JP6388143B1 - 半割切断装置及び半割切断方法 - Google Patents

半割切断装置及び半割切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】切断対象物を短時間で効率良く半割に切断する半割切断装置を提供する。【解決手段】本発明の半割切断装置10は、軸を横向きにした切断対象物12を支持する受け台40と、前記受け台40をベース62上に取り付ける送り台60と、前記送り台60を前記切断対象物12の軸と平行に進退移動させる移動手段80と、前記切断対象物12の軸と平行に切断する切断手段20と、を備えたことを特徴としている。【選択図】図1

Description

本発明は大口径の配管、バルブなどの切断対象物を半割に切断する半割切断装置及び半割切断方法に関する。
プラント工場の解体作業において、配管、フランジ付配管、バルブなどは内部の汚染具合に応じて、再利用、保管、廃棄などの分別を行うことがある。
例えば放射能で汚染された配管内部を調べる場合、配管を半割(軸と平行に2分割して端面が半円状)して内周面に沿ってガイガー計数器等の計測器をあてて汚染を測定・監視している。そして汚染レベルの高い廃棄物は専用容器に入れて安定した地層の格納庫に保管される処理が行われる。一方、汚染レベルの低い廃棄物は、除染処理してから溶融後に素材として再利用、あるいは廃棄される。
従来、このような半割切断作業は、溶断又はグラインダー切断、あるいはセーバーソー、バンドソーなどの切断機器を用いて行っていた。
溶断又はグラインダーを用いた切断は放射性物質を帯びた粉塵が空気中に飛散して作業環境が悪化するなどで、その対策に労力と時間がかかるという問題があった。
一方、切断器機として特許文献1には、小口径の金属製配管をその長手方向に沿って半割切断する切断装置が開示されている。
特許第4858022号公報
しかしながら、特許文献1に開示の切断装置は、配管の一端部を入口ガイド装置に挿通させて、配管の他端部の内部空間に支持棒を挿入させることにより配管を支持している。そしてこの状態で支持棒をバンドソーに向けて移動させて切断する構成であり、小口径の配管を切断対象物とし、大口径の配管、曲げ管、フランジ付配管、バルブなどには適用することができない。
そこで上記従来技術の問題点に鑑み本発明は、切断対象物を短時間で効率良く半割切断する半割切断装置及び半割切断方法を提供することを目的としている。
また、大口径の配管、フランジ付の配管又はバルブであっても半割切断することができる半割切断装置及び半割切断方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための第1の手段として、本発明は、切断対象物が配管又は曲げ管の場合に断面軸心を横向きにして同一平面上となるように配置して前記断面軸心と平行な切断面よりも下側の前記配管又は曲げ管の外周に沿って支持する1つ以上の半円凹部を、主面を垂直に配置した上端部に備えた複数のプレートからなる配管又は曲げ管用の受け台と、
前記切断対象物がフランジ付配管又はバルブの場合にフランジ面あるいは前記バルブの接続面が一方の主面に接触する第1プレートと、前記第1プレートを主面から立設させた第2プレートと、前記第1プレートの他方の主面から立設させた第3プレートからなるフランジ付配管又はバルブ用の受け台と、
ベース上面側に前記プレートの主面を垂直に配置して前記プレートの両側面及び下面が嵌るU字溝、又は前記第1プレートを固定する固定治具を進退方向と直交するように所定間隔で複数設け、前記配管又は曲げ管の開口面が進退方向と直交する方向又は進退方向に沿うように前記配管又は曲げ管用の受け台を前記U字溝に取り付け、前記フランジ付配管又はバルブの開口面が進退方向と直交する方向又は進退方向に沿うように前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台を前記固定治具に取り付けた送り台と、
前記配管又は曲げ管用の受け台に取り付けて前記プレートの上端部に、又は前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台に取り付けて前記第1プレートの主面に前記切断対象物を挟持して固定可能な固定手段と、
前記送り台を前記切断対象物の前記断面軸心と平行に進退移動させる移動手段と、
前記切断対象物の前記断面軸心と平行に切断する切断手段と、
を備えたことを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第1の手段によれば、軸を横向き(水平)に配置した切断対象物を軸と平行に配置した切断手段に供給して切断することにより、切断時間を大幅に短縮できる。
また切断対象物は直管のほかにも曲管、フランジ付の配管又はバルブなどであっても容易に切断することができる。
上記課題を解決するための第2の手段として、本発明は、上記第1の手段において、前記切断対象物を前記受け台に着脱可能な固定手段を設けたことを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第2の手段によれば、移動又は切断中の切断対象物が受け台上で位置ズレすることがない。
上記課題を解決するための第3の手段として、本発明は、上記第1又は第2の手段において、前記送り台は、前記受け台を着脱可能な取付部を進退方向に沿って複数並べて配置したことを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第3の手段によれば、受け台を送り台の上方から挿入して切断対象物の寸法に合わせて所望の間隔で位置決め及び固定することができる。
