JP2010273697A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動役物と、可動役物の後側に配設された入賞口装置の開閉部材を共通の駆動機構で駆動すると共に、駆動機構の構造を簡単化できるパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】遊技盤4の盤面4bに、遊技盤4に支持された回転軸21に固定された可動役物13を設け、第2大入賞口装置14は、可動役物13よりも後側に配設されて回動により第2大入賞口14aを開閉する開閉部材22と、可動役物13と開閉部材22を駆動する共通の回転駆動機構23とを備え、回転駆動機構23は、駆動モータ43と、この駆動モータ43の駆動力を回転軸21に伝達するギヤ機構41と、開閉部材22を閉位置側へ回動付勢する捩じりバネ部材40と、可動役物13に装備されて開閉部材22を開位置側へ回動させる押動機構44とを備えた。
【選択図】図7

Description

本発明は、入賞口を有する入賞口装置を備えたパチンコ遊技機に関し、可動役物と、可動役物よりも後側に配設されて入賞口を開閉する開閉部材を共通の駆動機構で駆動可能なパチンコ遊技機に関するものである。
従来から、パチンコ遊技機においては、遊技盤の盤面に入賞口を有する入賞口装置や可動の可動役物などが配設されている。例えば、特許文献1に記載のパチンコ機には、遊技盤の盤面の左部に特定入賞口を有する入賞装置が設けられている。この入賞装置は、特定入賞口の一部をなす球保持部を有する円形の回転役物と、この回転役物を収容可能な環状のガイド枠と、ガイド枠と一体成形され遊技盤に取付られる取付板と、回転役物を回転駆動する駆動モータとを備えている。
他方、近年のパチンコ遊技機には、遊技演出を高めるために画像表示器を含むセンタ役物が遊技盤の中央部に設けられ、このセンタ役物やセンタ役物の外周近傍部に、従来の大入賞口装置とは別個に設けられた大入賞口装置が配設されているものがある。また、この大入賞口装置よりも前側には、遊技盤の盤面と直交する回転軸に固定された可動の可動役物が設けられているものがある。
この大入賞口装置は、大入賞口と、大入賞口を開閉する開閉部材であって盤面と直交する軸回り方向に回動する開閉部材と、開閉部材を駆動機構を介して駆動するソレノイドアクチュエータと、回転軸をギヤ機構を介して駆動する駆動モータを備えている。大入賞口装置が作動すると、開閉部材が、ソレノイドアクチュエータの駆動力により駆動機構を介して駆動される。また、可動役物が、駆動モータの駆動力により、ギヤ機構、回転軸を介して回転駆動される。
特開2003−62213号公報
可動役物が遊技盤の盤面の前側に配設され、この可動役物よりも後側に大入賞口装置が配設される場合、大入賞口装置に、開閉部材を駆動するソレノイドアクチュエータと、開閉部材を駆動する駆動モータとを設けるスペースが必要になるので、大入賞口装置が大型化してしまう。
また、大入賞口装置に、モータの駆動力を可動役物に伝達するギヤ機構と、ソレノイドの駆動力を開閉部材に伝達する駆動機構とを設ける必要があるので、大入賞口装置における駆動機構の構造が複雑になる。
本発明の目的は、可動役物と、可動役物の後側に配設された入賞口装置の開閉部材を共通の駆動機構で駆動すると共に、駆動機構の構造を簡単化できるパチンコ遊技機を提供することである。
本願発明は以下の構成を有するものである。尚、参照符号は、本願発明の理解促進の為に図面に図示した構成要素との対応関係の一例を示したものであり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。
請求項1のパチンコ遊技機は、遊技盤(4)と、入賞口(14a)を有する入賞口装置(14)を備えたパチンコ遊技機(1)において、遊技盤(4)の盤面(4b)に、遊技盤(4)に支持された回転軸(21)に固定された可動役物(13)を設け、入賞口装置(14)は、可動役物(13)よりも後側に配設されて回動により入賞口(14a)を開閉する開閉部材(22)と、可動役物(13)と開閉部材(22)を駆動する共通の回転駆動機構(23)とを備え、回転駆動機構(23)は、駆動モータ(43)と、この駆動モータ(43)の駆動力を回転軸(21)に伝達するギヤ機構(41)と、開閉部材(22)を閉位置側へ回動付勢するバネ部材(40)と、可動役物(13)に装備されて開閉部材(22)を開位置側へ回動させる押動機構(44)とを備えたことを特徴としている。
この入賞口装置(14)においては、回転駆動機構(23)が作動すると、駆動モータ(43)の駆動力がギヤ機構(41)を介して可動役物(13)が固定された回転軸(21)に伝達され、可動役物(13)が回転軸(21)を介して回転駆動される。可動役物(13)が回転駆動すると、可動役物(13)に装備された押動機構(44,44A,44B)により、開閉部材(22)が、バネ部材(40)による回動付勢力に抗して閉位置側から開位置側へ押動される。
