JP6392533B2 - 基礎部材支持装置及び基礎部材設置方法 - Google Patents

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本発明は、プレキャストコンクリートにより形成された基礎部材をスラブの上面よりも浮かせた状態で支持するとともに、基礎部材の上面の高さ調整、及び、当該基礎部材の上面の水平度調整を可能とした基礎部材支持装置等に関する。
プレキャストコンクリートにより形成された基礎部材をスラブ上に設置する方法としては、基礎部材をスラブ面よりも浮かせて、基礎部材の上面の水平度及び高さをレベル調整金物で調整した後に、基礎部材の下面とスラブ面との間にセメント系や樹脂系等のグラウト材を注入することによって、基礎部材の上面が水平面となってかつ基礎部材の上面の高さが所望の高さ位置に来るように、基礎部材をスラブ上に設置する方法が知られている。この基礎部材上には、例えば積層ゴム装置等の免震装置が設置され、免震構造の建物が構築される(例えば特許文献1等参照)。
特開2011−47201号公報
しかしながら、従来の基礎部材の設置方法では、スラブ上における基礎部材の設置位置の四隅にそれぞれレベル調整金物を設置して基礎部材の上面の水平度及び高さを調整するので、複数のレベル調整金物を調整する必要があり、調整作業に多くの手間と時間がかかるという問題点があった。
本発明は、基礎部材の上面の水平度調整及び高さ調整を簡単にできる基礎部材支持装置等を提供する。
本発明に係る基礎部材支持装置は、プレキャストコンクリートにより形成された基礎部材をスラブの上面よりも浮かせた状態で支持するとともに、基礎部材の上面の高さ調整、及び、当該基礎部材の上面の水平度調整を可能とした基礎部材支持装置であって、下端部がスラブに取付けられてスラブの上面より鉛直に延長するように設けられた支持棒としてのねじ棒と、ねじ棒に取付けられて上下方向に移動可能に構成された球状支持体と、基礎部材に設けられてねじ棒の上端部が貫通する貫通孔と球状支持体の上下位置が調整され、かつ、貫通孔の下方に位置される球状支持体の球面と貫通孔の下端の円孔縁とが接触したことにより、球状支持体が基礎部材を支持した状態において、基礎部材の下面とスラブと上面との間の隙間に充填されたグラウト材とを備えたので、基礎部材の上面の水平度調整及び高さ調整を簡単にできる。
また、貫通孔の中心軸が基礎部材の重心を通過するように設けられたので、基礎部材に設けられた貫通孔の円孔縁を球状支持体の球面に載せるだけで、基礎部材の上面が水平状態となるように設定される。
さらに、基礎部材の上面が所望の高さ位置において水平状態となるように球状支持体が基礎部材を支持した状態を固定する固定手段を備えたので、基礎部材の下面とスラブの上面との間にグラウト材を注入した際の基礎部材の浮き上がりを防止できる。
また、前記基礎部材支持装置を用いた本発明の基礎部材設置方法は、基礎部材の貫通孔の下端の円孔縁と貫通孔の下方に位置される球状支持体の球面とを接触させることによって、基礎部材を基礎部材支持装置で支持して、基礎部材の上面が所望の高さ位置でかつ水平状態になるように基礎部材をスラブの上面よりも浮かせた後に、基礎部材の下面とスラブと上面との間の隙間にグラウト材を充填して基礎部材をスラブ上に設置したので、スラブ上に基礎部材を設置する作業を簡単かつ短時間で行える。
また、基礎部材の貫通孔の下端の円孔縁と貫通孔の下方に位置される球状支持体の球面とを接触させる一点支持により、基礎部材の上面が水平状態になるように基礎部材を支持したので、作業性が良くなる。
基礎部材支持装置によりスラブ上に設置された基礎部材を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A断面図。 基礎部材支持装置を示す断面図。 基礎部材支持装置を分解して示した分解斜視図。
