JP6390097B2 - 画像再生装置および撮像装置 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の画像再生装置は、時間的に連続する複数の画像データのうちの一つの画像データを対象画像データとして設定する設定手段と、設定手段により設定された対象画像データから所定輝度値を超える高輝度領域を抽出する抽出手段と、対象画像データに施す画像処理を、複数の画像処理の中から抽出手段により抽出された高輝度領域の大きさまたは輝度に基づいて選択する選択手段と、選択手段により選択された画像処理を対象画像データに施して、処理済画像データを生成する処理手段と、時間的に連続する複数の画像データを動画として再生した後、処理手段により生成された処理済画像データを静止画として再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
請求項11に記載の撮像装置は、被写体を撮像して所定の周期ごとに連続して画像データを生成する撮像手段と、請求項1乃至10の何れか一項に記載の画像再生装置とを備えることを特徴とする。
図1はデジタルカメラ1の要部構成を示すブロック図である。デジタルカメラ1は、交換レンズ200とカメラボディ100とから構成され、交換レンズ200がマウント部(不図示)を介してカメラボディ100に装着される。
−撮影動作−
ユーザによるレリーズボタンの半押し操作に応じて操作部106から操作信号が出力されると、制御回路102は、撮像素子101から所定の周期(たとえば60fps)にて撮像信号を出力させる。画像処理部112は、所定の周期ごとに出力される撮像信号を用いて1フレームの画像データを生成して、バッファメモリ103に順次格納(バッファリング)する。
本実施の形態によるデジタルカメラ1の制御回路102は、図1に示すように、 設定部102a、抽出部102b、効果選択部102c、処理部102dおよび再生部102eを機能的に備えている。このため、再生モードが設定されると、デジタルカメラ1は、動画撮影により生成された動画像データの再生に続いて、動画撮影中にユーザのレリーズボタンの操作により取得された静止画データに対して設定されたテーマに応じた画像効果処理を施した画像データ(以後、処理済画像データと呼ぶ)を動画形式にて表示させる。
再生部102eは、LCD駆動回路104に指令して、メモリカード109から読み出した動画像データと静止画データとのうち、動画像データの第1フレームから、順次、液晶表示器105に再生させる。再生部102eは、動画像データの再生開始時には、たとえば0.5秒間にて黒フェードインし、動画像データの再生終了時には、たとえば0.5秒間にて黒フェードアウトさせる。なお、本発明においては、動画像データのフェードイン、フェードアウトの際に黒とするものに限定されるものではない。
ステップS20では、再生部102eは、動画像データの第1フレームから順次再生させることにより、動画像データの再生を開始してステップS21へ進む。ステップS21では、再生部102eは、0.5秒間にて黒フェードインさせてステップS22へ進む。ステップS22では、再生部102eは動画像データの再生終了時刻の0.5秒前であるか否かを判定する。再生終了時刻の0.5秒前の場合には、ステップS22が肯定判定されてステップS24へ進む。再生終了時刻の0.5秒前ではない場合には、ステップS23へ進む。ステップS23では、再生部102eは動画像データの再生を継続させてステップS22へ進む。
テーマ再生処理では、動画像データの再生中に、抽出部102b、効果選択部102cおよび処理部102dにより、選択されたテーマに応じた処理済画像データが生成される(生成処理)。そして、動画像データの再生後に、生成された処理済画像データと静止画データとをクロスフェードさせながら液晶表示器105に表示させる(表示処理)。以下、図5〜7に示す動作概念図を参照しながら、生成処理と表示処理とに分けて説明する。なお、本発明においては、テーマとして「きらめき」が選択されている場合における処理に特徴があるので、テーマが「きらめき」の場合の処理を中心に以下の説明を行う。
設定部102aは、上述した撮影動作にて生成された静止画データを、画像効果処理を施すための対象画像データとして設定する。なお、設定部102aは、生成された動画像データのうちのいずれかのフレームの画像データを対象画像データとして設定しても良い。この場合、たとえばユーザの選択に応じて設定部102aが動画像データの中から対象画像データを設定することが好ましい。
ステップS401では、処理部102dは、抽出された高輝度領域の重心を算出してステップS402へ進む。ステップS402では、算出された重心の位置から所定の範囲を高輝度領域と同色で飽和させることにより、1つの処理済画像データを生成してステップS403へ進む。
