JP6291628B2 - 端局装置及び帯域割当方法 - Google Patents

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Description

本発明は、端局装置及び帯域割当方法に関する。
本願は、2015年3月30日に出願された特願2015−068882号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
LTE(Long Term Evolution)やLTE−advancedなど(以下、合わせて「LTE等」という)の移動体無線通信サービスでは、無線基地局装置は、基地局装置(BBU: Base Band Unit)及び無線装置(RRH: Remote Radio Head)を備える場合がある。
無線基地局装置の基地局装置は、上位装置及び端局装置を備える場合がある。上位装置及び端局装置は、基地局に集約される場合があり、ベースバンド処理を実行する。
一方、無線基地局装置の無線装置は、基地局に集約されずに基地局の外で、無線処理を実行する。また、無線装置は、上位装置及び端局装置に対し、下位装置に位置づけられる。
また、一般的な構成では、端局装置に対して終端装置が一対一で接続される。
これに対し、特許文献1では、下位装置である無線装置は、端局装置と複数の終端装置とが一対多で接続された通信システムの終端装置を介して、端局装置と接続されている(特許文献1を参照)。
また、LTE等は、スモールセルがエリア内に多数配置されることにより、有限な周波数資源を効率よく使用し、高速化と大容量化を実現している。LTE等では、端局装置と複数の終端装置とが一対多で接続された通信システムを介して、上位装置、端局装置、終端装置及び下位装置を収容する方法が検討されている。端局装置と複数の終端装置とが一対多で接続された通信システムには、例えば、PON(Passive Optical Network)システムがある(非特許文献1を参照)。
移動体無線通信サービスでは、再送制御(HARQ: hybrid automatic repeat request)を実行するために、上位装置と下位装置との間の遅延時間に対する要求条件が厳しい。そこで特許文献1では、下位装置に接続されるユーザ装置(UE: User Equipment)の上り通信のスケジューリングの情報は、上位装置から、端局装置、終端装置、及び下位装置の順に転送されて、ユーザ装置に通知される。また、終端装置から端局装置への上り通信の開始時刻及び信号の情報量は、上り通信のスケジューリングの情報に基づいて算出される。これにより、特許文献1に係る下位装置から上位装置への上り通信の信号は、低遅延で転送される。
国際公開第2014/077168号
"IEEE Std. 802.3-2012", IEEE, 2012
ところで、移動体無線通信サービスでは、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続されることがある。特許文献1に係る端局装置は、終端装置の上り通信の送信開始時刻と、終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、複数のユーザ装置の上り通信のスケジューリングの情報に基づいて算出する必要がある。この場合、端局装置は、複数のユーザ装置がどの終端装置を介して端局装置に接続されているかなど、通信システムの各装置の接続関係を把握する必要がある。
しかしながら、従来の端局装置は、通信システムの各装置の接続関係を把握していない。このため、従来の端局装置は、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続された通信システムの周波数帯域の利用効率を向上させることができないという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続された通信システムの帯域の利用効率を向上させることが可能である端局装置及び帯域割当方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、下位側に複数のユーザ装置が収容される下位装置と接続された終端装置と接続され、上位側に上位装置が接続された端局装置において、
前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出する情報抽出部と、
前記上位装置、前記終端装置、前記下位装置及び前記ユーザ装置の対応付けを示す対応情報を作成する処理部と、
前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、前記対応情報とに基づいて、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、前記終端装置に割り当てる帯域割当部と、
を備える端局装置である。
典型例として、前記終端装置の下位に接続された前記下位装置の識別情報を、前記終端装置から受信する通信部
を更に備え、
前記情報抽出部は、前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記上位装置と前記下位装置との対応付けを示す情報を更に抽出し、
前記処理部は、抽出された前記上位装置と前記下位装置との対応付けを示す情報に基づいて、前記対応情報を作成する。
好適例として、前記処理部は、前記上位装置から、前記上位装置、前記下位装置及び前記ユーザ装置の対応付けを示す情報を入手し、また前記終端装置から、前記終端装置及び前記下位装置の対応付けを示す情報を入手して、前記対応情報を作成する。
本発明の別の一態様は、下位側に複数のユーザ装置が収容される下位装置と接続された終端装置と接続され、上位側に上位装置が接続された端局装置における帯域割当方法であって、
前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出するステップと、
前記上位装置、前記終端装置、前記下位装置及び前記ユーザ装置の対応付けを示す対応情報を作成するステップと、
前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、前記対応情報とに基づいて、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、前記終端装置に割り当てるステップと、
を有する帯域割当方法である。
本発明による端局装置及び帯域割当方法によれば、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続された通信システムの帯域の利用効率を向上させることが可能となる。
本発明の第1の実施形態における、通信システムの構成例を示す図である。 同第1の実施形態における、端局装置の構成例を示す図である。 同第1の実施形態における、上位装置、終端装置及び下位装置の対応情報の例を示す図である。 同第1の実施形態における、終端装置及びユーザ装置の対応情報の例を示す図である。 同第1の実施形態における、終端装置の構成例を示す図である。 同第1の実施形態における、上位装置、終端装置及び下位装置の対応情報を作成する動作の手順の第1例を示すシーケンス図である。 同第1の実施形態における、上位装置、終端装置及び下位装置の対応情報を作成する動作の手順の第2例を示すシーケンス図である。 同第1の実施形態における、上位装置、終端装置及び下位装置の対応情報を作成する動作の手順の第3例を示すシーケンス図である。 同第1の実施形態における、終端装置及びユーザ装置の対応情報を作成する動作の手順の例を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態における、下位装置に異常が発生した場合の動作の手順の第1例を示すシーケンス図である。 同第2の実施形態における、下位装置に異常が発生した場合の動作の手順の第2例を示すシーケンス図である。 同第2の実施形態における、下位装置に異常が発生した場合の動作の手順の第3例を示すシーケンス図である。 本発明の第3の実施形態における、終端装置に異常が発生した場合の動作の手順の第1例を示すシーケンス図である。 同第3の実施形態における、終端装置に異常が発生した場合の動作の手順の第2例を示すシーケンス図である。 同第3の実施形態における、終端装置に異常が発生した場合の動作の手順の第3例を示すシーケンス図である。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態における、通信システム1の構成例を示す図である。
