JP6388833B2 - コンデンサマイクロホンとコンデンサマイクロホンの製造方法 - Google Patents

コンデンサマイクロホンとコンデンサマイクロホンの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンデンサマイクロホンとコンデンサマイクロホンの製造方法に関する。
コンデンサマイクロホンのうち、例えば、会議等に用いられる単一指向性コンデンサマイクロホンとして、形状を小さくするために、マイクロホンユニット(以下「ユニット」という。)の後部に音声信号出力回路基板(PCB:Printed Circuit Board)が取り付けられたものがある。マイクロホンの外筐は、3つの部品を備える。この3つの部品は、ユニットの前方(音源に向けられる方向)をカバーするキャップと、ユニットとPCBとを収容する円筒状のマイクロホンケースと、PCBの後部(音源に向けられる方向と逆方向)を囲む後部ケース、である。後部ケースには、マイクロホンが出力する音声信号を引き出すマイクケーブルが通される。グースネック型のマイクロホンの場合には、後部ケースにフレキシブルパイプが接続される。
マイクロホンの外筐は静電シールドを形成するために、前述の3つの部品は金属部品で作製されて結合される。この結合部の電気的な接続が不確実の場合、結合部に強い電磁波が加わると高周波電流が生じてマイクロホンの内部に入り込む。その結果、ユニットが高周波電流を検波し、これを雑音として出力してしまう。特に、マイクロホンケースと後部ケースの電気的な接続や、PCBと後部ケースの電気的な接続が不確実の場合、大きな雑音が出力されてしまう。
ここで、マイクロホンケースと後部ケースは、マイクロホンケースの外側から複数(例えば、3本)のネジでネジ止めされて結合される。しかし、マイクロホンケースの内径部分に接する後部ケースの接触部分は、ネジによって締め付けられて変形したマイクロホンケース部分に限られる。このため、後部ケースの接触部分は、ネジの数が多いほど電気的な接続は確実になるが外観は劣ってしまう。
一方、PCBと後部ケースは、PCBに取り付けられた板状の金属製のバネ等を接触させる方法が用いられてきた。これは、マイクロホンケースの外径が12mm程度の小型のマイクロホンであることから、後部ケースに機械加工を施してPCBに機械的に固定する構造をとりにくいためである。
図12は、従来のコンデンサマイクロホンの分解斜視図である。コンデンサマイクロホンは、キャップ2とマイクロホンケース3とユニット10とPCB200と後部ケース300とを有してなる。
図13は、図12に示したコンデンサマイクロホンの分解側面断面図である。
マイクロホンケース3は、金属製の中空円筒状である。マイクロホンケース3の一端(前方側)には、マイクロホンケース3の開口を覆うようにキャップ2が被せられて固定されている。マイクロホンケース3の後部の表面には、ネジ40が挿入されるネジ孔3hが形成されている。
ユニット10は、開口を有する金属製のユニットケースと、コンデンサを構成する振動板と固定極と、振動板と固定極との間で生じる静電容量の変化を電気信号に変換して出力する円板状の回路基板と、を有してなる。ユニットケースは、コンデンサと回路基板とを収容する。ユニットケースの底面(開口の対向面)には、音源からの音波が通る音波導入孔が形成されている。回路基板は、ユニットケースの開口を覆うように配置されて、ユニットケースの後端縁のカーリング加工(かしめ)により、ユニットケースに固定される。
PCB200は、板状で、ユニット10との接続側に切欠部222が形成されている。
後部ケース300は、金属製で、大径部331と中径部332と小径部333とフランジ334とを有してなる。大径部331には、PCB200の後部が挿入される切欠溝331aと、ネジ孔3hに連通するネジ孔331hが形成されている。
図14は、図12に示したコンデンサマイクロホンの側面断面図である。マイクロホンケース3の後端が後部ケース300のフランジ334に当接して、マイクロホンケース3と後部ケース300とが結合している。PCB200の後部が後部ケース300の切欠溝331aに挿入されて、ユニット10とPCB200とがマイクロホンケース3に収容されている。
板バネ400は、金属製で、PCB200と後部ケース300とを電気的に接続する。板バネ400は、例えば、板バネ400の一端が後部ケース300に取り付けられ、板バネ400の他端がPCB200の後部が切欠溝331aに挿入されるときにPCB200と切欠溝331aとの間に挿入されて、PCB200と後部ケース300に固定される。
図15は、図12に示したコンデンサマイクロホンの平面断面図である。マイクロホンケース3は、ネジ40を介して後部ケース300と電気的に接続している。