請求項2のパチンコ遊技機は、請求項1の発明において、バネ部材(40)は捩じりバネ部材(40)であり、開閉部材(22)は、遊技球(P)を案内する案内部(34)と、この案内部(34)よりも前方へ突出し押動機構(44)と係合可能な前側突出片(35)と、案内部(34)よりも後方へ突出し捩じりバネ部材(40)の一端が係合した後側突出片(36)とを有することを特徴としている。
請求項3のパチンコ遊技機は、請求項2の発明において、押動機構(44)は、可動役物(13)の裏面に一体形成されて後方へ突出し且つ開閉部材(22)の前側突出片(35)を押動可能な突起(48)からなることを特徴としている。
請求項4のパチンコ遊技機は、請求項2の発明において、押動機構(44A)は、可動役物(13)の裏面に前後方向向きに設けられた支軸(70)と、この支軸(70)に回動可能に枢着された押動部材(71)と、可動役物(13)の裏面に一体形成されて後方へ突出し且つ前記押動部材(71)が前側突出片(35)を開方向へ押動する際に押動部材(71)の回動を規制する規制突部(72)とを有することを特徴としている。
請求項5のパチンコ遊技機は、請求項2の発明において、押動機構(44B)は、可動役物(13)の裏側に固定され且つ開閉部材(22)の前側突出片(35)を開方向へ押動可能な板バネ部材(73)からなることを特徴としている。
請求項6のパチンコ遊技機は、請求項1〜5の発明の何れか1項において、入賞口装置(14)の入賞口が大入賞口(14a)であることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、簡単な構造でもって可動役物と入賞口装置の開閉部材を共通の駆動モータで駆動することができる。また、アクチュエータの数を低減して製作コストの低減を図ることができる。
請求項2の発明によれば、開閉部材を共通の駆動モータで駆動することができる。
請求項3〜5の発明によれば、簡単な機構でもって開閉部材を開閉動作させることができる。
請求項6の発明によれば、簡単な構造でもって可動役物と大入賞口装置の開閉部材を共通の回転駆動機構で駆動することができる。
本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の正面図である。 可動役物と第2大入賞口装置の拡大斜視図である。 可動役物と第2大入賞口装置の拡大斜視図である。 第2大入賞口装置の分解斜視図である。 役物ケースの拡大正面図である。 開閉部材の拡大斜視図である。 装飾板の裏面側拡大斜視図である。 回転駆動機構の要部拡大斜視図である。 捩じりバネ部材が開閉部材を閉位置に付勢している状態を示す斜視図である。 開閉部材が開位置にあるときの第2大入賞口装置の斜視図である。 開閉部材を開位置にしたときの捩じりバネ部材の状態を示す斜視図である。 パチンコ遊技機の制御系のブロック図である。 実施例2の図8相当図である。 開閉部材が閉位置のときの押動機構と可動役物の正面図である。 開閉部材に当接したときの押動機構と可動役物の正面図である。 開閉部材に当接した後の押動機構と可動役物の正面図である。 実施例3の図8相当図である。 開閉部材が閉位置のときの押動機構と可動役物の正面図である。 開閉部材が閉位置のときの押動機構と可動役物の要部平面図である。 押動機構が開閉部材を通過するとき押動機構と可動役物の要部平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
尚、以下の実施例では、パチンコ遊技機1の遊技盤に対面した状態における、盤面に直交する前後方向を前後方向として説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機1には、パチンコホールの島構造体に取り付けられる外枠に開閉枠2が開閉自在に設けられ、開閉枠2に開閉扉3が開閉自在に設けられている。開閉枠2には遊技盤4が装着され、その遊技盤4の前面側に遊技領域4aが形成されている。開閉扉3には窓部3aが形成され、その窓部3aに透明ガラス板が装着され、そのガラス板により遊技領域4aの前側が覆われている。このガラス板を通して外部から遊技領域4aを見ることができる。
開閉扉3の上部には複数の装飾ランプ3bが設けられ、窓部3aの下側には、所謂チャンスボタンと呼ばれる遊技者が操作可能な演出ボタン5と、発射用の遊技球Pや入賞球を貯留する貯留皿6と、遊技者が操作する発射ハンドル7が設けられている。発射ハンドル7が回動操作されると、貯留皿6から発射位置に導入された遊技球Pが発射される。ここで、貯留皿6に複数の遊技球Pが存在する場合には、例えば、複数の遊技球Pが約0.6秒間隔で連続発射される。
遊技盤4の鉛直な盤面4bの遊技領域4aには、多数の障害釘8、風車9、始動入賞口装置10、ゲート11、第1大入賞口装置12、可動役物13、第2大入賞口装置14、複数の普通入賞口15、センタ役物16、画像表示器17、役物装置18が設けられている。遊技領域4a外に遊技表示盤19が設けられている。遊技盤4の裏側には制御装置20(図図12参照)が設けられている。
