JP6032625B2 - プレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法及び杭頭部支持構造 - Google Patents

プレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法及び杭頭部支持構造 Download PDF

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本発明は、主に複数の杭に梁を支持させた桟橋等の構造物の構築に際し、当該梁を構成するプレキャストコンクリート部材と杭頭部とを接合する際にプレキャストコンクリート部材を杭頭部に支持させるプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法及び杭頭部支持構造に関する。
従来、桟橋等の複数の杭に梁を支持させた構造物は、水底等に各杭を打設した後、隣接するこれら杭間に鉄骨の架設や鉄筋の配筋等を行うとともに、杭に支持させた支保工を利用して杭間に型枠を形成し、コンクリートを現場打ちすることによって梁を形成するとともに梁と杭頭部とを接合していた。
しかしながら、このような工法では、梁を現場打ちコンクリートで形成するため、各作業を行うための作業足場や支保工の設置、鉄筋・鉄骨の配置、型枠の組立・解体、コンクリートの打設・養生等の全ての作業を施工現場で行わなければならず、海象・気象条件の影響が大きいとともに、工期が長期化するという問題があった。
そこで、このような問題を鑑み、従来では、梁を構成する1又は複数のプレキャストコンクリート部材を予め陸上の工場又は製作ヤードで製作し、それを施工現場に搬送し、クレーン船や陸上に設置されたクレーンによって吊り上げて杭頭部に当該プレキャストコンクリート部材を設置し、その状態で杭頭部とプレキャストコンクリート部材との間にコンクリートを打設することにより杭頭部に梁を接合させるようにした工法が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
この種の工法においては、プレキャストコンクリート部材に杭頭部が挿入される貫通孔を設けておくとともに、貫通孔の内周面より鉄骨等の支持部材を突出させておき、この鉄骨等の支持部材の下面を杭上面又は杭外周面に突設されたブラケットによって受けてプレキャストコンクリート部材を杭に仮支持させ、その状態で鉄筋の配筋・接続を行うとともに、貫通孔内にコンクリートを打設するようにしていた。
特開平8−100464号公報
しかしながら、上述の如き従来の技術では、プレキャストコンクリート部材の支持部材を杭上面部又は杭頭部外周面に固定されたブラケットで支持する構造であるので、プレキャストコンクリート部材を所望の高さに設置するためには、各杭の支持部材を支持する杭上面又はブラケットの高さが一致してなければならず、その為、各杭又はブラケットを高い精度で設置する必要があり、作業が煩雑で工費及び工期が増大するという問題があった。
また、このようなプレキャストコンクリート部材と杭頭部との接合においては、杭頭モーメントに対する埋め込み長の不足を補うため、プレキャスト部材に埋設された鉄筋を直接又は固定用プレートを介して杭頭部に溶接等によって接合することが要求される事例が多い。
その場合、従来の技術では、プレキャストコンクリート部材に埋設された鉄筋の設置位置が支持部材との相対位置によって決定されるため、各杭又はブラケットには、鉄筋位置を考慮してより高い精度での設置が要求されるという問題があり、また、設計変更等に柔軟に対応出来難いという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、杭頭部とプレキャストコンクリート部材との位置合わせを容易に行え、工費の削減及び工期の短縮を図ることができるプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法及び杭頭部支持構造の提供を目的としてなされたものである。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、杭頭部にプレキャストコンクリート部材を支持させ、その状態で前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との間にコンクリートを充填し、前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材とを接合するプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法において、前記プレキャストコンクリート部材の杭頭部外周面と対向する面に固定される部材側支持具と、前記杭頭部に対する前記プレキャストコンクリート部材の位置が固定された状態において、前記部材側支持具に対し杭軸方向及び杭径方向で相対移動可能、且つ、前記杭頭部の外周面に固定可能な杭側支持具と、該杭側支持具と前記部材側支持具とを所望の位置で剛結合する結合手段とからなる接合支持部材を使用し、前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整するとともに、前記部材側支持具と前記杭側支持具との相対位置を調整した後、該杭側支持具と前記部材側支持具とを剛結合し、前記杭頭部に前記接合支持部材を介して前記プレキャストコンクリート部材を支持させ、その状態で前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との間にコンクリートを充填するプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法にある。
請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整するとともに、前記部材側支持具に対する前記杭側支持具の相対位置を調整した後に、前記杭側支持具を前記杭頭部に固定することにある。
請求項3に記載の発明の特徴は、請求項1の構成に加え、前記杭側支持具を前記杭頭部の外周に予め固定しておき、その状態で前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整しつつ、前記部材側支持具と前記杭側支持具との相対位置を調整し、しかる後、該杭側支持具と前記部材側支持具とを剛結合することにある。
請求項4に記載の発明の特徴は、請求項1〜3の何れか1の構成に加え、前記プレキャストコンクリート部材を吊り持ち支持する吊り枠を使用し、該吊り枠には、クレーンに吊り持ちされる吊り枠本体と、該吊り枠本体下に配置した前記プレキャストコンクリート部材を前記吊り枠本体に支持させる吊り具と、前記吊り枠本体のプレキャストコンクリート部材の杭挿入部に整合させた位置に下向きに突設された高さ調整可能な支持脚部とを備え、前記支持脚部を前記杭頭部上面に支持させ、前記吊り枠を前記杭頭部に支持させるとともに、前記支持脚部の高さを調整することにより前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対高さを調整することにある。
上述の如き従来の問題を解決するための請求項5に記載の発明の特徴は、 プレキャストコンクリート部材を杭頭部に接合する際、前記杭頭部に前記プレキャストコンクリート部材が接合支持部材を介して仮支持されるようにしたプレキャストコンクリート部材の杭頭部支持構造において、前記接合支持部材は、前記プレキャストコンクリート部材の杭頭部外周面と対向する面に固定される部材側支持具と、前記杭頭部に対する前記プレキャストコンクリート部材の位置が固定された状態において、前記部材側支持具に対し杭軸方向及び杭径方向で相対移動可能、且つ、前記杭頭部の外周面に固定される杭側支持具と、該杭側支持具と前記部材側支持具とを所望の位置で剛結合する結合手段とを備え、前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整する際に、前記部材側支持具と前記杭側支持具との相対位置が調整でき、且つ、調整後の位置で前記部材側支持具と前記杭側支持具とを剛結合できるようにしたプレキャストコンクリート部材の杭頭部支持構造にある。
本発明に係るプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法は、上述したように、杭頭部にプレキャストコンクリート部材を支持させ、その状態で前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との間にコンクリートを充填し、前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材とを接合するプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法において、前記プレキャストコンクリート部材の杭頭部外周面と対向する面に固定される部材側支持具と、前記杭頭部に対する前記プレキャストコンクリート部材の位置が固定された状態において、前記部材側支持具に対し杭軸方向及び杭径方向で相対移動可能、且つ、前記杭頭部の外周面に固定可能な杭側支持具と、該杭側支持具と前記部材側支持具とを所望の位置で剛結合する結合手段とからなる接合支持部材を使用し、前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整するとともに、前記部材側支持具と前記杭側支持具との相対位置を調整した後、該杭側支持具と前記部材側支持具とを剛結合し、前記杭頭部に前記接合支持部材を介して前記プレキャストコンクリート部材を支持させ、その状態で前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との間にコンクリートを充填することにより、杭頭部に対するプレキャストコンクリート部材の相対位置調整が杭毎にできるので、杭設置の際に高い精度を必要とせず、その分、杭設置作業が容易となるので工期及び工費を縮減することができる。