なお、電気的な接続を確実にする方法として金属製の板バネを用いることは、これまでにも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4417801号明細書
しかし、マイクロホンケース3と後部ケース300の電気的な接続がネジ40によるネジ止のみの不確実な状態では、板バネ400も高周波的にインピーダンスを持つため、PCB200と後部ケース300の接地への接続も不確実となる。したがって、PCB200と後部ケース300とが機械的に結合されて、PCB200と後部ケース300との電気的な接続を確実に実現できることが望ましい。
本発明は、以上のような従来技術の問題点を解消するためになされたもので、マイクロホンケースと後部ケースの電気的な接続、特に、音声信号出力回路基板と後部ケースの電気的な接続を確実に実現することができるコンデンサマイクロホンとコンデンサマイクロホンの製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、マイクロホンユニットと、マイクロホンユニットと接続する音声信号出力回路基板と、音声信号出力回路基板が挿入される切欠溝が設けられた後部ケースと、を有してなり、後部ケースの表面には、装着部材が装着される装着溝が形成され、音声信号出力回路基板には、装着部材が装着される嵌合溝が形成されている、ことを特徴とする。
本発明によれば、音声信号出力回路基板と後部ケースとの電気的な接続を確実に実現することができる。
本発明にかかるコンデンサマイクロホンの分解斜視図である。 上記コンデンサマイクロホンの分解平面断面図である。 上記コンデンサマイクロホンを構成する音声信号出力回路基板の後部と後部ケースの分解斜視図である。 上記音声信号出力回路基板の後部と上記後部ケースの分解平面断面図である。 上記音声信号出力回路基板の後部とC型リングが装着された上記後部ケースの分解平面断面図である。 上記音声信号出力回路基板の後部と上記後部ケースの平面断面図である。 上記コンデンサマイクロホンの平面断面図である。 上記コンデンサマイクロホンを構成するマイクロホンケースの後部と上記音声信号出力回路基板の後部と上記後部ケースの平面断面図である。 上記コンデンサマイクロホンの側面断面図である。 上記コンデンサマイクロホンの実施の形態を示す外観図である。 上記コンデンサマイクロホンの部品分解図である。 従来のコンデンサマイクロホンの分解斜視図である。 図12に示した従来のコンデンサマイクロホンの分解側面断面図である。 図12に示した従来のコンデンサマイクロホンの側面断面図である。 図12に示した従来のコンデンサマイクロホンの平面断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明にかかるコンデンサマイクロホンとコンデンサマイクロホンの製造方法の実施の形態について説明する。
●コンデンサマイクロホンの要部
図1は、本発明にかかるコンデンサマイクロホンの分解斜視図であって、コンデンサマイクロホンの要部を構成するキャップ2とマイクロホンケース3とマイクロホンユニット(以下「ユニット」という。)10と音声信号出力回路基板(以下「PCB」という。)20と後部ケース30とを示す。
図2は、コンデンサマイクロホンの分解平面断面図である。
なお、図1,2は、キャップ2がマイクロホンケース3に取り付けられていて、ユニット10がPCB20に取り付けられた状態を示している。また、同図は、後部ケース30の後段のマイクロホンケーブルやコネクタの図示が省略されている。
また、以下の説明において、集音時にコンデンサマイクロホンが向けられる音源の方向をコンデンサマイクロホンの前方とする。
キャップ2は、金属製の薄板ドーナツ円板状である。キャップ2の平面視略中央には、音源からの音波が通る音波導入孔が形成されている。
マイクロホンケース3は、金属製の中空円筒状である。マイクロホンケース3の表面の後部(キャップ2が取り付けられる側と反対側で、後部ケース30が取り付けられる側)には、環状の凹部3cが形成されている。凹部3cは、マイクロホンケース3内の空間の容積を減じさせる。その結果、マイクロホンケース3内の空間の音響容量のインピーダンスが高くなり、この空間の共振周波数が高くなるため、共振周波数以下の周波数帯域における指向周波数応答の劣化が抑制される。マイクロホンケース3の後端側には、金属製のネジ40のネジ孔3hが形成されている。
ユニット10は、開口を有する金属製の有底円筒状のユニットケースと、ユニットケース内に配置されるコンデンサを構成する振動板と固定極と、振動板と固定極との間で生じる静電容量の変化を電気信号に変換して出力する円板状の回路基板と、を有してなる。ユニットケースの底面(集音時に音源側に向けられる側で開口の対向面)には、音源からの音波が通る音波導入孔が設けられている。回路基板は、ユニットケースの開口を覆うように配置されて、ユニットケースの後端縁のカーリング加工(かしめ)により、ユニットケースに固定される。
