JP6393476B2 - 柱梁の接続構造 - Google Patents

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本発明は、柱梁の接続構造に関する。
梁の側面が柱の側面よりも外側に配置された架構(梁断面と柱断面とが部分的に接合した架構や梁側面と柱側面とが接合した架構等)が意匠設計の観点から望まれている。
そして、このような意匠設計上の要望から、特許文献1には、梁の1つの側面が柱の1つの側面よりも突出しているとともに、少なくとも梁主筋の1本は柱主筋の内側に配され、かつ、少なくとも梁主筋の他の1本は柱主筋の外側に配された扁平断面を有する壁柱と梁を含む架構が開示されている(特許文献1を参照)。
また、特許文献2には、柱梁の接合部において、柱の1つの側面が梁の1つの側面よりも突出しているとともに、柱主筋および梁主筋と直交する方向に柱と梁の接合面を交差する接合補強筋を有する柱梁架構が開示されている(特許文献2を参照)。
しかし、梁の側面が柱の側面よりも外側に配置された架構では、柱と梁との接続強度を確保することが難しく、この点において改善の余地があった。
特開2011−58311号公報 特開2012−26102号公報
本発明は、梁の側面が柱の側面よりも外側に配置された架構における柱と梁との接続強度を向上させることが課題である。
請求項1の発明は、架構を構成する柱と、前記架構を構成し、前記柱の側面よりも側面が外側になるように前記柱に接続された梁と、前記梁の前記側面の接続界面を通るように前記柱と前記梁とに跨って設けられた接続部材と、前記接続部材の両端部に設けられ、前記柱と前記梁とを支圧する支圧部材と、複数の前記接続部材のせん断方向の移動を拘束する拘束部材と、を備え、前記接続部材の一方の端部に設けられた前記支圧部材は、前記柱に埋設され、複数の前記接続部材が前記拘束部材で拘束された接続部材群を複数有し、前記接続部材群は、前記接続界面に矩形状に少なくとも四つ配置されている。
請求項1に記載の発明では、両端部に支圧部材が設けられた接続部材のダウエル効果によって梁の接続界面に作用するせん断力に抵抗する。また、複数の接続部材が拘束部材でせん断方向の移動を拘束されることで、接続部材のダウエル効果によるせん断伝達が効果的に行われると共に偶力が発生し、梁曲げモーメントに抵抗する。したがって、梁の側面が柱の側面よりも外側に配置された架構における柱と梁との接続強度が向上する。
また、接続界面に矩形状に少なくとも四つ接続部材群が配置されることで、接続部材群で発揮されるせん断力の組によって、効果的に偶力が発生し、梁曲げモーメントに対する抵抗力が更に向上する。したがって、梁の側面が柱の側面よりも外側に配置された架構における柱と梁との接続強度が更に向上する。
請求項2の発明は、前記柱は、前記接続部材が挿通する複数の柱側挿通孔が形成されたプレキャストコンクリート製とされ、前記梁は、前記接続部材が挿通する複数の梁側挿通孔が形成されたプレキャストコンクリート製とされ、前記接続部材の両端部は、前記柱に埋設された前記支圧部材と、前記梁に埋設又は外面に設けられた前記支圧部材と、に締結されている。
請求項2に記載の発明では、柱及び梁がプレキャストコンクリート製であるので、柱と梁との接続が容易である。
請求項3の発明は、前記拘束部材は、前記柱の前記側面と前記梁の前記側面との間に挟まれ、前記接続部材が挿通する貫通孔が複数形成された鋼板である、請求項1又は請求項2に記載の柱梁の接続構造である。
請求項4の発明は、前記柱の外周面と前記梁の外周面とにL字状の接合部材が接合されている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の柱梁の接続構造である。
