JP2015072332A - 画像形成装置及び現像装置 - Google Patents

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良太 冨士
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康友 石井
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真司 奥山
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Abstract

【課題】現像装置外へのトナーの飛散を抑制することができる画像形成装置及び現像装置を提供する。【解決手段】画像形成装置10は、現像装置200を有し、現像装置200は、現像装置本体202に現像装置本体202内の空気を排出するための排出口208が形成されていて、排出口208は、現像スリーブ260の回転中心Oと離間用磁極S3の磁力が最大となる位置とを結ぶ離間用磁極側直線L1と現像スリーブ260の表面とが交差する離間用磁極側交差点P1から回転中心Oと逆側に延び、離間用磁極側直線L1よりも吸着用磁極S1側に位置し、離間用磁極側交差点P1において離間用磁極側直線L1となす角度が0度以上10度未満である線分L2よりも下側に配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置及び現像装置に関する。
特許文献1には、像担持体上に形成される潜像を現像するための現像剤を収容する現像装置であって、前記現像剤を担持するとともに前記像担持体に対向する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体の一部を覆うケースと、装置外に通ずる開口部と、を備え、前記像担持体との対向位置を通過した前記現像剤担持体と前記ケースとの間から装置内に気体が流入されて、その流入された気体が前記開口部から装置外に排出されるように気体の流路を形成したことを特徴とする現像装置が記載されている。
特開2005−346035号公報
本発明は、現像装置外へのトナーの飛散を抑制することができる画像形成装置及び現像装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る本発明は、像を保持する像保持体と、トナーとキャリアとが混合されてなる現像剤が収納された現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器に収納された現像剤中のトナーを前記像保持体へ移動させるトナー移動機構と、を有し、前記トナー移動機構は、複数の磁極を備えた磁石部材と、非磁性体から形成されていて、前記磁石部材の回りを回転し、現像剤を保持する現像剤保持体と、を有し、前記複数の磁極は、現像剤を前記現像剤保持体から離間させるための離間用磁極と、現像剤を前記現像剤保持体に吸着させるための吸着用磁極と、を含み、前記現像剤収納容器に、前記現像剤収納容器内の空気を排出するための排出口が形成されており、前記排出口は、前記現像剤保持体の回転中心と前記離間用磁極の磁力が最大となる位置とを結ぶ離間用磁極側直線と前記現像剤保持体の表面とが交差する離間用磁極側交差点から前記回転中心と逆側に延び、前記離間用磁極側直線よりも前記吸着用磁極側に位置し、前記離間用磁極側交差点において前記離間用磁極側直線となす角度が0度以上10度以下である線分よりも下側に配置されている画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記排出口は、前記現像剤保持体の前記離間用磁極側交差点における接線に対して前記現像剤保持体の回転中心と逆側に配置されている請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記排出口は、前記現像剤保持体の回転中心と前記吸着用磁極の磁力が最大となる位置とを結ぶ吸着用磁極側直線と前記現像剤保持体の表面とが交差する吸着用磁極側交差点を通過する水平面に対して平行な平行線に対して前記離間用磁極と同じ側に配置されている請求項1又は2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、トナーとキャリアとが混合されてなる現像剤が収納された現像剤収納容器と、前記現像剤収納容器に収納された現像剤中のトナーを像保持体へ移動させるトナー移動機構と、を有し、前記トナー移動機構は、複数の磁極を備えた磁石部材と、非磁性体から形成されていて、前記磁石部材の回りを回転し、現像剤を保持する現像剤保持体と、を有し、前記複数の磁極は、現像剤を前記現像剤保持体から離間させるための離間用磁極と、現像剤を前記現像剤保持体に吸着させるための吸着用磁極と、を含み、前記現像剤収納容器に、前記現像剤収納容器内の空気を排出するための排出口が形成されており、前記排出口は、前記現像剤保持体の回転中心と前記離間用磁極の磁力が最大となる位置とを結ぶ離間用磁極側直線と前記現像剤保持体の表面とが交差する離間用磁極側交差点から前記回転中心と逆側に延び、前記離間用磁極側直線よりも前記吸着用磁極側に位置し、前記離間用磁極側交差点において前記離間用磁極側直線となす角度が0度以上10度以下である線分よりも下側に配置されている現像装置である。