本通信システム1は、光信号によって通信するシステムである。通信システム1は、上位装置10と、端局装置11と、中継部12と、終端装置13(図では、13−1〜13−P)と、下位装置14(図では、14−1〜14−P)と、ユーザ装置15(図では、15−1〜15−U)とを備える。
通信システム1は、一例として、端局装置11と終端装置13と光ファイバ120(図では、120−0及び120−1〜120−P)と中継部12とを有するPON(Passive Optical Network)を含む。
以下、上位装置10からユーザ装置15への向きを「下り」という。以下、ユーザ装置15から上位装置10への向きを「上り」という。
上位装置10は、基地局装置(BBU)として機能する。上位装置10は、上位網20を介して、更に上位の他のシステムと通信接続されていてもよい。
本通信システム1では、最上位の装置(上位側の装置)は、上位装置10である。上位装置10と端局装置11とは、一対一で接続されている。上位装置10は、B本(Bは、1以上であり、終端装置13の個数P以下の整数)の主信号線100を介して、下り通信の主信号と、送信先の下位装置14の識別子とを、端局装置11に送信する。
下り通信の主信号は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報(帯域割当等の情報)を含んでいてもよい。上位装置10は、B本の主信号線100を介して、上り通信の主信号を端局装置11から取得する。なお、上位装置10を複数設けてもよい。この場合、複数の上位装置10はそれぞれ、直接または集線スイッチを介して端局装置と接続される。
以下、下位装置14の識別子を、「下位装置識別子」という。識別子は、例えば、MAC(Media Access Control)アドレスや、IP(Internet Protocol)アドレスである。
下位装置識別子は、任意の範囲のネットワークにて独自に付与される識別子でもよい。以下、端局装置11と終端装置13との間の通信回線を、「中継網30」という。
上位装置10は、副信号線101を介して、副信号を端局装置11に送信する。この副信号は、中継網30を介して上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を含む。
また、上記副信号は、下位装置14と接続しているユーザ装置15の識別子(以下、「ユーザ装置識別子」という)も含む。更に、副信号は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報(帯域割当等の情報)を含んでいてもよい。
端局装置11は、光加入者線端局装置(OLT: Optical Line Terminal)である。
図1の構成では、端局装置11と、終端装置13−1〜13−P(Pは2以上の整数)とは、光ファイバ120と中継部12を介して、一対多で接続されている。しかしながら、端局装置11と、終端装置13とが、光ファイバ120と中継部12を介して、一対一で接続されていても良い。
中継部12は、光スプリッタである。中継部12は、光ファイバ120−0を介して端局装置11から受信した光信号を、光ファイバ120−1〜120−Pによって分岐して、終端装置13−1〜13−Pに転送する。また、中継部12は、光ファイバ120−1〜120−Pを介して終端装置13−1〜13−Pから受信した光信号を、端局装置11に転送する。
なお、中継部12は、光信号を多重又は分離する多重化装置でもよい。
終端装置13は、光回線終端装置(ONU: Optical Network Unit)である。終端装置13−i(iは、1〜P)と、下位装置14−iとは、一対一で接続されている。
下位装置14は、通信装置であり、例えば、無線装置である。下位装置14と複数のユーザ装置15とは、一対多で接続されている。すなわち、下位装置14(収容元装置)は、複数のユーザ装置15を収容する。以下、下位装置14とユーザ装置15との間の通信回線を、「下位網40」という。
ユーザ装置15は、スマートフォン端末、タブレット端末、コンピュータ端末等の通信装置である。通信システム1では、最下位の装置(下位側の装置)は、これらユーザ装置15−1〜15−U(Uは2以上の整数)である。
次に、端局装置11の構成例を説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態における、端局装置11の構成例を示す図である。端局装置11は、上位通信部110と、情報抽出部111と、処理部112と、記憶部113と、帯域割当部114と、下位通信部115とを備える。
上位通信部110と、情報抽出部111と、処理部112と、帯域割当部114と、下位通信部115との一部または全部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
上位通信部110は、主信号線100−1〜100−B(Bは、1以上であり、終端装置13の個数P以下の整数)を介して上位装置10から取得した主信号を、下位通信部115に転送する。すなわち、上位通信部110は、B対Bの主信号線によって上位装置10と接続されている。
また、上位通信部110は、下位通信部115から取得した主信号を、主信号線100−1〜100−Bを介して上位装置10に転送する。
なお、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報(帯域割当等の情報、すなわち、周波数軸及び時間軸について、無線リソースをユーザ装置15ごとに割り振る情報)が主信号に含まれている場合、上位通信部110は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を主信号から抽出して、当該抽出した情報を情報抽出部111に転送してもよい。
また、上位通信部110は、下位装置14によって上り通信の主信号に付加された上位装置10の識別子と、記憶部113に記憶されている各対応情報(後述する)とに基づいて、上り通信の主信号を転送する先の上位装置10を定めてもよい。
情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報(帯域割当等の情報)が上記副信号に含まれている場合、ユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報を、副信号線101を介して上位装置10から取得する。情報抽出部111は、取得したユーザ装置15の上り通信のスケジューリングの情報から、下位網40におけるユーザ装置15の上り通信の送信が許可される信号の情報量(以下、「下位網送信許可量」という)の情報を、ユーザ装置15ごとに抽出する。情報抽出部111は、ユーザ装置識別子と、下位網送信許可量の情報とを対応付けて、帯域割当部114に送信する。
