JP2010200152A - ネットワークシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】局装置と宅内装置との間に管理者が異なるアクセス網を介して、宅内装置の電源断情報等の保守・監視情報をアクセス網を跨いで局装置へ通知可能とする。
【解決手段】宅内装置100は、自装置が電源断となった時、電源電圧の低下を監視する回路110と電源断情報を送信する時間を確保することができる内部電源とを備える。電源断情報は、ITU−T勧告Y.1731におけるイーサネットOAMフレームにより局装置101に通知される。同勧告のOAMフレームのMEGレベルによるフィルタ動作により、局装置とエンド点となる宅内装置とのMEGレベルを、前記アクセス網のMEGレベルより大きい値に設定することにより、宅内装置から送信されたOAMフレームはアクセス網104を透過し、局装置まで伝達可能となる。電源断解除は、局装置からの周期監視フレームに対する宅内装置からの周期監視応答フレームを局装置が受信することで判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザ網に接続される宅内装置と中継網に接続される局装置とが同一の管理者により管理され、前記宅内装置と局装置との間に管理者の異なるアクセス網が介在するネットワークシステムに係り、特に、局装置がアクセス網を経由して宅内装置の電源断を監視することを可能にしたネットワークシステムに関する。
従来、ブロードバンド・サービスであるFTTH(Fiber To The Home)向けのアクセス網は、ATM技術に基づいて構築されてきたが、FTTH(Fiber To The Home)向けのアクセス網も、イーサネット(登録商標)の技術が使用されるようになってきている。この結果、アクセス網に、LAN(Local Area Network)向けに広く普及しているイーサネットの技術を適用することによって、より高速なサービスをより安価に提供することができるようになってきた。なお、イーサネットが登録商標であることの表記は、以後の説明の中では省略する。
また、この種のネットワークシステムは、常に安定したサービスを提供するため、ユーザ網に接続される局装置から宅内装置までの、エンド・エンド区間での線路の保守、運用、管理(OAM:Operation Administration and Management)が要求され、局装置から宅内装置を遠隔で保守、監視することが基本となっている。
前述した線路の保守、運用、管理には、宅内装置の保守情報として、宅内装置の電源状態の情報を必要とする。以下に、線路の保守、運用、管理に、宅内装置の保守情報として、宅内装置の電源状態の情報を必要とする理由を説明する。
一般に、ユーザにより宅内装置の電源がオフとされると、宅内装置から送信されるデータが局装置まで到達しなくなり、局装置は、データを受信しない状態の警報として受信信号断警報を検出する。この受信信号断警報は、前記宅内装置から前記局装置への伝送路故障、例えば、伝送路を構成している光ファイバの断線が生じた場合にも同様に検出されることになる。
局装置が検出する受信信号断警報の発生要因が、装置間の伝送路障害による場合、ネットワークにとって重大な障害であるため直ちに復旧対策が必要となる。一方、宅内装置の電源がオフとされた場合は、障害ではなく復旧対策を必要としない。すなわち、局装置が受信信号断警報を受信した際には、伝送路障害が発生したのか、宅内装置の電源がオフされたのかを判別することが必要となる。
前述の判別のための方法として、通常、宅内装置の電源がオフとなったことを示す電源状態管理情報を保守フレームにより局装置に通知する方法が用いられる。
TTC(Telecommunication Technology Committee)において、100Mbit/sポイント・ツー・ポイント方式のFTTH向けイーサネットTTC TS−1000(非特許文献1)が標準化され、局装置と宅内装置との間で送受する保守情報は、12バイト長の保守用ショートフレームを用いることが規定されている。この保守用のショートフレームには、保守信号フレームであることを表す識別子、電源状態、リンク状態など保守・監視情報が埋め込まれている。
また、IEEE802.3ah(非特許文献2)には、PON(Passive Optical Network)を用いたポイント・ツー・マルチポイントのイーサネット接続を実現するイーサネットPON(E−PON)の物理層や制御プロトコルの仕様が規定されており、PON区間の両端に位置する局装置と宅内装置との保守・監視として、保守フレームを規定している。
この保守フレームは、イーサネットフレームと互換のフレームフォーマットを使用し、ユーザフレームとユーザフレームとの間に多重して送信されるものである。そして、宛先を示すDA(Destination Address)には、リンク制御用のプロトコルに割り当てられたマルチキャスト・アドレス(16進数:01-80-C2-00-00-02)を、送信元情報を示すSA(Source Address)には、自装置のMACアドレスを設定し、フレームのタイプを表すタイプ領域には、リンク制御用プロトコルで使用するSlowプロトコルを表す値(16進数:88-09)、サブ・タイプには、OAMであることを表す値(16進数:03)を設定し、電源状態やリンク状態は、フラグ・フィールドに付与される。
