JP6386420B2 - 通信システム及び帯域割当方法 - Google Patents

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Description

本発明は、通信システム及び帯域割当方法に関する。
FTTH(Fiber To The Home)に代表される光アクセスでは、端局装置(OLT: Optical Line Terminal)と複数の終端装置(ONU: Optical Network Unit)とが接続された受動光通信網(PON: Passive Optical Network)が用いられることによって、通信サービスが低コストで提供されている。
また、受動光通信網では、端局装置と終端装置の間の通信は、時分割多元接続(TDMA: Time Division Multiple Access)によって多重化されている。特に終端装置から端局装置への通信は、MPCP(Multi-Point Control Protocol)と呼ばれる制御プロトコルのReportフレーム及びGateフレームを用いて実現されている(非特許文献1参照)。
終端装置から端局装置への通信に許可される終端装置の帯域量と、終端装置から端局装置へのデータの送信を終端装置が開始する時刻とは、終端装置ごとに端局装置が集中制御している。その集中制御には、送信されるデータに割り当てられる帯域量が固定的である静的帯域割当と、送信されるデータに割り当てられる帯域量が動的である動的帯域割当(DBA:Dynamic Bandwidth Allocation)とがある。
高い帯域利用効率が求められFTTHサービスでは、一般に動的帯域割当が用いられている。特許文献1には、終端装置から端局装置への通信に要求される終端装置の帯域量に基づく動的帯域割当によって高い帯域利用効率を達成する方法が開示されている。
また、LTE(Long Term Evolution)やLTE−advanced(以下、「LTE等」という。)などの移動体無線通信サービス網に受動光通信網を適用することが、検討されている。例えば、非特許文献2に開示されたバックホールでは、集約局装置と基地局装置との間のネットワークに受動光通信網が適用されている。集約局装置と基地局装置との間のネットワークに受動光通信網が適用された場合、受動光通信網が普及しているエリアでは、既設のネットワークを効果的に活用できるので、バックホールを迅速かつ経済的に構築することが可能である。
特許第3768421号公報
"IEEE Std. 802.3-2012", IEEE, 2012 C. S. Ranaweera, P. P. Iannone, K. N. Oikonomou, K. C. Reichmann, and R. K. Sinha, "Design of cost-optimal passive optical networks for small cell backhaul using installed fibers," J. Opt. Commun. Netw., vol. 5, no. 10, Oct. 2013. "5G White Paper"、[online]、NGMN、[平成27年5月13日検索]、インターネット〈URL:https://www.ngmn.org/uploads/media/NGMN_5G_White_Paper_V1_0.pdf〉
多様化するモバイル向けサービスを収容するため、移動体無線通信サービス網に要求される条件は厳しくなっている。特に、装置間のデータ伝送時間(エンド・トゥ・エンド(E2E)の通信時間)を低遅延化することが求められている。
集約局装置と基地局装置との間のネットワークに受動光通信網が適用された場合、データを送信する許可を静的帯域割当によって終端装置に与えることにより、終端装置から端局装置への通信のデータの送信の遅延は低減することができる。一定量のデータを送信する許可を端局装置が終端装置に与えればよいので、データを送信するために要求する帯域量を終端装置は端局装置に通知する必要がないからである。しかしながら、静的帯域割当は、伝送帯域の利用効率が低いという問題がある。
また、非特許文献3に開示された5G移動体無線通信サービス網では、装置間のデータ伝送に許容できる時間は、最小で1msである。非特許文献3では、集約局装置と基地局装置との間のネットワークに受動光通信網が適用された場合、基地局装置によって送信が制御されたデータであって、基地局装置によって各ユーザ端末から集約されたデータは、受動光通信網を介してコア網に転送される。この場合、端局装置は、データを送信するために許可する帯域量を、動的帯域割当によって終端装置に割り当てる。データを送信するために許可する帯域量を動的帯域割当によって終端装置に割り当てる処理には、1ms以上の時間が必要である。したがって、従来の通信システムは、集約局装置と基地局装置との間のネットワークに受動光通信網を適用した場合には、動的帯域割当を用いることができず、伝送帯域の利用効率を向上させることができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、集約局装置と基地局装置との間のネットワークに受動光通信網を適用した際に、動的帯域割当を用いることを可能とし、伝送帯域の利用効率を向上させることが可能である通信システム及び帯域割当方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、ユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムであって、前記収容装置は、前記ユーザ装置から前記収容装置への上り通信のスケジューリング情報を生成し、生成した前記スケジューリング情報を前記ユーザ装置及び前記終端装置に送信し、前記終端装置は、前記受動光通信網を介して前記端局装置に前記スケジューリング情報を送信し、前記端局装置は、前記終端装置から前記端局装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を前記スケジューリング情報に基づいて決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信する通信システムである。