始動入賞口装置10は、センタ役物16のステージ16aの下側に配置され、所謂電チューと呼ばれる左右1対の開閉部材を備えた電動式チューリップ型役物を含む構成である。始動入賞口装置10は、ゲート式の第1始動入賞口10a、開閉式の第2始動入賞口10b、この第2始動入賞口10bを開閉する開閉部材10c、第1始動入賞口10aに入賞した遊技球Pを検出する第1始動口SW10d(図12参照),第2始動入賞口10bに入賞した遊技球Pを検出する第2始動入賞口SW10e(図12参照)、開閉部材10cを開閉駆動する電チューソレノイド10f(図12参照)を有する。
開閉部材10cは、左右対称の2つの短い羽根部材が盤面4bと直交する軸回りに動作するように構成され、閉塞位置で第2始動入賞口10bへの遊技球Pの入賞を不可能にし、開放位置で第2始動入賞口10bへの遊技球Pの入賞を可能にする。図1の開閉部材10cは閉塞位置にある。ゲート11はセンタ役物16の左側に配置され、ゲート11には通過した遊技球Pを検出するゲートSW11a(図12参照)が付設されている。
第1大入賞口装置12は、始動入賞口装置10の下側に配置され、第1大入賞口12aと、第1大入賞口12aを開閉する開閉部材12bと、第1大入賞口12aに入賞した遊技球Pを検出する第1大入賞口SW12c(図12参照)と、開閉部材12bを開閉駆動する第1大入賞口ソレノイド12d(図12参照)とを有する。
開閉部材12bは、第1大入賞口ソレノイド12dにより盤面4bと平行方向の水平な軸回りに動作するように構成され、閉位置で第1大入賞口12aへの遊技球Pの入賞を不可能にし、開位置で第1大入賞口12aへの遊技球Pの入賞を可能にする。図1の開閉部材12bは、開位置にある。
図1〜図4に示すように、可動役物13は、センタ役物16の左側上部において遊技盤4の盤面4bの前側に設けられている。この可動役物13は、多数の微細なピラミッドカットからなる拡散レンズで形成され前面に2つのアルファベット文字(例えば、「KN」)を印した円形の回転役物である。可動役物13は、盤面4bと直交する回転軸21に固定され、図1に示す停止位置から回転軸21を中心に時計回り方向と反時計回り方向に回転可能に構成されている。
本願特有の第2大入賞口装置14は、可動役物13よりも後側に配置されている。この第2大入賞口装置14は、第2大入賞口14aと、第2大入賞口14aを開閉する開閉部材22と、第2大入賞口14aに入賞した遊技球Pを検出する第2大入賞口SW14c(図12参照)とを有する。第2大入賞口装置14の詳細については後述する。
各普通入賞口15には、入賞した遊技球Pを検出する普通入賞口SW15a(図12参照)が付設されている。センタ役物16は、遊技盤4の盤面4bの中央部に略円形領域に配置され、盤面4bよりも前方へ張出すステージ16aを含むセンタ役物外周枠16bを有する。センタ役物外周枠16bの全体には、センタ役物16の高級感や華やかさを高めるために、導電性を有する硬質金メッキ加工が施されている。
画像表示器17は、液晶ディスプレイ(LCD)からなり、センタ役物16内に配置されている。この画像表示器17には、第1又は第2始動入賞口10a,10bへの遊技球Pの入賞を契機に大当り抽選演出が表示され、その大当り抽選演出では、演出図柄(装飾図柄)を用いて図柄変動や大当り抽選の結果が表示され、また、大当り遊技中には大当り演出が表示される。
役物装置18は、固定役物18a、可動役物18b,18c、この可動役物18b,18cを駆動する駆動手段18d(図12参照)を有する。固定役物18aと可動役物18b,18cは、有色の合成樹脂材料で形成され、センタ役物16の上部から右部に亙って設けられた1つのキャラクタ(例えば、「キン肉マン」)を表す役物を構成している。
固定役物18aがキン肉マンの左上腕であり、可動役物18bがキン肉マンの左下腕と左手に握った火玉であり、可動役物18cがキン肉マンの顔である。固定役物18aと可動役物18b,18cはセンタ役物外周枠16bの上部と右部よりも内側に配置され、固定役物18aはセンタ役物外周枠16bに固定され、可動役物18b,18cは、図1に示す待機位置と左下方向へ揺動した揺動位置とに亙って揺動自在に基端部がセンタ役物外周枠16bに取り付けられている。
遊技表示盤19は、遊技領域4aの下部右側に配置され、7セグメント表示器からなる第1,第2特別図柄表示器19a,19b、○×で表示する普通図柄表示器19c、第1特別図柄保留ランプ19d、第2特別図柄保留ランプ19e、普通図柄保留ランプ19fを備えている。
第1特別図柄表示器19aには、第1始動入賞口10aへの遊技球Pの入賞を契機に第1特別図柄が図柄変動後に表示され、第2特別図柄表示器19bには、第2始動入賞口10bへの遊技球Pの入賞を契機に第2特別図柄が図柄変動後に表示される。第1又は第2特別図柄表示器19a,19bに大当り図柄が表示された場合、大当り遊技状態が発生して、第1又は第2大入賞口装置12,14が作動し、通常は閉塞の大入賞口12a,14aを開閉するように開閉部材12b,22が複数ラウンドに亙って開閉動作する。
第1特別図柄保留ランプ19dには、第1始動入賞口10aに入賞した遊技球Pの数であって第1特別図柄表示器19aでの図柄変動に未だ供していない第1保留数が4個まで表示される。第2特別図柄保留ランプ19eには、第2始動入賞口10bに入賞した遊技球Pの数であって第2特別図柄表示器19bでの図柄変動に未だ供していない第2保留数が4個まで表示される。普通図柄保留ランプ19fには、ゲート11に入賞した遊技球Pの数であって普通図柄表示器19cでの図柄変動に未だ供していない保留球が4個まで表示される。