請求項5の発明は、架構を構成する柱と、前記架構を構成し、前記柱の側面よりも側面が外側になるように前記柱に接続された梁と、前記梁の前記側面の接続界面を通るように前記柱と前記梁とに跨って設けられた接続部材と、前記接続部材の両端部に設けられ、前記柱と前記梁とを支圧し、前記柱と前記梁とにそれぞれ埋設した支圧部材と、複数の前記接続部材のせん断方向の移動を拘束する拘束部材と、を備え、複数の前記接続部材が前記拘束部材で拘束された接続部材群を複数有し、前記接続部材群は、前記接続界面に矩形状に少なくとも四つ配置されている柱梁の接続構造である。
本発明によれば、梁の側面が柱の側面よりも外側に配置された架構における柱と梁との接続強度を向上させることができる。
本発明の第一実施形態に係る梁の側面が柱の側面よりも外側に配置された架構を示す斜視図である。 (A)は図1の架構の水平断面図であり、(B)は図1の架構のX方向に沿った垂直断面図であり。(C)は図1の架構のY方向に沿った垂直断面図である。 図2(B)の接続鉄筋と拘束筋などの主要な部材のみを図示した図である。 第一実施形態の第一変形例を示す(A)はX方向から見た側面図であり、(B)はY方向の柱側から見た背面図であり、(C)はY方向の梁側から見た正面図である。 第一実施形態の第二変形例を示す図2(A)に対応する水平断面図である。 (A)は第二実施形態の架構における柱と梁とが接続される前の状態を示すY方向に沿った垂直断面図(分解垂直断面図)であり、(B)は接続後のY方向に沿った垂直断面図である。 (A)は第三実施形態の架構における柱と梁とにおける接続鉄筋が締結される前の状態を含むY方向に沿った垂直断面図であり、(B)は他の梁の例におけるY方向に沿った垂直断面図である。 (A)は第四実施形態の架構における柱と梁とY方向に沿った垂直断面図であり、(B)は接続鋼線を示す図であり、(C)はY方向から見た正面図である。 (A)は第五実施形態の架構における柱と梁とが接続される前の状態を示すY方向に沿った垂直断面図(分解垂直断面図)であり、(B)は接続後のY方向に沿った垂直断面図である。 (A)は第二実施形態の第一変形例の架構における柱と梁とが接続される前の状態を示すY方向に沿った垂直断面図(分解垂直断面図)であり、(B)は接続後のY方向に沿った垂直断面図である。 (A)は第二実施形態においてカプラーの先端部が突出した例を示す図6(B)に対応するY方向に沿った垂直断面図であり、(B)は第二実施形態においてカプラーの円盤側が梁側に向いた例を示す図6(B)に対応するY方向に沿った垂直断面図である。 (A)は第二実施形態の第二変形例の架構における柱と梁とが接続される前の状態を示すY方向に沿った垂直断面図(分解垂直断面図)であり、(B)は接続後のY方向に沿った垂直断面図である。 第一実施形態の梁が第一梁と第二梁で構成されている第三変形例の架構を示す斜視図である。 図13の架構のX方向に沿った垂直断面図である。
<第一実施形態>
まず、本発明の第一実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて柱と梁とが接続された柱梁架構について説明する。なお、鉛直方向を矢印Zで示し、後述する梁の長手方向を矢印Xで示し、Z方向及びX方向に直交する方向(柱と梁とに直交する方向)を矢印Yで示す。なお、図2の各図や図3は断面図であるが、見やすくするために断面を表す斜線などを省略して図示している。
(構造)
図1及び図2に示すように、架構10は、鉄筋コンクリート造の柱20と鉄筋コンクリート造の梁30とが接続されることで構成されている。なお、本実施形態では、柱20及び梁30は、Y方向に扁平した扁平柱及び扁平梁である。
柱20の外周面22は、側面22A、側面22B、側面22C,側面22Dで構成さている。また、梁30の外周面32は、側面32A、上面32B、側面32C、下面32Dで構成されている。そして、本実施形態では、柱20の外周面22を構成する梁側の側面22Aと、梁30の外周面32を構成する柱側の側面32Aと、が接続されている。
図2に示すように、鉄筋コンクリート造の柱20には、鉛直方向(Z方向)に沿って配筋された複数の柱主筋40と、複数の柱主筋40の周囲に鉛直方向(Z方向)に間隔をあけて配筋された複数のせん断補強筋(帯筋)42と、が埋設されている。