本発明の一態様は、ユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムであって、前記収容装置は、前記ユーザ装置から前記収容装置への上り通信のスケジューリング情報を生成し、生成した前記スケジューリング情報を前記ユーザ装置に送信し、生成した前記スケジューリング情報を集約した情報である集約情報を前記終端装置に送信し、前記終端装置は、前記集約情報を前記端局装置に送信し、前記端局装置は、前記終端装置から前記端局装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を前記集約情報に基づいて決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信する通信システムである。
本発明の一態様は、ユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムであって、前記収容装置は、前記ユーザ装置から前記収容装置への上り通信のスケジューリング情報を生成し、生成した前記スケジューリング情報を前記ユーザ装置及び前記終端装置に送信し、前記終端装置は、前記スケジューリング情報を集約した情報である集約情報を前記端局装置に送信し、前記端局装置は、前記終端装置から前記端局装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を前記集約情報に基づいて決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信する通信システムである。
本発明の一態様は、ユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムにおける帯域割当方法であって、前記収容装置が、前記ユーザ装置から前記収容装置への上り通信のスケジューリング情報を生成し、生成した前記スケジューリング情報を前記ユーザ装置及び前記終端装置に送信するステップと、前記終端装置が、前記受動光通信網を介して前記端局装置に前記スケジューリング情報を送信するステップと、前記端局装置が、前記終端装置から前記端局装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を前記スケジューリング情報に基づいて決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信するステップと、を有する帯域割当方法である。
本発明の一態様は、ユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムにおける帯域割当方法であって、前記収容装置が、前記ユーザ装置から前記収容装置への上り通信のスケジューリング情報を生成し、生成した前記スケジューリング情報を前記ユーザ装置に送信し、生成した前記スケジューリング情報を集約した情報である集約情報を前記終端装置に送信するステップと、前記終端装置が、前記集約情報を前記端局装置に送信するステップと、前記端局装置が、前記終端装置から前記端局装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を前記集約情報に基づいて決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信するステップと、を有する帯域割当方法である。
本発明の一態様は、ユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムにおける帯域割当方法であって、前記収容装置が、前記ユーザ装置から前記収容装置への上り通信のスケジューリング情報を生成し、生成した前記スケジューリング情報を前記ユーザ装置及び前記終端装置に送信するステップと、前記終端装置が、前記スケジューリング情報を集約した情報である集約情報を前記端局装置に送信するステップと、前記端局装置が、前記終端装置から前記端局装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を前記集約情報に基づいて決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信するステップと、を有する帯域割当方法である。