図1に示すように、基礎部材支持装置1は、プレキャストコンクリートにより形成された基礎部材3をスラブ2の上面2tよりも浮かせた状態で支持するとともに、当該基礎部材3の上面4の高さ調整(レベル調整)、及び、当該基礎部材3の上面4の水平度調整を可能とした装置である。
基礎部材3は、図外の型枠装置を用いて形成された鉄筋コンクリート板(盤)であり、例えば上面4及び下面5となる板面(盤面)が例えば正方形の所定板厚の鉄筋コンクリート板(盤)に形成される。
基礎部材3の板面(盤面)の中央には、上面4の中央と下面5の中央とに跨って貫通する中央貫通孔6が形成されるとともに、基礎部材3の板面の周辺部7には、上面4と下面5とに跨って貫通する周辺貫通孔8;8…が複数個形成されている。
基礎部材支持装置1は、支持棒としてのねじ棒11と、球状支持体12と、断面円形の貫通孔13を有した被支持板14と、固定手段15とを備える。
ねじ棒11は、下端部がスラブ2に埋設されてスラブ2の上面2tより鉛直に延長するように設けられた棒であって、少なくとも棒の上部の周面にねじが形成された、例えば、ねじ鋼棒により形成される。
図2に示すように、球状支持体12は、例えば、球の中心を通って球を貫通するねじ孔12aを備えた球体12bにより形成され、スラブ2の上面2tより突出するねじ棒11のねじに螺着されてねじ棒11の上下方向に移動可能に取付けられる。球体12bは、例えば、鋼球により形成される。
図2;図3に示すように、被支持板14は、球状支持体12のねじ孔12aを貫通したねじ棒11の少なくとも上端部が貫通する貫通孔13の中心軸13cと基礎部材3に形成された中央貫通孔6の中心軸6cとが一致し、かつ、基礎部材3の上面4と被支持板14の上面14aとが平行に位置されるように、板の周縁部が基礎部材3の中央貫通孔6周りの下面5側のコンクリート部に埋設される。被支持板14は、例えば、鋼板により形成される。
即ち、貫通孔13の中心軸13cが基礎部材3の重心を通過するように被支持板14が基礎部材3に設けられている。
尚、基礎部材3を図外の成型装置で成型する際、例えば、成型装置の水平な底面と接触する面が上面4となるように、かつ、成型装置の成型空間内に、中央貫通孔6及び周辺貫通孔8;8…を形成するための中子が配置されるともに鉄筋が配筋され、さらに、被支持板14が中央貫通孔6を形成するための中子あるいは鉄筋に取付けられて配置された後に、成型空間内にコンクリートを流し込んで、コンクリートを固化させることによって、基礎部材3が成型される。当該基礎部材3は、上面4が平滑な面に形成されるが、下面5は平滑な面に形成されるとは限らない。従って、基礎部材3の下面5、あるいは、スラブ2の上面2tに不陸がある場合には、基礎部材3の下面5とスラブ2の上面2tとを直接接触させた場合、基礎部材3の上面4の水平精度が担保されない。そこで、基礎部材3の下面5をスラブ2の上面2tより浮かせた状態で基礎部材3の上面4が水平となるように調整した後に、基礎部材3の下面5とスラブ2の上面2tとの間にグラウト材22(図1(b)参照)を注入することで、基礎部材3の上面4の水平精度が得られるようにしている。
図2に示すように、球状支持体12の球体12bは、直径が被支持板14の下面14bにおける貫通孔13の直径よりも大きく形成されており、球面が被支持板14の下面14bにおける貫通孔13の円孔縁13sに接触し、かつ、球面が被支持板14の上面14aにおける貫通孔13の孔縁13rよりも上方に突出しない大きさに形成されている。
このように、被支持板14の貫通孔13の下方に位置される球状支持体12の球面の上部側が貫通孔13内に嵌まり込んで、かつ、ねじ棒11の中心軸11cを中心とする球体12bの球面の上部側の円弧と被支持板14の下面14bにおける貫通孔13の円孔縁13sとが接触することによって、基礎部材3の上面4が水平状態となるように、下端部がスラブ2に固定されたねじ棒11及びこのねじ棒11に螺着された球状支持体12が、被支持板14及び当該被支持板14が取付けられた基礎部材3を支持する。