また、鉄筋コンクリート造の梁30には、長手方向(X方向)に沿って配筋された複数の梁主筋44と、複数の梁主筋44の周囲に長手方向(X方向)に間隔をあけて配筋され複数のせん断補強筋(あばら筋)46と、が埋設されている。
図2(A)及び図2(B)に示すように、梁30における柱20との接合部位の近傍に配筋されたせん断補強筋46は、二本掛けとなっている(隣接して二本配筋されている)。
本実施形態では、前述したように梁30の側面32Aと柱20の側面22Aとが接続されている。言い換えると、梁30の外周面32を構成するY方向の一方側の側面32Aが、柱20の外周面22を構成するY方向の一方側の側面22Cよりも外側(Y方向の他方側)に配置されている。或いは、柱20の外周面22を構成するY方向の一方側の側面22Cが梁30の外周面32を構成するY方向の一方側の側面32AよりもY方向の一方側に突出している。
なお、正面視(Y方向から見た場合)において、梁30の側面32Aにおける柱20の側面22Aに重なった部分が、梁30の側面22Aの接続界面37(図2(A)及び図2(C)を参照)である。
図2及び図3に示すように、接続界面37を通るように柱20と梁30とに跨って複数の接続鉄筋50が埋設されている。各接続鉄筋50は、Y方向に沿って配筋されている。また、各接続鉄筋50の両端部には、接続鉄筋50よりも直径が大きい円盤54(図3参照)を有する機械式定着部材52が設けられている。
なお、本実施形態では、全部で24本の接続鉄筋50が、図2に示すように、柱主筋40、せん断補強筋42、梁主筋44、及びせん断補強筋46と干渉しないように配筋されている。
図2及び図3に示すように、複数(本実施形態では24本)の接続鉄筋50は、複数本毎(本実施形態では6本毎)に周囲を拘束筋60で囲まれ拘束されている。なお、図2(A)及び図2(C)に示すように、拘束筋60は、接続界面37を境に柱20側と梁30側とに近接して設けられている。また、図3に示すように、拘束筋60で拘束された複数本(本実施形態では6本)の接続鉄筋50の群を接続鉄筋群62とする。また、これら接続鉄筋群62は、Y方向から見た場合の接続界面37に矩形状(矩形の角部)に四つ配置されている。
また、図3に示すように本実施形態では、接続鉄筋群62それぞれにおいて、複数本(本実施形態では6本)の接続鉄筋50は、Y方向から見た場合に矩形状に配置されている。しかし、接続鉄筋50は、この配置に限定されるものではない。複数の接続鉄筋50が、例えば、円形状に配置されていてもよい。
(作用及び効果)
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
両端部に機械式定着部材52が設けられた接続鉄筋50のダウエル効果によって、梁30の接続界面37に作用するせん断力に抵抗する。また、複数の接続鉄筋50が拘束筋60でせん断方向の移動を拘束されることで、接続鉄筋50のダウエル効果によるせん断伝達が効果的に行われると共に偶力が発生し、梁曲げモーメントに抵抗する。よって、柱20と梁30との接続強度が向上する。すなわち、柱20と梁30との接続強度が確実に確保される。
また、例えば、図3に矢印K1で示すように反時計回りに回転する梁曲げモーメントが梁30に作用した場合、接続鉄筋群62の接続鉄筋50には、せん断方向に力K2及び力K3が偶力として作用するが、接続鉄筋50は拘束筋60によって移動が拘束される。このように、接続界面37に矩形状に四箇所に、拘束筋60で接続鉄筋50を拘束した接続鉄筋群62が配置されることで、偶力による梁曲げモーメントに対する抵抗力が向上する。したがって、柱20と梁30との接続強度が更に向上する。
[変形例]
つぎに、本実施形態の変形例について説明する。
(第一変形例)
図4(A)及び図4(C)に示すように、柱20の外周面22の側面22Aと梁30の外周面32の上面32B及び下面32DにL字状の接合部材70が接合されている。また図4(A)及び図4(B)に示すように、柱20の外周面22の側面22B及び側面22Dと梁30の外周面32の側面32AとにL字状の接合部材70が接合されている。
