JP5568449B2 - 受動光ネットワークシステム、局側装置及び消費電力制御方法 - Google Patents
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Description
本技術分野の背景技術として、特開2008−113193号公報(特許文献1)がある。この公報には、例えば「ONUとOLTまたはTE(Terminal Equipment)との接続状態を監視して、ONUの機能ブロックを低消費電力モードに設定する事により、効率よく消費電力を抑制する加入者側装置を得ることができる。」と記載されている。また、特開2006−115143号公報(特許文献2)がある。この公報には、「必要時にアプリケーション毎に論理リンクを確立するので、使用していない論理リンクの維持にセンター側及びユーザ側の各光終端装置の処理能力を浪費しなくて済む。」と記載されている。
特許文献2の例では、ユーザのアプリケーションの未使用状態検知時にOLT−ONU間の論理リンク自体を切断する方式となっている。本方式では未使用状態から使用状態に移行した際、アプリケーションの起動判定処理、及びOLTとの論理リンクを再度確立しONUを登録するためのDiscoveryシーケンス処理に時間を要する。従って、瞬時に疎通を開始できないという課題がある。
本発明は、以上の点に鑑み、サービスの連続性を維持しつつユーザ未使用状態時にOLTとONU双方の電子回路及び光デバイス動作頻度を低減し、消費電力の低減が可能な受動光ネットワークシステム、局側装置及び消費電力制御方法を提供することを目的とする。また、本発明は、PONシステムに収容しているユーザの使用状況を判定するユーザ使用状態管理手段を局側装置に設け、OLT−ONU間の論理リンクを維持した状態で、ユーザ未使用判定時に不要な制御フレームの送受信処理を抑制する事を目的のひとつとする。
ユーザ使用状態管理部は前記DBA処理部と転送データベース部と統計カウンタ部の中の一つ、あるいは全ての状態監視結果によりユーザ使用状況を判定し、使用状況によりDBA制御部の動作を切り替え、OLT−ONU間の制御フレーム量の調整を行う。
本発明は、ユーザトラヒックの有無等によりユーザが未使用状態である事を判定し、未使用時にONU−OLT間でユーザフレーム転送で利用されるDBA制御フレーム量を低減する事で、ONUに各種端末が接続中でかつ端末の電源が入っている場合の様に、ユーザがネットワークを使用可能な状態においても、OLTとONU双方の電子回路及び光デバイス動作頻度を低減し、消費電力を低減できるようにしたものである。
局側装置と複数の宅側装置とを備え、前記局側装置と前記宅側装置間の論理リンクを介し、制御パケットを送受信することで前記局側装置が前記宅側装置に上り帯域を割り当てて通知する受動光ネットワークシステムにおいて、
前記局側装置は、
論理リンク毎に、前記局側装置から複数の前記宅側装置へのフレーム転送の宛先を特定するための転送情報が記憶される転送データベースと、
フレームの転送処理を行う転送処理部と、
論理リンク毎に、転送データ量をカウントする統計カウンタと、
前記転送データベースに転送情報が登録されていない論理リンク、及び/又は、前記統計カウンタのカウント値が予め定められた時間内に増加しない論理リンクを未使用と判定し、未使用と判定された論理リンクに対する単位時間当たりの制御パケット量を減らす使用状態管理部と
を備えた前記受動光ネットワークシステムが提供される。
局側装置と複数の宅側装置とを備え、前記局側装置と前記宅側装置間の論理リンクを介し、制御パケットを送受信することで前記局側装置が前記宅側装置に上り帯域を割り当てて通知する受動光ネットワークにおいて、
前記宅側装置の少なくともひとつは、
論理リンク毎に、前記宅側装置からユーザ端末へのフレーム転送の宛先を特定するための転送情報が記憶される転送データベースと、
フレームの転送処理を行う転送処理部と、
論理リンク毎に、転送データ量をカウントする統計カウンタと、
を備え、
前記局側装置は、
前記宅内装置の前記転送データベース部の転送情報と前記統計カウンタのカウント値を取得する監視制御処理部と、
前記転送データベースに転送情報が登録されていない論理リンク、及び/又は、前記統計カウンタのカウント値が予め定められた時間内に増加しない論理リンクを未使用と判定し、未使用と判定された論理リンクに対する単位時間当たりの制御パケット量を減らす使用状態管理部と