発射ハンドル7を回動操作することで、ガイドレール24間を上昇して遊技領域4aの頂部に投入された遊技球Pは、複数の障害釘8や風車9に当たって方向を変えながら落下して、始動入賞口装置10の第1,第2始動入賞口10a,10b、第1又は第2大入賞口装置12,14の大入賞口12a,14a、複数の普通入賞口15の何れかに入賞して遊技領域4a外へ排出されるか、最下端まで落下してアウト口25から遊技領域4a外へ排出される。
次に、第2大入賞口装置14について詳しく説明する。
図1〜図11に示すように、第2大入賞口装置14は、センタ役物16の左側上部に設けられ、第2大入賞口14aと、第2大入賞口14aを開閉する開閉部材22と、可動役物13と開閉部材22を駆動する共通の回転駆動機構23と、可動役物13を収容する役物ケース26と、役物ケース26の後側に配設された装飾板27と、装飾板27の後側に配設された支持体28とを有する。
図2〜図4に示すように、役物ケース26は透明な合成樹脂材料で一体成形されている。役物ケース26は、円板部29と、この円板部29の外周部の外周壁30aと、外周壁30aの後端に連なる周壁部30bと、通路部33とを備えている。役物ケース26の前端部には、円板部29と外周壁30aとで、可動役物13を回転自在に収容する収容凹部31が形成されている。可動役物13は、その前面が外周壁30aの前端と略同一面となるように収容凹部31に収容されている。
図4、図5に示すように、円板部29には、その中央部の円形穴29aと、円弧状の係合穴29bとが形成されている。この係合穴29bは、円板部29の後側に配設される後述の開閉部材22の前側突出片35を導入する為の穴である。
役物ケース26の裏面には、複数の突出片(図示略)が装飾板27側へ突設され、それら突出片の後端部にはビス穴が形成されている。役物ケース26を装飾板27の前側に配置し、ビスを装飾板27のビス穴に挿通させて複数の突出片のビス穴に螺合させることで、役物ケース26が装飾板27に固定される。
役物ケース26の通路部33は、外周壁30aと周壁部30bに連なるように、右上部の約60度の円弧領域に形成されている。役物ケース26の頂部には、開閉部材22を挿通させる切欠部32が形成されている。周壁部30bは、通路部33及び切欠部32以外の約200度の円弧領域に対応するように形成されている。
図2〜図4、図6に示すように、開閉部材22は、前記の切欠部32と装飾板27の前面とで形成される開口部32a(図3参照)に上方に突出する状態で、役物ケース26の内部に配設されている。開閉部材22が開位置のとき開口部32aの一部が第2大入賞口14aとなる。開閉部材22は、前後方向向きの軸回りに回動するように構成され、図2に示す閉位置と、図10に示す開位置とに亙って回動可能である。
図3〜図6に示すように、開閉部材22は透明な合成樹脂材料で一体成形されている。開閉部材22は、所定の前後幅を有する正面視にて翼形の翼形部22Aと、この翼形部22Aの左端下部に一体形成された枠状部22Bとを有する。開閉部材22の下端部にはそれを回動自在に枢支する為の枢支穴22aが形成されている。翼形部22Aは、軽量化して開閉動作の応答性を高めるため中空状に形成され、枠状部22Bには開口穴22bが形成されている。
翼形部22Aの上半部の前面には装飾性を高めるために硬質金メッキが施されている。開閉部材22は、第2大入賞口14aを開放する開位置のときに遊技領域4aの頂部から落下してきた遊技球Pを第2大入賞口14aに案内する案内部34と、この案内部34よりも前方へ突出した前側突出片35と、案内部34よりも後方へ突出した後側突出片36と、開閉部材22が閉位置のときに遊技球Pが転動する第1,第2転動部37a,37bを有する。
案内部34は翼形部22Aの右側面に平坦面に形成されている。第1転動面37aは翼形部22Aの左側面の上半部に形成されている。第2転動面37bは枠状部22Bの上面に形成されている。第1,第2転動部37a,37bは上方へ突の湾曲面に且つほぼ等しい長さに形成され、第1転動部37aは第2転動部37bよりも急傾斜である。
図3に示すように、第2転動部37bの下端に連なる第3転動部37cが周壁部30bの一部に形成されている。第3転動部37cの右端部には、遊技球Pの転動を円滑にする為の傾斜部kが形成されている。
第3転動部37cの左端に連なる第4転動部37dは、装飾部材16cにほぼ水平に形成されている。装飾部材16cの全面には硬質金メッキが施されている。装飾部材16cは、右端が周壁部30bに固定されて左方へ水平に延びる水平部16dと、この水平部16dの左端から下方へ同程度の長さ延びる枠形成部16eとを有する。枠形成部16eはセンタ役物外周枠16bの一部を構成している。第2,第3転動部37b,37cと外周壁30aの一部と装飾板27とで遊技球Pが転動可能な溝状に形成されている。
第1,第2,第3転動部37a,37b,37cから第4転動部37dの方へ転動した遊技球Pは、第4転動部37dの左端からゲート11の方へ落下する。