このように柱20の外周面22と梁30の外周面32とに接合部材70が接合されることで、梁30の回転(梁曲げモーメント(図3参照))に対して接合部材70が抵抗するので、回転剛性が向上する。よって、柱20と梁30との接続強度が更に向上する。
なお、本変形例では、接合部材70は合計四箇所に設けられていたが、これに限定されない。いずれか一箇所以上、接合部材70が設けられていれば、回転剛性が向上する。
(第二変形例)
上記実施形態では、図1及び図2に示すように、柱20の側面22Aと、梁30の側面32Aと、が接続されていたが、これに限定されるものではない。別の観点から説明すると、柱20の柱主筋40は梁30内には配筋されておらず、梁30の梁主筋44は柱20には配筋されていない構成であったが、これに限定されるものではない。
図5に示す第二変形例のように、梁30の側面32Aが、柱20内に位置する構成、言い換えると、梁断面と柱断面とが部分的に接合した構成であってもよい。別の観点から説明すると、柱20の柱主筋40が梁30内に配筋されていてもよいし、梁30の梁主筋44が柱20内に配筋されていてもよい。
また、梁30の側面32Aにおける柱20内の部分が接続界面37である。別の言い方をすると、正面視(Y方向から見た場合)において、梁30の側面32Aにおける柱20の側面22Aと重なった部分が接続界面37である。
なお、図5の第二変形例では、柱20の柱主筋40が梁30内には配筋され、且つ梁30の梁主筋44が柱20内は配筋されている例を示しているが、いずれか一方のみであってもよい。
要は、梁30の外周面32を構成するY方向の一方側の側面32Aが、柱20の外周面22を構成するY方向の一方側の側面22Cよりも外側(Y方向の他方側)に配置されていればよい。或いは、柱20の外周面22を構成するY方向の一方側の側面22Cが梁30の外周面32を構成するY方向の一方側の側面32AよりもY方向の一方側に突出して配置されていればよい。
また、上記実施形態では、図3に示すように、複数(上記実施形態では6本毎)に周囲を拘束筋60で拘束されていたが、これに限定されない。図5に示す第二変形例のように、全接続鉄筋50を、拘束筋60で拘束した構成であってもよい。
(第三変形例)
図13及び図14に示すように、梁30は、第一梁31と第二梁33とで構成されている。第一梁31の端面37と第二梁33の端面39とが対向して配置され、それぞれ凹部37A,39Aが形成されている。
図13に示すように、これら凹部37A,39Aを含む第一梁31の端面37と第二梁33の端面38との間にグラウト材172が充填されている。また、柱20の側面22Aと梁30(第一梁31及び第二梁33)の側面32Aとの間にもグラウト材172が充填されている。
図14に示すように、図の右側半分の接続鉄筋50(接続鉄筋群62(図3参照))が、第一梁31に埋設され、図の左側半分の接続鉄筋50(接続鉄筋群62(図3参照))が、第二梁33に埋設されている。
本変形例では、第一梁31の端面37と第二梁33の端面39とに、それぞれ凹部37A,39Aが形成され、グラウト材172が充填されている。よって、第一梁31の端面37と第二梁33の端面39との間で、せん断力が効果的に伝達される。
<第二実施形態>
つぎに、本発明の第二実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて柱と梁とが接続された柱梁架構について説明する。なお、第一実施形態と同一の部材には同一の符号付し、重複する説明は省略又は簡単に説明する。
(構造)
図6に示すように、本実施形態の柱120及び梁130はプレキャストコンクリート製とされている。
柱120には、接続鉄筋150(図6(B))が挿通する複数の挿通孔180が形成されている。挿通孔180は、柱120の側面122Aに開口し、開口部には凹部182が形成されている。同様に梁130には、接続鉄筋150(図6(B)参照)が挿通する複数の挿通孔190が形成されている。挿通孔190は側面132Aと側面132Cに開口した貫通孔となっている。また、挿通孔190の側面132Cの開口部には凹部192が形成されている。
