JP6394832B1 - 半導体レーザ装置 - Google Patents

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Abstract

半導体レーザ装置が備える前端面および後端面それぞれが、半導体基板の端部、第一導電型クラッド層の端部、活性層の端部、および第二導電型クラッド層の端部を含む。前端面が、活性層の端部を含む共振器端面部と、共振器端面部よりも予め定められた所定突出量だけ共振器長方向へ突き出ており段差底面部を備えた突出部と、を含む。共振器端面部と段差底面部とが接続して隅部を形成する。活性層の厚さ中央位置から段差底面部までの距離を、底面部深さする。底面部深さが、予め定めた特定深さと同じまたは当該特定深さよりも深くされている。所定突出量をXとし、底面部深さをYとし、共振器端面部から出射されるレーザ光の広がり角の半角をβとした場合に、β>arctan(Y/X)を満たすように所定突出量および底面部深さが定められる。

Description

本出願は、半導体レーザ装置に関するものである。
従来、例えば国際公開第2002/103865号に開示されているように、エッチングによって共振器端面が形成される半導体レーザ装置が知られている。ファブリペロ型の半導体レーザ装置は、共振器端面を備えている。共振器端面は、活性層の光を半導体層内部で共振させて導波路領域を形成するためのものである。共振器端面の形成方法には、劈開、エッチング、研磨等の方法がある。材料に応じて適切な形成方法が選択されている。
国際公開第2002/103865号
共振器端面から出射したレーザ光の放射光パターンは、ファーフィールドパターンと呼ばれている。上記特許文献1における第6ページの第2行目には、放射臨界角などを考慮することでFFPすなわちファーフィールドパターンが乱されないようにできると記載されている。この点を説明すると、まずドライエッチングにより共振器端面を形成する場合、ドライエッチングが半導体層の途中までで止まると、共振器端面の下方に段差が発生する。この段差は、共振器端面よりも共振器長方向に突き出た突出部となる。突出部がレーザ出力光の広がりを阻害しないように、レーザ放射光との関係でドライエッチングの深さを適切に定めることが好ましい。共振器端面から出力されたレーザ光の進路が突出部に阻害されないようにすることで、良好な放射光パターンを得ることができる。
ドライエッチング加工によりレーザの共振器端面を形成する構造では、出力光だけでなく、「共振器内を導波するレーザ光の強度分布」も考慮する必要がある。「共振器内を導波するレーザ光の強度分布」は、一般にニアフィールドパターンと呼ばれている。上記先行技術文献では、この導波光の光強度分布について、いっさい考慮されていない。ニアフィールドパターンと突出部との関係を考慮せずにドライエッチング加工形状を設計すると、共振器端面で反射されるレーザ光の光分布の多くが散乱されるおそれがある。その結果、光損失が大きくなりすぎて、レーザの光出力特性を悪化させるという問題があった。
本出願は、上記の課題を解決するためになされたもので、高い光出力と良好なファーフィールドパターンとを確実に両立することができるように改善された半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
本出願の他の目的は、高い光出力を得るために後端面の構造を改善した半導体レーザ装置を提供することを目的とする。
本出願により開示される第一の半導体レーザ装置は、
半導体基板と、
前記半導体基板の上に設けられた第一導電型クラッド層と、
前記第一導電型クラッド層の上に設けられた活性層と、
前記活性層の上に設けられた第二導電型クラッド層と、
を備え、
互いに反対を向く前端面および後端面を備え、
前記前端面および前記後端面それぞれが、前記半導体基板の端部、前記第一導電型クラッド層の端部、前記活性層の端部、および前記第二導電型クラッド層の端部を含み、
前記前端面および前記後端面の少なくとも一方が、
前記活性層の端部を含む共振器端面部と、
前記共振器端面部よりも予め定められた所定突出量だけ共振器長方向へ突き出ており、前記共振器端面部の側を向く段差底面部を備えた突出部と、
を含み、
前記共振器端面部と前記段差底面部とが接続して隅部を形成し、
前記活性層の厚さ中央位置を表す仮想線である活性層厚中央軸から前記段差底面部までの最短距離を、底面部深さとし、
前記底面部深さが、予め定められた特定深さと同じまたは当該特定深さよりも深くされており、
前記特定深さは、前記活性層厚中央軸から、前記活性層を導波する導波光が持つ垂直横モードの光強度分布においてピーク強度値の1/100となる位置までの最短距離であり、
前記所定突出量をXとし、前記底面部深さをYとし、前記共振器端面部から出射されるレーザ光の広がり角の半角をβとした場合に、
β<arctan(Y/X)を満たすように前記所定突出量および前記底面部深さが定められ
βの大きさが、0<β<β1であり、
β1は、βおよびYそれぞれを軸とするグラフにおいて第一特性ラインと第二特性ラインとの交点に対応する角度であり、
前記第一特性ラインは、前記共振器端面部から出力されるレーザ放射光が前記突出部に遮られないようにするための条件を前記グラフに定めたものであり、
前記第二特性ラインは、前記底面部深さYを前記特定深さよりも深く設定するための条件を前記グラフに定めたものであり、
前記底面部深さYが、前記第二特性ラインの値以上の大きさに設定される。
