JP6393476B2 - 柱梁の接続構造 - Google Patents
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請求項3の発明は、前記拘束部材は、前記柱の前記側面と前記梁の前記側面との間に挟まれ、前記接続部材が挿通する貫通孔が複数形成された鋼板である、請求項1又は請求項2に記載の柱梁の接続構造である。
請求項4の発明は、前記柱の外周面と前記梁の外周面とにL字状の接合部材が接合されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の柱梁の接続構造である。
請求項5の発明は、架構を構成する柱と、前記架構を構成し、前記柱の側面よりも側面が外側になるように前記柱に接続された梁と、前記梁の前記側面の接続界面を通るように前記柱と前記梁とに跨って設けられた接続部材と、前記接続部材の両端部に設けられ、前記柱と前記梁とを支圧し、前記柱と前記梁とにそれぞれ埋設した支圧部材と、複数の前記接続部材のせん断方向の移動を拘束する拘束部材と、を備え、複数の前記接続部材が前記拘束部材で拘束された接続部材群を複数有し、前記接続部材群は、前記接続界面に矩形状に少なくとも四つ配置されている柱梁の接続構造である。
まず、本発明の第一実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて柱と梁とが接続された柱梁架構について説明する。なお、鉛直方向を矢印Zで示し、後述する梁の長手方向を矢印Xで示し、Z方向及びX方向に直交する方向(柱と梁とに直交する方向)を矢印Yで示す。なお、図2の各図や図3は断面図であるが、見やすくするために断面を表す斜線などを省略して図示している。
図1及び図2に示すように、架構10は、鉄筋コンクリート造の柱20と鉄筋コンクリート造の梁30とが接続されることで構成されている。なお、本実施形態では、柱20及び梁30は、Y方向に扁平した扁平柱及び扁平梁である。
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
つぎに、本実施形態の変形例について説明する。
図4(A)及び図4(C)に示すように、柱20の外周面22の側面22Aと梁30の外周面32の上面32B及び下面32DにL字状の接合部材70が接合されている。また図4(A)及び図4(B)に示すように、柱20の外周面22の側面22B及び側面22Dと梁30の外周面32の側面32AとにL字状の接合部材70が接合されている。
上記実施形態では、図1及び図2に示すように、柱20の側面22Aと、梁30の側面32Aと、が接続されていたが、これに限定されるものではない。別の観点から説明すると、柱20の柱主筋40は梁30内には配筋されておらず、梁30の梁主筋44は柱20には配筋されていない構成であったが、これに限定されるものではない。
図13及び図14に示すように、梁30は、第一梁31と第二梁33とで構成されている。第一梁31の端面37と第二梁33の端面39とが対向して配置され、それぞれ凹部37A,39Aが形成されている。
つぎに、本発明の第二実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて柱と梁とが接続された柱梁架構について説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には同一の符号付し、重複する説明は省略又は簡単に説明する。
図6に示すように、本実施形態の柱120及び梁130はプレキャストコンクリート製とされている。
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
つぎに、本実施形態の変形例について説明する。
第一変形例では、図10に示すように、柱120の側面122Aと梁130の側面132Aとに間には、鋼板170が挟まれている。鋼板170には接続鉄筋150が挿通する貫通孔172が複数形成されている。よって、接続鉄筋150は鋼板170によって、せん断方向の移動が拘束されている。
第二変形例では、図12(A)に示すように、柱120には、端部に機械式定着部材52が設けられた螺旋鉄筋202が埋設されている。また、梁130には、螺旋鉄筋202が接続されるスリーブ継手200が埋設されている。
つぎに、本発明の第三実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて柱と梁とが接続された柱梁架構について説明する。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同一の部材には同一の符号付し、重複する説明は省略又は簡単に説明する。