接続鉄筋150は、第一螺旋鉄筋151と第二螺旋鉄筋153とを有しており、これら第一螺旋鉄筋151及び第二螺旋鉄筋153の端部同士が、カプラー155で継ながれて一体化されている。また、接続鉄筋150の両端部には、機械式定着部材52と支圧部材152とが締結されている。
柱120の側面122Aの凹部182にカプラー155が収まり、梁130の側面132Cの凹部192に支圧部材152が収まる。また、柱側の機械式定着部材52は、柱120内に埋設されている。なお、本実施形態においては、機械式定着部材52、支圧部材152、及びカプラー155は、設けられる位置が異なるだけで、実質的には同じ構造の部材である。
また、柱120の側面122Aと梁130の側面132Aとに間には、グラウト材172が充填されている。よって、接続鉄筋150は鋼板170によって、せん断方向の移動が拘束されている。なお、グラウト材172は、凹部182にも充填される。
なお、正面視(Y方向から見て場合)において、梁130の側面132Aにおける柱120の側面122Aと重なった部分が接続界面137である。
また、図11(A)に示すように、柱120の側面122Aの凹部182に収められたカプラー155の先端部155Aが、凹部182から突出した構成であってもよい。
或いは、図11(B)に示すように、柱120の側面122Aの凹部182に収められたカプラー155は、円盤54側が梁130側に向いた配置であってもよい。
(作用及び効果)
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
第一実施形態と同様に、両端部に機械式定着部材52と支圧部材152とが設けられた接続鉄筋150によって、柱120と梁130との接続強度が向上する。また、各接続鉄筋150は、グラウト材172で拘束されることで効果的に発生する偶力によって、梁曲げモーメントに対する抵抗力が向上する。したがって、柱120と梁130との接続強度が更に向上する。
また、プレキャストコンクリート製の柱120とプレキャスト製の梁130との間にグラウト材172を充填することで、複数の接続鉄筋150のせん断方向の移動が拘束され、且つ、梁130の接続界面137を通るように柱120と梁130とに跨って接続鉄筋150を容易に設けることができる。
なお、本実施形態では、接続鉄筋150は、第一螺旋鉄筋151と第二螺旋鉄筋153とがカプラー155で継ながれて一体化された構造であったが、これに限定されない。例えば、鉄筋の両端に転造ねじを設けた構成、摩擦圧着でねじを設けた構成、或いはEGジョイント等で、二つの鉄筋を接続して一体化してもよい。或いは、一本の接続鉄筋であってもよい。
[変形例]
つぎに、本実施形態の変形例について説明する。
(第一変形例)
第一変形例では、図10に示すように、柱120の側面122Aと梁130の側面132Aとに間には、鋼板170が挟まれている。鋼板170には接続鉄筋150が挿通する貫通孔172が複数形成されている。よって、接続鉄筋150は鋼板170によって、せん断方向の移動が拘束されている。
このように、プレキャストコンクリート製の柱120とプレキャスト製の梁130との間に鋼板170を挟んで接続鉄筋150を挿入することで、複数の接続鉄筋150のせん断方向の移動が拘束され、且つ、梁130の接続界面137を通るように柱120と梁130とに跨って接続鉄筋150を容易に設けることができる。
(第二変形例)
第二変形例では、図12(A)に示すように、柱120には、端部に機械式定着部材52が設けられた螺旋鉄筋202が埋設されている。また、梁130には、螺旋鉄筋202が接続されるスリーブ継手200が埋設されている。
図12(B)に示すように、柱120から突出する螺旋鉄筋202を梁130のスリーブ継手200に挿通し、グラウト材172を充填して接続する。また、柱120側面122Aと梁130の側面132Aとの間には、グラウト材172が充填されている。