本出願により開示される第二の半導体レーザ装置は、
半導体基板と、
前記半導体基板の上に設けられた第一導電型クラッド層と、
前記第一導電型クラッド層の上に設けられた活性層と、
前記活性層の上に設けられた第二導電型クラッド層と、
を備え、
互いに反対を向く前端面および後端面を備え、
前記前端面および前記後端面それぞれが、前記半導体基板の端部、前記第一導電型クラッド層の端部、前記活性層の端部、および前記第二導電型クラッド層の端部を含み、
前記後端面が、
前記活性層の端部を含む共振器端面部と、
前記共振器端面部よりも予め定められた所定突出量だけ共振器長方向へ突き出ており、前記共振器端面部の側を向く段差底面部を備えた突出部と、
を含み、
前記活性層を導波する光を前記共振器端面部で反射するための反射コーティング膜が、前記共振器端面部に設けられ、
前記共振器端面部と前記段差底面部とが接続して隅部を形成し、
前記活性層の厚さ中央位置を表す仮想線である活性層厚中央軸から前記段差底面部までの最短距離を、底面部深さとし、
前記底面部深さが、予め定められた特定深さと同じまたは当該特定深さよりも深くされており、
前記特定深さは、前記活性層厚中央軸から、前記活性層を導波する導波光が持つ垂直横モードの光強度分布においてピーク強度値の1/100となる位置までの最短距離であり、
前記所定突出量をXとし、前記底面部深さをYとし、前記反射コーティング膜を設けないときに前記共振器端面部から出射されるレーザ光の広がり角の半角をβとした場合に、
βの大きさは、β1<βであり、
β1は、βおよびYそれぞれを軸とするグラフにおいて第一特性ラインと第二特性ラインとの交点に対応する角度であり、
前記第一特性ラインは、前記反射コーティング膜を設けないときに前記共振器端面部から出力されるレーザ放射光が前記突出部に遮られないようにするための条件を前記グラフに定めたものであり、
前記第二特性ラインは、前記底面部深さYを前記特定深さよりも深く設定するための条件を前記グラフに定めたものであり、
前記底面部深さYが、前記第一特性ラインの値よりも小さく且つ前記第二特性ラインの値以上の大きさに設定される
本出願により開示される第三の半導体レーザ装置は、
半導体基板と、
前記半導体基板の上に設けられた第一導電型クラッド層と、
前記第一導電型クラッド層の上における第一部分に設けられた活性層と、
前記第一導電型クラッド層の上における前記第一部分の隣の第二部分に設けられ、前記活性層の端部と接続する光導波路層と、
前記活性層および前記光導波路層の上に設けられた第二導電型クラッド層と、
を備え、
互いに反対を向く前端面および後端面を備え、
前記前端面が、前記半導体基板の端部、前記第一導電型クラッド層の端部、前記活性層の端部、および前記第二導電型クラッド層の端部を含み、
前記後端面が、前記半導体基板の端部、前記第一導電型クラッド層の端部、前記光導波路層の端部、および前記第二導電型クラッド層の端部を含み、
前記後端面が、
前記光導波路層の端部を含む光導波路端面部と、
前記光導波路端面部よりも予め定められた所定突出量だけ共振器長方向へ突き出ており、前記光導波路端面部の側を向く段差底面部を備えた突出部と、
を含み、
前記光導波路端面部と前記段差底面部とが接続して隅部を形成し、
前記光導波路層の厚さ中央位置を表す仮想線である光導波路層厚中央軸から前記段差底面部までの最短距離を、底面部深さとし、
前記底面部深さが、予め定められた特定深さと同じまたは当該特定深さよりも深くされており、
前記特定深さは、前記光導波路層厚中央軸から、前記光導波路層を導波する導波光が持つ垂直横モードの光強度分布においてピーク強度値の1/100となる位置までの最短距離であり、
前記所定突出量をXとし、前記底面部深さをYとし、前記光導波路端面部から出射されるレーザ光の広がり角の半角をβとした場合に、
β<arctan(Y/X)を満たすように前記所定突出量および前記底面部深さが定められ、
βの大きさが、0<β<β1であり、
β1は、βおよびYそれぞれを軸とするグラフにおいて第一特性ラインと第二特性ラインとの交点に対応する角度であり、
前記第一特性ラインは、前記光導波路端面部から出力されるレーザ放射光が前記突出部に遮られないようにするための条件を前記グラフに定めたものであり、
前記第二特性ラインは、前記底面部深さYを前記特定深さよりも深く設定するための条件を前記グラフに定めたものであり、
前記底面部深さYが、前記第二特性ラインの値以上の大きさに設定される。
上記第一の半導体レーザ装置によれば、共振器端面部で反射されるレーザ光の散乱に起因する光損失を十分に小さく抑制できるように、底面部深さが設定されている。共振器端面部から放射されるレーザ光が突出部で大きく阻害されないように、上記設定された底面部深さに対応して所定突出量が適切に定められている。その結果、高い光出力と良好なファーフィールドパターンとを確実に両立することができる。
上記第二の半導体レーザ装置によれば、後端面に設けた共振器端面部で反射されるレーザ光の散乱に起因する光損失を十分に小さく抑制できるように、底面部深さが設定されている。また、反射コーティング膜が設けられることで反射率が高められた後端面については、突出部に対するレーザ放射光の広がりを考慮しなくともよい。その結果、底面部深さの適切な設定により高い光出力を確保することができる。