PCB20は、板状で、後端側(後部ケース30側)に嵌合溝21が形成され、他端側(ユニット10側)に切欠部22が形成されている。
嵌合溝21は、PCB20の面に沿う方向の対向する2辺の外縁のそれぞれに形成されている。嵌合溝21は、PCB20の後端側が後部ケース30に挿入された状態で、後述する後部ケース30に形成された装着溝31bに連通する。
切欠部22は、マイクロホンケース3の側面に形成された音波導入孔(不図示)からマイクロホンケース3内に入る音波のマイクロホンケース3内の通路となり、この音波導入孔の音響インピーダンスを低下させる。その結果、PCB20が配置されたマイクロホンケース3内の空間の音響質量と、マイクロホンケース3の側面に形成された開口と、の間の共振に伴う指向周波数応答の劣化が抑制される。
PCB20は、ユニット10を構成する回路基板と電気的に接続し、ユニット10の回路基板が出力する電気信号(音声信号)を、不図示のコネクタに出力する。コネクタは、例えば、EIAJ RC−5236「音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ」に規定される接地用の1番ピンと、信号のホット(HOT)側の2番ピンとコールド(COLD)側の3番ピンを有する出力コネクタである。PCB20とコネクタとは、不図示のマイクケーブルを介して電気的に接続する。マイクケーブルは、例えば、ホット側とコールド側の2種類の信号線とシールド被覆線とを有する2芯シールド被覆線である。
ユニット10とPCB20とは、ユニット10の音波導入孔がキャップ2の音波導入孔と連通するようにマイクロホンユニット3の内部に配置される。
後部ケース30は、金属製で、大径部31と中径部32と小径部33とが設けられている。中径部32は、大径部31と小径部33の間に設けられている。大径部31と中径部32と小径部33のそれぞれは中空の略円筒状であって、それぞれの中空は連通している。後部ケース30の外周の大径部31と中径部32の境界部分には、大径部31より大径のフランジ34が環状に設けられている。
図3は、PCB20の後部と後部ケース30の分解斜視図である。大径部31には、切欠溝31aと、装着溝31bと、ネジ孔31hと、が形成されている。
切欠溝31aは、PCB20の後端が挿入される溝であって、大径部31側から小径部33側に向けて、後部ケース30の長手方向に形成されている。
装着溝31bは、弾性材料からなる装着部材としてのC型リング50が装着される溝であって、大径部31の外周に環状に形成されている。装着溝31bは、切欠溝31aと連通している。装着溝31bの径をC型リング50の径より小さく設定することで、C型リング50が装着溝31bに装着されたときのC型リング50と装着溝31b(つまり、後部ケース30)との接続は確実になる。
ネジ孔31hは、後部ケース30の大径部31部分がマイクロホンケース3に収容された状態において、マイクロホンケース3のネジ孔3hと連通する。
●コンデンサマイクロホンの製造方法
以下、キャップ2が取り付けられたマイクロホンケース3と、ユニット10と電気的に接続しているPCB20と、後部ケース30と、の組立方法(製造方法)について説明する。
図4は、PCB20の後部と後部ケース30の分解平面断面図である。PCB20の嵌合溝21それぞれに隣接する位置には、接地ランド23が設けられている。
先ず、C型リング50が、装着溝31bに装着される。
図5は、PCB20の後部とC型リング50が装着された後部ケース30の分解平面断面図である。装着溝31bに装着されたC型リング50の表面の一部は、大径部31の外周面の外側に露出した状態になる。
次いで、PCB20が、嵌合溝21が形成されている後部側から、C型リング50が装着された後部ケース30の切欠溝31aに挿入されて、C型リング50が嵌合溝21に装着(嵌合)される。ここで、C型リング50は、切欠溝31aと装着溝31bとの連通箇所に位置する部分が、嵌合溝21に装着される。
図6は、C型リング50が装着された後部ケース30の切欠溝31aに、PCB20の後部が挿入された様態を示す、PCB20の後部と後部ケース30の平面断面図である。PCB20の幅(図中、上下方向の長さ)は、後部ケース30の内径よりも大きく、後部ケース30の外径よりも小さい。PCB20は、嵌合溝21に装着されたC型リング50を介して後部ケース30と電気的に接続するため、PCB20と後部ケース30との電気的な接続が確実に実現される。
