JP2009028128A - パチンコ遊技機の遊技部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転振分装置および演出用の可動部品でのモータの共用と演出用の表示灯基板を搭載する場所の確保とを図る。
【解決手段】筐体24の透明または半透明の合成樹脂から構成された後壁部27には当たり球と外れ球とに振り分ける回転盤31を遊技盤7の前面に平行する面内で回転するように備えた回転振分装置18が設けられ、筐体24の内部空間には配置された可動部品53が後壁部27に回転可能に支持され、筐体24の外部にはモータ32と歯車群52および表示灯基板54が配置され、モータ32が筐体24の歯車群52や表示灯基板54と干渉しない位置に取り付けられ、歯車群52は遊技盤7の前面に平行する面内で回転するように後壁部27に回転可能に支持され、後壁部27と歯車群52との間の隙間に配置された表示灯基板54が後壁部27に固定的に支持され、表示灯基板54の後壁部27に向けられた前面にはLED55が実装されている。
【選択図】図1
【解決手段】筐体24の透明または半透明の合成樹脂から構成された後壁部27には当たり球と外れ球とに振り分ける回転盤31を遊技盤7の前面に平行する面内で回転するように備えた回転振分装置18が設けられ、筐体24の内部空間には配置された可動部品53が後壁部27に回転可能に支持され、筐体24の外部にはモータ32と歯車群52および表示灯基板54が配置され、モータ32が筐体24の歯車群52や表示灯基板54と干渉しない位置に取り付けられ、歯車群52は遊技盤7の前面に平行する面内で回転するように後壁部27に回転可能に支持され、後壁部27と歯車群52との間の隙間に配置された表示灯基板54が後壁部27に固定的に支持され、表示灯基板54の後壁部27に向けられた前面にはLED55が実装されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、回転振分装置および演出用の可動部品でのモータの共用と演出用の表示灯基板を搭載する場所も適切に確保できるパチンコ遊技機の遊技部品に関する。
パチンコ遊技機の遊技部品としては、特許文献1で開示された回転振分装置を有するセンター役物が知られている。このセンター役物の回転振分装置は、回転盤がモータによって遊技盤の前面に平行する垂直面内で回転された状態において、パチンコ球と呼ばれる球が回転盤を収容した容器の球入口部から回転盤の当たり球受部に取り込まれるか、または、回転盤の外れ球受部に取り込まれることによって、回転盤が球入口部から供給された球を当たり球と外れ球とに振り分けるようになっている。しかしながら、センター役物などの遊技部品に回転振分装置や演出用の可動部品および演出用の表示灯基板を設ける場合、回転盤のモータと可動部品の駆動源とを遊技部品の後壁部に設けるには、遊技部品の後壁部の広さが狭く、モータや駆動源を設ける構造が複雑になるうえ、演出用の表示灯基板を搭載する場所も限定されるという欠点がある。
特開平8−155093号公報
発明が解決しようとする問題点は、遊技部品に回転振分装置や演出用の可動部品および演出用の表示灯基板を設ける場合、モータや駆動源を設ける構造が複雑になるうえ、演出用の照明を搭載する場所も限定されるという点である。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技部品は、遊技盤に取り付けられる筐体が前方に開放した奥行の有る内部空間を構成し、筐体の奥を閉鎖する後壁部が透明または半透明の合成樹脂から構成され、後壁部には当たり球と外れ球とに振り分ける回転盤を遊技盤の前面に平行する垂直面内で回転するように備えた回転振分装置が設けられ、筐体の内部空間には可動部品が配置され、可動部品が後壁部に回転可能に支持され、筐体の外部にはモータと歯車群および表示灯基板が配置され、モータが筐体に取り付けられ、歯車群はモータの出力軸に固定される駆動歯車と回転盤を回転するための回転盤歯車と可動部品を回転するための可動部品歯車とが互いに連動するように連結された構造であって遊技盤の前面に平行する垂直面内で回転するように後壁部に回転可能に支持され、後壁部と歯車群との間の隙間には表示灯基板が後壁部と歯車群とから離れて配置されて後壁部に固定的に支持され、表示灯基板の後壁部に向けられた前面には光源が実装されたことを最も主要な特徴とする。後壁部の後面が凹凸状に構成されてもよい。
