JP4417801B2 - コンデンサマイクロホン - Google Patents

コンデンサマイクロホン Download PDF

Info

Publication number
JP4417801B2
JP4417801B2 JP2004209981A JP2004209981A JP4417801B2 JP 4417801 B2 JP4417801 B2 JP 4417801B2 JP 2004209981 A JP2004209981 A JP 2004209981A JP 2004209981 A JP2004209981 A JP 2004209981A JP 4417801 B2 JP4417801 B2 JP 4417801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microphone
battery
output connector
cover
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004209981A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006033463A (ja
Inventor
裕 秋野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Audio Technica KK
Original Assignee
Audio Technica KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Audio Technica KK filed Critical Audio Technica KK
Priority to JP2004209981A priority Critical patent/JP4417801B2/ja
Publication of JP2006033463A publication Critical patent/JP2006033463A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4417801B2 publication Critical patent/JP4417801B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)

Description

本発明はコンデンサマイクロホンに関し、さらに詳しく言えば、電池とファントム電源のいずれでも動作する2ウェイ方式のコンデンサマイクロホンにおけるシールド構造に関するものである。
コンデンサマイクロホンはマイクユニットのインピーダンスがきわめて高いことからインピーダンス変換器を内蔵している。通常、そのインピーダンス変換器にはFET(電界効果トランジスタ)が用いられるが、一部の例えばマニア用向けには希に真空管が用いられることもある。
いずれの場合にも、コンデンサマイクロホンの音声信号は平衡シールドケーブルを介して出力されるが、平衡シールドケーブルとの接続には、特許文献1に記載されているようにEIAJ RC−5236「音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ」に規定されている3ピンタイプの出力コネクタが用いられる。
この3ピン出力コネクタにおいて、一般的に1番ピンは接地,2番ピンは信号のホット側,3番ピンは信号のコールド側として使用される。なお、市販されているものとしてはキャノンXLRMタイプのものが上記3ピン出力コネクタに該当する。
通常、コンデンサマイクロホンは上記平衡シールドケーブルを介してファントム電源に接続して使用されるが、特に屋外で使用される機会の多い例えば超指向性のガンタイプのコンデンサマイクロホンには、ファントム電源とは別に単三などの電池で動作するものもある。
このファントム電源と電池のいずれでも動作する2ウェイ方式のコンデンサマイクロホンでは、シールドケース内に電池収納部(バッテリホルダ)を備えていることから、そのシールドケースの一部に軸方向にスライド可能な円筒状の電池カバーが含まれる。
ところで、強い電磁波がマイクロホンや出力ケーブル(上記平衡シールドケーブル)に加えられると、その電磁波が出力ケーブルを伝わって出力コネクタからマイクロホンの内部に入り込み、上記インピーダンス変換器で復調されて可聴周波数の雑音としてマイクロホンから出力されることがある。
シールドが完全であれば電磁波の侵入が防がれるが、出力コネクタでの電気的接続は機械的な接触によるものであるため高周波ではインピーダンスを持ちやすく、その結果出力コネクタからの電磁波の侵入が問題となる。