を備える前記受動光ネットワークシステムが提供される。
局側装置と複数の宅側装置とを備え、前記局側装置と前記宅側装置間の論理リンクを介し、制御パケットを送受信することで前記局側装置が前記宅側装置に上り帯域を割り当てて通知する受動光ネットワークにおける前記局側装置であって、
論理リンク毎に、前記局側装置から複数の前記宅側装置へのフレーム転送の宛先を特定するための転送情報が記憶される転送データベースと、
フレームの転送処理を行う転送処理部と、
論理リンク毎に、転送データ量をカウントする統計カウンタと、
前記転送データベースに転送情報が登録されていない論理リンク、及び/又は、前記統計カウンタのカウント値が予め定められた時間内に増加しない論理リンクを未使用と判定し、未使用と判定された論理リンクに対する単位時間当たりの制御パケット量を減らす使用状態管理部と
を備えた前記局側装置が提供される。
局側装置と複数の宅側装置とを備え、局側装置と宅側装置間の論理リンクを介し、制御パケットを送受信することで局側装置が宅側装置に上り帯域を割り当てて通知する受動光ネットワークにおける消費電力制御方法であって、
論理リンク毎に、局側装置から複数の宅側装置へのフレーム転送の宛先を特定するための転送情報を、論理リンクの転送モードに応じた所定のプロトコルの処理により転送データベースに登録及び削除するステップと、
論理リンク毎に、転送データ量をカウントするステップと、
転送データベースに転送情報が登録されていない論理リンク、及び/又は、カウント値が予め定められた時間内に増加しない論理リンクを未使用と判定し、未使用と判定された論理リンクに対する単位時間当たりの制御パケット量を減らすステップと
を含む前記消費電力制御方法が提供される。
(第1の実施例)
図1は、PONシステムの構成例を示す概略図である。
PONシステムは、例えば通信事業者の局舎に設置される局側装置であるOLT4と、例えば加入者宅に設置される複数のONU2が光ファイバと光スプリッタ3を介して接続されている。ONU2はUNIインタフェースを有し、ユーザ宅内のパーソナルコンピュータ、ルータ、ターミナルアダプタ等の端末及び通信装置がこのインタフェースに接続される。図1には端末1として示す。OLT4の上位側にはNNI(Network Node Interface)インタフェースがあり、PONシステムは本インタフェースにより通信事業者のコアネットワークを経由しインターネット等の上位ネットワークに接続される。図1に示す様に、PONシステムではOLT4とONU2が1:N接続される。OLT4とONU2の間では一つの物理リンク上に複数の論理リンクが設定され、各ONU2とのパスはこの論理リンクにより設定される。GE−PONの場合では、イーサネットフレームのプリアンブル部にLLID(Logical Link ID、論理リンク識別子)と呼ばれる識別子が埋め込まれ、本識別子により複数ONUのデータ多重を実現している。PONの下り信号(上位ネットワークからユーザ宅の方向)は、同じ信号が全ONU2に到達し、各ONU2は受信したフレームが自分宛であるかどうかをLLIDにより判断し、受信フレームの取捨選択を行う。一方、上り信号は複数のONU2が同時に送信するとデータの衝突が生じるため、OLT4側からのポーリング制御によりフレーム転送が実現される。PONでは一つの光ファイバを複数のONU2で共有しており、上記ポーリング制御をベースにONU2からOLT4への上り帯域をトラヒック量に応じて動的に割り当てる制御を行っており、これをDBA制御と呼んでいる。
図2は、本実施の形態のOLTのブロック構成図である。
OLT4は、例えば、光モジュール41と、PON制御部42と、DHCP/PPP処理部43と、論理リンク転送制御部44と、ネットワークノードインタフェース45と、上りフレーム振分け部46と、下りフレーム振分け部47と、上り多重部48と、ユーザ使用状態管理部49とを有する。
光モジュール41は光/電気変換を行う機能ブロックであり、PONの光信号はWDM41bにより上りと下りの波長が多重/分離される。IEEE802.3ahのGE−PONの場合、上り1.31μm、下り1.49μmの波長が使用される。上り信号はO/E変換部41cにより光から電気に変換され、下り信号はE/O変換部41aで光から電気に変換される。