本発明に係るパチンコ遊技機の遊技部品は、モータが回転盤と可動部品とで共用できるうえ、歯車群が遊技盤の前面に平行する垂直面内で回転するように後壁部に回転可能に支持され、表示灯基板が後壁部と歯車群との間の隙間に配置されて後壁部に固定的に支持されたことによって、歯車群や表示灯基板の設置場所として筐体の後壁部を活用でき、後壁部が透明または半透明の合成樹脂から構成されたことによって、筐体の内部空間や可動部品を表示灯基板の前面に設けられた光源で適切に照明することができ、回転振分装置による球の振り分けも遊技者に適切に把握させることができるという利点がある。後壁部の後面が凹凸状に構成されれば、光源からの光が後壁部の内部に進入して拡散し、後壁部が全体的に明るくなり、筐体の内部空間や可動部品が適切に照明されるという利点がある。
図1は、遊技盤7に設けられる遊技部品の例としての上可変入賞部品13の側面を示す。図2は、駆動機構51を模式的に示す。図3は、演出装置19を分解して示す。図4は、演出装置19の側面を示す。図5は、上可変入賞部品13の正面を示す。図6は、上可変入賞部品13を縦方向に切断した断面を示す。図7は、パチンコ遊技機の正面を示す。本明細書において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は、図7の状態に遊技機枠1を置いて図7の紙面の表側から見た場合に特定される方向である。
図7を参照し、パチンコ遊技機について説明する。パチンコ遊技機の遊技機枠1は、遊技盤7を交換可能に入れる容器として、遊技機設置構造体に設置される。遊技機設置構造体は、遊技店のパチンコ遊技機を設置する島とも呼ばれる設備である。遊技機枠1の前部には、窓2、窓パネル3、受皿4、発射操作機構5が設けられる。遊技機枠1の内部には、発射機構6が設けられる。遊技盤7の前面には、ガイドレール8、発射通路9、アウト口10、一般入賞部品11、始動部品12、上可変入賞部品13、下可変入賞部品14、図外の遊技釘などが設けられる。上可変入賞部品13は、センター役物とも呼ばれ、仕切壁15、開閉体16、球検出器17、上回転振分装置18、演出装置19、下回転振分装置20などを備える。下可変入賞部品14は、アタッカーとも呼ばれ、開閉体21を備える。遊技盤7が遊技機枠1の内部に装着された場合、遊技領域22が発射機構6から発射された球の飛び交う領域として窓パネル3と遊技盤7の前面との間におけるガイドレール8で囲まれた部分として形成され、ガイドレール8、発射通路9、アウト口10、一般入賞部品11、始動部品12、上可変入賞部品13、下可変入賞部品14、図外の遊技釘などが、遊技機枠1の前側から窓2および窓パネル3を通して視認可能になる。
パチンコ遊技の一例について説明すると、遊技盤7が遊技機枠1に装着され、遊技者が受皿4にパチンコ球と呼ばれる球を入れ、遊技者が発射操作機構5を操作するのに伴い、発射機構6が発射操作機構5の操作量に応じた発射力で駆動し、発射機構6が受皿4から遊技機枠1の内部に取り込まれた球を1個ずつ発射通路9に向けて発射する。発射通路9に発射された球は、発射通路9から遊技領域22の上部に到達する。遊技領域22に到達した球が、遊技領域22を流下する過程において、一般入賞部品11や始動部品12の何れか1つに入賞するごとに、図外の球検出器が入賞信号を図外の制御装置に出力し、図外の制御装置が図外の球払出機構を制御し、球払出機構が賞球としての球を受皿4に払い出す。