ステップS501では、処理部102dは、抽出された各高輝度領域の重心をそれぞれ算出してステップS502へ進む。ステップS502では、算出された重心の位置を用いて、それぞれの高輝度領域の重心間の距離を算出してステップS503へ進む。ステップS503においては、処理部102dは、重心間の距離に応じてクロスフィルタの大きさを決定してステップS504へ進む。ステップS504では、対象画像データに対してクロスフィルタ効果処理を施して、処理済画像データを生成して処理を終了する。
再生部102eは、通常再生処理の場合と同様にして、LCD駆動回路104に指令して、メモリカード109から読み出した動画像データと静止画データとのうち、動画像データの第1フレームから、順次、液晶表示器105に再生させる。再生部102eは、動画像データの再生開始時には、たとえば0.5秒間にて黒フェードインし、動画像データの再生終了時には、たとえば0.5秒間にて白フェードアウトさせる。なお、本発明においては、動画像データのフェードインの際に黒とするものに限定されるものではない。また、動画像データのフェードアウトの際に白とするものに限定されず、たとえば生成処理の際に抽出部102bによって抽出された高輝度領域の色と同色にてフェードアウトしてもよい。
再生部102eは、処理済画像データの表示開始時に、たとえば1.5秒間にて白フェードインさせる。なお、本発明においては、処理済画像データのフェードインの際に白とするものに限定されるものではなく、たとえば生成処理の際に抽出部102bによって抽出された高輝度領域の色と同色にてフェードインしてもよい。そして、白フェードイン終了後、すなわち処理済画像データの表示開始から1.5秒後に、再生部102eは、静止画データ、すなわち画像効果処理が施されていない画像を液晶表示器105に表示させる。このとき、再生部102eは、処理済画像データと静止画データとを、たとえばレイヤー処理を用いて、それぞれのレイヤーの混合比率を表示時間の経過とともに変化させることにより、互いにクロスフェードさせて液晶表示器105に表示させる。
再生部102eは、静止画データ、すなわち画像効果処理が施されていない対象画像データの表示開始時に、たとえば1.5秒間にて白フェードインさせる。なお、本発明においては、静止画データのフェードインの際に白とするものに限定されるものではなく、たとえば生成処理の際に抽出部102bによって抽出された高輝度領域の色と同色にてフェードインしてもよい。そして、白フェードイン終了後、すなわち静止画データの表示開始から1.5秒後に、再生部102eは、処理済画像データの表示を開始させる。このとき、再生部102eは、処理済画像データと静止画データとを、たとえばレイヤー処理を用いて、それぞれのレイヤーの混合比率を表示時間の経過とともに変化させることにより、互いにクロスフェードさせて液晶表示器105に表示させる。
ステップS601では、再生部102eは、動画像データの第1フレームから順次再生させることにより、動画像データの再生を開始してステップS602へ進む。ステップS602では、再生部102eは、0.5秒間にて黒フェードインさせてステップS603へ進む。ステップS603では、図8〜図10を用いて説明した生成処理を行ってステップS604へ進む。
(1)効果選択部102cは抽出部102bにより対象画像データから抽出された高輝度領域の特徴(高輝度領域の大きさ)に応じて、複数の画像効果処理の中から何れかを選択し、処理部102dは効果選択部102cにより選択された画像効果処理を対象画像データに施して、処理済画像データを生成する。そして、再生部102eは、処理部102dにより生成された処理済画像データを再生する。したがって、複数種類の画像効果処理の中から画像中の輝点の特徴に応じた効果を自動的に施すことができるので、ユーザは何れかの画像効果処理を選択するという煩雑な操作をすることなく、効果的な光強調が成された画像を得ることができる。
(1)制御回路102に機能として、対象画像データのシーンを判定するシーン判定部を設けても良い。そして、シーン判定部による判定結果に応じて、テーマが選択されるようにしても良い。たとえば、シーン判定部により対象画像データが「電球」と判定された場合にはテーマ「きらめき」が選択され、「ろうそく」と判定された場合にはテーマ「ゆらめき」が選択され、「川面」と判定された場合にはテーマ「またたき」が選択される、等のようにすることができる。
(6)処理済画像データを生成する際の処理負荷が大きく、生成に長時間を要する場合には、再生部102eはフレームレートを下げて(たとえば通常時の半分のフレームレート)動画像データを再生することにより、動画像データの再生終了までに処理済画像データの生成が間に合うようにしても良い。
(8)デジタルカメラ1により処理済画像データの生成処理および再生処理を行うものに代えて、画像再生装置(たとえばパーソナルコンピュータ等)により処理済画像データの生成処理および/または再生処理を行ってもよい。
101…撮像素子、102、301…制御回路、