上記のように、開閉部材22を有効活用して遊技球Pが転動する第1,第2転動部37a,37bを形成するため、開閉部材22の上面側のスペースを有効に活用できる上、転動部を形成する部材を節減することができる。
前側突出片35は、翼形部22Aの左端下部の前端から前方に向けて所定幅だけ突設され、縦向きのほぼ円弧形に形成されている。後側突出片36は、翼形部22Aの右端下部の後端から後方に向けて所定幅だけ突設され、縦向きに形成されている。
図4、図7に示すように、装飾板27は、透明な合成樹脂成形体で構成され、前面は平滑面であるが、後面の全面には多数の細かなピラミッドカットからなる拡散レンズ38dが形成されている。装飾板27は、外周形状がジグザグの星形に形成された本体板部38と、この本体板部38の中央領域に一体形成され円板部39とを有する。円板部39は、本体板部38よりも例えば5mm程度後方に後退して位置し、円板部39の前面側には円形の凹部39aが形成されている。
円板部39の中央部には円形穴27aが形成され、円板部39の上部の外周寄りの位置には円弧状の係合穴27bが形成されている。この係合穴27bは、開閉部材22の後側突出片36を導入する為の穴である。
開閉部材22の前側突出片35が係合穴29bに挿入され、後側突出片36が係合穴27bに挿入され、これら係合穴29b,27bにより開閉部材22の回動範囲が規制される。装飾板27の円板部39の上部の右端部分には、縦長楕円形の貫通穴27cが形成されている。この貫通穴27cは、役物ケース26の通路部33の後端と連通しており、通路部33内に流入した遊技球Pを後方へ導出する為の穴である。
装飾板27の円板部39の前面の上部には、開閉部材22の枢支穴22aを枢支する為の前後方向向きの軸部38bが一体形成され、役物ケース26の円板部29の後面の上部には、開閉部材22の枢支穴22aを枢支する為の前後方向向きの軸部(図示略)が軸部38bと対向状に一体形成されている。開閉部材22の枢支穴22aを前後1対の軸部で枢支することで、開閉部材22が回動自在に枢支されている。
尚、円板部39の前面の上部における、軸部38bの左側近傍部位には、開閉部材21が開位置側(反時計回り方向)に回動した際、所定角以上回動しないように開閉部材22の回動を規制する規制部38cが設けられている。
図7,図9に示すように、本体板部38の下部2/3の外縁部には、後方に所定長さ突出する外縁壁部38eが連続的に形成されている。本体板部38の裏面の外縁近傍部には、複数の突出部38fが後方へ向けて突設され、それら突出部38fにはビス穴が形成されている。
円板部39の裏面には、係合穴27bよりも下側において支軸部39aが後方へ向けて突設され、この支軸部39aに回転駆動機構23の捩じりバネ部材40の捩じり部40aが外嵌される。支軸部39aの左側近傍部位には、捩じりバネ部材40の一端を係止する為の係止片39bが一体形成されている。円板部39の裏面の外周縁近傍部には、複数の突出部39cが後方へ向けて突設され、それらの突出部39cにはビス穴が形成されている。
装飾板27の複数の突出部38fと複数の突出部39cを支持体28の前面に配置し、複数のビスを支持体28のビス穴に挿通させて突出部38f,39cのビス穴に螺合させることにより、装飾板27が支持体28に固定される。
図4に示すように、支持体28は、前後方向に所定の厚さを有する略矩形板状の合成樹脂成形体である。支持体28の中央部には矩形状の貫通穴28aが形成されている。前記の円板部29の円形穴29aと、装飾板27の円形穴27aと、貫通穴28aは同軸状に形成されている。支持体28の右端部分には、装飾板27の貫通穴27cに対向して連通する連通穴28bが形成されている。この連通穴28bを通過した遊技球Pは、第2入賞口スイッチ14cで検出後に、遊技盤4の裏側から外部へ排出される。
支持体28の前面には、複数のLED74aが実装されたランプ基板74が設けられている。複数のLED74aの光が装飾板27へ向けて投射されると、装飾板27に入射した光が拡散レンズ38dで拡散され、拡散された光により装飾板27の全面が均一に照明される。装飾板27を透過した光は、可動役物13の前面の文字以外の領域から遊技者へ向けて発せられる。支持体28は、その後側に配設されるギヤ収容ケース42であって回転駆動機構23のギヤ機構41を収容するギヤ収容ケース42に支持されている。
図4、図7、図8に示すように、回転駆動機構23は、可動役物13と開閉部材22を1つのアクチュエータで駆動するものである。回転駆動機構23は、駆動モータ43と、この駆動モータ43の駆動力を回転軸21に伝達するギヤ機構41と、開閉部材22を閉位置側へ回動付勢する捩じりバネ部材40と、可動役物13に装備されて開閉部材22を開位置側へ回動させる押動機構44とを備えている。駆動モータ43はギヤ収容ケース42の後側に前後方向向きに水平に配設されている。
