JP6078979B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、現像装置及び画像形成装置に関するものである。
現像剤で構成される画像を形成する複写機、プリンタ等の画像形成装置においては、感光体等の潜像保持体に形成される静電潜像を現像する現像剤を供給する現像装置が装備されている。このような現像装置は、一般に、現像剤が収容される収容部と収容部の一部につながる開口部とが設けられた筐体と、その筐体の開口部を通過しながら回転して収容部から供給される現像剤を保持して搬送する現像ロール等を備えており、しかも筐体の開口部と現像ロールとの間の隙間等から現像剤が漏れ出ないようにするための対策が種々採用されている。
従来においても、例えば、紛体状の磁性現像剤を収容する収容部を有する現像容器と、現像容器の開口部領域に位置する現像ローラと、現像ローラの内部に配置された現像用マグネットとを有するプロセスユニットの梱包装置において、そのプロセスユニットを梱包部材に収容した状態で、現像ローラの近傍に位置して、現像容器の開口部領域に、磁性現像剤を磁力によって拘束する磁界を形成するシール用マグネットを設けることが知られている(特許文献1)。特許文献1には、その梱包装置によれば、梱包部材にプロセスユニットを収納して運搬するとき、現像容器内の磁性現像剤が外部に漏出して飛散する不具合を防止できることが示されている。
特開平11−249533号公報
この発明は、現像装置の筐体に設けられる磁性を示す現像剤が収容される収容部の一部とつながる開口部がその収容部よりも下方側に位置する状態にされることがあっても、その筐体の収容部に収容される現像剤の一部が筐体の開口部と現像ロールとの隙間から漏れ出すことを防止することができる現像装置を提供し、またその現像装置を備えた画像形成装置を提供するものである。
この発明(A1)の現像装置は、
磁性を示す現像剤が収容される収容部と、前記収容部の一部につながる端部において一方向に長い形状で開口する開口部とが設けられた筐体と、
前記筐体の開口部を通過しながら回転するよう設置されて前記収容部から供給される現像剤を保持して搬送する磁性を示さない円筒状の回転体と、前記回転体の両端部を除く内部空間に固定されるよう設置されて所要の磁力を発生する磁石部材とで構成された現像ロールと、
前記筐体の開口部のうち前記現像ロールの回転方向の下流側に位置する長辺縁部の少なくとも両端部に、前記現像ロールの表面に接近する状態でかつ当該現像ロールの前記磁石部材の磁力が及ぶ現像剤保持領域の内側に入り込んで一部重複する状態で取り付けられた現像剤漏れ防止フィルムと
を有し、
前記現像剤漏れ防止フィルムは、その自由端が現像ロールの前記現像剤保持領域に保持されている現像剤に触れない位置関係を保つように取り付けられていることを特徴とするものである。
この発明(A2)の現像装置は、上記発明A1の現像装置において、前記現像剤漏れ防止フィルムに加えて、前記筐体の開口部のうち前記現像ロールの両端部と向き合う短辺縁部に、前記現像ロールの両端部との隙間を覆う状態に取り付けられた第2現像剤漏れ防止フィルムを有するものである。
この発明(A3)の現像装置は、上記発明A2の現像装置において、前記現像剤漏れ防止フィルムと前記第2現像剤漏れ防止フィルムとが一体の漏れ防止フィルムとして構成されているものである。
この発明(B1)の画像形成装置は、上記発明A1からA3のいずれかの現像装置を備えていることを特徴とするものである。
上記発明A1の現像装置によれば、現像装置の筐体に設けられる開口部がその収容部よりも下方側に位置する状態にされることがあっても、その筐体の収容部に収容される現像剤の一部が筐体の開口部と現像ロールとの隙間から漏れ出すことを防止することができる。
上記発明A2の現像装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、上記発明A1による効果をより確実に得ることができる。
上記発明A3の現像装置では、その発明の構成を有しない場合に比べて、上記発明A1による効果をより確実かつ簡易に得ることができる。
上記発明B1の画像形成装置では、現像装置の筐体に設けられる開口部がその収容部よりも下方側に位置する状態にされることがあっても、その筐体の収容部に収容される現像剤の一部が筐体の開口部と現像ロールとの隙間から漏れ出すことを防止することができ、ひいては現像装置から漏れ出す現像剤に起因した画像形成装置内の汚染や画像の汚染が発生することが防止される。
実施の形態1等に係る現像装置を備える画像形成装置の外観を示す斜視図である。 図1の画像形成装置のQ−Q線に沿う概略断面図である。 図1の画像形成装置における現像装置の外観を示す斜視図である。 図3の現像装置のQ−Q線に沿う概略断面図である。 図3の現像装置の上部筐体及び現像剤漏れ防止フィルム等を取り除いた状態を示す平面図である。 図5の現像装置に上部筐体を取り付けたときの状態を示す平面図である。 図6の現像装置に現像剤漏れ防止フィルム等を取り付けたときの状態を示す平面図である。 (a)は図7の現像装置の要部の構成を示す説明図、(b)は図7の現像装置の要部の構成を示す拡大断面図である。 実施の形態2に係る現像装置を示す平面図である。 (a)は図9の現像装置の要部の構成を示す説明図、(b)は図9の現像装置の要部の構成を示す拡大断面図である。 図1の画像形成装置を縦置きにしたときの状態を示す斜視図である。 図11の状態に置いたときの画像形成装置における現像装置の状態を示す側面斜視図である。 図12の現像装置のQ−Q線に沿う概略断面図である。