次に、従来のE−PONシステムにおけるIEEE802.3ahにより規定される保守フレームを用いた宅内装置の保守情報の伝達について説明する。
伝送路を介して宅内装置と接続されるアクセス網の加入者側装置は、宅内装置から受信したイーサネットフレームから、フレームの宛先を示すDAがSlowプロトコル・マルチキャストアドレス(16進数:01-80-C2-00-00-02)であることと、タイプ領域がSlowプロトコルを表すこと(16進数:88-09)とにより、保守フレームであると判別する。宅内装置の電源状態などの保守情報は、保守フレームのフラグ領域から解析され、宅内装置の電源断状態やユーザ端末とのリンク状態は、アクセス網の加入者側装置からアクセス網の監視制御システムに通知される。
特開2008−11287号公報
TTC TS−1000 IEEE802.3ahのAnnex 43B ITU−T勧告Y.1731の9章 OAM PDU TYPES
インターネットの普及により、近年のネットワークは、世界規模で相互に接続されることが必要不可欠となっている。そのため、世界規模で複数のキャリア(通信事業者)が提供するネットワークを相互に接続する技術が必要となり、中継網に接続される局装置とユーザ網に接続される宅内装置とが同一のキャリアにより管理され、局装置と宅内装置との間にキャリア(以下管理者と定義する)の異なるアクセス網を介在してネットワークを構成するシステムが増加すると考えられる。
このようなシステム構成において、ネットワークのエンド点となる宅内装置まで品質を確保するためには、前述したように局装置がアクセス網を経由して宅内装置を監視可能なシステムを提供する必要がある。
中継網に接続される局装置と、ユーザ網に接続される宅内装置とが同一の管理者により管理され、前記局装置と前記宅内装置との間に管理者の異なるアクセス網を介在して構成されるネットワークシステムは、網の保守・監視が管理者単位で行われることになり、前記中継網と前記アクセス網との監視は、それぞれの監視制御システムが実施することになる。
前述したような、中継網の監視制御システムとアクセス網の監視制御システムとが独立にそれぞれの網を管理しているシステムは、監視制御システム相互間の情報の伝達が行われない形態である。
従来技術として説明したE−PONシステムにおけるIEEE802.3ahにより規定される保守フレームを、ユーザ網に接続される宅内装置と中継網に接続される局装置とが同一の管理者により管理され、前記宅内装置と前記局装置の間に異なる管理者が提供するアクセス網を介在するネットワークシステムに適用した場合、電源状態管理情報を含む保守フレームは、宅内装置と該宅内装置を直接収容する装置との間で送受されるだけのものであって、中継網側へ転送されない。従って、中継網側の装置は、宅内装置の保守・監視情報を入手することができないことになる。
前述の結果、ユーザ網に接続される宅内装置と中継網に接続される局装置とが同一の管理者により管理され、前記宅内装置と前記局装置の間に異なる管理者が提供するアクセス網を介在するネットワークシステムの従来技術は、中継網及びアクセス網のそれぞれの監視制御システム相互間で保守・監視情報の送受を行うことができず、中継網の装置が宅内装置の保守・監視情報を入手することができないため、中継網の監視制御システムがネットワークのエンド点となる宅内装置まで監視することができず、通信品質を確保することができないという問題点を有するものとなる。
本発明の目的は、前述したような従来技術の問題点を解決し、局装置と宅内装置との間に管理者が異なるアクセス網を介在するネットワークシステムにおいて、宅内装置の電源断情報等の保守・監視情報をアクセス網を跨いで局装置へ通知し、局装置が宅内装置の電源断検出、電源回復の判定を行うことができるようにしたネットワークシステムを提供することにある。
本発明によれば前記目的は、ユーザ網に接続される宅内装置と中継網に接続される局装置とが同一の管理者により管理され、前記宅内装置と前記局装置との間に前記宅内装置及び前記局装置の管理者とは異なる管理者が提供するアクセス網を介在するネットワークシステムにおいて、前記局装置と前記宅内装置とが、ITU‐T勧告 Y.1731に準拠するイーサネットOAMフレームを終端・挿入する機能を具備し、前記局装置が、イーサネットフレーム送受信インタフェースと、イーサネットOAMフレームの判別・多重部と、イーサネットOAM処理部と、状態監視部とを有すると共に、前記宅内装置との接続正常性を確認するため入力前記宅内装置に周期監視フレームを送信する手段と、前記宅内装置から受信した電源断情報を解析することにより、前記宅内装置が電源断となったことを検出する電源断情報の検出手段と、前記宅内装置から受信する周期監視応答フレームの検出により、前記宅内装置の電源断状態を解除する手段とを備え、前記宅内装置が、イーサネットフレーム送受信インタフェースと、イーサネットOAMフレームの判別・多重部と、イーサネットOAM処理部と、状態監視部と、電源電圧監視部とを有すると共に、自宅内装置の電源電圧の低下を監視し、電源断を検出する回路と、電源断を検出したときに電源断情報を前記局装置へ通知する送信手段と、前記電源断情報を送信する時間を確保するため電源電圧をチャージして保持する内部電源と、前記局装置から送信される前記周期監視フレームを受信、解析した後に、周期監視応答フレームを前記局装置へ送信する手段とを有し、前記電源断情報、周期監視フレーム、周期監視応答フレームが、ITU−T勧告Y.1731におけるイーサネットOAMフレームを使用して伝送されることにより達成される。