情報抽出部111はまた、中継網30を介して上位装置10と接続する下位装置14の下位装置識別子を、副信号線101を介して上位装置10から取得する。情報抽出部111は、上位装置10の識別子(以下、「上位装置識別子」という。)と、取得した下位装置識別子とを、処理部112に送信する。
更に、情報抽出部111は、上記下位装置識別子と対応づけられる、下位装置14と接続するユーザ装置15のユーザ装置識別子を、副信号線101を介して上位装置10から取得する。情報抽出部111は、互いに対応付けられた下位装置識別子及びユーザ装置識別子を、処理部112に送信する。
処理部112は、上位装置10の識別子(上位装置識別子)と、下位装置識別子とを、情報抽出部111から取得する。処理部112は、終端装置13−iに接続されている下位装置14−iの下位装置識別子を回答することを、下位通信部115を介して、当該終端装置13に要求する。
すなわち、処理部112は、終端装置13−iに接続されている下位装置14−iの下位装置識別子を、下位通信部115を介して、終端装置13に問い合わせる。
これにより、処理部112は、終端装置13−iに接続されている下位装置14−iの下位装置識別子を、終端装置13からの回答として、下位通信部115から取得する。処理部112は、上位装置識別子と、問い合わせ先の終端装置13の識別子(以下、「終端装置識別子」という)と、回答された下位装置識別子とを対応付けて、記憶部113に記憶させる。
図3は、本第1の実施形態における、上位装置10、終端装置13及び下位装置14の対応情報(以下、「下位装置等対応情報」という)の例を示す図である。
下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)は、上位装置10と終端装置13との接続関係と、終端装置13及び下位装置14との接続関係とを示す情報である。下位装置等対応情報では、上位装置識別子と、終端装置識別子と、下位装置識別子とが対応付けられている。
図3では、一例として、上位装置識別子「10」と、終端装置識別子「13−1」と、下位装置識別子「14−1」とが対応付けられている。また、上位装置識別子「10」と、終端装置識別子「13−i」と、下位装置識別子「14−i」とが対応付けられている。更に、上位装置識別子「10」と、終端装置識別子「13−P」と、下位装置識別子「14−P」とが対応付けられている。
処理部112は、下位通信部115から下位装置識別子を取得した場合、記憶部113に記憶された下位装置等対応情報に、この取得した下位装置識別子が登録されているか否かを判定する。
下位通信部115から取得した下位装置識別子が登録されていない場合、処理部112は、下位通信部115から取得した下位装置識別子を、対応する終端装置13に関連付けて、下位装置等対応情報に登録する。
一方、下位通信部115から取得した下位装置識別子が登録されている場合、処理部112は、下位通信部115から取得した下位装置識別子を、対応する終端装置13に関連付けて、下位装置等対応情報を更新する。
処理部112はまた、互いに対応付けられた下位装置識別子及びユーザ装置識別子を、情報抽出部111から取得する。処理部112は、下位装置等対応情報と、互いに対応付けられた下位装置識別子及びユーザ装置識別子とに基づいて、終端装置13及びユーザ装置15の対応情報(ONU−UE対応情報)を、記憶部113に記憶させる。
図4は、本第1の実施形態における、終端装置13及びユーザ装置15の対応情報(以下、「ユーザ装置等対応情報」という。)の例を示す図である。
ユーザ装置等対応情報は、終端装置13とユーザ装置15との接続関係を示す情報である。ユーザ装置等対応情報では、終端装置識別子と、ユーザ装置識別子とが対応付けられている。
図4では、一例として、終端装置識別子「13−1」と、下位装置識別子「14−1」に対応付けられたユーザ装置識別子「15−1」とが対応付けられている。また、終端装置識別子「13−1」と、下位装置識別子「14−1」に対応付けられたユーザ装置識別子「15−u」とが対応付けられている。すなわち、終端装置13−1は、下位装置14−1を介して、一例として、少なくともユーザ装置15−1及びユーザ装置15−uに接続されている。
また、図4では、一例として、終端装置識別子「13−P」と、下位装置識別子「14−P」に対応付けられたユーザ装置識別子「15−U」とが対応付けられている。
処理部112は、情報抽出部111からユーザ装置識別子を取得した場合、記憶部113に記憶されたユーザ装置等対応情報に、この取得したユーザ装置識別子が登録されているか否かを判定する。
情報抽出部111から取得したユーザ装置識別子が登録されていない場合、処理部112は、情報抽出部111から取得した下位装置識別子に対応する終端装置を、下位装置等対応情報から取得し、さらに情報抽出部111から取得したユーザ装置識別子を、対応する終端装置13に関連付けて、ユーザ装置等対応情報に登録する。
一方、情報抽出部111から取得したユーザ装置識別子が登録されている場合、処理部112は、情報抽出部111から取得した下位装置識別子に対応する終端装置を、下位装置等対応情報から取得し、さらに情報抽出部111から取得したユーザ装置識別子を、対応する終端装置13に関連付けて、ユーザ装置等対応情報を更新する。
なお、処理部112は、下位装置等対応情報と、ユーザ装置等対応情報とを、単一の対応表にまとめて、記憶部113に記憶させてもよい。
記憶部113は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性の記憶媒体(非一時的な記録媒体)を有する。記憶部113は、例えば、RAM(Random Access Memory)やレジスタなどの揮発性の記憶媒体を有していてもよい。記憶部113は、例えば、ソフトウェア機能部を機能させるためのプログラムを記憶してもよい。
記憶部113は、上記下位装置等対応情報、及び、上記ユーザ装置等対応情報を記憶する。なお、記憶部113は、下位装置等対応情報と、ユーザ装置等対応情報とを、単一の対応表にまとめて記憶してもよい。
帯域割当部114は、下位装置等対応情報と、ユーザ装置等対応情報とを、処理部112から取得する。帯域割当部114は、これら下位装置等対応情報及びユーザ装置等対応情報と、情報抽出部111が抽出した下位網送信許可量の情報とに基づいて、中継網30において終端装置13の上り通信に要求される帯域量(以下、「中継網要求量」という)を決定する。
帯域割当部114は、中継網要求量に基づいて、下位装置14の上り通信の信号の割当量を算出する。なお、下位装置14における上り通信の信号の転送処理には、ユーザ装置15の上り通信の信号に応じて、オーバヘッドが発生する場合がある。ここでいうオーバヘッドとは、上り通信における主信号以外の信号のことを指し、例えばデータ転送に追加で付加される制御情報である。このため、中継網要求量には、オーバヘッドに応じた情報量等が加算又は乗算されてもよい。
帯域割当部114は、例えば、終端装置13が上り通信の信号の送信を待つ時間が、全ての終端装置13において公平となるように、終端装置13の上り通信の送信開始時刻(中継網送信許可の送信開始時刻)を算出する。また、同様に、帯域割当部114は、例えば、終端装置13が上り通信の信号の送信を待つ時間が全ての終端装置13において公平となるように、下位装置14の上り通信の信号の割当量に余剰ビット量を加算した結果に基づいて、中継網30における終端装置13の上り通信の送信が許可される信号の情報量(以下、「中継網送信許可量」という)を算出する。ここでいう余剰ビット量とは、例えばデータ転送以外に上り通信で生じる可能性のある制御信号の送信を許容するための追加の割当量である。