固定手段15は、例えば、球体12bの球面の上部側の円弧と被支持板14の下面14bにおける貫通孔13の円孔縁13sとが接触して、基礎部材3の上面4が水平となった状態が維持されて固定されるように、球状支持体12のねじ孔12a及び被支持板14の貫通孔13を貫通したねじ棒11の上端からねじ棒11に螺着されて、被支持板14を押圧するように被支持板14の上面14aに締結されるナットによって構成される。
また、基礎部材3が設置されるスラブ2には、下端部がスラブ2に埋設されてスラブ2の上面2tより鉛直に延長して、基礎部材3の板面の周辺部7に形成されている対応する周辺貫通孔8;8…にそれぞれ挿入される複数の鉄筋21;21…が設けられている。
次に、基礎部材支持装置1を用いて基礎部材3をスラブ2上に設置する方法について説明する。
クレーン等で基礎部材3を吊りながら、基礎部材3の周辺部7に形成されている各周辺貫通孔8;8…にそれぞれ対応する鉄筋21;21…が挿入され、かつ、被支持板14の貫通孔13にねじ棒11が挿入されるように基礎部材3を下降させる。
そして、基礎部材3の上面4の高さ位置が所望の高さ位置になるように球状支持体12の上下位置を調整し、調整後、ねじ棒11の中心軸11cを中心とする球状支持体12の上部側の球面の円弧と被支持板14の下面14bにおける貫通孔13の円孔縁13sとを接触させる。
この際、貫通孔13の中心軸13cが基礎部材3の重心を通過するように被支持板14が基礎部材3に設けられ、球状支持体12の球面が基礎部材3の重心の真下に位置された被支持板14の貫通孔13の円孔縁13sを支持している。したがって、基礎部材3の自重により基礎部材3の上面4が水平状態になるように自動的に調整され、基礎部材3の上面4が水平状態となる球状支持体12による支持状態が維持されるので、基礎部材3の上面4の水平度調整作業が容易となる。即ち、基礎部材3に取付けられた被支持板14の下面14bの円孔縁13sを球状支持体12の球面上に載せるだけで、基礎部材3の上面4が水平状態に設定される。
特に、貫通孔13が基礎部材3に取付けられた被支持板14を形成する鋼板を貫通するように設けられ、球状支持体12の球体12bが鋼球により形成された場合、鋼板と鋼球とによる支持構造となるため支持構造の強度が向上するとともに、球状支持体12の球面と基礎部材3の重心の真下に位置された貫通孔13の円孔縁13sとの接触面の滑りが円滑になり、基礎部材3の自重により基礎部材3の上面4が水平状態になるように自動的に調整されやすくなる。
このように、基礎部材3の上面4の高さ位置が所望の高さ位置に調整され、基礎部材3の上面4が水平状態に調整された後、固定手段15としてのナットを中央貫通孔6の上方から挿入してねじ棒11の上端側からねじ棒11に螺着し、被支持板14の上面14aに締結することで、被支持板14が球状支持体12の球面と固定手段15のナットとで挟み込まれ、基礎部材3の上面4が所望の高さ位置で水平状態に固定されることになる。
基礎部材3の上面4が所望の高さ位置でかつ水平状態になるように基礎部材3が基礎部材支持装置1によって支持された後、図1(b)に示すように、周辺貫通孔8、中央貫通孔6、及び、基礎部材3の下面5とスラブ2と上面2tとの間の隙間に、セメント系や樹脂系等のグラウト材22を充填し、グラウト材22が固化することにより、基礎部材3の上面4が所望の高さ位置でかつ水平状態になるように基礎部材3がスラブ2上に設置されることになる。
この場合、基礎部材3の上面4が所望の高さ位置において水平状態となるように、球状支持体12が被支持板14を支持した状態を固定手段15で固定しているので、基礎部材3の下面5とスラブ2の上面2tとの間にグラウト材22を注入した際の基礎部材3の浮き上がりを防止できる。