請求項1に係る本発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、現像装置外へのトナーの飛散を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項2に係る本発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、現像装置外へのトナーの飛散を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項3に係る本発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、現像装置外へのトナーの飛散を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、本構成を有しない場合と比較して、現像装置外へのトナーの飛散を抑制することができる現像装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置を示す図である。 図1に示す画像形成装置が有する現像装置を示す図である。 図2に示す現像装置の現像装置本体に排出口が形成されている位置を説明する図である。 図2に示す現像装置において、離間用磁極と吸着用磁極とのなす角度を変化させた場合の現像スリーブ表面における現像剤が離間する位置の離間用磁極からの角度の変化を示すグラフである。 図2に示す現像装置において、離間用磁極と排出口とのなす角度を変化させた場合の現像装置から飛散するトナーの量の変化を示すグラフである。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施形態に係る画像形成装置10が示されている。図1に示すように、画像形成装置10は画像形成装置本体12を有し、画像形成装置本体12内に像形成部100と、給紙装置300とが設けられている。また、画像形成装置本体12内には、記録媒体として用いられる用紙を搬送するための搬送路400が形成されている。
画像形成装置本体12には、用紙を排出するための排出口14が形成されている。また、画像形成装置本体12の上側の面は排出部16として用いられている。排出部16には、排出口14を介して画像形成装置本体12内から用紙が排出される。また、画像形成装置本体12には、支持板18が取り付けられている。
支持板18は、排出部16とともに画像形成装置本体12内から排出された用紙を支持するための部材であり、画像形成装置本体12に対してヒンジ20を中心として回転するように移動することができるように取り付けられている。
像形成部100は、例えば単色の画像を形成するものであり、電子写真方式が採用されている。また、像形成部100は、像を保持する像保持体として用いられている感光体102と、感光体102を帯電する帯電装置110と、帯電装置110によって帯電された感光体102の表面に光を照射し、感光体102の表面に静電潜像を形成する潜像形成装置120と、感光体102に形成された潜像をトナーを含む現像剤を用いて現像し、感光体102の表面にトナー像を形成する現像装置200と、現像装置200によって感光体102の表面に形成されたトナー像を用紙に転写する転写装置130と、転写装置130によってトナー像が用紙に転写された後に、感光体102を清掃する清掃装置140と、転写装置130によって用紙に転写されたトナー像を、その用紙に定着する定着装置150とを有する。
帯電装置110は帯電部材112を有する。帯電部材112は、例えばロール形状であり、感光体102に接触するように配置されているか感光体102に近接するように配置されていて、図示を省略する電源から直流の又は直流に交流が重畳された帯電電圧が印加され、感光体102を帯電させる。