次いで、マイクロホンケース3が、C型リング50が嵌合溝21に装着されているPCB20と、PCB20の後部が挿入された状態の後部ケース30の前方部分(大径部31側の部分)と、を収容する。PCB20と後部ケース30の前方部分を収容したマイクロホンケース3のネジ孔3hは、後部ケース30のネジ孔31hと連通している。係止部材としてのネジ40をネジ孔3hから挿入して、マイクロホンケース3と後部ケース30とをネジ止めして固定する。
図7は、コンデンサマイクロホンの平面断面図である。
図8は、マイクロホンケース3の後部とPCB20の後部と後部ケース30の平面断面図である
図9は、コンデンサマイクロホンの側面断面図である。
図7,8は、マイクロホンケース3がC型リング50を介してマイクロホンケース3の内周面のほぼ全周にわたりPCB20と電気的に接続していることや、マイクロホンケース3がネジ40を介して後部ケース30と電気的に接続していることを示している。
また、図7−9は、マイクロホンケース3の後端が、後部ケース30のフランジ34に当接することで、マイクロホンケース3と後部ケース30のそれぞれのネジ孔(3h、31h)が連通する位置に位置決めされることを示している。
なお、以上説明した製造方法においては、PCB20の後部が切欠溝31aに挿入される工程の前に、C型リング50が装着溝31bに装着される工程が実施されるものであった。しかし、本発明におけるコンデンサマイクロホンの製造方法においては、PCB20の後部が切欠溝31aに挿入される工程の前に、C型リング50が装着溝31bに装着される工程が実施されるものであってもよい。
●コンデンサマイクロホンの全体
図10は、本発明にかかるコンデンサマイクロホンの実施の形態を示す外観図であり、図11は、図10に示したコンデンサマイクロホンの部品分解図である。
コンデンサマイクロホン1は、例えばグースネック型で、キャップ2と、マイクロホンケース3と、後部ケース30と、グースネックパイプ4Aと、パイプ5と、ジョイント6と、グースネックパイプ4Bと、コネクタケース7と、を有してなる。
なお、以下の説明においては、グースネック型のマイクロホンを例にして説明するが、本発明にかかるコンデンサマイクロホンが適用可能なのは、グースネック型に限らず、例えば、ラベリアマイクロホンやワイヤレスマイクロホンなど、マイクロホンユニットの小型化が要求されるマイクロホンに適用可能である。
マイクロホンケース3には、先に説明したとおり、ユニット10と、PCB20と、が収容されている。集音時に音源側に向けられるマイクロホンケース3の一端側(紙面下側)にはキャップ2が被せられ、マイクロホンケース3の他端側(紙面上側)には後部ケース30を介してグースネックパイプ4Aが結合される。グースネックパイプ4Aは、金属製の直管からなるパイプ5の一端側に結合される。パイプ5の他端側には、ジョイント6を介してグースネックパイプ4Bの一端側が結合される。グースネックパイプ4Bの他端側には、コネクタ8を内蔵するコネクタケース7が結合される。
コネクタ8は、例えば、EIAJ RC−5236「音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ」に規定される接地用の1番ピンと、信号のホット側の2番ピンとコールド側の3番ピンを有する出力コネクタである。
PCB20は、平衡伝送回路を内蔵している。PCB20とコネクタ8とは、マイクケーブル9を介して電気的に接続する。マイクケーブル9は、グースネックパイプ4A,4Bとパイプ5内に挿通される、ホット(HOT)側とコールド(COLD)側の2種類の信号線とシールド被覆線とを有する2芯シールド被覆線である。
マイクケーブル9のシールド被覆線は、例えば、PCB20の接地ランド23を介してPCB20のグランド(接地回路)に接続される。PCB20のグランドはコネクタ8の1番ピンに接続され、この1番ピンは不図示のシールド筐体にも接続される。また、コネクタ8とマイクケーブル9とは、マイクケーブル9のホット側の信号線がコネクタ8の2番ピンに接続され、マイクケーブル9のコールド側の信号線がコネクタ8の3番ピンに接続され、シールド被覆線はコネクタ8の1番ピンに接続される。
ユニット10は、インピーダンス変換器を構成する電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)を内蔵している。FETは、ゲート電極とドレイン電極とソース電極とを備える。マイクケーブル9の2種類の信号線は、PCB20を介して、ソース電極と接続する。FETから出力される音声信号は、不平衡信号である。FETから不平衡信号として出力された音声信号は、PCB20で平衡信号に変換された後にマイクケーブル9に出力される。
●まとめ
以上説明した実施の形態によれば、PCB20は、装着溝31bに装着されたC型リング50を介して後部ケース30と電気的に接続するため、PCB20と後部ケース30との電気的な接続を確実に実現することができる。