本発明により、通信システム及び帯域割当方法は、集約局装置と基地局装置との間のネットワークに受動光通信網を適用した際に、動的帯域割当を用いることを可能とし、伝送帯域の利用効率を向上させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態における、通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における、端局装置の構成の第1例を示す図である。 従来の通信システムの動作の例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態における、通信システムの動作の第1例を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態における、要求量を決定する処理の第1例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態における、収容装置の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における、通信システムの動作の第2例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態における、要求量を決定する処理の第2例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態における、終端装置の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における、端局装置の構成の第2例を示す図である。 本発明の第3の実施形態における、通信システムの動作の第3例を示すシーケンス図である。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態における、通信システム1の構成例を示す図である。通信システム1は、光信号によって通信するシステムである。通信システム1は、上位装置10と、端局装置11と、中継部12と、終端装置13と、収容装置14と、ユーザ装置15とを備える。通信システム1は、一例として、端局装置11と終端装置13と光ファイバ120と中継部12とを有する受動光通信網(PON)を含む。
以下、上位装置10からユーザ装置15への向きを「下り」という。以下、ユーザ装置15から上位装置10への向きを「上り」という。
上位装置10は、集約局装置である。上位装置10は、上位網20を介して、更に上位の他のシステム(不図示)と通信接続されていてもよい。通信システム1では、最上位の装置(上位側の装置)は、上位装置10である。上位装置10と端局装置11とは、一対一で接続されている。上位装置10は、下り通信のデータを端局装置11に送信する。上位装置10は、上り通信のデータを端局装置11から取得する。
端局装置11は、光加入者線端局装置(OLT)である。端局装置11と、終端装置13とは、光ファイバ120と中継部12を介して、一対一で接続されている。端局装置11と、終端装置13−1〜13−P(Pは2以上の整数)とは、光ファイバ120と中継部12を介して、一対多で接続されていてもよい。以下、端局装置11と終端装置13との間の通信回線を、「中継網30」という。
中継部12は、光スプリッタである。中継部12は、光信号を多重又は分離する多重化装置でもよい。中継部12は、光ファイバ120−0を介して端局装置11から取得した光信号を、光ファイバ120−1〜120−Pによって分岐して、終端装置13−1〜13−Pに転送する。端局装置11から取得した光信号は、下り通信のデータを含む。端局装置11から取得した光信号は、Gateフレームなどの制御情報を含む。
また、中継部12は、光ファイバ120−1〜120−Pを介して終端装置13−1〜13−Pから取得した光信号を、端局装置11に転送する。終端装置13から取得した光信号は、上り通信のデータを含む。終端装置13から取得した光信号は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報(以下、「スケジューリング情報」という。)を含む。
終端装置13は、光回線終端装置(ONU)である。終端装置13−i(iは、1〜Pのいずれか)と、収容装置14−iとは、一対一で接続されている。
収容装置14は、通信によってユーザ装置15を収容する装置である。収容装置14は、例えば、基地局装置である。収容装置14は、ベースバンド処理部と、無線処理部とを備える。収容装置14のベースバンド処理部は、ベースバンド処理を実行する。収容装置14のベースバンド処理部は、終端装置13との通信を実行する。収容装置14のベースバンド処理部は、収容局に備えられてもよい。収容装置14の無線処理部は、無線通信処理を実行する。収容装置14の無線処理部は、収容局の外に備えられてもよい。収容装置14と複数のユーザ装置15とは、一対多で接続されている。すなわち、収容装置14は、複数のユーザ装置15を収容する。以下、収容装置14とユーザ装置15との間の通信回線を、「下位網40」という。
ユーザ装置15は、スマートフォン端末、タブレット端末、コンピュータ端末等の通信装置である。ユーザ装置15は、通信機能を有する表示装置(受像機)でもよい。通信システム1では、最下位の装置(下位側の装置)は、ユーザ装置15−1〜15−U(Uは2以上の整数)である。
端局装置11の構成例を説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態における、端局装置11の構成例を示す図である。端局装置11は、上位通信部110と、情報抽出部111と、要求量決定部112と、記憶部113と、帯域割当部114と、下位通信部115とを備える。
上位通信部110と、情報抽出部111と、要求量決定部112と、帯域割当部114と、下位通信部115との一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
上位通信部110は、上位装置10から取得した下り通信のデータを、下位通信部115に転送する。上位通信部110は、下位通信部115から取得した上り通信のデータを、上位装置10に転送する。
情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリング情報を、下位通信部115から取得する。情報抽出部111は、スケジューリング情報を、要求量決定部112に転送する。