帯域割当部114は、終端装置13ごとの上り通信の送信開始時刻の情報を、下位通信部115に送信する。帯域割当部114はまた、終端装置13ごとの中継網送信許可量の情報を、下位通信部115に送信する。
下位通信部115は、上位通信部110から取得した下り通信の主信号を、中継網30を介して終端装置13に転送する。下位通信部115は、中継網30を介して終端装置13から取得した上り通信の主信号を、上位通信部110に転送する。
下位通信部115は、終端装置13ごとの上り通信の送信開始時刻の情報を、帯域割当部114から取得する。下位通信部115は、この、終端装置13の上り通信の送信開始時刻の情報を、中継網30を介して終端装置13に転送する。下位通信部115はまた、終端装置13ごとの中継網送信許可量の情報を、帯域割当部114から取得する。下位通信部115は、終端装置13ごとの中継網送信許可量の情報を、中継網30を介して終端装置13に転送する。
下位通信部115は、上位装置10によって下り通信の主信号に付加された下位装置識別子と、記憶部113に記憶されている各対応情報とに基づいて、下り通信の主信号を転送する先の終端装置13を定めてもよい。
また、下位通信部115は、下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、中継網30を介して終端装置13に転送する。下位通信部115は、終端装置13−iに接続されている下位装置14−iの下位装置識別子を、終端装置13−iから取得する。下位通信部115は、受信した下位装置14の下位装置識別子と、終端装置13の識別子とを対応付けて、処理部112に転送する。
次に、終端装置13の構成例を説明する。
図5は、本第1の実施形態における、終端装置13の構成例を示す図である。終端装置13は、上位通信部130と、取得部131と、下位通信部132とを備える。
上位通信部130と、取得部131と、下位通信部との一部または全部は、例えば、CPU等のプロセッサが、メモリに記憶されたプログラムを実行することにより機能するソフトウェア機能部である。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSIやASIC等のハードウェア機能部であってもよい。
上位通信部130は、自装置に接続されている下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、取得部131に転送する。これにより、上位通信部130は、上記下位装置識別子を、取得部131から取得する。
上位通信部130は、この、自装置に接続されている下位装置14の下位装置識別子を、中継網30を介して端局装置11に送信する。
上位通信部130は、本終端装置13の上り通信の送信開始時刻の情報に基づいて、上り通信の主信号を、端局装置11に対して送信開始時刻に送信する。ここで上位通信部130は、上記中継網送信許可量の情報に基づいて、中継網送信許可量に適応する上り通信の主信号を、端局装置11に対して送信する。
上位通信部130はまた、下り通信の主信号を、中継網30を介して端局装置11から取得する。上位通信部130は、下り通信の主信号を下位通信部132に転送する。
取得部131は、自装置に接続されている下位装置14の下位装置識別子を、下位通信部132から取得する。取得部131は、下位装置識別子を要求する信号を上位通信部130から取得した場合、自装置に接続されている下位装置14の下位装置識別子を、上位通信部130に送信する。
下位通信部132は、自装置に接続されている下位装置14の下位装置識別子を、下位装置14から取得する。下位通信部132は、自装置に接続されている下位装置14の下位装置識別子を、取得部131からの要求に応じて、取得部131に転送する。下位通信部132はまた、下り通信の主信号を、自装置に接続されている下位装置14に転送する。
次に、下位装置等対応情報を端局装置11が作成する動作について説明する。
図6は、本第1の実施形態における、下位装置等対応情報を作成する動作の手順の第1例を示すシーケンス図である。
上位装置10は、上位装置10の上位装置識別子と、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS101)。
端局装置11は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、中継部12に送信する(ステップS102)。
中継部12は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置識別子が割り当てられた下位装置14に接続された終端装置13に転送する(ステップS103)。
終端装置13は、自装置に接続された下位装置14に、下位装置識別子の送信を要求する信号を送信する(ステップS104)。下位装置14は、下位装置識別子の送信を要求する信号を取得する(ステップS105)。そして、下位装置14は、自装置の下位装置識別子を、終端装置13に送信する(ステップS106)。
終端装置13は、自装置の終端装置識別子と、自装置に接続された下位装置14の下位装置識別子とを、中継部12に送信する(ステップS107)。中継部12は、これら終端装置識別子と下位装置識別子とを、端局装置11に転送する(ステップS108)。
端局装置11は、上記終端装置識別子と下位装置識別子とを、中継部12を介して終端装置13から取得する(ステップS109)。端局装置11は、下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)に、取得した下位装置識別子が登録されているか否かを判定する(ステップS110)。
当該下位装置識別子が登録されていない場合、端局装置11は、取得した下位装置識別子を対応する終端装置13に関連付けて、下位装置等対応情報に登録する。一方、取得した下位装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、取得した下位装置識別子を対応する終端装置13に関連付けて、下位装置等対応情報を更新する(即ち、下位装置等対応情報における、下位装置識別子と終端装置識別子の対応関係が変更される)(ステップS111)。
なお、端局装置11は、上位装置10からの情報通知及び問い合わせに起因して、図6に示す端局装置11の処理を実行してもよいし、図6に示す処理を定期的に実行してもよい。同様に、終端装置13は、端局装置11からの情報通知及び問い合わせに起因して、図6に示す終端装置13の処理を実行してもよいし、図6に示す処理を定期的に実行してもよい。
図7は、本第1の実施形態における、下位装置等対応情報を作成する動作の手順の第2例を示すシーケンス図である。
図7に示すように、終端装置13は、下位装置識別子の送信の要求を、下位装置14に対して事前に実行し、下位装置識別子を保存していてもよい。
即ち、終端装置13は、自装置に接続された下位装置14に、下位装置識別子の送信を要求する信号を送信する(ステップS201)。下位装置14は、この、下位装置識別子の送信を要求する信号を取得する(ステップS202)。これにより、下位装置14は、自装置の下位装置識別子を終端装置13に送信する(ステップS203)。そして、終端装置13は、自装置の終端装置識別子と、自装置に接続された下位装置14の下位装置識別子とを記憶する(ステップS204)。
上位装置10は、上位装置10の上位装置識別子と、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS205)。
端局装置11は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、中継部12に送信する(ステップS206)。