<第三実施形態>
つぎに、本発明の第三実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて柱と梁とが接続された柱梁架構について説明する。なお、第一実施形態及び第二実施形態と同一の部材には同一の符号付し、重複する説明は省略又は簡単に説明する。
(構造)
図7(A)に示すように、本実施形態の柱120はプレキャストコンクリート製とされている。なお、柱120は、側面122Aに凹部182が形成されていない。また、柱120の挿通孔180の周囲には、拘束筋60が二本設けられている。これら以外は、第二実施形態の柱120と同様の構成である。
本実施形態の梁230は、C形鋼で構成された鉄骨梁とされている。梁230のウェブ232には、螺旋鉄筋で構成された接続鉄筋250が挿通する複数の挿通孔234が形成されている。接続鉄筋250の両端部には支圧部材152が締結されている。接続鉄筋250は梁230のウェブ232の挿通孔234に挿通されているので、せん断方向の移動がウェブ232によって拘束されている。
なお、梁230のウェブ232の側面232Aと柱120の側面122Aとが接続され、正面視(Y方向から見て場合)において、側面232Aにおける柱120の側面122Aと重なった部分が接続界面237である。
(作用及び効果)
つぎに本実施形態の作用効果について説明する。
第一実施形態及び第二実施形態と同様に、両端部に機械式定着部材52と支圧部材152とが設けられた接続鉄筋250によって、柱120と梁230との接続強度が向上する。また、各接続鉄筋250は、梁230のウェブ232と二本の拘束筋60とで拘束されることで効果的に発生する偶力によって、梁曲げモーメントに対する抵抗力が向上する。したがって、柱120と梁230との接続強度が更に向上する。
また、梁230のウェブ232の挿通孔234に接続鉄筋250を挿入することで、容易に複数の接続鉄筋250のせん断方向の移動が拘束される。
なお、本実施形態では、梁230は、C形鋼で構成された鉄骨梁とされていたが、これに限定されない。例えば、図7(B)に示すように、例えば、ウェブ262に挿通孔264が形成されたH形鋼で構成された梁260であってよい。なお、この場合、ウェブ262と柱120の側面122Aとの間に、モルタルやグラウト等の充填材268を充填する。また、ウェブ262と柱120の側面122Aとの間に、接続鉄筋250の移動を拘束するように拘束筋60を配置し、充填材268に埋設する。
また、充填材268の側面268Aと柱120の側面122Aとが接続され、正面視(Y方向から見て場合)において、側面268Aにおける柱120の側面122Aと重なった部分が接続界面239である。
<第四実施形態>
つぎに、本発明の第四実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて接続された柱梁架構について説明する。なお、第一実施形態〜第三実施形態と同一の部材には同一の符号付し、重複する説明は省略又は簡単に説明する。
(構造)
図8(A)に示すように、本実施形態の柱320及び梁130はプレキャストコンクリート製とされている。なお、梁130は第二実施形態の梁130と同様の構成である。
柱320には、接続鋼線350が挿通する複数の挿通孔380が形成されている。挿通孔380は、側面視において横向きの略U字形状とされ、柱320の側面322Aに両端が開口している。
そして、柱320の側面322Aと梁130の市の側面132Aとが当接されると、柱側の挿通孔380と梁側の挿通孔190とが繋がり、接続鋼線350が挿通さる。接続鋼線350の両端部には、支圧部材152が締結されている。なお、図8(C)の右側のように柱側の挿通孔380が交差した構成であってもよい。
また、図8に示すように、柱320の側面322Aと梁130の側面132Aとの間には、プレキャストコンクリート面の不陸をなくすグラウト材172が充填されている。よって、接続鋼線350はグラウト材172によって、せん断方向の移動が拘束されている。