上記第三の半導体レーザ装置によれば、半導体レーザ部と光導波路部とを持つ外部共振器型半導体レーザ装置において、後端面に設けた光導波路端面部で反射されるレーザ光の散乱に起因する光損失を十分に小さく抑制できるように、底面部深さが設定されている。その結果、底面部深さの適切な設定により高い光出力を確保することができる。
実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の構成を示す断面図である。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の構成を示す部分拡大図である。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するための部分拡大図である。 実施の形態1にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するために示す比較例の部分拡大図である。 実施の形態2にかかる半導体レーザ装置の構成を示す断面図である。 実施の形態2にかかる半導体レーザ装置の構成を示す部分拡大図である。 実施の形態2にかかる半導体レーザ装置の底面部深さを説明するためのグラフである。 実施の形態1の変形例にかかる半導体レーザ装置の構成を示す図である。 実施の形態1の変形例にかかる半導体レーザ装置の構成を示す図である。 実施の形態3にかかる外部共振器型半導体レーザ装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態3にかかる外部共振器型半導体レーザ装置の構成を示す断面図である。 実施の形態3にかかる外部共振器型半導体レーザ装置の構成を示す部分拡大図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる半導体レーザ装置101の構成を示す斜視図である。図2は、実施の形態1にかかる半導体レーザ装置101の構成を示す断面図である。図2は、図1のA−A仮想平面にそって半導体レーザ装置101を切断した断面図である。図3は、実施の形態1にかかる半導体レーザ装置101の構成を示す部分拡大図である。図3は図2の共振器端面部付近102を拡大したものである。
実施の形態1にかかる半導体レーザ装置101は、端面発光型の半導体レーザ装置である。図3に示すように、半導体レーザ装置101は、半導体基板1と、半導体基板1の上に設けられた第一導電型クラッド層2と、第一導電型クラッド層2の上に設けられた活性層3と、活性層3の上に設けられた第二導電型クラッド層4と、を備える。実施の形態1では、第一導電型をn型とし、第二導電型をp型とする。ただし、変形例として、n型とp型とを逆としてもよい。
各層の厚さの一例を示す。InPからなる半導体基板1の厚さは、100μmとしてもよい。InPからなる第一導電型クラッド層2の厚さは、2μmから3μmまでの範囲内としてもよい。活性層3の厚さは、0.2μmとしてもよい。InPからなる第二導電型クラッド層4の厚さは、2μmから3μmまでの範囲内としてもよい。第一オーミック電極5の厚さは、2μmから3μmまでの範囲内としてもよい。第二オーミック電極6の厚さは、2μmから3μmまでの範囲内としてもよい。
図3に示すように、A−A仮想平面によって半導体レーザ装置101を切断した断面視において、活性層3の厚さが半分になる位置を表す仮想線を、「活性層厚中央軸3a」とする。実施の形態1では、便宜上、図3で活性層厚中央軸3aを示す破線を、活性層3の内部のみならず活性層3の外部まで延長された仮想線としている。
共振器端面部7aにおける発光形状は、ニアフィールドパターンと呼ばれる。以下、ニアフィールドパターンを、単に「NFP」とも称す。NPFは、半導体レーザ装置101の内部における光の導波状態によって決まる。NFPは、水平横モードW//と、垂直横モードWで表される。NFPと関連して本願で着目される第一パラメータαを、α=W/2と定める。
第一導電型クラッド層2および第二導電型クラッド層4が活性層3を挟みこんでいる。活性層3と第一導電型クラッド層2および第二導電型クラッド層4との間の屈折率差が大きいと、より多くの光が活性層3に閉じ込められる。つまり、活性層3は、レーザ光を発振させる役割とともに、二つのクラッド層によって挟まれることで光を閉じ込めつつ導波させる役割も発揮する。活性層3への光閉じ込めが強くなると、NFPの光分布は小さくなる。逆に、屈折率差が小さいと活性層3に光が閉じ込めにくくなるため、NFPの光分布は大きくなる。
半導体レーザ装置101から出射されたレーザ放射光111は、回折現象により空間中に広がる。このときの光の拡がり形状は、ファーフィールドパターンと呼ばれる。以下、ファーフィールドパターンを、単に「FFP」とも称す。FFPは、活性層3に垂直な方向の放射角θと活性層3に平行な方向の放射角θ//とで表される。実施の形態1で着目される第二パラメータβを、β=θ/2と定める。βは、レーザ放射光111における放射角θの半角である。レーザ放射光が空間中に広がる際の回折現象は、数学的にフーリエ変換の関係で表される。上記の第一パラメータαと第二パラメータβの関係は、フーリエ変換の関係で結ばれている。αが大きいとβは小さくなり、αが小さいとβは大きくなる。
半導体レーザ装置101は、互いに反対を向く前端面7および後端面10を備えている。前端面7および後端面10それぞれが、半導体基板1、第一導電型クラッド層2、活性層3、および第二導電型クラッド層4の端部を含んでいる。実施の形態1では、前端面7が、共振器端面部7aと、突出部7bと、段差底面部7cと、を含んでいる。