本発明によれば、ユーザ網に接続される宅内装置と中継網に接続される局装置とが同一の管理者により管理され、前記宅内装置と前記局装置の間に異なる管理者が提供するアクセス網を介在するネットワークシステムにおいて、宅内装置の運用中に外部電源が電源断となった場合に、局装置は、宅内装置の電源断情報を受信することが可能となり、宅内装置が電源オフ状態であるために受信信号断となったのか、伝送路故障により受信信号断となったのかを判別することができる。
これにより、ネットワークシステムの管理者は、保守の稼動が必要となる伝送路故障と、保守の稼動を必要としない伝送路が正常であり、かつ、宅内装置が電源オフ状態であることとを判別することができ、保守の頻雑さを防止することが可能となる。
本発明の一実施形態によるネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。 宅内装置の構成例を示すブロック図である。 宅内装置のイーサネットOAM処理部の詳細な構成例を示すブロック図である。 局装置の構成例を示すブロック図である。 局装置のイーサネットOAM処理部の詳細な構成例を示すブロック図である。 局装置と宅内装置との間で送受される電源状態管理フレームのフレームフォーマットの構成例を示す図である。 宅内装置が送出した電源状態管理フレームが、管理者の異なるアクセス網を通過して局装置へ到達するまでについて説明する図である。 宅内装置が自宅内装置の電源断を検出し、電源断情報を局装置へ通知し、局装置が宅内装置の電源断を検出するまでのプロセスを説明するシーケンスチャートである。 局装置が宅内装置の電源回復を検出し、電源断情報を解除するまでの処理例を説明するシーケンスチャートである。
以下、本発明によるネットワークシステムの実施形態を図面により詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態によるネットワークシステムの構成例を示すブロック図である。
図1に示す本発明の実施形態によるネットワークシステムは、ユーザ端末107と、このユーザ端末107を収容するユーザ網102と、ユーザ網102に接続される宅内装置100と、中継網103と、中継網103に接続される局装置101と、局装置101と宅内装置100とを接続するアクセス網104とにより構成されている。そして、中継網103と、局装置101には、監視制御システム1(106)が、アクセス網104には、監視制御システム2(105)が接続されている。また、宅内装置100は、ユーザ網IF部108、フレーム処理部109、電源監視部110、アクセス網IF部111を備えて構成され、局装置101は、アクセス網IF部112、フレーム処理部113、中継網IF部114を備えて構成されている。
前述において、中継網103に接続され、監視制御システム1(106)により監視、制御される局装置101と、ユーザ網102に接続され、局装置101により監視される宅内装置100は、同一の管理者により管理され、局装置101と宅内装置100との間に介在するアクセス網104は、前述とは異なる管理者により管理されている。そして、局装置101は、管理者の異なるアクセス網104を介して宅内装置100の電源断情報を監視する。
本発明が対象とする管理範囲120は、中継網103からネットワークのエンド点となる宅内装置100までであり、監視制御システム1(106)、中継網103及び中継網103に接続される局装置101、ユーザ網102及びユーザ網102に接続される宅内装置100を含む。そして、局装置101を構成する上位側インタフェースである中継網IF部114は中継網103に接続され、宅内装置100を構成する下位側インタフェースであるユーザ網IF部108には、CPE(Customer Premises Equipment)等のユーザが有するユーザ端末107が接続されている。ユーザ端末107は、本発明が対象とする管理範囲外となる。
前述したネットワークシステムにおける管理者の異なるアクセス網104内には、監視制御システム2(105)により監視制御される、アクセス網104に設けられる装置140−1、140−2(以下、アクセス網の装置という)が設置される。管理者の異なるアクセス網の管理範囲130は、監視制御システム2(105)、管理者の異なるアクセス網104及びアクセス網の装置140−1、140−2を含むものとなる。
前述した局装置101と宅内装置100とは、ITU−T勧告Y.1731に記載されているイーサネットOAMの処理機能を有し、局装置101は、OAMフレームを使用して宅内装置100が制御可能な状態にあるか否かを監視する。
図2は宅内装置100の構成例を示すブロック図である。宅内装置100は、図1でも説明したように、ユーザ網IF部108、フレーム処理部109、電源監視部110、アクセス網IF部111から構成され、外部電源200が接続されている。
フレーム処理部109は、上りフレーム判別・多重部208、VLANテーブル206、イーサネットOAM処理部207、状態監視部205、下りフレーム判別・多重部209から構成され、電源監視部110は、電源電圧監視部201、電源断通知用内部電源202から構成される。