PON制御部42はPONインタフェース上でONU2との間の制御を行う為の機能ブロックである。Discovery処理部42aは、PON上に新たにONU2を追加する場合の登録シーケンスを処理する。DBA処理部42bは、ONU2からOLT4への上り信号を転送するためのポーリング制御及び各論理リンクの上り帯域制御を行う。これらのDiscovery処理とDBA処理ではMPCP(Multi Point Control Protocol)と呼ばれるプロトコルが使用される。OAM(Operation,Administration,and Maintenance)処理部42cはONU2の監視制御を行う部分であり、OAMフレームによりONU装置への各種設定や状態読み取り、障害通知等を行う。
DHCP/PPP処理部43は、論理リンク上の転送でレイヤ3相当のアドレスを利用する場合に使う機能ブロックである。DHCPの場合、IETF(Internet Engineering Task Force)RFC2131に規定される様に、ユーザ端末とDHCPサーバ間でDiscover−Offer−Request−Ackといったシーケンスにより端末へIPアドレスが配布される。DHCP/PPP処理部43はこのシーケンスをスヌープ(覗き見)し、アドレス払い出し結果を確認した上で、転送データベース44aにL2アドレス(MAC)とL3アドレス(IP)のバインディング結果を登録する。この場合下りフレーム転送は、MACアドレスとIPアドレスの組合せにより判定される。同様に切断シーケンスについてもスヌープし、アドレスがリリース(解放)された場合には転送データベース44aから該当エントリをクリアする。またDHCPサーバから払いだしたアドレスリース時間の管理も行い、タイマがExpire(満了)した場合は同様にエントリクリアを行う。RFC3315で規定されるDHCPv6についても同様にスヌープ結果に基づきL2アドレス(MAC)とL3アドレス(IPv6)のバインディングエントリを転送データベース44aへ追加/削除を行う。RFC2516で規定されるPPPoEについても同様であるが、L3アドレスの代わりにPPPoEセッションIDを使用する点が異なる。ユーザ使用状態管理49の動作については後に詳述する。
次にOLT4におけるデータの基本的な流れを説明する。ONU2から受信した上りフレームは光モジュール41のO/E変換部41cで電気信号に変換され、上りフレーム振分け部46に入力される。上りフレーム振分け部46ではフレームフォーマットを解析し、MPCP/OAMフレームはPON制御部42に振分けられ終端される。DHCP/PPPフレームはDHCP/PPP処理部43に入力され、スヌープ処理をした上でユーザフレームと上り多重部48で再度多重され、ネットワークノードインタフェース45に入力される。ユーザフレームは論理リンク転送制御部44に入力される。論理リンクのモードがL2モードの場合、フレームのソースMACアドレスを転送データベース44aに登録し、ネットワークノードインタフェース45に入力される。ネットワークノードインタフェース45ではNNIインタフェース種別に応じた物理インタフェース変換を行う。
NNIから入力された下りデータは、ネットワークノードインタフェース45を経由して下りフレーム振分け部47に入力され、フレームフォーマットが解析される。ユーザフレームについては論理リンク転送制御部44に入力され、転送データベース44aと照合し転送先の論理リンクが決定される。フレームには該当するLLIDが付与され下り多重部48へ出力される。DHCP/PPPoEフレームはDHCP/PPP処理部43に入力され、スヌープ処理をした上で下り多重部48へ出力される。これらのフレームとPON制御部42で生成されるMPCP/OAMフレームが最終的に下り多重部48で多重され、光モジュール41で光に変換後PON区間に出力される。
ONU2は、PONインタフェースのO/E変換を行う光モジュール23と、ONUのフレーム転送制御を行うONU制御部22と、ユーザ端末接続用のネットワークインタフェース21とを有する。ONU制御部22はネットワークインタフェース毎の転送データベース22aと統計カウンタ22bを有する。
