトリジン、リチウム、オランザピン、クエチアピン、バルプロエート、バルプロ酸およびベラパミル。
本明細書に記載された定義は、本明細書を通して用いた用語を明らかにすることを意図される。「本明細書において」という用語は、本明細書全体を意味する。
本発明の化合物は、下記の方法によって遊離塩基またはその薬学的に許容される塩として製造することができる。このような方法の以下の説明を通して、必要に応じて、有機合成の当業者によって容易に理解されるやり方で、適した保護基が加えられ、その後、さまざまな反応物および中間体から除去されることになることが理解される。このような保護基を用いる慣用の手順および適した保護基の例は、例えばT.W. Greene, P.G.M Wutz, 第3版, Wiley-Interscience, New York, 1999によってProtective Groups in Organic Synthesisに記載されている。必要に応じて、置換基の導入のような反応過程のステップの順序を変えることができる。
NMRスペクトルは、適した配置のプローブを備えた400MHzまたは500MHzの核磁気共鳴分光計において記録した。特に明記しない限り、周囲温度でスペクトルを記録した。化学シフトは、TMS(0.00ppm)からの低磁場および高磁場のppmで記載する。以下の基準シグナル:TMS δ 0.00、またはDMSO−d6 δ 2.50、CD3OD δ 3.30、アセトン−d6 δ 2.04またはCDCl3 δ 7.27の残留溶媒シグナルを用いた(特に明記しない限り)。共鳴多重度は、一重線、二重線、三重線、四重線、多重線、ブロード(broad)および見かけ(apparent)について、それぞれs、d、t、q、m、brおよびappと表した。
DCM ジクロロメタン
DMA ジメチルアセトアミド
DMF ジメチルホルムアミド
EtOAc 酢酸エチル
MeOH メタノール
MTBE メチルtert−ブチルエーテル
rt 室温
THF テトラヒドロフラン
TMS テトラメチルシラン
キサントホス (5−ジフェニルホスファニル−9,9−ジメチル−キサンテン−4−イル)−ジフェニルホスファン
本明細書に記載された化合物を、以下の実施例でさらに説明する。これらの実施例は例としてのみ記載したのであって、それらに限定されるものではない。
3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール
MS (ESI-) m/z 224 [M-H]-.
3,5−ジブロモ−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール
MS (CI) m/z 242 [M+] 1H NMR (500 MHz, CDCl3) δ ppm 3.89 (s, 3 H).
3−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 0.23 - 0.27 (m, 2 H), 0.53 - 0.58 (m, 2 H), 1.05
- 1.16 (m, 1 H), 3.23 (dd, 2 H), 3.56 (s, 3 H), 3.97 (br s, 1 H).
3−ブロモ−N,N−ビス(シクロプロピルメチル)−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン
3,5−ジブロモ−1−(2−メチルプロピル)−1H−1,2,4−トリアゾール
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 0.94 (d, 6 H), 2.21 - 2.32 (m, 1 H), 3.93 (d, 2 H).
3−ブロモ−N−(シクロプロピルメチル)−1−(2−メチルプロピル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−アミン
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 0.22 - 0.26 (m, 2 H), 0.52 - 0.57 (m, 2 H), 0.95
(d, 6 H), 1.05 - 1.15 (m, 1 H), 2.13 - 2.24 (m, 1 H), 3.23 (dd, 2 H), 3.58 (d, 2 H), 3.92 (t, 1 H).
1−ベンジル−3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 5.30 (s, 2 H), 7.29 - 7.39 (m, 5 H).
2−ベンジル−5−ブロモ−N−(2−メチルアリル)−1,2,4−トリアゾール−3−アミン
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 1.63 (s, 3 H), 3.83 (d, 2 H), 3.92 (t, 1 H), 4.58 (br s, 1 H), 4.74 (t, 1 H), 5.07 (s, 2 H), 7.21 - 7.23 (m, 2 H), 7.29 - 7.39 (m, 3 H).
1−[(2−ベンジル−5−ブロモ−1,2,4−トリアゾール−3−イル)−メチル−アミノ]−2−メチル−プロパン−2−オール
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 1.11 (s, 6 H), 3.28 (d, 2 H), 4.28 (t, 1 H), 5.07 (s, 2 H), 7.23 - 7.27 (m, 2 H), 7.31 - 7.39 (m, 3 H).