前述において、宅内装置100が正常に動作しているとき、電源断通知用内部電源202は、宅内装置100の電源断情報を局装置101へ通知するため、外部電源200から供給される電源電圧をチャージしている。宅内装置100は、外部電源200の電源電圧が低下すると、電源断通知用内部電源202にチャージされた電力を利用して動作する。
電源電圧監視部201は、外部電源200から供給される電源電圧を監視し、外部電源200から供給される電源電圧が低下すると、状態監視部205へ電源断情報を通知し、また、装置が動作可能となる電源電圧になると、状態監視部205へ電源回復情報を通知する。電源断通知用内部電源202は、電源状態管理フレームを送信するのに必要な時間分、電源電圧を保持し、自然放電により電源断となる。この電源断通知用内部電源202は、例えば、コンデンサにより実現することができる。
アクセス網IF部111は、管理者の異なるアクセス網104との間で信号を送受信するためのインタフェースであり、ユーザフレームとOAMフレームとを送受信する。下りフレーム判別・多重部209は、下りフレームがユーザフレームであるかOAMフレームあるかを判別して、ユーザフレームであればユーザ網IF部108へそのフレームを送出し、OAMフレームであればイーサネットOAM処理部207へそのフレームを送出する。また、下りフレーム判別・多重部209は、イーサネットOAM処理部207から送られてくるOAMフレームをユーザ網IF部108へ送出する。
ユーザ網IF部108は、ユーザが有するユーザ端末107との間で信号を送受信するためのインタフェースであり、ユーザフレームとOAMフレームとを送受信する。上りフレーム判別・多重部208は、上りフレームがユーザフレームであるかOAMフレームであるかを判別し、ユーザフレームであればアクセス網IF部111へそのフレームを送出し、OAMフレームであればイーサネットOAM処理部207へそのフレームを送出する。また、上りフレーム判別・多重部208は、イーサネットOAM処理部207から送られてくるOAMフレームをアクセス網IF部111へ送出する。
イーサネットOAM処理部207は、下りフレーム判別・多重部209または上りフレーム判別・多重部208から送られてきたOAMフレームを受信し、そのOAMフレームのMEGレベルを読み取り、OAMフレームの透過または終端を判断する。すなわち、イーサネットOAM処理部207は、OAMフレームのMEGレベルが、自イーサネットOAM処理部207が保持する終端MEGレベルよりも大きい場合、OAMフレームを透過処理する。ここで透過処理とは、下りフレーム判別・多重部209から送られてきたOAMフレームの場合、そのOAMフレームを下りフレーム判別・多重部209へそのまま折り返し、上りフレーム判別・多重部208から送られてきたOAMフレームの場合、そのOAMフレームを上りフレーム判別・多重部208へそのまま折り返す処理である。一方、イーサネットOAM処理部207は、OAMフレームのMEGレベルが、自イーサネットOAM処理部207が保持する終端MEGレベル以下の場合、OAMフレームを終端してイーサネットOAMの処理を行う。イーサネットOAM処理部207は、OAMフレームを生成し、下りフレーム判別・多重部209または上りフレーム判別・多重部208へ送信する機能を有す。VLANテーブル206は、宅内装置100に収容するVLAN情報と、監視制御に使用するVLAN情報とを記憶する。
図3は宅内装置100のイーサネットOAM処理部207の詳細な構成例を示すブロック図である。イーサネットOAM処理部207は、図3に示しているように、OAM種別判別部303、周期監視応答フレーム生成部304、周期監視フレーム受信処理部305、その他OAMフレーム処理部306、電源状態管理フレーム生成部307、OAMフレーム多重部308を備えて構成される。
前述において、OAM種別判別部303は、上りフレーム判別・多重部208または下りフレーム判別・多重部209から転送されてきたOAMフレームのOpCodeを読み取り、受け取ったOAMフレームが周期監視フレームであるか、周期監視フレーム以外のその他OAMフレームであるかを判別する。周期監視フレームは、局装置101から宅内装置100へ送信する接続性検証のためのOAMフレームである。宅内装置100は、周期監視フレームを受信すると、この応答として周期監視応答フレームを局装置101へ送信する。OAM種別判別部303は、受け取ったOAMフレームが周期監視フレームであった場合、受信したOAMフレームを周期監視フレーム受信処理部305へ転送し、周期監視応答フレーム生成部304に周期監視応答フレームを生成させる。また、OAM種別判別部303は、受け取ったOAMフレームがその他OAMフレームであった場合、受け取ったその他OAMフレームをその他OAMフレーム処理部306に転送して警報等の処理を行わせる。例えば、その他OAMフレーム処理部306は、その他OAMフレームが警報であれば、局装置101またはユーザ端末107へ転送するための警報フレームを生成する。電源状態管理フレーム生成部307は、状態監視部205から電源状態管理フレームの生成指示を受け、電源状態管理フレームを生成する。OAMフレーム多重部308は、周期監視応答フレーム生成部304、その他OAMフレーム処理部306、電源状態管理フレーム生成部307からのOAMフレームを多重し、上りフレーム判別・多重部208または下りフレーム判別・多重部209へ送出する。