また、本発明において、前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整するとともに、前記部材側支持具に対する前記杭側支持具の相対位置を調整した後に、前記杭側支持具を前記杭頭部に固定することにより、杭頭部に対するプレキャストコンクリート部材の位置調整が容易となる。
更に、本発明において、前記杭側支持具を前記杭頭部の外周に予め固定しておき、その状態で前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整しつつ、前記部材側支持具と前記杭側支持具との相対位置を調整し、しかる後、該杭側支持具と前記部材側支持具とを剛結合することにより、杭頭部に対するプレキャストコンクリート部材の位置合わせが容易となる。
更にまた、本発明において、前記プレキャストコンクリート部材を吊り持ち支持する吊り枠を使用し、該吊り枠には、クレーンに吊り持ちされる吊り枠本体と、該吊り枠本体下に配置した前記プレキャストコンクリート部材を前記吊り枠本体に支持させる吊り具と、前記吊り枠本体のプレキャストコンクリート部材の杭挿入部に整合させた位置に下向きに突設された高さ調整可能な支持脚部とを備え、前記支持脚部を前記杭頭部上面に支持させ、前記吊り枠を前記杭頭部に支持させるとともに、前記支持脚部の高さを調整することにより前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対高さを調整することにより、杭にプレキャストコンクリート部材を安定して保持させることができるので、海象・気象条件の影響を受け難く、また、杭毎の杭頭部に対するプレキャストコンクリート部材の位置を容易に調整することができる。
本発明に係るプレキャストコンクリート部材の杭頭部支持構造は、上述したように、 プレキャストコンクリート部材を杭頭部に接合する際、前記杭頭部に前記プレキャストコンクリート部材が接合支持部材を介して仮支持されるようにしたプレキャストコンクリート部材の杭頭部支持構造において、前記接合支持部材は、前記プレキャストコンクリート部材の杭頭部外周面と対向する面に固定される部材側支持具と、前記杭頭部に対する前記プレキャストコンクリート部材の位置が固定された状態において、前記部材側支持具に対し杭軸方向及び杭径方向で相対移動可能、且つ、前記杭頭部の外周面に固定される杭側支持具と、該杭側支持具と前記部材側支持具とを所望の位置で剛結合する結合手段とを備え、前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整する際に、前記部材側支持具と前記杭側支持具との相対位置が調整でき、且つ、調整後の位置で前記部材側支持具と前記杭側支持具とを剛結合できるようにしたことにより、杭にプレキャストコンクリート部材を接合し、桟橋等の構造物を構築する際、杭頭部に対するプレキャストコンクリート部材の位置調整を容易に行うことができ、その状態でプレキャストコンクリート部材を仮支持させることができる。
(a)は本発明によって杭頭部にプレキャストコンクリート部材が接合された構造物の一例を示す平面図、(b)は同X−X線断面図である。 (a)は図1中のプレキャストコンクリート部材の一例を示す平面図、(b)は同上の杭挿入部部分を示すY−Y線断面図である。 (a)は図2中の部材側支持具を示す正面図、(b)は同側面図である。 (a)は同上の杭側支持具を示す正面図、(b)は同側面図である。 本発明に係るプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法におけるプレキャストコンクリート部材の移送工程を説明するための断面図である。 同上の吊り枠設置及び高さ調整工程を説明するための断面図である。 図6中の杭挿入部部分を示す拡大断面図である。 同上の杭頭部にプレキャストコンクリート部材を支持させた状態を示す拡大平面図である。 本発明に係るプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法の他の実施例を示す断面図である。
次に、本発明に係るプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法及び杭頭部支持構造の実施態様を図1〜図8に示した実施例に基づいて説明する。
尚、本実施例は、桟橋の構築を例に説明し、図中符号Aは桟橋等の構造物、符号Bは水面、符号1は杭、符号2は杭1,1間に架け渡される梁部を構成するプレキャストコンクリート部材である。
この構造物Aの構築に際しては、所定の配置で水底部に複数の杭1,1...を打設した後、予め工場又は陸上の製作ヤードで製造されたプレキャストコンクリート部材2を搬入するとともに、各杭1,1...の杭頭部1aに接合支持部材3を介してプレキャストコンクリート部材2を仮支持させる。
そして、仮支持させた状態でプレキャストコンクリート部材2と杭頭部1aとの間にコンクリート4を打設することにより、プレキャストコンクリート部材2と杭頭部1aとを接合させて杭1,1...とプレキャストコンクリート部材2からなる梁部とを一体化させる。
杭1,1...は、円筒状の鋼管によって構成された鋼管杭であって、その上端部が水面B上に突出するように所望の根入れ深さまで水底地盤に打設される。
プレキャストコンクリート部材2は、図2に示すように、互いに平行に配置されたプレキャストコンクリート造の一対の主梁部材5,5と、主梁部材5,5間に架け渡されたプレキャストコンクリート造の横梁部材6,6とを備え、主梁部材5,5と横梁部材6,6とが交差する部分に杭頭部1aが挿入される上下に貫通した杭挿入部7が形成されている。
このプレキャストコンクリート部材2は、それぞれ別々に工場で製造されたプレキャストコンクリート造の主梁部材5,5と横梁部材6,6とを桟橋付近の陸上に移送し、そこで主梁部材5と横梁部材6とを型枠兼用連結具8によって連結することにより形成されている。
各主梁部材5,5は、鉄筋コンクリート造の直方体状に形成され、その一方の側部の横梁部材6,6と整合する位置に上下及び側面が開口した凹欠状の杭挿入部用凹部7aが設けられ、杭挿入部用凹部7a側を互いに対向させて並列に配置されている。
また、各主梁部材5,5には、長手方向及び短手方向に鉄筋9,9...が埋設され、各鉄筋9,9...には、杭挿入部用凹部7aの内側面に露出する部分に機械継手10が固定されている。
各横梁部材6,6は、鉄筋コンクリート造の直方体状に形成され、両主梁部材5,5間であって、杭挿入部用凹部7aに整合した位置に両主梁部材5,5間方向に向けて配置されるようになっている。
また、各横梁部材6,6には、その長手方向に向けて鉄筋9,9...が埋設され、各鉄筋9,9...の両端、即ち、横梁部材6,6の端面部に機械継手10が固定されている。
型枠兼用連結具8は、鋼材をもって構成され、平板状の連結具本体11と、連結具本体11の両側端よりそれぞれ斜め方向に延出し互いに直角を成すよう配置された一対の取付片12,12とを備えている。
この型枠兼用連結具8は、各取付片12,12が主梁部材5の杭挿入部用凹部7aの側面側開口縁部と横梁部材6の側面とにそれぞれボルト13,13で固定され、主梁部材5と横梁部材6とを連結するとともに、連結具本体11が杭挿入部7の一部内壁を構成し、コンクリート4打設時の型枠として機能するようになっている。
尚、この型枠兼用連結具8には、連結具本体11の背面に両取付片12,12間を連結する補強片14,14が一体に突設され、主梁部材5,5と横梁部材6,6とのせん断耐力が強化されている。
杭挿入部7は、主梁部材5,5の杭挿入部用凹部7aの内側面、両型枠兼用連結具8及び横梁部材6,6の端面により上下に貫通した八角形孔状に形成され、その内部に杭頭部1aが挿入されるようになっている。
この杭挿入部7の内側面、即ち、プレキャストコンクリート部材2の杭頭部1a外周面と対向する面には、接合支持部材3が固定され、この接合支持部材3が杭頭部1aに固定されることでプレキャストコンクリート部材2を杭1,1...に仮支持させる構造になっている。
このプレキャストコンクリート部材の杭頭部支持構造において、接合支持部材3は、プレキャストコンクリート部材2の杭頭部1a外周面と対向する面に固定される部材側支持具15と、部材側支持具15に対し杭軸方向及び杭径方向で相対移動可能、且つ、杭頭部1aの外周面に固定可能な杭側支持具16とをもって構成されている。
また、この接合支持部材3には、部材側支持具15と杭側支持具16とを所望の位置で剛結合するための結合手段を備えている。
部材側支持具15は、図3に示すように、鋼板からなる平板状の取付板15aと、取付板15aの表面に側端を垂直に突設させた鋼板からなる平板状の接合板15bとを備え、取付板15aと接合板15bとが平面視T字状を成している。
取付板15aは、接合板15bを挟んで両側にそれぞれ板厚方向に貫通した複数のボルト挿通孔17,17...が形成され、このボルト挿通孔17,17...に通したボルト18をプレキャストコンクリート部材2の杭頭部1a外周面と対向する面、即ち、主梁部材5,5の杭挿入部用凹部7aの内側面、及び横梁部材6,6の端面に埋設されたナット(図示せず)に締め付けることにより部材側支持具15がプレキャストコンクリート部材2の杭頭部1a外周面と対向する面に強固に固定される。
接合板15bには、上下方向に間隔を置いて板厚方向に貫通した複数のボルト挿通孔19,19と、下端部に配置された水平(短手)に向けた板厚方向に貫通した長穴状の溶接用孔20とが形成されている。
杭側支持具16は、図4に示すように、鋼板からなる平板状に形成され、一方の側端縁が溶接等により杭頭部1aに強固に固定できるようになっている。
この杭側支持具16には、板厚方向に貫通した水平(短手)に向けた長穴状の複数のボルト挿通孔21,21と、上端部に配置された水平(短手)に向けた長穴状の溶接用孔22とが形成されている。
結合手段は、部材側支持具15と杭側支持具16とを剛結合できるものであれば特に限定されないが、本実施例では、接合板15bと杭側支持具16とに貫通させたボルト23の締め付けと溶接用孔20,22を利用した溶接とを併用している。
この接合支持部材3は、部材側支持具15の接合板15bと杭側支持具16とが互いに平板状であるので、杭頭部1aとプレキャストコンクリート部材2との位置調整の際、互いに相対移動可能に重ね合わされ、また、部材側支持具15のボルト挿通孔19,19と杭側支持具16のボルト挿通孔21,21とにボルト23を貫通させることにより部材側支持具15に杭側支持具16を水平方向に摺動可能に支持させることもできる。
よって、このプレキャストコンクリート部材の杭頭部支持構造では、杭頭部1aとプレキャストコンクリート部材2との相対位置を調整する際に、部材側支持具15と杭側支持具16との相対位置が調整でき、そして、調整後の位置で部材側支持具15と杭側支持具16とを剛結合し、位置調整した状態を維持することができる。
次に、上述の如き支持構造を使用したプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法の具体的な手順を説明する。
まず、施工現場付近の陸上において、それぞれ予め工場等で製作されたプレキャストコンクリート造の主梁部材5,5及び横梁部材6,6を施工現場付近の陸上部に搬入し、そこで図2に示すように、各主梁部材5,5及び横梁部材6,6を型枠兼用連結具8によって連結し、プレキャストコンクリート部材2を組み立てる。
その際、プレキャストコンクリート部材2の杭頭部1a外周面と対向する面、即ち、主梁部材5,5杭挿入部用凹部7aの各内周面と、横梁部材6,6の端面にそれぞれ接合支持部材3の部材側支持具15を取付ける。
尚、杭側支持具16は、部材側支持具15より取り外された状態にあるか、又は、予め部材側支持具15にボルト締めによって摺動可能に仮固定された状態になっており、部材側支持具15に対し相対移動可能な状態にある。
次に、図5に示すように、組み上がったプレキャストコンクリート部材2を吊り枠30に取付け、クレーン船又は陸上に設置されたクレーンで吊り上げる。尚、図中符号31は玉掛けワイヤ、符号32はクレーンより繰り出されたワイヤである。
使用する吊り枠30は、クレーンに吊り持ちされる吊り枠本体33と、吊り枠本体33下に配置したプレキャストコンクリート部材2を吊り枠本体33に支持させる吊り具34,34...と、吊り枠本体33の杭挿入部7に整合させた位置に下向きに突設された高さ調整可能な支持脚部35,35...とを備え、吊り枠30を介してクレーンでプレキャストコンクリート部材2を吊り持つことができるようにしている。
各支持脚部35,35...は、吊り枠本体33に上端が固定された伸縮可能な可動部36と、可動部36の下端に固定された下脚部37と、可動部36の高さを調整するための高さ調整用ジャッキ38とを備え、高さ調整用ジャッキ38を操作することにより支持脚部35,35毎に高さ調整ができるようになっている。
そして、図5に示すように、クレーン船又は陸上に設置されたクレーンで吊り枠30を介してプレキャストコンクリート部材2を吊り上げて移送し、図6に示すように、各杭1,1...の杭頭部1aが杭挿入部7内に挿入させるとともに、吊り枠30の各支持脚部35,35...を杭頭部1a上面に載置させる。
この状態では、図6、図7に示すように、吊り枠30が各支持脚部35,35...を介して杭1,1...に支持され、クレーンによって吊り持ちされておらずとも、吊り枠30下に吊り支持されたプレキャストコンクリート部材2が杭挿入部7に杭頭部1aが挿入された状態で安定して保持されている。
このとき、接合支持部材3の杭側支持具16は、未だ杭頭部1a外周面に固定されておらず、接合支持部材3の杭頭部1aに対する相対高さ、即ちプレキャストコンクリート部材2の杭頭部1aに対する相対位置を自由に調整することができる。
そして、この状態で各支持脚部35,35...の高さ調整用ジャッキ38を操作し、各鉄筋9,9...の位置、プレキャストコンクリート部材2の平行度等を合わせつつ杭頭部1aに対するプレキャストコンクリート部材2の高さを調整する。
杭頭部1aに対するプレキャストコンクリート部材2の高さ調整が完了したら、次に、部材側支持具15に対して杭側支持具16を摺動させてその相対位置を調整し、杭側支持具16の側縁部を杭頭部1aの外周面に当接させる。
そして、その状態で接合板15bと杭側支持具16とに貫通させた結合ボルトを締め付け、且つ、杭側支持具16と部材側支持具15とを溶接用孔20,22を用いて溶接し、接合板15bと杭側支持具16とを剛結合し、更に、杭側支持具16の側縁部を杭頭部1a外周面に溶接する。
これにより、プレキャストコンクリート部材2は、接合支持部材3を介して杭1,1...に支持された状態となり、プレキャストコンクリート部材2から吊り枠30を取り外すことが可能となる。
次に、図7中の破線及び図8に示すように、各杭1,1...の杭頭部1aにプレキャストコンクリート部材2の各鉄筋9,9...の位置に合わせて杭側鉄筋40,40...を配筋するとともに、杭頭部1aの外周面に杭側鉄筋40,40...の下面を支持するように鉄筋受けプレート41,41...を溶接し、杭側鉄筋40,40...をプレキャストコンクリート部材2に埋設させた各鉄筋9,9...に機械継手10を介して接続するとともに、杭側鉄筋40,40...を鉄筋受けプレート41に溶接する。
そして、吊り枠30をプレキャストコンクリート部材2から取り外して撤去し、接合支持部材3を介して各杭1,1...にプレキャストコンクリート部材2を支持させる。
次に、杭挿入部7の下面側開口を底用型枠材42によって閉鎖し、その状態で各杭挿入部7内にコンクリート4を打設し、そのコンクリート4を養生固化させることにより、杭頭部1aとプレキャストコンクリート部材2とを接合させ、各杭1,1...とプレキャストコンクリート部材2とを一体化させる。
尚、プレキャストコンクリート部材2を構成する主梁部材5,5と横梁部材6,6とが打設されたコンクリートを介して一体化されるので、図1に示すように、型枠兼用連結具8を取り外すことができ、取り外した型枠兼用連結具8を他に転用することができる。
そして、図5〜図8に示す一連の作業を必要に応じて繰り返し、杭頭部1aにプレキャストコンクリート部材2からなる梁部を一体化させた構造を成し、特に図示しないが、その梁部上に現場打ちコンクリート又はプレキャスト造によって床版を形成し、桟橋を構築する。
このように構成されたプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法では、接合支持部材3を構成する部材側支持具15と杭側支持具16とが互いに相対移動可能であって、両者が結合手段によって剛結合できる構造としたことで、杭1,1...毎に杭頭部1aに対するプレキャストコンクリート部材2の相対位置を調整することができるので、従来技術に比べ杭1,1...設置の精度が緩和され、その分、工費及び工期を縮減することができる。
また、この杭頭部1a接合方法では、図に示す如き吊り枠30を使用することによって、プレキャストコンクリート部材2を各杭1,1...に安定して保持させることができるとともに、支持脚部35,35...毎に高さ調整が可能である。
尚、上述の実施例では、プレキャストコンクリート造の主梁部材5,5と横梁部材6,6とを型枠用連結具8で連結させたプレキャストコンクリート部材2を例に説明したが、プレキャストコンクリート部材2の態様はこれに限定されず、例えば、主梁部材5,5又は横梁部材6,6をそれぞれ独立したプレキャストコンクリート部材2として本発明を適用してもよい。
また、上述の実施例において、接合支持部材3の部材側支持具15は、プレキャストコンクリート部材2を組み立てる際に取り付けたが、その取付けの時期は、プレキャストコンクリート部材2を杭頭部1aに設置した際、又は杭頭部1aに対するプレキャストコンクリート部材2の相対位置を調整した後でもよい。
更に、上述の実施例では、部材側支持具15に対する杭側支持具16の相対位置を調整した後、杭側支持具16を杭頭部1aの外周に溶接した場合について説明したが、図9に示すように、杭側支持具16を杭頭部1aの外周に予め溶接しておき、その状態で杭頭部1aとプレキャストコンクリート部材2との相対位置を調整しつつ、部材側支持具15と杭側支持具16との相対位置を調整し、しかる後、部材側支持具15と杭側支持具16とを剛結合するようにしてもよい。
1 杭
2 プレキャストコンクリート部材
3 接合支持部材
5 主梁部材
6 横梁部材
7 杭挿入部
7a 杭挿入部用凹部
8 型枠兼用連結具
9 鉄筋
10 機械継手
11 連結具本体
12 取付片
13 ボルト
14 補強片
15 部材側支持具
15a 取付板
15b 接合板
16 杭側支持具
17 ボルト挿通孔
18 ボルト
19 ボルト挿通孔
20 溶接用孔
21 ボルト挿通孔
22 溶接用孔
30 吊り枠
31 玉掛けワイヤ
32 ワイヤ
33 吊り枠本体
34 吊り具
35 支持脚部
36 可動部
37 下脚部
38 高さ調整用ジャッキ
40 杭側鉄筋
41 鉄筋受けプレート
42 底用型枠材

Claims (5)

  1. 杭頭部にプレキャストコンクリート部材を支持させ、その状態で前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との間にコンクリートを充填し、前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材とを接合するプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法において、
    前記プレキャストコンクリート部材の杭頭部外周面と対向する面に固定される部材側支持具と、前記杭頭部に対する前記プレキャストコンクリート部材の位置が固定された状態において、前記部材側支持具に対し杭軸方向及び杭径方向で相対移動可能、且つ、前記杭頭部の外周面に固定可能な杭側支持具と、該杭側支持具と前記部材側支持具とを所望の位置で剛結合する結合手段とからなる接合支持部材を使用し、
    前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整するとともに、前記部材側支持具と前記杭側支持具との相対位置を調整した後、
    該杭側支持具と前記部材側支持具とを剛結合し、前記杭頭部に前記接合支持部材を介して前記プレキャストコンクリート部材を支持させ、その状態で前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との間にコンクリートを充填することを特徴とするプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法。
  2. 前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整するとともに、前記部材側支持具に対する前記杭側支持具の相対位置を調整した後に、前記杭側支持具を前記杭頭部に固定する請求項1に記載のプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法。
  3. 前記杭側支持具を前記杭頭部の外周に予め固定しておき、その状態で前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整しつつ、前記部材側支持具と前記杭側支持具との相対位置を調整し、しかる後、該杭側支持具と前記部材側支持具とを剛結合する請求項1に記載のプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法。
  4. 前記プレキャストコンクリート部材を吊り持ち支持する吊り枠を使用し、該吊り枠には、クレーンに吊り持ちされる吊り枠本体と、該吊り枠本体下に配置した前記プレキャストコンクリート部材を前記吊り枠本体に支持させる吊り具と、前記吊り枠本体のプレキャストコンクリート部材の杭挿入部に整合させた位置に下向きに突設された高さ調整可能な支持脚部とを備え、前記支持脚部を前記杭頭部上面に支持させ、前記吊り枠を前記杭頭部に支持させるとともに、前記支持脚部の高さを調整することにより前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対高さを調整する請求項1〜3の何れか1に記載のプレキャストコンクリート部材の杭頭部接合方法。
  5. プレキャストコンクリート部材を杭頭部に接合する際、前記杭頭部に前記プレキャストコンクリート部材が接合支持部材を介して仮支持されるようにしたプレキャストコンクリート部材の杭頭部支持構造において、
    前記接合支持部材は、前記プレキャストコンクリート部材の杭頭部外周面と対向する面に固定される部材側支持具と、前記杭頭部に対する前記プレキャストコンクリート部材の位置が固定された状態において、前記部材側支持具に対し杭軸方向及び杭径方向で相対移動可能、且つ、前記杭頭部の外周面に固定される杭側支持具と、該杭側支持具と前記部材側支持具とを所望の位置で剛結合する結合手段とを備え、
    前記杭頭部と前記プレキャストコンクリート部材との相対位置を調整する際に、前記部材側支持具と前記杭側支持具との相対位置が調整でき、且つ、調整後の位置で前記部材側支持具と前記杭側支持具とを剛結合できるようにしたことを特徴とするプレキャストコンクリート部材の杭頭部支持構造。
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