[実施の形態1]
図1から図5は、実施の形態1に係る現像装置5を備えた画像形成装置1を示すものである。図1はその画像形成装置1の外観を示し、図2はその画像形成装置1の内部の概要を示し、図3はその現像装置5の外観を示し、図4はその現像装置5の内部の概要を示している。なお、以下の各図中に示す矢印X,Y,Zは座標軸であり、座標軸X及びZに沿う二次元の面が画像形成装置を設置する場所の面にほぼ相当する関係になっている。
<画像形成装置の全体の構成>
画像形成装置1は、支持構造材、外装材等で構成される筐体10を有している。筐体10は、図1に示されるように、その全体が箱状の外観を有し、内部に所要の空間が形成された形態になっている。また、筐体10は、その上面部10aに画像が形成された後に排出される記録用紙9を収容する排出収容部12が形成されている。排出収容部12は、例えば傾斜する斜面として形成されている。また、筐体10の排出収容部12の近くの部位には、画像が形成された記録用紙9が排出される用紙排出口13が形成されている。図1等における符号10bは筐体の正面部、符号10cは筐体の背面部を示す。また、符号11は筐体の上面部10aに配置された、画像形成装置1の設定、入力等を行うボタン、ランプや、設定内容等の情報を表示する表示パネル等の操作部を示す。
また、画像形成装置1は、プリンタとして構成されているものであり、図2に示されるように、筐体10の内部空間に、現像剤としてのトナーで構成されるトナー像を形成して被記録材の一例としての記録用紙9に転写する作像ユニット2と、作像ユニット2に供給する記録用紙9を収容するとともに搬送する給紙装置3と、作像ユニット2で形成されたトナー像を記録用紙9に定着する定着装置4等が設置されている。
作像ユニット2は、例えば公知の電子写真方式を利用して構成されるものであり、矢印Aで示す方向(図中において時計回りの方向)に回転駆動する感光ドラム21と、感光ドラム21の像形成領域となる外周面を所要の電位に帯電させる帯電装置22と、帯電後の感光ドラム21の外周面に所要の画像情報(信号)に基づく光を照射して電位差のある静電潜像を形成する露光装置23と、その静電潜像をトナーにより現像してトナー像にする現像装置5と、そのトナー像を感光ドラム21から記録用紙9に転写させる転写装置25と、転写後の感光ドラム21の表面に残留するトナー等を除去して清掃する清掃装置26とで主に構成されている。
感光ドラム21は、接地された円筒状又は円柱状の導電性基材に感光層等の所要の層を積層したものであり、図示しない駆動装置からの回転動力を受けて回転するようになっている。帯電装置22としては、例えば感光ドラム11の外周面に接触して回転する帯電ロール等の接触式のものが適用されており、その帯電ロールに図示しない電源部から所要の帯電用電圧が供給されるようになっている。露光装置23としては、例えば発光ダイオード、集光光学部品を用いて構成されるLEDアレイが適用されており、画像形成装置1に外部から所要の手段で入力される画像情報が所要の画像処理等を施された後に送信されて動作するようになっている。
転写装置25としては、例えば感光ドラム11の外周面に接触して回転する転写ロール等の接触式のものが適用されており、その転写ロールに図示しない電源部から所要の転写用電圧が供給されるようになっている。清掃装置26は、感光ドラム11の外周面に接触して残留トナー等を掻きとって除去する清掃板26a、除去した残留トナー等を収容する収容器26b等で構成されるものが適用されている。現像装置5の詳細については後述する。
給紙装置3は、画像の形成に使用する所要のサイズ、種類等からなる複数枚の記録用紙9を積み重ねた状態で収容する、トレイ形式、カセット形式等の用紙収容体31と、その用紙収容体31に収容される用紙9を1枚ずつ搬送路にむけて送り出す送出装置32とを備え、給紙の時期が到来すると、記録用紙9を1枚ずつ送り出すようになっている。用紙収容体31は、例えば筐体10に対してスライド移動させて着脱自在に取り付けられており、記録用紙9の補給作業ができるように構成されている。送出装置32は、例えば用紙送出ロール32a、用紙制止パット32b等で構成されている。
定着装置4は、記録用紙9が通過する導入口及び排出口が形成された筐体40の内部に、表面温度が加熱手段により所要の温度に加熱されて保持されるロール形態、ベルト形態等の加熱回転体41と、この加熱回転体41の軸方向にほぼ沿うように所要の圧力で接触して従動回転するロール形態、ベルト形態等の加圧回転体42とが配置されている。この定着装置4は、その加熱回転体41と加圧回転体42とが接触して形成される接触部(定着処理部)に、トナー像が転写された後の記録用紙9を導入して通過させることで定着処理(加熱及び加圧)を行うようになっている。