また、電池を内蔵するコンデンサマイクロホンにおいては、出力コネクタは電池収納部の後端側で支持され、電池収納部には出力コネクタを含めて円筒状の電池カバーが設けられる。しかしながら、電池交換時に電池カバーを軸方向にスライド可能とする必要があるため出力コネクタ側を完全に接地することが困難であり、これが原因で電磁波がマイクロホン内に侵入し雑音が発生してしまうことがある。
特に、近年急速に普及している携帯電話機からはかなり強い電磁波(例えば、数cm〜数10cm程度の範囲内では商用電波により市中で生じている電界強度の数万倍に達する電界強度)が発生されるため、マイクロホンの分野では携帯電話機による電磁波対策が急務とされている。
特開平11−341583号公報
したがって、本発明の課題は、電池とファントム電源のいずれでも動作する2ウェイ方式のコンデンサマイクロホンにおいて、電池収納部に設けられる電池カバーを確実に接地して外来電磁波に起因する雑音発生を防止することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、コンデンサマイクユニットを有するマイク筐体と、一端が上記マイク筐体に支持され他端に出力コネクタを備える電池収納部と、上記電池収納部に対して移動可能に被せられ閉じられた位置において上記マイク筐体と電気的・機械的に接続される導電材からなる円筒状の電池カバーとを含み、上記出力コネクタにマイクケーブル側の接地スリーブを有するプラグが着脱自在に接続されるコンデンサマイクロホンにおいて、上記出力コネクタ側には、同出力コネクタに上記プラグが接続される際、上記接地スリーブに弾性的に接触するとともに、上記接地スリーブにて上記電池カバーの内面に押し付けられる板バネからなる導通片が設けられていることを特徴としている。
本発明において、上記電池収納部の他端側には上記出力コネクタが収納される円筒状のコネクタカバーが設けられており、上記導通片は上記コネクタカバーの軸方向に沿って形成された切欠き部内に片持的に支持されていることが好ましく、この場合において、上記導通片は、その自由端側にほぼU字状に形成された接触子を備えていることがさらに好ましい。
本発明によれば、マイクケーブル側のプラグを出力コネクタに接続するに伴って、プラグの接地スリーブが板バネからなる導通片に接触するとともに、その導通片が電池カバーの内面に押し付けられるため、電池カバーがプラグの接地スリーブを介して確実に接地状態とされる。したがって、電池カバーが接地電位となるためマイクロホン全体として見た場合、マイク筐体を含めてシールドがほぼ完全なものとなり、マイクロホン内への電磁波の侵入が阻止され、電磁波による雑音の発生が大幅に低減される。
次に、図1ないし図4により本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。図1は本発明によるコンデンサマイクロホンの要部である電池収納部の断面図で、図2はその分解図である。また、図3はプラグを外した状態での上記電池収納部の断面図,図4は電池カバーを開けた状態での上記電池収納部の断面図である。
まず、図1および図2を参照して、ここで説明するコンデンサマイクロホンは、細長い円筒状のマイク筐体10内にコンデンサマイクユニットを収納してなる狭指向性のガンマイクロホンであり、図にはその細長い円筒状のマイク筐体10の後端部分のみが示されており、したがってコンデンサマイクユニットも図示が省略されている。
電磁波に対するシールド性を持たせるため、マイク筐体10はアルミニウムや黄銅合金などの導電材よりなる。本発明は、例えばタイピン型マイクロホンのように、コンデンサマイクユニットと、シールドケース内に音声出力回路基板を含む出力モジュール部(パワーモジュール部)とがマイクコードで接続されているコンデンサマイクロホンにも適用可能で、その場合には出力モジュール部のシールドケースがマイク筐体10に相当することになる。
マイク筐体10の後端には、導電材よりなるカプラーリング11を介して電池収納部(バッテリーホルダ)20の一端側(先端側)20aがネジ止めにて固定される。カプラーリング11は、その外周面の後端側に雄ネジ11aを備えている。電池収納部20は例えば単三型電池1本が収納される船底状の電池装着凹部21を備え、全体が合成樹脂で形成されてよい。図示しないが、電池装着凹部21の両端にはプラス側とマイナス側の電極端子が設けられるとともに、それに付随して必要な配線が施される。
電池収納部20の他端側(後端側)20bには、導電材からなる円筒状のコネクタカバー30がネジ止めされ、コネクタカバー30内に出力コネクタ40が収納されネジ止めにより固定される。コネクタカバー30の内面の後端部には係合溝31が形成されている。