開閉体16;21が閉じた状態において、遊技領域22に到達した球が始動部品12に入賞すると、図外の球検出器が制御装置に出力し、制御装置が開閉体16を開閉する駆動源としての電磁ソレノイド23(図6参照)や上回転振分装置18の駆動源としてのモータ32(図6参照)および下回転振分装置20の駆動源としてのモータ42(図6参照)を制御し、開閉体16が開閉し、回転盤31;41(図5参照)が回転する。開閉体16が開いた状態において、遊技領域22を流下する球が、上可変入賞部品13に入賞すると、入賞するごとに、球検出器17が入賞信号を制御装置に出力し、制御装置が球払出機構を制御し、球払出機構が賞球としての球を受皿4に払い出す。
上可変入賞部品13に入賞した球が上回転振分装置18で外れ球として振り分けられると、当該外れ球は遊技盤7の後方に排出される。上可変入賞部品13に入賞した球が上回転振分装置18で当たり球として振り分けられると、当該当たり球は下回転振分装置20に供給される。下回転振分装置20に供給された球が下回転振分装置20で外れ球として振り分けられると、当該外れ球は遊技盤7の後方に排出される。下回転振分装置20に供給された球が下回転振分装置20で当たり球として振り分けられると、当該当たり球は遊技盤7の後方に排出される過程において図外の球検出器で検出され、当該球検出器が当たり領域信号を制御装置に出力し、制御装置が下可変入賞部品14の開閉体21の開閉する大当たり遊技を開始する。大当たり遊技は、開閉体21の開閉の開始からの経過時間がラウンド規定時間に到達するかまたは下可変入賞部品14への球の入賞個数が入賞規定個数に到達するかのいずれか1つが成立したら開閉体21を閉じて1ラウンドを終了し、開閉体21の開閉を再開し、最大ラウンド数まで繰り返される遊技形態である。一般入賞部品11、始動部品12、上可変入賞部品13、下可変入賞部品14の何れかに入賞した球は、遊技盤7の後方に排出される。一般入賞部品11や始動部品12、上可変入賞部品13、下可変入賞部品14のいずれにも入らないで、遊技領域22の最下部に到達した球は、アウト口10から遊技盤7の後方に排出される。
図5および図6を参照し、上可変入賞部品13について説明する。図5において、上可変入賞部品13は、筐体24を備える。筐体24は、前方に開放した奥行の有る内部空間を構成する。筐体24の前部には、仕切壁15および取付部25が設けられる。仕切壁15は、遊技盤7の前面から筐体24で囲まれた内部空間への球の侵入を阻止する部分として、筐体24の前方に突出する。取付部25は、上可変入賞部品13を遊技盤7に取り付けるための部分として、筐体24から遊技盤7の前面に平行するように外側に突出する。そして、図外のねじ釘が取付部25に設けられた取付孔を経由して遊技盤7に締結されることによって、取付部25が遊技盤7の前面に接触し、上可変入賞部品13が遊技盤7に取り付けられる。
仕切壁15の上部には、開閉体16と球検出器17および球入口部26が設けられる。開閉体16が仮想線で示す開放位置から実線で示す閉鎖位置に閉じた場合、球が遊技盤7の前面から球入口部26に入らなくなる。開閉体16が実線で示す閉鎖位置から仮想線で示す開放位置に開いた場合、球が遊技盤7の前面から球入口部26に入る可能性がある。図6にも示すように、開閉体16から球入口部26に入った球が球検出器17の球検出孔を上方から下方に通過する過程において、球検出器17が当該球を電気的に検出して入賞信号を出力する。球入口部26は、球検出器17を通過した球を筐体24の内部空間の上部の奥に誘導し、筐体24における内部空間の奥を閉鎖する後壁部27に形成された球出口部28に排出する。球出口部28は、球を後壁部27よりも後方に誘導した後に上回転振分装置18の上に排出する。