現像装置200は、トナーとキャリアとが混合されてなる現像剤を用いて潜像を現像する所謂二成分現像装置であり、例えば負極性に帯電する非磁性のトナー、正極性に帯電する磁性キャリア等が混合されてなる現像剤が用いられる。また、現像装置200は、現像剤が収納された現像剤収納容器として用いられている現像装置本体202と、現像装置本体202に取り付けられていて、現像装置本体202に収納されている現像剤中のトナーを感光体102に移動させる機構であるトナー移動機構250とを有する。また、現像装置本体202には、現像装置本体202の空気を排出するための排出口208が、現像装置本体202の内部と外部とを連通させるように形成されている。現像装置200の詳細は後述する。
転写装置130は、転写部材132を有する。転写部材132は、例えばロール形状であり、例えば感光体102に接触するように配置されていて、図示を省略する電源から転写のための電圧が印加される。
清掃装置140は、清掃部材142を有する。清掃部材142は、例えば板状の部材からなり、一端部が感光体102に対して押し付けられていて、押し付けられた端部で感光体102の表面からトナー等を除去し、感光体102を清掃する。
定着装置150は、内部に熱源を有する加熱ロール152と、加熱ロール152に接触する加圧ロール154とを有し、加熱ロール152と加圧ロール154との接触部で用紙に転写されたトナーを加熱し、加圧することで用紙にトナー像を定着させる。
給紙装置300は、像形成部100に向けて用紙を供給する。また、給紙装置300は、用紙が積層された状態で収納される用紙収納容器302と、用紙収納容器302から用紙を送り出す送り出しロール304とを有する。
搬送路400は、給紙装置300から転写装置130に向けて用紙を搬送し、転写装置130から定着装置150に向けて用紙を搬送し、画像形成装置本体12内から排出するように用紙を搬送するための搬送路である。搬送路400近傍には、搬送路400に沿って用紙の搬送方向における上流側から順に、先述の送り出しロール304と、レジストロール410と、先述の転写装置130及び先述の感光体102と、先述の定着装置150と、排出ロール420とが配置されている。
レジストロール410は、感光体102と転写部材132とが接触する接触位置NPに向けて搬送される用紙の先端部の移動を一時的に停止させ、感光体102にトナーによる像が形成されるタイミングと合致するように、用紙の先端部の接触位置NPに向けての移動を再開させる。
図2には現像装置200が示されている。現像装置200は、先述のように現像装置本体202とトナー移動機構250とを有する。図2に示されているように、トナー移動機構250は、複数の磁極を備えた磁石部材252と現像スリーブ260とを有する。磁石部材252と現像スリーブ260との詳細は後述する。
現像装置本体202は、下方に位置する下部本体部204と、下部本体部204の上側に形成された開口部に蓋をするように下部本体部204に装着されている蓋部材206とを有する。現像装置本体202の例えば蓋部材206には、現像装置本体202の外側と現像装置本体202の内側とを連通させるように補給用の開口部(不図示)が形成されていて、この開口部を介してトナー収容容器(不図示)から現像装置本体202内にトナーが補給される。
蓋部材206には、先述の排出口208が形成されている。排出口208を形成することで、例えば現像スリーブ260が回転することに伴う現像装置本体202内の気圧の上昇を抑制することができる。一方において、排出口208を形成すると排出口208を通過するようにして、現像装置本体202内から現像装置本体202外へとトナーが飛散する虞がある。尚、排出口208が形成されている位置の詳細は後述する。
また、現像装置200は、現像スリーブ260の表面に吸着された現像剤の層厚を規制する層厚規制部材240を有する。層厚規制部材240は、現像スリーブ260側の端部と現像スリーブ260との間に予め定められた隙間を形成するように現像装置本体202に装着されている。
また、現像装置200は、現像装置本体202内に収容された現像剤を撹拌し、トナー移動機構250へと現像剤を搬送する撹拌搬送部材210を有する。撹拌搬送部材210は、軸部212と、軸部212の外周面に螺旋状に形成された羽根部214とを有し、軸部212と羽根部214とが一体として図2に示す矢印a方向に回転し、羽根部214が現像剤を押圧するようにして、現像装置本体202内において現像剤を撹拌するとともに、現像剤を搬送する。撹拌搬送部材210は、撹拌搬送部材210の長手方向(図2における紙面と垂直な方向)に現像剤を搬送するとともに、トナー移動機構250の方向へと移動させるように(図2において右側から左側に移動させるように)現像剤を搬送する。