中継部12は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置識別子が割り当てられた下位装置14に接続された終端装置13に転送する(ステップS207)。
終端装置13は、下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を取得する(ステップS208)。
終端装置13は、自装置の終端装置識別子と、自装置に接続された下位装置14の下位装置識別子(上記ステップS204で記憶されたもの)とを、中継部12に送信する(ステップS209)。中継部12は、これら終端装置識別子と下位装置識別子とを、端局装置11に転送する(ステップS210)。
端局装置11は、終端装置識別子と下位装置識別子とを、中継部12を介して終端装置13から取得する(ステップS211)。端局装置11は、下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)に、取得した下位装置識別子が登録されているか否かを判定する(ステップS212)。
当該下位装置識別子が登録されていない場合、端局装置11は、取得した下位装置識別子を対応する終端装置13に関連付けて、下位装置等対応情報に登録する。一方、取得した下位装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、取得した下位装置識別子を対応する終端装置13に関連付けて、下位装置等対応情報を更新する(即ち、上記第1例と同様に、下位装置等対応情報における、下位装置識別子と終端装置識別子の対応関係が変更される)(ステップS213)。
図8は、本第1の実施形態における、下位装置等対応情報を作成する動作の手順の第3例を示すシーケンス図である。図8のシーケンス図は、図6のものと流れは同じであるが、ここでは、中継部12と同様に終端装置13もまた信号(メッセージ)の転送を行うだけであり、端局装置11と下位装置14とが直接通信する形態となる。
上位装置10は、上位装置10の上位装置識別子と、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS301)。
端局装置11は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置14に向けて転送させるために、中継部12に送信する(ステップS302)。
中継部12は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置識別子が割り当てられた下位装置14に接続された終端装置13に転送する(ステップS303)。
終端装置13もまた、自装置に接続された下位装置14に、下位装置識別子の送信を要求する信号をそのまま転送する(ステップS304)。下位装置14は、下位装置識別子の送信を要求する信号を取得する(ステップS305)。そして、下位装置14は、自装置の下位装置識別子を終端装置13に送信する(ステップS306)。
終端装置13は、自装置の終端装置識別子と、自装置に接続された下位装置14の下位装置識別子とを、中継部12に転送する(ステップS307)。中継部12は、これら終端装置識別子と下位装置識別子とを、端局装置11に転送する(ステップS308)。
端局装置11は、中継部12を介して上記終端装置識別子を終端装置13から取得し、中継部12及び終端装置13を介して、上記下位装置識別子を下位装置14から取得する(ステップS309)。端局装置11は、下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)に、取得した下位装置識別子が登録されているか否かを判定する(ステップS310)。
当該下位装置識別子が登録されていない場合、端局装置11は、取得した下位装置識別子を対応する終端装置13に関連付けて、下位装置等対応情報に登録する。一方、取得した下位装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、取得した下位装置識別子を対応する終端装置13に関連付けて、下位装置等対応情報を更新する(即ち、本第3例においても、下位装置等対応情報における、下位装置識別子と終端装置識別子の対応関係が変更される)(ステップS311)。
次に、ユーザ装置等対応情報を端局装置11が作成する動作について説明する。
図9は、本第1の実施形態における、ユーザ装置等対応情報を作成する動作の手順の例を示すシーケンス図である。
上位装置10は、中継網30を介して上位装置10と接続する下位装置14の下位装置識別子と、下位装置14と接続するユーザ装置15のユーザ装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS401)。
端局装置11は、これら、中継網30を介して上位装置10と接続する下位装置14の下位装置識別子と下位装置14と接続するユーザ装置15のユーザ装置識別子とを取得する(ステップS402)。
端局装置11は、ユーザ装置等対応情報に、取得したユーザ装置識別子が登録されているか否かを判定する(ステップS403)。
取得したユーザ装置識別子が登録されていない場合、端局装置11は、取得した下位装置識別子に対応する終端装置を、下位装置等対応情報から取得し、さらに取得したユーザ装置識別子を対応する終端装置13に関連付けて、ユーザ装置等対応情報に登録する。一方、取得したユーザ装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、取得した下位装置識別子に対応する終端装置を、下位装置等対応情報から取得し、さらに取得したユーザ装置識別子を対応する終端装置13に関連付けて、ユーザ装置等対応情報を更新する(即ち、ユーザ装置等対応情報における、ユーザ装置識別子と終端装置識別子の対応関係が変更される)(ステップS404)。
以上のように、第1の実施形態の端局装置11は、下位側に複数のユーザ装置15が収容される下位装置14と接続された終端装置13と接続され、上位側に上位装置10が接続されている。
端局装置11の情報抽出部111は、上位装置10から通知されたユーザ装置15の上り通信の情報(例えば、上り通信のスケジューリングの情報)から、ユーザ装置15ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出する。
端局装置11の処理部112は、上位装置10、終端装置13、下位装置14及びユーザ装置15の対応付けを示す対応情報を作成する。対応情報は、上位装置10、端局装置11、終端装置13、下位装置14及びユーザ装置15の対応付けを示す情報でもよい。
端局装置11の帯域割当部114は、ユーザ装置15ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、対応情報とに基づいて、終端装置13の上り通信の開始時刻と、終端装置13の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、当該終端装置13に割り当てる。
この構成によって、端局装置11は、上位装置10、終端装置13、下位装置14及びユーザ装置15の対応付けを示す対応情報を作成する。端局装置11は、この対応情報に基づいて、各装置の接続関係を識別することが可能である。
端局装置11は、各装置の接続関係の識別結果と、上位装置10から通知されるユーザ装置15ごとのスケジューリング情報とに基づいて、終端装置13の上り通信の開始時刻と、送信が許可される信号の情報量とを決定することが可能である。