図1から図3には、説明の便宜上、互いに直交するxyz軸を表記している。y軸は、半導体基板1の表面に半導体層を結晶成長させるときの、結晶成長方向である。y軸は、各半導体層の厚さ方向であり、半導体レーザ装置101の厚さあるいは高さ方向でもある。x軸は、レーザ放射光111の進む方向である。x軸は、「共振器長」を表すための方向軸でもある。共振器長は、半導体レーザ装置101が備える一対の共振器面の間隔である。実施の形態1における共振器長は、前端面7の共振器端面部7aと、後端面10との距離である。z軸は、x軸およびy軸に直交している。z軸は、半導体レーザ装置101の幅方向である。図1のA−A仮想平面は、図1から図3に示したxyz座標系におけるxy平面と平行である。
半導体レーザ装置101は、有機金属気相化学成長法(MOVPE)で製造されても良い。InPからなる半導体基板1上に、InPからなる第一導電型クラッド層2と、活性層3と、InPからなる第二導電型クラッド層4と、がMOVPEを用いて積層されてもよい。半導体層の積層の後に、ドライエッチングにより、第一導電型クラッド層2の途中もしくは半導体基板1の途中までエッチングが行われる。ドライエッチングで削られた部位に共振器端面部7aが形成され、ドライエッチングで削られなかった部位に突出部7bが形成される。ドライエッチングは、例えばメタンガスあるいは塩素系ガスを用いた反応性イオンエッチングであってもよい。ドライエッチングの後あるいは前に、給電用の電極が形成される。第二導電型クラッド層4の上に、給電用の第一オーミック電極5が形成される。InPからなる半導体基板1の裏面に、給電用の第二オーミック電極6が形成される。
図3に示すように、共振器端面部7aは、第一導電型クラッド層2、活性層3および第二導電型クラッド層4それぞれの端部を含んでいる。突出部7bは、共振器端面部7aよりも共振器長方向つまりx軸方向へと突き出ている。突出部7bの突出の大きさを、所定突出量Xと称す。突出部7bは、共振器端面部7aの側を向く段差底面部7cを備えている。共振器端面部7aと段差底面部7cとが接続することでエッチングエッジ隅部EEが形成されている。活性層3の厚さ中央位置から段差底面部7cまでの距離を、底面部深さYとする。底面部深さYは、共振器端面部7aを形成するときのドライエッチングの深さによって決まる。底面部深さYは、y軸方向に沿う、活性層3の活性層厚中央軸3aから段差底面部7cまでの最短距離を示している。
図3には、導波光8も図示されている。導波光8は、活性層3を導波する光の分布を模式的に表している。実施の形態1で着目する第一パラメータα=W/2は、導波光8の分布形状によって決定される。導波光8は、活性層3の屈折率が周囲の第一導電型クラッド層2および第二導電型クラッド層4の屈折率よりも高いことにより生じる。活性層3の屈折率を大きくすればするほど、活性層3の内部への光閉じ込めも増大する。活性層3の内部への光閉じ込めが強くなると、活性層3の外へのしみ出し成分が小さくなるので、αは小さくなる。反対に、活性層3の屈折率が小さいと活性層3への光閉じ込めが小さくなるので、αは大きくなる。
所定突出量Xおよび底面部深さYは、次のように設定される。実施の形態1で着目される第二パラメータβは、共振器端面部7aから出射されるレーザ放射光111の広がり角の半角である。所定突出量Xおよび底面部深さYは、逆三角関数を用いた条件である「β<arctan(Y/X)」を満たすように定められている。これにより、共振器端面部7aから出力されるレーザ放射光111が突出部7bに遮られることを抑制できるので、良好なFFPを得ることができる。
図4から図10は、実施の形態1にかかる半導体レーザ装置101の底面部深さYを説明するためのグラフである。図4は、βを横軸に、底面部深さYを縦軸に取ったグラフである。好ましい所定突出量X=5μmを例に、底面部深さYを求めたものである。破線Q1は、共振器端面部7aから出力されたレーザ放射光111の進路が突出部7bに阻害されないようにするための条件である。様々なβに応じて底面部深さYを破線Q1よりも深くすることが好ましい。
ここで、導波光8と、所定深さYとの関係について説明する。第一導電型クラッド層2の屈折率をnc1とする。第二導電型クラッド層4の屈折率をnc2とする。活性層3は、層数がm、j番目の層の屈折率がn、層厚がdである。第一導電型クラッド層2と第二導電型クラッド層4で挟まれた構造である。y方向は、第一導電型クラッド層2、活性層3、および第二導電型クラッド層4の積層方向である。積層方向yにおける導波光の光電界分布をEで表す。
第一導電型クラッド層2の光電界Ec1(y)は、下記の数式(1)、(2)で表すことができる。nは透過屈折率を、kは真空中の波数を表す。Dは、予め定められる係数である。
Figure 0006394832
Figure 0006394832
活性層3の各層の光電界E(y)は、下記の数式(3)、(4)で表すことができる。AおよびBは、予め定められる係数である。
Figure 0006394832
Figure 0006394832
第二導電型クラッド層4の光電界Ec2(y)は、下記の数式(5)、(6)で表すことができる。nは透過屈折率を、kは真空中の波数を表す。Dは、予め定められる係数である。
Figure 0006394832
Figure 0006394832