尚、より確実な基礎部材の浮き上がり防止、及び、安全対策のため、ナット等の固定手段15の他に、図外の仮支持材を用いて、この仮支持材で基礎部材3を下から仮支持した状態でグラウト材22の注入を行うようにしてもよい。
基礎部材3の上面4には、例えば図外の積層ゴム装置等の免震装置が設置され、免震構造の建物が構築される。積層ゴム装置は、例えば、ゴム板と金属板とが交互に上下方向に積層された積層ゴム層と、積層ゴム層の上面に取付けられた上部取付板と、積層ゴム層の下面に取付けられた下部取付板と、を備えた構成である。
実施形態の基礎部材支持装置1を用いた場合、貫通孔13の中心軸13cが基礎部材3の重心を通過するように被支持板14が基礎部材3に設けられ、球状支持体12の球面が基礎部材3の重心の真下に位置された被支持板14の貫通孔13の円孔縁13sを支持する構成としたので、基礎部材3に取付けられた被支持板14の貫通孔13の円孔縁13sとねじ棒11の中心軸11cを中心とする球状支持体12の上部側の球面の円弧とが接触するように、基礎部材3に取付けられた被支持板14を球状支持体12の上に載せるだけで、基礎部材3の上面4が水平状態となるように設定される。
また、基礎部材3の上面4の高さ調整作業も、ねじ棒11に螺着されている球状支持体12を上下に移動させるだけで簡単に行える。
即ち、実施形態の基礎部材支持装置1を用いた場合、基礎部材3の上面4の水平度調整及び高さ調整を簡単にでき、基礎部材3をスラブ2上に設置する作業を簡単に行えるようになる。
即ち、実施形態の基礎部材支持装置1では、基礎部材3の貫通孔13の下端の円孔縁13sと貫通孔13の下方に位置される球状支持体12の球面とを接触させる一点支持により、基礎部材3の上面4が水平状態になるように基礎部材3を支持する。即ち、基礎部材3の重心位置が球状支持体12によって一点支持されるように構成され、球状支持体12で支持された基礎部材3が水平状態に維持されるように構成されたので、従来のような面倒な基礎部材の上面の水平度調整作業を不要とでき、作業性が良くなる(作業がやり易くなる)。
尚、実施形態では、基礎部材3の重心位置が球状支持体12によって一点支持されるように構成された例を示したが、必ずしも基礎部材3の重心位置で支持する必要はなく、基礎部材3を球状支持体12で一点支持できる構成であればよい。即ち、この場合、基礎部材3をクレーン等で吊った状態で貫通孔13の円孔縁13sと球状支持体12の球面とが接触するように基礎部材3を球状支持体12で支持させ、この球状支持体12で支持されている部分を基準として基礎部材3を揺動させることで基礎部材3の上面4の水平度を調整した後、固定手段15としてのナットで基礎部材3を固定し、グラウト材22を注入するようにすればよい。
即ち、基礎部材3の貫通孔13の下端の円孔縁13sと貫通孔13の下方に位置される球状支持体12の球面とを接触させることによって、基礎部材3を基礎部材支持装置1で支持して、基礎部材3の上面4が所望の高さ位置でかつ水平状態になるように基礎部材3をスラブ2の上面2tよりも浮かせた状態で、基礎部材3の下面5とスラブ2と上面2tとの間の隙間にグラウト材22を充填し、グラウト材22を固化させることで、基礎部材3の上面4が所望の高さ位置でかつ水平状態になるように基礎部材3をスラブ2上に設置したので、スラブ2上に基礎部材3を設置する作業を簡単かつ短時間で行える。
尚、被支持板14の下面14bの貫通孔13の円孔縁13sは、球状支持体12の球面に対応して接触する湾曲面に形成されていても良い。
また、球体12bの球面が被支持板14の上面14aにおける貫通孔13の孔縁13rよりも上方に突出する構成としてもよい。この場合、固定手段15としてのナットの下面の形状を当該突出する球面に対応する湾曲面に形成すればよい。
また、球状支持体12は、円孔縁13sと接触する球面、又は、湾曲面に形成された円孔縁と接触する球面を備えた構成であれば良く、例えば、上半分が球面に形成された半球体であってもよい。
固定手段15は、基礎部材3の上面4が所望の高さ位置において水平状態となるように、球状支持体12が被支持板14を支持した状態において、球状支持体12と被支持板14とを固定状態に連結する溶接等による固定手段であってもよい。
被支持板14は基礎部材3の下面5に取付けられた構成であってもよい。
また、被支持板14を設けずに、基礎部材3の下面5より上方に延長してねじ棒11が貫通する貫通孔を基礎部材3に形成し、当該貫通孔の下端の円孔縁と球状支持体12の球面とを接触させることで、基礎部材3を支持する構成としてもよい。例えば、中央貫通孔6の下端の円孔縁と球状支持体12の球面とを接触させる構成としてもよい。
また、スラブ2の上面2tより鉛直に延長するように設けられた支持棒に球状支持体12を固定し、当該支持棒が上下動可能となるように支持棒の下端部がスラブ2に取付けられた構成としてもよい。この場合、例えば、支持棒の下端部に形成された雄ねじがスラブ2に形成された雌ねじ部又はスラブ2に埋設された雌ねじ部材に螺着された構成とすればよい。
基礎部材3、被支持板14の板面の形状は特に限定されず、例えば、円形や長方形でもよい。
また、基礎部材支持装置1を構成する各部材の材質は特に限定されない。
1 基礎部材支持装置、2 スラブ、3 基礎部材、4 基礎部材の上面、
11 ねじ棒(支持棒)、12 球状支持体、13 貫通孔、13s 円孔縁、
14 被支持板、15 固定手段。

Claims (5)

  1. プレキャストコンクリートにより形成された基礎部材をスラブの上面よりも浮かせた状態で支持するとともに、基礎部材の上面の高さ調整、及び、当該基礎部材の上面の水平度調整を可能とした基礎部材支持装置であって、
    下端部がスラブに取付けられてスラブの上面より鉛直に延長するように設けられた支持棒としてのねじ棒と、
    ねじ棒に取付けられて上下方向に移動可能に構成された球状支持体と、
    基礎部材に設けられてねじ棒の上端部が貫通する貫通孔と
    球状支持体の上下位置が調整され、かつ、貫通孔の下方に位置される球状支持体の球面と貫通孔の下端の円孔縁とが接触したことにより、球状支持体が基礎部材を支持した状態において、基礎部材の下面とスラブと上面との間の隙間に充填されたグラウト材とを備えたことを特徴とする基礎部材支持装置。
  2. 貫通孔の中心軸が基礎部材の重心を通過するように設けられたことを特徴とする請求項1に記載の基礎部材支持装置。
  3. 基礎部材の上面が所望の高さ位置において水平状態となるように球状支持体が基礎部材を支持した状態を固定する固定手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基礎部材支持装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の基礎部材支持装置を用いた基礎部材設置方法であって、
    基礎部材の貫通孔の下端の円孔縁と貫通孔の下方に位置される球状支持体の球面とを接触させることによって、基礎部材を基礎部材支持装置で支持して、基礎部材の上面が所望の高さ位置でかつ水平状態になるように基礎部材をスラブの上面よりも浮かせた後に、基礎部材の下面とスラブと上面との間の隙間にグラウト材を充填して基礎部材をスラブ上に設置したことを特徴とする基礎部材設置方法。
  5. 基礎部材の貫通孔の下端の円孔縁と貫通孔の下方に位置される球状支持体の球面とを接触させる一点支持により、基礎部材の上面が水平状態になるように基礎部材を支持したことを特徴とする請求項4に記載の基礎部材設置方法。
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