図5に戻り、上回転振分装置18は、遊技盤7の前面に平行する垂直面内で回転する回転盤31を有する回転振分装置を構成し、球出口部28よりも下部に位置し、後壁部27に設けられる。回転盤31は、筐体24の上部に設けられたモータ32(図6参照)によって遊技盤7の前面と平行する垂直面内で回転した状態において、回転盤31が球出口部28から供給された球を外れ球と当たり球とに振り分ける。回転盤31には、当たり球受部33と外れ球受部34とが設けられる。当たり球受部33は、取り込んだ当たり球を回転盤31の前方に排出する機能を備える。外れ球受部34は、取り込んだ外れ球を回転盤31の直径方向の外側に排出する機能を備える。
球出口部28から供給された球が回転盤31の外れ球受部34に取り込まれることによって、回転盤31が球出口部28から供給された球を外れ球として振り分ける。振り分けられた外れ球は、外れ球受部34の上に載って、回転盤31の回転に伴い、回転盤31の回転方向に移動し、外れ球受部34が上回転振分装置18における回転盤31を収容した容器35の周面に形成された外れ領域37と対応すると、外れ球受部34から外れ領域37を経由して回転盤31から側方と後壁部27の後方を経由して遊技盤7の後方に排出される。
球出口部28から供給された球が回転盤31の当たり球受部33に取り込まれることによって、回転盤31が球出口部28から供給された球を当たり球として振り分ける。振り分けられた当たり球は、当たり球受部33の上に載って、回転盤31の回転に伴い、回転盤31の回転方向に移動し、当たり球受部33が容器35の前面に形成された当たり領域36と対応すると、当たり球受部33から当たり領域36を経由して回転盤31から前方に排出されるので、遊技者が振り分けられた当たり球の流下先を把握しやすいという利点がある。
回転盤31から前方に排出された当たり球は、容器35の前面および後壁部27の前面に設けられた誘導通路38に取り込まれる。誘導通路38は、球を筐体24の内部空間の下方に形成された通路出口39に排出する。通路出口39は、球を下回転振分装置20の誘導通路43の上に排出する。
下回転振分装置20は、遊技盤7の前面に交差する水平面内で回転する回転盤41を有する回転振分装置を構成し、通路出口39よりも下部に位置し、筐体24の内部空間の底を閉鎖する底壁部29に設けられる。回転盤41は、筐体24の下部に設けられたモータ42(図6参照)によって水平な方向に回転した状態において、回転盤41が誘導通路43の前部に形成された通路出口44から供給された球を外れ球と当たり球とに振り分ける。つまり、通路出口44から供給された球が回転盤41の外れ球受部46に取り込まれることによって、回転盤41が通路出口44から供給された球を外れ球として振り分ける。振り分けられた外れ球は、下回転振分装置20における回転盤41を収容した容器47の底部の上に載って、回転盤31の回転に伴い、回転盤31の回転方向に移動し、外れ球受部46が容器47の底部に形成された外れ領域49と対応すると、外れ球受部46から外れ領域49を経由して回転盤31から下方と底壁部29の下方を経由して遊技盤7の後方に排出される。
通路出口44から供給された球が回転盤41の当たり球受部45に取り込まれることによって、回転盤41が通路出口44から供給された球を当たり球として振り分ける。振り分けられた当たり球は、当たり球受部45の上に載って、回転盤41の回転に伴い、回転盤41の回転方向に移動し、当たり球受部45が容器47の外周面に形成された当たり領域48と対応すると、当たり球受部45から当たり領域48を経由して回転盤41から側方と誘導通路43よりも下方を経由して遊技盤7の後方に排出される。
回転盤41には、フィギュア50が上方に突出する。フィギュア50は、回転盤41の上面に固定され、誘導通路38に接触しないように、回転盤41と一緒に回転する。
図1および図2を参照し、上回転振分装置18および演出装置19の駆動機構51について説明する。図1において、駆動機構51は、モータ32および歯車群52を備え、モータ32が駆動すると、歯車群52が上回転振分装置18の回転盤31と演出装置19の複数の可動部品53とを回転する。つまり、モータ32が上回転振分装置18と演出装置19とで共用されるので、上回転振分装置18と演出装置19とが駆動源を個別に設ける必要がないという利点がある。