ここで、電界強度Eの二乗すなわち光強度Eの分布について検討する。光強度Eの分布形状は、活性層3の活性層厚中央軸3aにピーク強度を持ち、活性層厚中央軸3aの両脇に裾野をもつように広がっている。このピーク強度を頂部とし、ピーク強度から徐々に光強度が低下していくように、光強度Eは山形状の分布を持つ。ピーク強度から麓にかけて光強度が小さくなる途中で、光強度Eのピーク強度の1/100となる点が到来する。光強度Eの山形状分布はピークの両脇に二つの麓を持つので、この二つの麓それぞれに、光強度Eのピーク強度の1/100となる点がある。上記二つの麓のうち半導体基板1に近い側の麓において、光強度Eの「ピーク強度の1/100の強度」となる点と、活性層厚中央軸3aとのy軸方向に沿う最短距離を、便宜上、「特定深さy1/100」と記載する。
図5のグラフは、共振器端面部7aでの反射光が導波路と結合する割合と、光強度とが、底面部深さYに応じてどのような関係にあるかを示すものである。図5の破線20は、共振器端面部7aで反射した光が再び活性層3に結合する割合Uを表している。破線20は、この結合割合Uが、底面部深さYに応じてどのように変化するかを示す特性グラフである。図5の実線21は、光強度Eをピーク値で規格化した値と、底面部深さYとの関係を示す特性グラフである。図5のグラフは、実施の形態1にかかる半導体レーザ装置101の一例を計算したものである。図5の計算条件では、活性層3を層厚0.24μmおよび屈折率3.35としている。図5の計算条件では、第一導電型クラッド層2と第二導電型クラッド層4の屈折率をnc1=nc2=3.216としている。
図5の実線グラフ上には点21pが存在している。この点21pは、光強度がピーク強度値の1/100となる点である。この点21pに対応する底面部深さYの大きさが、特定深さy1/100である。実施の形態1では、底面部深さYが、特定深さy1/100と同じ、あるいは特定深さy1/100よりも大きく設定される。具体的な構造は、図11を参照しつつ後ほど説明する。
図6から図8は、Y=0μm、1μm、2μmでの、共振器端面部7aから放射される光の放射角を横軸として示したものである。図6に示すY=0μmのデータでは、プラス60度付近およびマイナス60度付近にサテライトピークが生じている。サテライトピークは、光通信用光ファイバにレーザ放射光111を結合させようとしたときに生じる非結合成分である。Y=0μmのような放射光形状は、ファイバへの光入力パワーが低下するため好ましくない。図7に示すY=1μmでは、サテライトピークがないので、光ファイバへの入力パワーも改善される。Y=1μmの場合には、図5からも読み取れるように端面反射光の90%が再び活性層3に結合することができるので、大幅な特性悪化はない。端面反射光が再び活性層3に結合する割合が90%未満であることは、光通信分野で使用されるデバイスにとって許容しがたいほど大きな損失である。よって、光強度Eのうち「ピーク強度の1/100の強度」までは、光散乱の影響を受けないようにすることが好ましい。
なお、反射光結合割合と光強度との関係は、活性層3の層厚および屈折率には依存しない。このため、活性層3がどのような構造であっても、図5に示すような関係は成立する。つまり、特定深さy1/100では、反射光が活性層3に結合する割合が90%となる。
図5を参照しつつ行った上記技術的説明は、活性層3の屈折率が3.35であることを前提とし、特定深さy1/100に着目して行われている。上記の技術的説明が他の屈折率等について一般化あるいは拡張されることを、図9を用いて説明する。図9のグラフの横軸は、放射角によって決まる第二パラメータβである。図9において、第二パラメータβは、活性層3の屈折率を変化させつつ計算されている。図9のグラフの縦軸は、反射光が活性層3に結合する割合である。図9に示すように、活性層3がいかなる放射角を与える構造であっても、反射光が活性層3に結合する割合はほぼ90%となる。活性層3の厚さを変化させた場合、あるいは第一導電型クラッド層2および第二導電型クラッド層4の屈折率を変化させた場合においても、βへの影響は同様である。このため、実用上、活性層3の厚さおよび屈折率差などによらず図9の関係が成り立つとみなしてもよい。
以上の理由から、活性層3の活性層厚中央軸3aから少なくとも特定深さy1/100までドライエッチングを施すことで、底面部深さYを少なくとも特定深さy1/100まで確保することができる。このような構成によれば、導波光8がエッチングエッジ隅部EEで光散乱の影響を受けることを抑制することができる。
なお、実施の形態1では、下記の理由から、ピーク強度からピーク強度の1/100までの範囲としている。共振器端面部7aでの結合割合が7割となる特性を持つ半導体レーザ装置、つまりミラー損失が3割程度となる特性を持つ半導体レーザ装置は、現時点でそのニーズあるいは用途が考えにくい。また、劈開端面を持つ半導体レーザ装置の一般的な製造公差などを考慮すると、ミラー損失は1割程度のばらつきを持つと予想される。そこで、結合割合が9割となる特性、つまり光損失を1割に抑制する特性が、妥当な許容損失であると結論付けることができる。ただし、半導体レーザ装置101の用途によっては、底面部深さYを、より深く設定してもよい。例えば、y活性層3の活性層厚中央軸3aから、ピーク強度の1/1000となる点までの、y軸方向に沿う最短距離を、特定深さy1/1000とする。特定深さy1/100に代えて、底面部深さYを、他の特定深さy1/1000と同じ又はこれよりも深くしてもよい。