この画像形成装置1においては、筐体10の給紙装置3と作像ユニット2の転写位置(感光ドラム11と転写装置25の間)との間になる部位に、給紙装置3から送り出される記録用紙9をその転写位置にむけて搬送する給紙路33が設けられている。給紙路33は、用紙搬送ガイド材、用紙搬送ロール対34等で形成されている。また、給紙路33における用紙搬送ロール対34は、記録用紙9を作像ユニット2の転写位置へ送り込む時期を調整するロールとして構成されている。
また、筐体10の定着装置4と作像ユニット2の転写位置との間になる部位には、作像ユニット2から送り出される転写後の記録用紙9を定着装置4にむけて搬送する中間搬送路44が設けられている。また、筐体10の定着装置4と搬送筐体10の用紙排出口13との間になる部位には、定着装置4から送り出される定着後の記録用紙9を排出口13にむけて搬送する排出路44が設けられている。排出路44は、用紙搬送ガイド材、用紙排出ロール対45等で形成されている。
さらに、筐体10の排出路44と給紙路33との間になる部位には、片面に画像が形成されて排出路44を通して排出される記録用紙9をその表裏面を反転させた状態で給紙路33に再送する反転再送路46が設けられている。反転再送路46は、用紙搬送ガイド材、搬送先切換え爪47、用紙搬送ロール対48等で形成されている。搬送先切換え爪47は、支持軸47aを中心にして両矢印で示すように揺動して、排出路44を排出ロール45に挟まれて排出される途中の記録用紙9の後方部を、排出ロール45の逆回転により反転搬送路46に送り込むように誘導するようになっている。
この画像形成装置1による画像形成は、次のようにして行われる。
画像形成装置1では、画像形成動作の開始指令を受けると、作像ユニット2において、矢印Aで示す方向に回転始動する感光ドラム21の外周面が帯電装置21により所定の極性及び電位に帯電された後、その帯電された感光ドラム21の外周面に対して露光装置23から画像情報に基づく露光が行われて所要の電位からなる静電潜像が形成される。続いて、感光ドラム21に形成された静電潜像が、現像装置5を通過する際に、その現像装置5(の現像ロール)から供給される所要の極性に帯電された状態のトナーにより現像されてトナー像として顕像化される。
次いで、感光ドラム21上に形成されたトナー像は、感光ドラム21の回転により転写装置25と対向する転写位置まで搬送されると、この作像タイミングに合わせて給紙装置3から搬送路33を通して供給される記録用紙9に対して転写装置25により静電的に転写される。この転写後の感光ドラム21の外周面は、清掃装置26で清掃される。
続いて、作像ユニット2においてトナー像が転写された記録用紙9は、感光ドラム21から剥離された後に中間給紙路43を通して定着装置4に導入されるように搬送され、定着装置4における加熱回転体41と加圧回転体42との接触部を通過する際に加圧下で加熱され、これによりトナー像が溶融して記録用紙9に定着される。この定着が終了した後の記録用紙9は、その片面への画像形成動作の場合であれば、定着装置35から排出された後に排出路45を通して筐体10から排出されて最後に排出収容部12に落下して収容される。
また、記録用紙9の表裏両面に画像を形成する両面画像形成動作の開始指令を受けた場合には、その片面への画像が形成された後の記録用紙9は、排出路45における排出動作の途中で排出ロール45が逆回転するとともに搬送先切換え爪46が所要の位置に揺動することにより、その後方部から反転再送路46に送り込まれる。続いて、反転再送路46に送り込まれた記録用紙9は、その反転再送路46を通して給紙路33の用紙搬送ロール対34の手前位置で合流するように再送される。給紙路33に再送された記録用紙9は、その他面への作像タイミングに合わせて作像ユニット2の転写位置に送り込まれ、その他面に他面用のトナー像が転写される。それ以降は、片面への画像形成動作の場合と同様に、定着装置4による定着処理がされた後に、排出収容部12に収容される。
以上により、1枚の記録用紙9の片面又は両面に対して1色のトナーで構成される単色画像が形成され、基本的な画像形成動作が終了する。複数枚の画像形成動作の指示がある場合には、上記した一連の動作がその枚数分だけ同様に繰り返されることになる。
<現像装置の構成>
次に、現像装置5について説明する。
現像装置5は、図3、図4等に示されるように、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤8を収容する収容部501と、収容部501の一部につながって感光ドラム21と対向する端部に細長い長方形状の開口502を有する、全体が扁平した細長い板状の容器形態からなる筐体50を有している。筐体50は、収容部501、開口部502の一部等が形成された上面開放型の下部筐体50Aと、下部筐体50Aの開放された上面の一部を覆う蓋形状からなり、下部筐体50Aとの合体により開口部502の残り一部等を形成する下部筐体(蓋体)50Bとの分割構造体で構成されている。また、現像装置5は、筐体50の内部に、現像ロール51、現像剤撹拌搬送部材52、53、現像剤供給部材54、層厚規制部材55等が設置されている。