図4は局装置101の構成例を示すブロック図である。局装置101は、図1によっても説明したように、アクセス網IF部112、フレーム処理部113、中継網IF部114から構成される。そして、フレーム処理部113は、上りフレーム判別・多重部404、VLANテーブル402、イーサネットOAM処理部405、状態監視部403、下りフレーム判別・多重部406を備えて構成される。
前述において、中継網IF部114は、中継網103との間で信号を送受信するためのインタフェースであり、ユーザフレームとOAMフレームとを送受信する。下りフレーム判別・多重部406は、下りフレームがユーザフレームであるかOAMフレームであるかを判別し、下りフレームがユーザフレームであった場合、そのユーザフレームをアクセス網IF部112へ送信し、下りフレームがOAMフレームであった場合、そのOAMフレームをイーサネットOAM処理部405へ送信する。また、下りフレーム判別・多重部406は、イーサネットOAM処理部405から送られてくるOAMフレームをアクセス網IF部112へ送出する。
アクセス網IF部112は、管理者の異なるアクセス網104との間で信号を送受信するためのインタフェースであり、ユーザフレームとOAMフレームとを送受信する。上りフレーム判別・多重部404は、上りフレームがユーザフレームであるかOAMフレームであるかを判別し、上りフレームがユーザフレームであった場合、そのユーザフレームを中継網IF部114へ送信し、上りフレームがOAMフレームであった場合、そのOAMフレームをイーサネットOAM処理部405へ送信する。また、上りフレーム判別・多重部404は、イーサネットOAM処理部405から送られてくるOAMフレームを中継網IF部114へ送信する。
イーサネットOAM処理部405は、受信したOAMフレームのMEGレベルを読み取り、OAMフレームの透過または終端を判断する。すなわち、イーサネットOAM処理部405は、受信したOAMフレームのMEGレベルが、自イーサネットOAM処理部405が保持する終端MEGレベルよりも大きい場合、OAMフレームを透過処理する。ここで、透過処理とは、下りフレーム判別・多重部406から送られてきたOAMフレームの場合、そのOAMフレームを下りフレーム判別・多重部406へそのまま折り返し、上りフレーム判別・多重部404から送られてきたOAMフレームの場合、そのOAMフレームを上りフレーム判別・多重部404へそのまま折り返す処理である。一方、イーサネットOAM処理部405は、受信したOAMフレームのMEGレベルが、自イーサネットOAM処理部405が保持する終端MEGレベル以下の場合、受信したOAMフレームを終端してイーサネットOAMの処理を行う。イーサネットOAM処理部405は、OAMフレームを生成し、生成したOAMフレームを下りフレーム判別・多重部406または上りフレーム判別・多重部404へ送信する機能を有する。VLANテーブル402は、局装置101に収容するVLAN情報と、監視制御に使用するVLAN情報とを記憶する。
図5は局装置101のイーサネットOAM処理部405の詳細な構成例を示すブロック図である。イーサネットOAM処理部405は、OAM種別判別部503、電源状態管理フレーム受信処理部504、周期監視応答フレーム受信処理部505、その他OAM処理部506、周期監視フレーム生成部507、OAMフレーム多重部508から構成される。
前述において、OAM種別判別部503は、上りフレーム判別・多重部404または下りフレーム判別・多重部406から転送されてくるOAMフレームを受け取って、そのOAMフレームのOpCodeを読み取り、受け取ったOAMフレームが電源状態管理フレームであるか、周期監視応答フレームであるか、あるいは、その他OAMフレームであるかを判別し、判別した結果に従って対応する処理部504、505、506に転送する。そして、電源状態管理フレームであった場合、電源状態管理フレーム受信処理部504が、宅内装置100の保守情報を読み取る。また、宅内装置100が電源断か否かに関わらず、周期監視フレーム生成部507は、周期監視フレームを生成し、生成した周期監視フレームを周期的に宅内装置100に対して下りフレーム判別・多重部406から送出する。
また、上りフレーム判別・多重部404から転送されたOAMフレームが周期監視応答フレームであった場合、周期監視応答フレーム受信処理部505が宅内装置100との接続を監視し、接続線路及び宅内装置100の応答が正常であると判定する。宅内装置100との接続の正常性を確認した後も、宅内装置100との接続監視を周期的に実施するため、周期監視フレーム生成部507は、周期監視フレームを生成している。周期監視応答フレーム受信処理部505は、周期監視応答フレームの受信が一定時間確認されない場合、宅内装置100との接続が切断されていると判断し、警報フレームを生成し、生成した警報フレームをOAMフレーム多重部508へ送信する。
OAMフレーム多重部508は、周期監視応答フレーム受信処理部505、その他OAMフレーム処理部506、周期監視フレーム生成部507からの各種フレームを多重し、上りフレーム判別・多重部404または下りフレーム判別・多重部406へ送出する。