1−[(1−ベンジル−3−ブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)(メチル)アミノ]−2−メチルプロパン−2−オール
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 1.07 (s, 6 H), 3.01 (s, 3 H), 3.33 (s, 2 H), 5.27 (s, 2 H). 7.19 - 7.21 (m, 2 H), 7.29 - 7.38 (m, 3 H).
3,5−ジブロモ−1−(2−メチルアリル)−1H−1,2,4−トリアゾール
GCMS (CI) m/z 281 [M+]. 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.74 (d, 3 H) 4.69 (s, 2 H) 4.81 - 4.86 (m, 1 H) 5.05 (dd, 1 H).
1−(3,5−ジブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−メチルプロパン−2−オール
MS (ESI+) m/z 300 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm 1.28 (s, 6 H) 4.15 (s, 2 H).
1−{3−ブロモ−5−[(シクロプロピルメチル)アミノ]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 0.19 - 0.24 (m, 2 H), 0.49 - 0.54 (m, 2 H), 1.03
- 1.14 (m, 1 H), 1.31 (s, 6 H), 1.90 (s, 1 H), 3.19 (dd, 2 H), 3.84 (s, 2 H), 5.41 - 5.47 (m, 1 H).
1−{3−ブロモ−5−[(シクロプロピルメチル)(メチル)アミノ]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 0.12 - 0.16 (m, 2 H), 0.51 - 0.56 (m, 2 H), 0.89
- 1.00 (m, 1 H), 1.19 (s, 6 H), 2.90 (s, 3 H), 2.97 (d, 2 H), 3.96 (s, 2 H), 4.01 (s, 1 H).
1−[5−(ベンジルアミノ)−3−ブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 1.28 (s, 6 H), 2.87 (s, 1 H), 3.84 (s, 2 H), 4.52 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 5.76 (t, J = 5.3 Hz, 1 H), 7.27 - 7.34 (m, 5 H).
1−{5−[ベンジル(メチル)アミノ]−3−ブロモ−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール
1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 1.15 (s, 6 H), 2.82 (s, 3 H), 3.86 (s, 1 H), 3.88 (s, 2 H), 4.31 (s, 2 H), 7.26 - 7.38 (m, 5 H).
N5−(シクロプロピルメチル)−N3−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン
MS (ESI) m/z 354 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 0.27 (dd, 2 H), 0.57 (dd, 2 H), 1.09 - 1.18 (m, 1 H), 2.28 (s, 3 H), 3.22 (dd, 2 H), 3.53 (s, 3 H), 3.83 (s, 3 H), 3.86 - 3.92 (m, 1 H), 6.47 (br s, 1 H), 6.83 (br s, 1 H), 6.87 (dd, 1 H), 7.10 (d, 1 H), 7.37 (d, 1 H), 7.57 (br s, 1 H).
5−N,5−N−ビス(シクロプロピルメチル)−3−N−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン
MS (ESI) m/z 408 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 0.10 - 0.15 (m, 4 H), 0.44 - 0.50 (m, 4 H), 0.90 - 1.00 (m, 2 H), 2.28 (s, 3 H), 3.04 (d, 4 H), 3.69 (s, 3 H), 3.84 (s, 3 H), 6.48 (s, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 6.86 (dd, 1 H), 7.11 (d, 1 H), 7.41 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H).
5−N−(シクロプロピルメチル)−3−N−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−(2−メチルプロピル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン
MS (ESI) m/z 396 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 0.24 - 0.28 (m, 2 H), 0.54 - 0.59 (m 2 H), 1.00 (d, 6 H), 1.10 - 1.17 (m, 1 H), 2.20 - 2.27 (m, 1 H), 2.29 (s, 3 H), 3.23 (m, 2 H), 3.55 (d, 2 H), 3.80 - 3.81 (m, 1 H), 3.83 (s, 3 H), 6.44 (s, 1 H), 6.81 (d, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 7.09 (d, 1 H), 7.48 (d, 1 H), 7.57 (d, 1 H).