上記課題を解決するための第4の手段として、本発明は、上記第1ないし第3のいずれか1の手段において、前記切断対象物が柱体の場合において、
前記受け台は、前記切断対象物の軸と平行な切断面よりも下側を外形に沿って支持する凹部を1つ以上備えたプレートであることを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第4の手段によれば、軸を横向きに配置した柱体の切断対象物を切断面よりも下方で接することにより鋸刃と受け台の干渉を防ぎ、軸を水平に配置した切断対象物の半割切断作業に支障がないように支持することができる。また切断対象物を送り台上に安定して取り付け又は取り外すことができる。
上記課題を解決するための第5の手段として、本発明は、上記第4の手段において、前記受け台は、前記凹部の両上端に前記凹部から対向する前記切断対象物に向けて突出して接触する振動防止部を設けたことを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第5の手段によれば、切断対象物を凹部にはめ込む簡易動作により切断対象物と受け台との接触が強固になり、移動又は切断中における切断対象物の振動を確実に防止できる。
上記課題を解決するための第6の手段として、本発明は、上記第1ないし第3のいずれか1の手段において、前記切断対象物が配管の場合において、
前記受け台は、前記切断対象物の軸と平行な切断面よりも下側を外周に沿って支持する半円凹部を1つ以上備えたプレートであることを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第6の手段によれば、軸を横向きに配置した切断対象物を切断面よりも下方で接することにより鋸刃と受け台の干渉を防ぎ、軸を水平に配置した切断対象物の半割切断作業に支障がないように支持することができる。また切断対象物を送り台上に安定して取り付け又は取り外すことができる。
上記課題を解決するための第7の手段として、本発明は、上記第2又は第2に従属する第3ないし第6のいずれか1の手段において、前記固定手段は、前記プレートの主面に取り付けた基部と、前記基部と回転自在に接続するアームを有し、アーム先端が前記切断対象物の開口内部へ回転移動して前記切断対象物の内周面に接触して固定可能なことを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第7の手段によれば、軸を横向きに配置した切断対象物の半割切断作業に干渉しないように受け台に固定することができる。また固定手段を回転移動させる簡易動作により切断対象物を受け台に確実に固定することができる。
上記課題を解決するための第8の手段として、本発明は、上記第3又は第3に従属する第4ないし第7のいずれか1に記載の手段において、前記取付部は、前記ベース上で上面の開口から前記受け台を垂直に挿入して固定するU字溝であり、
前記U字溝は、溝を進退方向と直交する方向に形成したことを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第8の手段によれば、受け台を送り台の上方から挿入して切断対象物の寸法に合わせて所望の間隔で位置決め及び固定することができる。
上記課題を解決するための第9の手段として、本発明は、上記第1ないし第8のいずれか1において、前記送り台には、
切断後の前記切断対象物の側方から突出する押え板により支持する半割切断押え部を設けたことを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第9の手段によれば、切断後の上側の切断対象物が受け台から落下することを防止でき、作業者の安全性を確保することができる。
上記課題を解決するための第10の手段として、第1ないし第3のいずれか1の手段において、本発明は、前記切断対象物がフランジ付配管又はバルブの場合において、
前記受け台は、フランジ面あるいはバルブの接続面が一方の主面に接触し、前記主面に前記フランジ面あるいはバルブの接続面の締結孔と対向するとともに前記主面を貫通する第1スリットと、前記切断手段の鋸刃と対向するとともに前記主面を貫通する第2スリットを有する第1プレートと、
前記第1プレートを主面から立設させた第2プレートと、
前記第1プレートの他方の主面から立設させた第3プレートと、
であることを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第10の手段によれば、軸を横向きにして切断するフランジ付配管又はバルブの取り付け及び取り外し、半割切断作業を効率良く行うことができる。
上記課題を解決するための第11の手段として、本発明は、第1ないし第10のいずれか1の手段において、前記移動手段は、架台と、前記架台の上面にピニオンと、前記ピニオンを駆動する駆動モータを備え、
前記送り台は、前記ベースの下面に進退移動する方向に沿ってラックを備え、前記架台上で前記駆動モータの駆動により、前記ピニオンと前記ラックの噛み合い構造で進退移動可能なことを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第11の手段によれば、切断対象物を切断手段に確実に自動供給して効率良く切断することができる。
上記課題を解決するための第12の手段として、本発明は、第11の手段において、
前記移動手段は前記架台の上面に振動防止レールを備え、
前記送り台は、前記ベースの下面に前記振動防止レールに嵌め合うスライダを設けて前記振動防止レールの長手方向に摺動可能としたことを特徴とする半割切断装置を提供することある。