図6は局装置101と宅内装置100との間で送受される電源状態管理フレームのフレームフォーマットの構成例を示す図であり、次に、電源状態管理フレームのフレームフォーマットの構成例について説明する。電源状態管理フレームは、IEEE 802.1ag、ITU-T勧告Y.1731に規定されているOAMフレームを使用して作成する。
電源状態管理フレームは、図6に示しているように、宛先MACアドレス600、送信元MACアドレス601、VLANタグ602、タイプ603、ペイロード604から構成される。OAMフレームのタイプ603は、16進数:89-02 である。
ペイロード604は、MEGレベル605、バージョン606、OpCode607、フラグ608、TLVオフセット609、OAMデータ610から構成される。MEGレベル605は、OAMフレームの管理レベルを示す。OpCode607は、IEEE 802.1ag、ITU-T勧告Y.1731により規定されているイーサネットOAMの機能を識別するための識別子である。電源状態管理フレームの場合、OpCode607は、16進数:33、すなわち、VSM(Vendor Specific OAM Message)フレームが用いられる。また、VSMフレームの場合、ベンダが独自に使用可能であるOAMデータ610には、宅内装置100と局装置101との間で送受される、宅内装置100の電源断を通知するための情報が収納される。
図7は宅内装置100が送出した電源状態管理フレームが、管理者の異なるアクセス網104を通過して局装置101へ到達するまでについて説明する図であり、次に、図7を参照して、宅内装置100から送出される電源状態管理フレームが、管理者の異なるアクセス網104を通過して局装置101へ到達するプロセスについて説明する。
宅内装置100と局装置101とのそれぞれには、OAMフレームを終端するためのMEP点701−1、701−2が設けられる。また、管理者の異なるアクセス網104内に設けられるアクセス網の装置140−1、140−2のそれぞれには、管理者の異なるアクセス網104内において送受されるOAMフレームを終端するためのMEP点702−1、702−2が設けられる。
MEGレベルは、監視区間をアクセス回線やエンド・エンド等任意に設定可能であり、中継網103に接続される局装置101とエンド点となる宅内装置100に設定されるMEP点701−1のMEGレベルを3に、アクセス網の装置140−1、140−2に設定されるMEP点702−1、702−2のMEGレベルを3以下の2〜0に設定する。MEPにおけるMEGレベルによるOAMフィルタの動作は、ITUT−T勧告Y.1731の規定に準拠する。
宅内装置100の電源状態管理情報を付加した電源状態管理フレームは、MEGレベル605の領域に、宅内装置100のMEP点701−1に設定されたMEGレベル3が設定される。
アクセス網の装置140−1、140−2は、宅内装置100が送出した電源状態管理フレームを受信した場合、受信した電源状態管理フレームがOAMフレームであることを認識した後、フレームのMEGレベル605を読み取る。電源状態管理フレームのMEGレベル605は、前述したように3に設定されているのに対し、アクセス網の装置140−1、140−2に設定されたMEGレベルは2である。このため、アクセス網の装置140−1、140−2は、電源状態管理フレームのMEGレベル605が自装置のMEGレベルより大きく、MEGレベル超過のOAMフレームの受信であると判定し、電源状態管理フレームを透過させる。この結果、電源状態管理フレームは、アクセス網の装置140−1、140−2を通過し、局装置101まで伝達されることになる。
図8は宅内装置100が自宅内装置の電源断を検出し、電源断情報を局装置101へ通知し、局装置101が宅内装置100の電源断を検出するまでのプロセスを説明するシーケンスチャートであり、次に、これについて説明する。
電源断通知用内部電源202は、入力電圧の低下により、自電源から電荷の放電を開始する(808)。通常、宅内装置100は、外部電源200からの電源電圧が低下し、電圧がゼロになると動作不可能となり、電源断情報を局装置101へ通知することができなくなってしまう。このため、外部電源200からの電源電圧が低下した場合、宅内装置100に備えた電源断通知用内部電源202が、装置の電源電圧が正常なときに充電した電荷により、放電開始後も一定時間、電圧を保持する(809)ことにより、宅内装置100が電源断情報の通知を行うことを可能としている。電源断通知用内部電源202は、電源断情報が送出された後、自然放電により電源断となる(810)。
以下に説明するシーケンスは、宅内装置100が外部電源200からの装置への入力電圧の低下820を検出し、電源断情報を付加した電源状態管理フレームを局装置101へ通知するプロセスであり、前述した電源断通知用内部電源202が、装置の電源電圧が正常なときに充電した電荷により、一定時間、電圧を保持(809)している間に行われるプロセスである。
(1)宅内装置100の電源電圧監視部201は、外部電源200から供給される電源電圧が低下820したことを検出して電源断を検出する。検出された電源断情報は、状態監視部205へ通知される(ステップ800、801)。