次にOLT−ONU間の制御シーケンスを用いて、通常モードと本実施例の省電力モードへの切替を比較し動作を説明する。
図5は、PONへのONU登録とその後の下り、上りフレーム転送制御シーケンスを示したものである。この図は1台のONUでかつLLIDを一つ使っている場合の例であり、複数台のONUが存在する場合は本シーケンスが複数並行して実行される。
ONU登録処理51はDiscoveryと呼ばれ、OLT4から定期的にDISCOVERY_GATEが送信される。ONU2はPONに接続されるとこのDISCOVERRY_GATEに応答しREGISTER_REQを送信する。OLT4はONU2からの応答結果よりONUとの距離計算をした上でREGISTERでLLIDを通知する。その後OLTはONUからの返信タイミング情報を記載したGATEを送信し、ONUがGATEに記載されたタイミングでREGISTER_ACKを送信する事で登録が完了する。
登録後の下りデータ転送52については、OLT4からONU2に光でデータがブロードキャストされ、ONU2はデータが自宛てであれば取り込みを行い端末側へ出力する。
上り方向のデータ転送(DBA)53では、定期的にOLT4からONU2へPOLL_GATEが送信される。図5では送信周期を1msとした場合の例としている。ONU2はPOLL_GATEに対しREPORT応答を行い、ONU2中に蓄えられたデータ量(Queue長)をREPORTでOLT4に通知する。上りデータが無い場合はQueue長0Byteで応答を行い、本動作が繰り返し行われる。端末1からONU2に上り方向のNByteのデータが入力された場合、ONU2は次のREPORTでデータ量を通知する。OLT4は当該ONU2に割り当て可能な帯域を計算し、DATA_GATEでONU送信開始時刻と送信量を指示する。ONU2はOLT4の指示に従い上りデータを送信し、さらにREPORTも送信する。ONU2上にまだデータが残っている場合は本REPORTで再度Queue長通知する事も可能である。上りデータ転送が終了後は再度POLL_GATEによる周期的なポーリング処理が繰り返される。
図6に本実施例の動作を示す。図6は上り方向のDBA制御を示したものである。
OLT4のDBA処理部42bは、通常の送信周期(例えば1ms)でPOLL_GATE送信処理を行う。ユーザ使用状態管理部49は本LLIDの使用/未使用判定61を行い、未使用と判定すると、DBA処理部42bに対しモード変更62の指示を行う。使用/未使用判定については、後に詳細に説明する。DBA処理部42bではこのLLIDに対する処理を省電力モード63に変更し、POLL_GATEの送信周期を拡大する。図6の例では周期を1msから100msと100倍に拡大している。従って本省電力モードではOLT−ONU間のDBA制御トラヒックを100分の1に低減している事になる。なお、送信周期は100ms、100倍以外にも予め定められた時間、倍数に変更できる。また、複数の段階で調整することも可能である。ONU2が端末1から上りデータを受信した場合、次のREPORT64によりデータ量を通知し、DBA処理部42bは上りデータ有の情報をユーザ使用状態管理部49に通知する。ユーザ使用状態管理部49は通知を受けると、内部の当該LLID管理状態を使用中65に更新し、DBA制御部42bに対し通常モードへの切り替え67を指示する。DBA制御部42bはこの指示を受けモードを通常モード68としポーリング周期を100msから1msに戻す。
次に、ユーザ使用状態管理部49で参照する転送データベース44aの構成及び転送データベース44aによる使用/未使用判定について、図7を用いて説明する。PONの物理インタフェース上では複数の論理インタフェースを構成し、多重して伝送する事が出来る。論理インタフェースはLLIDで識別される。各LLIDは提供サービス等に応じてそれぞれ異なる転送モードに設定する事ができる。OLTは図7のデータベースフォーマットで全LLIDの状態を管理し、OLTに入力されたフレームは本データベースと照合され、条件が合致したLLIDに転送される。
LLID71は、ここでは3001から3128まで128個存在する。状態情報72はRegisteredが登録済み、Deregisteredが未接続を意味する。例えば、Registeredは、ONUが接続され、図5のDiscoveryの処理が完了することで記憶され、この処理が完了していない場合Deregisteredが記憶される。VID73は各LLID上で転送されるフレームのNNIのポイントでのVLAN IDを示す。MODE74は各LLIDの下り転送モードである。L2は学習MACアドレスによる転送、DHCPは学習MACとIP又はIPv6Prefixの組合せによる転送、VIDはVLAN IDのみによる転送、PPPはMACアドレスとPPPoEセッションIDの組合せによる転送を意味する。
DHCPモードの場合はDHCPやDHCPv6接続シーケンスのスヌープ結果に基づきMACアドレス76と払い出しL3アドレス情報(IP/Prefix77)をエントリとしてデータベースに登録し、また切断シーケンスのスヌープ結果、及びDHCPリースタイマによりこれらアドレスを消去する。図7ではLLID3004、3005、3127がDHCPモードで動作している例を記載している。ここではLLID3004、3005にMACアドレス76とIP/Prefix77のエントリがあり、本エントリの両方の条件に一致するフレームがOLTからONUへ転送される。LLID3004、3005はMACアドレス76及びIP/Prefix77が記憶されたエントリ有(エントリ数が1以上)のため使用中、LLID3127はエントリ数0のため未使用と判断できる。
VIDモードの場合はOLT入力フレームのVID値のみで転送可否を判断する。この場合MACアドレス76の学習は行わない。VIDに一致するフレームは全て透過処理する必要があるためVIDモードのLLIDは常に未使用判定79が使用中となる。例えば、エントリ数を常に1としておいてもよい。図7ではLLID3006をVIDモードに設定した例を記載している。
本データベースでは、LLID3002、3003、3127のエントリ数75が0であり、未使用判定79の状態が未使用となる。ユーザ使用状態管理部49で転送データベース44aの情報を基に未使用判定する場合、この3LLIDが未使用となる。
次に、ユーザ使用状態管理部49で参照する統計カウンタ44bの構成及び統計カウンタ44bによる使用/未使用判定について図8を用いて説明する。統計カウンタ44bはLLID単位に存在しOLTは複数LLIDのカウンタを管理する事が可能となっている。
統計カウンタはLLID81、上りカウンタ前回取得値82、上りカウンタ今回取得値83、前回取得値から今回取得値の増加84、及び、未使用判定情報85の各情報を含む。
統計カウンタは予め定められた時間間隔(例えば一定の間隔)で各LLID上の転送オクテット数を取得し、今回取得値と前回取得値の2つの値を保持する。ユーザ使用状態管理部49では今回取得値と前回取得値を比較し全く増加が無い場合(又は予め定められた増加量より小さい場合)、未使用と判定する。図8では3003と3006のLLIDが未使用と判断される。なお、オクテット数を取得する以外にも、適宜のデータ量であってもよい。
ONU2は登録後まずS42使用中の状態になる。その後カウンタの増加無し又は各エントリクリアの場合、S41判定保護状態に遷移する。この判定保護の例では300秒の保護時間を設けており、この間継続してカウンタやエントリ状態に変化が無い場合ユーザ未使用S43と判定する。保護時間は、これ以外にも適宜の時間を予め定められておくことができる。判定保護時間中にカウンタの増加や、転送データベースへのエントリ追加がされた場合は使用中に遷移する。未使用状態から使用中の状態への遷移は、ONUのREPORTでQueue>0(上りデータあり)により行う。転送データベースによる使用/未使用判定と、統計カウンタによる使用/未使用判定は、いずれか一方を用いてもよいし、双方を用いてもよい。
図9は、ユーザ使用状態管理部49で、転送データベース44aの未使用検出カウント処理を示すフローチャートである。あるLLIDが判定保護状態に遷移すると、ユーザ使用状態管理部49は(以下同様)、まずS91にてタイマを例えば300秒設定し、対象LLIDのエントリ確認S92を行う。例えば転送データベース44aのエントリ数75を参照し、エントリ数75が1以上でればエントリ有、0であればエントリ無と判定する。S93にてエントリ有の場合はS94で使用中と判定され本フローを終了する。S93にてエントリ無しの場合はS95でタイマ値を減算しS96で1秒ウェイトを行う。S97でタイマ値が0以上の場合はS92エントリ確認に戻り1秒周期でエントリ確認が繰り返される。S97でタイマが0になった時点で未使用判定S98が行われる。途中でエントリ有を確認した場合は使用中判定となり本フローから抜ける事になる。
図10は、ユーザ使用状態管理部49で、統計カウンタ44bの未使用検出カウント処理を示すフローチャートである。判定保護状態に遷移すると、ユーザ使用状態管理部49は(以下同様)、まずS101でタイマを例えば300秒設定し、S102で対象LLIDのカウンタリードを行う。S103で前回値との比較を実施しS104で増加有の場合S105にて使用中と判定され、S101でタイマが再度300秒に設定される。S104で増加無しの場合はS106でタイマを減算しS107で1秒ウェイトを行う。S108でタイマ値が0以上の場合はS102カウンタリードに戻り1秒周期でカウンタをリードし増加が無ければカウンタを減算する。タイマが0になった時点で未使用と判定する。途中でカウンタ増加有を確認した場合は使用中判定となり本フローから抜ける。
図2と図3を参照して本発明の第2の実施例の動作を説明する。
OLT4上のPON制御部42は、その中のOAM処理部42cの機能により、OAMフレームを使用してONU2の情報をONU2から取得する。ユーザ使用状態管理部49はOLT4の転送データベース44a、統計カウンタ44bの情報を基にユーザ使用状態を判定する代わりに、OAM処理部42cを経由してONU2上の転送データベース22a、統計カウンタ22bの情報を取得し、これらの情報によりONU2の使用状態を判定する。ONU2の転送データベース22a、22bには、図7、図8に示すエントリのうち少なくとも自ONUが用いるLLIDについてのエントリが記憶されている。ユーザ使用状態管理部49のL2/L3エントリ判定フローは図9に従いS92のエントリ確認にてONU2のエントリ情報を使用する。このときのS92エントリ確認フローを図13に示す。ユーザ使用状態管理部49はOAM処理部42cに対しONU転送データベース読出し指示を行い、OAM処理部42cはOAMPDUを用いてONU2から転送データベース読出しを行う。
また、ユーザ使用状態管理部49の統計カウンタ判定フローは図10に従いS102のカウンタリードでONU2のカウンタを使用する。このときのS102カウンタリードフローを図13に示す。ユーザ使用状態管理部49はOAM処理部42cに対しONU統計情報読出し指示を行い、OAM処理部42cはOAMPDUを用いてONUから統計情報読出しを行う。他の構成は上述の第1の実施例と同様である。
図11を参照して本発明の第3の実施例を説明する。本実施例はユーザ使用状態管理部49の状態遷移において、未使用状態から使用状態への遷移条件を変更したものである。図4のDBA Reportの代わりに統計カウンタ増加、L2/L3エントリ有の情報を使用する。この場合は使用/未使用判定に同一条件を利用できる利点があるが、使用状態への復帰時間がかかる場合がある点で図4の方法より劣る。特にL3エントリの生成には、端末−サーバ間でのシーケンス完了までの時間を要する事となる。他の構成は上述の第1の実施例と同様である。
図12は本発明の第4の実施例を示すシーケンス図である。図6との違いはユーザ使用状態管理部49が該当LLIDを61により未使用判定した場合に、DBA処理部42bとOAM処理部42cにモード変更62を指示して省電力モード63に設定し、DBA処理部がDBA制御部42bのポーリングサイクルを変更するのとともに、OAM処理部42cがOAMフレームを用いてONU2にサイクル変更通知121を行う点である。本サイクル変更通知によりONU2は次のPOLL_GATE受信タイミングを認識する事が可能となり、ONU2は一定時間ONU自身をスリープモードに遷移させる事で、図3のO/E変換部23、及び受信バッファを除くONU制御部22の機能ブロックをポーリングサイクル時間以内で停止させ、省電力効果を増加させる事ができる。他の構成は上述の第1の実施例と同様である。
本実施の形態によるPONシステムは、例えば、局側装置と複数の宅側装置とを光スプリッタを備えた光ファイバ網で構成され、前記局側装置は、ONUからOLT方向のフレーム転送を制御するDBA処理部と、OLTから複数のONUへのユーザフレーム転送の宛先を管理する転送データベース部と、各ユーザの転送データ量を計数する統計カウンタ部と、ユーザ使用状況を管理するユーザ使用状態管理部とを備えている。