(作用及び効果)
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
第一実施形態と同様に、両端部に機械式定着部材52と支圧部材152とが設けられた接続鋼線350によって、柱320と梁130との接続強度が向上する。また、各接続鋼線350は、グラウト材172で拘束されることで効果的に発生する偶力によって、梁曲げモーメントに対する抵抗力が向上する。したがって、柱320と梁130との接続強度が更に向上する。
なお、柱320の側面322Aと梁130の側面132Aとに間に鋼板170(図10を参照)を挟み、鋼板170によって、接続鋼線35のせん断方向の移動を拘束してもよい。
<第五実施形態>
つぎに、本発明の第五実施形態に係る柱梁の接続構造が適用されて接続された柱梁架構について説明する。なお、第一実施形態〜第四実施形態と同一の部材には同一の符号付し、重複する説明は省略又は簡単に説明する。
(構造)
図9に示すように、本実施形態の柱420及び梁430はプレキャストコンクリート製とされている。柱420には、接続鉄筋250が挿通する複数の挿通孔480が水平に対して角度αを持って斜めに形成されている。挿通孔480は、柱420の側面422Aに開口している。
梁430は、側面432A及び側面432Cが垂直に対して角度αを持って斜めに配置されており、側面視で略平行四辺形状となっている。また、梁430には接続鉄筋250が挿通する複数の挿通孔490が、水平に対し角度αを持って斜めに形成されている。挿通孔490は側面432Aと側面432Cとに開口した貫通孔となっている。
柱420の側面422Aと梁430の側面432Aとに間には、台座425が設けられている。台座425の柱420側の側面425Aは垂直であるが、台座425の梁430側の側面425Cは垂直に対して角度αを持った傾斜面となっている。台座425には、接続鉄筋250が挿通する貫通孔482が水平に対して角度αを持って斜めに形成されている。また、接続鉄筋250は台座425によって拘束されている。
なお、本実施形態においては、台座125の側面425Aと梁430の側面432Aとの間には、グラウト材172が充填されている(台座125の側面425Aと梁430の側面432Aとの間にはグラウト層が設けられている)。
更に、梁430の側面432Cには、太陽電池を並べて相互接続してパネル状にしたソーラーパネル450が取り付けられている(固定されている)。
なお、正面視(Y方向から見て場合)において、梁430の側面432Aにおける柱420の側面422Aと重なった部分が接続界面437である。
(作用及び効果)
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
第一実施形態と同様に、両端部に機械式定着部材52と支圧部材152とが設けられた接続鉄筋250によって、柱420と梁430との接続強度が向上する。また、各接続鉄筋250は、台座425で拘束されることで効果的に発生する偶力によって、梁曲げモーメントに対する抵抗力が向上する。したがって、柱420と梁430との接続強度が更に向上する。
また、梁430の側面422Cは斜めになっているので、ソーラーパネル450の受光面450Cの太陽460(図9(B)参照)に対する角度が直角に近くなり、ソーラーパネル450の発電効率が向上する。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、第二実施形態〜第五実施形態においても、第一実施形態と同様に拘束筋60で接続鉄筋や接続鋼線を拘束する構成であってもよい。また、第一実施形態においても、貫通孔が形成された鋼板を拘束部材としてもよい。更に、拘束筋と鋼板との両方を有する構造であってもよい。
