JP6393767B2 - 自動制御装置 - Google Patents

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Description

本明細書に開示の技術は、自動制御装置に関する。
特許文献1(日本国特開2008−509480号公報)には、自動制御装置が開示されている。特許文献1の自動制御装置は、第1センサの出力を用いる第1制御部と、第2センサの出力を用いる第2制御部と、第1制御部と第2制御部を切り替える切替部とを備えている。特許文献1の自動制御装置では、切替部により第1制御部と第2制御部を切り替えて制御対象を制御している。
特許文献1の自動制御装置では、第1センサ(位置センサ)によるフィードバック制御を行う第1制御部と、第2センサ(圧力センサ)によるフィードバック制御を行う第2制御部とを切り替えている。しかしながら、同一のセンサからの出力を用いる同一の制御系であっても、制御に用いられるパラメータ(係数)を変更する際に、制御対象の作動が不安定になることがある。例えば、制御部の出力をデジタルフィルタを介して制御対象に入力する制御構成においては、デジタルフィルタに用いられるフィルタ係数を切替えると、制御対象に入力される入力値が大きく変動して、制御対象の作動が不安定になることがある。従来技術には、このような制御対象の不安定化に対応する技術は提案されていない。現状では、制御部による制御対象への制御を停止した状態でフィルタ係数を切替え、制御部からの出力が安定した後に、制御対象への制御を再開するようにしている。このため、制御部による制御対象への制御を停止して安定化するまで待機する分だけ切り替えに時間を要するという問題がある。本明細書は、制御部の出力をフィルタを介して制御対象に出力する自動制御装置において、フィルタ係数を切替える際に安定した制御を行うとともに、フィルタ係数の切替えを短時間で行うことができる自動制御装置を提供することを目的とする。
本明細書に開示する自動制御装置は、制御対象を制御する。自動制御装置は、制御対象の制御量の目標値と現在値の差に基づいて制御対象の操作量を演算する制御部を備えている。また、自動制御装置は、制御部により演算された操作量を所定のフィルタ係数を用いてフィルタリングして第1出力値を出力する第1フィルタと、第1フィルタと並列に配置され、第1フィルタのフィルタ係数とは異なる所定のフィルタ係数を用いて制御部により演算された操作量をフィルタリングして第2出力値を出力する第2フィルタとを備えている。また、自動制御装置は、第1フィルタの第1出力値と第2フィルタの第2出力値を切り替えていずれか一方の出力値を制御対象に送る切替部を備えている。
このような構成によれば、第1フィルタおよび第2フィルタに、様々なフィルタ係数を選択的に入力できる。例えば、第1フィルタには、第1フィルタ係数または第2フィルタ係数を選択的に入力できる。また、第2フィルタには、第3フィルタ係数を入力できる。各フィルタ係数が入力されると、第1フィルタから、第1フィルタ係数を用いた第1出力値、または、第2フィルタ係数を用いた第1出力値が出力される。一方、第2フィルタからは、第3フィルタ係数を用いた第2出力値が出力される。また、切替部により、第1出力値と第2出力値が切り替えられ、いずれか一方の出力値が制御対象に入力される。このように、フィルタ係数の変更により制御対象の制御状態が変えられる。
上記の自動制御装置では、各フィルタに同一の制御部で演算された操作量が入力されるため、各フィルタに入力される操作量は時間的に連続した値となる。その一方、フィルタのフィルタ係数が変わると、連続する操作量(入力値)に対して制御対象に出力される出力値が不連続となる。その結果、制御対象の制御量の目標値と現在値の差が大きくなり、制御部で演算される操作量(フィルタへの入力値)が大きく変化し、制御対象が不安定化する原因となる。ここで、フィルタ係数には、フィルタへの入力値の変化に対して、フィルタからの出力値の変化が急になる係数(応答性の高い係数)や、出力値の変化が緩やかになる係数(応答性の低い係数)がある。フィルタ係数を応答性の高い係数とすると、制御対象の制御量を短時間で目標値に制御できる一方で、制御が不安定化し易い。一方、フィルタ係数を応答性の低い係数とすると、制御対象の制御量を短時間で目標値に制御できないが、制御は安定化する。上記の自動制御装置では、例えば、上記の第1フィルタ係数または第2フィルタ係数を、フィルタからの出力値の変化が急になる係数とし、第3フィルタ係数を、フィルタからの出力値の変化が緩やかになる係数とすることができる。フィルタからの出力値の変化が急なフィルタ係数から、同じく出力値の変化が急なフィルタ係数へ直接変更すると、制御対象に送られる出力値が不安定になり、制御対象の作動が不安定になることがある。一方、フィルタからの出力値の変化が緩やかになる係数にフィルタ係数を変更した場合は、フィルタに入力される操作量が変化しても、制御対象に送られる出力値の変化は穏やかとなり、制御対象の作動は安定化する。