ユーザ使用状態管理部は前記DBA処理部と転送データベース部と統計カウンタ部の中の一つ、あるいは全ての状態監視結果によりユーザ使用状況を判定し、使用状況によりDBA制御部の動作を切り替え、OLT−ONU間の制御フレーム量の調整を行う。
本実施の形態は、ユーザトラヒックの有無等によりユーザが未使用状態である事を判定し、未使用時にONU−OLT間でユーザフレーム転送で利用されるDBA制御フレーム量を低減する事で、ONUに各種端末が接続中でかつ端末の電源が入っている場合の様に、ユーザがネットワークを使用可能な状態においても、OLTとONU双方の電子回路及び光デバイス動作頻度を低減し、消費電力の低減が可能となる。
2 ONU
21 ネットワークインタフェース部
22 ONU制御部
22a 転送データベース
22b 統計カウンタ
23 光モジュール
3 光スプリッタ
4 OLT
41 光モジュール
41a E/O変換部
41b WDM部
41c O/E変換部
42 PON制御部
42a Discovery処理部
42b DBA処理部
42c OAM処理部
43 DHCP/PPP処理部
44 論理リンク転送制御部
44a 転送データベース
44b 統計カウンタ
45 ネットワークノードインタフェース
46 上りフレーム振分け部
47 下りフレーム振分け部
48 多重部
49 ユーザ使用状態管理部
Claims (13)
- 局側装置と複数の宅側装置とを備え、前記局側装置と前記宅側装置間の論理リンクを介して接続する受動光ネットワークシステムにおいて、
前記局側装置は、
前記論理リンクを介して複数の前記宅側装置のそれぞれと第1制御パケットを送受信し、その結果に基づいて前記宅側装置から前記局側装置への上り帯域を割り当てて通知する第2制御パケットを送信する制御部と、
論理リンク毎に、前記局側装置から複数の前記宅側装置へのフレーム転送の宛先を特定する転送情報と前記論理リンクが使用中か未使用かを特定する未使用判定情報とが記憶される転送データベースと、
フレームの転送処理を行う転送処理部と、
前記論理リンク毎に、転送データ量をカウントする統計カウンタと、
前記転送データベースに転送情報が登録されていない論理リンク、及び/又は、前記統計カウンタのカウント値が予め定められた時間内に増加しない論理リンクを未使用と判定し、未使用と判定された論理リンクに対する単位時間当たりの第1制御パケット量を減らす使用状態管理部と
を備えた前記受動光ネットワークシステム。 - 前記局側装置は、第1制御パケットの送信間隔を大きくすることで、単位時間当たりの第1制御パケット量を減らす請求項1に記載の受動光ネットワークシステム。
- 前記転送データベースは、論理リンクの識別子に対応して、所定のプロトコルによる処理により登録及び削除されるエントリを含む前記転送情報が記憶され、
前記使用状態管理部は、前記転送データベースを参照して、転送情報のエントリが登録されていない論理リンクを未使用と判定する請求項1に記載の受動光ネットワークシステム。 - 論理リンク上で一定時間疎通がない場合又は所定の切断シーケンスにより、論理リンクを維持したまま前記転送データベースの転送情報のエントリが削除される請求項3に記載の受動光ネットワークシステム。
- 前記転送データベースは、論理リンクの識別子に対応して、該論理リンクでのフレーム転送のプロトコルを示す転送モード情報がさらに記憶され、
転送モード情報に応じた前記プロトコルによる処理により、前記エントリが登録及び削除される請求項3に記載の受動光ネットワークシステム。 - 前記使用状態管理部は、単位時間当たりの第1制御パケット量を減らした論理リンクを介して、前記宅側装置から前記局側装置へのデータのデータ量通知を前記宅側装置から受信すると、該論理リンクに対する単位時間当たりの第1制御パケット量を元に戻す請求項1に記載の受動光ネットワークシステム。
- 前記使用状態管理部は、単位時間当たりの第1制御パケット量を減らした論理リンクについて、前記転送データベースに転送情報が再度登録されること、及び/又は、前記統計カウンタのカウント値が増加することにより、該論理リンクに対する単位時間当たりの第1制御パケット量を元に戻す請求項1に記載の受動光ネットワークシステム。