ギヤ機構41は、減速比の小さな減速ギヤ機構で、ギヤ収容ケース42の内部に収容されている。ギヤ機構41は、駆動モータ43の出力軸43aに固定された駆動ギヤ45と、駆動ギヤ45に噛合した第1従動ギヤ46と、第1従動ギヤ46に噛合した第2従動ギヤ47とを備えている。これらギヤ45,46,47は合成樹脂製のものである。第1従動ギヤ46を支持する回転軸46aの後端部は、駆動モータ43のフランジを固定する固定部の下部の軸受部43bに支持されている。第2従動ギヤ47と一体の軸部47aが設けられ、この軸部47aの後端部がギヤ収容ケース42に支持され、回転軸21がカプラーを介して軸部47aに回転力を伝達可能に連結されている。
この回転軸21は、貫通穴28a、円形穴27a,29aを挿通し、先端部が可動役物13の裏面から後方に突出した軸受部13aに固定されている。この回転駆動機構23により、可動役物13が回転軸21を中心に時計回り方向又は反時計回り方向に回転駆動される。
捩じりバネ部材40の捩じり部40aは、円形部39の裏面の支軸部39aに外嵌され、一端のレバー部40bが係止片39bに係止され、他端のレバー部40cが装飾板27の係合穴27bから後方に突出した開閉部材22の後側突出片36に係止されている。この捩じりバネ部材40により、開閉部材22が閉位置へ弾性付勢されている。
図8に示すように、開閉部材22を開位置へ回動させる押動機構44は、可動役物13の裏面に一体形成されて後方へ突出した短柱状の突起48で構成されている。この突起48は、可動役物13が予め設定された正規の停止位置(これを原点位置とする)に停止しているときに、役物ケース26の円板部29の係合穴29bから前方へ突出した前側突出片35の前端部に右方から当接している。
次に、パチンコ遊技機1の制御系について説明する。
図12に示すように、制御装置20は、メイン制御装置50とサブ制御装置51とで構成されている。メイン制御装置50は、遊技制御基板52にCPUとROMとRAMを備えて構成され、遊技制御基板52は盤用外部情報端子基板53に接続されている。
サブ制御装置51は、払出制御基板54、演出制御基板55、画像制御基板56、ランプ制御基板57を備え、この複数の制御基板54〜57は夫々CPUとROMとRAMを備えて構成され、更に、演出制御基板55は、RTC(リアルタイムクロック)を備えて構成され、払出制御基板54は枠用外部情報端子基板58に接続されている。
遊技制御基板52は、第1,第2始動口SW10d,10e、ゲートSW11a、第1,第2大入賞口SW12c,14c、普通入賞口SW15aからの検出信号と、払出制御基板54からの制御情報を受けて、電チューソレノイド10f、第1大入賞口ソレノイド12d、駆動モータ43、図柄表示器19a〜19c、図柄保留ランプ19d〜19fを制御し、払出制御基板54と演出制御基板55と盤用外部情報端子基板58に制御情報(遊技情報)を出力する。
払出制御基板54は、遊技制御基板52からの制御情報と、払出球検出SW59、球有り検出SW59、満タン検出SW61からの検出信号を受けて、払出モータ62を制御し、入賞口10a,10b,12a,14a,15への遊技球Pの入賞1個について、入賞口10a,10b,12a,14a,15毎に設定された数の入賞球を貯留皿6に払出し、遊技制御基板52と枠用外部情報端子基板53に制御情報(払出情報)を出力する。
演出制御基板55は、遊技制御基板52からの制御情報と、貯留皿6に設けられた演出ボタン5からの操作信号を受けて、画像制御基板56に制御情報を出力し、更に、画像制御基板56からの制御情報を受けて、ランプ制御基板57に制御情報を出力する。画像制御基板56は、演出制御基板55からの制御情報を受けて、画像表示器17とスピーカ63とを制御し、演出制御基板55に制御情報を出力する。ランプ制御基板57は、演出制御基板55からの制御情報を受けて、主に画像制御基板56による制御に同期させて、枠ランプ64と盤ランプ65と役物装置16の駆動手段18dとを制御する。
次に、以上説明したパチンコ遊技機1の作用、効果について説明する。
図2に示すように、可動役物13が正規の停止位置に停止している場合、図9に示すように、開閉部材22は、捩じりバネ部材40により閉位置(正面視にて時計回り方向)へ付勢され、図8に示すように押動機構44の突起48が開閉部材22の前側突出片35に当接している。可動役物13を介して遊技演出を行う場合、駆動モータ43が駆動され、可動役物13が停止位置から時計回り方向に回転する場合、可動役物13は、停止位置から突起48が開閉部材22の前側突出片35に干渉しない範囲で所定角度(約350度)回転する。その後、駆動モータ43を逆転駆動して、可動役物13を反時計回り方向に回転して停止位置に復帰させる。
一方、可動役物13が停止位置から正面視にて反時計回りに回転する場合、図10、図11に示すように、押動機構44の突起48が開閉部材22の前側突出片35を開位置側へ押動し、捩じりバネ部材40を捩じり弾性変形させて、開閉部材22を開位置へ回動させ、第2大入賞口14aを開放する。開閉部材22は、前側突出片35が係合穴29bの左端面に当接し、後側突出片36が係合穴27bの左端面に当接するまで開動作する。このとき、開閉部材22は規制部38cに当接して回転規制される。開閉部材22が開位置のとき、開閉部材22の案内部34の水平に対する傾斜角は例えば10〜20度である。