(2)電源断情報を受信した状態監視部205は、電源断情報をイーサネットOAM処理部207へ転送し、電源断状態管理フレームの生成を指示する。イーサネットOAM処理部207は、局装置101へ電源断情報を通知する前処理として、電源断情報を受信すると電源断通知用内部電源202の電圧保持時間が限られているため、電源断情報を含む電源状態管理フレームの送出を優先し、イーサネットOAM処理部207内における電源状態管理フレームの生成、送信に関わらない処理の動作を抑止する。具体的には、OAMフレーム多重部308において、周期監視フレーム受信処理部305からの周期監視応答フレーム、その他OAMフレーム処理部306からのOAMフレームの送信を停止する(ステップ812)。
(3)電源断状態管理フレームは、状態監視部205から電源断状態管理フレーム生成の指示を受けた電源状態管理フレーム生成部307により生成され、OAMフレーム多重部308から送信される。電源断状態管理フレームは、上りフレーム判別・多重部208を経由して、アクセス網IF部111からアクセス網を通過し局装置101に到達する(ステップ802、803)。
(4)電源断通知用内部電源202は、充電した電荷が放電され、電荷がなくなると電圧が低下し、異常なフレームを送出する可能性がある。異常なフレームが送出されると、伝送路を1対N接続する形態の場合、通信中の他の回線へ影響を与える可能性があるため、正常な電源電圧である期間にフレームの出力を停止させる。具体的には、電源状態管理フレームの送出を指示する状態監視部205が、フレーム出力の制御を含め装置の動作を停止させる(ステップ805)。
(5)局装置101は、到達した電源断を示す電源状態管理フレームを受信する。受信したフレームは、アクセス網IF部112から上りフレーム判別・多重部404へ送信される。上りフレーム判別・多重部404は、受信したフレームのタイプ603の領域が16進数:89-02 であることにより、受け取ったフレームがOAMフレームであると判別し、OAM種別判別部503へ送信する。また、OAM種別判別部503は、フレームのOpCode607が16進数:33であることにより、受け取ったフレームが電源状態管理フレームであると判別し、そのフレームを電源状態管理フレーム受信処理部504へ送信する。そして、電源状態管理フレーム受信処理部504は、電源状態管理フレームの電源状態管理情報615を読み取って、宅内装置100が電源断の状態であることを検出する(ステップ807)。
図9は局装置101が宅内装置100の電源回復を検出し、電源断情報を解除するまでの処理例を説明するシーケンスチャートであり、次に、これについて説明する。
(1)局装置101は、宅内装置100との接続正常性を確認するため、周期的に周期監視フレームを送信する(ステップ903−1)。
ここで、周期監視フレームとしては、ITU−T勧告Y.1731で規定されるCCMフレームが使用され、管理者の異なるアクセス網104を通過させるため、電源状態管理フレームで設定したのと同様のMEGレベルが設定される。
宅内装置100が正常に動作しているとき、宅内装置100が周期監視フレームを受信すると、受信した周期監視フレームは、アクセス網IF部111から下りフレーム判別・多重部209へ送信される。下りフレーム判別・多重部209は、受信したフレームのタイプ603領域が16進数:89-02 であることにより、受け取ったフレームがOAMフレームであると判別してOAM種別判別部303へ送信する。OAM種別判別部303は、受け取ったフレームのOpCode607が16進数:01であることにより、受け取ったフレームが周期監視フレームであると判別される。
そして、周期監視フレーム受信処理部305が周期監視フレームの正常性を確認し、正常なフレームと認識した後、周期監視応答フレーム生成部304が周期監視応答フレームを生成し、生成された周期監視応答フレームが、OAMフレーム多重部308、上りフレーム判別・多重部208、アクセス網IF部111を介して送出され管理者の異なるアクセス網104を通過して局装置101へ到着する。
前述の周期監視応答フレームには、ITU−T勧告Y.1731で規定されるCCMフレームが使用され、管理者の異なるアクセス網104を通過させるため、電源状態管理フレームで設定したのと同様のMEGレベルを設定される。
(2)ステップ903−1で局装置101が周期監視フレームを宅内装置100に向けて送信してきたとき、宅内装置100が電源断(900)であると、宅内装置100は、周期監視応答フレームの送信を行うことができず、局装置101は、周期監視応答フレームを受信することができないため、宅内装置100との間のネットワーク接続が正常でないことを認識する。
(3)局装置101は、宅内装置100の電源回復時期を予測することができないため、宅内装置100からの周期監視応答フレームの受信、未受信に関わらず、周期監視フレームを宅内装置100へ周期的に送信し続ける(ステップ903−2、903−3)。
(4)ステップ903−3で局装置101が周期監視フレームを宅内装置100に向けて送信した時点で、宅内装置100が電源断状態から復旧していると、宅内装置100は、局装置101から送信されてきた周期監視フレームを受信し、周期監視フレームを複数フレーム受信すると、前述した周期監視応答フレーム送信処理により周期監視応答フレームを局装置101に向けて送信する(ステップ901、902)。
(5)局装置101は、宅内装置100からの周期監視応答フレームを受信し、その周期監視応答フレームは、アクセス網IF部112から上りフレーム判別・多重部404へ送信され、その周期監視応答フレームのタイプ603の領域が16進数:89-02 であることにより、OAMフレームと判別される。これにより、周期監視応答フレームは、上りフレーム判別・多重部404からOAM種別判別部503へ送信され、次に、OAM種別が判別される。OAM種別判別部503は、受け取ったフレームのOpCode607が16進数:01であることにより、受け取ったフレームが周期監視応答フレームであると判別し、その周期監視応答フレームを周期監視応答フレーム受信処理部505へ送信する。これにより、局装置101は、周期監視応答フレームの受信を認識する(ステップ906)。
(6)局装置101は、周期監視応答フレームを複数フレーム受信すると、宅内装置100の電源がオンになったことを認識し、宅内装置100の電源断を解除する(ステップ907、908)。
100 宅内装置
101 局装置
102 ユーザ網
103 中継網
104 アクセス網
105 監視制御システム2
106 監視制御システム1
107 ユーザ端末
108 ユーザ網IF部
109、113 フレーム処理部
110 電源監視部
111、112 アクセス網IF部
114 中継網IF部
120 発明が対象とする管理範囲
130 管理者の異なるアクセス網の管理範囲
140−1、140−2 アクセス網に設けられる装置
200 外部電源
201 電源電圧監視部
202 電源断通知用内部電源
205、403 状態監視部
206、402 VLANテーブル
207、405 イーサネットOAM処理部
208、404 上りフレーム判別・多重部
209、406 下りフレーム判別・多重部
303、503 OAM種別判別部
304 周期監視応答フレーム生成部
305 周期監視フレーム受信処理部
306、506 その他OAMフレーム処理部
307 電源状態管理フレーム生成部
308、508 OAMフレーム多重部
504 電源状態管理フレーム受信処理部
505 周期監視応答フレーム受信処理部
507 周期監視フレーム生成部
508 OAMフレーム多重部

Claims (5)

  1. ユーザ網に接続される宅内装置と中継網に接続される局装置とが同一の管理者により管理され、前記宅内装置と前記局装置との間に前記宅内装置及び前記局装置の管理者とは異なる管理者が提供するアクセス網を介在するネットワークシステムにおいて、
    前記局装置と前記宅内装置とは、ITU‐T勧告 Y.1731に準拠するイーサネットOAMフレームを終端・挿入する機能を具備し、
    前記局装置は、イーサネットフレーム送受信インタフェースと、イーサネットOAMフレームの判別・多重部と、イーサネットOAM処理部と、状態監視部とを有すると共に、前記宅内装置との接続正常性を確認するため入力前記宅内装置に周期監視フレームを送信する手段と、前記宅内装置から受信した電源断情報を解析することにより、前記宅内装置が電源断となったことを検出する電源断情報の検出手段と、前記宅内装置から受信する周期監視応答フレームの検出により、前記宅内装置の電源断状態を解除する手段とを備え、
    前記宅内装置は、イーサネットフレーム送受信インタフェースと、イーサネットOAMフレームの判別・多重部と、イーサネットOAM処理部と、状態監視部と、電源電圧監視部とを有すると共に、自宅内装置の電源電圧の低下を監視し、電源断を検出する回路と、電源断を検出したときに電源断情報を前記局装置へ通知する送信手段と、前記電源断情報を送信する時間を確保するため電源電圧をチャージして保持する内部電源と、前記局装置から送信される前記周期監視フレームを受信、解析した後に、周期監視応答フレームを前記局装置へ送信する手段とを有し、
    前記電源断情報、周期監視フレーム、周期監視応答フレームは、ITU−T勧告Y.1731におけるイーサネットOAMフレームを使用して伝送されることを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記宅内装置は、自宅内装置における電源断を検出したとき、電源断情報を前記局装置に送信した後、アクセス網側へのフレーム送信処理を抑止する制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 前記宅内装置は、自宅内装置における電源断が発生したとき、前記内部電源が自宅内装置が動作可能な電源電圧を保持している間に、電源断情報を前記局装置に複数回送信することを特徴とする請求項1または2記載のネットワークシステム。
  4. 前記電源断情報は、ITU−T勧告Y.1731におけるイーサネットOAMのVSMレームを使用して伝送されることを特徴とする請求項1、2または3記載のネットワークシステム。
  5. 前記周期監視フレーム及び周期監視応答フレームは、ITU−T勧告Y.1731におけるイーサネットOAMのCCMフレームを使用して伝送されることを特徴とする請求項1、2または3記載のネットワークシステム。
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