上記第12の手段によれば、送り台の進退移動中(切断作業中)の横揺れを防止して鋸刃の負荷を低減することができ、かつ効率的に切断することができる。
上記課題を解決するための第13の手段として、本発明は、第11又は第12の手段において、前記架台は、前記切断手段を間に挟む進退方向に第1及び第2架台を配置し、
前記第1及び第2架台上で進退方向に移動する複数の前記送り台を設けたことを特徴とする半割切断装置を提供することにある。
上記第13の手段によれば、切断作業中に別の切断対象物の取り付け又は取り外しなどの段取りを行い、切断作業後に次の切断対象物を即座に供給することができ、半割切断の作業時間をロスすることなく、稼働効率を高めることができる。
上記課題を解決するための第14の手段として、本発明は、切断対象物が配管又は曲げ管の場合に断面軸心を横向きにして同一平面上となるように配置して前記断面軸心と平行な切断面よりも下側の前記配管又は曲げ管の外周に沿って支持する1つ以上の半円凹部を、主面を垂直に配置した上端部に備えたプレートを複数有する前記配管又は曲げ管用の受け台と、
前記切断対象物がフランジ付配管又はバルブの場合にフランジ面あるいは前記バルブの接続面が一方の主面に接触する第1プレートと、前記第1プレートを主面から立設させた第2プレートと、前記第1プレートの他方の主面から立設させた第3プレートからなる前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台を、ベース上面側に前記プレートの主面を垂直に配置して前記プレートの両側面及び下面が嵌るU字溝、又は前記第1プレートを固定する固定治具を進退方向と直交するように所定間隔で複数設けた送り台に、前記配管又は曲げ管の開口面が進退方向と直交する方向又は進退方向に沿うように前記配管又は曲げ管用の受け台を前記U字溝に取り付け、前記フランジ付配管又はバルブの開口面が進退方向と直交する方向又は進退方向に沿うように前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台を前記固定治具に取り付ける工程と、
前記配管又は曲げ管用の受け台に取り付けて前記プレートの上端部に、又は前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台に取り付けて前記第1プレートの主面に前記切断対象物を挟持して固定する工程と、
前記受け台を取り付けた送り台を前記切断対象物の断面軸心と平行に移動する工程と、
鋸刃を横向きにした切断手段で前記切断対象物を切断する工程と、
を有することを特徴とする半割切断方法を提供することにある。
上記第14の手段によれば、軸を横向き(水平)に配置した1つ以上の切断対象物を軸と平行に配置した切断手段に供給して切断することにより、切断時間を大幅に短縮できる。
また切断対象物は直管のほかにも曲管、フランジ付の配管又はバルブなどであっても容易に切断することができる。
本発明によれば、鋸刃を横向きに配置した切断手段に送りながら切断することができる。従って短時間で効率良く半割切断することができ稼働効率が良い。
また切断対象物が大口径の配管、曲げ管、フランジ付配管又はバルブなどの形状であっても、対応する受け台を用いることによりフレキシブルに半割切断することができる。
本発明の半割切断装置の平面図である。 本発明の半割切断装置の正面図である。 本発明の半割切断装置の右側面図である。 直管用の受け台及び送り台の説明図である。 半円凹部及び振動防止部の説明図である。 配管用の固定治具の説明図である。 曲げ管用の受け台及び送り台の説明図である 直管及び曲げ管用の受け台及び送り台の説明図である フランジ付配管又はバルブ用の受け台及び送り台の説明図である。 フランジ付配管又はバルブ用の受け台の説明図である。 バルブを取り付けたフランジ付配管又はバルブ用の受け台の説明図である。 移動手段の説明図である。 半割切断押え部の説明図である。 変形例の半割切断装置の説明図である。
本発明の半割切断装置及び半割切断方法の実施形態を添付の図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
本発明の切断対象物12は、金属製の配管(柱体の直管又は曲げ管(軸が同一平面上にあるもの))、フランジ付配管、バルブなどである。
また本発明の半割切断とは、切断対象物の軸を通る直線上に切断手段の鋸刃を配置して軸と平行に切断(2分割)して2つの切断物を生成することをいう。
切断後は、内面の検査が容易となる。
[半割切断装置10]
図1は本発明の半割切断装置の平面図であり、例として直管が3本並んで切断される様子を示したものである。図2は本発明の半割切断装置の正面図である。図3は本発明の半割切断装置の右側面図であり、切断手段が移動して切断時の位置にセットされた状態が2点鎖線で示されている。
図示のように本発明の半割切断装置10は、切断対象物12を軸と平行に切断可能な切断手段20と、切断対象物12の軸を横向きに支持する受け台40(図2は不図示)と、切断対象物12を受け台40に固定可能な固定手段50(図2は不図示)と、受け台40をベースに取付可能とする送り台60と、送り台60を切断手段20へ進退移動させる移動手段80(図1は不図示)を主な基本構成としている。
[切断手段20]
切断手段20は、軸を横向き(長手方向が水平となるように)に配置した切断対象物12を軸と平行に切断する手段であり、本発明では一例としてバンドソーを用いている。