要求量決定部112は、終端装置13の上り通信に要求される帯域量(以下、「要求量」という。)を、スケジューリング情報(帯域割当等の制御情報)に基づいて終端装置13ごとに決定する。要求量決定部112が要求量を決定する手順の詳細については後述する。要求量決定部112は、要求量を表す情報を帯域割当部114に出力する。
記憶部113は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶媒体(非一時的な記録媒体)を有する。記憶部113は、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記憶媒体を有していてもよい。記憶部113は、例えば、要求量決定部112などのソフトウェア機能部を機能させるためのプログラムを記憶してもよい。
帯域割当部114は、終端装置13の上り通信に許可される帯域量(以下、「送信許可量」という。)を、要求量を表す情報に基づいて終端装置13ごとに決定する。また、帯域割当部114は、終端装置13が上り通信によるデータの送信を開始する時刻(以下、「送信許可時刻」という。)を、要求量を表す情報に基づいて終端装置13ごとに決定する。帯域割当部114は、送信許可量を表す情報と、送信許可時刻を表す情報とをGateフレームに含める。帯域割当部114は、Gateフレームを下位通信部115に出力する。
下位通信部115は、下り通信のデータを、情報抽出部111を介して上位通信部110から取得する。下位通信部115は、下り通信のデータを、中継網30を介して終端装置13に送信する。下位通信部115は、上り通信のデータを、中継網30を介して終端装置13から取得する。下位通信部115は、上り通信のデータを、情報抽出部111を介して上位通信部110に転送する。
下位通信部115は、スケジューリング情報を、中継網30を介して終端装置13から取得する。下位通信部115は、スケジューリング情報を情報抽出部111に転送する。下位通信部115は、Gateフレームを帯域割当部114から取得する。下位通信部115は、Gateフレームを終端装置13に送信する。
図3は、従来の通信システムの動作の例を示すシーケンス図である。図4に示す通信システム1の動作と比較するため、従来の通信システムの動作の例を図3に示す。図3に示す破線の矢印は、制御情報の伝送を示す。図3に示す実線の矢印は、データの伝送を示す。従来の通信システムは、上位装置10aと、端局装置11aと、中継部12aと、終端装置13aと、収容装置14aと、ユーザ装置15aとを備える。
収容装置14aは、スケジューリング情報をユーザ装置15aに通知する(ステップS101)。ユーザ装置15aは、スケジューリング情報に基づいて、収容装置14aにデータを送信する(ステップS102)。収容装置14aは、ユーザ装置15aから取得したデータを終端装置13aに送信する(ステップS103)。
終端装置13aは、収容装置14aから取得したデータをバッファリングする。終端装置13aは、バッファ量(データ蓄積量)を表す情報を含むReportフレームを、中継部12aに送信する(ステップS104)。中継部12aは、バッファ量を表す情報を含むReportフレームを、端局装置11aに転送する(ステップS105)。
端局装置11aは、各終端装置13aから取得したReportフレームに基づいて、終端装置13aごとに帯域量を割り当てる。端局装置11aは、送信許可量及び送信開始時刻を決定する。端局装置11aは、送信許可量を表す情報と、送信許可時刻を表す情報とをGateフレームに含める。端局装置11aは、Gateフレームを中継部12aに送信する(ステップS106)。中継部12aは、Gateフレームを終端装置13aに送信する(ステップS107)。
終端装置13aは、送信許可量及び送信開始時刻に基づいて、上り通信のデータを中継部12aに送信する。終端装置13aが上り通信のデータをバッファリングしてから中継部12aに送信するまでに、最小で1msの時間が必要である。
中継部12aは、上り通信のデータを端局装置11aに送信する(ステップS108)。端局装置11aは、上り通信のデータを上位装置10aに送信する(ステップS109)。上位装置10aは、上り通信のデータを取得する(ステップS110)。
図4は、本発明の第1の実施形態における、通信システム1の動作の第1例を示すシーケンス図である。図4に示す破線の矢印は、制御情報の伝送を示す。図4に示す実線の矢印は、データの伝送を示す。収容装置14は、スケジューリング情報をユーザ装置15及び終端装置13に送信する。収容装置14は、スケジューリング情報に相当する補助情報を含むメッセージを、ユーザ装置15及び終端装置13に送信してもよい(ステップS201)。
終端装置13は、収容装置14から取得したスケジューリング情報を、中継部12に送信する(ステップS202)。中継部12は、スケジューリング情報を、端局装置11に転送する(ステップS203)。
端局装置11は、各終端装置13から取得したスケジューリング情報に基づいて、終端装置13ごとに帯域量を割り当てる。端局装置11は、送信許可量及び送信開始時刻を決定する。端局装置11は、送信許可量を表す情報と、送信許可時刻を表す情報とをGateフレームに含める。端局装置11は、Gateフレームを中継部12に送信する(ステップS204)。中継部12は、Gateフレームを終端装置13に送信する(ステップS205)。
ユーザ装置15は、スケジューリング情報に基づいて、収容装置14にデータを送信する(ステップS206)。収容装置14は、ユーザ装置15から取得したデータを終端装置13に送信する(ステップS207)。