開閉部材22の開位置の状態から、可動役物13が正面視にて時計回り方向に回転すると、捩じり部材40の弾性復元力により、開閉部材22が閉位置へ復帰し、第2大入賞口14aが閉塞される。開閉部材22は、前側突出片35が係合穴29bの右端面に当接し、後側突出片36が係合穴27bの右端面に当接するまで閉動作する。
遊技盤4の盤面4bの前側に盤面4bと直交する回転軸21に固定された回転役物13を設け、第2大入賞口装置14は、回転役物13よりも後側に配設されて回動により第2入賞口14aを開閉する開閉部材22と、回転役物13と開閉部材22を駆動する共通の回転駆動機構23とを備え、この回転駆動機構23は、駆動モータ43と、ギヤ機構41と、開閉部材22を閉位置側へ回動付勢する捩じりバネ部材40と、回転役物13に装備されて開閉部材22を開位置側へ回動させる押動機構44(前側突出片35を押動可能な突起48)とを備えたので、簡単な構造でもって回転役物13と第2大入賞口装置14の開閉部材22を共通の1つの回転駆動機構23で駆動することができる。そのため、アクチュエータの数を減らすことができるから、製作費を低減することができる。
開閉部材22は、遊技球Pを案内する案内部34と、前側突出片35と、捩じりバネ部材40の一端が係合する後側突出片36とを有するので、回転役物13と共通の駆動モータ43で開閉駆動することができる。
前記の回転駆動機構23の押動機構44Aについて説明する。但し、実施例1と同様の構成については説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図13に示すように、押動機構44Aは、可動役物13の裏面に前後方向向きに設けられた支軸70と、この支軸70に回動可能に枢着された押動部材71と、開閉部材22の前側突出片35を押動する際に押動部材71の回動を規制する規制突部72とを有する。
押動部材71は、縦長の角ロッド状の合成樹脂成形体であり、押動部材71の途中部には支軸70に回動可能に枢着される軸受部が形成されている。押動部材71の上端部には、右下がりに傾斜した傾斜面71aが形成されている。規制突出部72は、可動役物13の裏面に一体形成されて後方へ突出した短柱状の突出部であり、押動部材71の下端部の開閉部材22側の近傍部に設けられている。
図13、図14に示すように、可動役物13が正規の停止位置に停止している場合、開閉部材22は、捩じりバネ部材40により閉位置(正面視にて時計回り方向)へ付勢され、押動部材71の上端部の左側面が開閉部材22の前側突出片35の右側面に当接し、下端部の左側面が規制突部72に当接している。
駆動モータ43が駆動され、可動役物13が回転軸21を中心に正面視にて時計回り方向(閉方向)に回転する場合、可動役物13が停止位置から開閉部材22の前側突出片35の近傍位置まで回転し、図15に示すように、押動部材71の上部が前側突出片35に当接した場合、図16に示すように、押動部材71が支軸70を中心に反時計回り方向に回動して開閉部材22の前側突出片35の下側を通過する。そのため、可動役物13は、正規の停止位置から回転軸21を中心に時計回り方向(開方向)に回転する場合、開閉部材22に影響を与えることなく、連続的に回転可能である。
一方、可動役物13が正規の停止位置から回転軸21を中心に正面視にて反時計回り方向(開方向)に回転すると、押動部材71が開閉部材22の前側突出片35を開位置側へ押動して捩じりバネ部材40を捩じり変形させ、開閉部材22を開位置側へ回動させて、第2大入賞口14aが開放される。開閉部材22は、前側突出片35が係合穴29bの左端面に当接し且つ後側突出片36が係合穴27bの左端面に当接まで開動作する。
開閉部材22の開位置にある状態から可動役物13が正面視にて時計回り方向に回転すると、捩じりバネ部材40の弾性復元力により、開閉部材22が、前側突出片35が係合穴27bの右端面に当接し且つ後側突出片36が係合穴27bの右端面に当接するまで閉位置側へ回動付勢され、第2大入賞口14aが閉塞される。
この回転駆動機構23の押動機構44Aも前記回転駆動機構23の押動機構44と同様の作用、効果を奏するうえ、開閉部材22に影響を与えることなく、可動役物13を時計回り方向へ所望の回転数だけ回転可能であるので、演出性を高めることができる。
前記の回転駆動機構23の押動機構44Bについて説明する。但し、実施例1と同様の構成については説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図17に示すように、押動機構44Bは、可動役物13の裏側に固定され且つ開閉部材22の前側突出片35を押動可能な板バネ部材73からなる。この板バネ部材73は、例えば、厚さ約0.2〜0.3mmのバネ鋼板で、正面視にて横長矩形状に形成されている。右端部は可動役物13の裏面に固着された固定端となり、その右端から左端にいくほど後方側へ突出するように傾斜している。板バネ部材73の左端が自由端である。