上記の構成では、第1フィルタにおけるフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更するときに、切替部により第1出力値から第2出力値に切り替えることができる。これにより、第3フィルタ係数を用いた第2出力値が制御対象に入力することができる。その後、再び切替部により第2出力値から第1出力値に切り替えることができる。これにより、第2フィルタ係数を用いた第1出力値を制御対象に入力することができる。このように、切替部により、第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更するときに、両者の間に第3フィルタ係数を介在させることができる。したがって、第1フィルタ係数を用いた第1出力値から、第3フィルタ係数を用いた第2出力値を経て、第2フィルタ係数を用いた第1出力値へ順に切り替えられる。
このように、第1フィルタのフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更するときに、両者の間に第2フィルタの第3フィルタ係数を介在させることができる。第1フィルタ係数、第2フィルタ係数及び第3フィルタ係数を適切に設定することで、制御対象の作動が不安定になることを抑制することができる。すなわち、第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更するときに、第3フィルタ係数を介在させることにより、フィルタからの出力値の特性が、急−急の順で変わることを避けることができ、急−緩−急の順で変わるようにすることができる。これにより、制御対象の作動の急な変動が抑制され、制御対象の作動が安定する。よって、安定した制御を行うことができる。
また、第1フィルタのフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更するときに、切替部による切り替えにより、自動制御装置による制御対象の制御を一旦停止しなくてもフィルタ係数を変更することができる。よって、自動制御装置の連続運転が可能になり、フィルタ係数の切替えを短時間で行うことができる。
自動制御装置の概略構成を示すブロック図である。 制御部の概略構成を示すブロック図である。 デジタルフィルタの一例を示すブロック図である。 切替部の概略構成を示すブロック図である。
以下に説明する実施形態の主要な特徴を列記する。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
(特徴1)第1フィルタには、第1フィルタ係数または第2フィルタ係数を入力可能であり、前記第2フィルタには、第3フィルタ係数を入力可能であってもよい。第1フィルタ係数または第2フィルタ係数が第1フィルタに入力されたときの第1フィルタの第1出力値の時定数が、第3フィルタ係数が第2フィルタに入力されたときの第2フィルタの第2出力値の時定数よりも大きくてもよい。
(特徴2)第1フィルタの第1出力値が制御対象に送られている状態で、第1フィルタに入力されるフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数、あるいは、第2フィルタ係数から第1フィルタ係数へと切替える場合に、切替部は、第1フィルタのフィルタ係数を切替える前に第2フィルタの第2出力値が制御対象に送られる状態に切替えてもよい。また、切替部は、第1フィルタに入力されるフィルタ係数が切替えられた後に、第1フィルタの第1出力値が制御対象に送られる状態に切替えてもよい。
(特徴3)切替部は、第2フィルタの第2出力値が制御対象に送られる状態とする間に観測される第1フィルタの第1出力値の変化に基づいて、第2フィルタの第2出力値が制御対象に送られる状態から第1フィルタの第1出力値が制御対象に送られる状態に切替えるタイミングを決定してもよい。
(特徴4)制御対象は、サーボモータであってもよい。
以下、実施形態について添付図面を参照して説明する。実施形態に係る自動制御装置1は、図1に示すように、制御部10、第1フィルタ20、第2フィルタ30、切替部40、および、検出部70を備えている。自動制御装置1は、サーボモータ50を備える機械60に適用される。自動制御装置1の制御対象は、サーボモータ50である。機械60としては、例えば電子部品を基板に実装する実装機などがある。自動制御装置1は、サーボモータ50の作動を制御することにより、機械60の作動を制御することができる。