バンドソーは無端状の鋸刃22(図3参照)を駆動ホイールと従動ホイールに巻き渡しフレーム24(図1,2参照)に取り付けている。フレーム24には鋸刃22を上下方向に移動させる昇降手段26(図3参照)を取り付けている。昇降手段26は切断手段20のメンテナンス、架台上を移動する切断対象物(切断中を除く)との接触を回避する際に用いている。本実施形態のバンドソーはホイールの軸がほぼ水平となるように配置して周回する一方側の鋸刃22で切断可能とし、他方側の鋸刃22を切断対象物よりも上方に配置して切断後の切断対象物12と接触しない構成を採用している。
また切断時の鋸刃22は横向きに配置し、切断対象物の軸に沿って切断可能に構成している。なお切断時の鋸刃22は水平のほか、図3に示すように傾斜(斜め上方から下方へ鋸刃22が周回する)させても良い。この場合、切粉が鋸刃22から滑り落ち排出し易くなる。
[受け台40]
図4は直管用の受け台及び送り台の説明図である。図5は半円凹部及び振動防止部の説明図である。受け台40は、主面を垂直に配置して上端部に切断対象物となる直管14の軸と平行な切断面よりも下側を外周に沿って支持する半円凹部42を備えたプレートである。受け台40は、軸を横向きにした直管14の底面を所定の間隔で支持している。
切断手段20の鋸刃22は切断対象物12の軸に沿って、換言すると直径を通り、これが半割の切断面となる。受け台40は切断手段20の鋸刃22と接触しないこの切断面よりも下方を支持している。このため、切断対象物12の軸よりも下方(一例として数十ミリ)であって、切断対象物12の直径と並行な弦の両端を結ぶ弧状に半円凹部42を形成している。このとき半円凹部42は、切断対象物12の半径よりも大きい半径(一例として数ミリ)で切削加工している。これにより切断対象物12の底面側(下側)を嵌め合わせることができる。
このような構成の半円凹部42を備えた受け台40は、軸を横向きに配置した切断対象物12を切断面よりも下方で接することにより、軸を水平に配置した切断対象物12の半割切断作業に支障がないように支持することができる。また切断対象物12を送り台60上に容易に取り付け又は取り外すことができる。半割した上側の切断対象物12は、下側の切断対象物12の上に載った状態であり切断後に分離して取り出すことができる。
なお受け台40で支持する切断対象物は角柱、換言すると断面が多角形であっても切断可能であり、この場合は多角形の外形に沿って凹部を形成すると良い。一例として四角柱を切断対象物とし、切断面(鋸刃位置)が水平の場合、凹部の形状は直角二等辺三角形状となる。また1つあるいは複数の同一あるいは異なる形状の切断対象物を支持するように凹部を受け台40に形成しても良い。
[振動防止部44]
切断対象物12を半円凹部42に嵌め合わせると、クリアランス(半円凹部42は切断対象物12の半径プラス数ミリの半径で形成)の設計上、進退移動又は切断中にガタツキが生じるおそれがある。そこで振動防止部44を設けている。この振動防止部44は受け台40の半円凹部42に設けている。振動防止部44は、半円凹部42の上両端で、半円凹部42から切断対象物12に向かって突出させている。切断対象物12を半円凹部42に取り付けたとき、振動防止部44の先端と切断対象物12の軸の間の距離は、切断対象物12の半径と一致するように設定している。このような振動防止部44は、受け台40の半円凹部42を切削加工するときに一体的に形成、あるいは半円凹部42を形成した後に肉盛溶接して形成、あるいは弾性部材を接着するなどして形成することができる。
このような構成の振動防止部44は、受け台40の半円凹部42に切断対象物12を嵌めこむ簡易動作により、切断対象物12を挟むように密着する部位ができ、進退移動又は切断中の振動を確実に防止できる。
[固定手段50]
図6は配管用の固定治具の説明図であり、受け台40の主面と直交する方向から見た部分拡大図である。固定手段50は切断対象物12を受け台40に固定する金物治具である。
配管用(直管又は曲げ管でフランジなし)の固定手段50は、基部52とアーム54を備えている。
基部52は受け台40の半円凹部42近傍の主面から突出するように取り付けている。基部52の先端はアーム54とピン結合している。また基部52は締結孔を備え、蝶ボルト53を用いて後述するアーム54の締結孔55に挿入して回転移動を阻止することができる。
アーム54は、基部52とピン結合した一端を回転の支点として、他端が受け台40の主面から切断対象物12の開口内部へ回転移動して接触させている。アーム54の他端には締結ボルト56を設けている。締結ボルト56は蝶ボルト53で固定したアーム54の先端から下方の切断対象物12の内周面に向けて締結ボルト56を締め込むことによりボルト先端が切断対象物12に接触し、切断対象物12を受け台40との間で把持して固定することができる。
このような配管用の固定手段50は、切断対象物12の開口面近傍を支持する受け台40に取り付けている。また配管用の固定手段50は、切断対象物12を固定しているとき、切断対象物12の切断面よりも下側となる位置に、換言すると切断面とアーム54が交差しない位置に取り付けることができる。以上により、固定手段50を回転移動させる簡易動作により切断対象物12を受け台40に確実に固定することができる。
[送り台60]
送り台60は受け台40を取り付けるベース62を有している。送り台60は、ベース62上面側に、主面を垂直にした受け台40が嵌り合う取付部となるU字溝63を設けている。U字溝63は、送り台60の進退方向と直交するように所定間隔で複数設けている。U字溝63の形状は、主面を垂直に配置したときの両側面及び下面が嵌るU字状となるように対向する送り台60の両側面及び底面に形成している。このような構成のU字溝63は、受け台40を送り台60の上方から挿入したとき切断対象物の寸法に合わせて所望の間隔で位置決め及び固定することができる。U字溝63のいずれか一方の側面には送り台60の進退方向に沿って貫通する貫通孔と、貫通孔の中心と軸を一致させたナット67と、ナット67に螺合する締結ボルト68を複数備えている。このようなU字溝63の構成により、U字溝63に挿入した受け台40に対して、ナット67に締結ボルト68を締め付けることによってボルトの先端が受け台40に当接して固定することができる。