出力コネクタ40には、EIAJ RC−5236「音響機器用ラッチロック式丸型コネクタ」に規定されている3ピンタイプの出力コネクタが用いられ、その1番ピン(接地ピン)は図示しない導通ネジを介してコネクタカバー30と電気的に接続される。
電池収納部20には電池カバー50が被せられる。電池カバー50はマイク筐体10とほぼ同径の円筒体よりなり、その内面の一端側(先端側)には上記カプラーリング11の雄ネジ11aと螺合する雌ネジ51が形成されている。
すなわち、電池カバー50はそれ自体を例えば時計方向に回すことによりカプラーリング11に連結され、反時計方向に回して螺合を解くことによりフリーとなって軸方向に移動可能となり電池収納部20を開けることができる。
電池カバー50はマイク筐体10と同じくアルミニウムや黄銅合金などの導電材よりなり、カプラーリング11に螺合した閉位置においてはマイク筐体10と一体となってマイクロホンのシールドケースの一部に含まれる。この例において、電池カバー50は電池収納部20およびコネクタカバー30を覆う長さを備えている。
図3を併せて参照して、出力コネクタ40には平衡シールドケーブル70に設けられているプラグ60が着脱自在に連結される。プラグ60はコネクタカバー30内に差し込まれる部分に接地スリーブ61を備えている。接地スリーブ61は平衡シールドケーブル70内の図示しないシールド被覆線と接続されている。
また、接地スリーブ61の一部分にはノブ62によって出没するロック爪62aが設けられており、ロック爪62aは接地スリーブ61をコネクタカバー30内に差し込んだときにコネクタカバー30の上記係合溝31に係合する。その係合はノブ62を押すことにより解除される。
本発明においては、プラグ60を出力コネクタ40に接続するため、接地スリーブ61をコネクタカバー30内に差し込んだときに、接地スリーブ61と電池カバー50との確実な電気的接続状態が得られるようにするための例えばリン青銅などの板バネ材からなる導通片80を備えている。
図2に示すように、この例ではコネクタカバー30の一部分に軸方向に沿って切欠き部32を形成して、この切欠き部32内に導通片80を片持的に、すなわち一端側をネジなどにより固定し他端側を自由な状態として取り付けている。
また、この例では接地スリーブ61をコネクタカバー30内に差し込んだときにのみ導通片80を介して接地スリーブ61とコネクタカバー30とが電気的に接続し、プラグ60を外した状態では電池カバー50を支障なく回せるようにするため、導通片80の自由端側にほぼU字状(V字状であってもよい)の接触子81を形成するようにしている。
この例においては、図2に示すように接触子81を逆U字状としてプラグ60が接続されていないときには、その逆U字状の頂部側がコネクタカバー30内に突出する待機位置となるようにしているが、これとは反対に接触子81をU字状としてもよい。
このコンデンサマイクロホンを使用する場合、その電源を電池収納部20内の電池に求めるか、もしくは外部電源としてのファントム電源に求めるかのいずれにしても出力コネクタ40にプラグ60が接続される。
本発明によれば、この接続に伴って接触子81が接地スリーブ61に弾性的に接触するとともに、接地スリーブ61にて接触子81が電池カバー50の内面に押し付けられるため、電池カバー50が接地スリーブ61を介して確実に接地されることになり、マイクロホン全体としてのシールドがほぼ完全なものとなる。
したがって、例えば強力な電磁波を発生する例えば携帯電話機が近くで使用されたとしても、その電磁波がマイクロホン内部にまでは入り込まないため、電磁波による雑音はほとんど発生しない。
図1の使用状態において、電池交換のため電池収納部20を開けるには、それに先だって図3に示すように出力コネクタ40からプラグ60を外したうえで、電池カバー50をこの例では反時計方向に回してカプラーリング11との螺合を解いて、図4に示すように電池カバー50を図において右方向に移動させて電池収納部20を開放する。
このように、電池交換の際にはプラグ60が外されるため、電池交換の着脱による雑音が発生されることもない。なお、電池を入れた状態でファントム電源を入れるとファントム電源が優先されるように回路が組まれている。また、電池で動作させる場合、平衡シールドケーブル70はファントム電源を持たないミキサーなどに接続される。
本発明によるコンデンサマイクロホンの電池収納部を示す断面図。 上記電池収納部の分解図。 プラグを外した状態での上記電池収納部の断面図。 電池カバーを開けた状態での上記電池収納部の断面図。
符号の説明
10 マイク筐体
11 カプラーリング
20 電池収納部
30 コネクタカバー
40 出力コネクタ
50 電池カバー
60 プラグ
61 接地スリーブ
70 平衡シールドケーブル
80 導通片
81 接触子