1−[(1−ベンジル−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]アミノ}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)(メチル)アミノ]−2−メチルプロパン−2−オール
MS (ESI) m/z 462 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 1.15 (s, 6 H), 2.28 (s,
3 H), 3.07 (s, 3 H), 3.35 (s, 2 H), 3.78 (s, 3 H), 5.23 (s, 2 H), 6.42 (s, 1 H), 6.80 (d, 1 H), 6.82 - 6.83 (m, 1 H), 7.10 (d, 1 H), 7.27 - 7.38 (m, 5 H), 7.42 (d, 1 H), 7.57 (d, 1 H).
1−{5−[(シクロプロピルメチル)(メチル)アミノ]−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−フェニル]アミノ}−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール
MS (ESI) m/z 426 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 0.14 - 0.19 (m, 2 H), 0.52 - 0.58 (m, 2 H), 0.94 - 1.05 (m, 1 H), 1.20 (s, 6 H), 2.29 (s, 3 H), 2.92 (s, 3 H), 2.98 (d, 2 H), 3.83 (s, 3 H), 3.91 (s, 2 H), 4.73 (s, 1 H), 6.57 (s, 1 H), 6.75 (dd, 1 H), 6.84 (s, 1 H), 7.11 (d, 1 H), 7.41 (d, 1 H), 7.58 (s, 1 H).
1−[5−(ベンジルアミノ)−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]アミノ}1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール
MS (ESI) m/z 448 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 1.32 (s, 6 H), 2.28 (s,
3 H), 3.78 (s, 3 H), 3.79 (s, 2 H), 4.55 (d, 2 H), 5.30 (t, 1 H), 6.51 (s, 1 H), 6.80 (dd, 1 H), 6.83 (s, 1 H), 7.08 (d, 1 H), 7.28 - 7.37 (m, 5 H), 7.44 (d, 1 H), 7.55 (d, 1 H).
1−{5−[ベンジル(メチル)アミノ]−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]アミノ}−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール
MS (ESI) m/z 462 [M+H]+. 1H NMR (400 MHz, CDCl3): δ ppm 1.17 (s, 6 H), 2.29 (s,
3 H), 2.83 (s, 3 H), 3.83 (s, 3 H), 3.87 (s, 2 H), 4.33 (s, 2 H), 4.67 (s, 1 H), 6.58 (s, 1 H), 6.76 (dd, 2.2 Hz, 1 H), 6.84 (s, 1 H), 7.12 (d, 1 H), 7.29 - 7.41 (m, 5 H), 7.59 (s, 1 H).
以下の方法を用いて、Aβ形成における化合物の活性レベルを試験した:
化合物を100%DMSOで希釈し、そして使用前に20℃で保存した。4500g/Lグルコース、ピルビン酸Naおよびグルタマックス(GlutaMAX)、10%ウシ胎児血清、100U/mLペニシリン−ストレプトマイシン(PEST)、1×非必須アミノ酸(NEAA)、10μMヘペス(Hepes)、100μg/mLゼオシン(Zeocine)で補充されたダルベッコ改変イーグル培地(Dulbecco's Modified Eagles medium)(DMEM)を用いてスウェーデン変異(APPswe)を有するAPPを安定に発現するヒト胎生腎(HEK)細胞系統を培養した。約80%集密の細胞をPBSで洗浄し、PBS中に希釈した1×トリプシン(Trypsin)/EDTAを用いて培養フラスコから分離し、細胞培地で再懸濁し、そして384−ウェルポリ−d−リジンコーティング細胞培養プレートにおいて細胞培地25μL中、約10000〜15000細胞/ウェルで培養した。場合により、凍結保存細胞(90%細胞培地および10%DMSO中、−140℃で凍結および保存した)を解凍し、洗浄し、そして上のように培養した。次に、細胞を37℃および5%CO2で15〜24時間インキュベートし、その後、細胞培地を交換した。調製された化合物プレートから×200希釈した、試験化合物を含有する新たな培地を細胞に加えた後、37℃および5%CO2で4〜6時間さらにインキュベートした。試験化合物をインキュベートした後、異なるAβペプチドに対して高められた特異的抗体と組み合わせて、メソスケールディスカバリーテクノロジー(Meso Scale Discovery Technology)の電気化学発光アッセイ技術を用いて、細胞培地に分泌された、Aβ42、Aβ40、Aβ39、Aβ38およびAβ37を含むAβペプチドの量を分析した。細胞溶解物からのATP含量(バイアライト(ViaLight))を測定することによって化合物の潜在的細胞傷害効果を評価した。
化合物を100%DMSO中に希釈し、そして使用前に20℃で保存した。初代皮質神経細胞(PCN)を16日マウス胚から単離し、そして10%ウシ胎児血清、10mMヘペス(Hepes)、2mMのL−グルタミンおよび100U/mlペニシリン−ストレプトマイシンを含有するハムF12培地(Ham's F12 media)中で培養した。細胞培地200μL中の150000〜250000細胞/ウェルを、96ウェルポリ−D−リジンコーティングプレート上へ接種した。37℃、5%CO2で5日間インキュベーション後、培地を、×100希釈した試験化合物を含有する新たな培地に交換した後、37℃および5%CO2で16〜20時間さらにインキュベートした。試験化合物のインキュベーション後、マウスβアミロイド1〜42の検出のため、インビトロゲン(Invitrogen)からの固相サンドイッチ酵素結合免疫吸着検査法(ELISA)−キットを用いて、細胞培地に分泌されたAβ42ペプチドの量を分析した。細胞溶解物からのATP含量(バアイアライト(ViaLight))を測定することによって化合物の潜在的細胞傷害効果を評価した。