下部筐体50Aにおける収容部501は、図4、図5等に示されるように、長手方向の両端部を除く中央部に設けられる仕切り板503により2つの平行した循環搬送路504,505が形成されているとともに、長手方向の仕切り板503がない両端部において2つの循環搬送路504,505が互いにつながれる連絡通路506,507が形成されている。筐体50の収容部501には、図4等に例示するように、現像装置5の新品の段階から予め所要の量の二成分現像剤8が収容されている。また、下部筐体50Aにおける一方の循環搬送路504に面する部位には、その搬送路504に存在する二成分現像剤8のトナーの濃度を検出するトナー濃度センサ56が検出開口部を通した状態で取り付けられている。
また、下部筐体50Aには、供給部501と開口部502との間をつなぐ移動通路部508が形成されている。この移動通路部508の収容部501とは反対側の一端部には、開口部502の一方の長辺縁部(現像ロール51の回転方向Bの下流側に位置する縁部)502aが形成されている。また、移動通路部508の長辺縁部502aから収容部501側に戻る方向に延びて長手方向の両端部になる側壁部の上面角部は、開口部502の短辺縁部502b,502cとして形成されている。さらに、移動通路部508の長手方向の両端部になる側壁部には、側壁部現像ロール51、現像剤供給部材54、層厚規制部材55等の両端部をそれぞれ装着して支持する図示しない各装着支持部が形成されている。
一方、筐体50の上部筐体50Bには、図3、図6等に示されるように、一方の循環搬送路504の上方となる部位に、現像装置5に補給される補給現像剤を取り入れる取入れ口509が形成されている。また、上部筐体50Bの短手方向において取入れ口509とは反対側の長手方向に沿う端部は、開口部502の他方の長辺縁部(現像ロール51の回転方向Bの上流側に位置する縁部)502aとして形成されている。図3、図6等における符号510は、後述する現像剤補給装置の補給搬送管(82)をスライド誘導させて保持する保持部である。
現像ロール51は、筐体50の開口部502を通過しながら回転して収容部501から供給される現像剤8を保持して搬送する非磁性の円筒状スリーブ51Aと、この円筒状スリーブ51Aの両端部を除く内部空間に固定設置されて所要の磁力を発生する磁石ロール51Bとで構成されている。
円筒状スリーブ51Aは、アルミニウム合金等の非磁性材料を用いて本体部が円筒形状に形成されたものである。このスリーブ51Aは、その本体部の外周面のうち両端部の領域を除いて現像剤を保持して搬送する領域(現像剤保持領域)Eに、軸方向に沿う複数の直線溝が形成されている。この円筒状スリーブ51Aは、その本体部の一部が開口部502から露出した状態になり、その両端部から突出する軸部が筐体50(下部筐体50A)の装着支持部に回転自在に軸受けされている。また、このスリーブ51Aは、その両端部における軸部に、感光ドラム21の外周面と接触して回転して感光ドラム21の外周面との間隙を一定に保持する間隙保持ロール(トラッキングロール)521がそれぞれ取り付けられている。さらに、このスリーブ51Aの一方の端部には、図示しない回転駆動装置からの回転動力を入力するための伝達ギヤ522が取り付けられている。また、スリーブ51Aには、図示しない電源部から現像用電圧が供給されるようになっている。
磁石ロール51Bは、現像ロール51(スリーブ51A)の軸方向に沿って並行する複数の磁極(N極,S極)が現像ロール51の回転方向に所要の間隔をあけた状態で配置されたものである。磁石ロール51Bは、少なくとも二成分現像剤8をスリーブ51Aの外周面で穂立ち状(磁気ブラシ)にして保持させるため磁力を発生する保持用の磁極を、その磁力がスリーブ51Aの現像剤保持領域Eに対して及ぶように構成されている。これにより、スリーブ51Aの現像剤保持領域E以外となる両端部の領域は、図5、図6等に示されるように、磁石ロール51Bの現像剤を保持する磁力が及ばない現像剤非保持領域Sになっている。
現像剤攪拌搬送部材52,53はいずれも、回転軸52a,53aの周囲に螺旋状に突出した形態の搬送羽根部52b,53bを設けた構造のいわゆるスクリューオーガである。この現像剤攪拌搬送部材52,53は、筐体50の収容部501における2つの循環搬送路504,505に配分されて回転自在に設置され、図5に例示するように各循環搬送路504,505内で現像剤9を点線の矢印で示す各方向にそれぞれ搬送するよう所要の方向に回転させられる。
現像剤供給部材54は、筐体50の移動通路508における現像ロール51と一方の現像剤攪拌搬送部材53との間となる部位において、その現像剤攪拌搬送部材53から供給される現像剤8を現像ロール51に向けて搬送する一方で、現像ロール51から剥離される現像剤8を収容部501(循環搬送路505)に戻すように搬送するものである。この現像剤供給部材54としては、例えば回転軸に突出した状態で複数の送り羽部が形成されたパドル形態のものが適用されている。また、このパドル形態の現像剤供給部材54は、例えば矢印Cで示す方向に回転させられる。