自動制御装置1の制御部10は、入力部80に接続されている。入力部80から制御部10に制御対象の制御量の目標値101が入力される。制御対象の制御量の目標値101は、例えばサーボモータ50の目標とする回転角度である。また、制御部10は、検出部70に接続されている。検出部70から制御部10に制御対象の制御量の現在値105が入力される。制御対象の制御量の現在値105は、例えばサーボモータ50の基準値から現在までの回転角度である。
制御部10は、図2に示すように、比例制御部P、積分制御部I、および、微分制御部Dを備えており、公知のPID制御を行う。比例制御部Pは、制御対象の目標値101と現在値105の偏差に比例した値を演算する。積分制御部Iは、制御対象の目標値101と現在値105の偏差の積分に比例した値を演算する。微分制御部Dは、制御対象の目標値101と現在値105との偏差の微分に比例した値を演算する。制御部10は、PID制御により、サーボモータ50のトルクを操作するための操作量102を演算する。制御部10は、入力部80から入力された目標値101および検出部70から入力された現在値105に基づいて操作量102を演算する。操作量102は、サーボモータ50のトルクを制御するための値である。トルクの制御は、電流値の制御により行うことができる。制御部10は、演算した操作量102を出力する。制御部10から出力された操作量102は、第1フィルタ20および第2フィルタ30に送られる。
第1フィルタ20は、図1に示すように、制御部10に接続されている。制御部10から出力された操作量102が第1フィルタ20に入力値として入力される。第1フィルタ20は、制御部10から入力された操作量102をフィルタリングして、第1出力値103として出力する。
第1フィルタ20は、デジタルフィルタである。デジタルフィルタは、時間変化する入力値を数学的に処理することにより、入力値から不要な周波数成分を除去し、入力値の時間変化を滑らかにする。デジタルフィルタとしては、例えば、ローパスフィルタ、ハイパスフィルタ、バンドパスフィルタなどが用いられる。ローパスフィルタは、所定の周波数以上の周波数成分を減衰させて除去する。ハイパスフィルタは、所定の周波数以下の周波数成分を減衰させて除去する。バンドパスフィルタは、所定の周波数帯域以外の周波数成分を減衰させて除去する。本実施形態では、第1フィルタ20としてローパスフィルタを用いている。
また、本実施形態では、第1フィルタ20として、図3に示すモデルのデジタルフィルタを用いている。本実施形態の第1フィルタ20は、複数の遅延部201、複数の乗算部202、および、加算部203を備えている。遅延部201は、入力値を遅延させて出力する。すなわち、遅延部201は、現在時刻の入力値の1周期前の時刻の入力値を出力する。乗算部202は、入力値にフィルタ係数を掛け合わせて出力する。加算部203は、複数の乗算部202からの入力値を加算して出力する。デジタルフィルタにおける入力値は、所定の時間間隔(周期)でサンプリングされた値である。
図3に示すデジタルフィルタのモデルは、式(1)によって表すことができる。式(1)において、Y(n)は、所定の時刻(n)におけるデジタルフィルタの出力値である。X(n)、X(n−1)、および、X(n−2)は、それぞれ、所定の時刻(n、n−1、および、n−2)におけるデジタルフィルタの入力値である。a、a、および、aは、入力値に掛け合わすフィルタ係数である。
Y(n)=a・X(n)+a・X(n−1)+a・X(n−2) 式(1)
第2フィルタ30については、第1フィルタ20と同様の構成を有している。よって、第2フィルタ30については詳細な説明を省略する。図1に示すように、第1フィルタ20および第2フィルタ30は、並列で配置されている。第1フィルタ20および第2フィルタ30は、それぞれ、制御部10および切替部40に接続されている。第1フィルタ20は、制御部10から入力された操作量102をフィルタリングして第1出力値103を出力する。第2フィルタ30は、制御部10から入力された操作量102をフィルタリングして第2出力値104を出力する。第1フィルタ20から出力された第1出力値103および第2フィルタ30から出力された第2出力値104は切替部40へ入力される。
第1フィルタ20および第2フィルタ30に係るデジタルフィルタでは、フィルタ係数(a、a、a)が変更可能である。ユーザーは、乗算部202において入力値に掛け合わされるフィルタ係数(a、a、a)を自由に設定できる。デジタルフィルタにおけるフィルタ係数が変更されることにより、デジタルフィルタから出力される出力値が変化する。
本実施形態では、第1フィルタ係数(a01、a11、a21)、第2フィルタ係数(a02、a12、a22)、および、第3フィルタ係数(a03、a13、a23)が用いられる。第1フィルタ係数および第2フィルタ係数は、第1フィルタ20に入力可能である。第1フィルタ20には、第1フィルタ係数または第2フィルタ係数のいずれか一方が選択的に入力される。第3フィルタ係数は、第2フィルタ30に入力可能である。第1フィルタ20および第2フィルタ30におけるフィルタ係数が変更されると、デジタルフィルタの出力値の変化が急激になったり、緩慢になったりする。