終端装置13は、送信許可量及び送信開始時刻に基づいて、上り通信のデータを中継部12に送信する。終端装置13が上り通信のデータをバッファリングしてから中継部12に送信するまでに、1msよりも少ない時間が必要である(ステップS208)。
中継部12は、上り通信のデータを端局装置11に送信する(ステップS209)。端局装置11は、上り通信のデータを上位装置10に送信する(ステップS210)。上位装置10は、上り通信のデータを取得する(ステップS211)。
図5は、本発明の第1の実施形態における、要求量を決定する処理の第1例を示すフローチャートである。要求量決定部112は、要求量を決定する処理を終端装置13ごとに実行するため、要求量R[i]が決定されていない終端装置13−iを選択する(ステップS301)。要求量決定部112は、選択した終端装置13−iの要求量R[i]を、値0に初期化する(R[i]=0)(ステップS302)。
要求量決定部112は、終端装置13−iに上り通信のデータを送信する収容装置14−iに収容されているユーザ装置15−u(uは、1〜Uのうち、収容装置14−iに収容されているユーザ装置15に割り当てられた符号)について、スケジューリング情報に基づく帯域量S[u]を合計する。要求量決定部112は、合計結果を終端装置13−iの要求量R[i](=ΣS[u])とする(ステップS303)。
要求量決定部112は、終端装置13−iがスケジューリング情報を端局装置11に次回送信するために必要となる帯域量A[i]を、終端装置13−iの要求量R[i]に加算する。要求量決定部112は、加算結果(=ステップS303におけるR[i]+A[i])を、終端装置13−iの最終的な要求量R[i]と定める(ステップS304)。これにより、終端装置13は、上り通信のデータと共にスケジューリング情報を次回送信することができる。
なお、要求量決定部112は、スケジューリング情報とReportフレームとに基づいて、要求量を決定してもよい。情報抽出部111は、バッファ量を表す情報がReportフレームに含まれている場合、バッファ量を表す情報をReportフレームから抽出する。スケジューリング情報に含まれない特殊フレームが受動光通信網で通信される場合でも、要求量決定部112がバッファ量を要求量に加算することによって、下位通信部115は、特殊フレームを送信することが可能となる。特殊フレームは、例えば、受動光通信網における管理制御フレームである。
要求量決定部112は、要求量R[i]が決定されていない終端装置13−iがある場合、ステップS301に処理を戻す。帯域割当部114は、要求量決定部112から取得した要求量に基づいて、送信許可量及び送信開始時刻を終端装置13ごとに決定する。
以上のように、通信システム1は、ユーザ装置15を通信によって収容する収容装置14と、収容装置14と接続された終端装置13と、受動光通信網を介して終端装置13と接続された端局装置11とを有する。収容装置14は、ユーザ装置15から収容装置14への上り通信のスケジューリング情報を生成する。収容装置14は、生成したスケジューリング情報をユーザ装置15及び終端装置13に送信する。終端装置13は、受動光通信網を介して端局装置11にスケジューリング情報を送信する。端局装置11は、終端装置13から端局装置11への上り通信の帯域量及び開始時刻をスケジューリング情報に基づいて決定する。端局装置11は、決定した帯域量及び開始時刻を表す情報を終端装置13に送信する。
これによって、第1の実施形態の通信システム1及び帯域割当方法は、上位装置10(集約局装置)と収容装置14(基地局装置)との間のネットワークに受動光通信網を適用した際に、動的帯域割当を用いることを可能とし、伝送帯域の利用効率を向上させることが可能である。また、第1の実施形態の通信システム1及び帯域割当方法は、上り通信のデータの送信が遅延すること低減することが可能である。すなわち、第1の実施形態の通信システム1及び帯域割当方法は、受動光通信網における動的帯域割当に起因する上り通信のデータの伝送の遅延を低減することが可能となる。
第1の実施形態の端局装置11は、Reportフレームを取得しなくても、スケジューリング情報に基づいて送信許可量及び送信開始時刻を決定することができる。端局装置11は、終端装置13が上り通信のデータを送信することを待機する時間を、スケジューリング情報に基づく送信開始時刻に応じたGateフレームを終端装置13に通知することによって大幅に削減することができる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、収容装置14がスケジューリング情報を集約する点が、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態における、収容装置14の構成例を示す図である。収容装置14は、ベースバンド処理部140と、無線装置141と、集約部142とを備える。ベースバンド処理部140は、ベースバンド処理を実行する。ベースバンド処理部140は、終端装置13との通信を実行する。例えば、ベースバンド処理部140は、集約部142がスケジューリング情報を集約した情報(以下、「集約情報」という。)を、終端装置13に送信する。
無線装置141は、無線通信処理を実行する。例えば、無線装置141は、ユーザ装置15との無線通信を実行する。例えば、無線装置141は、ユーザ装置15のスケジューリング情報を、収容装置14に収容されたユーザ装置15から取得する。集約部142は、収容装置14に収容されたユーザ装置15のスケジューリング情報を、無線装置141から取得する。集約部142は、スケジューリング情報にベースバンド処理を施してもよい。集約部142は、収容装置14に収容されたユーザ装置15のスケジューリング情報を集約することによって、集約情報を生成する。集約部142は、集約情報をベースバンド処理部140に送信する。
