JP3215439U

JP3215439U - 放熱カバー付ガスバーナー

Info

Publication number: JP3215439U
Application number: JP2017005950U
Authority: JP
Inventors: 旭村本
Original assignee: 旭村本
Priority date: 2017-12-26
Filing date: 2017-12-26
Publication date: 2018-03-22
Anticipated expiration: 2027-12-26

Abstract

【課題】バーナートップの歪みと亀裂を防止し耐久性を提供し、炎の揺らぎと、バーナーカバーからの焼き斑を無くし、安定した燃焼をさせる放熱カバー付ガスバーナーを提供する。【解決手段】ガスバーナーａと放熱カバーｂの間に、燃焼室１７を構成する遮熱板ｃが、燃焼室の底面になり、ガスバーナートップ２への反射熱を押さえ、歪みと亀裂を無くす。炎孔３ｄ、３ｅから噴出したガスは、カバー縦壁１３と遮熱板側壁２４の間隙を上昇して燃焼室１７で燃焼され開孔部１５から排出される。カバー縦壁１３と遮熱板側壁２４の間隙により、安定して燃焼する。遮熱板ｃの一方には、遮熱板脚２１と遮熱板側壁２４の間に、火移り用開口部２３ｆ、２３ｆ”が、他方には、火移り用開口部２３ｇ、２３ｇ”が、それぞれ遮熱板脚に平行に連通し、それらの開口部を介して炎孔への火移りが良い。【選択図】図１

Description

本考案は、ガス焼物器における放熱カバー付ガスバーナーに関する物である。

従来のガス焼物器の放熱カバー付ガスバーナーｘは、図６と図７に示す様に、混合管１０１より空気とガスを取り入れ炎孔１０３ｄと炎孔１０３ｅから噴出される。複数本使用すると上昇気流により炎と炎が引き合い、炎の揺らぎ焼き斑があった。
放熱カバー付ガスバーナーｘの炎孔１０３ｄと炎孔１０３ｅから噴出した炎は放熱カバーｙに覆われた燃焼室１１７で燃焼し、カバー斜壁１１２に設置された排気用の開孔部１１５より排出していた。その時、ガスバーナートップ１０２は、反射熱で高温に成り、歪みと、亀裂が生じていた。又、ガスバーナーｘを、単独で点火すると炎孔１０３ｄと炎孔１０３ｅの炎が引き合い、又、風とか換気扇の引き具合で炎が揺らぎ焼き斑が生じていた、対流とか、換気の状態でも、変化が多かった。

サンウェーブ工業サンプロクックカタログ昭和５９年

従来の放熱カバー付きガスバーナーは、図６と図７に示す様に、ガスバーナーｘを複数本以上使用すると、ガスバーナーｘとガスバーナーｘの間には上昇気流により炎と炎が中心に引かれ合い揺らぎがあった。

ガスバーナーｘから噴出した炎は放熱カバーｙのカバー斜壁１１２とカバー縦壁１１３に覆われた燃焼室１１７で燃焼され、カバー斜壁１１２に形成された排気用の開孔部１１５より排出していた。

その時、ガスバーナートップ１１２は、放熱カバーｙの反射熱で高温に成りすぎて、歪みと、亀裂が生じていた。その為、ガスバーナーｘの耐久性も悪く、焼き斑も生じていた。前述の欠点を解決しようとする物である。

本考案は、ガスバーナーａにカバー受け金具４をカバー受け金具バンド７で取り付ける。カバー受け金具４には、カバー外れ防止部５とカバー受け部６が形成され、またカバー受け金具４の上方には、燃焼室１７を構成する燃焼壁８を形成する。上記ガスバーナーａには、遮熱板ｃの、遮熱板脚２１と遮熱板側壁２４の間には、火移り用開口部２３ｆと火移り用開口部２３ｆ”が、遮熱板脚２１に平行に連通し、火移り用開口部２３ｇと火移り用開口部２３ｇ”も、遮熱板脚２１に平行に連通して、それらの開口部を介して炎孔３ｄと炎孔３ｅへの火移りが良い。遮熱板脚２１には遮熱板位置決め端面２２が形成されている。遮熱板ｃの遮熱板脚２１をカバー受け金具４の凹部に、上部より設置する。
その遮熱板ｃの上部には、放熱カバーｂをカバー受け部６に上部より設置する。

上述の様に、本考案は、ガスバーナーａと放熱カバーｂの間に燃焼室１７を構成する遮熱板ｃを設ける事により遮熱板ｃが、燃焼室１７の底面になり、ガスバーナートップ２への反射熱を押さえ歪みとか、亀裂を無くす事が出来る。また、炎孔３ｄと炎孔３ｅから噴出したガスは、カバー縦壁１３と遮熱板側壁２４の間隙を上昇して燃焼室１７で燃焼され開孔部１５から排出される。カバー縦壁１３と遮熱板側壁２４は温度が上がれば噴出されたガスも上昇され、より安定して燃焼が行われる、横風にも揺らぎが無い。遮熱板ｃの、遮熱板脚２１と遮熱板側壁２４の間には、火移り用開口部２３ｆと火移り用開口部２３ｆ”が、遮熱板脚２１に平行に連通し、火移り用開口部２３ｇと火移り用開口部２３ｇ”も、遮熱板脚２１に平行に連通して、それらの開口部を介して炎孔３ｄと炎孔３ｅへの火移りが良い。単独から複数本ガスバーナーａを並べての使用にも、安定して燃焼する。その為、カバー縦壁１３は高温に成り、カバートップ１１、カバー斜壁１２に油、タレなどが落下しても、カバー縦壁１３で瞬時に跳ね返す。カバー縦壁１３とカバー縦壁１３が高温であれば、カバートップ１１は、高温でなくても、カバー上部の温度は平均され、焼き斑が無くなる。

本考案の放熱カバー付きガスバーナー設置状態を示す概略斜視図である。本考案に係る、放熱カバー付きガスバーナーを示す側面図である。図２のＡ−Ａ”断面図である。図３の概略Ｂ−Ｂ”断面図である。図３の要部斜視図概略拡大図で放熱カバー付きガスバーナーを示す図である。従来の、放熱カバー付きガスバーナー設置状態を示す概略斜視図である。従来の、放熱カバー付きガスバーナーを示す概略拡大断面図である

以下、本考案を実施するための形態について説明する。
上述の様に、本考案は、ガスバーナーａと放熱カバーｂの間に燃焼室１７を構成する。遮熱板ｃ、燃焼室１７の底面を構成し、ガスバーナートップ２への反射熱を押さえ、歪み、亀裂を無くす事が出来る。また炎孔３ｄと炎孔３ｅから噴出したガスは、カバー縦壁１３と遮熱板側壁２４の間隙を上昇して燃焼室１７で燃焼され開孔部１５から排出される。カバー縦壁１３と遮熱板側壁２４は温度が上がれば上昇されより安定して燃焼が行われる、横風にも揺らぎが無い。遮熱板ｃと放熱カバーｂは、バーナーａに対して脱着が簡単である。遮熱板ｃの遮熱板脚２１と遮熱板側壁２４の間には、火移り用開口部２３ｆと火移り用開口部２３ｆ”が、遮熱板脚２１に平行に連通し、火移り用開口部２３ｇと火移り用開口部２３ｇ”も、遮熱板脚２１に平行に連通して、それらの開口部を介して炎孔３ｄと炎孔３ｅへの火移りが良い。単独から複数本ガスバーナーａを並べての使用にも、安定して燃焼する。本考案は以上のような構造である。

以下、ガスバーナーａと放熱カバーｂは、従来品で有る。遮熱板ｃはステンレス板、厚み１ｍｍ位の物を加工する。遮熱板ｃには、遮熱板脚２１と遮熱板側壁２４の間には、火移り用開口部２３ｆと火移り用開口部２３ｆ”が、遮熱板脚２１に平行に連通し、火移り用開口部２３ｇと火移り用開口部２３ｇ”も、遮熱板脚２１に平行に連通して、それらの開口部を介して炎孔３ｄと炎孔３ｅへの火移りが良い。又、安定して燃焼が行われる、横風にも揺らぎが無い。
遮熱板脚２１には遮熱板位置決め端面２２が形成されているので、カバー外れ防止５とカバー外れ防止５の間に上部より設置する。その上部に放熱カバーｂを、カバー受け部６に設置する。ガスバーナートップ２への反射熱を押さえ歪みと、亀裂を無くす事が出来、耐久性が長くなり、安定した燃焼が出来る。

多器種の業務用焼物器に、魚焼き器、蒲焼き器、串焼き器、ステーキ用、産業用菓子食品等の焼物器に、使用可能である。

ａガスバーナー
１混合管
２バーナートップ
３ｄ炎孔
３ｅ炎孔
４カバー受け金具
５カバー外れ防止部
６カバー受け部
７カバー受け金具バンド
８燃焼壁
ｂ放熱カバー
１１カバートップ
１２カバー斜壁
１３カバー縦壁
１４開孔上
１５開孔部
１６開孔下
１７燃焼室
Ｃ遮熱板
２１遮熱板脚
２２遮熱板位置決め端面
２３ｆ火移り用開口部
２３ｆ”火移り用開口部
２３ｇ火移り用開口部
２３ｇ”火移り用開口部
２４遮熱板側壁
２５遮熱板下部補強
Ｘガスバーナー
１０１混合管
１０２バーナートップ
１０３ｄ炎孔
１０３ｅ炎孔
１０４カバー受け金具
１０５カバー外れ防止部
１０６カバー受け部
１０７カバー受け金具バンド
１０８燃焼壁
Ｙ放熱カバー
１１１カバートップ
１１２カバー斜壁
１１３カバー縦壁
１１４開孔上
１１５開孔部
１１６開孔下
１１７燃焼室

Claims

ガスバーナーａとその上部を、覆う放熱カバーｂの間に、両端に遮熱板脚２１を形成し両側には遮熱板側壁２４を形成した遮熱板ｃを設けた放熱カバー付ガスバーナー。
前記ガスバーナーａとその上部を、覆う放熱カバーｂの間には、遮熱板ｃの遮熱板脚２１には遮熱板位置決め端面２２が形成されている。遮熱板脚２１と遮熱板側壁２４の間に、火移り用開口部２３ｆと火移り用開口部２３ｆ”が、遮熱板脚２１に平行に連通し、火移り用開口部２３ｇと火移り用開口部２３ｇ”も、遮熱板脚２１に平行に、形成した遮熱板ｃを設けた請求項１記載の放熱カバー付ガスバーナー。