図10は、実施の形態1の効果の範囲を表す図である。底面部深さYは、破線Q1以上、かつ実線Q2以上の範囲Qxで設定される。実線Q2は、式(1)から式(6)に基づいて定められた条件であり、底面部深さYを特定深さy1/100よりも深く設定するための条件である。第一導電型クラッド層2と第二導電型クラッド層4の屈折率は、nc1=nc2=3.216としている。なお、図10に関して、活性層3は厚さ0.24μmの単層膜として取り扱われている。活性層3の屈折率nを変化させつつ、βの値を変えている。y=0における光強度をE=1とすることで、式(1)から式(6)の連立方程式を解くことができる。範囲Qxに底面部深さYが収まるようにすることで、導波光8がエッチングエッジ隅部EEで散乱を受けることない。その結果、良好な特性の半導体レーザ装置101を得ることができる。
図11は、実施の形態1にかかる半導体レーザ装置101の底面部深さYを説明するための部分拡大図である。図11は、実施の形態1の代表例であり、図10の点Qに対応する底面部深さYを持つ断面形状を示す。図11では、底面部深さYが、特定深さy1/100よりも大きくつまり深く設定されている。このようにすることで、導波光8が、エッチングエッジ隅部EEにかかることがない。底面部深さYは、特定深さy1/100よりも小さくならなければよく、特定深さy1/100と同じに設定されてもよい。
一方、図12は、実施の形態1にかかる半導体レーザ装置101の底面部深さYを説明するために示す比較例の部分拡大図である。図12は、比較例の代表例であり、図10の点Qに対応する底面部深さYを持つ断面形状を示す。図12では、底面部深さYが、特定深さy1/100よりも小さくつまり浅く設定されている。図12では活性層3を導波する光分布の一部がエッチングエッジ隅部EEにかかることがわかる。図12の構造ではなく図11の構造を採用することで、半導体レーザ装置101の特性悪化を抑制することができる。なお、現実的なβの値は5度から20度の範囲内であるから、図10に示す範囲Qxにしたがって底面部深さYを調整することで優れた特性の半導体レーザを安定して得ることができる。
以上説明したように、実施の形態1によれば、共振器の内部を導波するレーザ放射光111の強度分布すなわちNFPを考慮に入れることで、共振器端面部7aで反射されるレーザ放射光111の散乱に起因する光損失を十分に小さく抑制できるように底面部深さYを設定している。これにより、高い光出力が得られる。しかも、共振器端面部7aから放射されるレーザ放射光111が突出部7bで大きく阻害されないように、上記のように適切に設定された底面部深さYに対応して所定突出量Xが適切に定められている。これにより、高い光出力と良好なFFPとを確実に両立することができる。
図16は、実施の形態1の変形例にかかる半導体レーザ装置131の構成を示す図である。後端面10に、共振器端面部10a、突出部10b、および段差底面部10cを設けてもよい。図17は、実施の形態1の変形例にかかる半導体レーザ装置141の構成を示す図である。前端面7および後端面10の両方に、共振器端面部7a、10a、突出部7b、10b、および段差底面部7c、10cを設けてもよい。図16および図17の変形例において、所定突出量Xおよび底面部深さYは、上述した実施の形態1と同様の基準で設定すればよい。
実施の形態2.
図13は、実施の形態2にかかる半導体レーザ装置201の構成を示す断面図である。図14は、実施の形態2にかかる半導体レーザ装置201の構成を示す部分拡大図である。実施の形態2に係る半導体レーザ装置201は、次の点で実施の形態1にかかる半導体レーザ装置201と相違している。まず、実施の形態1とは異なり、後端面10が、共振器端面部10aおよび突出部10bを備えている。さらに、実施の形態1とは異なり、共振器端面部10aに反射コーティング膜209が設けられている。
反射コーティング膜209を施すことで活性層3を導波する導波光8を共振器端面部10aで反射することができ、共振器端面部10aからの出力光を減らすことができる。半導体レーザ装置201のレーザ発振波長λに対する反射コーティング膜209の反射率を十分に高くすれば、共振器端面部10aからの出力光をほぼ零とすることもできる。反射コーティング膜209は、誘電体膜などで構成される。
図15は、実施の形態2にかかる半導体レーザ装置201の底面部深さYを説明するためのグラフである。図15は、実施の形態1における図10と同様に、底面部深さYを決定するために使用することができる。実施の形態2における底面部深さYの範囲Qxxは、図15の斜線部となる。実施の形態1に対応する範囲Qx1に加えて、範囲Qx2においても底面部深さYを設定することができる。範囲Qx2は、実線Q2以上かつ破線Q1以下の範囲である。反射コーティング膜209を設けることで半導体レーザ装置201の外部へとレーザ放射光111が放射されないようにすることで、第二パラメータβについて考慮しなくてもよくなる。第二パラメータβを考慮しなくてもよいので、図15において破線Q1を無視することができる。その結果、もっぱら第一パラメータαのみを考慮すればよいので、図15の実線Qのみを考慮して底面部深さYを決めればよく、すなわち実施の形態1の図5に従って底面部深さYを決めればよい。これにより、実施の形態1と同様にエッチングエッジ隅部EEでの導波光8の散乱を抑制でき、損失を抑制することができる。
実施の形態2では前端面7が共振器端面部7aおよび突出部7bを備えていないが、変形例として半導体レーザ装置201においてさらに前端面7に共振器端面部7aおよび突出部7bを追加してもよい。
実施の形態3.
図18は、実施の形態3にかかる外部共振器型半導体レーザ装置301の構成を示す斜視図である。図18は外部共振器型半導体レーザ装置301を後端面10の側から斜視したものであり、図1とは装置を見る向きが相違している。図19は、実施の形態3にかかる外部共振器型半導体レーザ装置301の構成を示す断面図である。図19は、図18のB−B仮想平面にそって外部共振器型半導体レーザ装置301を切断した断面図である。図20は、実施の形態3にかかる外部共振器型半導体レーザ装置301の構成を示す部分拡大図である。図20は図19の後端面部付近302を拡大したものである。
外部共振器型半導体レーザ装置301は、後端面10にエッチングが施されることで突出部10bおよび段差底面部10cが設けられている点では実施の形態2にかかる半導体レーザ装置201に類似している。しかし、外部共振器型半導体レーザ装置301は、半導体レーザ部301aと光導波路部301bとを有する点において半導体レーザ装置201と大きく相違している。
図19に示すように、外部共振器型半導体レーザ装置301は、共振器長のちょうど半分程度の位置で、前端面7の側の半導体レーザ部301aと後端面10の側の光導波路部301bに区分されている。半導体レーザ部301aは、実施の形態2と同様に、半導体基板1の上に第一導電型クラッド層2、活性層3、第二導電型クラッド層4、および第一オーミック電極5が設けられた部分である。これに対し、光導波路部301bは、二つの点で半導体レーザ部301aとは異なっている。第一相違点は、光導波路部301bは、活性層3の代わりに光導波路層303を備えることである。光導波路層303の材料は、第一導電型クラッド層2および第二導電型クラッド層4よりも屈折率が大きい。第二相違点は、光導波路部301bには第一オーミック電極5が設けられていないことである。
実施の形態2では共振器端面部10aが後端面10に含まれているが、実施の形態3では光導波路層303の端面である光導波路端面部310aが後端面10に含まれている。活性層3の端面から出力されたレーザ光が光導波路層303へと伝達され、このレーザ光は光導波路層303の光導波路端面部310aで反射される。光導波路端面部310aで反射したレーザ光は、再び活性層3へと入力され、最終的には前端面7から出射される。
図20の後端面部付近302に示すように、光導波路層厚中央軸303aが設定されている。この光導波路層厚中央軸303aは光導波路層303の厚さ方向の中央を通る軸であり、実施の形態1、2における活性層厚中央軸3aと対応している。その他、図20に記載した符号は図14に記載した符号と対応している。図20の各パラメータX、Y、β、およびαなどは、実施の形態1、2およびそれらの変形例で説明した各パラメータX、Y、β、およびαなどと同様の方法で設定することができる。エッチングエッジ隅部EEにおける電界強度および底面部深さYの関係についても、実施の形態1、2で説明したのと同様の方法で対策できる。実施の形態3においても、底面部深さYが特定深さy1/100と同じあるいは特定深さy1/100よりも大きく設定される。
なお、実施の形態3において、実施の形態2における反射コーティング膜209を追加しても良い。反射コーティング膜209を施すことで、光導波路層303を導波する導波光8を光導波路端面部310aで反射してもよい。
1 半導体基板
2 第一導電型クラッド層
3 活性層
3a 活性層厚中央軸
4 第二導電型クラッド層
5 第一オーミック電極
6 第二オーミック電極
7 前端面
7a 共振器端面部
7b 突出部
7c 段差底面部
8 導波光
10 後端面
10a 共振器端面部
10b 突出部
10c 段差底面部
101、131、141、201 半導体レーザ装置
102 共振器端面部付近
111 レーザ放射光
209 反射コーティング膜
301 外部共振器型半導体レーザ装置
301a 半導体レーザ部
301b 光導波路部
303 光導波路層
303a 光導波路層厚中央軸
310a 光導波路端面部
EE エッチングエッジ隅部
X 所定突出量
Y 底面部深さ

Claims (3)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に設けられた第一導電型クラッド層と、
    前記第一導電型クラッド層の上に設けられた活性層と、
    前記活性層の上に設けられた第二導電型クラッド層と、
    を備え、
    互いに反対を向く前端面および後端面を備え、
    前記前端面および前記後端面それぞれが、前記半導体基板の端部、前記第一導電型クラッド層の端部、前記活性層の端部、および前記第二導電型クラッド層の端部を含み、
    前記前端面および前記後端面の少なくとも一方が、
    前記活性層の端部を含む共振器端面部と、
    前記共振器端面部よりも予め定められた所定突出量だけ共振器長方向へ突き出ており、前記共振器端面部の側を向く段差底面部を備えた突出部と、
    を含み、
    前記共振器端面部と前記段差底面部とが接続して隅部を形成し、
    前記活性層の厚さ中央位置を表す仮想線である活性層厚中央軸から前記段差底面部までの最短距離を、底面部深さとし、
    前記底面部深さが、予め定められた特定深さと同じまたは当該特定深さよりも深くされており、
    前記特定深さは、前記活性層厚中央軸から、前記活性層を導波する導波光が持つ垂直横モードの光強度分布においてピーク強度値の1/100となる位置までの最短距離であり、
    前記所定突出量をXとし、前記底面部深さをYとし、前記共振器端面部から出射されるレーザ光の広がり角の半角をβとした場合に、
    β<arctan(Y/X)を満たすように前記所定突出量および前記底面部深さが定められ
    βの大きさが、0<β<β1であり、
    β1は、βおよびYそれぞれを軸とするグラフにおいて第一特性ラインと第二特性ラインとの交点に対応する角度であり、
    前記第一特性ラインは、前記共振器端面部から出力されるレーザ放射光が前記突出部に遮られないようにするための条件を前記グラフに定めたものであり、
    前記第二特性ラインは、前記底面部深さYを前記特定深さよりも深く設定するための条件を前記グラフに定めたものであり、
    前記底面部深さYが、前記第二特性ラインの値以上の大きさに設定される半導体レーザ装置。
  2. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に設けられた第一導電型クラッド層と、
    前記第一導電型クラッド層の上に設けられた活性層と、
    前記活性層の上に設けられた第二導電型クラッド層と、
    を備え、
    互いに反対を向く前端面および後端面を備え、
    前記前端面および前記後端面それぞれが、前記半導体基板の端部、前記第一導電型クラッド層の端部、前記活性層の端部、および前記第二導電型クラッド層の端部を含み、
    前記後端面が、
    前記活性層の端部を含む共振器端面部と、
    前記共振器端面部よりも予め定められた所定突出量だけ共振器長方向へ突き出ており、前記共振器端面部の側を向く段差底面部を備えた突出部と、
    を含み、
    前記活性層を導波する光を前記共振器端面部で反射するための反射コーティング膜が、前記共振器端面部に設けられ、
    前記共振器端面部と前記段差底面部とが接続して隅部を形成し、
    前記活性層の厚さ中央位置を表す仮想線である活性層厚中央軸から前記段差底面部までの最短距離を、底面部深さとし、
    前記底面部深さが、予め定められた特定深さと同じまたは当該特定深さよりも深くされており、
    前記特定深さは、前記活性層厚中央軸から、前記活性層を導波する導波光が持つ垂直横モードの光強度分布においてピーク強度値の1/100となる位置までの最短距離であり、
    前記所定突出量をXとし、前記底面部深さをYとし、前記反射コーティング膜を設けないときに前記共振器端面部から出射されるレーザ光の広がり角の半角をβとした場合に、
    βの大きさは、β1<βであり、
    β1は、βおよびYそれぞれを軸とするグラフにおいて第一特性ラインと第二特性ラインとの交点に対応する角度であり、
    前記第一特性ラインは、前記反射コーティング膜を設けないときに前記共振器端面部から出力されるレーザ放射光が前記突出部に遮られないようにするための条件を前記グラフに定めたものであり、
    前記第二特性ラインは、前記底面部深さYを前記特定深さよりも深く設定するための条件を前記グラフに定めたものであり、
    前記底面部深さYが、前記第一特性ラインの値よりも小さく且つ前記第二特性ラインの値以上の大きさに設定される半導体レーザ装置。
  3. 半導体基板と、
    前記半導体基板の上に設けられた第一導電型クラッド層と、
    前記第一導電型クラッド層の上における第一部分に設けられた活性層と、
    前記第一導電型クラッド層の上における前記第一部分の隣の第二部分に設けられ、前記活性層の端部と接続する光導波路層と、
    前記活性層および前記光導波路層の上に設けられた第二導電型クラッド層と、
    を備え、
    互いに反対を向く前端面および後端面を備え、
    前記前端面が、前記半導体基板の端部、前記第一導電型クラッド層の端部、前記活性層の端部、および前記第二導電型クラッド層の端部を含み、
    前記後端面が、前記半導体基板の端部、前記第一導電型クラッド層の端部、前記光導波路層の端部、および前記第二導電型クラッド層の端部を含み、
    前記後端面が、
    前記光導波路層の端部を含む光導波路端面部と、
    前記光導波路端面部よりも予め定められた所定突出量だけ共振器長方向へ突き出ており、前記光導波路端面部の側を向く段差底面部を備えた突出部と、
    を含み、
    前記光導波路端面部と前記段差底面部とが接続して隅部を形成し、
    前記光導波路層の厚さ中央位置を表す仮想線である光導波路層厚中央軸から前記段差底面部までの最短距離を、底面部深さとし、
    前記底面部深さが、予め定められた特定深さと同じまたは当該特定深さよりも深くされており、
    前記特定深さは、前記光導波路層厚中央軸から、前記光導波路層を導波する導波光が持つ垂直横モードの光強度分布においてピーク強度値の1/100となる位置までの最短距離であり、
    前記所定突出量をXとし、前記底面部深さをYとし、前記光導波路端面部から出射されるレーザ光の広がり角の半角をβとした場合に、
    β<arctan(Y/X)を満たすように前記所定突出量および前記底面部深さが定められ、
    βの大きさが、0<β<β1であり、
    β1は、βおよびYそれぞれを軸とするグラフにおいて第一特性ラインと第二特性ラインとの交点に対応する角度であり、
    前記第一特性ラインは、前記光導波路端面部から出力されるレーザ放射光が前記突出部に遮られないようにするための条件を前記グラフに定めたものであり、
    前記第二特性ラインは、前記底面部深さYを前記特定深さよりも深く設定するための条件を前記グラフに定めたものであり、
    前記底面部深さYが、前記第二特性ラインの値以上の大きさに設定される半導体レーザ装置。
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