層厚規制部材55は、筐体50の移動通路508における現像剤供給部材54の上方の部位において、現像ロール51の軸方向にわたってその表面に対して所要の間隔をあけた状態で配置される。この層厚規制部材55としては、例えば磁性の丸棒状部材が適用されている。
また、この現像装置5においては、以下に説明するように、筐体50の収容部501に収容されている二成分現像剤8が筐体50の開口部502と現像ロール51等との間(隙間)から漏れ出ることを防止するための現像剤漏れ対策が採用されている。
まず、図4に示されるように、下部筐体50Aにおける現像ロール51の両端部(現像剤非保持領域Sにほぼ相当する部位)が装着されて対向する装着支持部に、二成分現像剤8による磁気ブラシを形成するための磁力を発生する磁石シート57が配置されている。これにより、現像ロール51の両端部と磁石シート57との間(隙間)には、磁石シート57の磁力により二成分現像剤8による磁気ブラシが形成され、この結果、その隙間に現像剤8が侵入することや、その隙間に侵入した現像剤8が通過して漏れ出することが防止される。
また、図4から図7等に示されるように、上部筐体50Bにおける開口部502の他方の(上流側)長辺縁部502dに、上流側漏れ防止シート58が取り付けられている。上流側漏れ防止シート58は、開口部502の長手方向の長さにほぼ相当する長さを有する長方形のシートであり、その自由端58aが現像ロール51の上方の位置において現像装置5を作像ユニット2に実装したときに感光ドラム21の外周面に接触する位置まで伸びた状態になるよう取り付けられている。上流側漏れ防止シート58としては、例えば、ウレタンフォーム等の材料からなるシートが使用される。これにより、現像工程(稼働時)において開口部502と感光ドラム21との間の隙間が上流側漏れ防止シート58で塞がれた状態になり、この結果、その隙間を通して現像工程において浮遊する現像剤(トナー)などが漏れ出すことが防止される。
さらに、図3や図4等に示されるように、下部筐体50Aにおける一方の(下流側)長辺開口部502aに、下流側漏れ防止シート59が取り付けられている。下流側漏れ防止シート59は、開口部502の長手方向の長さにほぼ相当する長さを有する長方形のものであり、自由端59aが現像ロール51の感光ドラム21と向き合う現像領域を超えた表面部分に接触する位置まで伸びる状態で取り付けられている。下流側漏れ防止シート59としては、例えば、ウレタンフォーム等の材料からなるシートが使用される。これにより、現像ロール51の現像領域を通過した後の表面部分と筐体50(の移動通路508)との間の隙間が下流側漏れ防止シート59で塞がれた状態になり、この結果、稼働時や非稼働時においてその隙間を通して収容部501に収容されている現像剤(トナー)が漏れ出すことが防止される。
ちなみに、現像ロール51の現像領域に達する手前の表面部分と筐体50(の移動通路508の開口部502における上流側長辺縁部502d)との間の隙間は、その長辺縁部502dの手前側に層厚規制部材55が配置されていて、その層厚規制部材55と現像ロール51との間で磁気ブラシが形成されているため、その隙間を通して収容部501内の現像剤8が漏れ出ることが阻止されるようになっている。
さらに、この現像装置5は、図2等に示されるように、現像剤の補給システムにより補給用の現像剤が補給されるようになっている。
補給システムは、補給現像剤(例えば非磁性トナーのみ)を収納する着脱交換式の現像剤カートリッジ80と、現像剤カートリッジ80の補給現像剤を現像装置5に必要な量だけ搬送する補給装置81とで構成されている。補給装置81は、現像剤カートリッジ80の排出口から排出される補給現像剤を受け入れて一時的に貯留するとともに、その貯留されている補給現像剤を現像装置5にむけて所要の時期に所要の量だけそれぞれ送り出すものである。補給装置81は、例えば前記したトナー濃度検出センサ56の検出結果に応じて作動するように構成されている。符合82は、補給装置81から送り出される補給現像剤を現像装置5まで搬送する補給搬送管を示す。補給搬送管82は、その終端部(の補給口)が現像装置5の取入れ口509に向き合う状態に接続される。
そして、この現像装置5は、次のように作動する。
まず、現像装置5では、画像形成動作の要求指示に併せて、現像ロール51(スリーブ51A)、攪拌搬送部材52,53及び現像剤供給部材54がそれぞれ回転し始める。これにより、筐体50の収容部501では、二成分現像剤8が循環搬送路504,505において攪拌搬送部材52,53により攪拌されながら点線矢印で示すように一方の端部から他方の端部にむけて搬送されるとともに、各循環搬送路の端部において連絡通路506,507を経由して反対の循環搬送路に移動し、これにより収容部501の全体において循環するように搬送される。二成分現像剤8は、この循環搬送により非磁性トナーが磁性キャリアと摩擦帯電して所要の極性(例えばマイナス極性)に帯電される。
収容部501で攪拌して搬送される二成分現像剤8は、攪拌搬送部材53から現像剤供給部材54の搬送力により現像ロール51にむけて搬送された後、現像ロールのスリーブ51Aの外周面における現像剤保持領域Eに磁石ロール50Bからの磁力により磁気ブラシを形成した状態で保持される。次いで、二成分現像剤8は、スリーブ51Aの回転により、層厚規制部材55において通過量を規制されて所要の厚さに調整された後、感光ドラム21と対向する現像領域まで搬送される。現像領域に搬送された現像剤8(トナー)は、現像ロール51と感光ドラム21の間に供給される現像用電圧で形成される現像電界により感光ドラム21に往復移動しながら供給され、その静電潜像部分に付着する。一方、この現像工程に供されなかった二成分現像剤8の多くは、現像ロール51によって搬送された後に剥離され、現像剤供給部材54の搬送力により筐体50の収容部501(循環搬送路505)にむけて戻される。
このようにして感光ドラム21で形成された静電潜像は、現像装置5を通過することにより、その供給されるトナーの色のトナー像として顕像化される。
また、この画像形成装置1では、現像装置5の筐体50に取り付けたトナー濃度検出センサ56の検出結果が例えば予め設定する閾値以下になると、補給装置81が所要の時間だけ作動して現像剤カートリッジ80に収納されている補給現像剤を補給搬送管82により現像装置5に搬送して適量補給するようになっている。
<現像装置の詳細な構成>
ところで、この画像形成装置1は、例えば、その新品での物流段階等において梱包時の幅寸法の低減等の要求から、図11に例示するように、筐体10の背面部10cを重力方向(座標軸Yにほぼ沿う下向きの方向)の下方側の位置させるように、全体を横倒しにして立てたような状態にして梱包し、その状態のままで運搬や移動が行われることがある。
つまり、画像形成装置1は、この立てた状態で梱包して運搬等をする場合、図12や図13に示されるように、現像装置5がその筐体50の開口部502を重力方向の下方側に向けた状態(姿勢)に置かれることになる。
このため、現像装置5は、このような状態で運搬・移動され、その過程で振動や衝撃を受けたときには、現像ロール51の両端部と筐体50の開口部502との隙間Kから収容部501内の二成分現像剤8の一部8xが漏れ出してしまうことがある。この漏れ出した現像剤8xは、作像ユニット2を汚染したり、あるいは画像形成装置1の筐体10内を汚染することになる。
このときの二成分現像剤8xの漏れは、例えば、図12に示すように、筐体50のうち現像ロール51の両端部と向き合う短辺縁部502b,502c(図6参照)に、その現像ロール51の両端部との間の隙間を覆う状態の現像剤漏れ防止フィルム61を取り付けた場合であっても、現像ロール51の両端部における現像剤非保持領域Sと筐体50(厳密には下流側漏れ防止シート59)との間に形成される隙間K(図13)を通して発生する。
さらに詳しくは、この現像装置5においては、筐体50の収容部501のうち仕切り板503がない連絡通路506,507(図5参照)を通して開口部502から遠い側の循環搬送路504にある二成分現像剤8も、重力により開口部502に向けて移動する。そして、その現像剤8の一部が、現像ロール51の両端部と筐体50の開口部502における短辺縁部502b,502cとの間の隙間に堆積するようになる。このように堆積した状態になる現像剤8は、運搬時等における振動を受けると、現像剤8の自重により次第に上記隙間Kから少しずつ押し出されるようになる。
そこで、この実施の形態1に係る現像装置5では、図3、図7等に示されるように、筐体50の開口部502のうち下流側長辺縁部502aの少なくとも両端部に、現像ロール51の表面に接近する状態になり、しかも現像ロール51の磁石ロール51Bの磁力が及ぶ現像剤保持領域Eの内側に入り込んで一部重複する状態になるよう現像剤漏れ防止フィルム6A,6B(60A,60B)を取り付けている。図7における符号Dは、現像剤漏れ防止フィルム6A,6B(の主体部60A,60B)が現像ロール51における現像剤保持領域Eの内側に入り込んで一部重複している範囲を示している。
この現像剤漏れ防止フィルム6A,6Bは、図7、図8等に示すように、その自由端60aが現像ロール51の表面(厳密には磁気ブラシの先端)に接近するまでの寸法Wを有し、また、その現像ロール51における現像剤保持領域Eの内側に入り込む内側端部60bまでの開口部502(下流側長辺縁部502a)の長手方向に沿う長さ寸法Lを有した長方形の形状からなる主体部60A,60Bを少なくとも含むものである。主体部60A,60Bの寸法Wについては、その自由端60aを現像ロール51の表面にどの程度接近させるか否かに基づいて設定されるが、好ましくは例えば現像ロール51(の現像剤保持領域E)に保持されている現像剤に触れない位置関係を保てるような値に設定される。また、主体部60の長さ寸法Lについては、その主体部60A,60B(の内側端部60b)を現像剤保持領域Eにどの程度重複させた状態で配置させるか否かに基づいて設定されるが、好ましくは例えば現像剤保持領域Eに少しでも入り込んで重複した位置関係になるような値に設定される。なお、長さ寸法Lについては、例えば主体部60の存在が現像性能の低下等を招くおそれがない限りは、現像剤保持領域Eの全域と重複させた状態で配置する値に設定することも可能である。