歯車群52は、筐体24の後壁部27よりも後方において、遊技盤7の前面に平行する垂直面内で回転するように、後壁部27に回転可能に支持される。複数の可動部品53は、後壁部27よりも前側に離れて筐体24の内部空間に配置され、後壁部27に回転可能に支持される。後壁部27と歯車群52との間の隙間には、演出装置19の表示灯基板54が後壁部27と歯車群52とから離れて配置され、後壁部27に固定的に支持される。表示灯基板54は、プリント基板などの回路基板により構成される。表示灯基板54の前面には複数のLED55が光源として実装され、表示灯基板54の後面にはコネクタ56が実装され、LED55およびコネクタ56が表示灯基板54におけるプリント配線と呼ばれる箔形状の電線により互いに接続され、コネクタ56への電力の供給と遮断とによって、LED55が個別に点灯、点滅、消灯する。
つまり、歯車群52が遊技盤7の前面に平行する垂直面内で回転するように後壁部27に回転可能に支持され、表示灯基板54が後壁部27と歯車群52との間の隙間に配置されて後壁部27に固定的に支持されているので、筐体24の背面の広さが狭くても、歯車群52や表示灯基板54の設置場所として筐体24の背面を活用できるという利点がある。そして、後壁部27が透明または半透明の合成樹脂から構成されると、筐体24の内部空間や可動部品53をLED55からの発光で適切に照明することができ、上回転振分装置18による球の振り分けも遊技者に適切に把握させることができるという利点がある。遊技盤7には、部品逃避孔72が前後方向への貫通孔として設けられる。部品逃避孔72は、上回転振分装置18が遊技盤7に取り付けられる場合、電磁ソレノイド23や筐体24およびモータ32;42などの部品を逃げる孔であって、取付部25によって遊技盤7の前側から見えないように覆い隠される。モータ32は、筐体24の外部に配置され、歯車群52や表示灯基板と干渉しない位置であれば、筐体24の上部以外の後壁部27は底壁部29でもよい。
図2において、歯車群52は、駆動歯車57、中間歯車58、回転盤歯車59、複数の可動部品歯車60により構成される。駆動歯車57は、モータ32の出力軸61に固定される。中間歯車58は、駆動歯車57に噛み合わされかつ中間軸62に装着される。中間軸62は、後壁部27(図1参照)に取り付けられる。回転盤歯車59は、中間歯車58に噛み合わされかつ回転盤軸63に固定される。回転盤軸63は、回転盤31に固定され、容器35(図5参照)に回転可能に支持される。可動部品歯車60は、複数の可動部品軸64に個別に固定される。可動部品軸64は、後壁部27に回転可能に支持され、後壁部27の前後に貫通する。可動部品軸64の後壁部27から前方に突出した部分には、複数の可動部品53が個別に固定される。可動部品軸64の後壁部27から後方に突出した部分には、可動部品歯車60が個別に固定される。
複数の可動部品53は、回転盤31を前方から見た場合、回転盤31よりも左側に配置されたものが2個、回転盤31よりも右側に配置されたものが3個である。そして、左側の2個の可動部品歯車60のうちの上部の1個と右側の3個の可動部品歯車60のうちの最上部の1個とが中間歯車58に個別に噛み合わされる。左側の上部の可動部品歯車60には、左側の下部の1個の可動部品歯車60が噛み合わされる。右側の最上部の可動部品歯車60には、右側の中間部の1個の可動部品歯車60が噛み合わされる。右側の中間部の可動部品歯車60には、右側の下部の1個の可動部品歯車60が噛み合わされる。よって、モータ32の出力軸61が回転すると、駆動歯車57と中間歯車58と回転盤歯車59および可動部品歯車60が回転し、回転盤31および複数の可動部品53が回転する。可動部品53の全体的な個数は1個でもよく、回転盤31よりも左側または右側に配置される個数は上記個数に限定されるものではない。
可動部品53は、可動部品軸64にリンク機能で往復運動するように連結した構造でもよいが、最良の形態のように、可動部品53が可動部品軸64に固定された回転運動する構造であれば、可動部品歯車で可動部品53を動かす機構が簡単であるという利点がある。
図3を参照し、後壁部27に表示灯基板54を取り付ける部分の構造について説明する。後壁部27には、位置決め部材65および基板取付部66が後方に突出するように設けられる。表示灯基板54には、位置決め孔67および取付孔68が設けられる。そして、LED55が前方に向けられ、位置決め部材65と位置決め孔67とが互いに嵌め合わされ、ねじ釘69が後方から取付孔68を経由して基板取付部66に締結されることによって、基板取付部66が後壁部27の後方に図4に示すように取り付けられる。後壁部27の後面は、凹条70および凸条71が交互に繰り返されるように並列状態となって複数設けられた、凹凸状に構成される。
図4を参照し、LED55による照明について説明する。後壁部27の後面が凹条70および凸条71からなる凹凸状に構成されるので、LED55から前方に放出された光は、凹条70および凸条71から後壁部27の内部に進入して拡散する。よって、後壁部27が全体的に明るくなり、筐体24の内部空間や可動部品53が適切に照明されるという利点がある。凹条70および凸条71は、窪みまたは突起でもよい。
1は遊技機枠、2は窓、3は窓パネル、4は受皿、5は発射操作機構、6は発射機構、7は遊技盤、8はガイドレール、9は発射通路、10はアウト口、11は一般入賞部品、12は始動部品、13は上可変入賞部品、14は下可変入賞部品、15は仕切壁、16は開閉体、17は球検出器、18は上回転振分装置、19は演出装置、20は下回転振分装置、21は開閉体、22は遊技領域、23は電磁ソレノイド、24は筐体、25は取付部、26は球入口部、27は後壁部、28は球出口部、29は底壁部、30は欠番、31は回転盤、32はモータ、33は当たり球受部、34は外れ球受部、35は容器、36は当たり領域、37は外れ領域、38は誘導通路、39は通路出口、40は欠番、41は回転盤、42はモータ、43は誘導通路、44は通路出口、45は当たり球受部、46は外れ球受部、47は容器、48は当たり領域、49は外れ領域、50はフィギュア、51は駆動機構、52は歯車群、53は可動部品、54は表示灯基板、55はLED、56はコネクタ、57は駆動歯車、58は中間歯車、59は回転盤歯車、60は可動部品歯車、61は出力軸、62は中間軸、63は回転盤軸、64は可動部品軸、65は位置決め部材、66は基板取付部、67は位置決め孔、68は取付孔、69はねじ釘、70は凹条、71は凸条、72は部品逃避孔。
Claims (2)
- 遊技盤に取り付けられる筐体が前方に開放した奥行の有る内部空間を構成し、筐体の奥を閉鎖する後壁部が透明または半透明の合成樹脂から構成され、後壁部には当たり球と外れ球とに振り分ける回転盤を遊技盤の前面に平行する垂直面内で回転するように備えた回転振分装置が設けられ、筐体の内部空間には可動部品が配置され、可動部品が後壁部に回転可能に支持され、筐体の外部にはモータと歯車群および表示灯基板が配置され、モータが筐体に取り付けられ、歯車群はモータの出力軸に固定される駆動歯車と回転盤を回転するための回転盤歯車と可動部品を回転するための可動部品歯車とが互いに連動するように連結された構造であって遊技盤の前面に平行する垂直面内で回転するように後壁部に回転可能に支持され、後壁部と歯車群との間の隙間には表示灯基板が後壁部と歯車群とから離れて配置されて後壁部に固定的に支持され、表示灯基板の後壁部に向けられた前面には光源が実装されたことを特徴とするパチンコ遊技機の遊技部品。
- 後壁部の後面が凹凸状に構成されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機の遊技部品。
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