送り台60のベース62下面には、進退方向に沿ってラック64とスライダ66を取り付けている(後述する図11(2)参照)。
ラック64は、後述する架台82のピニオン84と対向して進退方向に沿って形成している。ラック64はピニオン84と嵌め合い、ピニオン84の回転に倣って送り台60が進退移動する。
スライダ66は、ラック64の両側、換言するとラック64を間に挟んでベース62の底面に一対取り付けている。スライダ66は振動防止レール88と嵌め合い振動防止レール88の長手方向に沿って送り台60が摺動する。
図7は曲げ管用の受け台の説明図である。
曲げ管16を受け台40に取り付ける場合、両端の開口面が互いに交差している。一方の開口を受け台の主面に沿って取り付けると他方の開口面は主面と交差する。このため他方の開口面には、この開口面に沿った主面を有する受け台40を用いている。この受け台40ついても同様に固定手段50を取り付けて、曲げ管16を受け台40に固定可能としている。
図8は直管及び曲げ管用の受け台及び送り台の説明図である。図示のように1つの受け台40に曲げ管16を受ける半円凹部42と、直管14を受ける半円凹部42を設けることで、2種類の切断対象物12を同時に切断することができる。
このように複数の同一あるいは異なる形状の切断対象物を軸が同一平面上となるように支持する凹部を形成した受け台を送り台に固定した場合には、1回の切断工程で複数の切断対象物を切断することができ、作業効率を高めることができる。
図9はフランジ付配管又はバルブ用の受け台及び送り台の説明図であり、(1)は受け台及び送り台の平面図、(2)は(1)の受け台及び送り台(固定治具61は図示省略)のA−A矢視図である。図10はフランジ付配管又はバルブ用の受け台の説明図であり、(1)は正面図、(2)は側面図である。図11はバルブを取り付けたフランジ付配管又はバルブ用の受け台の説明図であり、(1)は平面図、(2)は側面図である。
バルブ18の受け台40Aは、フランジ面あるいはバルブの接続面が一方の主面に接触する第1プレート45と、第1プレート45を主面から立設させた第2プレート46と、第1プレート45の他方の主面から立設させた第3プレート47からなる。
第1プレート45は、主面を垂直にして送り台60に取付可能とし、主面の中心から放射状に形成した第1スリット451(図9,10中では4つ)と、切断手段20の鋸刃22と対向する第2スリット452を設けている。第1及び第2スリット451,452は、いずれも第1プレート45の一方の主面から他方の主面に貫通させている。また第1プレート45には受け台40Aを送り台60上に載置した際に送り台60の取付部となる固定治具61の固定孔と重なる箇所にナット454を設けている。
第2プレート46は、第1プレート45に直交したプレートである。第2プレート46は送り台60の進退方向に沿った長手方向の一端に吊金具48を設け、他端に切り欠き461を設けている。そして第1プレート45は第2プレート46の主面の切り欠き461側から垂直に接続(立設)させている。
第1プレート45の他方の主面(第2プレート46の切り欠き461側)には一対の第3プレート47が垂直に接続(立設)している。第3プレート47の幅長さと、第2プレート上で第1プレート45が接続する箇所から切り欠き461側端部までの長さは同じ長さに設定している。これにより第1プレート45の主面が水平となるように配置したとき、上面側から第2プレート46(吊金具48側)が垂直方向に延出し、下面側は一対の第3プレート47と、第2プレート46の切り欠き461側端部で第1プレート45が支持される(図10(1)参照)。
第2プレート46には吊金具48を取り付けている。また第3プレート47には吊フックと係合する吊り孔471を設けている。吊金具48及び吊り孔471は、チェーンブロックなどのチェーンフックと係合して受け台40を吊り上げてプレートの向きを変える(第1プレート45の主面を水平にする又は第2プレート46の主面を水平にする)ために用いている。
このような受け台40Aはフランジ付配管にも適用することができる。第2プレート46を送り台60に取り付けたときに、軸が横向きとなるように配管のフランジ面を第1プレート45の主面に接触させて、締結ボルト453で第1スリット451に固定することができる。
フランジ付配管又はバルブ18の固定に用いる固定手段(配管の固定に使用した固定手段50に相当する)は、締結ボルト453である。フランジ付配管のフランジ孔又はバルブ18の接続面の孔が第1プレート45の第1スリット451と重なるように位置合わせした後、締結ボルト453を用いて締結し、フランジ付配管又はバルブ18を受け台40Aに固定できる。
このような構成のバルブ18の受け台40Aを用いてバルブ18を送り台60に取り付ける場合、まず第1プレート45の主面が水平となるように受け台40Aを仮置きする。そしてバルブ18の接続面を第1プレート45の主面上に載置する。接続面の締結孔と第1スリット451が一致するように位置調整を行った後、固定手段となる締結ボルト453を用いて受け台40Aにバルブ18を固定する。次いで、第3プレート47の吊り孔471及び第2プレートの吊金具48にチェーンブロックなどのチェーンフックを係止した後、受け台40Aを吊り上げて送り台60のベース62上まで移動する。ベース62上では、受け台40Aの第2プレート46の主面が水平となるように受け台40Aをベース62上に載置する。このとき第1プレート45のナット454と送り台60の固定治具61の締結孔の位置調整を行い、バルブ18の接続面を取り付ける主面側から締結ボルト68をナット454に螺合させて受け台40Aを送り台60に固定する。このような作業により送り台60上に軸を横向きにしたバルブ18を取り付けることができる。