例示化合物の生物学的データを、下の表1に示す。
Claims (13)
- R2がヒドロキシ−C1-4−アルキルである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
- R2がベンジルである、請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
- ・N5−(シクロプロピルメチル)−N3−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン;
・5−N,5−N−ビス(シクロプロピルメチル)−3−N−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン;および
・5−N−(シクロプロピルメチル)−3−N−[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]−1−(2−メチルプロピル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3,5−ジアミン;
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。 - ・1−[(1−ベンジル−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]アミノ}−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)(メチル)アミノ]−2−メチルプロパン−2−オール;
・1−{5−[(シクロプロピルメチル)(メチル)アミノ]−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−フェニル]アミノ}−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール;
・1−[5−(ベンジルアミノ)−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]アミノ}1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル]−2−メチルプロパン−2−オール;および
・1−{5−[ベンジル(メチル)アミノ]−3−{[3−メトキシ−4−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)フェニル]アミノ}−1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル}−2−メチルプロパン−2−オール
からなる群から選択される請求項1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。 - 活性成分として、治療有効量の請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を、薬学的に許容される賦形剤、担体または希釈剤と共に含む医薬組成物。
- 治療に使用するための、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
- ダウン症候群、β−アミロイド血管症、脳アミロイド血管症、遺伝性脳出血、認知障害に関連する障害、軽度認知障害(MCI)、アルツハイマー病、記憶喪失、アルツハイマー病に関連する注意欠陥症状、アルツハイマー病に関連する神経変性、混合型血管起始の認知症、変性起始の認知症、初老期認知症、老年認知症、パーキンソン病に関連する認知症、進行性核上麻痺および皮質基底核変性症からなる群から選択されるAβ関連の病理の処置および/または予防に使用するための、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
- アルツハイマー病の処置および/または予防に使用するための、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
- (i)請求項1〜5のいずれか1項に記載の式(Ia)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、(ii)さらなる治療薬、またはその薬学的に許容される塩、および(iii)薬学的に許容される賦形剤、担体または希釈剤を含む医薬組成物。
- さらなる治療薬が、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬、抗炎症薬、認知増強薬、記憶増強薬、および非定型抗精神病薬からなる群から選択される、請求項10に記載の医薬組成物。
- (i)請求項1〜5のいずれか1項に記載の式(Ia)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、(ii)ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、タクリン、メマンチン、オランザピン、アリピプラゾール、リスペリドン、クエチアピン、クロザピン、ジプラシドンおよびオランザピン/フルオキセチンからなる群から選択される少なくとも1つの薬剤、ならびに(iii)薬学的に許容される賦形剤、担体または希釈剤を含む医薬
組成物。 - 治療に使用するための、請求項10〜12のいずれか1項に記載の医薬組成物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
SE1350684-5 | 2013-06-04 | ||
SE1350684 | 2013-06-04 | ||
PCT/EP2014/061501 WO2014195322A1 (en) | 2013-06-04 | 2014-06-03 | Triazole compounds and their use as gamma secretase modulators |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016520636A JP2016520636A (ja) | 2016-07-14 |
JP2016520636A5 JP2016520636A5 (ja) | 2017-06-01 |
JP6396438B2 true JP6396438B2 (ja) | 2018-09-26 |
Family
ID=50896282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016517274A Expired - Fee Related JP6396438B2 (ja) | 2013-06-04 | 2014-06-03 | トリアゾール化合物およびガンマセクレターゼモジュレーターとしてのその使用 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9718805B2 (ja) |
EP (1) | EP3004080B1 (ja) |
JP (1) | JP6396438B2 (ja) |
CN (1) | CN105263922B (ja) |
DK (1) | DK3004080T3 (ja) |
ES (1) | ES2701810T3 (ja) |
WO (1) | WO2014195322A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11471449B2 (en) | 2015-02-25 | 2022-10-18 | Prilenia Neurotherapeutics Ltd. | Use of pridopidine to improve cognitive function and for treating Alzheimer's disease |
WO2016138130A1 (en) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | Teva Pharmaceuticals International Gmbh | Use of pridopidine to improve cognitive function and for treating alzheimer's disease |
WO2018081614A1 (en) * | 2016-10-31 | 2018-05-03 | Hough Ear Institute | Methods for enhancing synaptogenesis and neuritogenesis |
Family Cites Families (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITMI20030312A1 (it) | 2003-02-21 | 2004-08-22 | Chiesi Farma Spa | Derivati di acidi 2-fenil-2-alchil-acetici per il trattamento della malattia di alzheimer. |
EP1656141B1 (en) | 2003-08-07 | 2010-04-14 | MERCK SHARP & DOHME LTD. | Treatment for alzheimer s disease and related conditions |
CN1886372A (zh) | 2003-12-03 | 2006-12-27 | 默克公司 | 用于治疗阿尔茨海默病及相关病症的1-烷基-3-硫-取代的吲哚-2-链烷酸 |
US7667041B2 (en) | 2004-05-26 | 2010-02-23 | Eisai R&D Management Co., Ltd. | Cinnamide compound |
AU2007245435A1 (en) | 2006-04-26 | 2007-11-08 | Merck & Co., Inc. | Piperidines and related compounds for treatment of Alzheimer's disease |
CN101448793A (zh) | 2006-05-19 | 2009-06-03 | 卫材R&D管理有限公司 | 脲型肉桂酰胺衍生物 |
JP2009184924A (ja) | 2006-05-31 | 2009-08-20 | Eisai R & D Management Co Ltd | 生物学的試薬用化合物 |
JP2010518080A (ja) | 2007-02-08 | 2010-05-27 | メルク・シャープ・エンド・ドーム・コーポレイション | 治療薬 |
EP2121633A2 (en) | 2007-02-12 | 2009-11-25 | Merck & Co., Inc. | Piperazine derivatives for treatment of ad and related conditions |
EP2120573A4 (en) | 2007-02-12 | 2011-05-25 | Merck Sharp & Dohme | DERIVATIVES OF PIPERIDINE |
US8242150B2 (en) | 2007-06-13 | 2012-08-14 | Merck Sharp & Dohme Corp. | Triazole derivatives for treating alzheimer'S disease and related conditions |
MX2010001506A (es) | 2007-08-06 | 2010-03-10 | Schering Corp | Moduladores de gamma secretasa. |
US8518975B2 (en) | 2007-09-06 | 2013-08-27 | Merck Sharp + Dohme Corp. | Gamma secretase modulators |
RU2010132728A (ru) | 2008-01-11 | 2012-02-20 | Ф.Хоффманн-Ля Рош Аг (Ch) | Модуляторы бета-амилоида |
RU2010137300A (ru) | 2008-02-22 | 2012-03-27 | Ф. Хоффманн-Ля Рош Аг (Ch) | Модуляторы бета-амилоида |
CA2742897A1 (en) | 2008-11-06 | 2010-05-14 | Astrazeneca Ab | Modulators of amyloid beta. |
BRPI0921348A2 (pt) | 2008-11-10 | 2019-09-24 | Hoffmann La Roche | moduladores heterocíclicos da gama secretase |
TW201030002A (en) | 2009-01-16 | 2010-08-16 | Bristol Myers Squibb Co | Bicyclic compounds for the reduction of beta-amyloid production |
UY32622A (es) | 2009-05-12 | 2010-12-31 | Astrazeneca Ab | Nuevos compuestos para el tratamiento de patologías relacionadas con ab(beta) |
