JP6390305B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、現像装置及び画像形成装置に関するものである。
近年、現像剤担持体(現像ロール)の長手方向端部から気体が噴出することでトナー飛散が生じてしまうのを抑制することを課題とした現像装置として、
現像剤を収容するとともに第1の開口を有する現像容器に外部と連通する第2の開口を設け、第1の開口を通過した現像剤担持体と現像容器との隙間から現像容器内に流入する気体が第2の開口から外部へ排出されるように気流経路を形成したうえで、その気流経路内で現像剤担持体と対向する現像容器の対向面に、気流経路上流側から気体経路下流に向かって延び、且つ、その対向面から現像剤担持体側に突出する複数のリブを現像剤担持体の長手方向へ並べて設けた現像装置が知られている(特許文献1)。
また、現像剤担持体の両端部近傍からのトナー飛散を効果的に防止することを課題とした画像形成装置として、
現像装置が、現像剤を収容するとともに開口部を有する現像装置の本体に、その開口部の現像剤担持体軸横行の両端部近傍で当該開口部より現像剤担持体の回転方向下流側に設けた飛散トナー吸引口と、その飛散トナー吸引口より現像剤担持体の回転方向上流側において現像剤担持体の表面に軽接触するように設けたシール部材とを備えたものとしたうえで、その現像装置の本体における飛散トナー吸引口に接続する吸引手段を有し、そのシール部材が現像剤担持体の軸方向両端部間の長さより短く、且つ、飛散トナー吸引口を塞ぐ長さにるよう構成された画像形成装置が知られている(特許文献2)。
特開2009−37063号公報 特開2006−113095号公報
この発明は、現像ロールの端部と筐体の内面との間に存在する隙間から筐体の外部へ気体と共に漏れ出て飛散するトナーを筐体の内部に誘導することができる現像装置を提供し、またその現像装置を備えた画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の現像装置は、
現像工程領域と向き合う現像開口部と現像剤が収容される収容部を有する筐体と、
前記筐体の現像開口部の内側に当該現像開口部を通過しながら回転駆動するよう設けられ、前記現像剤を保持して現像工程領域に搬送する現像ロールと、
前記筐体の収容部に回転駆動するよう設けられ、前記現像剤を前記現像ロールに供給するよう搬送する搬送部材と、
前記筐体のうち前記現像ロールの前記現像開口部を通過した後の一端周面部と当該筐体の内面との間に存在する隙間と向き合う側面部分に設けられる排出孔と、
前記筐体のうち前記収容部に通じる部分に設けられる受入れ口と、
前記排出孔と対向しかつ前記受入れ口に接続するよう設けられ、当該排出孔から排出されるトナーを誘導する通路空間を有する接続部材と、
を備えていることを特徴とするものである。
この発明(A2)の現像装置は、上記発明A1の現像装置において、前記筐体のうち前記受入れ口を設ける部分が、前記収容部で前記搬送部材の回転により発生する気流が前記接続部材の通路空間内にある気体を前記受入れ口から当該収容部内に引き入れるよう流れる部分であるものである。
この発明(A3)の現像装置は、上記発明A2の現像装置において、前記筐体は、前記収容部における前記現像剤の搬送方向の上流側が前記搬送部材とともに外側に突出した形態で設けられ、補給用の現像剤を受け入れて当該搬送部材で搬送する補給部を有し、前記受入れ口は、前記補給部の一部に設けられるものである。
この発明(A4)の現像装置は、上記発明A1の現像装置において、前記接続部材の通路空間内に前記受入れ口に向けて流れる気流を発生させる気流発生装置を備えているものである。
この発明(A5)の現像装置は、上記発明A1からA4のいずれかの現像装置において、前記接続部材が、前記排出孔と対向する部分のうち重力方向の少なくとも下方側になる部分で前記筐体に接合されているものである。
この発明(B1)の画像形成装置は、上記発明A1からA4のいずれかの現像装置を備えていることを特徴とするものである。
上記発明A1の現像装置によれば、現像ロールの端部と筐体の内面との間に存在する隙間から筐体の外部へ気体と共に漏れ出て飛散するトナーを筐体の内部に誘導することができる。
上記発明A2の現像装置では、筐体のうち受入れ口を設ける部分が他の部分である場合に比べて、排出孔から気体と共に排出されるトナーが接続部材を介して筐体の収容部に戻され、筐体の外部へ漏れ出て飛散するトナーを抑制することができる。
上記発明A3の現像装置では、受入れ口を筐体の補給部以外の部分に設ける場合に比べて、受入れ口の形成や接続部材の配置が容易となり、筐体の外部へ漏れ出て飛散するトナーをより簡易に抑制することができる。
上記発明A4の現像装置では、気流発生装置を採用しない場合に比べて、排出孔から気体と共に排出されるトナーが接続部材を介して筐体の収容部に戻され、筐体の外部へ漏れ出て飛散するトナーを効率よく抑制することができる。
上記発明A5の現像装置では、接続部材が排出孔と対向する部分のうち重力方向の下方側の部分で筐体に接合されていない場合に比べて、筐体の外部へ漏れ出て重力方向の下方側に向けて落下するトナーを接続部材に誘導することができる。