図7は、本発明の第2の実施形態における、通信システム1の動作の第2例を示すシーケンス図である。図7に示す破線の矢印は、制御情報の伝送を示す。図7に示す実線の矢印は、データの伝送を示す。収容装置14は、スケジューリング情報をユーザ装置15に送信する。収容装置14は、スケジューリング情報に相当する情報を含むメッセージを、ユーザ装置15に送信してもよい。収容装置14は、集約情報を生成する。収容装置14は、集約情報を終端装置13に送信する(ステップS401)。
終端装置13は、収容装置14から取得した集約情報を、中継部12に送信する(ステップS402)。中継部12は、集約情報を端局装置11に転送する(ステップS403)。
端局装置11は、各終端装置13から取得した集約情報に基づいて、終端装置13ごとに帯域量を割り当てる。端局装置11は、送信許可量及び送信開始時刻を決定する。端局装置11は、送信許可量を表す情報と、送信許可時刻を表す情報とをGateフレームに含める。端局装置11は、Gateフレームを中継部12に送信する(ステップS404)。中継部12は、Gateフレームを終端装置13に送信する(ステップS405)。
ユーザ装置15は、スケジューリング情報に基づいて、収容装置14にデータを送信する(ステップS406)。収容装置14は、ユーザ装置15から取得したデータを終端装置13に送信する(ステップS407)。
終端装置13は、送信許可量及び送信開始時刻に基づいて、上り通信のデータを中継部12に送信する。終端装置13が上り通信のデータをバッファリングしてから中継部12に送信するまでに、1msよりも少ない時間が必要である(ステップS408)。
中継部12は、上り通信のデータを端局装置11に送信する(ステップS409)。端局装置11は、上り通信のデータを上位装置10に送信する(ステップS410)。上位装置10は、上り通信のデータを取得する(ステップS411)。
図8は、本発明の第2の実施形態における、要求量を決定する処理の第2例を示すフローチャートである。要求量決定部112は、要求量を決定する処理を終端装置13ごとに実行するため、要求量R[i]が決定されていない終端装置13−iを選択する(ステップS501)。要求量決定部112は、選択した終端装置13−iの要求量R[i]を、値0に初期化する(R[i]=0)(ステップS502)。
要求量決定部112は、終端装置13−iに上り通信のデータを送信する収容装置14−iに収容されているユーザ装置15−uの集約情報に基づく帯域量AS[u]を、選択した終端装置13−iの要求量R[i](=AS[u])とする(ステップS503)。
要求量決定部112は、終端装置13−iが集約情報を端局装置11に次回送信するために必要となる帯域量B[i]を、終端装置13−iの要求量R[i]に加算する。要求量決定部112は、加算結果(=ステップS503におけるR[i]+B[i])を、終端装置13−iの最終的な要求量R[i]と定める(ステップS504)。これにより、終端装置13は、上り通信のデータと共に集約情報を次回送信することができる。
なお、要求量決定部112は、集約情報とReportフレームとに基づいて、要求量を決定してもよい。情報抽出部111は、バッファ量を表す情報がReportフレームに含まれている場合、バッファ量を表す情報をReportフレームから抽出する。集約情報に含まれない特殊フレームが受動光通信網で通信される場合でも、要求量決定部112がバッファ量を要求量に加算することによって、下位通信部115は、特殊フレームを送信することが可能となる。特殊フレームは、例えば、受動光通信網における管理制御フレームである。
要求量決定部112は、要求量R[i]が決定されていない終端装置13−iがある場合、ステップS501に処理を戻す。帯域割当部114は、要求量決定部112から取得した要求量に基づいて、送信許可量及び送信開始時刻を終端装置13ごとに決定する。
以上のように、通信システム1は、ユーザ装置15を通信によって収容する収容装置14と、収容装置14と接続された終端装置13と、受動光通信網を介して終端装置13と接続された端局装置11とを有する。収容装置14は、ユーザ装置15から収容装置14への上り通信のスケジューリング情報を生成する。収容装置14は、生成したスケジューリング情報をユーザ装置15に送信する。収容装置14は、生成したスケジューリング情報を集約した情報である集約情報を終端装置13に送信する。終端装置13は、集約情報を端局装置11に送信する。端局装置11は、終端装置13から端局装置11への上り通信の帯域量及び開始時刻を集約情報に基づいて決定する。端局装置11は、決定した帯域量及び開始時刻を表す情報を終端装置13に送信する。
これによって、第2の実施形態の通信システム1及び帯域割当方法は、上位装置10(集約局装置)と収容装置14(基地局装置)との間のネットワークに受動光通信網を適用した際に、動的帯域割当を用いることを可能とし、伝送帯域の利用効率を向上させることが可能である。また、第2の実施形態の通信システム1及び帯域割当方法は、上り通信のデータの送信が遅延すること低減することが可能である。
第2の実施形態の端局装置11は、Reportフレームを取得しなくても、集約情報に基づいて送信許可量及び送信開始時刻を決定することができる。端局装置11は、終端装置13が上り通信のデータを送信することを待機する時間を、集約情報に基づく送信開始時刻に応じたGateフレームを終端装置13に通知することによって大幅に削減することができる。