図7(A)に示すように、本実施形態の柱120はプレキャストコンクリート製とされている。なお、柱120は、側面122Aに凹部182が形成されていない。また、柱120の挿通孔180の周囲には、拘束筋60が二本設けられている。これら以外は、第二実施形態の柱120と同様の構成である。
つぎに本実施形態の作用効果について説明する。
つぎに、本発明の第四実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて接続された柱梁架構について説明する。なお、第一実施形態〜第三実施形態と同一の部材には同一の符号付し、重複する説明は省略又は簡単に説明する。
図8(A)に示すように、本実施形態の柱320及び梁130はプレキャストコンクリート製とされている。なお、梁130は第二実施形態の梁130と同様の構成である。
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
つぎに、本発明の第五実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて接続された柱梁架構について説明する。なお、第一実施形態〜第四実施形態と同一の部材には同一の符号付し、重複する説明は省略又は簡単に説明する。
図9に示すように、本実施形態の柱420及び梁430はプレキャストコンクリート製とされている。柱420には、接続鉄筋250が挿通する複数の挿通孔480が水平に対して角度αを持って斜めに形成されている。挿通孔480は、柱420の側面422Aに開口している。
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
20 柱
30 梁
37 接続界面
50 接続鉄筋(接続部材の一例)
52 機械式定着部材(支圧部材の一例)
60 拘束筋(拘束部材の一例)
62 接続鉄筋群(接続部材群の一例)
120 柱
130 梁
137 接続界面
150 接続鉄筋(接続部材の一例)
152 支圧部材
170 鋼板(拘束部材の一例)
172 グラウト材(拘束部材の一例)
180 挿通孔(柱側挿通孔)
190 挿通孔(梁側挿通孔)
200 スリーブ継手
202 螺旋鉄筋(接続部材の一例)
202 スリーブ継手
230 梁
237 接続界面
239 接続界面
232 ウェブ(拘束部材の一例)
234 挿通孔(梁側挿通孔)
250 接続鉄筋(接続部材の一例)
260 梁
262 ウェブ(拘束部材の一例)
264 挿通孔(梁側挿通孔)
320 柱
350 接続鋼線(接続部材の一例)
380 挿通孔(柱側挿通孔)
420 柱
425 台座(拘束部材の一例)
430 梁
437 接続界面
480 挿通孔(柱側挿通孔)
490 挿通孔(梁側挿通孔)
Claims (5)
- 架構を構成する柱と、
前記架構を構成し、前記柱の側面よりも側面が外側になるように前記柱に接続された梁と、
前記梁の前記側面の接続界面を通るように前記柱と前記梁とに跨って設けられた接続部材と、
前記接続部材の両端部に設けられ、前記柱と前記梁とを支圧する支圧部材と、
複数の前記接続部材のせん断方向の移動を拘束する拘束部材と、
を備え、
前記接続部材の一方の端部に設けられた前記支圧部材は、前記柱に埋設され、
複数の前記接続部材が前記拘束部材で拘束された接続部材群を複数有し、
前記接続部材群は、前記接続界面に矩形状に少なくとも四つ配置されている、
接続構造。 - 前記柱は、前記接続部材が挿通する複数の柱側挿通孔が形成されたプレキャストコンクリート製とされ、
前記梁は、前記接続部材が挿通する複数の梁側挿通孔が形成されたプレキャストコンクリート製とされ、
前記接続部材の両端部は、前記柱に埋設された前記支圧部材と、前記梁に埋設又は外面に設けられた前記支圧部材と、に締結されている、
請求項1に記載の柱梁の接続構造。 - 前記拘束部材は、
前記柱の前記側面と前記梁の前記側面との間に挟まれ、前記接続部材が挿通する貫通孔が複数形成された鋼板である、
請求項1又は請求項2に記載の柱梁の接続構造。 - 前記柱の外周面と前記梁の外周面とにL字状の接合部材が接合されている、
請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の柱梁の接続構造。 - 架構を構成する柱と、
前記架構を構成し、前記柱の側面よりも側面が外側になるように前記柱に接続された梁と、
前記梁の前記側面の接続界面を通るように前記柱と前記梁とに跨って設けられた接続部材と、
前記接続部材の両端部に設けられ、前記柱と前記梁とを支圧し、前記柱と前記梁とにそれぞれ埋設した支圧部材と、
複数の前記接続部材のせん断方向の移動を拘束する拘束部材と、
を備え、
複数の前記接続部材が前記拘束部材で拘束された接続部材群を複数有し、
前記接続部材群は、前記接続界面に矩形状に少なくとも四つ配置されている、
柱梁の接続構造。
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