上記発明B1の画像形成装置では、現像装置において現像ロールの端部と筐体の内面との間に存在する隙間から筐体の外部へ気体と共に漏れ出て飛散するトナーを抑制することができ、これにより、その飛散するトナーに起因した画像形成装置内の汚染や画像の汚染が誘発されることが抑制される。
実施の形態1等に係る現像装置を備える画像形成装置の概要を示す概念図である。 図1の画像形成装置に使用される現像装置の外観を示す斜視図である。 図3の現像装置のQ1−Q1線に沿う概略断面図である。 図3の現像装置のQ2−Q2線に沿う概略断面図である。 図3の現像装置(のトナー漏れ低減機構)を一側面側から見た状態を示す一部断面説明図である。 図5の現像装置のQ1−Q1線に沿う概略断面図である。 図5の現像装置のQ2−Q2線に沿う概略断面図である。 図2の現像装置におけるトナー漏れ低減機構の動作の状態を概念的に示す説明図である。 図6の現像装置においてトナー漏れ低減機構の動作の状態を示す概略断面図である。 図9の現像装置において現像ロールのみを回転駆動させて攪拌搬送部材を回転駆動させない場合、そのトナー漏れ低減機構の動作の状態を示す概略断面図である。 実施の形態2に係る現像装置の外観を示す斜視図である。 図11の現像装置(のトナー漏れ低減機構)を一側面側から見た状態を示す一部断面説明図である。
[実施の形態1]
図1及び図2は、実施の形態1に係る画像形成装置1等を示すものである。図1はその画像形成装置1の内部の概要を示し、図2はその画像形成装置1に装備される実施の形態1に係る現像装置5の外観を示している。以下の各図中に示す矢印X,Y,Zは、三次元空間を示す座標軸に相当するものある。
<画像形成装置の全体の構成>
画像形成装置1は、図1に示すように、構造部材、外装材等で構成される筐体10の内部に、現像剤としてのトナーからなる像を形成して最終的に被記録材の一例としての記録用紙9に転写する作像装置20、記録用紙9を作像装置20の転写位置にむけ搬送して供給する給紙装置30、記録用紙9に転写されるトナー像を定着する定着装置40等を備えている。
作像装置20は、矢印で示す方向(図1中において時計回りの方向)に回転駆動する感光ドラム21と、感光ドラム21の表面(像形成領域となる周面部分)を所要の電位に帯電させる帯電装置4と、感光ドラム21の帯電後の表面に画像情報(信号)に基づく光(Bm)を照射して電位差のある静電潜像を形成する露光装置23と、その感光ドラム21上の静電潜像を現像剤としてのトナーにより現像してトナー像にする現像装置5と、その感光ドラム21上のトナー像を記録用紙9に転写する転写装置25と、転写後の感光ドラム21の表面に残留するトナー等の不要物を除去する清掃装置26とで主に構成されている。
このうち感光ドラム21は、例えば接地された円筒状の導電性基体の外周面に有機感光材料等からなる光誘電層を形成したものである。帯電装置22としては、感光ドラム21の表面に接触して従動回転する帯電ロールに帯電用電圧等を供給して帯電を行う接触式の帯電装置を適用している。露光装置23は、画像形成装置1に接続又は装備される原稿読取装置、外部接続機器、記憶媒体読取装置等の画像情報提供源から入力される画像情報を図示しない画像処理装置で所要の処理をして得られる画像信号に基づいた露光を行う。
また、現像装置5は、例えばトナーとキャリアを含む二成分現像剤8を用いて現像を行う二成分現像装置を適用しており、その詳細については後述する。転写装置25としては、感光ドラム21の表面に接触して従動回転する転写ロールに転写用電圧を供給して転写を行う接触式の転写装置を適用している。清掃装置26としては、感光ドラム21の周面に接触する板状の清掃部材等を接触させる方式のものを適用している。
給紙装置30は、画像の形成に使用する所要のサイズ、種類等からなる複数枚の記録用紙9を積み重ねた状態で収容する、トレイ形式、カセット形式等の用紙収容体31と、その用紙収容体31に収容される用紙9を1枚ずつ送り出す送出装置32とを備えたものである。この給紙装置30は、給紙の時期が到来すると、用紙9を1枚ずつ送り出すようになっている。用紙収容体31は、利用態様に応じて複数装備される。図1における矢付き一点鎖線は、用紙Pの主な搬送路を示す。その搬送路は、複数の用紙搬送ロール対33a,33b,33cや、図示しない搬送ガイド部材等で構成されている。
定着装置40は、筐体41の内部に、矢印で示す方向に回転駆動するとともに表面温度が加熱手段により所要の温度に加熱されて保持されるロール形態、ベルト形態等の加熱回転体42と、この加熱回転体42の軸方向にほぼ沿うように所要の圧力で接触して従動回転するロール形態、ベルト−パット形態等の加圧回転体43等を備えたものである。この定着装置40は、その加熱回転体42と加圧回転体43との間に形成される定着処理部(圧接部)にトナー像転写後の記録用紙9を通過させることにより定着を行う。