- ユーザ使用状況により前記局側装置と前記宅側装置間の第1制御パケット量を複数の段階で調整可能な事を特徴とする請求項1に記載の受動光ネットワークシステム。
- 前記局側装置は、前記宅側装置の監視制御を行う監視制御処理部をさらに備え、
前記監視制御処理部は、前記使用状態管理部からの指示に基づき論理リンクの使用中又は未使用を示す使用状態情報を前記宅側装置に通知する事を特徴とする請求項1に記載の受動光ネットワークシステム。 - 前記宅側装置は、前記局側装置から監視制御フレームで通知された使用状態情に従い、予め定められた時間、自宅側装置の一部又は全てを省電力状態に切り替える事を特徴とする請求項9に記載の受動光ネットワークシステム。
- 局側装置と複数の宅側装置とを備え、前記局側装置と前記宅側装置間の論理リンクを介して接続する受動光ネットワークシステムにおいて、
前記宅側装置の少なくともひとつは、
論理リンク毎に、前記宅側装置からユーザ端末へのフレーム転送の宛先を特定する転送情報と前記論理リンクが使用中か未使用かを特定する未使用判定情報とが記憶される転送データベースと、
フレームの転送処理を行う転送処理部と、
前記論理リンク毎に、転送データ量をカウントする統計カウンタと、
を備え、
前記局側装置は、
前記論理リンクを介して複数の前記宅側装置のそれぞれと第1制御パケットを送受信し、その結果に基づいて前記宅側装置から前記局側装置への上り帯域を割り当てて通知する第2制御パケットを送信する制御部と、
前記宅内装置の前記転送データベースの転送情報と前記統計カウンタのカウント値を取得する監視制御処理部と、
前記転送データベースに転送情報が登録されていない論理リンク、及び/又は、前記統計カウンタのカウント値が予め定められた時間内に増加しない論理リンクを未使用と判定し、未使用と判定された論理リンクに対する単位時間当たりの第1制御パケット量を減らす使用状態管理部とを備える前記受動光ネットワークシステム。 - 局側装置と複数の宅側装置とを備え、前記局側装置と前記宅側装置間の論理リンクを介して接続する受動光ネットワークにおける前記局側装置であって、
前記論理リンクを介して複数の前記宅側装置のそれぞれと第1制御パケットを送受信し、その結果に基づいて前記宅側装置から前記局側装置への上り帯域を割り当てて通知する第2制御パケットを送信する制御部と、
論理リンク毎に、前記局側装置から複数の前記宅側装置へのフレーム転送の宛先を特定する転送情報と前記論理リンクが使用中か未使用かを特定する未使用判定情報とが記憶される転送データベースと、
フレームの転送処理を行う転送処理部と、
前記論理リンク毎に、転送データ量をカウントする統計カウンタと、
前記転送データベースに転送情報が登録されていない論理リンク、及び/又は、前記統計カウンタのカウント値が予め定められた時間内に増加しない論理リンクを未使用と判定し、未使用と判定された論理リンクに対する単位時間当たりの第1制御パケット量を減らす使用状態管理部と
を備えた前記局側装置。 - 局側装置と複数の宅側装置とを備え、前記局側装置と前記宅側装置間の論理リンクを介して接続する受動光ネットワークにおける消費電力制御方法であって、
前記論理リンクを介して複数の前記宅側装置のそれぞれと第1制御パケットを送受信し、その結果に基づいて前記宅側装置から前記局側装置への上り帯域を割り当てて通知する第2制御パケットを送信するステップと、
論理リンク毎に、前記局側装置から複数の前記宅側装置へのフレーム転送の宛先を特定する転送情報と前記論理リンクが使用中か未使用かを特定する未使用判定情報とを記憶する転送データベースに、前記論理リンクの転送モードに応じた所定のプロトコルの処理により前記転送情報を登録及び削除するステップと、
前記論理リンク毎に、転送データ量をカウントするステップと、
前記転送データベースに転送情報が登録されていない論理リンク、及び/又は、カウント値が予め定められた時間内に増加しない論理リンクを未使用と判定し、未使用と判定された論理リンクに対する単位時間当たりの第1制御パケット量を減らすステップとを含む前記消費電力制御方法。
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