また、現像装置200は、撹拌搬送部材220を有する。撹拌搬送部材220は、軸部222と、軸部222の外周面に螺旋状に形成された羽根部224とを有し、軸部222と羽根部224とが一体として図2に示す矢印b方向に回転して、羽根部224が現像剤を押圧するようにして現像装置本体202内において現像剤を撹拌するとともに、現像剤を搬送する。より具体的には、撹拌搬送部材220は、撹拌搬送部材220の長手方向に現像剤を搬送する。撹拌搬送部材220と先述の撹拌搬送部材210とによって、現像装置本体202内で現像剤が撹拌されつつ搬送されることにより、現像剤中のトナーがキャリア等と擦れ合い、キャリア等との摩擦によりトナーが帯電する。
現像スリーブ260は、非磁性体から形成されていて、磁石部材252の回りを回転し、外側の表面に現像剤を保持する現像剤保持体として用いられていて、例えば円筒形状を有する。また、現像スリーブ260には、例えばギア列等から構成されている駆動伝達機構(不図示)を介して、駆動源として用いられているモータ等(不図示)に連結されていて、モータ等からの駆動が駆動伝達機構を介して伝達されることで、図2に示す矢印c方向に回転する。
磁石部材252は、例えば円柱形状であり、磁石部材252の長手方向に延びる複数の磁極を備えている。より具体的には、磁石部材252は、吸着用磁極S1、搬送用磁極N1、現像用磁極S2、搬送用磁極N2及び離間用磁極S3の5つの磁極を備えている。吸着用磁極S1は、現像スリーブ260の表面に現像剤を吸着させるために用いられている。ここで、先述の層厚規制部材240は、現像スリーブ260側の端部が吸着用磁極S1の磁力の及ぶ範囲内となるように配置されている。このため、吸着用磁極S1の磁力により現像スリーブ260に吸着された現像剤のうち現像スリーブ260と層厚規制部材240との間の隙間を通過できなかった現像剤が、層厚規制部材240によって現像スリーブ260の表面から剥離され、現像スリーブ260に吸着された現像剤の層厚が規制される。
搬送用磁極N1は、現像スリーブ260の回転方向において、吸着用磁極S1よりも下流側に配置されていて、現像スリーブ260の表面に対する現像剤の吸着を維持させることで、現像スリーブ260の回転に伴って現像剤を搬送させるために用いられている。また、現像用磁極S2は、現像スリーブ260の回転方向において、搬送用磁極N1の下流側に配置されていて、現像スリーブ260の表面から感光体102(図1を参照)へトナーが移動する移動領域近傍に配置されていて感光体102の表面に形成されている静電潜像をトナーを用いて現像するために用いられている。
搬送用磁極N2は、現像スリーブ260の回転方向において現像用磁極S2よりも下流側に配置されていて、先述の搬送用磁極N1と同様に現像スリーブ260の表面に対する現像剤の吸着を維持させることで、現像スリーブ260の回転に伴って現像剤を搬送させるために用いられている。また、離間用磁極S3は、現像スリーブ260の回転方向において搬送用磁極N2よりも下流側に配置されていて、現像スリーブ260の表面から現像剤が離間させるために用いられている。
また、この現像装置200においては、現像スリーブ260の回転中心を回転中心Oとした場合に、回転中心Oを中心とした離間用磁極S3と吸着用磁極S1との角度θ1は、135度(deg)となっている。ここで、角度θ1は、必ずしも135度(deg)であることを要せず、85度(deg)以上であり155度(deg)以下であれば良い。
図2におけるP3は現像スリーブ260の表面から現像剤が離間する位置を示している。以下、この現像スリーブ260の表面から現像剤が離間する位置を離間位置P3とする。また、離間用磁極S3から離間位置P3までの回転中心Oを中心とする角度を角度θ3(deg、図2における時計回り、すなわち現像スリーブ260の回転方向を正とする)とする。
尚、図2における二点鎖線は、磁石部材252が備える吸着用磁極S1、搬送用磁極N1、現像用磁極S2、搬送用磁極N2及び離間用磁極S3のそれぞれにより形成される磁場の現像スリーブ260の表面に対して垂直な方向の成分が20mTとなる位置を示している。このため、磁石部材252の中心から各磁極を囲むように描かれた二点鎖線までの距離が最も長い部分が、その磁極が最大となる位置を示している。