MX2012000763A (es) | 2009-07-15 | 2012-02-08 | Janssen Pharmaceuticals Inc | Derivados sustituidos de triazol e imidazol como moduladores de la gamma secretasa. |
TWI468402B (zh) | 2009-07-31 | 2015-01-11 | 必治妥美雅史谷比公司 | 降低β-類澱粉生成之化合物 |
MX2012008259A (es) * | 2010-01-15 | 2012-08-17 | Janssen Pharmaceuticals Inc | Novedosos derivados biciclicos de triazol sustituidos como moduladores de gamma secretasa. |
US20110190269A1 (en) | 2010-02-01 | 2011-08-04 | Karlheinz Baumann | Gamma secretase modulators |
TW201206946A (en) | 2010-07-15 | 2012-02-16 | Bristol Myers Squibb Co | Compounds for the reduction of beta-amyloid production |
-
2014
- 2014-06-03 JP JP2016517274A patent/JP6396438B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2014-06-03 EP EP14728533.2A patent/EP3004080B1/en not_active Not-in-force
- 2014-06-03 CN CN201480031629.0A patent/CN105263922B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2014-06-03 WO PCT/EP2014/061501 patent/WO2014195322A1/en active Application Filing
- 2014-06-03 ES ES14728533T patent/ES2701810T3/es active Active
- 2014-06-03 DK DK14728533.2T patent/DK3004080T3/da active
- 2014-06-03 US US14/895,519 patent/US9718805B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9718805B2 (en) | 2017-08-01 |
CN105263922A (zh) | 2016-01-20 |
EP3004080A1 (en) | 2016-04-13 |
WO2014195322A1 (en) | 2014-12-11 |
EP3004080B1 (en) | 2018-10-10 |
ES2701810T3 (es) | 2019-02-26 |
JP2016520636A (ja) | 2016-07-14 |
US20160108022A1 (en) | 2016-04-21 |
CN105263922B (zh) | 2018-08-17 |
DK3004080T3 (da) | 2019-01-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6368776B2 (ja) | トリアゾール化合物およびガンマセクレターゼモジュレーターとしてのその使用 | |
US10183025B2 (en) | Autotaxin inhibitors | |
KR20210143803A (ko) | Tead 전사인자의 신규한 소분자 저해제 | |
JP2019532945A (ja) | Usp30の阻害剤としての活性を有するシアノ置換複素環 | |
PT2060570E (pt) | Derivados de azabiciclo(3.1.0)-hexano úteis como moduladores dos receptores d3 da dopamina | |
EA021543B1 (ru) | Сульфонилпиразольные и сульфонилпиразолиновые производные карбоксамидина как антагонисты 5-ht | |
US20130053372A1 (en) | 5-ht receptor modulators | |
JP6476175B2 (ja) | ジアリールアルキルアミンrev−erbアンタゴニストおよびそれらの医薬品としての使用 | |
JP6368777B2 (ja) | ピリミジン化合物およびガンマセクレターゼモジュレーターとしてのその使用 | |
JP6396438B2 (ja) | トリアゾール化合物およびガンマセクレターゼモジュレーターとしてのその使用 | |
EA029313B1 (ru) | Производные пиперазина и их применение в качестве лекарственного средства | |
WO2019246454A1 (en) | Method of treating a condition associated with neurodegeneration using inhibitors of oat3 | |
JP6401254B2 (ja) | プロキネシチン受容体のモジュレータとしての1−スルホニルピペリジン誘導体 | |
KR20110024940A (ko) | 도파민 d3, d4 수용체 길항제인 신규 3-(메톡시메틸)피라졸 유도체, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 약학적 조성물 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170414 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180525 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180807 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180829 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6396438 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |