JP6393909B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記錘手段に錘体を収納可能な収納部を設け、前記収納部へ前記錘体を収納するか否かや前記収納部へ収納する前記錘体の重さの違いにより、前記錘手段の重さを調節可能としたことを特徴とする。
また、作用突起を円柱状に形成する一方、錘手段の下面のうち、少なくとも姿勢の変更に伴い作用突起が移動する範囲の面を、中央部が左右両端部よりも下方へ膨出する湾曲面として形成しているため、作用突起と下面との接触領域を減らすことができ、スムーズに作用突起が下面上を移動することになり、ひいては遊技球の振分動作を確実且つスムーズに行うことができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、錘手段に錘体を収納可能な収納部を設け、収納部へ錘体を収納するか否かや収納部へ収納する錘体の重さの違いにより、錘手段の重さを調節可能としているため、遊技場により使用する遊技球の重さが異なっている等したとしても、錘手段全体を重さの違うものに交換する等することなく対応することができる。
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
なお、第1検知センサ36における遊技球の検知に伴う特別図柄の変動/確定表示は、第1特別図柄表示部において行われる。一方、第2検知センサ38における遊技球の検知に伴う特別図柄の変動/確定表示は、第2特別図柄表示部において行われる。また、所謂保留数は、各検知センサ36、38毎に4個ずつとなっており、最大で合計8個まで保留可能となっている。
なお、翼片付き電動役物17は、遊技球のゲート部材20への通過検知をもって実行される抽選結果に応じて開状態となる。また、翼片付き電動役物17における遊技球の検知に伴う特別図柄の変動/確定表示は、第3特別図柄表示部において行われる。
図4は、振分装置30の外観を前側から示した斜視説明図である。図5は、分解状態にある振分装置30を前側から示した説明図である。図6は、分岐流路48内で振分部材33が第1傾倒姿勢にある状態を前側から示した説明図である。
まず、振分部材33に回動軸44を取り付け、中ケース41の前側から回動軸44の後端を軸受け52に差し込んで振分部材33を中ケース41の前面側に取り付ける一方、前ケース40において第1検知センサ36及び第2検知センサ38を前保持部45、45に保持させた状態として、第1検知センサ36及び第2検知センサ38を前保持部45、45ごと保持孔54、54へ挿通させるとともに、回動軸44の前端を軸受けに差し込んで、前ケース40を中ケース41の前面側に組み付ける。また、吊設軸75をガイド孔69に挿通させ、中ケース41の後側から吊設軸75の前端を前固定部に差し込んで錘部材43を中ケース41の後面側に取り付ける一方、案内リブ57、57間に錘部材43を位置させながら吊設軸75の後端を後固定部に差し込んで、後ケース42を中ケース41の後面側に組み付ける。最後に、ネジ等を用いて前ケース40、中ケース41、及び後ケース42を一体化して本体ケース32を組み立てれば、振分装置30は組み立て完了となる。なお、錘部材43の収納空間71には、必要に応じて錘体を収納させておく。
図7は、中ケース41の前面側で振分部材33が第1傾倒姿勢にある状態を示した説明図である。図8は、振分部材33が第1傾倒姿勢にある場合の中ケース41の後面側を示した説明図である。図9は、中ケース41の前面側で振分部材33が第1傾倒姿勢と第2傾倒姿勢との間を移動中である状態を前側から示した説明図である。図10は、振分部材33が第1傾倒姿勢と第2傾倒姿勢との間を移動中である場合の中ケース41の後面側を示した説明図である。図11は、分岐流路48内で振分部材33が第2傾倒姿勢にある状態を前側から示した説明図である。図12は、中ケース41の前面側で振分部材33が第2傾倒姿勢にある状態を示した説明図である。図13は、振分部材33が第2傾倒姿勢にある場合の中ケース41の後面側を示した説明図である。
このようにして振分装置30では、遊技球を1個ずつ交互に第1流路34と第2流路35とへ振り分ける。