第1フィルタ係数または第2フィルタ係数が第1フィルタ20に入力されたときの第1フィルタ20の第1出力値103の時定数は、第3フィルタ係数が第2フィルタ30に入力されたときの第2フィルタ30の第2出力値104の時定数よりも大きい。第1フィルタ係数または第2フィルタ係数が第1フィルタ20に入力されたときの第1フィルタ20の第1出力値103の周波数帯域は、第3フィルタ係数が第2フィルタ30に入力されたときの第2フィルタ30の第2出力値104の周波数帯域よりも高い。すなわち、第1フィルタ係数または第2フィルタ係数が用いられる場合は、デジタルフィルタから出力される出力値が急激に変化する。一方、第3フィルタ係数が用いられる場合は、デジタルフィルタから出力される出力値が緩慢に変化する。第1フィルタ係数または第2フィルタ係数が用いられる場合は、サーボモータ50の動きが早くなり、サーボモータ50の制御量が目標値101に素早く近づく。一方、第3フィルタ係数が用いられる場合は、サーボモータ50の動きが遅くなり、サーボモータ50の制御量が目標値101にゆっくり近づく。よって、第1フィルタ係数または第2フィルタ係数が用いられる場合は、第3フィルタ係数が用いられる場合よりも、目標値101に対するサーボモータ50の応答が早くなる。
図1に示すように、切替部40は、第1フィルタ20および第2フィルタ30にそれぞれ接続されている。第1フィルタ20から出力された第1出力値103、および、第2フィルタ30から出力された第2出力値104は、切替部40を通過する。図4に示すように、切替部40は、第1フィルタ20からの第1出力値103と第2フィルタ30からの第2出力値104を切り替える。切替部40は、第1出力値103と第2出力値104を切り替え、いずれか一方の出力値を出力してサーボモータ50に送る。切替部40としては、スイッチング回路を用いることができる。
切替部40は、第1フィルタ20に入力されるフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更するとき、あるいは、フィルタ係数を第2フィルタ係数から第1フィルタ係数に変更するときに、出力値の切り替えを行う。切替部40は、第1フィルタ20の第1出力値103がサーボモータ50に送られている状態で、第1フィルタ20のフィルタ係数を変更する前に、第2フィルタ30の第2出力値104がサーボモータ50に送られる状態に切り替える。また、切替部40は、第2フィルタ30の第2出力値104がサーボモータ50に送られている状態で、第1フィルタ20のフィルタ係数を変更した後に、第1フィルタ20の第1出力値103がサーボモータ50に送られる状態に切り替える。
切替部40は、出力値の変化に基づいて切り替えのタイミングを決定できるように構成されていてもよい。すなわち、切替部40は、第1フィルタ20の第1出力値103の変化、および/または、第2フィルタ30の第2出力値104の変化に基づいて、切り替えのタイミングを決定できるように構成されていてもよい。切替部40は、第2フィルタ30の第2出力値104がサーボモータ50に送られているときに観測される第1フィルタ20の第1出力値103の変化に基づいて、出力値の切り替えを行う。切替部40は、第1フィルタ20の第1出力値103の変化に基づいて、第2フィルタ30の第2出力値104がサーボモータ50に送られる状態から第1フィルタ20の第1出力値103がサーボモータ50に送られる状態に切替えるタイミングを決定する。
サーボモータ50は、切替部40に接続されている。切替部40から出力された第1出力値103または第2出力値104がサーボモータ50に入力される。第1出力値103または第2出力値104は、サーボモータ50のトルクを操作する値である。サーボモータ50は、入力される第1出力値103または第2出力値104に基づいて作動する。サーボモータ50は、目標値101に近づくように作動する。サーボモータ50は、正転または逆転することができる。サーボモータ50は、電源(図示省略)に接続されており、電源からサーボモータ50に通電する。電源は、サーボモータ50に常に電力を供給している。
検出部70は、サーボモータ50および制御部10に接続されている。検出部70は、サーボモータ50の制御量の現在値105を検出する。具体的には、検出部70は、サーボモータ50の回転角度を検出する。基準値から現在までの回転角度が検出される。検出部70により検出された検出値(サーボモータ50の制御量の現在値105)は、制御部10に送られる。現在値105(検出値)は、所定周期でサンプリングされた値である。制御部10に送られた現在値105(検出値)は、制御部10に入力される。検出部70がサーボモータ50の制御量の現在値105を制御部10に返すことにより、フィードバック制御が行われる。検出部70としては、公知のエンコーダを用いることができる。エンコーダは、サーボモータ50に取り付けられている。