図3には、現像装置本体202に排出口208が形成される位置が説明されている。図3に示されているように、現像スリーブ260の回転中心Oと離間用磁極S3の磁力が最大となる位置とを結ぶ直線を離間用磁極側直線L1とする。また、離間用磁極側直線L1と現像スリーブ260の表面とが交差する点を離間用磁極側交差点P1とする。また、離間用磁極側交差点P1から回転中心Oと逆側に延び、離間用磁極S3よりも吸着用磁極S1側に位置し、離間用磁極側交差点P1において離間用磁極側直線L1となす角度θ2が8度(deg)である線分を線分L2とする。この場合、排出口208は、線分L2よりも重力方向における下側、すなわち矢印cで示す現像スリーブ260の回転方向において線分L2よりも下流側に位置している。ここで、角度θ2は、必ずしも8度(deg)であることを要せず、0度(deg)以上であり10度(deg)以下であれば良い。
現像装置200においては、上述のように排出口208が線分L2よりも重力方向における下側、すなわち矢印cで示す現像スリーブ260の回転方向において線分L2よりも下流側に位置しているため、排出口208が線分L2よりも重力方向における上側、すなわち矢印cで示す現像スリーブ260の回転方向において線分L2よりも上流側に位置している場合と比較して、現像装置本体202内の排出口208近傍において浮遊するトナーの量が少なくなり、排出口208から排気がなされるに際に排出口208を通過するようにして現像装置本体202外へと排出されるトナーの量が少なくなる。ここで、排出口208近傍にトナーが浮遊する原因としては、例えば現像スリーブ260の回転や、現像スリーブ260の表面から現像剤が離間することに伴って、現像剤同士が互いに衝突し、現像剤同士が互いに衝突した際にキャリアからトナーが離間することをあげることができる。
また、図3に示されているように、現像スリーブ260の離間用磁極側交差点P1における接線を接線L3とする。この場合、排出口208は、接線L3に対して現像スリーブ260の回転中心Oと逆側に配置されている。
現像装置200においては、上述のように、排出口208が接線L3に対して現像スリーブ260の回転中心Oと逆側に配置されているため、排出口208が接線L3に対して現像スリーブ260の回転中心Oと同じ側に配置されている場合と比較して、現像スリーブ260の表面から現像剤が離間する位置P3から排出口208を遠ざけることができ、これにより排出口208を通過するようにして現像装置本体202外へと排出されるトナーの量が少なくなる。
また、図3に示されているように、現像スリーブ260の回転中心Oと吸着用磁極S1の磁力が最大となる位置とを結ぶ直線を吸着用磁極側直線L4とする。また、吸着用磁極側直線L4と現像スリーブ260の表面とが交差する点を吸着用磁極側交差点P2とする。また、吸着用磁極側交差点P2を通過する水平面に対して平行な平行線を平行線L5とする。この場合、排出口208は、平行線L5に対して重力方向における上側、すなわち平行線L5に対して離間用磁極S3と同じ側に位置している。
現像装置200においては、上述のように、排出口208が平行線L5に対して重力方向における上側、すなわち平行線L5に対して離間用磁極S3と同じ側に位置しているため、排出口208が平行線L5に対して重力方向における下側、すなわち平行線L5に対して離間用磁極S3と異なる側に位置している場合と比較して、吸着用磁極S1近傍の現像スリーブ260に対して現像剤が吸着される位置から排出口208を遠ざけることができ、現像剤が現像スリーブ260に吸着されることに伴って飛散するトナーが、排出口208を通過するようにして現像装置本体202内から排出されるトナーの量が少なくなる。
図4には、現像装置200において、現像スリーブ260の回転中心Oを中心とする離間用磁極S3と吸着用磁極S1とのなす角度θ1(図2を参照)を変化させた場合に、離間用磁極S3から現像スリーブ260表面における現像剤が現像スリーブ260から離間する離間位置P3(図2を参照)までの回転中心Oを中心とする角度θ3(deg、図2を参照)の変化を測定した測定結果が示されている。図4に示されているように、角度θ1を85度(deg)以上とすれば、離間位置P3が、現像スリーブ260の回転方向において離間用磁極S3よりも下流側となることが分かる。また、角度θ1を85度を限度して小さくする程、離間位置P3と離間用磁極S3とのなす角度θ3が小さくなること、すなわち離間位置P3と離間用磁極S3とが近くなることが分かる。
図5には、図2に示す現像装置200において、すなわち回転中心Oを中心とした離間用磁極S3と吸着用磁極S1との角度θ1が135度(deg)である現像装置において、現像スリーブ260の回転中心Oと離間用磁極S3の磁力が最大となる位置とを結ぶ離間用磁極側直線L1と現像スリーブ260の表面とが交差する離間用磁極側交差点P1から回転中心Oと逆側に延び、離間用磁極側直線L1よりも吸着用磁極S1側に位置する線分L2と離間用磁極側直線L1とのなす角度θ2(図3を参照)を変化させた場合の、排出口208を通過するようにして現像装置本体202外へと飛散する単位時間あたりのトナーの量の変化を測定した測定結果が示されている。図5に示されているように、θ2が0度(deg)以上であり10度(deg)以下の値である3度(deg)である場合と比較して、θ2が10度(deg)よりも大きい値である15度(deg)の場合に、飛散する現像剤の量が多いことが分かる。