以上のような構成を有する振分装置30を備えたパチンコ機1によれば、振分部材の回動軸44よりも上方となる位置に、後方へ突出する作用突起65を設ける一方、振分部材33よりは重く、遊技球1個よりは軽い錘部材43を、上下方向へスライド自在に、且つ、円弧面70が作用突起65に対して上方から当接するように設けており、振分部材33が第1傾倒姿勢若しくは第2傾倒姿勢をとる際、錘部材43は自重により下方位置に位置して、振分部材33を第1傾倒姿勢若しくは第2傾倒姿勢で維持する一方、振分部材33が第1傾倒姿勢と第2傾倒姿勢との間で姿勢をかえる際、作用突起65は、錘部材43を押し上げながら円弧面70上を移動した後、その移動軌跡において最上点を通過すると、自重により下方位置へと復帰しようとする錘部材43に押されながら円弧面70上を移動するようにした。したがって、モータ等を要することなく遊技球を振り分けることができ、振分装置30の小型化やそれに伴う設置スペースの省スペース化、低コスト化を図ることができる。
さらに、錘部材43の左側部67及び右側部68に錘体を収納可能な収納空間71を夫々設けており、収納空間71へ錘体を収納するか否かや収納空間71へ収納する錘体を重さの異なる他の錘体に交換する等により、錘部材43の重さを調節可能としている。したがって、遊技場により使用する遊技球の重さが異なっている等したとしても、錘部材43を重さの違うものに交換する等することなく対応することができる。
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、振分手段等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
また、作用突起についても、上記実施形態では円柱状としているが、上半分のみが円周面となり、下半分は角柱状として形成されているような形状であってもよく、作用突起をどのような形状とするかは適宜設計変更可能である。
さらに、錘手段に錘体を収納可能とするか否かについても、言うまでもなく設計変更可能である。
またさらに、錘手段を上下方向へスライド自在に設けるにあたり、どのような構成を採用するかについても吊設軸と長孔との組み合わせによる上記実施形態の構成に何ら限定されることはなく、案内リブや突条部の有無等についても適宜設計変更可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、遊技球振分手段や振分手段、錘手段、収納部等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
Claims (2)
- 遊技球が進入可能な進入口と、前記進入口よりも下方に設けられ、前記進入口を介して進入してきた遊技球を検知する第1検知手段及び第2検知手段と、前記進入口と前記第1検知手段や前記第2検知手段とをつなぐように左右へ二股に形成された流路と、前記流路の二股部に前後方向を軸として回動可能に設置され、前記進入口を介して遊技球が進入してくる度に、前記第1検知手段へつながる前記流路側へ傾倒し、遊技球を前記第1検知手段へ導く第1傾倒姿勢と、前記第2検知手段へつながる前記流路側へ傾倒し、遊技球を前記第2検知手段へ導く第2傾倒姿勢とで交互に姿勢をかえながら遊技球を振り分ける遊技球振分手段とを備えた振分手段を備えた遊技機であって、
前記遊技球振分手段の前記軸よりも上方となる位置に、前方若しくは後方へ突出する円柱状の作用突起を設ける一方、
前記遊技球振分手段よりは重い錘手段を、上下方向へスライド自在に、且つ、下面が前記作用突起に対して上方から当接するように設けており、
前記遊技球振分手段が前記第1傾倒姿勢若しくは前記第2傾倒姿勢をとる際、前記錘手段は自重により下方位置に位置して、前記遊技球振分手段を前記第1傾倒姿勢若しくは前記第2傾倒姿勢で維持する一方、
前記遊技球振分手段が前記姿勢をかえる際、前記作用突起は、前記錘手段を押し上げながら前記錘手段の前記下面上を移動した後、その移動軌跡において最上点を通過すると、自重により前記下方位置へと復帰しようとする前記錘手段に押されながら前記下面上を移動するようになっており、
さらに、前記錘手段の下面のうち、少なくとも前記姿勢の変更に伴い前記作用突起が移動する範囲の面を、中央部が左右両端部よりも下方へ膨出する湾曲面として形成したことを特徴とする遊技機。 - 前記錘手段に錘体を収納可能な収納部を設け、前記収納部へ前記錘体を収納するか否かや前記収納部へ収納する前記錘体の重さの違いにより、前記錘手段の重さを調節可能としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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