また、第2の実施形態では、ユーザ装置15ごとのスケジューリング情報ではなく、収容装置14ごとの集約情報が収容装置14から端局装置11に通知されるので、送信される集約情報の帯域量は、スケジューリング情報が送信された場合と比較して少ない。このため、第2の実施形態の通信システム1は、上り通信に割り当てられる帯域量を、第1の実施形態と比較して広くすることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、終端装置13がスケジューリング情報を集約する点が、第1の実施形態及び第2の実施形態と相違する。第3の実施形態では、第1の実施形態及び第2の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態における、終端装置13の構成例を示す図である。終端装置13は、上位通信部130と、下位通信部131と、集約部132とを備える。上位通信部130は、中継部12から取得した下り通信のデータを、下位通信部131に転送する。上位通信部130は、下位通信部131から取得した上り通信のデータを、中継部12に転送する。上位通信部130は、集約情報を集約部132から取得する。上位通信部130は、集約情報を中継部12に転送する。
下位通信部131は、下り通信のデータを収容装置14に送信する。下位通信部131は、上り通信のデータを、収容装置14から取得する。集約部132は、収容装置14に収容されたユーザ装置15のスケジューリング情報を、下位通信部131から取得する。集約部132は、収容装置14に収容されたユーザ装置15のスケジューリング情報を集約することによって、集約情報を生成する。集約部132は、集約情報を上位通信部130に送信する。
図10は、本発明の第3の実施形態における、端局装置11の構成の第2例を示す図である。端局装置11は、上位通信部110と、要求量決定部112と、記憶部113と、帯域割当部114と、下位通信部115とを備える。下位通信部115は、収容装置14が収容するユーザ装置15の上り通信のスケジューリング情報を、中継網30を介して終端装置13から取得する。情報抽出部111は、スケジューリング情報を、要求量決定部112に転送する。
要求量決定部112は、収容装置14に収容されたユーザ装置15のスケジューリング情報を、下位通信部115から取得する。要求量決定部112は、収容装置14に収容されたユーザ装置15のスケジューリング情報を集約することによって、集約情報を生成する。要求量決定部112は、要求量を集約情報に基づいて終端装置13ごとに決定する。要求量決定部112が要求量を決定する手順の詳細については後述する。要求量決定部112は、要求量を表す情報を帯域割当部114に出力する。
図11は、本発明の第3の実施形態における、通信システム1の動作の第3例を示すシーケンス図である。図11に示す破線の矢印は、制御情報の伝送を示す。図11に示す実線の矢印は、データの伝送を示す。収容装置14は、スケジューリング情報をユーザ装置15及び終端装置13に送信する。収容装置14は、スケジューリング情報に相当する補助情報を含むメッセージを、ユーザ装置15及び終端装置13に送信してもよい(ステップ601)。
終端装置13は、収容装置14に収容されたユーザ装置15のスケジューリング情報を取得する。終端装置13は、収容装置14に収容されたユーザ装置15のスケジューリング情報を集約することによって、集約情報を生成する。終端装置13は、集約情報を中継部12に送信する(ステップS602)。中継部12は、集約情報を端局装置11に転送する(ステップS603)。
端局装置11は、各終端装置13から取得した集約情報に基づいて、終端装置13ごとに帯域量を割り当てる。端局装置11は、送信許可量及び送信開始時刻を決定する。端局装置11は、送信許可量を表す情報と、送信許可時刻を表す情報とをGateフレームに含める。端局装置11は、Gateフレームを中継部12に送信する(ステップS604)。中継部12は、Gateフレームを終端装置13に送信する(ステップS605)。
ユーザ装置15は、スケジューリング情報に基づいて、収容装置14にデータを送信する(ステップS606)。収容装置14は、ユーザ装置15から取得したデータを終端装置13に送信する(ステップS607)。
終端装置13は、送信許可量及び送信開始時刻に基づいて、上り通信のデータを中継部12に送信する。終端装置13が上り通信のデータをバッファリングしてから中継部12に送信するまでに、1msよりも少ない時間が必要である(ステップS608)。
中継部12は、上り通信のデータを端局装置11に送信する(ステップS609)。端局装置11は、上り通信のデータを上位装置10に送信する(ステップS610)。上位装置10は、上り通信のデータを取得する(ステップS611)。
以上のように、通信システム1は、ユーザ装置15を通信によって収容する収容装置14と、収容装置14と接続された終端装置13と、受動光通信網を介して終端装置13と接続された端局装置11とを有する。収容装置14は、ユーザ装置15から収容装置14への上り通信のスケジューリング情報を生成する。収容装置14は、生成したスケジューリング情報をユーザ装置15及び終端装置13に送信する。終端装置13は、スケジューリング情報を集約した情報である集約情報を端局装置11に送信する。端局装置11は、終端装置13から端局装置11への上り通信の帯域量及び開始時刻を集約情報に基づいて決定する。端局装置11は、決定した帯域量及び開始時刻を表す情報を終端装置13に送信する。