このような構成のフランジ付配管又はバルブ18用の受け台40Aは、軸を横向きにして切断するバルブ18の取り付け及び取り外し、半割切断作業を効率良く行うことができる。
[移動手段80]
図12は移動手段の説明図であり、(1)は正面図、(2)は平面図、(3)は(2)のB−B矢視の拡大図である。図示のように移動手段80は、進退移動する送り台60を載せる架台82と、架台82上面に設けたピニオン84と、ピニオン84の駆動モータ86と、振動防止レール88を主な基本構成としている。
架台82は前部架台821及び後部架台822からなり、切断手段20の鋸刃22よりも下方に架台82の中心付近を配置している。
架台82の上面中心にはピニオン84を設けている。ピニオン84は架台側面に設けた駆動モータ86と接続している。ピニオン84には前述の送り台60のラック64が嵌合する。
振動防止レール88は架台82の上面の長手方向に沿って設けている。振動防止レール88は、間にピニオン84を挟むように一対設けている。振動防止レール88には前述の送り台60のスライダ66が嵌合して摺動する。このような構成の振動防止レール88は、送り台60の進退移動中(切断作業中)の横揺れを防止して鋸刃22の負荷を低減して損傷や摩耗を抑えることができ、かつ効率的に切断することができる。
このような構成の移動手段80は、切断対象物12を切断手段20に確実に自動供給して効率良く切断することができる。
[半割切断押え部90]
切断後の切断対象物12は、半割した下側の切断対象物については受け台40に固定された状態である。一方、半割した上側の切断対象物は半割した下側の切断対象物の上に載った状態で何ら固定されていない。そこで、本発明では半割切断押え部90を送り台60に取り付けた複数の受け台40の間に取り付けて、切断後の半割した上側の切断対象物を側方から支持している。
図13は半割切断押え部の説明図であり、(1)は切断前の正面図及び正面図のC−C断面図、(2)は切断中の正面図及び正面図のD−D断面図、(3)は切断後の正面図及び正面図のE−E断面図である。より詳細な半割切断押え部90の構成は、押え板92と、ベアリング94と、スロープ96と、押え板受け98を主な基本構成としている。
押え板92は、受け台40の間に挿入可能とし、受け台40とほぼ同一形状のプレートである。押え板92の上端には受け台40の半円凹部42と同様に押え凹部93が形成されているが、半円凹部42よりも深く、換言すると、両上端を結ぶ直線が、押え板92で直管14を支持したときの配管12の軸よりも上方となるように設定している。このような構成の押え凹部93は、送り台60上に取り付けたとき、受け台40で支持された直管14の下方との間に大きな隙間が生じて接することがない。
押え板92は両側面の上部にベアリング94を設けている。ベアリング94はシャフト95を介して両側面から押え板92の主面に沿って突出している。そしてベアリング94の主面は押え板92の主面と直交、換言すると送り台60の進退方向に沿って配置している。また受け台40の両側面には、押え板92を取り付けたときにベアリング94側面外部へ突出する切り欠き49を設けている。この切り欠き49は、受け台40の側面の上端から下方へ所定深さに長さを設定している。ここで切り欠き49の長さは、押え板92を取り付けたときに上端が送り台の側面から突出しない長さに設定している。これにより、切断面と交差することがなく、切断作業の妨げとならない。
スロープ96は、切断手段20の鋸刃22近辺の鋸刃カバー28に取り付けている。スロープ96は、送り台60の切断方向の供給側から排出側に向けて上方に傾く斜面を有し、この斜面は、切断前に送り台60に取り付けた半割切断押え部90のベアリング94の取り付け位置とほぼ同じ高さに設定している。
押え板受け98は、送り台60の側面の切り欠き49の下方に取り付けて、押え板92の両下端の角部を支持するものである。押え板受け98は、ベアリング94がスロープ96の斜面に沿って上方に移動すると共に、送り台60から上方へ突出した半割切断押え部90の両下端の角部が載る受け台となる。
このような構成の半割切断押え部は、半割切断後の切断対象物の側方で押え板92を切断面よりも上に突出させて支持することができる。また押え板92は、切断する前には切断面よりも下方に配置しているため、鋸刃22と干渉することなく切断作業を行える。
これにより切断後の切断対象物の落下を防止して作業者の安全性を確保することができる。
[作用]
上記構成による本発明の半割切断装置の作用について、以下説明する。
直管14、曲げ管16を切断対象物12とする場合、プレート状の受け台40を送り台60にU字溝63に挿入して締結ボルトを用いて固定する。受け台40は、切断対象物12の外周に沿った半円凹部42を有しており、主面が切断対象物12の軸と直交する方向に所定間隔で複数取り付けている。さらに、送り台60に半割切断押え部90を取り付ける。そして受け台40に切断対象物12を固定する。具体的には切断対象物12を受け台40の半円凹部42に嵌め合わせた後、開口面に近接する受け台40の主面に設けた固定手段50のアーム54を回転移動して開口の内部に接触させる。その後、蝶ボルト53及び締結ボルト56を用いてアーム54の両端を固定する。