これによって、第1の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法によれば、下位装置14とユーザ装置15とが一対多で接続された通信システムの帯域の利用効率を向上させることが可能となる。
また、第1の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法では、上位装置10から下位装置14へのスケジューリングの情報に基づいて、終端装置13への帯域割当を行う。そして、第1の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法によれば、下位装置14への信号制御によって、PON等の帯域を活用することが可能となる。従って、第1の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法は、上り通信の信号の転送の低遅延化を可能とする。
第1の実施形態の端局装置11は、終端装置13の下位に接続された下位装置14の識別情報を、終端装置13から取得する下位通信部115を更に備える。情報抽出部111は、ユーザ装置15の上り通信の情報として上位装置10から通知されたスケジューリングの情報から、上位装置10と下位装置14との対応付けを示す情報を更に抽出する。
処理部112は、抽出された上位装置10と下位装置14との対応付けを示す情報に基づいて、上位装置10、端局装置11、終端装置13、下位装置14及びユーザ装置15の接続の対応関係を示す情報を作成する。
記憶部113は、この、上位装置10、端局装置11、終端装置13、下位装置14及びユーザ装置15の接続の対応関係を示す情報として、上位装置10、終端装置13及び下位装置14の接続の対応関係を示す情報と、終端装置13及びユーザ装置15の接続の対応関係を示す情報とを記憶する。
第1の実施形態の端局装置11は、ユーザ装置15ごとのスケジューリングの情報に基づいて、終端装置13ごとの信号の送信開始時刻及び送信許可量を決定することが可能となる。従って、第1の実施形態の端局装置11は、上り通信の信号及び下り通信の信号を、所望の上位装置10及び終端装置13に転送することが可能となる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、下位装置14に異常が発生したことによって端局装置11が下位装置識別子を終端装置13から取得できない場合の処理を示すものであり、この点が、第1の実施形態と相違する。第2の実施形態では、第1の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態における、下位装置14に異常が発生した場合の動作の手順の第1例を示すシーケンス図である。
上位装置10は、上位装置10の上位装置識別子と、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS501)。
端局装置11は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、中継部12に送信する(ステップS502)。
中継部12は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置識別子が割り当てられた下位装置14に接続された終端装置13に転送する(ステップS503)。
終端装置13は、自装置に接続された下位装置14に、下位装置識別子の送信を要求する信号を送信する(ステップS504)。下位装置14は、下位装置識別子の送信を要求する信号を取得する(ステップS505)。
終端装置13は、(送信を要求した)下位装置識別子を一定時間(閾値時間)以内に下位装置14から取得したか否かを判定する(ステップS506)。
下位装置識別子を一定時間以内に下位装置14から取得しなかった場合、終端装置13は、下位装置14に異常が発生したことを示す下位装置エラー情報を、端局装置11に向けて中継部12に送信する(ステップS507)。
中継部12は、上記の下位装置エラー情報を、端局装置11に転送する(ステップS508)。
端局装置11は、下位装置エラー情報を、中継部12を介して終端装置13から取得する(ステップS509)。端局装置11は、下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)に、下位装置エラー情報を受信した終端装置が登録されているか否かを判定する。
下位装置エラー情報を受信した終端装置が登録されている場合、端局装置11は、当該終端装置に対応付けられた情報を、下位装置等対応情報から削除する(ステップS510)。
端局装置11はまた、ユーザ装置等対応情報(ONU−UE対応情報)に、下位装置エラー情報を受信した終端装置が登録されているか否かを判定する。下位装置エラー情報を受信した終端装置が登録されている場合、端局装置11は、当該終端装置に対応付けられた情報を、ユーザ装置等対応情報から削除する(ステップS511)。
そして端局装置11は、下位装置14に異常が発生したことを示す下位装置エラー情報を、上位装置10に送信する(ステップS512)。上位装置10は、下位装置エラー情報を取得する(ステップS513)。
図11は、本発明の第2の実施形態における、下位装置14に異常が発生した場合の動作の手順の第2例を示すシーケンス図である。
終端装置13は、自装置に接続された下位装置14に、下位装置識別子の送信を要求する信号を送信する(ステップS601)。下位装置14は、下位装置識別子の送信を要求する信号を取得する(ステップS602)。
上位装置10は、上位装置10の上位装置識別子と、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS603)。
端局装置11は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、中継部12に送信する(ステップS604)。
中継部12は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置識別子が割り当てられた下位装置14に接続された終端装置13に転送する(ステップS605)。
終端装置13は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を取得する(ステップS606)。
終端装置13は、下位装置識別子を一定時間以内に下位装置14から取得したか否か(上記ステップS601及びS602により)を判定する(ステップS607)。
下位装置識別子を一定時間以内に下位装置14から取得しなかった場合、終端装置13は、下位装置14に異常が発生したことを示す下位装置エラー情報を、端局装置11に向けて中継部12に送信する(ステップS608)。
中継部12は、上記の下位装置エラー情報を、端局装置11に転送する(ステップS609)。
端局装置11は、下位装置エラー情報を、中継部12を介して終端装置13から取得する(ステップS610)。端局装置11は、下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)に、下位装置エラー情報を受信した終端装置が登録されているか否かを判定する。
下位装置エラー情報を受信した終端装置が登録されている場合、端局装置11は、当該終端装置に対応付けられた情報を、下位装置等対応情報から削除する(ステップS611)。
端局装置11はまた、ユーザ装置等対応情報(ONU−UE対応情報)に、下位装置エラー情報を受信した終端装置が登録されているか否かを判定する。下位装置エラー情報を受信した終端装置が登録されている場合、端局装置11は、当該終端装置に対応付けられた情報を、ユーザ装置等対応情報から削除する(ステップS612)。