次に、上記の構成を備える自動制御装置による制御について説明する。上記の自動制御装置1では、まず、第1フィルタ20に第1フィルタ係数(a01、a11、a21)が入力されている。また、第2フィルタ30に第3フィルタ係数(a03、a13、a23)が入力されている。また、切替部40は、第1フィルタ20から出力される第1出力値103をサーボモータ50に送るように設定されている(図4参照)。すなわち、切替部40は、第2フィルタ30から出力される第2出力値104を遮断している。
この状態で、ある時刻において、入力部80から制御部10にサーボモータ50の目標とする回転角度(目標値101)が入力される。また、検出部70がサーボモータ50の現在の回転角度(現在値105)を検出する。検出部70によって検出された現在値105が制御部10に入力される。目標値101および現在値105が制御部10に入力されると、制御部10は、PID制御により、サーボモータ50のトルクの操作量102を演算する。制御部10によって演算された操作量102は、第1フィルタ20および第2フィルタ30にそれぞれ入力される。
第1フィルタ20は、入力された操作量102をフィルタリングして、第1出力値103として出力する。このとき、第1フィルタ20は、第1フィルタ係数(a01、a11、a21)を用いて、入力された操作量102をフィルタリングする。また、第2フィルタ30は、入力された操作量102をフィルタリングして、第2出力値104として出力する。第2フィルタ30は、第3フィルタ係数(a03、a13、a23)を用いて、入力された操作量102をフィルタリングする。
第1フィルタ20から出力された第1出力値103および第2フィルタ30から出力された第2出力値104は、それぞれ、切替部40に入力される。切替部40は、第1フィルタ20から出力された第1出力値103をサーボモータ50に送る。一方、切替部40は、第2フィルタ30から出力された第2出力値104を遮断する。第1出力値103がサーボモータ50に入力される。そうすると、サーボモータ50は、第1出力値103に基づいて作動する。
自動制御装置1では、状況に応じて、デジタルフィルタに用いられるフィルタ係数が変更される場合がある。例えば、自動制御装置1が適用されている機械60の構造が変わると、機械60の周波数特性が変わる。それに応じて、不要な周波数成分が変わるので、ユーザーがフィルタ係数を変更する場合がある。より詳細には、例えば機械60が基板に電子部品を実装する実装機である場合、基板および/または電子部品の種類に応じて、電子部品を吸着搬送する吸着ノズルを備えた搬送ヘッドの種類が自動的に変更される場合がある。あるいは、機械60の経年劣化に応じて、摩擦係数等の機械60の系が変わる場合がある。このような場合には、機械60の重量や機械60の部品間の摩擦特性が変わり、機械60の周波数特性が変わることがある。よって、それに応じて、デジタルフィルタのフィルタ係数を変える。
本実施形態では、ユーザーが、第1フィルタ20において用いられるフィルタ係数を、第1フィルタ係数(a01、a11、a21)から第2フィルタ係数(a02、a12、a22)に変更する。よって、第1フィルタ20には、第2フィルタ係数(a02、a12、a22)が入力さる。
このとき、第1フィルタ20に入力されるフィルタ係数が第1フィルタ係数(a01、a11、a21)から第2フィルタ係数(a02、a12、a22)に変わると、サーボモータ50の回転が不安定にある場合がある。より詳細には、第1フィルタ係数または第2フィルタ係数が第1フィルタ20に用いられると、それぞれ、時定数が大きい第1出力値103が第1フィルタ20から出力される。すなわち、第1フィルタ係数または第2フィルタ係数が用いられると、それぞれ、制御部10から入力される操作量102の変化に対して、変化が急な第1出力値103が第1フィルタ20から出力される。これにより、第1フィルタ20におけるフィルタ係数が第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変わると、第1フィルタ20から出力される第1出力値103は、第1フィルタ係数による変化が急な第1出力値103から、第2フィルタ係数による変化が急な第1出力値103へ変わる。そうすると、第1フィルタ係数による時定数が大きい第1出力値103から、第2フィルタ係数による時定数が大きい第1出力値103に変化することにより、サーボモータ50の作動が急激に変化してしまう。その結果、目標値101に近づくためのサーボモータ50の作動が急激に変化してしまい、サーボモータ50の回転が不安定になる場合がある。
そこで、サーボモータ50の回転が不安定になることを回避するために、ユーザーが、第1フィルタ20におけるフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変える前に、切替部40において第1フィルタ20の第1出力値103と第2フィルタ30の第2出力値104を切り替える(図4参照)。切替部40が切り替わると、切替部40からサーボモータ50に送られる出力値が、第1フィルタ20の第1出力値103から第2フィルタ30の第2出力値104に切り替わる。第2フィルタ30から出力された第2出力値104がサーボモータ50に入力される。そうすると、サーボモータ50は、第2出力値104に基づいて作動する。切替部40による出力値の切り替えは、電源(図示省略)からサーボモータ50に常に通電した状態で行う。
第2フィルタ30には第3フィルタ係数(a03、a13、a23)が入力されており、この第3フィルタ係数を用いた第2フィルタ30から出力される第2出力値104は時定数が小さい。すなわち、第3フィルタ係数を用いた第2フィルタ30から出力される第2出力値104は、制御部10から第2フィルタに入力される操作量102の変化に対して変化が緩やかである。したがって、切替部40における切り替えにより、第1フィルタ20の第1出力値103から第2フィルタ30の第2出力値104に切り替わると、第1フィルタ係数による変化が急な第1出力値103から、第3フィルタ係数による変化が緩やかな第2出力値104へ変わる。そうすると、切替部40からサーボモータ50に送られる出力値が、第1フィルタ係数による時定数が大きい第1出力値103から、第3フィルタ係数による時定数が小さい第2出力値104へ変化する。これにより、変化か急な第1出力値103から変化が緩やかな第2出力値104に変わるので、サーボモータ50の急激な作動の変動が抑制される。よって、サーボモータ50の回転が安定する。
その後、所定時間が経過した後に、ユーザーが再び、切替部40において第2フィルタ30の第2出力値104と第1フィルタ20の第1出力値103を切り替える。すなわち、上述のように、ユーザーが切替部40により第1フィルタ20の第1出力値103から第2フィルタ30の第2出力値104に切り替え、次に、第1フィルタ20のフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更した後、再び、切替部40により第2フィルタ30の第2出力値104から第1フィルタ20の第1出力値103に戻す。すなわち、第1フィルタ20のフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更すると、第1フィルタ20から出力される第1出力値103は大きく変動し、不安定となる。第1フィルタ20から出力される第1出力値103が大きく変動している間は、第2フィルタ30から出力される第2出力値104がサーボモータ50に出力される。これによって、サーボモータ50の制御が不安定化することが抑制される。一方、第1フィルタ20から出力される第1出力値103は、時間の経過とともに安定化する。したがって、第1フィルタ係数から出力される第1出力値103の変化が安定化した後に、切替部40による切り替えを行う。また、切替部40による出力値の切り替えは、電源(図示省略)からサーボモータ50に常に通電した状態で行う。切替部40による切り替えにより、再び、第1フィルタ20から出力された第1出力値103がサーボモータ50に入力される。そうすると、サーボモータ50は、第1出力値103に基づいて作動する。なお、切り替部40による第2出力値104から第1出力値103への切替えるタイミングは、第1フィルタ20からの第1出力値103をモニタリングし、第1出力値103が安定化したタイミングで行えばよい。すなわち、第2出力値104がサーボモータ50に送られている間に観測される第1出力値103の変化に基づいて切り替えのタイミングを決定すればよい。第1出力値103の変化が安定化したタイミングで、第2フィルタ30の第2出力値104がサーボモータ50に送られる状態から第1フィルタ20の第1出力値103がサーボモータ50に送られる状態に切り替える。第1出力値103が安定化したか否かは、第1出力値103の振幅の大きさに基づいて判断することができる。