また、マイクロホンケース3は、C型リング50を介してPCB20と電気的に接続するため、C型リング50およびPCB20を介してマイクロホンケース3と後部ケース30との電気的な接続を確実に実現することができる。
1 コンデンサマイクロホン
2 キャップ
3 マイクロホンケース
3c 凹部
3h ネジ孔
4 グースネックパイプ
5 パイプ
6 ジョイント
7 コネクタケース
8 コネクタ
9 マイクケーブル
10 マイクロホンユニット(ユニット)
20 音声信号出力回路基板(PCB)
21 嵌合溝
22 切欠部
23 接地ランド
30 後部ケース
31 大径部
31a 切欠溝
31b 装着溝
31h ネジ孔
32 中径部
33 小径部
34 フランジ
40 ネジ(係止部材)
50 C型リング(装着部材)


Claims (11)

  1. マイクロホンユニットと、
    前記マイクロホンユニットと接続する音声信号出力回路基板と、
    前記音声信号出力回路基板が挿入される切欠溝が設けられた後部ケースと、
    を有してなり、
    前記後部ケースの表面には、装着部材が装着される装着溝が形成され、
    前記音声信号出力回路基板には、前記装着部材が装着される嵌合溝が形成されている、
    ことを特徴とするコンデンサマイクロホン。
  2. 前記装着溝は、前記切欠溝と連通する、
    請求項1記載のコンデンサマイクロホン。
  3. 前記音声信号出力回路基板が前記後部ケースに挿入された状態で、前記嵌合溝は、前記装着溝に連通する、
    請求項1または2記載のコンデンサマイクロホン。
  4. 前記後部ケースは、円筒状で、
    前記装着溝は、前記後部ケースの外周面に形成され、
    前記装着部材は、C型リングである、
    請求項1乃至3のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
  5. 前記装着部材は、弾性材料からなる、
    請求項1乃至4のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
  6. 前記マイクロホンユニットと前記音声信号出力回路基板とを収容する筒状のマイクロホンケースを備え、
    前記後部ケースは、前記マイクロホンケースの開放端の一端側に挿入され、
    前記マイクロホンケースと前記後部ケースとは、係止部材で固定される、
    請求項1乃至5のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
  7. 前記回路基板の前記嵌合溝に隣接する位置には、接地ランドが設けられている、
    請求項1乃至6のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
  8. 前記音声信号出力回路基板は、板状で、
    前記嵌合溝は、前記音声信号出力回路基板の面に沿う方向の対向する2辺の外縁のそれぞれに形成されている、
    請求項1乃至7のいずれかに記載のコンデンサマイクロホン。
  9. マイクロホンユニットと、
    前記マイクロホンユニットと接続する音声信号出力回路基板と、
    前記音声信号出力回路基板が挿入される切欠溝が設けられた後部ケースと、
    前記マイクロホンユニットと前記音声信号出力回路基板とを収容するマイクロホンケースと、
    を有してなり、
    前記後部ケースの表面には、装着部材が装着される装着溝が形成されていて、
    前記音声信号出力回路基板の一端側には、前記装着部材が装着される嵌合溝が形成されている、
    コンデンサマイクロホンの製造方法であって、
    前記音声信号出力回路基板が、前記切欠溝に前記一端側から挿入される工程と、
    前記装着部材が、前記嵌合溝に装着される工程と、
    前記マイクロホンケースが、前記装着溝に装着された前記装着部材が前記嵌合溝に装着している前記音声信号出力回路基板を収容する工程と、
    を有してなることを特徴とするコンデンサマイクロホンの製造方法。
  10. 前記音声信号出力回路基板が、前記切欠溝に前記一端側から挿入される工程、の前に、
    前記装着部材が、前記装着溝に装着される工程、
    を有する、
    請求項9記載のコンデンサマイクロホンの製造方法。
  11. 前記音声信号出力回路基板が、前記切欠溝に前記一端側から挿入される工程、の後に、
    前記装着部材が、前記装着溝に装着される工程、
    を有する、
    請求項9記載のコンデンサマイクロホンの製造方法。



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