筐体10の内部には、給紙装置30と作像装置20の転写位置との間に、複数の用紙搬送ロール対33a,33bや搬送ガイド部材34等で構成される給紙路35が設けられている。また、作像装置20の転写位置と定着装置40の間には、搬送ガイド部材34等で構成される中間搬送路36が設けられている。さらに、筐体10の上面部に形成される記録用紙9の排出収容部12と定着装置40との間には、用紙排出ロール対37や搬送ガイド部材34等で構成される排出路38が設けられている。
この画像形成装置1による画像形成は、次のようにして行われる。ここでは、記録用紙9の片面に画像を形成するときの基本的な画像形成動作を例に挙げて説明する。
画像形成装置1は、画像形成動作の開始指令を受けると、作像装置20において、回転始動する感光ドラム21の表面が帯電装置22により所定の極性及び電位に帯電された後、その感光ドラム21の帯電した表面に露光装置23により画像情報に基づく露光が行われて所要の電位差で構成される静電潜像が形成される。続いて、感光ドラム21に形成された静電潜像が、現像装置5を通過する際に供給される所要の極性に帯電された状態のトナーにより現像されてトナー像として顕像化される。
しかる後、感光ドラム21上に形成されたトナー像は、感光ドラム21の回転により転写装置25と対向する転写位置まで搬送されると、このタイミングに合わせて給紙装置30から搬送路35を通して供給される記録用紙9の片面に対し転写装置25により転写される。この転写後の感光ドラム21の周面は、清掃装置26で清掃される。
続いて、トナー像が転写された記録用紙9は、感光ドラム21から剥離されて中間搬送路36を経由して定着装置40にむけて搬送され、定着装置40における加熱回転体42と加圧回転体43との間の定着処理部を通過する際に加熱及び加圧されて未定着のトナー像が記録用紙9に定着される。この定着が終了した後の記録用紙9は、定着装置35から排出されて排出路38を経由して搬送され、最後に排出収容部12等に排出されて収容される。
以上により、1枚の記録用紙9の片面に対して1色のトナーで構成される単色画像が形成され、基本的な画像形成動作が終了する。複数枚の画像形成動作を実行する指示要求がされた場合には、上記した一連の動作がその枚数分だけ同様に繰り返されることになる。
<現像装置の構成>
次に、現像装置5について説明する。
現像装置5は、図2から図4等に示されるように、前述の二成分現像剤8を収容する収容部50aと、収容部50aの一端部につながって感光ドラム21の軸方向にそって延びる現像域(現像工程領域DA)と向き合う現像開口部50bを有する筐体50を備えている。また、現像装置5は、筐体50の内部に、現像ロール51、撹拌搬送部材52、53、層厚規制部材54等が主に設けられている。現像装置5は、現像ロール2が感光ドラム21と所要の間隔をあけた状態で向き合うように装着される。
筐体50の収容部50aは、長手方向の両端部を除く中央部に設けられる仕切り壁50cを境に区分されるとともにその長手方向の両端部で互いにつながった溝状の形態からなる平行する2つの循環搬送路50d,50eが形成されている。収容部50a(循環搬送路50d,50e)には、現像装置5の新品の段階から予め所要の量の二成分現像剤8が収容されている。筐体50の現像開口部50bは、感光ドラム21の軸方向にそって延びる細長い長方形状からなる開口部として構成されている。
現像ロール51は、筐体50の現像開口部50bを通過しながら矢印Aで示す方向に回転駆動して収容部50aから供給される二成分現像剤8を保持して現像工程領域に搬送するスリーブと、このスリーブの両端部を除く内部空間に固定設置されて所要の磁力をスリーブ表面に発生させる磁石ロールとで構成されている。
スリーブは、円筒状の形状からなる非磁性の回転体であり、その両端部51a,51bを除く本体部51cの周面が現像剤を保持する領域(現像剤保持領域)として使用される。また、スリーブは、その周面の一部が現像開口部50bから露出した状態になり、その両端部から外側に突出する図示しない軸部が筐体50の装着支持部に回転自在に軸受けされている。また、スリーブは、その一方(奥側)の端部に取り付けたギヤを介して図示しない回転駆動装置からの回転動力が入力され、これにより矢印で示す方向に回転するようになっている。さらに、スリーブには、図示しない電源部から現像用電圧が供給されるようになっている。
一方、磁石ロールは、支持材に、現像ロール51(スリーブ)の軸方向に沿って並行する複数の磁極(N極,S極)をスリーブの回転方向において所要の間隔をあけた状態で配置したものである。
攪拌搬送部材52,53はいずれも、回転軸52a,53aの周囲に螺旋状に突出した形態の搬送羽根部52b,53bを設けた構造のいわゆるスクリューオーガである。この攪拌搬送部材52,53は、筐体50の収容部50aにおける2つの循環搬送路50d,50eに配分されて回転自在に設置され、現像剤8を各循環搬送路50d,50e内で所定の方向にそれぞれ搬送するよう所要の方向に回転させられる。
層厚規制部材54は、現像ロール51(スリーブ)の周面に保持して現像工程領域まで搬送する現像剤の量(層厚)を規制する部材である。この層厚規制部材54は、現像開口部50bの重力方向の下方側になる長辺部の内側に対し、その規制部材54の上端部が現像ロール51の軸方向にわたりその表面に対して所要の間隔をあけた状態になるよう取り付けられている。この層厚規制部材54としては、例えば板状の非磁性部材が適用されている。
また、この現像装置5においては、キャリアから離脱したトナーが、筐体50の現像開口部50bと現像ロール51等との間に存在する隙間を通して漏れ出ることを防止するための漏れ防止部材55A,55Bが設けられている。
上記漏れ防止部材の1つは、図3等に示されるように、一端部が筐体50のうち現像開口部50bの重力方向の上方側になる長辺部の内側部分に固定され、その自由端である他端部が現像ロール51(スリーブ)の周面にその軸方向のほぼ全域にわたって接触するよう設けられるシート(又はフィルム)状の漏れ防止部材55Aである。
また、上記漏れ防止部材の他の1つは、図4等に示されるように、一端部が筐体50のうち現像ロール51の両端部(現像剤を保持しない領域でもある)51a,51bと向き合う内面部分に固定され、その自由端である他端部が現像ロール51(スリーブ)の両端部51a,51bの周面に接触するよう設けられる多孔質弾性体からなる端部漏れ防止部材55Bである。端部漏れ防止部材55Bは、その他端部の全域又は一部が、漏れ防止部材55Aの両端部を介して現像ロール51(スリーブ)の両端部51a,51bの周面に接触するようになる(図4)。
さらに、この現像装置5においては、現像動作により筐体50内の現像剤(実際にはトナー)が消費されて減少するため、その減少分を補うため外部から補給用現像剤(実際にはトナー)が補給される構成を採用している。
その現像剤を補給する構成の一部として、図2、図5〜図7等に示されるように、現像装置5の筐体50に、収容部50aの循環搬送路50dにおける攪拌搬送部材52による現像剤8の搬送方向の上流側が攪拌搬送部材52とともに外側に突出した形態からなり、補給用現像剤を受け入れて攪拌搬送部材52により循環搬送路50dに搬送する補給部56を設けている。図5においては攪拌搬送部材52の延長した部分の回転軸52aとその周囲に設けられる搬送羽根部52cを示しているが、図6及び図7においては攪拌搬送部材52の延長した回転軸52aのみを示し、その周囲に設けられる搬送羽根部52cの図示を省略している。補給部56の上面部には、補給現像剤を受け入れるための補給受け口57が設けられている。
また、その現像剤を補給する構成の一部としては、図1、図2等に示されるように、筐体10に、補給用現像剤が収納されて筐体10の装着部に着脱自在に装着される現像剤収納容器15と、現像剤収納容器15に収容される補給現像剤を所要の時期に所要の量だけ送り出して現像装置5の補給部46まで搬送する補給装置16が設けられている。補給装置16の送出口と現像装置5の補給部46における補給受け口部57との間には、図示しない補給搬送管部材が設けられている。
この現像装置5は、次のように作動する。
まず、現像装置5では、画像形成動作の開始指令に併せて、現像ロール51(スリーブ)及び攪拌搬送部材52,53がそれぞれ所要の方向に回転し始める。
これにより、筐体50の収容部50aでは、二成分現像剤8が循環搬送路50d,50eにおいて攪拌搬送部材52,53により攪拌されながら一方の端部から他方の端部にむけて搬送されるとともに、各循環搬送路の端部において連絡通路を経由して反対の循環搬送路に移動する。この結果、二成分現像剤8は、収容部50aの全体において循環するように搬送される。また、二成分現像剤8は、この循環搬送により非磁性トナーが磁性キャリアと摩擦帯電して所要の極性(例えばマイナス極性)に帯電される。
続いて、収容部50aで攪拌されつつ循環搬送される二成分現像剤8は、攪拌搬送部材53の搬送力により現像ロール51に表面にむけて搬送された後、現像ロール(スリーブ)の外周面における現像剤保持領域に磁石ロールからの磁力により磁気ブラシを形成した状態で保持される。しかる後、二成分現像剤8は、現像ロール(スリーブ)51の回転により、層厚規制部材54において通過量を規制されて所要の厚さに調整された後、現像開口部50bを通過してから、感光ドラム21の軸方向に延びる所要幅の現像域と対向する現像工程領域DAまで搬送される。
続いて、現像工程領域DAに搬送された二成分現像剤8は、そのトナーが現像ロール51と感光ドラム21の間に供給される現像用電圧で形成される現像電界により感光ドラム21に対して往復移動しながら供給され、その静電潜像部分に静電的に付着する。これにより、感光ドラム21上の静電潜像がトナーで現像されてトナー像となる。
一方、この現像工程で使用されなかった二成分現像剤8の多くは、現像ロール51(スリーブ)の回転によって筐体50の現像開口部50bを通過してから筐体50の内部に搬送された後に剥離され、攪拌搬送部材53の搬送力により筐体50の収容部50a(循環搬送路50e,50d)にむけて戻される。
ちなみに、この現像装置5の現像動作中においては、図3や図4に示すように、現像ロール51が比較的高速で回転駆動するため、筐体50の内部空間で現像ロール51の表面付近に回転方向Aと同じ方向に連れ回るよう移動する気流Kが発生する。また、この気流Kは、筐体50の外部にある気体を筐体50の内部に引き込み、筐体50の内部空間のうち現像剤8(トナー)が存在しない空間部分において、その引き込んで流入した気体を矢付き二点鎖線Mで示すように現像開口部50bの上方長辺部と現像ロール51との間に存在する隙間S1にむけて戻るように流れる気流Mにする傾向がある。なお、このときの筐体50の収容部50aにおける気圧は、筐体50の気圧よりも高い状態になる。
そして、この戻るような気流Mに筐体50内で浮遊している現像剤8のトナーが乗って移動すると、そのトナーが現像開口部50bの上方長辺部と現像ロール51との間に存在する隙間S1を通過して筐体50の外部に漏れ出る可能性がある。しかし、このときのトナーは、その隙間S1を通過しようとしても、前述した漏れ防止部材55Aが設けられていることにより隙間S1が塞がれているため、その隙間S1を通過して筐体50の外部に漏れ出ることが阻止される。
また、戻るような気流Mに浮遊している現像剤8のトナーが乗って移動すると、現像開口部50bの上方長辺部と現像ロール51の端部51a,51bとの間に存在する隙間S2を通過して筐体50の外部に漏れ出る可能性もある。しかし、このときのトナーは、その隙間S2を通過しようとしても、前述した漏れ防止部材55A及び端部漏れ防止部材55Bが設けられていることにより隙間S2が塞がれているため、その隙間S2を通過して筐体50の外部に漏れ出ることが阻止される。
また、この現像装置5においては、現像剤の補給時期が到来すると、補給装置16が所要の時間だけ作動し、これにより現像剤収納容器15に収納されている補給現像剤が補給搬送管部材に送り出された後に現像装置5の補給部56にむけて搬送される。これにより、現像装置5の補給部56に搬送された補給現像剤は、補給部56の補給受け口部57を通して補給部56の内部空間に落下して受け入れられた後、攪拌搬送部材52により搬送されて筐体50の収容部50a(循環搬送路50d、50e)に送られ、最終的に循環搬送路50d、50eにおいて既存の二成分現像剤8と混合される。
<現像装置の詳細な構成>
ところで、現像装置5においては、図4に例示するように、現像開口部50bの上方長辺部と現像ロール51の端部51a,51bとの間に存在する隙間S2を密閉する漏れ防止部材55A及び端部漏れ防止部材55B設けていた場合であっても、次のトナー漏れが発生することがある。
すなわち、現像ロール51の両端部51a,51bの少なくとも一方とその両端部51a,51bの周面に接触する漏れ防止部材55A又は端部漏れ防止部材55Bとの間にわずかな隙間が発生し、その隙間を通過してトナーが気体と共に筐体50の外部に漏れ出ることがある。
そこで、この実施の形態1に係る現像装置5では、上記トナー漏れを低減するため、図2、図5から図7等に示されるように、筐体50のうち現像ロール51の現像開口部50bを通過した後の一端部51aが存在する側面部分50gに設ける排出孔61と、筐体50のうち収容部50aに通じる部分に設ける受入れ口62と、排出孔61と受入れ口62との間を接続するように設け、排出孔61から気体と共に排出されるトナーを誘導する通路空間63aを有する接続部材63とで構成されるトナー漏れ低減機構60を備えている。
トナー漏れ低減機構60における排出孔61は、筐体50内において発生する前述した戻るような気流Mを構成する気体の一部を排出することができる場所に設けられる。この際、排出口61からは気体とともに筐体50内で浮遊するトナーの一部も併せて排出(吐出)されることになる。
実施の形態1における排出孔61は、図5から図7等に示されるように、筐体50のうち現像ロール51の現像開口部50bを通過した後の一端部51aの周面と筐体50の内面50fとの間に存在する隙間S2と少なくとも向き合う側面部分50gに、開口形状が四角形からなる貫通した孔として設けられている。排出孔61の開口形状、開口寸法(開口面積)、数等の条件については、特に限定されるものではないが、例えば、開口面積が64mm2より小さい等の条件を満たすように設定することがよい。
トナー漏れ低減機構60における受入れ口62は、排出口61から排出されるトナーを筐体50の収容部50a内に良好に戻すことができる筐体50の一部に設けられる。受入れ口62を設ける筐体50の場所は、筐体50の収容部50aで攪拌搬送部材52,53の回転により発生する気流が接続部材63の通路空間63a内にある気体を受入れ口62から収容部50a内に引き入れるよう流れる部分であることが望ましい。
実施の形態1における受け入れ口62は、筐体50の補給部56における上面部に、補給受け口57よりも筐体50の本体部寄りになる位置に設けられている。また、受入れ口62は、排出孔61の開口寸法よりも大きい開口寸法に設定されている。
トナー漏れ低減機構60における接続部材63は、排出孔61から気体と共に排出されるトナーを筐体50の内部にむけて誘導し、最終的に受入れ口62を通して筐体50の収容部50a内に戻し入れるためのものである。
実施の形態1における接続部材63としては、外観が角柱状の管部材を2箇所で所要の方向に屈曲させた形態からなり、その管部材の内部に通路断面形状が四角形からなる通路空間63aを設けてなるものを適用している。つまり、この接続部分63は、排出孔61からほぼ水平の方向(座標軸X,Zの面に沿う方向)に延びた後に同じ水平方向にほぼ直角に屈曲した後、その終端部においてほぼ垂直の方向(座標軸Y,Zの面に沿う方向)にほぼ直角に屈曲して補給部56の受入れ口63に延びた形態になっている。また、接続部材63の通路空間63aは、その排出孔61と対向する側の開口部63bが排出孔61の開口寸法よりも大きい開口寸法からなる一方で、その受入れ口62と接続する側の開口部63cが受入れ口62の開口形状及び寸法とほぼ同じ開口形状及び寸法からなるよう構成されている。
また、実施の形態1における接続部材63は、図6や図7に示されるように、排出孔61と接続する部分のうち重力方向(各図の座標軸Yに沿う方向のうち下方向きの方向)の少なくとも上方側になる部分に排気開口部64を設けている。詳しくは、この接続部材63は、排出孔61と対向する端部が、重力方向の上方側の上面部分とその左右側方の側面部分において筐体50の側面部分50gから所望の間隔をあけて離間した状態になり、重力方向に下方側の下面部において筐体50の側面部分50gに接合した状態になっている。これにより、排気開口部64は、接続部材63における重力方向の上面部分と2つの側面部分に相当する位置で開口した形態の開口部として存在する。一方、接続部材63の排出孔61と対向する端部は、排気開口部64を除く部分において筐体50の側面部分50gに繋がった状態になっている。
以下、この現像装置5におけるトナー漏れ低減機構60の動作(機能)について説明する。
現像装置5が作動している間は、図3、図4、図8等に示されるように、その筐体50の内部空間(攪拌搬送部材53の上方で且つ現像ロール51の後方になる収容部50aの空き部分)において、前述したように現像ロール51の回転により発生する気流Kに起因して戻るような気流Mが発生し(図3、図4を参照)。上記内部空間内にある二成分現像剤8におけるトナーの一部がこの戻るような気流Mに乗って移動する。
ここで、気流によって流れる気体は、一般に、狭い空間よりも、より広い空間に向けて流れやすいという性質がある。このため、気流Mに乗った気体は筐体50の内部空間よりも広い(外部)空間に通じる排出孔61に向かう。これにより、戻るような気流Mの一部Maは、現像ロール51の一端部50aが存在する筐体50の側面部分50gに設けられた排出孔61に導かれるように排出孔61にむけて流れることになる。
そして、この気流Maに乗ったトナーの一部bは、図8に示されるように、その気流の気体と共に排出孔61から噴出するように排出される。また、排出孔61から排出されたトナー(排出トナー)は、排出孔61に対向して設けられた接続部材63が存在することにより、排出孔61から噴出するように排出された気体(Mx)の一部と共に接続部材63の通路空間63a内に入り込む。
この際、排出孔61から排出された気体Mxの一部Mzは、図8や図9に示されるように、接続部材63の排出孔61と対向する端部(開口部63b)が筐体50の側面部分50gと接合されておらず排気開口部64になっているため、その排気開口部64を通して接続部材63の通路空間63a内でなく筐体50の外部に排気される。また、排出孔61から排出されたトナーのうち重力方向の下方側に向けて落下するトナーがあっても、接続部材63の下面部が筐体50の側面部分50gと接合して繋がっているため、そのトナーはその接合部分に捕獲されるとともに、さらに排出された気流Mxの作用を受けて接続部材63の通路空間63a内に誘導される。
一方、筐体50の補給部56における収容部50aと筐体50の本体部における収容部50aの一部である循環路部50dでは、図7から図9等に示すように、スクリューオーガである攪拌搬送部材52が回転駆動していることにより、矢印Jで示すように筐体50の本体部の収容部50aにおける循環路部50dの方に向かって流れる気流が発生している。この気流Jにより、接続部材63の通路空間63aに存在する気体は、受入れ口62の方に引っ張られるようになる。つまり、その通路空間63aに存在する気体は、受入れ口62を通して補給部56における収容部50a内に向かうよう流れる。
このため、接続部材63の通路空間63aに気流の気体とともに入り込んだ排出トナーは、その通路空間63a内を上記気流Jに起因して発生する受入れ口62に向かう方向の気流に乗って受入れ口62の方に誘導され、補給部56における収容部50a内に受け入れられる。この際、接続部材63の通路空間63aのうち重力Gが及びやすい垂直方向に延びる部分では、図8等に示されるように、その排出トナーは重力Gの力も併せて受けることで移動し、受入れ口62を通して補給部56における収容部50a内に受け入れられる。
続いて、補給部56における収容部50a内に受け入れられた排出トナーは、攪拌搬送部材52の回転駆動で発生する気流Jに乗ることにより筐体50の収容部50aの循環搬送路50d内にむけて移動したり、あるいは、その攪拌搬送部材52の搬送力を受けることにより循環搬送路50d内にむけて移動する。これにより、排出孔61から排出された排出トナーは、筐体50の収容部50a内に戻されることになる。
また、筐体50の収容部50aにおける循環搬送路50d、50eに搬入された排出トナーの一部は、その循環搬送路50d、50eにおいて攪拌搬送部材52,53による攪拌搬送力により循環するように搬送され、循環搬送路50d、50eに既に収容されている既存の現像剤8と混合される。これにより、排出トナーの一部は、現像工程に使用される現像剤8のトナーとして有効に再利用される。
ちなみに、筐体50の収容部50aに戻された排出トナーのうち前記気流Mに乗って移動するトナーがあっても、排出孔61を通して排出されることがある。この場合には、接続部材63の通路空間63a内を移動し、最後に受入れ口62を通して筐体50の収容部50aに再び戻されるようになる。
以上のように、作動中の現像装置5の筐体50内で発生する気流Mに乗って移動するトナーの一部は、トナー漏れ低減機構60により、筐体50の外部に一旦排出された後に、筐体50の内部(収容部50a)に戻されることになる。
この結果、トナー漏れ低減機構60を備えた現像装置5にあっては、トナー漏れ低減機構60により、現像ロール51の一端部51a(51b)の周面と筐体50の内面50fの間に介在させる端部漏れ防止部材55B等(図4参照)をすり抜けて気体とともにトナーが筐体50の外部に漏れ出て飛散するという現象の発生が低減される。
また、この現像装置5を装備する画像形成装置1にあっては、現像装置5において飛散するトナーが低減されることにより、飛散トナーにより画像形成装置1の筐体10内で汚染が発生することや、飛散トナーの一部がトナー像(画像)の形成前又は形成後における記録用紙9の一部に付着して画像の汚染が発生することが低減される。
なお、上記トナー漏れ低減機構60は、現像ロール51を回転駆動させるのみで攪拌搬送部材52,53を回転駆動させない場合、図10に例示するように、筐体50の補給部56等における収容部50aに攪拌搬送部材52の回転駆動による気流J(図9参照)が発生しない。このため、一般に筐体50の収容部50aにおける気圧が現像ロール51の回転駆動より筐体50の外部の気圧よりも高めになっていることから、収容部50aにある気体が受入れ口62から接続部材63の通路空間63aを通して通気開口部64に向かう逆気流Pが発生するようになる。
この結果、排出孔61から排出される気体Mzは、接続部材63の通路空間63aに入り込んでも、そのほとんどが上記逆気流Pにより排出孔61の方に戻されるようになり、最後は逆気流Pの気体とともに通気開口部64から筐体05の外部に排出されるようになる。したがって、この場合には、排出孔61から気体とともに排出される排出トナーは、接続部材63の通路空間63aを通して受入れ口62の方に移動せず、最終的に補給部56の収容部50a内にほとんど取り込まれない(戻されない)。
[実施の形態2]
図11及び図12は、実施の形態2に係る現像装置5を示す。図11はその現像装置5の外観を示し、図10はその現像装置5の側面から見た状態を一部透視して示している。実施の形態2に係る現像装置5は、実施の形態1における筐体50及びトナー漏れ低減機構60の一部を変更した以外は実施の形態1に係る現像装置5と同じ構成からなるものである。
この現像装置5における筐体50は、実施の形態1における筐体50の補給部56(図2等を参照)が設けていない構造のものである。
また、この現像装置5におけるトナー漏れ低減機構60Bは、実施の形態1におけるトナー漏れ低減機構60と対比した場合、筐体50の収容部50aのうち循環搬送路50dの重力方向の上方側にある天板部50hの一部に受入れ口62Bを設けた点と、排出孔61と上記受入れ口62の間を接続する形態からなる接続部材63Bを設けた点と、その接続部材63Bの途中に接続部材63Bの通路空間63a内に受入れ口62Bに向けて流れる気流Rを発生させる気流発生装置70を設けた点が変更されたのみで、それ以外の部分については実施の形態1におけるトナー漏れ低減機構60と同じ構成からなるものである。
このうち受入れ口62Bは、循環搬送路50dの真上に当たる天板部50hの一部に設けている。この受入れ口62Bは、筐体50の収容部50aと通じた場所に設けられていることになる。接続部材63Bは、実施の形態1における排出孔61と同じ構成の排出孔61から上記受入れ口62Bに向かう形状とし、最後に受入れ口62Bと接続した形態のものである。気流発生装置70は、接続部材63Bの通路空間63aに上記気流Rを発生させる送風機を備えたものである。気流Rは、接続部材63Bの通路空間63aに送り込まれる排出トナーを少なくとも受入れ口62Bまで運ぶことができる風力があればよい。この気流発生装置70は、接続部材63Bの通路空間63aに受入れ口62Bの方に向かう気流が十分に発生しない場合に設けるとよい。