また、実施の形態1における現像剤漏れ防止フィルム6A,6Bは、この主体部60に加えて、筐体50のうち現像ロール51の両端部と向き合う短辺縁部502b,502c(図6参照)に現像ロール51の両端部との間の隙間を覆う状態で取り付けられる付属部62A,62Bが一体に形成された構成になっている。付属部62は、少なくとも筐体50の開口部502における短辺縁部502b,502cと現像ロール51の両端部との間の隙間を覆う長さ寸法Mを有する、例えば長方形の形状からなる部位である。
実施の形態1における現像剤漏れ防止フィルム6A,6Bは、主体部60と付属部62を合わせてみたときの全体では、L字状の形状からなる漏れ防止フィルムになっている。この漏れ防止フィルムフィルム6A,6Bは、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂からなる厚さ50〜100μmのフィルムを用いて製作される。また、この漏れ防止フィルム6A,6Bの取り付けは、接着剤、両面接着テープ等の固定手段を用いて行われる。
この現像剤漏れ防止フィルム6A,6Bを取り付けた現像装置5においては、その筐体50の開口部502が重力方向の下方側に向けた状態(または、収容部501よりも少なくとも下方側に位置した状態であって現像剤8の漏れが発生しやくなる程度の状態)に置かれることがあった場合、筐体50の収容部501に収容されている二成分現像剤8が前記した現像ロール51の両端部における現像剤非保持領域Sと筐体50との間に形成される隙間K(図13)にむけて移動して堆積しても、漏れ防止フィルムの主体部60A,60Bによって移動そのものが阻止される。
また、その二成分現像剤8は、たとえ主体部60A,60Bに沿って移動しても、現像ロール51の磁気ブラシが形成された現像剤保持領域E内に入り込む状態になって磁石ロール51Bの磁力を受けて現像ロール51(の現像剤保持領域E)に保持されることになる。この他、筐体50の現像ロール51の両端部と向き合う短辺縁部502b,502cと現像ロール51の両端部との間の隙間に移動した二成分現像剤8は、その付属部61A,61Bによってその移動と漏れ出しが阻止されることになる。
この結果、その二成分現像剤8は、上記隙間Kを通過して外部に漏れ出すことが防止される。また、現像ロール51の現像剤保持領域Eに保持された二成分現像剤8は、現像動作時等において現像ロール51等が回転したときに、収容部501に戻されるか、あるいはその一部が現像工程で使用される。そして、この現像剤漏れ防止フィルム6A,6Bは、画像形成装置1を使用場所に設置して使用し始めた段階でも取り付けたままでよく、取り外す必要がない。このため、その漏れ防止フィルム6の取り外しを忘れてしまうという問題(心配)がなくなる。この他、この現像装置5によれば、ヒートシール等の部品の取り外し作業や磁石部材の磁力強化を要することがなく、また大幅なコストアップを招くこともない。
[実施の形態2]
図9及び図10は、実施の形態2に係る現像装置5を示し、図9はその現像装置5の外観を示し、図10はその現像装置5の要部を示している。実施の形態2に係る現像装置5は、現像剤漏れ防止フィルム(6)を2枚構成のもの(60、63)に変更した以外は実施の形態1に係る現像装置5と同じ構成からなるものである。
この現像装置5で適用する2枚構成の現像剤漏れ防止フィルム6A,6Bは、実施の形態1における漏れ防止フィルム6の主体部60に相当する主体フィルム61A,61Bと、実施の形態1における漏れ防止フィルム6の付属部62にほぼ相当する付属フィルム63A,63Bとで構成されている。このうち主体フィルム61A,61Bは、上記主体部60の場合と同様に、寸法Wと長さ寸法Lを有した長方形の形状からなるものである。また、付属フィルム63A,63Bは、上記付属部62の幅寸法Mより少し長い幅M2を有する点で異なるが、その全体が長方形の形状からなるものである。つまり、付属フィルム63A,63Bは、その長手方向の一端部63aの部位が主体フィルム61A,61Bの幅寸法Wと完全に重複する状態で取り付けられるようにした長さに設定されている。
この2枚構成の現像剤漏れ防止フィルム6A,6Bは、先に付属フィルム63A,63Bを筐体50の所要の部位に取り付けた後、その付属フィルム63A,63Bの一部とその上方位置において重複する状態で主体フィルム61A,61Bを取り付けて使用される。この逆の順番で取り付けることも可能であるが、その場合は、例えば前記した磁力が及ばない隙間K(図1参照)が存在して現像剤の漏れ(8X)が発生する懸念がある等の点で少し劣るおそれがある。