これによって、第3の実施形態の通信システム1及び帯域割当方法は、上位装置10(集約局装置)と収容装置14(基地局装置)との間のネットワークに受動光通信網を適用した際に、動的帯域割当を用いることを可能とし、伝送帯域の利用効率を向上させることが可能である。また、第3の実施形態の通信システム1及び帯域割当方法は、上り通信のデータの送信が遅延すること低減することが可能である。
第3の実施形態の端局装置11は、Reportフレームを取得しなくても、集約情報に基づいて送信許可量及び送信開始時刻を決定することができる。端局装置11は、終端装置13が上り通信のデータを送信することを待機する時間を、集約情報に基づく送信開始時刻に応じたGateフレームを終端装置13に通知することによって大幅に削減することができる。
また、第3の実施形態では、ユーザ装置15ごとのスケジューリング情報ではなく、収容装置14ごとの集約情報が終端装置13から端局装置11に通知されるので、送信される集約情報の帯域量は、スケジューリング情報が送信された場合と比較して少ない。このため、第3の実施形態の通信システム1は、上り通信に割り当てられる帯域量を、第1の実施形態と比較して広くすることができる。
上述した実施形態における上位装置、端局装置、終端装置、収容装置、ユーザ装置、通信システムの少なくとも一部をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…通信システム、10…上位装置、11…端局装置、12…中継部、13…終端装置、14…収容装置、15…ユーザ装置、10a…上位装置、11a…端局装置、12a…中継部、13a…終端装置、14a…収容装置、15a…ユーザ装置、20…上位網、30…中継網、40…下位網、110…上位通信部、111…情報抽出部、112…要求量決定部、113…記憶部、114…帯域割当部、115…下位通信部、120…光ファイバ、130…上位通信部、131…下位通信部、132…集約部、140…ベースバンド処理部、141…無線装置、142…集約部

Claims (4)

  1. 複数のユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムであって、
    前記収容装置は、
    複数の前記ユーザ装置から装置への上り通信のスケジューリング情報をそれぞれ生成し、生成した前記スケジューリング情報を対応する前記ユーザ装置に送信するとともに、生成したすべての前記スケジューリング情報を集約した情報である集約情報を前記終端装置に送信し、
    前記終端装置は、
    受信した前記集約情報を前記端局装置に送信し、
    前記端局装置は、
    受信した前記集約情報に基づいて前記終端装置から装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信する通信システム。
  2. 複数のユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムであって、
    前記収容装置は、
    複数の前記ユーザ装置から装置への上り通信のスケジューリング情報をそれぞれ生成し、生成した前記スケジューリング情報を対応する前記ユーザ装置に送信するとともに、生成したすべての前記スケジューリング情報を前記終端装置に送信し、
    前記終端装置は、
    受信したすべての前記スケジューリング情報を集約した情報である集約情報を前記端局装置に送信し、
    前記端局装置は、
    受信した前記集約情報に基づいて前記終端装置から装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信する通信システム。
  3. 複数のユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムにおける帯域割当方法であって、
    前記収容装置が、複数の前記ユーザ装置から装置への上り通信のスケジューリング情報をそれぞれ生成し、生成した前記スケジューリング情報を対応する前記ユーザ装置に送信するとともに、生成したすべての前記スケジューリング情報を集約した情報である集約情報を前記終端装置に送信するステップと、
    前記終端装置が、受信した前記集約情報を前記端局装置に送信するステップと、
    前記端局装置が、受信した前記集約情報に基づいて前記終端装置から装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信するステップと、
    を有する帯域割当方法。
  4. 複数のユーザ装置を通信によって収容する収容装置と、前記収容装置と接続された終端装置と、受動光通信網を介して前記終端装置と接続された端局装置とを有する通信システムにおける帯域割当方法であって、
    前記収容装置が、複数の前記ユーザ装置から装置への上り通信のスケジューリング情報をそれぞれ生成し、生成した前記スケジューリング情報を対応する前記ユーザ装置に送信するとともに、生成したすべての前記スケジューリング情報を前記終端装置に送信するステップと、
    前記終端装置が、受信したすべての前記スケジューリング情報を集約した情報である集約情報を前記端局装置に送信するステップと、
    前記端局装置が、受信した前記集約情報に基づいて前記終端装置から装置への上り通信の帯域量及び開始時刻を決定し、決定した前記帯域量及び前記開始時刻を表す情報を前記終端装置に送信するステップと、
    を有する帯域割当方法。
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