本発明は、梁の外周面を構成するY方向の一方側の側面が、柱の外周面を構成するY方向の一方側の側面よりも外側(Y方向の他方側)に配置されている柱梁架構全般に適用することができる。或いは、柱の外周面を構成するY方向の一方側の側面が梁の外周面を構成するY方向の一方側の側面よりもY方向の一方側に突出して配置されていている柱梁架構全般に適用することができる。また、接続界面とは、正面視(Y方向から見た場合)において、梁のY方向の一方側の側面における柱の側面と重なった部分(接続される部分)を指す。
また、上述の複数の実施形態及び変形例は、適宜、組み合わされて実施可能である。更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない
10 架構
20 柱
30 梁
37 接続界面
50 接続鉄筋(接続部材の一例)
52 機械式定着部材(支圧部材の一例)
60 拘束筋(拘束部材の一例)
62 接続鉄筋群(接続部材群の一例)
120 柱
130 梁
137 接続界面
150 接続鉄筋(接続部材の一例)
152 支圧部材
170 鋼板(拘束部材の一例)
172 グラウト材(拘束部材の一例)
180 挿通孔(柱側挿通孔)
190 挿通孔(梁側挿通孔)
200 スリーブ継手
202 螺旋鉄筋(接続部材の一例)
202 スリーブ継手
230 梁
237 接続界面
239 接続界面
232 ウェブ(拘束部材の一例)
234 挿通孔(梁側挿通孔)
250 接続鉄筋(接続部材の一例)
260 梁
262 ウェブ(拘束部材の一例)
264 挿通孔(梁側挿通孔)
320 柱
350 接続鋼線(接続部材の一例)
380 挿通孔(柱側挿通孔)
420 柱
425 台座(拘束部材の一例)
430 梁
437 接続界面
480 挿通孔(柱側挿通孔)
490 挿通孔(梁側挿通孔)

Claims (5)

  1. 架構を構成する柱と、
    前記架構を構成し、前記柱の側面よりも側面が外側になるように前記柱に接続された梁と、
    前記梁の前記側面の接続界面を通るように前記柱と前記梁とに跨って設けられた接続部材と、
    前記接続部材の両端部に設けられ、前記柱と前記梁とを支圧する支圧部材と、
    複数の前記接続部材のせん断方向の移動を拘束する拘束部材と、
    を備え、
    前記接続部材の一方の端部に設けられた前記支圧部材は、前記柱に埋設され、
    複数の前記接続部材が前記拘束部材で拘束された接続部材群を複数有し、
    前記接続部材群は、前記接続界面に矩形状に少なくとも四つ配置されている、
    接続構造。
  2. 前記柱は、前記接続部材が挿通する複数の柱側挿通孔が形成されたプレキャストコンクリート製とされ、
    前記梁は、前記接続部材が挿通する複数の梁側挿通孔が形成されたプレキャストコンクリート製とされ、
    前記接続部材の両端部は、前記柱に埋設された前記支圧部材と、前記梁に埋設又は外面に設けられた前記支圧部材と、に締結されている、
    請求項1に記載の柱梁の接続構造。
  3. 前記拘束部材は、
    前記柱の前記側面と前記梁の前記側面との間に挟まれ、前記接続部材が挿通する貫通孔が複数形成された鋼板である、
    請求項1又は請求項2に記載の柱梁の接続構造。
  4. 前記柱の外周面と前記梁の外周面とにL字状の接合部材が接合されている、
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の柱梁の接続構造。
  5. 架構を構成する柱と、
    前記架構を構成し、前記柱の側面よりも側面が外側になるように前記柱に接続された梁と、
    前記梁の前記側面の接続界面を通るように前記柱と前記梁とに跨って設けられた接続部材と、
    前記接続部材の両端部に設けられ、前記柱と前記梁とを支圧し、前記柱と前記梁とにそれぞれ埋設した支圧部材と、
    複数の前記接続部材のせん断方向の移動を拘束する拘束部材と、
    を備え、
    複数の前記接続部材が前記拘束部材で拘束された接続部材群を複数有し、
    前記接続部材群は、前記接続界面に矩形状に少なくとも四つ配置されている、
    柱梁の接続構造。
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