また、以上で説明をした実施形態においては、像形成部100として単色の画像を形成するものを例として示したが、像形成部100として多色の画像形成する装置に対しても本発明を適用することができる。
以上述べたように、本発明は、少なくとも、例えばプリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置と、例えばこのような画像形成装置に用いられる現像装置とに適用することができる。
10・・・画像形成装置
12・・・画像形成装置本体
102・・・感光体
200・・・現像装置
202・・・現像装置本体
208・・・排出口
250・・・トナー移動機構
252・・・磁石部材
260・・・現像スリーブ
L1・・・離間用磁極側直線
L2・・・線分
L3・・・接線
L4・・・吸着用磁極側直線
L5・・・平行線
O・・・回転中心
P1・・・離間用磁極側交差
P2・・・吸着用磁極側交差点
S1・・・吸着用磁極
S3・・・離間用磁極
θ2・・・角度

Claims (4)

  1. 像を保持する像保持体と、
    トナーとキャリアとが混合されてなる現像剤が収納された現像剤収納容器と、
    前記現像剤収納容器に収納された現像剤中のトナーを前記像保持体へ移動させるトナー移動機構と、
    を有し、
    前記トナー移動機構は、
    複数の磁極を備えた磁石部材と、
    非磁性体から形成されていて、前記磁石部材の回りを回転し、現像剤を保持する現像剤保持体と、
    を有し、
    前記複数の磁極は、
    現像剤を前記現像剤保持体から離間させるための離間用磁極と、
    現像剤を前記現像剤保持体に吸着させるための吸着用磁極と、
    を含み、
    前記現像剤収納容器に、前記現像剤収納容器内の空気を排出するための排出口が形成されており、
    前記排出口は、前記現像剤保持体の回転中心と前記離間用磁極の磁力が最大となる位置とを結ぶ離間用磁極側直線と前記現像剤保持体の表面とが交差する離間用磁極側交差点から前記回転中心と逆側に延び、前記離間用磁極側直線よりも前記吸着用磁極側に位置し、前記離間用磁極側交差点において前記離間用磁極側直線となす角度が0度以上10度以下である線分よりも下側に配置されている画像形成装置。
  2. 前記排出口は、前記現像剤保持体の前記離間用磁極側交差点における接線に対して前記現像剤保持体の回転中心と逆側に配置されている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記排出口は、前記現像剤保持体の回転中心と前記吸着用磁極の磁力が最大となる位置とを結ぶ吸着用磁極側直線と前記現像剤保持体の表面とが交差する吸着用磁極側交差点を通過する水平面に対して平行な平行線に対して前記離間用磁極と同じ側に配置されている請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. トナーとキャリアとが混合されてなる現像剤が収納された現像剤収納容器と、
    前記現像剤収納容器に収納された現像剤中のトナーを像保持体へ移動させるトナー移動機構と、
    を有し、
    前記トナー移動機構は、
    複数の磁極を備えた磁石部材と、
    非磁性体から形成されていて、前記磁石部材の回りを回転し、現像剤を保持する現像剤保持体と、
    を有し、
    前記複数の磁極は、
    現像剤を前記現像剤保持体から離間させるための離間用磁極と、
    現像剤を前記現像剤保持体に吸着させるための吸着用磁極と、
    を含み、
    前記現像剤収納容器に、前記現像剤収納容器内の空気を排出するための排出口が形成されており、
    前記排出口は、前記現像剤保持体の回転中心と前記離間用磁極の磁力が最大となる位置とを結ぶ離間用磁極側直線と前記現像剤保持体の表面とが交差する離間用磁極側交差点から前記回転中心と逆側に延び、前記離間用磁極側直線よりも前記吸着用磁極側に位置し、前記離間用磁極側交差点において前記離間用磁極側直線となす角度が0度以上10度以下である線分よりも下側に配置されている現像装置。
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