このとき、第1フィルタ20には、上述のように第1フィルタ係数から変更した第2フィルタ係数(a02、a12、a22)が入力されているので、第1フィルタ20は、第2フィルタ係数を用いて操作量102をフィルタリングしている。第1フィルタ20は、制御部10から入力された操作量102を第2フィルタ係数を用いてフィルタリングし、第1出力値103として出力している。第2フィルタ係数を用いた第1フィルタ20から出力された第1出力値103は、切替部40によりサーボモータ50に送られる。そうすると、切替部40からサーボモータ50に送られる出力値が、第3フィルタ係数による時定数が小さい第2出力値104から、第2フィルタ係数による時定数が大きい第1出力値103へ変化する。これにより、変化が緩やかな第2出力値104から変化か急な第1出力値103に変わるので、サーボモータ50の急激な作動の変動が抑制される。よって、サーボモータ50の回転が安定する。
上述の説明から明らかなように、実施形態に係る自動制御装置1は、制御部10により演算されたサーボモータ50の操作量102をフィルタリングして第1出力値103を出力する第1フィルタ20と、第1フィルタ20と並列に配置され、制御部10により演算されたサーボモータ50の操作量102をフィルタリングして第2出力値104を出力する第2フィルタ30とを備えている。また、自動制御装置1は、第1フィルタ20の第1出力値103と第2フィルタ30の第2出力値104を切り替えていずれか一方の出力値を制御対象に送る切替部40を備えている。このような構成によれば、第1フィルタ20に第1フィルタ係数または第2フィルタ係数を入力できる。また、第2フィルタ30に第3フィルタ係数を入力できる。これにより、第1フィルタ20から、第1フィルタ係数を用いた第1出力値103、または、第2フィルタ係数を用いた第1出力値103を出力できる。また、第2フィルタ30から、第3フィルタ係数を用いた第2出力値104を出力できる。更に、切替部40の切り替えにより、第1フィルタ係数を用いた第1出力値103、第3フィルタ係数を用いた第2出力値104、および、第2フィルタ係数を用いた第1出力値103を順に切り替えることができる。したがって、第1フィルタ係数による変化が急な第1出力値103から、第3フィルタ係数による変化が緩やかな第2出力値104に切り替え、再び、第2フィルタ係数による変化が急な第1出力値103に切り替えることができる。このように、第1フィルタ20のフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更するときに、両者の間に第2フィルタ30における第3フィルタ係数を介在させることができ、変化が緩やかな第2出力値104を介在させることができる。すなわち、デジタルフィルタのフィルタ係数を切り替えるときに、デジタルフィルタの出力値の特性が、急−急の順で変わることを避けることができ、急−緩−急の順で変わるようにすることができる。その結果、サーボモータ50の回転の急激な変動が抑制され、サーボモータ50の回転が安定する。したがって、自動制御装置1による制御が安定する。また、電源からサーボモータ50に常に電力を供給した状態(すなわち、制御された状態)で、第1フィルタ20のフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に変更することができる。これにより、自動制御装置1を一旦停止しなくても第1フィルタ20のフィルタ係数を変えることができ、自動制御装置1の連続運転が可能になる。よって、フィルタ係数の切替えを短時間で行うことができる。例えば、自動制御装置1が適用された機械60が基板に電子部品を実装する実装機である場合に、自動制御装置1の連続運転により、機械60を一旦停止させずに連続して電子部品を実装することができる。
以上、一実施形態について説明したが、具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態では、第1フィルタ20または第2フィルタ30に係るデジタルフィルタの一例として、図3に示すモデルについて説明したが、この構成に限定されるものではない。例えば、デジタルフィルタにおける遅延部201、乗算部202、および、加算部203の個数は特に限定されるものではない。
上記実施形態では、自動制御装置1の制御対象としてサーボモータ50を用いていたが、制御対象は特に限定されるものではない。制御対象は、適宜変更可能である。
上記実施形態では、制御部10に入力される目標値101としてサーボモータ50の回転角度を用いていたが、この構成に限定されるものではない。他の実施形態では、目標値101として、例えば、サーボモータ50の回転速度、トルクなどを用いてもよい。あるいは、目標値101として、サーボモータ50を備える機械60の部材の位置などを用いてもよい。例えば、基板に実装するための電子部品を保持するヘッドの位置を目標値101としてもよい。また、複数の目標値101を組み合わせてもよい。