このトナー漏れ低減機構60Bを備えた現像装置5においては、その作動中にトナー漏れ低減機構60Bにおける気流発生装置70も作動するため、図12に例示するように、接続部材63Bの通路空間63a内に受入れ口62Bに向けて流れる気流Rが発生する。このため、排気孔61から気流Mx(の気体)と共に排出された排出トナーが、接続部材63Bの通路空間63a内に送り込まれた後、その気流Mxと共に気流発生装置70による気流Rとに乗って受入れ口62Bまで運ばれるように移動し、受入れ口62Bを通して筐体50の本体部における収容部50a内に受け入れられる。これにより、排出孔61から排出された排出トナーは、筐体50の収容部50a内に戻されることになる。
この結果、上記トナー漏れ低減機構60Bを備えた現像装置5にあっても、トナー漏れ低減機構60Bが作動することにより、現像ロール51の一端部51a(51b)の周面と筐体50の内面50fの間に介在させる端部漏れ防止部材55B等(図4参照)をすり抜けて気体とともにトナーが筐体50の外部に漏れ出て飛散するという現象の発生が低減される。
[他の実施の形態]
実施の形態2では、トナー漏れ低減機構60Bにおける受入れ口62Bを筐体50の天板部50fの一部に設けた場合を例示したが、その受入れ口62Bを設ける筐体50の場所としては、筐体50の収容部50aで攪拌搬送部材52,53の回転により発生する気流が接続部材63Bの通路空間63a内にある気体を受入れ口62Bから収容部50a内に引き入れるよう流れる部分であれば、その他の部位であってもよい。
この場合、接続部材63Bの通路空間63a内において受入れ口62Bに向かってトナーを搬送できる程度の十分な風力がないときには、上記気流発生装置70を接続部材63Bの途中の部位に追加して設ければよい。
上記気流発生装置70は、実施の形態1におけるトナー漏れ低減機構60の接続部材63の途中部位に追加して設けることも可能である。
トナー漏れ低減機構60(60B)における接続部材63は、排出孔61と対向させる端部(端部63b)全体が筐体50の側面部分50gから完全に離間した状態になるように設けてもよい。このように構成した場合は、排出孔61から筐体50の外部空間とつながれる領域が大きくなるため、筐体05内の気体が排出孔61を通じてより排出されやすくなることが期待できる。
また、実施の形態1、2では、トナー漏れ低減機構60(60B)を設ける現像装置5として二成分現像剤8を用いる二成分現像装置に適用した場合を示したが、トナー漏れ低減機構60(60B)を設ける必要性があれば、例えば、一成分現像剤を用いる一成分現像装置のように他の現像方式の現像装置に適用することも可能である。
この他、画像形成装置1については、トナー漏れ低減機構60(60B)を装備する現像装置5を複数使用する画像形成装置であっても構わない。
1 …画像形成装置
5 …現像装置
8 …二成分現像剤(現像剤の一例)
50…筐体
50a…収容部
50b…現像開口部
50g…側面部分
51…現像ロール
51a…現像ロールの一端部
52,53…攪拌搬送部材(搬送部材の一例)
60,60B…トナー漏れ低減機構
61…排出孔
62,62B…受入れ口
63,63B…接続部材
63a…通路空間
70…気流発生装置
A …回転方向(現像ロールの回転方向)
DA…現像工程領域
J …攪拌搬送部材の回転により発生する気流
R …受入れ口にむけて流れる気流

Claims (4)

  1. 現像工程領域と向き合う現像開口部と現像剤が収容される収容部を有する筐体と、
    前記筐体の現像開口部の内側に当該現像開口部を通過しながら回転駆動するよう設けられ、前記現像剤を保持して現像工程領域に搬送する現像ロールと、
    前記筐体の収容部に回転駆動するよう設けられ、前記現像剤を前記現像ロールに供給するよう搬送する搬送部材と、
    前記筐体のうち前記現像ロールの前記現像開口部を通過した後の一端周面部と当該筐体の内面との間に存在する隙間と向き合う側面部分に設けられる排出孔と、
    前記筐体のうち前記収容部に通じる部分に設けられる受入れ口と、
    前記排出孔と対向しかつ前記受入れ口に接続するよう設けられ、当該排出孔から排出されるトナーを誘導する通路空間を有する接続部材と、
    を備え、
    前記筐体のうち前記受入れ口を設ける部分は、前記収容部で前記現像剤に埋もれていない部分がある前記搬送部材の回転により発生する気流が前記接続部材の通路空間内にある気体を前記受入れ口から当該収容部内に引き入れるよう流れる部分であることを特徴とする現像装置。
  2. 前記筐体は、前記収容部における前記現像剤の搬送方向の上流側が前記搬送部材とともに外側に突出した形態で設けられ、補給用の現像剤を受け入れて当該搬送部材で搬送する補給部を有し、
    前記受入れ口は、前記補給部の一部に設けられる請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記接続部材は、前記排出孔と対向する部分のうち重力方向の少なくとも下方側になる部分で前記筐体に接合されている請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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