この2枚構成の現像剤漏れ防止フィルム6(主体フィルム61、付属フィルム63)を取り付けた現像装置5においては、その筐体50の開口部502が重力方向の下方側に向けた状態に置かれることがあった場合、筐体50の収容部501に収容されている二成分現像剤8が現像ロール51の両端部における現像剤非保持領域Sと筐体50との間に形成される隙間Kにむけて移動して堆積しても、その主体フィルム61A,61Bによって移動そのものが阻止される。
また、その二成分現像剤8は、たとえ主体フィルム61A,61Bに沿って移動しても、現像ロール51の磁気ブラシが形成された現像剤保持領域E内に入り込む状態になって磁石ロール51Bの磁力を受けて現像ロール51の現像剤保持領域Eに保持されることになる。この他、筐体50の現像ロール51の両端部と向き合う短辺縁部502b,502cと現像ロール51の両端部との間の隙間に移動した二成分現像剤8は、その付属フィルム61A,61Bによってその移動と漏れ出しが阻止されることになる。
この結果、その二成分現像剤8は、上記隙間Kを通過して外部に漏れ出すことが防止される。また、現像ロール51の現像剤保持領域Eに保持された二成分現像剤8は、現像動作時等において現像ロール51等が回転したときに、収容部501に戻されるか、あるいはその一部が現像工程で使用される。
[他の実施の形態]
実施の形態2では、現像装置5をその筐体50の開口部502が重力方向の下方側に向けた状態に置かれることがあった場合でも、その筐体50の現像ロール51の両端部と向き合う短辺縁部502b,502cと現像ロール51の両端部との間の隙間から二成分現像剤8が漏れ出るおそれがないときには、少なくとも主体フィルム61A,61Bが取り付けられていれば良く、フィルム63A,63Bを取り付けないよう構成しても構わない。
また、実施の形態1、2では、二成分現像剤8を用いる現像装置を例示したが、現像剤漏れ防止フィルム6(60,61)を取り付ける現像装置は、現像ロール51に磁力による保持される磁性を示す現像剤を用いるものであればよく、例えば磁性を示す一成分現像剤を用いるものであってもよい。
この他、画像形成装置1については、現像剤漏れ防止フィルム6(60,61)を取り付ける現像装置を複数備えたものであってもよい。
1 …画像形成装置
5 …現像装置
6 …現像剤漏れ防止フィルム
8 …二成分現像剤(磁性を示す現像剤)
50…筐体
51…現像ロール
51A…円筒状スリーブ(円筒状の回転体)
51B…磁石ロール(磁石部材)
60…主体部(一体構成の現像剤漏れ防止フィルムの主体部分)
61…主体フィルム(2枚構成の現像剤漏れ防止フィルムの主体部分)
62…付属部(一体構成の現像剤漏れ防止フィルムの付属部分)
63…付属フィルム(2枚構成の現像剤漏れ防止フィルムの付属部分)
501…収容部
502…開口部
502a…長辺縁部
502b,502c…短辺縁部
B …回転方向(現像ロールの回転方向)
E …現像剤保持領域

Claims (5)

  1. 磁性を示す現像剤が収容される収容部と、前記収容部の一部につながる端部において一方向に長い形状で開口する開口部とが設けられた筐体と、
    前記筐体の開口部を通過しながら回転するよう設置されて前記収容部から供給される現像剤を保持して搬送する磁性を示さない円筒状の回転体と、前記回転体の両端部を除く内部空間に固定されるよう設置されて所要の磁力を発生する磁石部材とで構成された現像ロールと、
    前記筐体の開口部のうち前記現像ロールの回転方向の下流側に位置する長辺縁部の少なくとも両端部に、前記現像ロールの表面に接近する状態でかつ当該現像ロールの前記磁石部材の磁力が及ぶ現像剤保持領域の内側に入り込んで一部重複する状態で取り付けられた現像剤漏れ防止フィルムと
    を有し、
    前記現像剤漏れ防止フィルムは、その自由端が現像ロールの前記現像剤保持領域に保持されている現像剤に触れない位置関係を保つように取り付けられていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像剤漏れ防止フィルムは、前記筐体の開口部のうち前記現像ロールの回転方向の下流側であって前記開口部が前記収容部よりも下方側に位置する状態に置かれるときの下方側に位置する長辺縁部の少なくとも両端部に、前記現像ロールの表面に接近する状態でかつ前記両端部から当該現像ロールの前記磁石部材の磁力が及ぶ現像剤保持領域の内側に入り込んで一部重複する状態で取り付けられている請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤漏れ防止フィルムに加えて、前記筐体の開口部のうち前記現像ロールの両端部と向き合う短辺縁部に、前記現像ロールの両端部との隙間を覆う状態に取り付けられた第2現像剤漏れ防止フィルムを有する請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 前記現像剤漏れ防止フィルムと前記第2現像剤漏れ防止フィルムとが一体の漏れ防止フィルムとして構成されている請求項3に記載の現像装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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