そして端局装置11は、下位装置14に異常が発生したことを示す下位装置エラー情報を、上位装置10に送信する(ステップS613)。上位装置10は、下位装置エラー情報を取得する(ステップS614)。
図12は、本発明の第2の実施形態における、下位装置14に異常が発生した場合の動作の手順の第3例を示すシーケンス図である。図12において、中継部12と同様に終端装置13もまた信号(メッセージ)の転送を行うだけであり、端局装置11と下位装置14とが直接通信する形態となる。
上位装置10は、上位装置10の上位装置識別子と、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS701)。
端局装置11は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置14に向けて中継部12に送信する(ステップS702)。
中継部12は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置識別子が割り当てられた下位装置14に接続された終端装置13に転送する(ステップS703)。
終端装置13もまた、自装置に接続された下位装置14に、下位装置識別子の送信を要求する信号をそのまま転送する(ステップS704)。下位装置14は、下位装置識別子の送信を要求する信号を取得する(ステップS505)。
端局装置11は、下位装置識別子を一定時間以内に下位装置14から取得したか否かを判定する(ステップS706)。下位装置識別子を一定時間以内に下位装置14から取得しなかった場合、端局装置11は、下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)に、送信先の下位装置14の下位装置識別子が登録されているか否かを判定する。
送信先の下位装置14の下位装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、送信先の下位装置14の下位装置識別子と、送信先の下位装置14の下位装置識別子に対応付けられた終端装置13の終端装置識別子とを、下位装置等対応情報から削除する(ステップS707)。
端局装置11はまた、終端装置13又は下位装置14に異常が発生したことを示す装置エラー情報を、上位装置10に送信する(ステップS708)。上位装置10は、装置エラー情報を取得する(ステップS709)。
以上のように、第2の実施形態の端局装置11は、下位装置14に異常が発生した場合、送信先の下位装置14の下位装置識別子と、当該下位装置識別子に対応付けられた終端装置13の終端装置識別子とを、下位装置等対応情報から削除する。
これによって、第2の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法は、下位装置14とユーザ装置15とが一対多で接続された通信システム1において、下位装置14に異常が発生したことによって端局装置11が下位装置識別子を終端装置13から取得できない場合でも、帯域の利用効率を向上させることが可能となる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、終端装置13に異常が発生したことによって端局装置11が下位装置識別子を終端装置13から取得できない場合の処理を示すものであり、この点が、第2の実施形態と相違する。第3の実施形態では、第2の実施形態との相違点についてのみ説明する。
図13は、本発明の第3の実施形態における、終端装置13に異常が発生した場合の動作の手順の第1例を示すシーケンス図である。
上位装置10は、上位装置10の上位装置識別子と、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS801)。
端局装置11は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、中継部12に送信する(ステップS802)。
中継部12は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置識別子が割り当てられた下位装置14に接続された終端装置13に転送する(ステップS803)。
終端装置13は、自装置に接続された下位装置14に、下位装置識別子の送信を要求する信号を送信する(ステップS804)。下位装置14は、下位装置識別子の送信を要求する信号を取得する(ステップS805)。そして下位装置14は、自装置の下位装置識別子を、終端装置13に送信する(ステップS806)。
終端装置13は、自装置に接続された下位装置14の下位装置識別子を取得する(ステップS807)。
端局装置11は、(送信を要求した)下位装置識別子を一定時間以内に終端装置13から取得したか否かを判定する(ステップS808)。
下位装置識別子を一定時間以内に終端装置13から取得しなかった場合、端局装置11は、下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)に、送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子が登録されているか否かを判定する。
送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子と、当該送信先の終端装置13の終端装置識別子とを、下位装置等対応情報から削除する(ステップS809)。
端局装置11はまた、ユーザ装置等対応情報(ONU−UE対応情報)に、送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子が登録されているか否かを判定する。
送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子と、この下位装置識別子に対応付けられたユーザ装置15のユーザ装置識別子とを、ユーザ装置等対応情報から削除する(ステップS810)。
端局装置11は、終端装置13に異常が発生したことを示す終端装置エラー情報を、上位装置10に送信する(ステップS811)。上位装置10は、終端装置エラー情報を取得する(ステップS812)。
図14は、本発明の第3の実施形態における、終端装置13に異常が発生した場合の動作の手順の第2例を示すシーケンス図である。
終端装置13は、自装置に接続された下位装置14に、下位装置識別子の送信を要求する信号を送信する(ステップS901)。下位装置14は、この、下位装置識別子の送信を要求する信号を取得する(ステップS902)。
これにより、下位装置14は、自装置の下位装置識別子を終端装置13に送信する(ステップS903)。そして、終端装置13は、自装置に接続された下位装置14の下位装置識別子を取得する(ステップS904)。
上位装置10は、上位装置10の上位装置識別子と、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS905)。
端局装置11は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、中継部12に送信する(ステップS906)。
中継部12は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置識別子が割り当てられた下位装置14に接続された終端装置13に転送する(ステップS907)。
終端装置13は、下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を取得する(ステップS908)。