Claims (3)

  1. コンデンサマイクユニットを有するマイク筐体と、一端が上記マイク筐体に支持され他端に出力コネクタを備える電池収納部と、上記電池収納部に対して移動可能に被せられ閉じられた位置において上記マイク筐体と電気的・機械的に接続される導電材からなる円筒状の電池カバーとを含み、上記出力コネクタにマイクケーブル側の接地スリーブを有するプラグが着脱自在に接続されるコンデンサマイクロホンにおいて、
    上記出力コネクタ側には、同出力コネクタに上記プラグが接続される際、上記接地スリーブに弾性的に接触するとともに、上記接地スリーブにて上記電池カバーの内面に押し付けられる板バネからなる導通片が設けられていることを特徴とするコンデンサマイクロホン。
  2. 上記電池収納部の他端側には上記出力コネクタが収納される円筒状のコネクタカバーが設けられており、上記導通片は上記コネクタカバーの軸方向に沿って形成された切欠き部内に片持的に支持されている請求項1に記載のコンデンサマイクロホン。
  3. 上記導通片は、その自由端側にほぼU字状に形成された接触子を備えている請求項2に記載のコンデンサマイクロホン。
JP2004209981A 2004-07-16 2004-07-16 コンデンサマイクロホン Expired - Fee Related JP4417801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004209981A JP4417801B2 (ja) 2004-07-16 2004-07-16 コンデンサマイクロホン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004209981A JP4417801B2 (ja) 2004-07-16 2004-07-16 コンデンサマイクロホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006033463A JP2006033463A (ja) 2006-02-02
JP4417801B2 true JP4417801B2 (ja) 2010-02-17

Family

ID=35899272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004209981A Expired - Fee Related JP4417801B2 (ja) 2004-07-16 2004-07-16 コンデンサマイクロホン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4417801B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9654882B2 (en) 2015-01-15 2017-05-16 Kabushiki Kaisha Audio Technica Condenser microphone and method of manufacturing condenser microphone

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5557279B2 (ja) 2010-05-28 2014-07-23 株式会社オーディオテクニカ コンデンサマイクロホン用電池室
US10312649B2 (en) 2017-03-30 2019-06-04 Pcb Piezotronics, Inc. Phantom powered preamp converter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9654882B2 (en) 2015-01-15 2017-05-16 Kabushiki Kaisha Audio Technica Condenser microphone and method of manufacturing condenser microphone

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006033463A (ja) 2006-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4562032B2 (ja) コンデンサーマイクロホン
JP4157819B2 (ja) マイクロホンの出力コネクタ
JP4683996B2 (ja) コンデンサーマイクロホン
EP1898665B1 (en) Plug, sound input and output,and noise cancellation
US20080090465A1 (en) Plug
US20030062873A1 (en) Fast combinational charger
US8204259B2 (en) Condenser microphone
WO2019061972A1 (zh) 音频组件及移动终端
US7267560B2 (en) Condenser microphone connection plug
JP2012060490A (ja) グースネック型マイクロホン
US8070518B2 (en) Connector for capacitor microphone
US7599505B2 (en) Condenser microphone
JP4417801B2 (ja) コンデンサマイクロホン
KR100772985B1 (ko) 휴대폰 및 휴대용 음향기기의 이어폰 세트
US8085965B2 (en) Condenser microphone
JP6343494B2 (ja) コネクタ
JP4516819B2 (ja) コンデンサマイクロホン
CN216057369U (zh) 音箱
JP2002367717A (ja) 電気的接続装置および電気的接続装置を有する電子機器
JP5119048B2 (ja) コンデンサマイクロホン用電源装置
CN113890909B (zh) 电子设备及其功能组件
JP5186248B2 (ja) コンデンサマイクロホン
JP6484832B2 (ja) マイクロホン、マイクロホン用筐体
CN101742860B (zh) 连接器的固定结构
JP2006074420A (ja) マイクロホンコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091028

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121204

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees