JP6388492B2 - グリル - Google Patents

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本発明は、焼き物調理中に調理物から出る油煙や臭気成分を焼失させることにより、消煙・消臭性能を得られるようにしたグリルに関するものである。
魚等の焼き物調理を行うグリルにおいては、グリル庫の後端上部から後方に延びる排気通路にアフターバーナを設けて、燃焼排気中に含まれる油煙や臭気成分を焼失させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このグリルによって魚等の焼き物調理を行えば、調理物から出る煙や臭いが台所に拡散することが抑えられ、また、煙に含まれる油分が台所の壁面等に付着することが抑えられる。
この種のグリルが備えるアフターバーナは、一般に、多数の炎孔を形成した平面視矩形状のセラミック製燃焼板を有する所謂表面燃焼式バーナで構成されている。セラミック製の燃焼板は、比較的広い面積で安定した火炎を形成することができ、燃焼熱による変形も殆ど生じないため、アフターバーナにおいては好適に用いられている。
特開2008−301979号公報
しかし、アフターバーナにおいて混合ガス(燃料ガスと一次空気の混合気)の分布室を形成するボディ部にセラミック製の燃焼板を取り付ける場合、燃焼板とボディ部との間に隙間が生じないようにすると共にボディ部が燃焼板からの熱の影響を受けないようにするために、燃焼板とボディ部との間に複数の部品を組み付ける必要がある。このため、セラミック製の燃焼板を採用したアフターバーナは、燃焼板自体が高価であるだけでなく、部品点数が多く、組立工数も多いため、コストが高い不都合がある。
そこで、板金製の燃焼板を用いてアフターバーナを構成することが考えられる。燃焼板を加工容易な板金により形成することで、燃焼板自体が安価となり、また、燃焼板をボディ部に組み付ける場合にも、組み付け用の部品を極めて少なくすることができる。従って、板金製の燃焼板を採用すれば、アフターバーナのコストを低減することができる。
ところで、板金製の燃焼板においても、セラミック製の燃焼板と同等に比較的広い面積で表面燃焼させるために、平坦な板面の前後左右方向に多数の炎孔を配設する必要がある。
しかし、板金製の燃焼板は、炎孔が形成される領域の周縁に沿った部分では熱の拡散が得られるものの、炎孔が形成される領域の中央部分では十分な熱の拡散が得られずに局部的な過熱状態となる。このため、燃焼板に変形や腐食(酸化)が生じ、安定的な表面燃焼を得ることができずに消煙・消臭性能が低下する。
上記の点に鑑み、本発明は、コストを低減して、しかも、高い消煙・消臭性能を得ることができるグリルを提供することを目的とする。
本発明は、グリル庫の天井部に配置した上火バーナと、前記グリル庫の後端上部から後方に延びる排気通路と、該排気通路に設けられて燃焼排気中に含まれる油煙や臭気成分を焼失させるアフターバーナとを備えるグリルにおいて、前記アフターバーナは、炎孔が多数形成された板金製の燃焼板を備え、前記燃焼板の前記炎孔が形成されている領域は、該燃焼板の周縁に沿った周縁部炎孔形成領域と、該周縁部炎孔形成領域に包囲された中央部炎孔形成領域とからなり、前記中央部炎孔形成領域は、少なくとも一部に、前記周縁部炎孔形成領域よりも前記炎孔の配設密度が低い低密度炎孔形成領域を有していることを特徴とする。
本発明によれば、アフターバーナの燃焼板が板金製であることにより、従来のようなセラミック製の燃焼板を用いたアフターバーナに比べてコストを低減することができる。
そして、板金製の燃焼板において、前記中央部炎孔形成領域に前記低密度炎孔形成領域を設けたことにより、中央部炎孔形成領域における局部的な過熱状態を防止することができる。
即ち、中央部炎孔形成領域の低密度炎孔形成領域は、周縁部炎孔形成領域よりも炎孔の配設密度が低いことにより、単位面積当たりの燃焼量が小さい。これによって、燃焼板の中央部炎孔形成領域における温度の過剰な上昇が抑えられる。一方、周縁部炎孔形成領域においては、中央部炎孔形成領域に設けた低密度炎孔形成領域よりも炎孔の配設密度が高く、単位面積当たりの燃焼量は大きいが、燃焼板から周辺への熱拡散が得られるため、燃焼板の温度は過剰に上昇することがない。このように、中央部炎孔形成領域の過熱状態が防止されると共に、周縁部炎孔形成領域と中央部炎孔形成領域との温度差を小さくすることができるので、燃焼板が板金製であっても、その変形や腐食(酸化)の発生を防止することができ、安定した燃焼状態が得られるので、燃焼排気中に含まれる油煙や臭気成分を確実に焼失させることができる。
更に、アフターバーナの燃焼板における表面燃焼時には、周縁部炎孔形成領域の炎孔が形成する火炎の影響により、中央部炎孔形成領域の炎孔が形成する火炎への二次空気の供給量が低下するが、本発明においては、低密度炎孔形成領域によって中央部炎孔形成領域の燃焼量が小さいことにより、燃焼量と二次空気の供給量とが適度に対応して安定的な燃焼状態を得ることができる。
以上により、本発明によれば、コストを低減して、しかも、高い消煙・消臭性能を得ることができるグリルを提供することができる。
また、本発明のグリルの一態様として、前記アフターバーナが、その横方向一端部に設けた混合管から混合ガスが供給されるものであるとき、前記アフターバーナの前記燃焼板の前記中央部炎孔形成領域は、前記混合管側に、前記低密度炎孔形成領域よりも前記炎孔の配設密度が高い高密度炎孔形成領域を有し、該高密度炎孔形成領域以外の位置に、前記低密度炎孔形成領域を有していることを特徴とする。
アフターバーナの横方向一端部に混合管が設けられている場合、燃焼板における混合管の近傍に位置する部分は、温度が比較的低い状態の混合ガスに接触することにより、混合管から比較的遠い部分に比べて燃焼板の温度が低い。このため、前記中央部炎孔形成領域の混合管の近傍に低密度炎孔形成領域が配置されている場合には、混合管側の燃焼板の温度上昇が円滑に得られずに燃焼が不安定となるおそれがある。
そこで、本発明においては、燃焼板の中央部炎孔形成領域における火炎が不安定となるおそれがある混合管の近傍に位置する部分を高密度炎孔形成領域として炎孔の配設密度を高くする。これにより、燃焼板における混合管の近傍に位置する部分の温度低下が防止でき、当該部分の燃焼を安定させることができる。
また、本発明のグリルの他の態様として、前記上火バーナが、前記グリル庫の前後方向に延設された燃焼面を前記グリル庫の左右方向に間隔を存して複数備えるものであるとき、前記アフターバーナの前記燃焼板の前記中央部炎孔形成領域は、前記上火バーナの燃焼面に対応する位置に、前記低密度炎孔形成領域を有し、前記上火バーナの互いに隣り合う燃焼面間の間隔に対応する位置に、該低密度炎孔形成領域よりも前記炎孔の配設密度が高い高密度炎孔形成領域を有していることを特徴とする。
グリル庫の上火バーナが、グリル庫の前後方向に延設された燃焼面を複数備え、これらの燃焼面がグリル庫の左右方向に間隔を存して配設されている場合、焼き物調理中に発生した油煙や臭気成分は、その一部は上火バーナの燃焼面で焼かれるものの、大部分は燃焼面間の間隔位置に流れた後に排気通路に向かう。このため、グリル庫から排気通路を通ってアフターバーナの加熱を受ける油煙や臭気成分の濃度は、アフターバーナの燃焼板における上火バーナの燃焼面に対応する位置では低く、燃焼面間の間隔に対応する位置では高い。
そこで、アフターバーナの燃焼板の中央部炎孔形成領域においては、上火バーナの燃焼面に対応する位置に低密度炎孔形成領域を設け、燃焼面間の間隔に対応する位置に高密度炎孔形成領域を設ける。こうすることにより、アフターバーナの燃焼板においては、排気通路を通過するときの油煙や臭気成分の濃度に対応した燃焼量を得ることができ、油煙や臭気成分を確実に焼失させることができる。
なお、本発明のグリルの上記他の態様の場合、燃焼板の中央部炎孔形成領域に設けた前記高密度炎孔形成領域においては、前記周縁部炎孔形成領域よりも前記炎孔の配設密度を低くすることで、中央部炎孔形成領域の局部的な過熱状態も抑えることができて有利である。
本発明の実施形態のグリルの構成を示す説明図。 排気通路に取り付けたアフターバーナを示す説明図。 図2の燃焼板の要部を示す説明的拡大図。 燃焼板の変形例を示す説明図。 図4の燃焼板の要部を示す説明的拡大図。