102a、321…設定部、102b、322…抽出部、
102c、323…効果選択部、102d、324…処理部、
102e、325…再生部、106…操作部、
306…入力装置
Claims (11)
- 対象画像データから所定輝度値を超える高輝度領域を抽出する抽出手段と、
前記対象画像データに施す画像処理を、複数の画像処理の中から前記抽出手段により抽出された前記高輝度領域の大きさまたは輝度に基づいて選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記画像処理を前記対象画像データに施して、処理済画像データを生成する処理手段と、
前記処理手段により生成された前記処理済画像データを再生する再生手段と、を備えることを特徴とする画像再生装置。 - 時間的に連続する複数の画像データのうちの一つの画像データを対象画像データとして設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された前記対象画像データから所定輝度値を超える高輝度領域を抽出する抽出手段と、
前記対象画像データに施す画像処理を、複数の画像処理の中から前記抽出手段により抽出された前記高輝度領域の大きさまたは輝度に基づいて選択する選択手段と、
前記選択手段により選択された前記画像処理を前記対象画像データに施して、処理済画像データを生成する処理手段と、
前記時間的に連続する複数の画像データを動画として再生した後、前記処理手段により生成された前記処理済画像データを静止画として再生する再生手段と、を備えることを特徴とする画像再生装置。 - 請求項1または2に記載の画像再生装置において、
前記処理手段は、前記選択手段により選択された前記画像処理を前記対象画像データに施して、前記画像処理の程度が異なる複数の処理済画像データを生成し、
前記再生手段は、前記画像処理の効果の度合いが大きい前記処理済画像データを再生した後、前記画像処理の効果の度合いが小さい前記処理済画像データを再生することを特徴とする画像再生装置。 - 請求項1または2に記載の画像再生装置において、
前記対象画像データのシーンを判別するシーン判別手段と、
前記シーン判別手段により判別されたシーンに応じて、前記選択手段により選択された前記画像処理の効果の度合いを変更する変更手段とをさらに備え、
前記処理手段は、前記変更手段により変更された効果の度合いに応じて、前記対象画像データに前記画像処理を施して前記処理済画像データを生成することを特徴とする画像再生装置。 - 請求項1乃至3の何れか一項に記載の画像再生装置において、
前記抽出手段により複数の前記高輝度領域が抽出された場合には、前記処理手段は、前記抽出された前記複数の高輝度領域ごとに前記画像処理をそれぞれ施して、前記複数の高輝度領域の個数と同数の前記処理済画像データを生成することを特徴とする画像再生装置。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載の画像再生装置において、
前記画像処理は光強調処理であり、
前記処理手段は、前記抽出手段により抽出された前記高輝度領域の大きさが閾値以上の場合には前記高輝度領域にフレア処理を施し、前記高輝度領域の大きさが閾値未満の場合には前記高輝度領域にクロスフィルタ処理を施すことを特徴とする画像再生装置。 - 請求項1乃至6の何れか一項に記載の画像再生装置において、
前記対象画像データ上で人物の顔を検出する顔検出手段をさらに備え、
前記抽出手段により抽出された前記高輝度領域の近傍に前記人物の顔が前記顔検出手段により検出された場合には、前記処理手段は、前記高輝度領域に施した前記画像処理の度合いを調節して、前記画像処理後の前記高輝度領域と前記人物の顔とが重複しないようにすることを特徴とする画像再生装置。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の画像再生装置において、
前記再生手段は、複数の連続する画像データを動画として再生した後に、前記処理済画像データをフェードインさせながら静止画として表示することを特徴とする画像再生装置。 - 請求項8に記載の画像再生装置において、
前記抽出手段は、さらに前記高輝度領域の色を判別し、
前記再生手段は、前記処理済画像データをフェードインさせるときの色を前記抽出手段により判別された前記高輝度領域の色に設定することを特徴とする画像再生装置。 - 請求項1乃至9の何れか一項に記載の画像再生装置において、
前記再生手段は、複数の連続する画像データを動画として再生した後、前記処理済画像データと前記対象画像データとをクロスフェードさせながら表示することを特徴とする画像再生装置。 - 被写体を撮像して所定の周期ごとに連続して画像データを生成する撮像手段と、
請求項1乃至10の何れか一項に記載の画像再生装置とを備えることを特徴とする撮像装置。
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