端局装置11は、下位装置識別子を一定時間以内に終端装置13から取得したか否かを判定する(ステップS909)。
下位装置識別子を一定時間以内に終端装置13から取得しなかった場合、端局装置11は、下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)に、送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子が登録されているか否かを判定する。当該下位装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子と、送信先の終端装置13の終端装置識別子とを、下位装置等対応情報から削除する(ステップS910)。
端局装置11はまた、ユーザ装置等対応情報(ONU−UE対応情報)に、送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子が登録されているか否かを判定する。当該下位装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子と、当該下位装置識別子に対応付けられたユーザ装置15のユーザ装置識別子とを、ユーザ装置等対応情報から削除する(ステップS911)。
端局装置11は、終端装置13に異常が発生したことを示す終端装置エラー情報を、上位装置10に送信する(ステップS912)。上位装置10は、終端装置エラー情報を取得する(ステップS913)。
図15は、本発明の第3の実施形態における、終端装置13に異常が発生した場合の動作の手順の第3例を示すシーケンス図である。図15において、中継部12と同様に終端装置13もまた信号(メッセージ)の転送を行うだけであり、端局装置11と下位装置14とが直接通信する形態を想定している。
上位装置10は、上位装置10の上位装置識別子と、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子とを、端局装置11に送信する(ステップS1001)。
端局装置11は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置14に向けて中継部12に送信する(ステップS1002)。
中継部12は、上位装置10と接続している下位装置14の下位装置識別子を要求する信号を、下位装置識別子が割り当てられた下位装置14に接続された終端装置13に転送する(ステップS1003)。
終端装置13は、下位装置識別子の送信を要求する信号を取得する。終端装置13は、自装置に異常が発生していない場合には、この取得した信号をそのまま下位装置14に転送する(ステップS1004)。
端局装置11は、下位装置識別子を一定時間以内に下位装置14から取得したか否かを判定する(ステップS1005)。下位装置識別子を一定時間以内に下位装置14から取得しなかった場合、端局装置11は、下位装置等対応情報(BBU−ONU−RRH対応情報)に、送信先の下位装置14の下位装置識別子が登録されているか否かを判定する。
送信先の下位装置14の下位装置識別子が登録されている場合、端局装置11は、送信先の下位装置14の下位装置識別子と、送信先の下位装置14の下位装置識別子に対応付けられた終端装置13の終端装置識別子とを、下位装置等対応情報から削除する(ステップS1006)。
端局装置11は、終端装置13又は下位装置14に異常が発生したことを示す装置エラー情報を、上位装置10に送信する(ステップS1007)。上位装置10は、装置エラー情報を取得する(ステップS1008)。
以上のように、第3の実施形態の端局装置11は、終端装置13に異常が発生した場合、送信先の終端装置13に対応付けられた下位装置14の下位装置識別子と、当該下位装置識別子に対応付けられた終端装置13の終端装置識別子とを、下位装置等対応情報から削除する。
これによって、第3の実施形態の端局装置11及び帯域割当方法は、下位装置14とユーザ装置15とが一対多で接続された通信システム1において、終端装置13に異常が発生したことによって端局装置11が下位装置識別子を終端装置13から取得できない場合でも、帯域の利用効率を向上させることが可能となる。
上述した実施形態における上位装置、端局装置、終端装置、下位装置、ユーザ装置、通信システムをコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。
また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明による端局装置及び帯域割当方法によれば、下位装置とユーザ装置とが一対多で接続された通信システムの帯域の利用効率を向上させることが可能となる。
1…通信システム
10…上位装置
11…端局装置
12…中継部
13…終端装置
14…下位装置
15…ユーザ装置
20…上位網
30…中継網
40…下位網
100…主信号線
101…副信号線
110…上位通信部
111…情報抽出部
112…処理部
113…記憶部
114…帯域割当部
115…下位通信部
120…光ファイバ
130…上位通信部
131…取得部
132…下位通信部

Claims (4)

  1. 下位側に複数のユーザ装置が収容される下位装置と接続された終端装置と接続され、上位側に上位装置が接続された端局装置において、
    前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出する情報抽出部と、
    前記上位装置、前記終端装置、前記下位装置及び前記ユーザ装置の対応付けを示す対応情報を作成する処理部と、
    前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、前記対応情報とに基づいて、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、前記終端装置に割り当てる帯域割当部と、
    を備える端局装置。
  2. 前記終端装置の下位に接続された前記下位装置の識別情報を、前記終端装置から受信する通信部
    を更に備え、
    前記情報抽出部は、前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記上位装置と前記下位装置との対応付けを示す情報を更に抽出し、
    前記処理部は、抽出された前記上位装置と前記下位装置との対応付けを示す情報に基づいて、前記対応情報を作成する、請求項1に記載の端局装置。
  3. 前記処理部は、前記上位装置から、前記上位装置、前記下位装置及び前記ユーザ装置の対応付けを示す情報を入手し、また前記終端装置から、前記終端装置及び前記下位装置の対応付けを示す情報を入手して、前記対応情報を作成することを特徴とする、請求項1に記載の端局装置。
  4. 下位側に複数のユーザ装置が収容される下位装置と接続された終端装置と接続され、上位側に上位装置が接続された端局装置における帯域割当方法であって、
    前記上位装置から通知された前記ユーザ装置の上り通信の情報から、前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報を抽出するステップと、
    前記上位装置、前記終端装置、前記下位装置及び前記ユーザ装置の対応付けを示す対応情報を作成するステップと、
    前記ユーザ装置ごとの上り通信の帯域量の割り当ての情報と、前記対応情報とに基づいて、前記終端装置の上り通信の開始時刻と、前記終端装置の上り通信の送信が許可される信号の情報量とを、前記終端装置に割り当てるステップと、
    を有する帯域割当方法。
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