また、上記実施形態では、制御部10に入力される現在値105としてサーボモータ50の回転角度を用いていたが、この構成に限定されるものではない。他の実施形態では、現在値105として、例えば、サーボモータ50の回転速度、トルクなどを用いてもよい。あるいは、現在値105として、サーボモータ50を備える機械60の部材の位置などを用いてもよい。例えば、基板に実装するための電子部品を保持するヘッドの位置を現在値105としてもよい。また、複数の現在値105を組み合わせてもよい。
また、上記実施形態では、サーボモータ50のトルクを操作してサーボモータ50の作動を制御する構成について説明したが、この構成に限定されるものではない。他の実施形態では、サーボモータ50の回転角度あるいは回転速度などを操作してもよい。
また、上記実施形態では第1フィルタ20の一例について説明したが、上記の構成に限定されるものではない。例えば、第1フィルタ20は、それぞれ目的が異なる複数のフィルタを備えていてもよい。例えば、第1フィルタ20は、制振フィルタ、トルクフィルタ、および、前置フィルタを備えていてもよい。制振フィルタ、トルクフィルタ、および、前置フィルタは、それぞれ目的が異なっており、その目的に応じて除去する周波数成分が異なっている。制振フィルタは、自動制御装置1が適用される機械60の振動を抑制するために不要な周波数成分を除去する。トルクフィルタは、サーボモータ50のトルクを安定させるために不要な周波数成分を除去する。前置フィルタは、サーボモータ50の回転を安定させるために不要な周波数成分を除去する。また、第2フィルタ30についても第1フィルタ20と同様に、上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、第1フィルタ20のフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数に切り替える場合について説明したが、この構成に限定されるものではない。第1フィルタ20のフィルタ係数を第2フィルタ係数から第1フィルタ係数に切り替える場合についても上記と同様の切り替えを行うことにより、サーボモータ50の作動を安定させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1;自動制御装置
10;制御部
20;第1フィルタ
30;第2フィルタ
40;切替部
50;サーボモータ
60;機械
70;検出部
80;入力部
201;遅延部
202;乗算部
203;加算部
101;目標値
102;操作量
103;第1出力値
104;第2出力値
105;現在値
P;比例制御部
I;積分制御部
D;微分制御部

Claims (4)

  1. 制御対象を制御する自動制御装置であって、
    前記制御対象の制御量の目標値と現在値の差に基づいて前記制御対象の操作量を演算する制御部と、
    前記制御部により演算された操作量を所定のフィルタ係数を用いてフィルタリングして第1出力値を出力する第1フィルタと、
    前記第1フィルタと並列に配置され、前記第1フィルタのフィルタ係数とは異なる所定のフィルタ係数を用いて前記制御部により演算された操作量をフィルタリングして第2出力値を出力する第2フィルタと、
    前記第1フィルタの第1出力値と前記第2フィルタの第2出力値を切り替えていずれか一方の出力値を前記制御対象に送る切替部と、を備え
    前記第1フィルタには、第1フィルタ係数または第2フィルタ係数を入力可能であり、
    前記第2フィルタには、第3フィルタ係数を入力可能であり、
    第1フィルタ係数または第2フィルタ係数が前記第1フィルタに入力されたときの前記第1フィルタの第1出力値の時定数が、第3フィルタ係数が前記第2フィルタに入力されたときの前記第2フィルタの第2出力値の時定数よりも大きい、自動制御装置。
  2. 前記第1フィルタの第1出力値が前記制御対象に送られている状態で、前記第1フィルタに入力されるフィルタ係数を第1フィルタ係数から第2フィルタ係数、あるいは、第2フィルタ係数から第1フィルタ係数へと切替える場合に、前記切替部は、前記第1フィルタのフィルタ係数を切替える前に前記第2フィルタの第2出力値が前記制御対象に送られる状態に切替え、前記第1フィルタに入力されるフィルタ係数が切替えられた後に、前記第1フィルタの第1出力値が前記制御対象に送られる状態に切替える、請求項に記載の自動制御装置。
  3. 前記切替部は、前記第2フィルタの第2出力値が前記制御対象に送られている間に観測される前記第1フィルタの第1出力値の変化に基づいて、前記第2フィルタの第2出力値が前記制御対象に送られる状態から前記第1フィルタの第1出力値が前記制御対象に送られる状態に切替えるタイミングを決定する、請求項に記載の自動制御装置。
  4. 前記制御対象は、サーボモータである、請求項1からのいずれか一項に記載の自動制御装置。
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