図18、図19に示すように、可動役物13が正規の停止位置に停止している場合、開閉部材22は、捩じりバネ部材40により閉位置へ付勢され、板バネ部材73の自由端が開閉部材22の前側突出片35の下部に右側から当接している。駆動モータ43が駆動され、可動役物13が正規の停止位置から正面視にて時計回り方向に回転する場合、可動役物13が停止位置から前側突出片35を通過する際、図20に示すように、バネ部材73が弾性変形しながら前側突出片35の下側を通過する。そのため、可動役物13は、正規の停止位置から回転軸21を中心に時計回り方向(閉方向)に回転する場合、開閉部材22に影響を与えることなく、連続的に回転することができる。
一方、可動役物13が正規の停止位置から正面視にて反時計回り方向に回転すると、板バネ部材73の自由端が開閉部材22の前側突出片35を開位置側へ押動して捩じりバネ部材40を捩じり変形させて、開閉部材22を開位置へ回動させ、第2大入賞口14aが開放される。開閉部材22は、前側突出片35が係合穴29bの左端面に当接し且つ後側突出部36が係合穴27bの左端面に当接するまで開動作する。
開閉部材22を開位置にした状態から可動役物13が正面視にて時計回り方向に回転すると、捩じりバネ部材40の弾性復元力により、開閉部材22が、前側突出片35が係合穴29bの右端面に当接且つ後側突出部36が係合穴27bの右端面に当接するまで閉位置側へ回動付勢され、第2大入賞口14aが閉塞される。
この回転駆動機構23の押動機構44Bは、前記回転駆動機構23の押動機構44と同様の作用、効果を奏するうえ、開閉部材22に影響を与えることなく、可動役物13を時計回り方向へ所望の回転数だけ回転可能であるので、演出性を高めることができる。また、押動機構44Bを板バネ部材73のみで構成できるため、構造が簡単になり、安価に製作可能できる。
実施例1〜3を部分的に変更した変更例について説明する。
1]前記押動機構44,44A,44Bは一例に過ぎず、前記の押動機構に限るものではない。
2]前記ギヤ機構41は一例に過ぎず、前記のギヤ機構に限るものではない。
3]実施例では、第2大入賞口装置14に本発明を適用したが、その他、可動役物と開閉部材を駆動する入賞口装置に本発明を適用することができる。
4]前記の可動役物13は一例に過ぎず、種々の回転型の可動役物に本発明を適用することができる。また、実施例のパチンコ遊技機以外の羽根モノと呼ばれる第2種パチンコ遊技機などのパチンコ遊技機にも適用することができる。
P 遊技球
1 パチンコ遊技機
4 遊技盤
4b 盤面
13 可動役物
14 第2大入賞口装置
14a 第2大入賞口
22 開閉部材
23 回転駆動機構
34 案内部
35 前側突出片
36 後側突出片
40 捩じりバネ部材
41 ギヤ機構
43 駆動モータ
44、44A、44B 押動機構
48 突起
70 支軸
71 押動部材
72 規制突部
73 板バネ部材

Claims (6)

  1. 遊技盤と、入賞口を有する入賞口装置を備えたパチンコ遊技機において、
    遊技盤の盤面に、遊技盤に支持された回転軸に固定された可動役物を設け、
    前記入賞口装置は、前記可動役物よりも後側に配設されて回動により入賞口を開閉する開閉部材と、前記可動役物と開閉部材を駆動する共通の回転駆動機構とを備え、
    前記回転駆動機構は、駆動モータと、この駆動モータの駆動力を前記回転軸に伝達するギヤ機構と、前記開閉部材を閉位置側へ回動付勢するバネ部材と、前記可動役物に装備されて開閉部材を開位置側へ回動させる押動機構とを備えたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 前記バネ部材は、捩じりバネ部材であり、
    前記開閉部材は、遊技球を案内する案内部と、この案内部よりも前方へ突出し前記押動機構と係合可能な前側突出片と、前記案内部よりも後方へ突出し前記捩じりバネ部材の一端が係合した後側突出片とを有することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 前記押動機構は、前記可動役物の裏面に一体形成されて後方へ突出し且つ前記開閉部材の前側突出片を押動可能な突起からなることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  4. 前記押動機構は、前記可動役物の裏面に前後方向向きに設けられた支軸と、この支軸に回動可能に枢着された押動部材と、前記可動役物の裏面に一体形成されて後方へ突出し且つ前記押動部材が前側突出片を開方向へ押動する際に前記押動部材の回動を規制する規制突部とを有することを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  5. 前記押動機構は、前記可動役物の裏側に固定され且つ前記開閉部材の前側突出片を開方向へ押動可能な板バネ部材からなることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ遊技機。
  6. 前記入賞口装置の入賞口が大入賞口であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のパチンコ遊技機。
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