本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1に示す本実施形態のグリル1は、図示省略したガスコンロに組み込まれるものであり、グリル庫2と、グリル庫2の前面側の開口を開閉するグリル扉3と、グリル庫2の後端上部から後方に延びる排気ダクト4とを備えている。
グリル庫2内には、魚等の調理物Wを載置する焼網5と、焼網5の下方で調理物Wから出る焼き汁等を受ける汁受け皿6とが収容されている。
グリル庫2の天井部には、上火バーナ7が設けられている。上火バーナ7は、セラミック製のグリル燃焼体8を備えている。グリル燃焼体8は、多数の炎孔が形成された略矩形状の燃焼面9を備え、燃焼面9が下向きとなる姿勢に取り付けられている。グリル庫2の横方向両側部の下部(焼網5よりも低い部分)には、横方向内方に向けて火炎を形成する下火バーナ10が配置されている。焼網5上に載置した調理物Wは、上火バーナ7と下火バーナ10とで上下から加熱され、これによって焼き物調理が行われる。
排気ダクト4は、図示しないコンロ天板の後部の排気口に向けて斜め上方に立ち上がる排気通路を形成している。排気ダクト4には、アフターバーナ11が設けられている。
グリル庫2内で焼き物調理が行われると、上火バーナ7及び下火バーナ10の燃焼排気が、調理物Wから生じた油煙や臭気成分を含んで排気ダクト4に向かう。アフターバーナ11は、排気ダクト4を通過する燃焼排気を加熱し、燃焼排気に含まれる油煙や臭気成分を焼失させる。
図2は、グリル1におけるアフターバーナ11の配設部分を、上部を切除して平面視した状態で示している。図2に示すように、アフターバーナ11は、板金製の燃焼板12を備え、燃焼板12には、その平坦な板面の前後左右方向に並ぶ多数の炎孔13が形成されている。燃焼板12は、排気ダクト4の下壁面14に取り付けられ、各炎孔13により上向きに火炎を形成する。炎孔13は、図中においては一部にのみ符号を付して他は省略しているが、全ての炎孔が同一径の円孔状に形成されている。
アフターバーナ11の横方向一端部側(図2においては右側)には混合管15が設けられている。混合管15においては、燃料ガスと一次空気とを混合した混合ガスが生成される。混合ガスは混合管15を介してアフターバーナ11に供給され、燃焼板12の各炎孔13から噴出して燃焼板12上に火炎を形成する。なお、アフターバーナ11の燃焼板12に臨む位置には、点火プラグ16及び熱電対17が設けられている。
ここで、本発明の要旨であるアフターバーナ11の燃焼板12について詳しく説明する。
アフターバーナ11の燃焼板12は板金製(例えばステンレス製)であることにより、セラミック製の燃焼体を採用した場合に比べて、安価であり、その加工も容易であるため、コストを低く抑えることができる。
また、燃焼板12において、炎孔13が形成されている領域は、図2に示すように、燃焼板12の周縁に沿った周縁部炎孔形成領域18と、周縁部炎孔形成領域18に包囲された中央部炎孔形成領域19とからなる。即ち、図3において便宜的に示すように、周縁部炎孔形成領域18は、第1仮想線Aと第2仮想線Bとの間の領域であり、中央部炎孔形成領域19は、第2仮想線Bの内側の領域である。
そして、図2に示すように、中央部炎孔形成領域19は、周縁部炎孔形成領域18よりも炎孔13の配設密度が低い領域である低密度炎孔形成領域19aと、低密度炎孔形成領域19aよりも炎孔13の配設密度が高い領域である高密度炎孔形成領域19bとで構成されている。高密度炎孔形成領域19bは、中央部炎孔形成領域19における混合管15側の一部に設けられており、低密度炎孔形成領域19aは、中央部炎孔形成領域19における高密度炎孔形成領域19b以外の部分(混合管15から比較的遠い部分)に設けられている。即ち、図3において便宜的に示すように、低密度炎孔形成領域19aは、第3仮想線Cによって包囲された内側の領域であり、高密度炎孔形成領域19bは、第4仮想線Dによって包囲された内側の領域である。
燃焼板12の炎孔13は、前後左右方向に多数配列させることで比較的広い面積で表面燃焼させ、これによって、排気ダクト4を通過する燃焼排気に含まれる油煙や臭気成分の確実な焼失を図っている。しかし、燃焼板12自体が燃焼時の熱を直接的に受けると、燃焼板12が板金製であることにより、燃焼板12の温度分布が不均一となる。具体的には、周囲に熱が拡散し易い周縁部炎孔形成領域18に比べて、中央部炎孔形成領域19の熱ハケが悪く過熱状態となる。そして、燃焼板12の中央部炎孔形成領域19が過熱状態となると、周縁部炎孔形成領域18と中央部炎孔形成領域19との極度な温度差に伴う熱膨張によって燃焼板12に変形が生じる。また、中央部炎孔形成領域19の温度が極度に高くなると燃焼板12が酸化する等の腐食が生じる。
そこで、本実施形態においては、図2に示すように、中央部炎孔形成領域19に低密度炎孔形成領域19aを設けている。中央部炎孔形成領域19の低密度炎孔形成領域19aは周縁部炎孔形成領域18よりも炎孔13の配設密度が低いことにより、単位面積当たりの燃焼量が周縁部炎孔形成領域18よりも小さくなる。これにより、燃焼板12の中央部炎孔形成領域19の過熱状態が抑制される。
一方、燃焼板12が板金製であることにより、周縁部炎孔形成領域18は周囲に熱が拡散し易い。このため、特に点火初期においては、周縁部炎孔形成領域18の十分な温度上昇が得られずに火炎形成が不安定になる。これを防止するため、本実施形態においては、周縁部炎孔形成領域18の炎孔13の配設密度を高くし、単位面積当たりの燃焼量が比較的大きくなるようにしている。これにより、燃焼板12の温度を高く維持することができ、周縁部炎孔形成領域18における火炎を安定的に得ることができる。
また、本実施形態におけるアフターバーナ11のように、横方向一端部に混合管15が設けられている場合には、燃焼板12における混合管15側の部分では、温度が比較的低い状態の混合ガスに接触するために、燃焼板12の温度低下が生じて火炎形成が不安定になるおそれがある。
そこで、本実施形態においては、中央部炎孔形成領域19における混合管15側に高密度炎孔形成領域19bを設けている。中央部炎孔形成領域19の高密度炎孔形成領域19bは低密度炎孔形成領域19aよりも炎孔13の配設密度が高い(本実施形態では周縁部炎孔形成領域18と同等の炎孔13の配設密度が採用されている)ことにより、単位面積当たりの燃焼量が低密度炎孔形成領域19aよりも大きい。これにより、混合管15側の燃焼板12の温度低下を防止することができ、混合管15側の火炎を安定的に得ることができる。
以上のように、アフターバーナ11の燃焼板12は、燃焼板12自体の熱の影響を考慮して、好適な炎孔13の配設密度が設定されているので、燃焼板12が安価な板金製であっても安定した燃焼状態を得ることができ、消煙・消臭性能を低下させることなくグリル1のコストを低減することができる。
なお、混合管15の位置や形状により燃焼板12の部分的な温度低下が然程生じない場合には、中央部炎孔形成領域19の全域を低密度炎孔形成領域19aとしてもよい。
次に、本実施形態のアフターバーナ11における燃焼板12の変形例を図4及び図5を参照して説明する。図4に示す燃焼板20は、上火バーナの燃焼面21(仮想線で示す)の形状に対応させたものである。上火バーナの燃焼面21とアフターバーナ11の燃焼板20以外の構成は図2に示すものと同一である。
図4に示すように、上火バーナの燃焼面21は、グリル庫2の前後方向に延設され、グリル庫2の左右方向に間隔を存して2つ設けられている。上火バーナの燃焼面21がこのように配置されている場合には、グリル庫2内における油煙や臭気成分の濃度が上火バーナの2つの燃焼面21の位置に応じたものとなる。
即ち、上火バーナの各燃焼面21に触れた油煙や臭気成分の一部は各燃焼面21によって焼失するが、大部分の油煙や臭気成分は、上火バーナの各燃焼面21の燃焼による圧力に押されて、燃焼面21の間に形成されている間隔22に向かって流れる。このため、グリル庫2から排気ダクト4へ流れ込んだ燃焼排気に含まれる油煙や臭気成分の濃度は、上火バーナの各燃焼面21に対応する位置よりも、両燃焼面21間の間隔22に対応する位置において高くなる。
そこで、アフターバーナ11の燃焼板20の中央部炎孔形成領域19においては、各燃焼面21に対応する位置が、周縁部炎孔形成領域18よりも炎孔13の配設密度が低い領域である低密度炎孔形成領域19cとされ、両燃焼面21間の間隔22に対応する位置が、低密度炎孔形成領域19cよりも炎孔の配設密度が高い高密度炎孔形成領域19dとされている。具体的には、図5において便宜的に示すように、低密度炎孔形成領域19cは、第5仮想線Eによって包囲された内側の領域と第6仮想線Fによって包囲された内側の領域との2つであり、高密度炎孔形成領域19dは、低密度炎孔形成領域19cの間に位置する第7仮想線Gによって包囲された内側の領域である。
こうすることにより、油煙や臭気成分の濃度が高い燃焼排気を、燃焼板20において単位面積当たりの燃焼量が大きい高密度炎孔形成領域19dの燃焼熱によって確実に焼失させることができる。また、油煙や臭気成分の濃度が低い燃焼排気は、燃焼板20において単位面積当たりの燃焼量が小さい低密度炎孔形成領域19cの燃焼熱によって焼失させると共に、低密度炎孔形成領域19cによって中央部炎孔形成領域19の過熱状態を軽減することができる。
また、図4及び図5に示すように、高密度炎孔形成領域19dの炎孔13の配設密度は、低密度炎孔形成領域19cよりも高いが、周縁部炎孔形成領域18よりも低い。これによれば、高密度炎孔形成領域19dにおいて、焼失させるために必要となる燃焼量を十分に確保しながら、過熱状態となることを可及的に抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について図1〜図5を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態は、ガスコンロに組み込むグリルに本発明を適用したものであるが、ガスコンロに組み込まずに独立して設けられるグリルにも同様に本発明を適用できる。
1…グリル、2…グリル庫、4…排気ダクト(排気通路)、7…上火バーナ、11…アフターバーナ、12,20…燃焼板、13…炎孔、15…混合管、18…周縁部炎孔形成領域、19…中央部炎孔形成領域、19a,19c…低密度炎孔形成領域、19b,19d…高密度炎孔形成領域。

Claims (4)

  1. グリル庫の天井部に配置した上火バーナと、前記グリル庫の後端上部から後方に延びる排気通路と、該排気通路に設けられて燃焼排気中に含まれる油煙や臭気成分を焼失させるアフターバーナとを備えるグリルにおいて、
    前記アフターバーナは、炎孔が多数形成された板金製の燃焼板を備え、
    前記燃焼板の前記炎孔が形成されている領域は、該燃焼板の周縁に沿った周縁部炎孔形成領域と、該周縁部炎孔形成領域に包囲された中央部炎孔形成領域とからなり、
    前記中央部炎孔形成領域は、少なくとも一部に、前記周縁部炎孔形成領域よりも前記炎孔の配設密度が低い低密度炎孔形成領域を有していることを特徴とするグリル。
  2. 請求項1記載のグリルにおいて、
    前記アフターバーナは、その横方向一端部に設けた混合管から混合ガスが供給され、
    前記アフターバーナの前記燃焼板の前記中央部炎孔形成領域は、前記混合管側に、前記低密度炎孔形成領域よりも前記炎孔の配設密度が高い高密度炎孔形成領域を有し、該高密度炎孔形成領域以外の位置に、前記低密度炎孔形成領域を有していることを特徴とするグリル。
  3. 請求項1記載のグリルにおいて、
    前記上火バーナは、前記グリル庫の前後方向に延設された燃焼面を前記グリル庫の左右方向に間隔を存して複数備え、
    前記アフターバーナの前記燃焼板の前記中央部炎孔形成領域は、前記上火バーナの燃焼面に対応する位置に、前記低密度炎孔形成領域を有し、前記上火バーナの互いに隣り合う燃焼面間の間隔に対応する位置に、該低密度炎孔形成領域よりも前記炎孔の配設密度が高い高密度炎孔形成領域を有していることを特徴とするグリル。
  4. 請求項3記載のグリルにおいて、
    前記中央部炎孔形成領域における前記高密度炎孔形成領域は、前記周縁部炎孔形成領域よりも前記炎孔の配設密度が低いことを特徴とするグリル。
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