次に移動手段80により送り台60を切断手段20へ供給する。切断手段20により切断対象物12を半割切断する。切断手段20が通過した半割切断押え部90が受け台40の上面から上方へ突出して切断対象物12の上側部分が固定される。以上により半割切断押え部90により上側の切断対象物12を支持することができ、落下のおそれがなく作業者の安全性を確保できる。
フランジ付配管又はバルブ18を切断対象物12とする場合、受け台40Aの第1プレート45を底面とし第2プレート46が垂直となるようにした状態で、バルブ18のフランジ面を第1プレート45の主面上に載せる。フランジ孔と第1スリット451が一致するように位置調整を行った後、締結ボルト453で固定する。チェーンブロックにより受け台40Aを送り台60上に移動して、受け台40Aの第2プレート46の主面が水平となるように受け台40Aをベース62上に載置する。このとき第1プレート45のナット454と送り台60の固定治具61の締結孔の位置調整を行い、バルブ18の接続面を取り付ける主面側から締結ボルト68を螺合させて受け台40Aを送り台60に固定する。
次に移動手段80により送り台60を切断手段20へ供給する。切断手段20により切断対象物12を半割切断する。切断後の鋸刃22は第2スリット452内で留まるように移動手段80を停止する。
このような半割切断装置及び半割切断方法によれば、軸を横向きに配置した切断対象物を移動しながら切断することができ、短時間で効率良く半割切断して稼働効率を高めることができる。
また大口径の配管の他、フランジ付の配管又はバルブなどの切断対象物であっても容易に切断することができる。
[変形例]
図14は変形例の半割切断装置の説明図である。
変形例の半割切断装置10Aは、移動手段の架台と、送り台の構成が図1に示す半割切断装置10と異なる。その他の構成は同一であるため詳細な説明を省略する。
移動手段の架台は、切断手段20を間に挟んで進退方向の供給側の第1架台831と、排出側の第2架台832を備えている。第1及び第2架台831,832は、いずれも移動手段80の振動防止レール88に連続する振動防止レール88を上面に備えている。
送り台60は、進退方向に沿って複数の送り台を並べた構成を採用し、図14に示す送り台は第1送り台601と第2送り台602を2台配置している。
上記構成による変形例の半割切断装置の作用について以下説明する。
同図(1) 供給側の第1架台831上で第1送り台601に切断対象物12を取り付ける。
同図(2) 第1送り台601を切断手段20へ供給しながら切断対象物12の切断作業を行う。第1送り台601の切断作業中に第2送り台602に別の切断対象物12を固定する。
同図(3) 第1送り台601の切断作業が終了した後、第1送り台601を第2架台832へ排出する。続いて第2送り台602を切断手段20に供給して連続的に切断作業を行う。
同図(4) 第2送り台602の切断作業中に第1送り台601上の切断処理後の切断対象物12を取り外し、新たな切断対象物12を取り付ける。
同図(5) 切断作業が終了した後、第2送り台602を第2架台832まで移動する。
同図(6) 切断手段20を上方へ移動させてから第1及び第2送り台601,602を第2架台832から第1架台831へ後退移動させる。
同図(7) 第1送り台601を切断手段20へ供給しながら切断対象物12の切断作業を行う。第1送り台601の切断作業中に、第2送り台602の切断処理後の切断対象物12を取り外し、新たな切断対象物12を取り付ける。その後は(3)以降の作業を繰り返す。
このような変形例の半割切断装置及び半割切断方法によれば、切断対象物の切断作業中に前後の受け台上で別の切断対象物の取り付け又は取り外し作業を行い、切断作業後に直ちに次の切断対象物を供給することができる。従って作業時間のロスを低減して稼働効率を高めることができる。
10,10A………半割切断装置、12………切断対象物、14………直管、16………曲げ管、18………バルブ、
20………切断手段、22………鋸刃、24………フレーム、26………昇降手段、28………鋸刃カバー、
40,40A………受け台、42………半円凹部、43………締結孔、44………振動防止部、45………第1プレート、451………第1スリット、452………第2スリット、453………締結ボルト、454………ナット、46………第2プレート、461………切り欠き、47………第3プレート、471………吊り孔、48………吊金具、49………切り欠き、
50………固定手段、52………基部、53………蝶ボルト、54………アーム、56………締結ボルト、
60………送り台、601………第1送り台、602………第2送り台、61………固定治具、62………ベース、63………U字溝、64………ラック、66………スライダ、67………ナット、68………締結ボルト、
80………移動手段、82………架台、821………前部架台、822………後部架台、831………第1架台、832………第2架台、84………ピニオン、86………駆動モータ、88………振動防止レール、
90………半割切断押え部、92………押え板、93………押え凹部、94………ベアリング、96………スロープ、98………押え板受け。

Claims (9)

  1. 切断対象物が配管又は曲げ管の場合に断面軸心を横向きにして同一平面上となるように配置して前記断面軸心と平行な切断面よりも下側の前記配管又は曲げ管の外周に沿って支持する1つ以上の半円凹部を、主面を垂直に配置した上端部に備えた複数のプレートからなる配管又は曲げ管用の受け台と、
    前記切断対象物がフランジ付配管又はバルブの場合にフランジ面あるいは前記バルブの接続面が一方の主面に接触する第1プレートと、前記第1プレートを主面から立設させた第2プレートと、前記第1プレートの他方の主面から立設させた第3プレートからなるフランジ付配管又はバルブ用の受け台と、
    ベース上面側に前記プレートの主面を垂直に配置して前記プレートの両側面及び下面が嵌るU字溝、又は前記第1プレートを固定する固定治具を進退方向と直交するように所定間隔で複数設け、前記配管又は曲げ管の開口面が進退方向と直交する方向又は進退方向に沿うように前記配管又は曲げ管用の受け台を前記U字溝に取り付け、前記フランジ付配管又はバルブの開口面が進退方向と直交する方向又は進退方向に沿うように前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台を前記固定治具に取り付けた送り台と、
    前記配管又は曲げ管用の受け台に取り付けて前記プレートの上端部に、又は前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台に取り付けて前記第1プレートの主面に前記切断対象物を挟持して固定可能な固定手段と、
    前記送り台を前記切断対象物の前記断面軸心と平行に進退移動させる移動手段と、
    前記切断対象物の前記断面軸心と平行に切断する切断手段と、
    を備えたことを特徴とする半割切断装置。
  2. 前記配管又は曲げ管用の受け台は、前記半円凹部の両上端に前記半円凹部から対向する前記配管又は曲げ管に向けて突出して接触する振動防止部を設けたことを特徴とする請求項に記載の半割切断装置。
  3. 前記切断対象物が配管又は曲げ管の場合において、
    前記固定手段は、前記プレートの主面に取り付けた基部と、前記基部と回転自在に接続するアームを有し、アーム先端が前記配管又は曲げ管の開口内部へ回転移動して前記切断対象物の内周面に接触して固定可能なことを特徴とする請求項1又は2に記載の半割切断装置。
  4. 前記切断対象物が配管又は曲げ管の場合において、
    前記送り台には、
    切断後の前記配管又は曲げ管の側方から突出する押え板により支持する半割切断押え部を設けたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1に記載の半割切断装置。
  5. 前記切断対象物がフランジ付配管又はバルブの場合において、
    前記第1プレートは、フランジ面あるいはバルブの接続面が一方の主面に接触し、前記主面を貫通する第1スリットと、前記切断手段の鋸刃と対向するとともに前記主面を貫通する第2スリットを有することを特徴とする請求項1に記載の半割切断装置。
  6. 前記移動手段は、架台と、前記架台の上面にピニオンと、前記ピニオンを駆動する駆動モータを備え、
    前記送り台は、前記ベースの下面に進退移動する方向に沿ってラック備え、前記架台上で前記駆動モータの駆動により、前記ピニオンと前記ラックの噛み合い構造で進退移動可能なことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の半割切断装置。
  7. 前記移動手段は前記架台の上面に振動防止レールを備え、
    前記送り台は、前記ベースの下面に前記振動防止レールに嵌め合うスライダを設けて前記振動防止レールの長手方向に摺動可能としたことを特徴とする請求項に記載の半割切断装置。
  8. 前記架台は、前記切断手段を間に挟む進退方向に第1及び第2架台を配置し、
    前記第1及び第2架台上で進退方向に移動する複数の前記送り台を設けたことを特徴とする請求項6又は7に記載の半割切断装置。
  9. 切断対象物が配管又は曲げ管の場合に断面軸心を横向きにして同一平面上となるように配置して前記断面軸心と平行な切断面よりも下側の前記配管又は曲げ管の外周に沿って支持する1つ以上の半円凹部を、主面を垂直に配置した上端部に備えたプレートを複数有する前記配管又は曲げ管用の受け台と、
    前記切断対象物がフランジ付配管又はバルブの場合にフランジ面あるいは前記バルブの接続面が一方の主面に接触する第1プレートと、前記第1プレートを主面から立設させた第2プレートと、前記第1プレートの他方の主面から立設させた第3プレートからなる前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台を、ベース上面側に前記プレートの主面を垂直に配置して前記プレートの両側面及び下面が嵌るU字溝、又は前記第1プレートを固定する固定治具を進退方向と直交するように所定間隔で複数設けた送り台に、前記配管又は曲げ管の開口面が進退方向と直交する方向又は進退方向に沿うように前記配管又は曲げ管用の受け台を前記U字溝に取り付け、前記フランジ付配管又はバルブの開口面が進退方向と直交する方向又は進退方向に沿うように前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台を前記固定治具に取り付ける工程と、
    前記配管又は曲げ管用の受け台に取り付けて前記プレートの上端部に、又は前記フランジ付配管又はバルブ用の受け台に取り付けて前記第1プレートの主面に前記切断対象物を挟持して固定する工程と、
    前記受け台を取り付けた送り台を前記切断対象物の断面軸心と平行に移動する工程と、
    鋸刃を横向きにした切断手段で前記切断対象物を切断する工程と、
    を有することを特徴とする半割切断方法。
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